JPH0638011Y2 - 粉体輸送用パイプコンベヤ - Google Patents

粉体輸送用パイプコンベヤ

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JPH0638011Y2
JPH0638011Y2 JP1986005899U JP589986U JPH0638011Y2 JP H0638011 Y2 JPH0638011 Y2 JP H0638011Y2 JP 1986005899 U JP1986005899 U JP 1986005899U JP 589986 U JP589986 U JP 589986U JP H0638011 Y2 JPH0638011 Y2 JP H0638011Y2
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JP
Japan
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belt
pipe
conveyor
powder
hopper
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JP1986005899U
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JPS62119307U (ja
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国雄 橋本
春雄 岡崎
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、飛散し易い粉体からなる被搬送物を、飛散さ
せることなく、搬送ベルト内へ投入して、包み込みうる
ようにしたパイプコンベヤに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、粉体をパイプコンベヤをもって搬送する際には、
ホッパ内の粉体を、ホッパの下端の流下筒を経て、往路
ベルトの始端の直上より、往路ベルト上へ流下させてい
る。
すなわち、第6図及び第7図に示すように、ホッパの下
端の流下筒(51)より粉体(52)が流下する搬送ベルト
(53)の往路ベルト(53a)の始端は、樋状をなして上
方が開口しているので、粉体(52)が往路ベルト(53
a)上に流下する際、粉体が飛散して周囲を著しく汚
す。
この問題は、往路ベルト(53a)の始端付近に適宜の防
塵カバーを設けることにより防止しうるが、カバーが大
型となり、かつその取付部は、搬送ベルト(53)の折返
し部であるため、構造が複雑となるとともに、同部の点
検や注油が困難となり、かつ飛散した粉体がカバーの下
部に溜まって、搬送ベルト(53)の回走に支障を来たす
ことがあるので、これを随時除去する必要がある。
また、特公昭44−27774号公報には、ホッパ(15)の下
端の排出口部(15a)を、円形になったベルト内に位置
させた構成が記載されている。
このものにおいては、排出口部(15a)から出た粉体
は、円形のベルトで囲まれているため、外部へ飛散する
おそれは小さいが、排出口部(15a)の口縁が垂直とな
っているため、吐出する粉体は、急激にその断面形状及
び断面積を変化させて、いわば不連続状態もしくは乱流
状態となり、大きく飛散することとなる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、無端の帯状搬送ベルトの大部分をパイプ状に
丸め、その前後両端の平板状に展開した部分を、前部ロ
ーラと後部ローラに掛け回して循環させ、往路ベルトの
始端においてホッパより投下された粉体を包み込んで連
続搬送するようにしたパイプコンベヤにおいて、 前記ホッパの下端に、前方へ向かって水平に湾曲すると
ともに、前端に前上方へ向かって緩く傾斜する、開口面
積の大きな排出口を備える流下筒を設け、この流下筒
を、往路ベルトの始端部へ挿入するとともに、その排出
口を搬送ベルトのパイプ状に丸められた部分まで突入さ
せたことにより、上述の問題点の解決を図ったものであ
る。
〔作用〕
ホッパ内に投入された粉体からなる被搬送物は、ホッパ
の下端に設けた流下筒を経て、往路ベルトにおけるパイ
プ状に丸められた部分内へ、広範囲に亘って、連続状態
で落下する。
従って、粉体は、比較的静かに、かつ乱れることなく、
搬送ベルト上に落下し、かつ落下部分は搬送ベルトによ
り囲まれているので、粉体が搬送ベルト外に飛散するこ
とはない。
〔実施例〕
第1図は、本考案を適用したパイプコンベヤを略示する
もので、無端の帯状搬送ベルト(1)における前後両端
の平板状に展開された部分は、同図右方の前部ローラ
(2)と同図左方の後部ローラ(3)に掛け回され、図
示を省略した駆動装置により、矢印方向に循環走行する
ようになっている。
前後両ローラ(2)(3)の近くには、ローラ(2)
(3)に近い方より順に、第1丸め枠(4)と第2丸め
枠(5)が、また前後の第2丸め枠(5)(5)の間に
は、多数の保形枠(6)が配設されている。
第2図に示すように、各保形枠(6)は、それぞれの中
