JPH0753475A - ジアルキルカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートの製造方法

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JPH0753475A
JPH0753475A JP6192308A JP19230894A JPH0753475A JP H0753475 A JPH0753475 A JP H0753475A JP 6192308 A JP6192308 A JP 6192308A JP 19230894 A JP19230894 A JP 19230894A JP H0753475 A JPH0753475 A JP H0753475A
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JP
Japan
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reaction
alkanol
salt
carbonate
dialkyl carbonate
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JP6192308A
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Zoltan Kricsfalussy
ツオルタン・クリクスフアルシー
Helmut Waldmann
ヘルムート・バルトマン
Hans-Joachim Traenckner
ハンス−ヨアヒム・トレンクナー
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/23Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of oxygen-containing groups to carboxyl groups
    • C07C51/235Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of oxygen-containing groups to carboxyl groups of —CHO groups or primary alcohol groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/01Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from carbon monoxide and oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 C−C−ジアルキルカーボネートは、対
応するC−C−アルカノール、一酸化炭素および酸
素からこれらの物質をCu塩の存在下に反応させ、反応
の水を少なくとも部分的抜き出しにより反応混合物の中
で10重量%より少なく制限することによって製造する
ことができる。 【効果】 本発明による方法は、高い、例えば、50〜
70重量%のジアルキルカーボネート含量を有する反応
混合物を生成し、これから純粋なジアルキルカーボネー
トをとくに簡単なかつ経済的な方法で単離することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、対応するアルカノールをCu塩
の存在下にオキシカルボニル化し、水分を反応混合物の
10重量%より少なく制限することによって、ジアルキ
ルカーボネートを製造する改良された方法に関する。
【0002】ジアルキルカーボネート、ことにジメチル
カーボネートは低い毒性の中間体であり、そして毒性の
中間体、例えば、ホスゲンまたは硫酸ジメチルの代わり
に多数の理由で使用することができる。それらはまた非
腐食性である。それらの使用は環境的に有害な副生物を
生じない。
【0003】ジアルキルカーボネートのこのような反応
の例は、脂肪族または芳香族のアミンの製造であり、こ
れらのアミンは引き続いて切り放して対応するイソシア
ネートを生成することができる。他の例として、ジメチ
ルカーボネートはアミンの第4級化において、あるいは
フェノールまたはナフトールのメチル化において硫酸ジ
メチルの代わりに使用することができる。ジメチルカー
ボネートは、また、自動車燃料に、例えば、鉛化合物の
代わりに、添加してオクタン価を改良することができ
る。ジアルキルカーボネートのこの重要性にかかわら
ず、実質的に副生物を生成しないか、あるいはカップリ
ングした物質のサイクルなしに、大きい容量に適当な、
技術的に簡単でありかつ環境的に許容される製造方法は
まだ存在しない。
【0004】小規模で既に技術的に証明されたジアルキ
ルカーボネートの種々の製造方法が存在する。下記の反
応式に従うアルカノールと一酸化炭素および酸素との触
媒反応に基づく製造方法は、種々の研究者のグループに
よる熱心な標準の主題であった:
【0005】
