JPH0754018Y2 - ラジエータの支持構造 - Google Patents

ラジエータの支持構造

Info

Publication number
JPH0754018Y2
JPH0754018Y2 JP1988090334U JP9033488U JPH0754018Y2 JP H0754018 Y2 JPH0754018 Y2 JP H0754018Y2 JP 1988090334 U JP1988090334 U JP 1988090334U JP 9033488 U JP9033488 U JP 9033488U JP H0754018 Y2 JPH0754018 Y2 JP H0754018Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
tank
vehicle body
body side
support structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988090334U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0211724U (ja
Inventor
齢次 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1988090334U priority Critical patent/JPH0754018Y2/ja
Publication of JPH0211724U publication Critical patent/JPH0211724U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0754018Y2 publication Critical patent/JPH0754018Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、エンジン冷却水放熱用のラジエータの略対
角線上に位置する四方を車体側に取付けるようなラジエ
ータの支持構造に関する。
(従来の技術) 従来、上述例のラジエータの支持構造としては、例えば
実開昭55-135621号公報に記載の構造がある。
すなわち、ラジエータコアの上部にアッパタンクを、下
部にロアタンクを連結したラジエータ本体の左右両側部
にラジエータサイドブラケットを取付け、上述のラジエ
ータ本体の略対角線上に位置する四方において、上述の
ラジエータサイドブラケットに合計4箇所のボルト締結
部を形成し、これら各ボルト締結部を車体側例えばラジ
エータシュラウドパネルにボルトアップする構造であ
る。
しかし、上述の4点ボルトアップによる従来の支持構造
においては、ラジエータ側とエンジン側との間に連結し
たインレットホースおよびアウトレットホースからエン
ジン側の振動が伝達されて、ラジエータが振動する問題
点があった。
加えて、上述の4箇所全てがボルト締結部であるため、
ラジエータ搭載作業時に一時預けを行なうことができ
ず、組立作業性が悪いばかりでなく、ラジエータ側のボ
ルト締結部および車体側の取付け部に寸法精度誤差があ
る場合または取付けのばらつき等に起因して、ラジエー
タ取付け固定時の静的応力(支持応力)としての支持反
力が上述のラジエータに作用し、この支持反力が大きい
時にはラジエータにねじれが生ずる問題点を有してい
た。
つまり、上述の合計4箇所のボルト締結部のうち、1箇
所の締結力が強い場合あるいは1箇所の締結量が大の場
合には、この1箇所が締結方向に歪む。特にラジエータ
のコア部は比較的歪やすく、しかも、歪によりクラック
が発生しやすいもので、車載される場合には、車体、エ
ンジンの振動により歪やすいので、取付固定時の静的応
力を低減させておく要請がある。
(考案の目的) この考案は、タンク部と、タンク部に固定されたコア部
とから成るラジエータのタンク部を車体側に支持するた
め、ラジエータの略対角線上の四方を支持するものにお
いて、3箇所の締結部による支持応力の低減と、3箇所
のうち下方の連結ホースが位置する箇所を締結部とする
ことによる振動力の低減とを図りつつ、下方の連結ホー
スが位置しない箇所をフローティング部とすることで、
組付性の向上を図ることができるラジエータの支持構造
を目的とする。
(考案の構成) この考案は、タンク部と、上記タンク部に連結されたコ
ア部とから成るラジエータのラジエータ正面からみてラ
ジエータの略対角線上に位置する四方で、上記タンク部
を車体側に支持するラジエータの支持構造であって、上
記四方の四箇所の取付部のうち、ラジエータ上面からみ
て下方のエンジンとの連結ホースが位置しない側の一箇
所を、車体側の支持ブラケットに上方から載置するのみ
のフローティング部とし、他の三箇所を車体側に対して
ねじ結合する締結部としたラジエータの支持構造である
ことを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、タンク部と、タンク部に固定された
コア部とから成るラジエータのタンク部を車体側に支持
するため、ラジエータの略対角線上の四方を支持するも
のにおいて、下方側のエンジンとの連結ホースが位置し
ない側の1箇所を支持ブラケットに載置したフローティ
ング部として、他の3箇所つまりラジエータ下方側の連
結ホースの位置する側を含む3箇所を車体側にねじ結合
により締結する締結部としたので、連結ホースからラジ
エータに伝達される振動力を、これら締結部より低減で
