JPH0753886A - モノアゾ染料、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents

モノアゾ染料、その製造方法及びその使用方法

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JPH0753886A
JPH0753886A JP528491A JP528491A JPH0753886A JP H0753886 A JPH0753886 A JP H0753886A JP 528491 A JP528491 A JP 528491A JP 528491 A JP528491 A JP 528491A JP H0753886 A JPH0753886 A JP H0753886A
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azo dye
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general formula
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JP528491A
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Ulrich Buehler
ウルリッヒ・ビユーラー
Reinhard Kuehn
ラインハルト・キユーン
Margareta Boos
マルガレタ・ボース
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    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノアゾ染料、その製造方法及びその使用方
法。 【構成】一般式I 【化1】 (式中Xはメチル基、エチル基、フルオル原子、クロル
原子、ブロム原子、メトキシ基又はエトキシ基、Rはメ
チル基、エチル基、n- プロピル基、i- プロピル基、
n- ブチル基、i- ブチル基又はs- ブチル基、nは2
又は3を示す。)なるアゾ染料又はその混合物並びにこ
の染料及びその混合物の製造方法及びこれを疎水性繊維
材料の染色に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式I
【0002】
【化3】
【0003】(式中Xはメチル基、エチル基、フルオル
原子、クロル原子、ブロム原子、メトキシ基又はエトキ
シ基、Rはメチル基、エチル基、n- プロピル基、i-
プロピル基、n- ブチル基、i- ブチル基又はs- ブチ
ル基、nは2又は3を示す。)なるアゾ染料に関する。
【0004】本発明は、一般式Iなる染料の混合物並び
にこの染料及びその混合物の製造方法及びこれを疎水性
繊維材料の染色に使用する方法にも関する。
【0005】好ましい残基Xはエチル基、特に好ましい
残基はメチル基である。好ましい残基Rは、エチル- 及
びi- プロピル基である。特に好ましい残基Rはn- プ
ロピル基である。
【0006】nは2であるのが好ましい。特に好ましい
染料は、Xがメチル基、Rがエチル- 及びi- プロピル
基、特にn- プロピル基、nが2であるものである。
【0007】
【従来の技術】本発明による一般式Iなる染料に類似す
る染料は、たとえば欧州特許第39,054号明細書、
英国特許第2,146,652号明細書、欧州特許第2
5,903号明細書、ドイツ特許第2,710,130
号明細書及びドイツ特許公開第3,511,728号明
細書中に記載されている。最後の4つの文献中に挙げら
れた染料は、2,6- ジシアンアゾ染料であり、これは
その光沢性及びその色調に基づきアントラキノン染料、
たとえばC.I.ディスパースレッド60に対する代替
物として挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アントラキノイドC.
I.ディスパースレッド91は、C.I.ディスパース
レッド60に比して色調の点でより黄色味がかってお
り、公知の染料と代えることができない。たとえば英国
特許第2,146,652号明細書に記載された帯青赤
色ジシアンアゾ染料を、(場合により光沢のある)黄色
- 又は深紅色- 染色でC.I.ディスパースレッド91
の色調に色合を変えた場合、予期されない混濁又は堅牢
性の悪化を生じる。
【0009】これに反して、本発明による染料を用いて
ほぼ同一の光沢でC.I.ディスパースレッド91の色
