JPH0754168Y2 - ベルトコンベアのベルト装置 - Google Patents
ベルトコンベアのベルト装置Info
- Publication number
- JPH0754168Y2 JPH0754168Y2 JP3864793U JP3864793U JPH0754168Y2 JP H0754168 Y2 JPH0754168 Y2 JP H0754168Y2 JP 3864793 U JP3864793 U JP 3864793U JP 3864793 U JP3864793 U JP 3864793U JP H0754168 Y2 JPH0754168 Y2 JP H0754168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- prevention
- portions
- fall
- groove
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Belt Conveyors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は球体或は顆粒体や粉等の運
搬に使用するコンベアのベルト装置に関するものであ
る。
搬に使用するコンベアのベルト装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来切粉、粉粒体や細い物の運搬に使用
するコンベアの殆どがチェ−ン間に架設した金属製の搬
送板を蝶番状に連結し、その搬送板の両側に落下防止板
を取り付けたものが使用されている（以下チェ−ン方式
と云う。）。
するコンベアの殆どがチェ−ン間に架設した金属製の搬
送板を蝶番状に連結し、その搬送板の両側に落下防止板
を取り付けたものが使用されている（以下チェ−ン方式
と云う。）。
【０００３】又ロ−ラに懸廻するベルトの搬送面の両側
に搬送方向に蛇行する帯状の落下防止板を立設し、ロ−
ラ位置において落下防止板の上部が直線状に伸びるよう
にしたものもある（以下蛇行方式という。）。
に搬送方向に蛇行する帯状の落下防止板を立設し、ロ−
ラ位置において落下防止板の上部が直線状に伸びるよう
にしたものもある（以下蛇行方式という。）。
【０００４】更にはベルトの搬送面の両側に多数の落下
防止片を少し間隔を設け斜行させながら立設し、ロ−ラ
位置において外側に倒れるようにしたものもある（以下
斜行方式という。）。
防止片を少し間隔を設け斜行させながら立設し、ロ−ラ
位置において外側に倒れるようにしたものもある（以下
斜行方式という。）。
【０００５】
【従来技術の欠点】然し乍ら、チェ−ン方式にあっては
製作費が高くなるばかりか、組立て作業の煩雑、作動に
際しての騒音が激しいなどの欠点がある。
製作費が高くなるばかりか、組立て作業の煩雑、作動に
際しての騒音が激しいなどの欠点がある。
【０００６】又蛇行方式のものにあってはベルトに落下
防止板を蛇行させながら溶着し立設する作業が困難を極
め製作費が高くなるなどの欠点がある。
防止板を蛇行させながら溶着し立設する作業が困難を極
め製作費が高くなるなどの欠点がある。
【０００７】更に斜行方式にあっては落下防止片間の間
隔位置より搬送物が漏れてしまい、殊にコンベアの傾斜
状態での搬送には殆ど使用することができない等の欠点
があるばかりかドラム位置では落下防止片は外側に倒れ
てしまうため搬送物は外側に散らばるおそれがある。
隔位置より搬送物が漏れてしまい、殊にコンベアの傾斜
状態での搬送には殆ど使用することができない等の欠点
があるばかりかドラム位置では落下防止片は外側に倒れ
てしまうため搬送物は外側に散らばるおそれがある。
【０００８】更に小麦粉等のコンベア運搬に際してはコ
ンベアの構造上コンベア自体に覆いを付けたものがない
ため風によって吹き飛んだりする恐れがある。
ンベアの構造上コンベア自体に覆いを付けたものがない
ため風によって吹き飛んだりする恐れがある。
【０００９】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、製作
が簡単で且つ確実な搬送のできる粉粒体、球体等の搬送
用のコンベア用ベルトを提供しようとするものである。
が簡単で且つ確実な搬送のできる粉粒体、球体等の搬送
用のコンベア用ベルトを提供しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本考案を図示の実施例に
より詳記すると、プラスチック等よりなる狭巾の短脚部
１と金属等よりなる広巾の防止部２とよりなるＴ字状の
落下防止板３を、ベルト本体４の中央部に左右に対向さ
せて夫々の短脚部１、１…を交互に噛み合うよう配置し
て溶着等の手段により固着し、同列の落下防止板３、３
の隣接する互いの防止部２の端部２’、２’が摺接自在
に重合させてあると共に、短脚部１と防止部２の境界部
