JPH0754291B2 - 粒度分布測定装置 - Google Patents

粒度分布測定装置

Info

Publication number
JPH0754291B2
JPH0754291B2 JP1012184A JP1218489A JPH0754291B2 JP H0754291 B2 JPH0754291 B2 JP H0754291B2 JP 1012184 A JP1012184 A JP 1012184A JP 1218489 A JP1218489 A JP 1218489A JP H0754291 B2 JPH0754291 B2 JP H0754291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
particle size
size distribution
detector
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1012184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02193041A (ja
Inventor
和弘 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP1012184A priority Critical patent/JPH0754291B2/ja
Publication of JPH02193041A publication Critical patent/JPH02193041A/ja
Publication of JPH0754291B2 publication Critical patent/JPH0754291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は粒子による光散乱現象を利用した粒度分布測定
装置に関する。
〈従来の技術〉 分散飛翔状態の粒子に光を照射し、粒子によって散乱さ
れた光の強度分布(散乱角と光強度の関係)を測定する
ことにより、その粒子の粒度分布を求める装置には、従
来、大別して次の二つの方式がある。
一つは、第4図に示すように、媒体中に粒子が分散して
いる系S(以下、粒子分散系Sと称する)に平行光束L
を照射し、粒子分散系Sによる前方(光束Lの進行方
向)への散乱光のみを、集光レンズFを用いてホトダイ
オードアレイ等のデテクタD上に各角度成分ごとに集光
する方式である。
他の一つは、第5図に示すように、粒子分散系Sにスリ
ットs,sを介した光Lを照射し、得られた散乱光を全方
向で各角度成分ごとに再びスリットs…sを介してデテ
クタD…Dに導く方式である。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、散乱現象を利用した粒度分布の測定に際して
は、微粒子、特にサブミクロン領域を測定する場合、そ
の原理上、散乱光は大きな角度、すなわち粒子分散系S
から平行光束Lの照射側のに散乱する、いわゆる後方散
乱光まで測定する方が精度が向上することは、既によく
知られている。
この点からは上述の二つの方式のうち、第5図に示す方
式が有利である。
しかし、第5図の方式では、平行光束Lの照射領域の各
粒子から全方位的に散乱した散乱光のうち、スリットs,
sによって、特定のポイントからの散乱光で、しかも微
小角度領域の光のみを抽出して個々のデテクタに導く関
係上、極めて微小な領域からの散乱光のうちの微小角度
領域度を進む散乱光、換言すれば極めて微弱な光を測定
することになるため、デテクタとしてはホトマルチプラ
イヤ等の高感度のものが必要となり、それでもなお良好
な精度のもとに各角度成分についての測光を行うことは
困難である。
一方、第4図に示す方式においては、粒子分散系S中で
平行光束Lが照射されている領域Q内にある全ての粒子
からの散乱光が、各散乱角θ1,θ2…ごとにそれぞれデ
タクタD上の特定の位置に集光されることになり、光量
が大となってその測定は容易となるが、前方散乱光の
み、実際には45°程度までの散乱光しか測定できず、粒
度の分解能に限界がある。
本発明の目的は、大角度の散乱光まで容易に精度良く測
定することができ、高感度のデテクタを用いることなく
微粒子の測定が可能な粒度分布測定装置を提供すること
にある。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明では、実施例に対応
する第1図に示すように、粒子分散系Sを挟んで平行光
束Lの光源1と反対側に、平行光束Lの光軸上に置かれ
た第1の集光レンズ41と、その集光レンズ41の焦点位置
に置かれ、かつ、その光軸から互いに異なる距離を隔て
て配置された複数の光センサを有する第1のデデクタ42
とからなる前方散乱光強度分布測定系4を設けるととも
に、粒子分散系Sと光源1との間に、この光源1からの
平行光束Lの光軸上に置かれた第2の集光レンズ51と、
その集光レンズ51の焦点位置に置かれ、かつ、その光軸
から互いに異なる距離を隔てて配置された複数の光セン
サを有する第2のデテクタ52とからなる後方散乱光強度
分布測定系5を設け、粒度分布の算出には、これら双方
の測定系による測定結果を用いることによって特徴づけ
られる。
〈作用〉 前方散乱光は従来の第4図に示した方式と全く同様に測
定される。また、光源1側への大角度の散乱光、つまり
後方散乱光についても、同様にして平行光束Lの照射領
域Q内の全粒子による散乱光が、第1の集光レンズ41に
よる作用と全く同様にして、第2の集光レンズ51で各角
度成分ごとに第2のデテクタ52上の各対応位置に集光さ
れ、比較的大光量で測定可能となる。
〈実施例〉 第1図は本発明実施例の測定光学系の構成図である。
レーザ光源1から放射されたレーザ光は、ビームエキス
パンダ2によって所定のビーム径を持つ平行光束Lとさ
れてセル3に照射される。