調を得ることができる。この場合アントラキノン染料に
比して及び前記文献中に挙げたアゾ染料に比して、染色
挙動の点で及び種々の使用堅牢性の点で利点を生じる。
【0010】染色挙動に於ける利点は、たとえばビルド
アップ- 及び染着- 挙動で木綿汚れで及びpH- 及び還
元敏感性で認めることができる。使用堅牢性に於ける利
点は、たとえば耐光性、耐熱固着性、耐熱マイグレーシ
ョン性及び耐水性の点で示す。
【0011】全体として、このことから本発明による染
料及びその混合物について予期されて得なかった著しい
使用技術上の利点が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による染料の製造
は一般式II
【0013】
【化4】
【0014】(式中Yはシアン又はHal, Halはハロゲン
原子、たとえばクロル- 又は特にブロム原子を示す。)
なるアゾ染料に公知方法で、たとえばドイツ特許出願公
開第1,809,920号及び第1,809,921号
明細書、英国特許第1,184,825号明細書、ドイ
ツ特許出願公告第1,544,563号明細書、ドイツ
特許出願公開第2,310,745号明細書、ドイツ特
許出願公告第2,456,495号及び第2,610,
675号明細書、ドイツ特許出願公開第2,724,1
16号、第2,724,117号、第2,834,13
7号及び第2,341,109号明細書、米国特許第
3,821,195号明細書、ドイツ特許出願公開第
2,715,034号又は第2,134,896号明細
書の記載に従って求核置換反応をを行い、この際球核試
剤としてシアニドイオンCN- を使用して行うのが好まし
い。この反応に於て一般式IIの染料中Hal をCNと置き
換える。
【0015】置換反応に対する溶剤として不活性有機溶
剤、たとえばニトロベンゾール又はグリコール- 又はジ
グリコール- モノ- メチル又は -モノ- エチルエーテル
又はこの様な溶剤相互の混合物及び第三有機窒素塩基と
の混合物、双極性非プロトン性溶性溶剤、たとえばN-
メチルピロリドン、ピリジン、ジメチルホルムアミド又
はジメチルスルホキシド、ジシアン- ジアルキルチオエ
ーテルを使用する。更に置換反応に対する媒体として水
又は水及び水と混和しえない有機溶剤、たとえばニトロ
ベンゾール、から成る水性系が、好ましくは湿潤剤又は
公知の相転移触媒の存在下であるいは水及び水溶性、不
活性有機溶剤、たとえばエチレングリコール又はジメチ
ルホルムアミドから成る水性系が適する。
【0016】有機の塩基性窒素化合物、たとえばピリジ
ン及びピリジン塩基の存在も置換反応に有利に働く。
【0017】置換反応に対する反応温度は一般に20〜
150℃である。球核試剤CN- を場合により錯金属のシ
アン化物、たとえばアルカリ金属- 又はアルカリ土類金
属- シアン化物、シン化亜鉛、アルカリシアノ- 亜鉛酸
塩又は -鉄酸塩の形で、好ましくはシアン化銅(I)又
はシアン化銅(I)を形成する系の形で反応に加える。
特にアルカリ金属- シアン化物とシアン化銅(I)との
組合せ使用が有利である。この場合アルカリ金属と銅塩
との量割合は広い範囲で変化することができる。
【0018】アルカリ金属- シアン化物/シアン化銅
(I)- 割合の有利な範囲は5:95〜95:5であ
る。この範囲以外にまだ成分の積極的な相互作用を認め
ることができる。シアン化銅(I)それ自体をシアン化
銅(I)を形成する系、たとえばシアン化アルカリとそ
の他の銅塩、好ましくは銅(I)塩、たとえばハロゲン
化銅(I)との混合物に替えることもできる。
【0019】本発明による一般式Iなる染料を製造する
のに必要な一般式IIなる染料は次の様にして製造する
ことができる。すなわち一般式III
【0020】
【化5】
【0021】(式中X,Y及びHal は上述の意味を有す
る。)なる芳香族アミンのジアゾニウム化合物を、それ
自体公知の方法で一般式IV
【0022】
【化6】
【0023】(式中R及びnは、上述の意味を有す
る。)なるカップリング成分とカップリングして行われ
る。
【0024】一般式(III)なるアミンからジアゾニ
ウム化合物がそれ自体公知の方法で鉱酸又は鉱酸性水性
媒体、低級アルカンカルボン酸、たとえばギ酸、酢酸又
はプロピオン酸又はその混合物中で、又は有機溶剤中で
−15℃〜40℃の温度で亜硝酸又はその他のニトロソ
ニウムイオンを形成する系の作用によって得られる。
【0025】カップリングは同様にそれ自体公知の方法
で得られたジアゾ溶液とカップリング成分の溶液とを0
〜40℃、好ましくは0〜25℃の温度で適する溶剤、
