JPH0754613Y2 - フユーエルデリバリパイプ - Google Patents

フユーエルデリバリパイプ

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JPH0754613Y2
JPH0754613Y2 JP8649389U JP8649389U JPH0754613Y2 JP H0754613 Y2 JPH0754613 Y2 JP H0754613Y2 JP 8649389 U JP8649389 U JP 8649389U JP 8649389 U JP8649389 U JP 8649389U JP H0754613 Y2 JPH0754613 Y2 JP H0754613Y2
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JP
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socket
fuel
fuel delivery
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pipe
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正佳 臼井
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Usui Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポン
プから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるいは
各気筒に燃料インジエクタ(噴射ノズル)を介して供給
するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関する。
(従来の技術) 燃料噴射方式V形6気筒エンジンの片側の3気筒に向け
て燃料を噴射するためのフユーエルデリバリパイプの典
型的な構造を第7図に示す。このフユーエルデリバリパ
イプ60は、燃料インジエクタ70(第8図)の導入軸(筒
状部分)を受入れる3個の円筒状ソケット61が連通管62
を介して相互に内部で連通するように接続され、一定の
間隔をあけて配設されている。これらのソケット61は鍛
造品を切削加工して作られ、内周面の一部は燃料インジ
エクタ側のOリング71,72(第8図)を受入れて完全な
液密を達成できるように極めて高い真円度と平滑度を有
するバニシング加工等が施されている。
各ソケットの筒壁63には、中心軸線と直交する方向でか
つ直径中心位置又は少し偏心した位置を貫通する開口が
穿設され、この開口に連通管62の接続端部を嵌合してろ
う付け部64により固定している。筒壁63の上端の外側左
右にはそれぞれボルト孔を有するつば部65が突設され、
燃料インジエクタ70を固定するキヤップ66がねじ67で締
め付けられるようになっている。
第7図に示したフユーエルデリバリパイプは、ボトムフ
ロータイプと呼ばれる型式のもので、第8図に示すよう
にソケット部の中央を燃料が通過して噴射されるため、
ベーパの影響を受けにくいことと、取付高さを低くする
ことができるという利点がある。
一方、第9図に示すトップフイードタイプと呼ばれる型
式のフユーエルデリバリパイプは、燃料インジエクタ80
の頭部だけをソケット部81が受け入れ、このソケット部
の上方を燃料が通過して噴射されるため、構造は簡単で
あるがベーパロックを起こしやすく燃料噴射量の制御に
やや難点がある。
従来のボトムフロータイプのフユーエルデリバリパイプ
は第7図に示したように構成されているため、ソケット
と連通管との接続作業にろう付けのための複雑な作業を
必要とし、さらにソケット相互間の間隔及び取付角度等
に厳しい寸法精度が要求されるので、組付け作業及び検
査に多大の工数を必要としコストの上昇を招いていた。
米国特許第4457280号「燃料噴射レール組立体」には、
トップフイードタイプのフユーエルデリバリパイプの連
通管部分だけを上下に分割してそれぞれを成形し、両者
の間を溶接すると共にソケットを挿入して溶接し、全体
を一体に構成したフユーエルデリバリパイプが示されて
いる。しかしながら、トップフイードタイプのフユーエ
ルデリバリパイプには前述したような難点があり、また
ソケット部分の機械加工に製作上の困難性がある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、前述した製作上の困難性を除去し、加
工工数を低減させることによりコストの低減を図ると共
に、噴射ノズルとの間の位置決め精度を向上させること
が可能なフユーエルデリバリパイプを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本考案の前述した目的は、燃料インジエクタの導入軸を
受入れる複数の筒状ソケットが連通管を介して所定の間
隔で配置されて成るフユーエルデリバリパイプにおい
て、前記各ソケットが上半部分と下半部分とに分割され
さらに各部分からチヤンネル状の枝部が一体に突設さ
れ、上半部分全体と下半部分全体とがそれぞれプレス成
形されかつ両者が溶接によって接合されており、隣接す
るソケット間は枝部の内側又は外側に重なって溶接され
るパイプにより連結されているフユーエルデリバリパイ
プによって達成される。
かかる構成に基づき、本考案によれば筒状のソケットが
上下に分割された部分から成り、これらの部分はプレス
成形されているので、内面を機械加工する必要がなくな
ってコストが大幅に低減される。また、ソケットから突
出する枝部がパイプを介して連結されるので、ソケット
相互の位置を正確に位置決めした状態で溶接することが
できて噴射ノズルに対する位置決め精度が向上する。
本考案の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照