【化1】
【0006】これらの反応において、触媒的に活性な銅
化合物は種々の銅塩の形態でで使用されてきている。日
本国特許出願(JP)第45/11129号(197
0)に従い塩化銅(II)を使用するとき、不満足な選
択率が得られる。比較的大量の塩化メチルの生成はとく
にやっかいである。なぜなら、塩化メチルは揮発性が高
く、製造プラント全体を偏在的に広がり、そして実際に
プラント全体の腐食を引き起こすことがあるからであ
る。
【0007】有機錯化剤を使用するとき(ドイツ国特許
出願(DE−A)第21 10 194号)よりすぐれ
た選択率が得られるが、触媒の塩類を分離するという問
題が生じ、このような触媒の塩類は反応混合物の中に部
分的に溶解するが、大部分は懸濁液として存在する。
【0008】ドイツ国特許出願(DE−A)第27 4
3 690号に従いこの反応を実施するとき、非常に特
定の問題を生ずる。なぜなら、触媒の塩類は反応混合物
の中に実際に完全には溶解せず、そして懸濁液としての
み存在するからである。これらの塩類は反応ゾーンおよ
び冷却ユニットを通して運搬し、そして反応後、例え
ば、遠心機により、機械的に分離しなくてはならない。
既に述べた腐食に加えて、これは、また、侵蝕、熱伝達
の低下、詰まりおよび外皮形成を引き起こす。
【0009】触媒サイクルのこれらの欠点を回避するた
めに、触媒塩類をの中に懸濁液として静止させて保持
し、そしてメタノール、COおよび酸素を反応器の中に
計量して入れることが提案され、生成したジアルキルカ
ーボネートおよび反応の水は反応器から過剰量で使用さ
れるメタノールと一緒に蒸留された(欧州特許(EP)
第0 413 215 A2号)。ここで液体の反応媒
質は反応すべきアルカノールから本質的に成り(欧州特
許(EP)第0 413 215号、p.3。l.5
2)、それゆえアルカノール/Cu塩のモル比は非常に
高い(好ましくは1:0.01〜0.05)。これは反
応速度が比較的低いという欠点を有する。ここにおける
それ以上の問題は、低いジアルキルカーボネート濃度を
確立することが必要であるということである。これは容
易ではない。なぜなら、この反応は高い系の圧力におい
て実施し、そしてジアルキルカーボネートおよび水の両
者はメタノールから本質的に成る反応媒質の中で非常に
可溶性であるからである。これ意味するように、比較的
大量の不活性ガスまたはメタノールガスを使用して、ジ
アルキルカーボネートおよび水を分離しなくてはならな
い。
【0010】そのうえ、この提案を使用すると、触媒を
ある時間後変化するか、あるいはある比率で連続的に更
新しなくてはならず、これは触媒の分離、再生および再
循環という前述の問題を伴うことを、また、考慮しなく
てはならない。
【0011】式 ROH (II) 式中、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、好まし
くはメチルまたはエチル、とくに好ましくはメチルであ
る、の対応するアルカノールを一酸化炭素および酸素と
Cu塩の存在下に反応させることによって、式 (RO)2CO (I) 式中、Rは上に定義した通りである、のジアルキルカー
ボネートを製造する方法が発見され、この方法は生成し
た反応の水の少なくとも部分的抜き出しにより水分を全
体の反応混合物の10重量%より小さい値に保持するよ
うな方法において、反応を120〜300℃、好ましく
は120〜180℃、1〜70バール、好ましくは5〜
70バールにおいて実施することを特徴とする。
【0012】このようにして、反応混合物の水分はコン
トロールされ、そして低い値に減少される。この反応は
一般に10%より少ない水分で実施されるが、水濃度を
反応混合物において6重量%以下に保持することは有利
である。高い変換率ならびに非常に高い選択率のために
は、この反応を3重量%より小さい値で実施することは
とくに好ましい。
【0013】本発明の方法は、好ましくは、Cu塩を含
有する塩溶融物を使用して実施し、可能なCu塩はCu
(I)およびCu(II)化合物およびそれらの混合物
である。原理的には、塩溶融物の中にある程度までのみ
可溶性であるかぎり、すべての既知のCu塩類は適当で
ある。
【0014】ハロゲン化物、例えば、塩化物または臭化
物に加えて、適当な塩類はシアン化物、ローダニド、硫
酸塩、硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩お
よびアルコラート、例えば、Cuメトキシ塩化物であ
る。Cuは、また、錯化化合物、例えば、アセチルアセ
トネート、またはCu錯体、例えば、Cu−ピリジンあ
るいはまたCu−ジピリジル錯体の形態で使用すること
ができる。
【0015】塩溶融物は、一般に、低い融点を有する、
すなわち、共融混合物を形成する塩類の混合物から構成
される。したがって、共融混合物の組成に相当する比率
で塩類を使用することは有利である。このような共融混
合物は異なるCu塩類からか、あるいはCu塩類および
他の塩類から形成することができる。