き、ラジエータそれ自体の振動増幅を防止することがで
き、振動により歪やすいラジエータの破損を解消するこ
とができる。
また、車体へのラジエータ搭載作業時においては、上述
のフローティング部を車体側の支持ブラケットに一時預
けすることができて、組立作業性の向上を図ることがで
きると共に、ボルト、ナット等によるボルトアップ作業
工数の低減を図ることができ、さらには上述のフローテ
ィング部におけるボルト、ナットによる取付作業スペー
スが不要となる効果がある。
加えて、上述の締結部が3箇所であるため、取付けのば
らつき等に起因する支持反力の大幅な低減を図ることが
できる効果がある。つまり、ねじ結合による締結部は合
計3点のみであるから、これら3箇所のうちの1箇所の
締結力が強い場合あるいは締結量が大の場合において
も、ラジエータのコア部には歪みは発生しない。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はラジエータの支持構成を示し、第1図において、
多数のウォータチューブ1…とコルゲートフィン2…と
を交互に配列して方形状のラジエータコア3を形成し、
このラジエータコア3の上部にはアッパタンク4を、ま
た下部にはロアタンク5をそれぞれ連結して、ラジエー
タ本体6を構成している。
上述のアッパタンク4の一側背面には、エンジンのウォ
ータジャケットおよびサーモスタットを介して矢印方向
に還流するエンジン冷却水を同タンク4に導びくインレ
ットホース7を連結すると共に、同アッパタンク4の他
側上部にはラジエータキャップ8およびウォータサブタ
ンクホース9を取付けている。
また、上述のロアタンク5の他側背面には、ラジエータ
により放熱処理した冷却水を矢印で示すようにウォータ
ポンプを介してエンジンのウォータジャケットに導びく
アウトレットホース10を連結すると共に、同タンク5の
下部にはドレンコック(図示せず)を取付けている。
前述のラジエータ本体6の左右両側部には、ボルト、ナ
ット11…を用いて断面が略コの字形のラジエータサイド
ブラケット12,13を取付ている。
上述のラジエータ正面からみてラジエータ本体6の略対
角線上に位置する四方において、反アウトレットホース
側の下方を除く他の三箇所を車体側に対してねじ結合す
るボルト締結部14としている。
すなわち、左右のラジエータサイドブラケット12,13の
上述の三箇所にボルト締結部14…を形成し、これらの各
ボルト締結部14…にはゴムブッシュ15…を取付け、図示
しないボルト、ナットを用いてこれら三箇所のボルト締
結部14…をゴムブッシュ15…を介して車体側としてのラ
ジエータシェラウドパネル16(第3図参照)の所定部に
ボルトアップすべく構成している。
一方、上述の四方の四箇所の取付部のうち、ラジエータ
上面からみて下方のエンジンとの連結ホースとしてアウ
トレットホース10が位置しない側の一箇所において、上
述のラジエータサイドブラケット13にはフローティング
部17を形成している。
すなわち、第2図、第3図に示す如く上述の対応箇所に
おいてラジエータサイドブラケット13に略三角形状の突
部13aを一体形成し、この突部13aの下端から上方に向け
てU字状のラバー18を一体的に取付けることで、上述の
フローティング部17を構成している。
また、第3図に示す如く前述のラジエータシュラウドパ
ネル16には車体側の支持ブラケット19を溶接固定してフ
ローティング支持用の凹部20を形成し、上述のフローテ
ィング部17を同図に示す如く該凹部20に上方から載置す
る構造としている。
なお、図中21はラジエータカウリングである。
このようにラジエータの支持構造を4点支持の3点固定
構造としたので、車体へのラジエータ搭載作業時におい
ては、第4図に示す如く車体側の支持ブラケット19に上
述のフローティング部17を一時預けすることができる。
この結果、組付作業性の向上を図ることができる効果が
ある。
また、上述のフローティング部17の部分はボルト、ナッ
ト等によるボルトアップ作業が不要なため、支持構造全
体のボルトアップ作業工数の低減を図ることができる効
果があり、さらには、上述のフローティング部17におけ
るボルト、ナットによる取付作業スペースも不要とな
る。
加えて、ボルト締結部14…は合計3箇所であるため、取
付けのばらつき等に起因する支持反力つまりラジエータ
取付け固定時の静的応力を大幅に低減することができ
る。つまり、結合による締結部は合計3点のみであるか
ら、これら3箇所のうちの1箇所の締結力が強い場合あ
るいは締結量が大の場合においても、ラジエータのコア
部には歪みは発生しない。
しかも、タンク部(アッパタンク4、ロアタンク5参
照)と、タンク部に固定されたコア部(ラジエータコア
3参照)とから成るラジエータ(ラジエータ本体6参
照)のタンク部を車体側に支持するため、ラジエータの
略対角線上の四方を支持するものにおいて、下方側のエ
ンジンとの連結ホース(アウトレットホース10参照)が
位置しない側の1箇所を支持ブラケットに載置したフロ
ーティング部として、他の3箇所つまりラジエータ下方
側の連結ホースの位置する側を含む3箇所を車体側にね
じ結合により締結する締結部としたので、連結ホースか
らラジエータに伝達される振動力を、これら締結部より
低減でき、ラジエータそれ自体の振動増幅を防止するこ
とができ、振動により歪やすいラジエータの破損を解消
することができる。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のタンク部は、アッパタンク4、ロアタンク5