した以下の記載により明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、本考案の好適な実施例によるフユーエルデリ
バリパイプ10の全体を表わしており、燃料インジエクタ
の導入軸を受入れる3個の筒状ソケット1,2,3はそれぞ
れ上半部分21,22,23と下半部分31,32,33とに分割されて
いる。各上半部分21,22,23からは左右方向にそれぞれチ
ヤンネル状の枝部24,25,26,27,28,29が一体に突設さ
れ、各下半部分31,32,33からは左右方向にそれぞれチヤ
ンネル状の枝部34,35,36,37,38,39が一体に突設されて
いる。これにより、各ソケットの各上半部分全体及び各
下半部分全体はそれぞれ左右方向に延伸する枝部と共に
一体にプレス成形することができ、上半部分全体と下半
部分全体とはそれぞれ接合線41,42,43に沿ってろう付け
溶接その他の溶接方法によって結合される。
ソケット1とソケット2との間は、断面角形のパイプ4
が第2図に示すようにソケット2の上方枝部26と下方枝
部36との内側に重なるようにして挿入され、さらにパイ
プ4の反対側がソケット1の上方枝部25と下方枝部35と
の内側に重なるようにして挿入され、ろう付け溶接され
ることにより連結される。
同様に、ソケット2とソケット3との間も、断面角形の
パイプ5が枝部の内側に重なるようにして挿入され、ろ
う付け溶接されることにより連結される。なお、これら
のパイプ4,5は枝部の外側にかぶさるようにして溶接す
ることもできる。
第7図の従来例で説明したように、ソケットの上面には
ボルト孔を有するつば部を設けて、燃料インジエクタを
ボルト締めできるようにすることが望ましい。そこで、
本実施例では第1図乃至第3図に示すように上面にボル
ト孔又はウエルドナットを有するブラケット45を枝部の
上面にろう付け溶接あるいはスポット溶接して、燃料イ
ンジエクタがねじが締め付けられるようにしている。こ
のブラケット45の形状や取付方法は多くの変形例を考え
ることができる。
ソケット1の枝部24,34のソケットと反対側には、ラバ
ーホース(図示せず)を取付けるための枝管6の端部が
挿入されて溶接され、ソケット3の枝部29,39のソケッ
トと反対側には、プレッシヤレギユレータ又はダンパー
等を取付けるためのフランジ7が溶接されている。
各ソケットの内面はプレス加工による平滑な面に仕上げ
られているので、従来のような複雑な機械加工はほとん
ど必要がない。
ソケット、枝管、パイプなど、フユーエルデリバリパイ
プを構成する中空の部品はすべて内部で連通しており、
フランジ7の中央に設けられた孔から矢印方向に入った
燃料は、その一部が3個のソケットから燃料インジエク
タへと送られ、残りの燃料が枝管6から反対側の列のフ
ユーエルデリバリパイプへと送られ、最後に余った燃料
は燃料タンクへと戻されていく。さらに、パイプ4,5の
外側にはエンジン本体に固定するための厚肉で堅固なブ
ラケット47が横方向に突設されている。
第4図は、上方枝部と下方枝部との接合方法の例を表わ
しており、Aは第2図に示したような突き合わせ式のタ
イプでパイプ4が内側又は外側に重なるようにして接続
される。Bははめあい式のタイプ、Cはフランジを利用
した突き合わせ式タイプで、その断面を円形にしたDの
タイプにすればパイプを円形断面のパイプにすることが
できる。「チヤンネル状の枝部」にはこのような半円形
の部材も包含することを理解されたい。
第5図、第6図の実施例は、ねじ受け用のブラケットを
後から溶接しないで済むように、ソケット50の上半部分
52を二重壁の構造とし、その上面に孔56を穿設すると共
にその裏側の凹所にウエルドナット57を溶接したもので
ある。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く、本考案によれば各ソケットの
内面はプレス加工による平滑な面に仕上げられているの
で、従来のような複雑な機械加工はほとんど必要がなく
なってコストが低減され、また噴射ノズルに対するソケ
ットの位置決め精度が向上して組付け作業が容易になる
と共に面倒な検査工程が簡略化できる等、その実用的価
値には顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるフユーエルデリバリパイプの全体
を表わす斜視図、第2図は中央のソケット部分の斜視
図、第3図は中央のソケット部分の縦断面図、第4図は
枝部の断面形状の例を表わす概略図、第5図は他の実施
例によるソケット部分の斜視図、第6図は第5図のソケ
ット部分の縦断面図、第7図は従来のフユーエルデリバ
リパイプを表わす斜視図、第8図はボトムフロータイプ
における燃料インジエクタを表わす縦断面図、第9図は
トップフイードタイプにおける燃料インジエクタを表わ
す縦断面図である。 1,2,3……ソケット 4,5……パイプ 10……フユーエルデリバリパイプ 21,22,23……上半部分 31,32,33……下半部分 24〜29……枝部 34〜39……枝部 41,42,43……接合線 70,80……燃料インジエクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料インジエクタの導入軸を受入れる複数
    の筒状ソケットが連通管を介して所定の間隔で配置され
    て成るフユーエルデリバリパイプにおいて、 前記各ソケットが上半部分と下半部分とに分割されさら
    に各部分からチヤンネル状の枝部が一体に突設され、上
    半部分全体と下半部分全体とがそれぞれプレス成形され
    かつ両者が溶接によって接合されており、 隣接するソケット間は枝部の内側又は外側に重なって溶
    接されるパイプにより連結されていることを特徴とする
    フユーエルデリバリパイプ。
JP8649389U 1989-07-25 1989-07-25 フユーエルデリバリパイプ Expired - Fee Related JPH0754613Y2 (ja)

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