JPH0754609A - 排気再燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝方法及び装置 - Google Patents

排気再燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝方法及び装置

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JPH0754609A
JPH0754609A JP5199531A JP19953193A JPH0754609A JP H0754609 A JPH0754609 A JP H0754609A JP 5199531 A JP5199531 A JP 5199531A JP 19953193 A JP19953193 A JP 19953193A JP H0754609 A JPH0754609 A JP H0754609A
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boiler
nox
gas turbine
ammonia
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービン併用による排ガス中のNOxの
急激な変動に対しても、その変化を予め予測して制御す
ることにより確実な脱硝を行えるようにする。 【構成】 ガスタービン排ガス2のNOx量を検出する
と共に、ボイラバイパスダンパ17の開度32を検出
し、ガスタービン排ガス2のNOx量とボイラバイパス
ダンパ17の開度32から脱硝装置14入口側のNOx
の変化量を事前に検知して該NOxの変化量に見合った
アンモニア量を演算し、補正信号をアンモニア供給量制
御装置25のアンモニア流量指令24に先行的に加え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気再燃式コンバインド
サイクルプラントの脱硝方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来から実施されている排気再燃
式コンバインドサイクルプラントの一例を示したもの
で、ガスタービン1の下流に、該ガスタービン1からの
ガスタービン排ガス2をガスタービン排ガスダクト3を
介して導入し燃焼を行って蒸気を発生させるボイラ4を
設置した構成を有している。
【0003】ガスタービン1は、空気圧縮機5を備えて
空気を圧縮し、その圧縮空気を燃料6が供給されている
燃焼器7に導いて燃焼を行い、その燃焼ガスを前記空気
圧縮機5と同軸のガスタービン8に導いて回転させるこ
とにより発電機9を駆動して電気を出力するようにして
いる。
【0004】ボイラ4は、前記ガスタービン1のガスタ
ービン排ガス2をガスタービン排ガスダクト3を介して
導入すると共に、押込み通風機10により必要空気を導
入して燃料11を燃焼させることによって蒸気を発生さ
せるようにしており、前記ボイラ4から出たボイラ排ガ
ス12は排ガスダクト13を介して脱硝装置14に導か
れて脱硝され、その後煙突15に導かれる。
【0005】また、前記ガスタービン排ガスダクト3に
おける押込み通風機10の接続点より上流側と、前記排
ガスダクト13のボイラ4の出口との間には、前記ボイ
ラ4をバイパスするボイラバイパスダクト16が設けて
あると共に、該ボイラバイパスダクト16には該ボイラ
バイパスダクト16を流れるガスタービン排ガス2の流
量を調節するボイラバイパスダンパ17を設け、また、
前記ガスタービン排ガスダクト3における前記押込み通
風機10の接続点と前記ボイラバイパスダクト16の接
続点との間には、切替ダンパ18が設けられている。
【0006】前記脱硝装置14の入口側と出口側におけ
る排ガスダクト13には、入口側NOx計19と出口側
NOx計20が設けてあり、また前記入口側NOx計19
と脱硝装置14との間の排ガスダクト13には、流量調
節弁21を備えたアンモニア供給管22が接続されてお
り、前記入口側NOx計19と出口側NOx計20の検出
値を入力して脱硝装置14の出口側NOxが設定値23
になるように演算して前記流量調節弁21にアンモニア
流量指令24を出すようにしたアンモニア供給量制御装
置25を備えている。26はアンモニア流量計、27は
ボイラ燃料流量計を示す。
【0007】ガスタービン1は、ボイラ4で発生した蒸
気を図示しない蒸気タービンに導いて行う発電に加えて
電力の要求があった場合に追加駆動されるという形で用
いられるものであり、ガスタービン1の停止時には前記
ボイラバイパスダンパ17と切替ダンパ18はダクトを
閉じた状態に保持されている。
【0008】また、ガスタービン1の燃焼器6は、一般
に予混合炎による燃焼(空気と燃料を予め混合させる内