たとえばC原子数1〜4のアルカノール、ジメチルホル
ムアミド中で、好ましくは硫酸、塩酸又はリン酸で酸性
化された水又は場合により水含有低級アルカンカルボン
酸又は低級アルカンカルボン酸混合物中で一緒にして行
われる。
【0026】多くの場合カップリングの間pH- 値をた
とえば酢酸ナトリウムの添加によって緩衝するのが有利
である。カップリングは数時間後終了し、一般式(I
I)なる染料を常法で単離し、乾燥する。
【0027】一般式(III)及び(IV)なる必須の
成分は公知の市販生成物から公知方法に従って製造する
ことができる。
【0028】本発明による染料混合物は、一般式Iなる
染料(式中X,R及びnは上述の意味を有する。)2又
は数種から成る。一般式Iなる染料(式中X及びRの意
味しか相違しない。)から成る混合物が好ましい。特に
好ましい混合物は、混合成分がRの意味しか相違しない
ものである。
【0029】本発明による染料混合物に於て一般式Iな
る種々の染料の割合は比較的広い範囲内で変化する。一
般に成分の最小重量割合は10%であり、最大重量割合
は90%である。一般式Iなる染料2個のみから成る染
料混合物の場合70;30〜30;70の量割合であ
り、すなわち染料の重量割合は30〜70%である。
【0030】本発明による混合物を別々に製造されかつ
仕上げられた個々の染料成分の混合によって製造するこ
とができる。この混合を適当な混合又は粉砕によってあ
るいは染液中に混入撹拌して行うことができる。しかし
別々に製造された個々の染料成分を一緒に仕上げるのが
好ましい。この際混合を染料粉末の製造の場合噴霧乾燥
の直前に、染料粉末及び液状染料調製物の場合好ましく
は粉砕の前に行うことができる。この場合粉砕の前に一
緒に熱安定化するのが特に好ましい。
【0031】特に好ましい方法に従って本発明による染
料混合物を、一般式IIなる染料少なくとも2個から成
る染料混合物に於て公知の方法で個々の染料に関して前
述した様にハロゲン原子をシアン基で置換し、得られた
混合物を仕上げることによって製造することができる。
その際一般式IIなる染料混合物の組成は、本発明によ
る染料混合物を生じる様に選択される。
【0032】本発明による染料及び染料混合物は単独で
又はその他の分散染料との混合物の形で主に疎水性合成
材料の染色又は捺染に適する。疎水性合成材料として次
のものが挙げられる:セルロース- 21/2-アセテート、
セルローストリアセテート、ポリアミド及び特に高分子
ポリエステル。本発明による染料を高分子ポリエステル
から成る材料、特にポリエチレングリコールテレフタレ
ート又はこれと天然繊維材料との混合物あるいはセルロ
ーストリアセテートから成る材料の染色又は捺染に使用
するのが好ましい。
【0033】疎水性合成材料は平面- 又は糸状形成物の
形で存在し、たとえば糸又は織られたもしくは編まれた
繊維材料に加工することができる。本発明による染料に
よる前記繊維製品の染色は公知方法で、好ましくは水性
懸濁液から、場合によりキヤリヤーの存在下で80〜約
110℃で消尽法に従ってあるいはHT- 法に従って染
色オートクレーブ中110〜140℃で、並びにいわゆ
る熱固着法に従って行われる。この際製品を染液でパジ
ングし、次いで約80〜230℃で固着する。前記材料
の捺染は本発明による染料又は染料混合物を含有する捺
染ペースト中に加え、これを用いて捺染された製品を染
料の固着のために場合によりキヤリヤーの存在下80〜
230℃の温度で、HT- 蒸気、加圧蒸気又は乾熱で処
理する様にして実施することができる。この方法で極め
て良好な堅牢性、特に極めて良好な耐光性、耐熱固着
性、耐熱マイグレーション性及び耐洗濯性、及び小さい
pH- 及び還元敏感性を有する。特に好ましくは極めて
良好な耐熱光性である。
【0034】本発明による又は染料混合物は前記疎水性
材料を有機溶剤からこの場合公知の方法に従って染色す
ること及び原料の形で染色することにも適する。
【0035】上記適用法で使用される染液及び捺染ペー
スト中に本発明による染料又は染料混合物はできる限り
微分散形で存在しなければならない。
【0036】染料の微分散化はそれ自体公知の方法で加
工中に生じる染料を分散剤と一緒に液状媒体、好ましく
は水中で懸濁化し、混合物を剪断力の作用にさらす。こ
の際もともと存在する染料粒子を機械的に最適な比表面
が達成され、染料の沈殿ができる限り少ない大きさに粉
砕する。染料の粒子の大きさは一般に0.5〜5μm、
好ましくは約1μmである。
【0037】粉砕工程に併用される分散剤は非イオン性