【0016】したがって、Cu塩に加えて、本発明に関
して触媒的に活性である、すなわち、アルカノールのオ
キシカルボニル化のための活性化エネルギーを低下す
る、任意の化学的に不活性な塩類または他の塩類を使用
することができる。多数の塩類または塩様化合物をここ
においてCu塩に加えて使用することができる。通常、
Cu塩およびこのような塩様化合物の混合物を使用す
る。主族および亜族1〜3のハロゲン化物を使用するこ
とが好ましい。アルカリ金属の塩化物、例えば、NaC
lまたはKCl、あるいはアルカリ土類金属の塩化物、
例えば、CaCl2またはMgCl2、およびまた、Zn
Cl2はとくに適当である。しかしながら、また、それ
ほど普通ではない化合物、例えば、タリウム、インジウ
ムまたはガリウムの塩化物を使用することができる。
【0017】非常に適当な溶融物は、例えば、異なる比
率の塩化Cu(I)およびKClから成る。通常、Cu
化合物の含量が高い、例えば、60〜75/40〜25
の塩化Cu(I)/KClの重量比をもつ混合物を選択
する。
【0018】反応温度は、一般に、約120℃〜300
℃、好ましくは120℃〜180℃であり、典型的な反
応温度は120℃〜150℃である。
【0019】この反応は常圧で実施することができる。
しかしながら、十分に高い反応速度を達成するために、
反応は高圧において、例えば、5〜70バール、好まし
くは10〜50バール、とくに好ましくは25〜50バ
ールにおいて実施することは便利である。
【0020】使用する反応成分のモル比は、反応速度お
よび反応の選択率に関して重要である。これらの条件が
観察されない場合に生成する副生物の例は、ホルムアル
デヒド、ジメチルアセタールまたは塩化メチルであり、
後者はとくに問題である。
【0021】通常、一酸化炭素に対してモル過剰のメタ
ノールおよび、また、酸素に対して過剰の一酸化炭素を
選択するが、多くてモル量のCOまたはO2を使用す
る。こうして、アルカノール/COおよびO2の選択す
るモル比は1:1〜0.01:1〜0.01、好ましく
は1:05〜0.02:0.3〜0.02である。これ
は、例えば、10〜50%のメタノールの変換率および
10〜80%のCOの変換率を生ずる。酸素は一般に完
全に変換される。もちろん、量の比例決定するとき、爆
発限界を考慮に入れることが必要である。この反応は必
要に応じて不活性ガス、例えば、N2またはCO2の存在
下に実施することができる。
【0022】酸素は、例えば、大気の空気またはO2
富んだ空気の形態で使用することができる。
【0023】未反応のメタノールおよびCOは、ジアル
キルカーボネートおよびH2Oおよび必要に応じてまた
CO2の分離後に、再循環することができる。
【0024】水を方法の技術の任意の既知の手順を使用
して抜き出すことができる。例えば、1つの可能な手順
において、反応がある点、例えば、8〜35%、好まし
くは10〜27%、とくに好ましくは15〜25%のア
ルカノールの変換率まで進行した後、反応混合物の有機
化合物をそれ自体知られている方法により分離し、そし
て反応の水を後にあるいは同時に、例えば、蒸留により
分離する。例えば、ジメチルカーボネートの製造の場合
において、この蒸留は次のような方法で実施する:20
〜25%のジメチルカーボネート、4〜6%の水および
残部のメタノールから構成された反応混合物を約25の
理論的プレートを含有する精留塔の中央に供給し、そし
て残液生成物としてほぼ大気圧において抜き出し、20
〜27%のジメチルカーボネートおよび残部のメタノー
ルの混合物を上部生成物として得る。上部生成物は一酸
化炭素および酸素含有ガスとの反応において再使用する
ことができる。
【0025】反応混合物のこの更新された変換におい
て、反応を、例えば、4〜6%の水分に進行させて、非
常に高い選択率の場合において50〜55重量%のジア
ルキルカーボネート含量を有する反応混合物を得ること
ができる。水の更新されかつ必要に応じて反復した抜き
出しにより、約75%のジアルキルカーボネート含量を
達成することができる。
【0026】本発明による方法の特定の利点は、それが
高い、例えば、50〜70重量%のジアルキルカーボネ
ート含量を有する反応混合物を与え、これから純粋なジ
アルキルカーボネートをとくに簡単なかつ経済的な方法
で単離することができるということである。
【0027】反応の水を除去するための方法の技術の別
の可能な方法は、他の脱水法、例えば、必要に応じて反
応混合物に共沸剤添加した、共沸蒸留である。また、抽
出法を有利に使用することができる。しかしながら、そ
れ以上の可能性は、反応の水を化学的にまたは吸着的に
結合することであるが、蒸留による除去は好ましい。本
発明による方法は種々の既知の型の反応器、例えば、ガ
ス分散撹拌機を有する撹拌された槽の中で実施すること
ができる。この操作はバッチ式または連続的に実施する
ことができる。連続的操作のために、例えば、3〜5つ
の反応器からなる反応槽のカスケードは、また、適当で
ある。しかしながら、1段階または多段階のバブルカラ