部混合による燃焼)を行うとNOxの発生が少ないので
好適であるが、この予混合炎による燃焼はガスタービン
1の運転負荷が所要量の大きさになって空気圧縮機5に
よる空気の圧力が所要値に高まらないと実施することが
できず、従って起動初期では図4にAで示すようにNO
x発生量が多い拡散炎による燃焼(空気内に燃料を噴射
させる外部混合による燃焼)を行い、ガスタービン1の
負荷が所要量まで上昇してきたら図4にBで示すように
NOx発生量が少ない混合炎による燃焼に切替えるよう
に燃焼器5の燃焼モード切替えを行っている。
【0009】ガスタービン1の起動は、ボイラバイパス
ダンパ17を開けてガスタービン1のガスタービン排ガ
スがボイラバイパスダクト16を介して脱硝装置14に
導かれるようにした状態で行われ、ガスタービン1は先
ず図4に示すようにクランキング(強制回転)開始から
ガスタービン1の着火(燃焼器7の着火)を行い、その
後燃料6の増加によってガスタービン排ガス2を徐々に
増加させる。ガスタービン排ガス2の流量が所定量に達
したら発電機9によるガスタービンの出力を開始し、状
態安定後、前記切替ダンパ18の開作動とボイラバイパ
スダンパ17の閉作動を連動させて行い、ガスタービン
排ガス2をボイラに供給するようにする。この時、ガス
タービン排ガス2の全部をボイラ4に供給する場合と、
ガスタービン排ガス2の一部を常時ボイラバイパスダク
ト16に逃す場合とがある。また、前記ガスタービン排
ガス2がボイラ4に供給されるようになると同時に、押
込み通風機10によってボイラ4に供給していた空気の
流量は前記ガスタービン排ガス2の供給量に応じて減ら
されるように制御される。
【0010】ガスタービン1の出力(負荷)が所要の大
きさまで増加したら、前記燃焼モード切替えが行われ
る。
【0011】前記燃焼モード切替えの直前では拡散炎に
よる燃焼のために図4Aに示すようにガスタービン排ガ
スのNOxが増大した状態にあり、前記燃焼モードの切
替えを行うと同時にガスタービン排ガスのNOxはBの
ように急激に減少するように大きく変化する。このよう
にNOxが急激に変化したガスタービン排ガス2がボイ
ラ4に供給された際、ボイラ4での燃焼によって前記N
Oxの急激な変化はある程度和らげられることになる
が、やはりボイラ4出口の排ガス12のNOxは大きく
変化することになる。
【0012】またボイラバイパスダクト16を常時使用
する場合には、ボイラバイパスダクト16を流れたガス
タービン排ガス2が、前記NOxが急激に変化されたま
まの状態でボイラ排ガス12に混合されて脱硝装置14
に導かれることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の排気再燃式
コンバインドサイクルプラントの脱硝装置においては、
アンモニア供給量制御装置25が、入口側NOx計19
と出口側NOx計20の検出値を入力して脱硝装置14
の出口側NOxが設定値23になるように演算して前記
流量調節弁21にアンモニア流量指令24を出してアン
モニアの供給量を調節しているのみであるため、前記し
たように排ガスのNOxが急激に変化した場合には制御
遅れが生じて変化に対応し切れず、脱硝装置14出口側
のNOxが設定値を超えてしまう問題を有していた。
【0014】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、ガスタービン併用による排ガス中のNOxの
急激な変動に対しても、その変化を予め予測して制御す
ることにより確実な脱硝を行えるようにした排気再燃式
コンバインドサイクルプラントの脱硝方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスタービン
排ガスをボイラに導き、更にボイラにて燃焼を行ったボ
イラ排ガスを脱硝装置に導き、該脱硝装置出口側のNO
xが設定値に保持されるように脱硝装置入口側に供給す
るアンモニア流量を制御するようにし、且つ前記ガスタ
ービン排ガスをボイラバイパスダンパを備えたボイラバ
イパスダクトによりボイラをバイパスさせて前記脱硝装
置入口に導くようにしている排気再燃式コンバインドサ
イクルプラントの脱硝方法であって、ガスタービン排ガ
スのNOx量を検出すると共に、ボイラバイパスダンパ
の開度を検出し、ガスタービン排ガスのNOx量とボイ
ラバイパスダンパの開度から前記脱硝装置入口側のNO
xの変化量を事前に予測して該変化量に見合ったアンモ
ニアを前記アンモニアの供給量に先行的に加えることを
特徴とする排気再燃式コンバインドサイクルプラントの
脱硝方法、及びガスタービンと、該ガスタービンからの
ガスタービン排ガスを導入して燃焼を行うボイラと、該
ボイラからのボイラ排ガスを脱硝装置に導く排ガスダク
トと、前記ガスタービン排ガスを前記ボイラをバイパス