又はアニオン活性であってよい。非イオン性分散剤はた
とえばアルキレンオキシド、たとえばエチレン- 又はプ
ロピレンオキシドとアルキル化可能な化合物、たとえば
脂肪アルコール、脂肪アミン、脂肪酸、フエノール、ア
ルキルフエノール及びカルボン酸アミドとの反応生成物
である。アニオン活性分散剤はたとえばリグニンスルホ
ネート、アルキル- 又はアルキルアリールスルホネート
又はアルキル- アリール- ポリグリコールエーテルスル
ホネートである。
【0038】得られた染料調製物はほとんどの使用法に
対して注ぐことができなければならない。したがって染
料- 及び分散剤含有量はこの場合限定される。一般に分
散液を50重量%までの染料含有量に及び約25%まで
の分散剤含有量に調製する。経済的理由から染料含有量
は大抵15重量%で済む。
【0039】分散液は更にその他の助剤を含有すること
もできる。たとえば酸化剤として作用する助剤、たとえ
ばナトリウム -m- ニトロベンゾールスルホネート又は
殺菌剤、たとえばナトリウム -O- フエニル- フエノラ
ート及びナトリウムペンタクロルフエノラートである。
【0040】得られた染料分散液を極めて有利に捺染ペ
ースト及び染液の調製に使用することができる。これを
たとえば連続法で提供するのが特に有利である。この方
法の場合連続装置で連続的に染料供給して染液の染料濃
度を一定に維持しなければならない。
【0041】一定の使用領域に対して粉末調製物が好ま
しい。この粉末は染料、分散剤及びその他の助剤、たと
えば湿潤剤、酸化剤、保存剤、脱塵剤及び上記酸供与剤
を含有する。
【0042】粉末状染料調製物に関する好ましい製造法
は上記液状染料分散液から液体を、たとえば減圧乾燥、
凍結乾燥によって、ロール乾燥機で乾燥して、好ましく
は噴霧乾燥によって除去することにある。
【0043】染液の製造に上記記載に従って製造された
染料調製物の必要な量を染色媒体で、好ましくは水で染
色物に対して1:5〜1:50の染液割合が生じる程度
に希釈する。更に加えて染液に一般にその他の染色助
剤、例えば分散剤、湿潤剤及び固着助剤を添加する。
【0044】染料又は染料混合物を繊維材料捺染に使用
しなければならない場合、染料調製物の必要な量を糊
剤、たとえばアルカリ- アルギナート等々及び場合によ
りその他の添加物、たとえば固着促進剤、湿潤剤及び酸
化剤と共に捏和し捺染ペーストとなす。
【0045】
【実施例】本発明を例によって詳述する。パーセントの
記載は重量パーセントである。
【0046】例1 a)ジメチルスルホキシド100ml、シアン化ナトリ
ウム2.1g及びシアン化銅(I)7.1gから成る懸
濁液中に70〜75℃で式(V)
【0047】
【化7】
【0048】なる染料54.7gを加え、30分間この
温度で撹拌する。次いで温度を30分間110℃に上
げ、仕込物をゆっくり冷えた状態で撹拌し、吸引濾取
し、ジメチルスルホキシド45ml、7.5%水性アン
モニア溶液及び水で洗浄し、減圧下乾燥する。
【0049】式(VI)
【0050】
【化8】
【0051】なる青色染料39.3gが得られ、これは
516nmで最大吸収を有し、o- ジクロルベンゾール
に溶解して澄明な赤色を呈する。 b)式VIなる染料30部及びリグニンスルホネート系
から成る分散剤70部からパールミル中で水性粉砕し
て、微細な染料懸濁液となし、次いでこれを噴霧乾燥す
る。 c)得られた染料調製物1.2gを水2000g中で分
散する。分散液を酢酸で4−5のpH- 値に調整し、無
水酢酸ナトリウム4g及びナフタリンスルホン酸- ホル
ムアルデヒド- 縮合物を基体とする市販の分散剤2gを
加える。得られた染液中にポリエチレングリコールテレ
フタレートを基体とするポリエステル織物100gを加
え、30分間130℃で染色する。引き続き洗浄し、
0.2%水性亜二チオン酸ナトリウム溶液で15分間7
0〜80℃で還元後処理し、洗浄し、乾燥した後、極め
て良好な染色特性、特に極めて良好な耐熱固着性及び耐
光性を有する濃い赤色染色が得られる。
【0052】例2 例1に記載した様に式VII
【0053】
【化9】
【0054】なる染料53.3gにシアン置換を行った
場合、式VIII
【0055】
【化10】
【0056】なる光沢のある赤色染料37gが得られ、
これは516nmでその最大吸収を示し、o- ジクロル
ベンゾールに溶解して澄明な赤色を呈する。 b)得られた染料15.0gを、微分散形で100gあ
たりローカストビーン穀粉45.0g、3- ニトロベン
ゾールスルホン酸ナトリウム6.0g及びクエン酸3.