ムはまたこの方法に適当である。
【0028】ガスの負荷は圧力および温度に従い広い限
界内で変化することができるので、10〜200g/リ
ットル・時間の空間−時間を達成することができる。
【0029】反応熱は冷却ユニットにより除去すること
ができる。しかしながら、この方法はいわゆる沸騰反応
器の中で実施し、これから反応熱を生成物の蒸発により
消散させる。こうして、例えば、液状アルカノールの供
給の場合において、反応熱は反応器上の冷却ユニットを
必要としないでアルカノールの蒸発により消散される。
反応生成物、すなわち、ジアルキルカーボネートおよび
水をガス流を通して反応器から排出する。ガス流の中の
物質の濃度は存在および温度に依存する。したがって、
ことに高圧において、圧力を短時間解放し、最後に圧力
下に再び操作することは有利である(いわゆる圧力スウ
ィング技術)。こうして、例えば、ジメチルカーボネー
トの製造において、1つの可能な手順は高圧、例えば、
25〜50バールにおいて1分〜10分の間操作し、次
いでこの系の圧力を約10〜0.8バール、好ましくは
3〜1バールに減少することである。溶融物は反応ゾー
ンの中に完全に残留し、そして有機物質、例えば、ジメ
チルカーボネートおよびメタノールは反応器の中からほ
とんど完全に蒸出する。系の圧力のこの相変化は、反応
生成物の分離を促進し、とくに本発明による方法に適当
である。
【0030】反応器に適当な材料の例は、耐蝕性の特別
の鋼、エナメル化鋼、ガラス、または特別の金属、例え
ば、タンタルである。
【0031】本発明による方法は、また、より大きい規
模で工業的に実施することができる。図1に示すよう
に、例えば、55重量%〜57重量%を含有する生成物
の流れは、多段階、例えば、3段階の反応のカスケード
(水の除去のための蒸留塔が各反応ユニットに取り付け
られている)において得ることができる。
【0032】次の装置は図1に示されている:3つの反
応器A、BおよびC;水を抜き出すのための対応する蒸
留塔D、EおよびF;ジアルキルカーボネートを回収す
るための蒸留塔G;およびCO2(COの酸化による望
ましくない副生物として生成する)をスクラビング除去
するためのガススクラバーH。また、次の反応成分が図
1に示されている:A、BおよびCにおいてCu塩を含
有する溶融物(1);COの供給(2)またはO2の供
給(3);アルカノールの供給(4);抜き出されたH
2O(5);除去された反応混合物(6);再循環のた
めのアルキルカーボネート/アルカノール混合物
(7);アルキルカーボネートを回収するためのアルキ
ルカーボネート/アルカノール混合物(8);濃縮され
たアルキルカーボネート(9);必要に応じてアルキル
カーボネートと混合された、再循環のためのアルカノー
ル(10);D、EおよびFから流出し、必要に応じて
残留O2を含有することができる、CO/CO2混合物
(11);ガススクラバーのための水酸化ナトリウムの
供給(12);NaHCO3の排出(13);および必
要に応じて残留O2と一緒の、再循環のためのCO(1
4)。簡素化の目的で、不活性ガスについて言及した。
【0033】実施例1 72重量%の塩化Cu(I)および28重量%のKCl
の塩混合物の94mlを150℃で溶融し、Taインサ
ートを有しかつ供給管、温度測定装置および圧力維持装
置を装備した鋼の反応器に入れた。390g/時のメタ
ノール、36リットル/時のCOおよび42リットル/
時の空気を150℃および50バールにおいて計量して
入れた。圧力を解放した後、反応混合物を仕上げないで
再び反応器に計量して入れた。
【0034】3回の再循環後、メタノールの変換率は2
7%であり、そしてジメチルカーボネートの選択率は9
8%であった。
【0035】実施例2 3回の再循環後に得られた実施例1の反応混合物を蒸留
塔において脱水し、そして実施例1に記載する条件下に
反応器に計量して入れた。
【0036】3回の再循環後、メタノールの変換率は5
5%であり、そしてジメチルカーボネートの選択率は9
7%であった。
【0037】実施例3 50%のメタノールおよび50%のジメチルカーボネー
トの混合物を実施例1に記載する条件下に反応器に計量
して入れた。
【0038】1回の通過後、メタノールの変換率は56
%であり、そしてジメチルカーボネートの選択率は98
%であった。
【0039】実施例4 40%のメタノールおよび60%のジメチルカーボネー
トの混合物を実施例1に記載する条件下に反応器に計量
して入れた。
【0040】1回の通過後、メタノールの変換率は65
%であり、そしてジメチルカーボネートの選択率は98
%であった。
【0041】実施例5 30%のメタノールおよび70%のジメチルカーボネー
トの混合物を実施例1に記載する条件下に反応器に計量
して入れた。
【0042】1回の通過後、メタノールの変換率は73
%であり、そしてジメチルカーボネートの選択率は98
%であった。