して排ガスダクトのボイラ出口に導くボイラバイパスダ
クトと、該ボイラバイパスダクトに設けたボイラバイパ
スダンパと、前記脱硝装置の入口側と出口側に設けた入
口側NOx計及び出口側NOx計と、前記入口側NOx計
と脱硝装置との間の排ガスダクトに接続したアンモニア
供給管と、該アンモニア供給管に設けた流量調節弁と、
前記入口側NOx計及び出口側NOx計の検出値に基づい
て得たアンモニア流量指令により前記流量調節弁の開度
を調節するアンモニア供給量制御装置とを備えた排気再
燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝装置であっ
て、前記ガスタービン出口に設けたガスタービン出口N
Ox計と、前記ボイラバイパスダンパの開度を検出する
開度検出器と、ガスタービンに供給する燃料流量を検出
する燃料流量計とを備え、前記ガスタービン出口NOx
計にて検出したガスタービン排ガスNOxと、開度検出
器にて検出したボイラバイパスダンパの開度と、燃料流
量計の検出流量から求めたガスタービン排ガス量とから
ガスタービン併用による前記脱硝装置入口側のNOxの
変化量を予測して前記アンモニア供給量制御装置のアン
モニア流量指令に加える補正信号を出す演算装置を備え
たことを特徴とする排気再燃式コンバインドサイクルプ
ラントの脱硝装置、に係るものである。
【0016】
【作用】本発明では、ガスタービン排ガスのNOx量を
検出すると共に、ボイラバイパスダンパの開度を検出
し、前記ガスタービン排ガスのNOx量とボイラバイパ
スダンパの開度からガスタービン併用による脱硝装置入
口側のNOxの変化を事前に予測し、予測した脱硝装置
入口側のNOxの変化に応じてアンモニアの供給量を先
行的に加えるように制御するので、ガスタービン併用に
よる燃焼モード切替えによるNOxの急激な変化があっ
ても脱硝装置出口側のNOxを安定して設定値に保持す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0018】図1は本発明の一実施例を示すもので、図
中図3と同一のものには同じ符号を付して説明を省略す
ることによって説明の重複を避けている。
【0019】ガスタービン1出口のガスタービン排ガス
ダクト3にガスタービン出口NOx計28を設けると共
に、ボイラバイパスダクト16に設けたボイラバイパス
ダンパ17にその開度を検出する開度検出器29を設
け、更に前記ガスタービン1に供給する燃料6の流量を
検出する燃料流量計30を設け、前記ガスタービン出口
NOx計28にて検出したガスタービン排ガスNOx31
と、開度検出器29にて検出したボイラバイパスダンパ
の開度32と、燃料流量計30の検出流量33を入力し
て、ガスタービン併用による脱硝装置14入口側のNO
xの変化を予測する演算装置34を設ける。演算装置3
4は、ガスタービン排ガスNOx31と燃料6の検出流
量33から求めたガスタービン排ガス量とによりガスタ
ービン排ガス2のNOx量を求め、更にボイラバイパス
ダンパ17の開度32によるボイラ4とボイラバイパス
ダクト16に流れるガスタービン排ガス2の割合から、
前記脱硝装置14入口側のNOxの変化を予測してその
変化に応じた補正信号35を、前記アンモニア供給量制
御装置25のアンモニア流量指令24に加算するように
している。
【0020】図2は前記演算装置34とアンモニア供給
量制御装置25の詳細例を示したブロック図である。
【0021】図2の演算装置34は、ボイラバイパスダ
クト16にガスタービン排ガス2の一部を流すようにし
た場合の制御回路を例にとって示したもので、ガスター
ビン出口NOx計28からのガスタービン排ガスNOx3
1(生NOx)を関数発生器36に導いてO2換算NOx
とアンモニアとのモル比37を得、該モル比37に生N
Ox31’を掛算器38を介して掛けることにより必要
なアンモニア濃度39を得る。
【0022】開度検出器29からの開度32を関数発生
器40に導いてボイラバイパスダンパ17の開度に基づ
いたボイラバイパスダクト16とボイラ4へのガスター
ビン排ガス2の流量割合41を得、また燃料流量計30
からの検出流量33を関数発生器42に導いてガスター
ビン全排ガス量43を得、該ガスタービン全排ガス量4
3を前記流量割合41に掛算器44を介して掛算するこ
とによりボイラバイパスダクト排ガス流量45を得る。
更に、該ボイラバイパスダクト排ガス流量45に掛算器
46を介して前記アンモニア濃度39を掛けることによ
りボイラバイパスダクト16を流れるNOx量に対応し
て必要なアンモニア量47を得て加算器48に入れる。
【0023】また、前記ガスタービン全排ガス量43を
引算器49に入れると共に、該引算器49に前記ボイラ
バイパスダクト排ガス流量45を入れて引算することに