0gを含有する捺染ペースト中に混入する。ポリエステ
ルをこの捺染ペーストで捺染し、処理された織物を乾燥
後45秒、210℃でサーモゾール化した場合、優れた
堅牢性、特に良好な耐熱固着性及び耐光性を有する濃色
の光沢のある赤色捺染が得られる。
【0057】例1及び2と同様に、次表の本発明による
染料を製造することができる。これらは、同様に疎水性
繊維を優れた堅牢性を有する完全な赤色ないし赤紫色色
調に染色する。次表の最右欄に色調に関して次の略号を
使用する。
【0058】表 1
【0059】
【化11】 次表2中に本発明による染料混合物を挙げる。
【0060】 表 2 例 X R n ポリエステル上の色調 混合物割合 72 CH3 CH3 2 1 50% CH3 nC3H7 2 50% 73 CH3 C2H5 2 1 70% CH3 C2H5 3 30% 74 CH3 nC3H7 2 1 80% OCH3 nC3H7 2 20% 75 CH3 C2H5 3 1 30% CH3 nC3H7 2 70% 76 Cl nC3H7 2 2 45% Br nC3H7 2 55% 77 CH3 iC3H7 2 1-2 50% Cl CH3 2 50% 78 CH3 C2H5 2 1 20% C2H5 C2H5 2 80% 79 CH3 nC3H7 2 1 65% CH3 iC3H7 2 5% CH3 C2H5 2 30%
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明による一般式
Iなる染料又はその混合物は、公知のアントラキノン染
料及びアゾ染料に比して、極めて優れた染色挙動及び種
々の使用堅牢性を生じる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルガレタ・ボース ドイツ連邦共和国、ハッテルスハイム、ア ム・ゼー、6

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 一般式I 【化1】 (式中Xはメチル基、エチル基、フルオル原子、クロル
    原子、ブロム原子、メトキシ基又はエトキシ基、 Rはメチル基、エチル基、n- プロピル基、i- プロピ
    ル基、n- ブチル基、i- ブチル基又はs- ブチル基、 nは2又は3を示す。)なるアゾ染料。
  2. 【請求項02】 Rはエチル- 、n- プロピル- 又はi
    - プロピル基を示す請求項1記載のアゾ染料。
  3. 【請求項03】 Rはn- プロピル基を示す請求項1又
    は2記載のアゾ染料。
  4. 【請求項04】 Xはメチル- 又はエチル基を示す請求
    項1ないし3のいずれかに記載のアゾ染料。
  5. 【請求項05】 Xはメチル基を示す請求項1ないし4
    のいずれかに記載のアゾ染料。
  6. 【請求項06】 nは2である請求項1ないし5のいず
    れかに記載のアゾ染料。
  7. 【請求項07】 請求項1記載の一般式Iなるアゾ染料
    2又は数種を含有する染料混合物。
  8. 【請求項08】 染料の重量割合は10〜90%、好ま
    しくは30〜70%である請求項7記載の染料混合物。
  9. 【請求項09】 式II 【化2】 (式中X,R及びnは請求項1に記載した意味を有し、
    Yはシアン又はHal 、 Hal はハロゲン原子、たとえばクロル- 又は特にブロム
    原子を示す。)なるアゾ染料に球核置換反応を行い、こ
    の際球核試剤としてシアニドイオンCN-を使用すること
    を特徴とする、請求項1記載の一般式Iなるアゾ染料の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の一般式Iなるアゾ染料
    又は請求項7記載のその混合物を、疎水性繊維材料の染
    色及び捺染に使用する方法。
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