【0043】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0044】1.式 ROH 式中、Rは直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、好まし
くはメチルまたはエチル、とくに好ましくはメチルであ
る、の対応するアルカノールを一酸化炭素および酸素と
Cu塩の存在下に反応させることによって、式 (RO)2CO 式中、Rは上に定義した通りである、のジアルキルカー
ボネートを製造する方法であって、生成した反応の水の
少なくとも部分的抜き出しにより水分を全体の反応混合
物の10重量%より小さい値に保持するような方法にお
いて、反応を120〜300℃、好ましくは120〜1
80℃、1〜70バール、好ましくは5〜70バールに
おいて実施することを特徴とする方法。
【0045】2.水分を6重量%より小さい、好ましく
は3重量%より小さい値に保持することを特徴とする、
上記第1項記載の方法。
【0046】3.Cu塩をCu塩を含有する塩溶融物の
形態で使用することを特徴とする、上記第1項記載の方
法。
【0047】4.塩化Cu(I)およびKClの溶融物
を使用することを特徴とする、上記第3項記載の方法。
【0048】5.CuCl:KClの重量比=60〜7
5:40〜25を確立することを特徴とする、上記第4
項記載の方法。
【0049】6.アルカノール:CO:O2のモル比=
1:1〜0.01:1〜0.01、好ましくは1:0.
5〜0.02:0.3〜0.02を確立することを特徴
とする、上記第1項記載の方法。
【0050】7.反応の水を蒸留により抜き出すことを
特徴とする、上記第1項記載の方法。
【0051】8.反応の水を生成したジアルキルカーボ
ネートおよび対応するアルカノールと一緒に反応混合物
から蒸留除去し、生ずる蒸留物を精留塔の中に供給し、
水を残液生成物として獲得しそして抜き出し、そしてジ
アルキルカーボネートおよびアルカノールを上部生成物
として反応の中に再循環することを特徴とする、上記第
7項記載の方法。
【0052】9.3〜5つの反応器からなる撹拌された
槽のカスケードの中で連続的に実施することを特徴とす
る、上記第1項記載の方法。
【0053】10.ジメチルカーボネートを製造するた
めに、反応を25〜50バールにおいて実施し、圧力を
段階的に10〜0.8バール、好ましくは3〜1バール
に解放して、反応媒質の有機成分を蒸留除去し、次いで
圧力を25〜50バールに再び増加させることを特徴と
する、上記第1項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法において使用する装置を示す。
【符号の説明】
A、B、C 反応器 D、E、F 水を抜き出すための蒸留塔 G ジアルキルカーボネートを回収するための蒸留塔 H CO2スクラビング除去するためのガススクラバー 1 溶融物 2 COの供給 3 O2の供給 4 アルカノールの供給 5 H2Oの抜き出し 6 除去された有機反応混合物 7 再循環のためのアルキルカーボネート/アルカノー
ル混合物 8 アルキルカーボネートを回収するためのアルキルカ
ーボネート/アルカノール混合物 9 濃縮されたアルキルカーボネート 10 再循環のためのアルカノール 11 CO/CO2混合物 12 水酸化ナトリウムの供給 13 NaHCO3の排出 14 再循環のためのCO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・バルトマン ドイツ51373レーフエルクーゼン・ヘンリ ー−テイ−ブイ−ベテインガー−シユトラ ーセ15 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・トレンクナー ドイツ51375レーフエルクーゼン・アンデ ルシユタインリユツチユ30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 ROH 式中、 Rは直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、好ましくはメ
    チルまたはエチル、 とくに好ましくはメチルである、の対応するアルカノー
    ルを一酸化炭素および酸素とCu塩の存在下に反応させ
    ることによって、式 (RO)2CO 式中、 Rは上に定義した通りである、のジアルキルカーボネー
    トを製造する方法であって、生成した反応の水の少なく
    とも部分的抜き出しにより水分を全体の反応混合物の1
    0重量%より小さい値に保持するような方法において、
    反応を120〜300℃、好ましくは120〜180
    ℃、1〜70バール、好ましくは5〜70バールにおい
    て実施することを特徴とする方法。
JP6192308A 1993-07-30 1994-07-25 ジアルキルカーボネートの製造方法 Pending JPH0753475A (ja)

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