よりボイラ供給排ガス量50を得、該ボイラ供給排ガス
量50を前記アンモニア濃度39に掛算器51を介して
掛算することによりボイラ4に流れるNOx量に対応し
て必要なアンモニア量52を得、該アンモニア量52を
前記加算器48に入れて前記アンモニア量47に加算す
ることにより、ガスタービン併用による脱硝装置14入
口側のNOx増加分に応じたアンモニア供給量を得、こ
れを補正信号35とする。尚、前記ボイラバイパスダク
ト側に対応したアンモニア量47とボイラ側に対応した
アンモニア量52は、ボイラバイパスダクト16及びボ
イラ4を流れる時間を考慮したアナログ時間遅れ回路5
3,54によって脱硝装置14に到達するまでの時間が
調節されるようになっている。
【0024】また、上記演算装置34は、ガスタービン
併用時にガスタービン排ガス2の総てを常にボイラ4に
供給するようにした方式の場合には前記回路構成を大幅
に簡略なものとすることができる。
【0025】前記アンモニア供給量制御装置25は、入
口側NOx計19による検出値55(生NOx)を関数発
生器56に導いてO2換算NOxとアンモニアとのモル比
57を得、該モル比57に、出口側NOx計20の検出
値58と設定値23とを引算器59で比較してその差が
零になるように信号60を出すPIコントローラ61か
らの前記信号60を加算器62を介して加算することに
より、前記モル比57を補正するようにしている。
【0026】加算器62からのモル比57に、ボイラ燃
料流量計27からの燃料流量63を関数発生器64に導
くことによって燃料流量63から得た排ガス量65を掛
算器66にて掛算すると共に、更に入口側NOx計19
からの生NOx55’を掛算器67を介して掛算するこ
とにより必要なアンモニア流量68を得、そのアンモニ
ア流量68を更に加算器69に入れて前記生NOx5
5’を微分調節器70に入れて変化速度に応じた調節量
71を加算することによりアンモニア流量指令24を
得、該アンモニア流量指令24をアンモニア流量計26
からの流量と引算器72にて比較し、その差が零になる
ようにPIコントローラ73を介して流量調節弁21の
開度を制御するようにしている。
【0027】従って、前記演算装置34にて求めた補正
信号35は前記アンモニア供給量制御装置25の加算器
69に入れて、前記アンモニア流量指令24を補正する
ようにする。
【0028】次に上記実施例の作用を説明する。
【0029】ガスタービン出口NOx計28によりガス
タービン排ガス2のNOx31を検出すると共に、開度
検出器29によりボイラバイパスダンパ17の開度32
を検出し、更に燃料流量計30によりガスタービン1の
燃料6の検出流量33を得、燃料6の検出流量33から
求めたガスタービン全排ガス量43に対して、ボイラバ
イパスダンパ17の開度32によってボイラバイパスダ
クト16に流れるボイラバイパスダクト排ガス流量45
とボイラ4に流れるボイラ供給排ガス量50を求め、更
に前記ガスタービン排ガス2のNOx31から求めた必
要なアンモニア濃度39を前記ボイラバイパスダクト排
ガス流量45及びボイラ供給排ガス量50に掛算するこ
とにより、ボイラバイパスダクト16に流れるガスター
ビン排ガス2のNOxに応じたアンモニア量47とボイ
ラに流れるガスタービン排ガス2のNOxに応じたアン
モニア量52とを加算して得た補正信号35を、アンモ
ニア供給量制御装置25によるアンモニア流量指令24
に先行的に加算する。
【0030】これにより、ガスタービン1の併用により
燃焼モード切替え等によってNOxの急激な変化があっ
ても、脱硝装置14による脱硝の作動遅れをなくして脱
硝装置14出口側のNOxを設定値に安定して保持する
ことができる。
【0031】尚、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、ガスタービンの燃料流量からガスタービ
ン全排ガス量を得る場合と、ボイラをバイパスするガス
タービン排ガス流量をボイラバイパスダンパ開度から得
る場合について例示したが、夫々のガスタービン排ガス
の流量を直接計測するようにしても良いこと、その他の
本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於いて種々変更を加
え得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明の排気再燃式コンバインドサイク
ルプラントの脱硝方法及び装置によれば、ガスタービン
排ガスのNOx量とボイラバイパスダンパの開度から、
脱硝装置入口側のNOxに与える変化に応じたアンモニ
アの必要量を予め演算して、アンモニア流量指令に先行
的に加算するようにしているので、ガスタービン併用に
よるNOxの急激な変化があっても、脱硝装置出口側の
NOxを設定値に安定して保持させることができるとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御回路の構成を更に詳細に示したブロ
ック図である。
【図3】従来の排気再燃式コンバインドサイクルプラン
トの一例を示すブロック図である。
【図4】排気再燃式コンバインドサイクルプラントのガ
スタービンの起動とNOxとの関係の一例を示した線図
である。
【符号の説明】
1 ガスタービン 2 ガスタービン排ガス 4 ボイラ 12 ボイラ排ガス 13 排ガスダクト 14 脱硝装置 16 ボイラバイパスダクト 17 ボイラバイパスダンパ 19 入口側NOx計 20 出口側NOx計 21 流量調節弁 22 アンモニア供給管 23 設定値 24 アンモニア流量指令 25 アンモニア供給量制御装置 28 ガスタービン出口NOx計 29 開度検出器 30 燃料流量計 31 ガスタービン排ガスNOx 32 開度 33 検出流量 34 演算装置 35 補正信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F22B 1/18 E 7526−3L F23J 15/00 ZAB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン排ガスをボイラに導き、更
    にボイラにて燃焼を行ったボイラ排ガスを脱硝装置に導
    き、該脱硝装置出口側のNOxが設定値に保持されるよ
    うに脱硝装置入口側に供給するアンモニア流量を制御す
    るようにし、且つ前記ガスタービン排ガスをボイラバイ
    パスダンパを備えたボイラバイパスダクトによりボイラ
    をバイパスさせて前記脱硝装置入口に導くようにしてい
    る排気再燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝方法
    であって、ガスタービン排ガスのNOx量を検出すると
    共に、ボイラバイパスダンパの開度を検出し、ガスター
    ビン排ガスのNOx量とボイラバイパスダンパの開度か
    ら前記脱硝装置入口側のNOxの変化量を事前に予測し
    て該変化量に見合ったアンモニアを前記アンモニアの供
    給量に先行的に加えることを特徴とする排気再燃式コン
    バインドサイクルプラントの脱硝方法。
  2. 【請求項2】 ガスタービンと、該ガスタービンからの
    ガスタービン排ガスを導入して燃焼を行うボイラと、該
    ボイラからのボイラ排ガスを脱硝装置に導く排ガスダク
    トと、前記ガスタービン排ガスを前記ボイラをバイパス
    して排ガスダクトのボイラ出口に導くボイラバイパスダ
    クトと、該ボイラバイパスダクトに設けたボイラバイパ
    スダンパと、前記脱硝装置の入口側と出口側に設けた入
    口側NOx計及び出口側NOx計と、前記入口側NOx計
    と脱硝装置との間の排ガスダクトに接続したアンモニア
    供給管と、該アンモニア供給管に設けた流量調節弁と、
    前記入口側NOx計及び出口側NOx計の検出値に基づい
    て得たアンモニア流量指令により前記流量調節弁の開度
    を調節するアンモニア供給量制御装置とを備えた排気再
    燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝装置であっ
    て、前記ガスタービン出口に設けたガスタービン出口N
    Ox計と、前記ボイラバイパスダンパの開度を検出する
    開度検出器と、ガスタービンに供給する燃料流量を検出
    する燃料流量計とを備え、前記ガスタービン出口NOx
    計にて検出したガスタービン排ガスNOxと、開度検出
    器にて検出したボイラバイパスダンパの開度と、燃料流
    量計の検出流量から求めたガスタービン排ガス量とから
    ガスタービン併用による前記脱硝装置入口側のNOxの
    変化量を予測して前記アンモニア供給量制御装置のアン
    モニア流量指令に加える補正信号を出す演算装置を備え
    たことを特徴とする排気再燃式コンバインドサイクルプ
    ラントの脱硝装置。
JP5199531A 1993-08-11 1993-08-11 排気再燃式コンバインドサイクルプラントの脱硝方法及び装置 Pending JPH0754609A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111467958A (zh) * 2020-04-16 2020-07-31 华北电力科学研究院有限责任公司 一种确定脱硝装置喷氨格栅各支管喷氨流量的方法

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