JPH0754379A - 建設機械のフロアフレーム支持構造 - Google Patents
建設機械のフロアフレーム支持構造Info
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- JPH0754379A JPH0754379A JP8783894A JP8783894A JPH0754379A JP H0754379 A JPH0754379 A JP H0754379A JP 8783894 A JP8783894 A JP 8783894A JP 8783894 A JP8783894 A JP 8783894A JP H0754379 A JPH0754379 A JP H0754379A
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- rubber
- construction machine
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Abstract
を、構造簡単で、振動および大きな衝撃荷重を十分に吸
収し、ローリングを防止できるものにする。 【構成】 運転室1のフロアフレーム2の前方下部の左
右2箇所にボルト14で締着した軸受13と、フレーム
3に固着したブラケット4にボルト12で締着した継手
11とを、ゴムブシュ16を介して軸15で搖動自在に
連結する緩衝支持体10を設ける。フロアフレーム2の
後部の左右2箇所を、積層ラバーマウントビスカスダン
パ20によりフレーム3に固着したブラケット5に支持
する。通常の走行時の振動は緩衝支持体10のゴムブシ
ュ16と積層ラバーマウントビスカスダンパ20のゴム
とにより吸収し、障害物乗り越え時の衝撃荷重は軸15
を中心とした矢印に示すピッチング運動により吸収す
る。
Description
械の運転室のフロアフレームをフレームに支持する支持
構造に関する。
作業が中心であり、走行時の車体振動が激しくオペレー
タの疲労への影響が大きいため、車体振動のオプレータ
への影響をできるだけ緩和することが要求されている。
図14はブルドーザの車体振動モードを示す図であり、
ブルドーザ100の重心位置Gを通る水平横軸をX、水
平縦軸をY、垂直軸をZとした場合、車体の振動モード
は、水平横軸X回りのピッチング、水平縦軸Y回りのロ
ーリング、垂直軸Z回りのヨーイングで表される。
フレームの支持構造を示す側面図であり、図16は図1
5の矢印D方向から見た後面図である。運転室30の前
方下部の左右2箇所にはブラケット31が設けられ、後
部の左右2箇所にはブラケット32が設けられている。
前方のブラケット31はフレーム33に固着されたブラ
ケット34に装着されたラバーマウント40に連結さ
れ、後部のブラケット32はフレーム33の後部に固着
されたブラケット35に装着されたラバーマウント40
に連結されている。
マウント40の断面図である。ケース41にはパイプ4
3が締着されたブロック42がゴム44を介して収納さ
れ、ふた45がボルト46により締着されてラバーマウ
ント40を構成している。ケース41はボルト48によ
りブラケット34および35に締結され、運転室30の
ブラケット31および32とはボルト47により連結さ
れており、車体の振動はゴム44の撓みにより吸収する
ようになっている。
体の振動をゴムの撓みのみにより吸収するようになって
いるため、車両が障害物を乗り越えた場合等の大きな落
下衝撃に対して、振動を十分に吸収することができない
という問題がある。そのため、図18および図19に示
すような方法が考えられた。すなわち、図18の側面図
に示すように、運転室50のフロアフレーム51の前方
下部の左右2箇所を、フレーム52に固着されたブラケ
ット53にゴムブシュを介して支持されたピン54によ
り回動自在に装着し、フロアフレーム51の後部の左右
2箇所とフレーム52に固着されたブラケット55とは
サスシリンダ60により連結している。
り、シリンダ61にはオリフィス65を有する隔壁64
により隔離されたM室62およびN室63が設けられて
おり、両室には油が封入されている。N室63にはロッ
ド70に固着されたピストン71が嵌入されており、ピ
ストン71と隔壁64との間にはばね73が装着されて
いる。ピストン71にはオリフィス72が設けられてい
る。シリンダ61はボルト66によりフロアフレーム5
1に締着され、ロッド70はナット74によりブラケッ
ト55に締着されている。
50の後部を支持しており、十分なストロークが確保さ
れている。上下方向の荷重が加わった場合にはピストン
は上下方向に移動するが、衝撃荷重が加わった場合には