に対応し、 以下同様に コア部は、ラジエータコア3に対応し、 エンジンとの連結ホースは、アウトレットホース10に対
応し、 ねじ結合する締結部は、ボルト締結部14に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図はラジエータの支持構造を示す斜視図、 第2図は第1図のA部の拡大正面図、 第3図はフローティング部の説明図、 第4図はフローティング支持構造を示す断面図である。 3……ラジエータコア、4……アッパタンク 5……ロアタンク、10……アウトレットホース 14……ボルト締結部、17……フローティング部 19……支持ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク部(4)(5)と、 上記タンク部(4)(5)に連結されたコア部(3)と
    から成るラジエータ(6)のラジエータ(6)正面から
    みてラジエータ(6)の略対角線上に位置する四方で、
    上記タンク部(4)(5)を車体側に支持するラジエー
    タの支持構造であって、 上記四方の四箇所の取付部のうち、ラジエータ(6)上
    面からみて下方のエンジンとの連結ホース(10)が位置
    しない側の一箇所を、車体側の支持ブラケット(19)に
    上方から載置するのみのフローティング部(17)とし、 他の三箇所を車体側に対してねじ結合する締結部(14)
    としたことを特徴とするラジエータの支持構造。
JP1988090334U 1988-07-06 1988-07-06 ラジエータの支持構造 Expired - Lifetime JPH0754018Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988090334U JPH0754018Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ラジエータの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988090334U JPH0754018Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ラジエータの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0211724U JPH0211724U (ja) 1990-01-25
JPH0754018Y2 true JPH0754018Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=31314859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988090334U Expired - Lifetime JPH0754018Y2 (ja) 1988-07-06 1988-07-06 ラジエータの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754018Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6036743U (ja) * 1983-08-19 1985-03-13 株式会社タチエス 自動車用リヤシート
DE3545141A1 (de) * 1985-12-19 1987-07-02 Bayerische Motoren Werke Ag Kuehler-befestigung fuer brennkraftmaschinen, insbesondere in kraftfahrzeugen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0211724U (ja) 1990-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02136517A (ja) 発動発電機
JP2007055400A (ja) 車両前部構造
JPH0754018Y2 (ja) ラジエータの支持構造
JP3401489B2 (ja) エンジンのラジエター装置
JPH11210457A (ja) エンジンの排気管カバー取付構造
US20220176805A1 (en) Heat exchanger module
JPH10274118A (ja) エアクリーナの取付構造
JP3980164B2 (ja) 熱交換器
JP4246147B2 (ja) 内燃機関駆動作業機
JP3324137B2 (ja) 車両用ラジエータ装置
JPH0512148Y2 (ja)
JPH0547694Y2 (ja)
JP3959591B2 (ja) 吸気マニホールドの支持構造
CN215752279U (zh) 一种前保险杠中支架水箱盖板总成
JPH07113594A (ja) 複合コア型ラジエータ
JPS6117215Y2 (ja)
JPH0245064Y2 (ja)
JP4161807B2 (ja) ラジエータの支持構造
JP3141713B2 (ja) ラジエータ取付ブラケット
JPH0420655Y2 (ja)
JPH0211271Y2 (ja)
JPS6036743Y2 (ja) ラジエ−タの支持構造
JP3407415B2 (ja) ウォータリザーブタンク
JPH11141743A (ja) エンジン回りの配管支持構造
JP2530900Y2 (ja) 吸気マニホールドの支持装置