５を防止部２が内側に倒れないよう屈曲起立させて対向
する落下防止板２、２間にＶ溝６を形成し、防止部２の
外側位置はベルトコンベア本体７の搬送側の案内フレ−
ム８、８による支え体９に接当自在として防止部２が搬
送途中において不用意に外側に倒れないようにしたもの
である。
より詳記すると、プラスチック等よりなる狭巾の短脚部
１と金属等よりなる広巾の防止部２とよりなるＴ字状の
落下防止板３を、ベルト本体４の中央部に左右に対向さ
せて夫々の短脚部１、１…を交互に噛み合うよう配置し
て溶着等の手段により固着し、同列の落下防止板３、３
の隣接する互いの防止部２の端部２’、２’が摺接自在
に重合させてあると共に、短脚部１と防止部２の境界部
５を防止部２が内側に倒れないよう屈曲起立させて対向
する落下防止板２、２間にＶ溝６を形成し、防止部２の
外側位置はベルトコンベア本体７の搬送側の案内フレ−
ム８、８による支え体９に接当自在として防止部２が搬
送途中において不用意に外側に倒れないようにしたもの
である。
【００１１】尚ベルト本体４と落下防止板３の狭巾の短
脚部１の取付手段としては、その他図示しない当て布を
狭巾の短脚部１に被せて直接ベルト本体４に縫着、溶着
等の手段により取り付けてもよい。
脚部１の取付手段としては、その他図示しない当て布を
狭巾の短脚部１に被せて直接ベルト本体４に縫着、溶着
等の手段により取り付けてもよい。
【００１２】又図示において隣接する落下防止板３の防
止部２の一方の端部２’を内側にし、他方の端部２’を
外側になるように互に摺接自在に重ね合わせ、内側にな
った端部２’方向に搬送するようにしてあるが、互いの
落下防止板３、３の防止部２、２が外側或は内側或は不
規則に摺接自在なるよう重ね合わせても良い。
止部２の一方の端部２’を内側にし、他方の端部２’を
外側になるように互に摺接自在に重ね合わせ、内側にな
った端部２’方向に搬送するようにしてあるが、互いの
落下防止板３、３の防止部２、２が外側或は内側或は不
規則に摺接自在なるよう重ね合わせても良い。
【００１３】支え体９は図１に示すようにベルト本体４
に設けても良い。
に設けても良い。
【００１４】更に第２の考案として、落下防止板３にお
ける防止部２の上縁に覆い部１０を設けて左右列設の覆
い部１０をＶ溝６上方に所要長延設したものである。左
右の覆い部１０、１０の延設長は先端部が接当或はオ−
バラップするようにしても良い。この場合搬送物の送り
込み位置のＶ溝６（覆い部１０）は、搬送物の送り込み
装置等が邪魔にならない程度に開くよう支え体９、９を
低く（図１の一点鎖線）したり、左右に広げて設け、同
じく搬送物の排出位置では覆い部１０、１０が拡開して
搬送物が確実に排出されるようにしてある。
ける防止部２の上縁に覆い部１０を設けて左右列設の覆
い部１０をＶ溝６上方に所要長延設したものである。左
右の覆い部１０、１０の延設長は先端部が接当或はオ−
バラップするようにしても良い。この場合搬送物の送り
込み位置のＶ溝６（覆い部１０）は、搬送物の送り込み
装置等が邪魔にならない程度に開くよう支え体９、９を
低く（図１の一点鎖線）したり、左右に広げて設け、同
じく搬送物の排出位置では覆い部１０、１０が拡開して
搬送物が確実に排出されるようにしてある。
【００１５】この場合の支え体９は案内フレ−ム８、８
がその役目を果たす。
がその役目を果たす。
【００１６】
【作用】本案は以上の如く具現されるもので、Ｖ溝６内
に球体等の小さいものを送りこむことにより搬送物はＶ
溝の谷底部に挾まれる形で搬送され、又覆い部１０を設
けたものにあっては主に粉類を搬送するが、搬送途中で
は支え体９、９が高くなり或は近接するのに伴い左右の
落下防止板３、３の防止部２が起こされて覆い部１０が
限りなく近接して搬送され、摺接自在に重なり合った防
止部２によって搬送物は脇にこぼれ落ちることなく、ド
ラム１１位置で支え体９、９が低くなり、或は左右に開
き、更には支え体と防止部２の接当が解けて覆い部１
０、１０が開き搬送物を確実に落下する。
に球体等の小さいものを送りこむことにより搬送物はＶ
溝の谷底部に挾まれる形で搬送され、又覆い部１０を設
けたものにあっては主に粉類を搬送するが、搬送途中で
は支え体９、９が高くなり或は近接するのに伴い左右の
落下防止板３、３の防止部２が起こされて覆い部１０が
限りなく近接して搬送され、摺接自在に重なり合った防
止部２によって搬送物は脇にこぼれ落ちることなく、ド
ラム１１位置で支え体９、９が低くなり、或は左右に開
き、更には支え体と防止部２の接当が解けて覆い部１
０、１０が開き搬送物を確実に落下する。
【００１７】
【効果】本案は叙上の如く、狭巾の短脚部と広巾の防止
部とよりなるＴ字状の落下防止板を、ベルト本体の中央
部に左右に対向させて夫々の短脚部を交互に噛み合うよ
う配置し、同列の落下防止板の前後に隣接する互いの防
止部の端部が摺接自在に重合させてあると共に、防止部