セル3内には粒子分散系S、すなわち被測定粒子を所定
の媒液中に分散させてなる懸濁液が流される。
セル3の前方、すなわちレーザ光源1と反対側には、平
行光束Lの光軸を中心として第1の集光レンズ41が配設
され、更にその前方にはこのレンズ41の焦点位置に第1
のデテクタ42が配設されており、これらで前方散乱光強
度分布測定系4を構成している。
セル3とビームエキスパンダ2の間には、平行光束Lを
貫通させるための孔51aが中心に穿たれた第2の集光レ
ンズ51と、そのレンズ51の後側の焦点位置に第2のデテ
クタ52が配設されており、これらで後方散乱光強度分布
測定系5を構成している。
第1および第2のデテクタ42および52は、それぞれ複数
のホトダイオードを一次元状に並列したアレイであっ
て、粒子分散系S内で平行光束Lが照射されている領域
Q内の全粒子による散乱光が、その各散乱角ごとに第1
もしくは第2の集光レンズ41もしくは51により第1もし
くは第2のデテクタ42もしくは52の固有のホトダイオー
ドの受光面上に集光される。
そして、第1および第2のデテクタ42および52の各ホト
ダイオードの出力、つまり各散乱角での散乱光強度測定
信号は、それぞれ増幅器、A−D変換器等を介してコン
ピュータに採り込まれ、公知の算法によって粒度分布に
変換される。
以上の構成において、前方散乱光強度分布測定系4によ
り、第4図に示した従来の方式と同様に、0°〜45°程
度の角度の散乱光を測定することができ、ま、後方散乱
光強度分布測定系5により、135°近傍の角度の散乱光
を測定することができる。
第2図は、照射する平行光束Lの波長λを780nmとした
場合に、粒子径dが0.1,0.2,0.3,0.5,1および5μmの
粒子について、散乱角(α)と光強度(I)の関係を示
したグラフである。
前方散乱光強度分布測定系4のみを設けた場合、これは
第4図の従来方式と等価となるが、0°〜45°までの散
乱光しか測定できない。第2図において0°〜45°の範
囲を着目したとき、5〜0.3μmの範囲では散乱光強度
パターンが粒径によって相互に異なるものの、0.2μm
と0.1μmは極めて似ており、これを識別することは困
難である。つまり、この場合には0.2μm以下の分解能
はない。
後方散乱光強度分布測定系5を追加して、135°近傍の
散乱光をも測定すると、第2図から明らかなように、こ
の135°近傍においては0.1μmと0.2μmでは明瞭な差
異があり、従って、充分に0.1μm程度の分解能が得ら
れることになる。しかも、この後方散乱光についても、
前方散乱光と同様に集光レンズでデテクタ上に集光して
測定するから、デテクタの受光面には充分な光量が入射
し、良好な精度のもとに各角度成分についての側光を行
うことができる。
なお、第1図の実施例では、ビームエキスパンダ2で作
られた平行光束Lを通過させるべく、後方散乱光集光用
の第2の集光レンズ51の中央に孔51aを穿ったが、本発
明はこのような構成のほか、例えば第3図にその要部構
成図を示すように、ビームエキスパンダ2′の一方(前
方)のレンズと後方散乱光集光用の第2の集光レンズ5
1′とを兼用させる構成をも採用することできる。
また、平行光束Lはレーザ光である必要はなく、任意の
単色光を使用することができ、更に、第1,第2のデテク
タとしては、それぞれ、共通のウェハ上の一点を中心に
互いに半径の異なる同心円状の複数の受光面を形成し
た、いわゆるリングデテクタを使用できることは勿論で
ある。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、前方散乱光に加
えて、後方散乱光をも、光源側の光軸上に置かれた第2
の集光レンズと、その焦点位置に置かれた複数の光セン
サからなる第2のデテクタ上に集光してその強度分布を
測定し、粒度分布の算出に供するように構成したから、
特に高感度のデテクタを使用することなく、後方散乱光
を含めた広角度範囲の散乱光の強度分布を容易に高精度
のもとに測定することが可能となり、微粒子の測定精度
(分解能)が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の測定光学系の構成図、 第2図は各粒子径における散乱角と光強度の関係を示す
グラフ、 第3図は本発明の他の実施例の要部構成図、 第4図および第5図はそれぞれ光散乱現象を利用した粒
度分布測定装置の従来の測定方式の説明図である。 1……レーザ光源 2……ビームエキスパンダ 3……セル 4……前方散乱光強度分布測定系 41……第1の集光レンズ 42……第1のデテクタ 5……後方散乱光強度分布測定系 51……第2の集光レンズ 52……第2のデテクタ L……平行光束 S……粒子分散系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定粒子が媒体中に分散してなる粒子分
    散系に平行光束を照射して得られる散乱光の強度分布を
    測定し、その測定結果から被測定粒子の粒度分布を算出
    する演算部を備えた装置において、粒子分散系を挟んで
    上記平行光束の光源の反対側に、上記平行光束の光軸上
    に置かれた第1の集光レンズと、その集光レンズの焦点
    位置に置かれ、かつ、上記光軸から互いに異なる距離を
    隔てて配置された複数の光センサを有する第1のデデク
    タとからなる前方散乱光強度分布測定系を設けるととも
    に、粒子分散系と上記光源との間に、当該光源からの平
    行光束の光軸上に置かれた第2の集光レンズと、その集
    光レンズの焦点位置に置かれ、かつ、上記光軸から互い
    に異なる距離を隔てて配置された複数の光センサを有す
    る第2のデテクタとからなる後方散乱光強度分布測定系
    を設け、上記演算部は、これら双方の測定系による測定
    結果を用いて粒度分布を算出することを特徴とする粒度