央に、搬送ベルト(1)が通過する窓孔(6a)が穿設さ
れた上室(6b)と下室(6c)とからなり、各室(6b)
(6c)内には、窓孔(6a)を取り囲むように、複数の保
形ローラ(7)が、環状に配設されている。
第1、第2両丸め枠(4)(5)も、保形枠(6)と同
様に上下2室からなり、第1丸め枠(4)の上室には、
第3図及び第4図に示すように、水平をなす下部の丸め
ローラ(8)と、その両端より外上方に向かって傾斜す
る左右一対の丸めローラ(8)が、また第2丸め枠
(5)の上室には、水平をなす下部の丸めローラ(8)
と、その両端より垂直上方を向く左右1対の丸めローラ
(8)が、それぞれ枢設されている。
なお、両丸め枠(4)(5)の下室は、それぞれ上室と
上下対称につき、図示を省略する。
第3図及び第4図に示すように、平板状に展開されて、
後部ローラ(3)を下方より回走する上側の往路ベルト
(1a)は、第1丸め枠(4)を通過する間に、丸めロー
ラ(8)により樋状に丸められ、前位の保形枠(6)に
おける保形ローラ(7)によって、パイプ状に丸められ
る。
第1図における(9)は、後部ローラ(3)の上方に設
けたホッパで、その下端に設けた流下筒(10)は、往路
ベルト(1a)の内面に沿って前方に湾曲し、その前端
は、往路ベルト(1a)におけるパイプ状に丸められた部
分内に突入している。
流下筒(10)の前端は、前上方に緩く傾斜する、開口面
積の大きな排出口(11)となっている。
ホッパ(9)内の粉体(12)は、流下筒(10)を流下
し、開口面積の大きい排出口(11)より、下方へ向かっ
て広い範囲に亘って落下して、往路ベルト(1a)上に移
され、包み込まれたまま、各保形枠(6)内を進行す
る。
最前端の保形枠(6)を脱出した往路ベルト(1a)は、
上方の第2、第1両丸め枠(5)(4)の上室を通過す
る間に展開されて、粉体(12)を、前部ローラ(2)を
囲む荷受ホッパ(13)へ投入する。
前部ローラ(2)を回走した往路ベルト(1b)は、上述
同様に丸められ、各保形枠(6)の下室(6c)を通過し
て、後部ローラ(3)に戻って循環する。
上述の例は、搬送ベルト(1)の一側端外面と他側端内
面を重合させて、パイプ状に丸めるパイプコンベヤの場
合であるが、第5図に示すように、搬送ベルト(21)の
両側端の内面同士を拝み合せ状に重合させて、パイプ状
に丸めたパイプコンベヤ、あるいは、両側縁同士を、単
に、当接もしくは近接させたパイプコンベヤにも、本考
案を効果的に適用することができる。
〔考案の効果〕
ホッパ内の粉体が、走行する往路ベルト上に、広範囲に
亘って比較的緩速度で、かつ均等に吐出し、静かに移乗
するので、粉体が飛散するようなことはない。
またホッパの排出口が、丸められた往路ベルト内に、若
干突入しているので、粉体の移乗時に粉体が舞い上って
も、搬送ベルトより外部に出ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用したパイプコンベヤを略示する
側面図、 第2図は、第1図のA−A線断面図、 第3図は、本考案を適用したパイプコンベヤの往路ベル
ト始端付近の拡大上面図、 第4図は、第3図のB−B線矢視線、 第5図は、本考案を適用しうる搬送ベルトの他の例を示
す縦断面図、 第6図は、従来のパイプコンベヤの第4図に相当する
図、 第7図は、同じく平面図である。 (1)搬送ベルト、(1a)往路ベルト (2)前部ローラ、(3)後部ローラ (4)第1丸め枠、(5)第2丸め枠 (6)保形枠、(6a)窓孔 (6b)上室、(6c)下室 (9)ホッパ、(10)流下筒 (11)排出口、(12)粉体 (13)荷受ホッパ、(21)搬送ベルト (51)流下筒、(52)粉体 (53)搬送ベルト、(53a)往路ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端の帯状搬送ベルトの大部分をパイプ状
    に丸め、その前後両端の平板状に展開した部分を、前部
    ローラと後部ローラに掛け回して循環させ、往路ベルト
    の始端においてホッパより投下された粉体を包み込んで
    連続搬送するようにしたパイプコンベヤにおいて、 前記ホッパの下端に、前方へ向かって水平に湾曲すると
    ともに、前端に前上方へ向かって緩く傾斜する、開口面
    積の大きな排出口を備える流下筒を設け、この流下筒
    を、往路ベルトの始端部へ挿入するとともに、その排出
    口を搬送ベルトのパイプ状に丸められた部分まで突入さ
    せたことを特徴とする粉体輸送用パイプコンベヤ。
JP1986005899U 1986-01-21 1986-01-21 粉体輸送用パイプコンベヤ Expired - Lifetime JPH0638011Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119307U JPS62119307U (ja) 1987-07-29
JPH0638011Y2 true JPH0638011Y2 (ja) 1994-10-05

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