を屈曲起立させて対向する落下防止板間にＶ溝を形成
し、防止部の外側位置には支え体を設けて接当自在とし
たので、ベルト本体は落下防止板の防止部はＶ溝を形成
したままスム−ズに回動し、而も搬送物は脇にこぼれ落
ちることなく確実に搬送でき、ベルト本体、短脚部等は
直線的な縫着、溶着等の簡単な作業で確実に組み立てる
ことができ、安価に提供でき、殊に球体状物の搬送に際
してはＶ溝の底部防止部に球体状物が挾まれる形で搬送
され、下方に転がり落ちることがなく便利である。
部とよりなるＴ字状の落下防止板を、ベルト本体の中央
部に左右に対向させて夫々の短脚部を交互に噛み合うよ
う配置し、同列の落下防止板の前後に隣接する互いの防
止部の端部が摺接自在に重合させてあると共に、防止部
を屈曲起立させて対向する落下防止板間にＶ溝を形成
し、防止部の外側位置には支え体を設けて接当自在とし
たので、ベルト本体は落下防止板の防止部はＶ溝を形成
したままスム−ズに回動し、而も搬送物は脇にこぼれ落
ちることなく確実に搬送でき、ベルト本体、短脚部等は
直線的な縫着、溶着等の簡単な作業で確実に組み立てる
ことができ、安価に提供でき、殊に球体状物の搬送に際
してはＶ溝の底部防止部に球体状物が挾まれる形で搬送
され、下方に転がり落ちることがなく便利である。
【００１８】落下防止板の防止部の先端に覆い部を設け
て左右列設の覆い部をＶ溝上方に延設自在としたものに
あっては、殊に粉類等の搬送途中で風等があっても飛散
することなく確実に搬送できる。
て左右列設の覆い部をＶ溝上方に延設自在としたものに
あっては、殊に粉類等の搬送途中で風等があっても飛散
することなく確実に搬送できる。
【００１９】又ベルトコンベアの搬送方向が前後に傾斜
している場合でも搬送物は落下防止板によってベルト本
体の脇からこぼれ落ちる心配がない。
している場合でも搬送物は落下防止板によってベルト本
体の脇からこぼれ落ちる心配がない。
【図１】本考案のベルト装置の正面部分断面図。
【図２】本考案ベルト装置を施したコンベアの側面説明
図。
図。
１は短脚部 ２は防止部 ３は落下防止板 ２’２’は端部 ４はベルト本体 ５は境界部 ６はＶ溝 ７はコンベア本体 ８、８は案内フレ−ム ９は支え体 １０は覆い部 １１はドラム
Claims (2)
- 【請求項１】 狭巾の短脚部と広巾の防止部とよりなる
Ｔ字状の落下防止板を、ベルト本体の中央部に左右に対
向させて夫々の短脚部を交互に噛み合うよう配置し、同
列の落下防止板の前後に隣接する互いの防止部の端部が
摺接自在に重合させてあると共に、防止部を屈曲起立さ
せて対向する落下防止板間にＶ溝を形成し、防止部の外
側位置には支え体を設けて接当自在としたベルトコンベ
アのベルト装置。 - 【請求項２】 落下防止板の防止部の先端に覆い部を設
けて左右列設の覆い部をＶ溝上方に延設自在とした請求
項１記載のベルトコンベアのベルト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3864793U JPH0754168Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ベルトコンベアのベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3864793U JPH0754168Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ベルトコンベアのベルト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074417U JPH074417U (ja) | 1995-01-24 |
| JPH0754168Y2 true JPH0754168Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12531051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3864793U Expired - Lifetime JPH0754168Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ベルトコンベアのベルト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0754168Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP3864793U patent/JPH0754168Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH074417U (ja) | 1995-01-24 |
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