    分布測定装置。
JP1012184A 1989-01-21 1989-01-21 粒度分布測定装置 Expired - Fee Related JPH0754291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1012184A JPH0754291B2 (ja) 1989-01-21 1989-01-21 粒度分布測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1012184A JPH0754291B2 (ja) 1989-01-21 1989-01-21 粒度分布測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02193041A JPH02193041A (ja) 1990-07-30
JPH0754291B2 true JPH0754291B2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=11798329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1012184A Expired - Fee Related JPH0754291B2 (ja) 1989-01-21 1989-01-21 粒度分布測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754291B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3393817B2 (ja) * 1998-10-16 2003-04-07 株式会社堀場製作所 粒径分布測定装置
US6798508B2 (en) * 2002-08-23 2004-09-28 Coulter International Corp. Fiber optic apparatus for detecting light scatter to differentiate blood cells and the like
US7643134B2 (en) * 2004-08-19 2010-01-05 Becton, Dickinson And Company Apparatus for performing optical measurements on blood culture bottles
CN102590051B (zh) * 2012-02-17 2014-05-14 丹东市百特仪器有限公司 一种斜入射激光粒度仪
CN103575626B (zh) * 2013-10-29 2016-09-28 中国人民解放军第四军医大学 基于广角傅里叶变换的pm2.5检测装置
CN116793907B (zh) * 2022-03-16 2024-05-14 上海勘测设计研究院有限公司 一种多方位衍射散射式粒度仪及颗分检测方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4871251A (en) * 1987-04-27 1989-10-03 Preikschat F K Apparatus and method for particle analysis
JP2570804Y2 (ja) * 1987-05-01 1998-05-13 日機装株式会社 濁度測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02193041A (ja) 1990-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0485817B1 (en) Apparatus for measuring a particle size distribution
JP4602975B2 (ja) 粒子分類システム用光検出器
CN104718444B (zh) 微粒测量装置
JP2002048699A (ja) レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置
JP2000121540A (ja) 粒径分布測定装置
JP2863874B2 (ja) 粒度分布測定装置
JP3446410B2 (ja) レーザ回折式粒度分布測定装置
JP2910596B2 (ja) 粒度分布測定装置
JPH0754291B2 (ja) 粒度分布測定装置
JPH09126984A (ja) 粒度分布測定装置
JP3301658B2 (ja) 流体中の微粒子の粒径計測方法および装置
JPH05172730A (ja) 粒度分布測定装置
JPH0462455A (ja) 粒度分布測定装置
JPS5970944A (ja) 粒径測定装置
JP2626009B2 (ja) 粒度分布測定装置
JP2001133384A (ja) レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置
JP4105888B2 (ja) 粒子径分布測定装置
JP3528359B2 (ja) レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置
JP2674128B2 (ja) 粒度分布測定装置
JP3874047B2 (ja) レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置
JPH0640058B2 (ja) 粒度分布測定装置
JPS61112905A (ja) 光応用計測装置
WO2019202648A1 (ja) 光散乱検出装置
JPH0534259A (ja) 粒度分布測定装置
JPH0643950B2 (ja) 粒度分布測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees