JPH0753415A - クメンの製法 - Google Patents

クメンの製法

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JPH0753415A
JPH0753415A JP6158006A JP15800694A JPH0753415A JP H0753415 A JPH0753415 A JP H0753415A JP 6158006 A JP6158006 A JP 6158006A JP 15800694 A JP15800694 A JP 15800694A JP H0753415 A JPH0753415 A JP H0753415A
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zeolite
benzene
propylene
catalyst
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JP6158006A
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Carlo Perego
カルロ・ペレーゴ
Giannino Pazzuconi
ジャンニーノ・パッヅコーニ
Gianni Girotti
ジャンニ・ジロッチ
Giuseppe Terzoni
ジゥセッペ・テルゾーニ
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Enichem Sintesi SpA
Eni Tecnologie SpA
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Enichem Sintesi SpA
Eniricerche SpA
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    • C07C2/64Addition to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C2/66Catalytic processes
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    • C07C2529/70Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of types characterised by their specific structure not provided for in groups C07C2529/08 - C07C2529/65
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベンゼンのプロピレンでのアルキル化によっ
てクメンを製造するに当たり、触媒による腐食、廃棄に
関する問題を生ずることなく、良好な選択率を達成す
る。 【構成】 好適量のアルカリ金属、アルカリ土類金属又
は金属のカチオンを導入することによって変性したβ−
ゼオライトを触媒として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ベンゼンのプロピレンでのアル
キル化によるクメンの製法に係る。この方法は、好適な
アルカリ金属、アルカリ土類金属又は金属のカチオンの
一定量がイオン交換によって導入されたβ−ゼオライト
の存在下で行われる。
【0002】クメン(又はイソプロピルベンゼン)は主
にフェノール及びアセトンの調製に使用される。クメン
を得るために現在最も広く利用されている合成法は、ケ
イソウ土に担持したリン酸を触媒とするベンゼンとプロ
ピレンとの縮合反応でなるものである。
【0003】この触媒は高価ではなく、副生物として少
量のポリアルキレートの生成を生ずるが、腐食性であ
り、その結果、プラントに関するかなりの問題点を生ず
る。加えて、反応中、触媒の高い反応性(所望の期間中
一定に維持されなければらない)を得るために原料に過
剰量の水を添加することが必要である。さらに、この触
媒は再生されないため、その廃棄が問題となる。
【0004】工業的に利用されている他の合成法は、縮
合触媒として、三塩化アルミニウム及び塩酸を含有する
スラリーを使用するものである。この方法は、前記の方
法と同様に廃棄及び腐食の問題を有し、加えて、この触
媒は生成混合物からの分離が困難であり、生成物は触媒
としてリン酸を使用して得られるものよりも純度が低
い。
【0005】これらの不都合を回避するため、触媒とし
てゼオライトを使用する縮合法が提案されている。
【0006】ZSM−5タイプのゼオライトの使用は、た
とえば米国特許第4,292,457号(ZSM−5タイプの構造を
有するボラライト(boralite)がベンゼンのプロピレン
でのアルキル化において触媒作用を発揮できることを開
示する)に記載されている。しかしながら、このタイプ
のゼオライトはかなり低い選択率でクメンを製造する
(チャネルが小さすぎるためと思われる)。
【0007】一方、ZSM−12の如き広い孔を有するゼオ
ライトは良好なクメンへの選択率を有するが、活性が低
く、従って、高温で操作することが必要である。しかし
ながら、これらの条件は望ましくない反応(たとえばク
メンのクラッキング)を助長し、触媒の迅速な脱活性化
を生ずる。
【0008】クメンの合成に関して、特殊な処理(蒸気
での処理及び希土類との交換による安定化)によって好
適に変性したホージャサイトタイプのゼオライトの使用
を開示する多くの特許も存在する。
【0009】特に、Yタイプのゼオライトが最も広く使
用されている。これは、温度130〜180℃における良好な