油はオリフィス65および72により絞られ、ダンパ効
果を生ずる。したがって、車両に上下方向に大きな負荷
が加わった場合には運転室50はピン54を中心として
図18の矢印のようにピッチング運動を行い、振動を吸
収する。しかしながら、横方向にローリングするため、
図18のF矢視である図19の後面図に示すように、フ
レーム52に固着されたブラケット56とフロアフレー
ム51とをロッド75により連結してローリングを防止
している。
時のような大きな衝撃荷重も十分吸収することが可能で
あり、ローリングも防止できる。しかしながら、構成部
品が多く、構造が複雑でコストが高いという問題があ
る。
もので、振動および大きな衝撃荷重を吸収し、ローリン
グを防止することが可能で、構造が簡単でコストの安い
建設機械のフロアフレームの支持構造を提供することを
目的としている。
発明に係る建設機械のフロアフレーム支持構造において
は、運転室のフロアフレームの前後、左右を緩衝支持体
によってフレームに連結する支持構造において、フロア
フレームの前方の左右両側を、車体上下方向へ回動自在
な緩衝支持体にて連結し、フロアフレームの後部の左右
両側を車体重心位置の高さと略同じ高さに設置した吸振
支持体にて支持したことを特徴とする。
に軸着する軸とゴムブシュとを備えた緩衝支持体であ
り、吸振支持体がフロアフレームの横揺れ制限機構付ラ
バーマウントであることを特徴とする。
アフレームと固定部を連結するクッションラバー付ジョ
イントであることを特徴とする。
れ防止型液体封ゴムマウントであることを特徴とする。
前部を、ゴムブシュを備えた緩衝支持体によりピッチン
グ可能に軸着し、後部を運転室の重心位置高さ付近で横
揺れ制限機構付ラバーマウントにより支持したので、上
下方向の大きな負荷に対してはピッチング運動とローリ
ングの振動を吸収できる。
であるのでヨーイング(横振れ)防止効果を向上するこ
とができる。
ム支持構造の第1実施例について、図面を参照して説明
する。図1はフロアフレーム支持部の側面図であり、図
2は平面図、図3は図1のA矢視を示す後面図である。
運転室1のフロアフレーム2の前方下部の左右2箇所は
フレーム3に固着されたブラケット4に、緩衝支持体1
0によりピッチング可能に連結されている。緩衝支持体
10はブラケット4にボルト12により締結された継手
11と、フロアフレーム2にボルト14により締結され
た軸受13と、継手11と軸受13とを回転可能に軸着
する軸15と、図1のB−B断面である図4に示すゴム
ブシュ16とにより構成されている。フロアフレーム2
の後部の左右2箇所は、運転室1の重心位置G点の高さ
付近を吸振拘束支持体、すなわち横揺れ防止型液体封入
ラバーマウントである積層ラバーマウントビスカスダン
パ20により、フレーム3に固着されたブラケット5に
支持されている。
マウントビスカスダンパ20の断面図であり、ケース2
1とガイドシャフト22しは複数のパイプ状の積層プレ
ート23を挟着した筒状のクッションゴム24により結
合されている。ケース21の下部には室25が形成さ
れ、ガイドシャフト22の下部に装着されたダンパプレ
ート26が収納されている。室25には減衰オイルが封
入されている。したがって、上下方向のばね定数は小さ
く、変位量は大きく、しかも、衝撃荷重に対してはオイ
ルの減衰作用によるダンパ効果を有する。横方向のばね
定数は大きく、変形量は小さい。ケース21はボルト2
7によりブラケット5に締着され、ガイドシャフト22
はナット28によりフロアフレーム2に締着される。
が車体に加わった場合、運転室1は衝撃支持体10の軸
15を中心として図1の矢印のようにピッチングする
が、フロアフレームの後部は積層ラバーマウントビスカ
スダンパ20で支持されているため十分に振動を吸収で
きる。また、横方向の変位量が小さいため運転室1のヨ
ーイング(横振れ)は防止される。しかも、積層ラバー
マウントビスカスダンパ20を運転室1の重心位置G点
の高さ付近に位置させるため、ローリングも少ない。
ーム支持構造の第2実施例について、図面を参照にして
説明する。図6はフロアフレーム支持部の側面図であ
り、図7は平面図、図8は図6のH矢視を示す後面図、
図9は図7のI矢視図である。運転室1のフロアフレー
ム2の前方下部は第1実施例と同様に、左右2箇所はフ
レーム3に固着されたブラケット4に、緩衝支持体10
によりピッチング可能に連結されている。緩衝支持体1
0はブラケット4にボルト12により締着された継手1
1と、フロアフレーム2にボルト14により締結された
軸受け13と、継手11と軸受13とを回動可能に軸着
する軸15と、図6のK−K断面図である図4に示すゴ
ムブシュ16とにより構成されている。
は、フレーム3に固着されたダンパ支えブラケット6の
先端に固着された液体封入単層ラバーマウントである単
層ラバーマウントビスカスダンパ80により支持されて
いる。ダンパ支えブラケット6はブラケット5に締着さ
れた振れ止めブラケット77により支えられている。フ
ロアフレーム2の後部の左右どちらかの1箇所(実施例
ではH矢視図の左側)は、クッションラバー付ジョイン
ト90によりフーム3に固着されたブラケット5に連結
されている。前記単層ラバーマウントビスカスダンパ8
0により支持されている位置とクッションラバー付ジョ
イント90により連結される位置の高さは運転室1の重
心位置G点の高さ付近として、振れを拘束する効果を高
めている。
ーマウントビスカスダンパ80の断面図であり、ケース
81とガイドシャフト82とは円筒状のクッションゴム
83により結合されている。ケース81の下部には室8
4が形成され、ガイドシャフト82の下部に装着された
ダンパプレート85が収納されている。室84には減衰
オイルが封入されている。したがって、第1実施例の積
層ラバーマウントビスカスダンパ20と比較すると積層
プレート23が無いのでゴムの量が多いため上下方向、
前後左右方向のばね定数は大で、変位量は大きい。ケー
ス81はボルト86によってダンパ支えブラケット6に
締着され、ガイドシャフト82はナット87によりフロ
アフレーム2に締着される。
ラケット77の詳細図であり、ブラケット5にボルト7
8により締着されて、先端の円形のリング部79でダン
パ支えブラケット6を支えて前後左右の振れを防止して
いる。
ンラバー付ジョイント90の断面図であり、両端のジョ
イント部91の間を雄ねじが螺刻されたロッド92によ
って連結し、ジョイント部91の穴に表面にクッション
ラバー92が焼き付けられているブシュ93が挿入され
ている、ブシュ93の穴にボルト94を挿入してブラケ
ット5とフロアフレーム2に溶接されたプレート95に
それぞれ締着されている。なお、96は回り止めのナッ
トである。
バーマウントビスカスダンパ20で支持した場合、単層
ラバーマウントビスカスダンパ80で支持した場合、ク
ッションラバー付ジョイント90で連結した場合のそれ
ぞれの横荷重と横振れ量の関係をグラフにした図であ
り、単層ラバーマウントビスカスダンパ80で支持した
場合の方が積層ラバーマウントビスカスダンパ20で支
持した場合より横振れ量が大きいが、クッションラバー
付ジョイント90で連結すると横揺れ量が小さくなる、
従って第1実施例と比較して第2実施例の場合が横振れ
量が小さくなる。また、第2実施例の場合は単層ラバー
であるので第1実施例の積層ラバーに比較して図10の
Rを大きくすることができるので応力集中を避けること
ができ、亀裂が発生し難くなる。
の運転室のフロアフレームの前方下部2箇所をゴムブシ
ュを備えた緩衝支持体の軸によりピッチング可能に連結
し、フロアフレームの後部の運転室重心位置の高さ付近
2箇所を積層ラバーマウントビスカスダンパで支持した
ため、小さな振動は緩衝支持体および積層ラバーマウン
トビスカスダンパのゴムにより吸収し、車両の障害物の
り越えなどの大きな衝撃に対しては緩衝支持体の軸を中
心にしてピッチングすることによって十分振動を吸収で
きる。また、ヨーイングおよびローリングも防止でき、
構造が簡単でコストも安い建設機械のフロアフレーム支
持構造が得られ、またフロアフレームの後部の運転室重
心位置の高さ付近2箇所を積層ラバーマウントビスカス
ダンパで支持しすることに代えて、ロアフレームの後部
の運転室重心位置の高さ付近2箇所を単層ラバーマウン
トビスカスダンパで支持し更に、クッションラバー付ジ
ョイントで連結したので上記効果の他に横方向の振れが
低下する。また、第2実施例の場合は単層ラバーである
ので第1実施例の積層ラバーに比較してRを大きくする
ことができるので応力集中を避けることができ、亀裂が
発生し難くなる。
側面図である。
平面図である。
後面図である。
持部する緩衝支持体の断面図である。
持部する積層ラバーマウントビスカスダンパ
側面図である。
平面図である。
後面図である。
である。
詳細図である。
ジョイントの断面図である。
ある。
の側面図である。
の後面図である。
式の側面図である。
式の後面図である。
5…ブラケット、10…緩衝支持体、11…継手、13
…軸受、15…軸、20…積層ラバーマウントビスカス
ダンパ、77…振れ止めブラケット、80…単層ラバー
マウントビスカスダンパ、90…クッションラバー付ジ
ョイント。
Claims (4)
- 【請求項1】 運転室のフロアフレームの前後、左右を