活性及び所望生成物に関する良好な選択率によって特徴
づけられるものである。しかしながら、この選択率は、
ベンゼンの変化率の増大につれてかなり低下し、従っ
て、原料において極めて高いベンゼンとプロピレンとの
間のモル比で操作すること(ポリアルキル化反応を制限
する)が必要である。このように比の値が大きいこと
は、ベンゼンの再循環に関連して高いコストが必要であ
ることが明らかである。ヨーロッパ特許第432,814号及
び同第439,632号は、触媒として、主として又は全体と
して酸形又はカチオン「部位」の多くが水素イオンによ
って占められているβ−ゼオライトを使用する芳香族及
びアルキル芳香族化合物の炭素数2〜4のオレフィンで
のアルキル化法を特許請求している。これらの方法で使
用されるβ−ゼオライトは一般式 (x/n)M・(1.0−x)H+・AlO2・y SiO2・w H2O (式中、yは5〜100であり;wは4以下であり;Mは
金属イオンであり;nはMの原子価であり;xは好まし
くは0.2以下の値を有する)で表される。
【0010】発明者らは、新たに、触媒として特別なア
ルカリ金属、アルカリ土類金属又は金属カチオンの一定
量をイオン交換によって導入したβ−ゼオライトを使用
するベンゼンのプロピレンでのアルキル化によるクメン
の製法を見い出した。この触媒によれば、特にポリアル
キル化反応を助長することなく、公知技術に開示された
ものと比べて高い選択率が得られる。
【0011】従って、本発明は、ベンゼン及びプロピレ
ンからクメンを製造する方法において、反応触媒とし
て、式 (x/n)M・(1.0−x)H+・AlO2・y SiO2・w H2O (式中、yは5〜100であり、wは4以下であり;MはN
a+、K+、Ca2+又はNi2+であり;xは0.25〜0.50の値で
ある)で表されるβ−ゼオライトを使用することを特徴
とするクメンの製法に係る。
【0012】ゼオライトの水含量は使用した合成法及び
調製後の処理に左右される。
【0013】該触媒系(かなりの金属イオン含量によっ
て特徴づけられる)は良好な活性及び変化したベンゼン
のクメンへの選択率(主として又は全体として酸形β−
ゼオライト(すなわち0.2以下のx値を有するβ−ゼオ
ライト)のものよりも高い)を有する。この選択率に関
するデータ(以下、[C9]/[C6]と表示する)はモノア
ルキル化生成物の生成を促進する触媒の性能の指標であ
る。好適な量の金属イオンで変性したβ−ゼオライトは
良好な選択率を与えると共に、ポリアルキル化生成物の
生成を50%程度低減させる。
【0014】金属カチオンが特にカリウムである場合、
変化したプロピレンのクメンへのモル選択率[C9]/[C3
-]も従来技術の結果と比べて改善される。これは、ベ
ンゼンのプロピレンによるアルキル化において、好適な
量のカリウムイオンの導入によって変性したβ−ゼオラ
イトの使用は望ましくないオリゴマー性副生物の生成を
抑制することを表す。
【0015】好適量の金属イオンの導入によって変性し
たβ−ゼオライトは、米国特許第3,308,069号に開示さ
れた如くして合成され、つづいて完全に酸形のβ−ゼオ
ライトを得るためアンモニウムイオンとのイオン交換及
びか焼を行い、さらにイオン交換を行ってNa+、K+、Ca
2+又はNi2+の中から選ばれる校正された量のイオンを導
入することによって調製される。イオン交換は、R.P.
Townsend により「Ionexchange in zeolites」,Studie
s Surf.Scien.Cat.,Vol.58,p.359〜390,1991に
開示されたような公知の技術を利用して行われる。イオ
ン交換に使用されるナトリウム、カリウム、カルシウム
及びニッケルの塩は、たとえば相当する酢酸塩、硝酸塩
及び塩化物である。
【0016】好適量の金属イオンの導入によって変性し
たβ−ゼオライトを触媒として使用するベンゼンのプロ
ピレンによるアルキル化は、気相、液相又は混合相にお
いて、バッチ式、半連続式又は連続式で行われる。反応
温度は150〜300℃、好ましくは150〜200℃の範囲内から
選択される。圧力は10〜50気圧、好ましくは25〜35気圧
であり、反応体の総WHSV供給速度は0.1〜200時間-1の範
囲内から選択される。
【0017】触媒は、ケイ素、アルミニウム、ジルコニ
ウム、マグネシウムの酸化物又は天然クレー及びこれら
の組合せの如き好適な結合剤との混合物として使用され
る。
【0018】ゼオライト及び結合剤を50:50〜95:5、
好ましくは70:30〜90:10の相対量で混合する。つい
で、2成分の混合物を一体化して、触媒に関して要求さ
れる最終形状、たとえば円筒の押出し成形状とする。
【0019】クメンの製造において、ベンゼンとプロピ
レンとの間の供給モル比の値は2〜30、好ましくは4〜
15の範囲で変動する。反応体は底部から頂部に向かって
又はその逆の方向で反応器に供給される。工程中に発生
する熱は、触媒床の異なる部位で不活性パラフィンを供
給することによって制御される。
【0020】触媒の再生は、空気中、たとえば温度500
〜650℃における熱処理によって達成される。
【0021】以下の実施例は、触媒として、好適量のナ
トリウム及びカリウムを導入することによって変性した
β−ゼオライト(実施例8、9、10、12及び13)、合成
から直接得られた本発明で使用するよりも少ない量のナ
トリウムを含有する全体として酸形のβ−ゼオライト
(実施例7)を使用するクメンの調製を説明するもので
ある。データの比較から、変性β−ゼオライトが変化し
たベンゼンのクメンへの選択率に関して良好な性能を示
し、特にβ−ゼオライトが好適量のカリウムを含有する
ものである場合には、変化したプロピレンのクメンへの
選択率がさらに良好であることが明確に理解される。
【0022】
【実施例1】Na+含有β−ゼオライトの調製 脱塩水58.4gにテトラエチルアンモニウムヒドロキシド
58.8g(40重量%水溶液)及びアルミン酸ナトリウム
1.9gを添加した。混合物を約80℃に加熱し、完全に溶
解するまで撹拌下に放置した。このようにして得られた
透明な溶液を40% Ludox HS コロイド状シリカ 37.5g
に添加した。pH14を有する均質な懸濁液を得た。これを
鋼製オートクレーブに充填し、熱水条件下、150℃、静
止条件及び自然発生圧力で10日間放置して結晶化させ
た。結晶化した生成物を濾過によって分離し、洗浄し、
120℃で1時間乾燥させ、550℃で5時間か焼した。化学
分析では、得られたβ−ゼオライトが下記の組成(モル
比として表示)を有することを示した。 SiO2/Al2O3 = 19.3 x=Na+/Al = 0.13
【0023】
【実施例2】実施例1で得られたβ−ゼオライトを、酢
酸アンモニウムでの処理及びつづく550℃、5時間での
か焼によって酸形に変性した。粉末X線回折によって生
成物を同定した。
【0024】
【実施例3】実施例2に従って得られた酸形β−ゼオラ
イトを、該ゼオライトの10% p/p脱塩水分散液をNa+
Alのモル比が0.55となる量の酢酸ナトリウムと接触さ
せ、該混合物を還流温度に24時間放置することによって
酢酸ナトリウムとイオン交換させた。終了後、ゼオライ
トを水で洗浄し、濾過し、550℃で5時間か焼した。こ
のようにして得られたβ−ゼオライトはNa+/Alのモル
比(又は係数x)が0.5となる量のナトリウムを含有し
ている。
【0025】
【実施例4】実施例2に従って得られた酸形β−ゼオラ
イトを、該ゼオライトの10% p/p脱塩水分散液をK+
Alのモル比が0.5となる量の酢酸カリウムと接触させ、
得られた混合物を還流温度に24時間放置することによっ
て酢酸カリウムでイオン交換させた。終了後、ゼオライ
トを水で洗浄し、濾過し、550℃、5時間でか焼した。
このようにして得られたβ−ゼオライトはK+/Alのモ
ル比が0.36となる量のカリウムを含有している。
【0026】
【実施例5】実施例2に従って得られた酸形β−ゼオラ
イトを、該ゼオライトの10% p/p脱塩水分散液をK+
Alのモル比が0.4となる量の酢酸カリウムと接触させ、
得られた混合物を還流温度に24時間放置することによっ
て酢酸カリウムでイオン交換させた。終了後、ゼオライ
トを水で洗浄し、濾過し、550℃、5時間でか焼した。
このようにして得られたβ−ゼオライトはK+/Alのモ
ル比が0.25となる量のカリウムを含有している。
【0027】
【実施例6】実施例2の如くして調製した酸形β−ゼオ
ライトを、磁石撹拌機及び電気加熱手段を具備するオー
トクレーブ(0.5リットル)に触媒として充填した。系を減
圧し、ついでベンゼン 400ccを充填した。温度を撹拌下
150℃とし、ついでオートクレーブ内の圧力が30ハ゛ールと
なるまで窒素の推力及び過圧によって液状のプロピレン
を充填した。充填したプロピレンの量は[C6]/[C3-]
のモル比の値が7.4となる量である。充填から1時間
後、そのままの圧力及び温度のオートクレーブから一定
量の生成物を直接取出し、100%メチルケイ素相を有す
るWide−Boreキャピラリーカラム、220℃以下に調節し
た温度及び F.I.C.検出器を使用するガスクロマトグ
ラフィーによって分析した。
【0028】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =78.9% モル選択率[C9]/[C3-]=92.1% モル選択率[C9]/[C6] =95.4% モル選択率[C9]/[C3-]は反応したプロピレン全体に
対するクメンに変化したプロピレンのモル分率であり、
モル選択率[C9]/[C6]は反応したベンゼン全体に対す
るクメンに変化したベンゼンのモル分率である。
【0029】
【実施例7】実施例6に記載のものと同様に、実施例1
の如く調製したゼオライト 0.4gを充填し、反応2時間
後に生成物を取り出すことにより操作を行った。
【0030】結果は次のとおりである。 モル選択率[C9]/[C3-]=91.3% モル選択率[C9]/[C6] =96.6%
【実施例8】実施例6に記載のものと同様に、実施例3
の如く調製したゼオライト 0.4gを充填し、反応4時間
後に生成物を取り出すことにより操作を行った。
【0031】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =76.7% モル選択率[C9]/[C3-]=92.1% モル選択率[C9]/[C6] =97.2%
【実施例9】実施例6に記載のものと同様に、実施例4
の如く調製したゼオライト 0.4gを充填し、反応4時間
後に生成物を取り出すことにより操作を行った。
【0032】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =78.5% モル選択率[C9]/[C3-]=92.1% モル選択率[C9]/[C6] =97.6%
【実施例10】実施例6に記載のものと同様に、実施例
5の如く調製したゼオライト 0.4gを充填し、反応3時
間後に生成物を取り出すことにより操作を行った。
【0033】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =81.9% モル選択率[C9]/[C3-]=92.1% モル選択率[C9]/[C6] =97.1%
【実施例11】実施例6に記載のものと同様に、ただし
温度を180℃とし、実施例2の如く調製したゼオライト
0.4gを充填し、反応1時間後に生成物を取り出すこと
により操作を行った。
【0034】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =99.9% モル選択率[C9]/[C3-]=91.2% モル選択率[C9]/[C6] =95.6%
【実施例12】実施例6に記載のものと同様に、ただし
温度を180℃とし、実施例5の如く調製したゼオライト
0.4gを充填し、反応1時間後に生成物を取り出すこと
により操作を行った。
【0035】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =98.8% モル選択率[C9]/[C3-]=91.4% モル選択率[C9]/[C6] =96.5%
【実施例13】実施例6に記載のものと同様に、ただし
温度を180℃とし、実施例4の如く調製したゼオライト
0.4gを充填し、反応1時間後に生成物を取り出すこと
により操作を行った。
【0036】結果は次のとおりである。 C3−の変化率 =91% モル選択率[C9]/[C3-]=92.3% モル選択率[C9]/[C6] =96.5%
フロントページの続き (71)出願人 591004283 エニーケム・シンテシース・ソシエタ・ペ ル・アチオニ ENICHEM SYNTHESIS S OCIETA PER AZIONI イタリー国パレルモ市ビア・ルッジェロ・ セッチーモ55 (72)発明者 カルロ・ペレーゴ イタリー国カルナーテ市ビア・サン・エッ セ・コルネーリオ・エ・チプリアーノ15 /エ (72)発明者 ジャンニーノ・パッヅコーニ イタリー国パビア市ビア・ロバーチ20/ア (72)発明者 ジャンニ・ジロッチ イタリー国ボローニャ市ビア・サン・ドナ ト103 (72)発明者 ジゥセッペ・テルゾーニ イタリー国ピアチェンザ市ビア・ニチェー リ4

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベンゼンとプロピレンとの反応によってク
    メンを製造する方法において、前記反応を、式 (x/n)M・(1.0−x)H+・AlO2・y SiO2・w H2O (式中、yは5〜100であり、wは4以下であり;MはN
    a+、K+、Ca2+又はNi2+であり;xは0.25〜0.50の値で
    ある)で表されるβ−ゼオライトでなる触媒の存在下で
    行うことを特徴とする、クメンの製法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製法において、前記反応
    を、温度150〜300℃、圧力10〜50気圧、反応体の総WHSV
    供給速度0.1〜200時間-1で行う、クメンの製法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の製法において、反応温度が
    150〜200℃である、クメンの製法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の製法において、反応圧力が
    25〜30気圧である、クメンの製法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の製法において、反応体の総
    WHSV供給速度が1〜10時間-1である、クメンの製法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の製法において、ベンゼンと
    プロピレンとの間のモル比の値が2〜30である、クメン
    の製法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の製法において、ベンゼンと
    プロピレンとの間のモル比の値が4〜15である、クメン
    の製法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の製法において、前記β−ゼ
    オライトを、ケイ素、アルミニウム、ジルコニウム、マ
    グネシウムの酸化物又は天然クレーの中から選ばれる1
    以上の結合剤との混合物として使用する、クメンの製
    法。
JP6158006A 1993-06-16 1994-06-16 クメンの製法 Pending JPH0753415A (ja)

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IT93A001295 1993-06-16
IT93MI001295A IT1264626B1 (it) 1993-06-16 1993-06-16 Processo per la preparazione di cumene

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AU (1) AU673918B2 (ja)
CA (1) CA2117315A1 (ja)
DE (1) DE69412708T2 (ja)
DK (1) DK0629599T3 (ja)
ES (1) ES2121144T3 (ja)
IT (1) IT1264626B1 (ja)
RU (1) RU2141934C1 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003523985A (ja) * 2000-02-25 2003-08-12 イネオス フェノール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト フェノールの製造において使用されるクメンを製造する方法

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