緩衝支持体によってフレームに連結する支持構造におい
て、フロアフレームの前方の左右両側を、回動自在な緩
衝支持体にて支持し、フロアフレームの後部の左右両側
を車体重心位置の高さと略同じ高さに設置した吸振支持
体にて支持したことを特徴とするの建設機械のフロアフ
レーム支持構造。 - 【請求項2】 回動自在な緩衝支持体が、ピッチング可
能に軸着する軸とゴムブシュとを備えた緩衝支持体であ
り、吸振支持体がフロアフレームの横揺れ制限機構付ラ
バーマウントであることを特徴とする請求項1記載の建
設機械のフロアフレーム支持構造。 - 【請求項3】 フロアフレームの横揺れ制限機構は、フ
ロアフレームと固定部を連結するクッションラバー付ジ
ョイントであることを特徴とする請求項2記載の建設機
械のフロアフレーム支持構造。 - 【請求項4】 フロアフレームの横揺れ制限機構は、横
揺れ防止型液体封入ゴムマウントであることを特徴とす
る請求項2記載の建設機械のフロアフレーム支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8783894A JP2940849B2 (ja) | 1993-06-11 | 1994-03-31 | 建設機械のフロアフレーム支持構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3682393 | 1993-06-11 | ||
JP5-36823 | 1993-06-11 | ||
JP8783894A JP2940849B2 (ja) | 1993-06-11 | 1994-03-31 | 建設機械のフロアフレーム支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0754379A true JPH0754379A (ja) | 1995-02-28 |
JP2940849B2 JP2940849B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=26375926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8783894A Expired - Lifetime JP2940849B2 (ja) | 1993-06-11 | 1994-03-31 | 建設機械のフロアフレーム支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940849B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083989A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Komatsu Utility Co Ltd | 作業車両 |
JP4554126B2 (ja) * | 2001-09-17 | 2010-09-29 | 株式会社小松製作所 | 作業車両用キャブの支持構造 |
WO2016055174A1 (de) * | 2014-10-07 | 2016-04-14 | Contitech Vibration Control Gmbh | Lagerung für eine fahrerkabine eines fahrzeuges |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP8783894A patent/JP2940849B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4554126B2 (ja) * | 2001-09-17 | 2010-09-29 | 株式会社小松製作所 | 作業車両用キャブの支持構造 |
JP2009083989A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Komatsu Utility Co Ltd | 作業車両 |
WO2016055174A1 (de) * | 2014-10-07 | 2016-04-14 | Contitech Vibration Control Gmbh | Lagerung für eine fahrerkabine eines fahrzeuges |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2940849B2 (ja) | 1999-08-25 |
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