JPH0753305B2 - パイプ切断片のテーパネジ形成方法 - Google Patents

パイプ切断片のテーパネジ形成方法

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JPH0753305B2
JPH0753305B2 JP5089799A JP8979993A JPH0753305B2 JP H0753305 B2 JPH0753305 B2 JP H0753305B2 JP 5089799 A JP5089799 A JP 5089799A JP 8979993 A JP8979993 A JP 8979993A JP H0753305 B2 JPH0753305 B2 JP H0753305B2
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JP
Japan
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pipe
taper
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tapered
peripheral surface
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JP5089799A
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Inventor
健治 国武
Original Assignee
日本鋼管継手株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば管継手のパイ
プニップル等の製造に適用されるもので、パイプ切断片
の端部外周面にテーパネジを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、管継手のパイプニップル等を
製造する場合には、丸鋸盤又はロータリーカッターによ
って金属パイプを切断し、このパイプ切断片(ニップル
粗材)の両端部外周面に、チェザーは転造でテーパネ
ジを形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
ように切断して得られたパイプ切断片(ニップル粗材)
の内外径はその軸線方向の全長に亘って一様であるた
め、該パイプ切断片(ニップル粗材)の両端部外周面に
テーパネジを形成すると、第7図に示すように、テーパ
ネジ101によってパイプ切断片(ニップル粗材)10
0の両端部の肉厚が著しく小さくなり、強度低下を生じ
る問題があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、パイプ切断片の端部外周面にテーパネジを形
成しても、そのパイプ切断片の端部の減肉による強度低
下を生じることがなく、高強度を保つことができるパイ
プ切断片のテーパネジ形成方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、切断したパイプの端部外周面にテーパネ
ジを形成するパイプ切断片のテーパネジ形成方法におい
て、前記パイプ切断片の端部を、その内外周面ともに
め前記テーパネジの傾斜角と同一又はほぼ同一になる
ように絞って肉厚が一様なテーパ部を傾斜形成してお
き、この傾斜形成されたパイプ切断片のテーパ部外周面
に、その傾斜に沿うようにテーパネジを形成すること
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、パイプ切断片の端部をその内
外周面ともに予めテーパネジの傾斜角度と同一又はほぼ
同一の傾斜角度になるように絞って肉厚が一様なテーパ
部を傾斜形成しており、その傾斜形成したテーパ部外周
面に、その傾斜に沿ってテーパネジを形成するので、そ
のテーパネジが形成されたパイプ切断片の端部の肉厚は
図6に示すように、十分に大きく保たれ、減肉による強
度低下を生じることがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明方法を管継手のパイプニップル
の製造に適用した実施例について図1〜図5を参照して
説明する。
【0008】なお、この実施例はパイプ切断片の両端部
それぞれにテーパネジを形成する場合の実施例である。
【0009】図1はパイプに形成した陥没状のテーパ
の中央部を切断するところを示す模式正面図、図2はパ
イプに陥没状のテーパを形成するところを示す模式正
面図、図3はパイプに陥没状のテーパを形成した後そ
のパイプの陥没状のテーパの中央部を切断するところ
を示す模式正面図、図4はパイプに陥没状のテーパ
形成するところを側面側より見た模式側断面図、図5
パイプの陥没状のテーパの中央部を切断するところを
側面側より見た模式側面図であり、各図において、1は
チャック、2a及び2bは絞りローラ、3はカッター、
4a及び4bは左右一対の支持ローラ、5は金属製のパ
イプである。
【0010】上記チャック1は、パイプ送り装置(不図
示)によって送られて所定位置で停止されたパイプ5を
外周面側から把持するもので、モータ等(不図示)によ
ってパイプ5を把持した状態で回転される。
【0011】上記絞りローラ2a,2bは、そのローラ
外周面の軸方向中央部から軸方向両端部に近づくほどロ
ーラ外径が小さくなるようなテーパ20a,20a,2
0b,20bを対称に設けてあり、そのテーパ20a,
20a,20b,20bの傾斜角θは、後述のパイ
プ切断片の両端部外周面にチェザーで形成されるテーパ
ネジの傾斜角度と同一又はほぼ同一とされている。ま
た、絞りローラ2a,2bは、各々、その背後に連結し
た油圧制御等によるピストン6のロッド6aによってパ
イプ5に対し押圧及び離隔可能に構成されている。
【0012】上記左右一対の支持ローラ4a,4bは、
前記絞りローラ2a,2bからパイプ5の送り方向に向
かって所定距離はなれた位置に配設されている。そし
て、これら支持ローラ4a,4bは、図5に示すよう
に、適当な間隔をあけて回転自在に並設されていて、パ
イプ送り装置(不図示)にて送られてくるパイプ5を支
持するように構成されている。尚、この支持ローラ4
a,4bのパイプ5の支持は、パイプ5に図1〜図3
示す如くテーパ51,51が形成されていることか
ら、このテーパ51,51を除く下側の外周面を支持
することによって行われる。
【0013】また、この支持ローラ4a,4bの上方に
は円盤形のカッター3が昇降可能に設けられており、パ
イプ5の切断時には該カッター3が下降して図3に示す
如くパイプ5に形成した陥没状のテーパ51,51の
中央部を押付けながらパイプ5を回転させて、該テーパ
51,51の中央部が切断される。
【0014】このような装置を用いて、テーパネジの傾
斜角度と同一又はほぼ同一の傾斜状端部を有するパイプ
切断片5Aの製造が行われる。即ち、パイプ送り装置
(不図示)によってチャック1…間を通し且つ所定長さ
を送り込んだパイプ5を停止させ(図1)、該パイプ5
の外周面をチャック1…で把持する。そして、その後に
チャック1…をパイプ5と共に回転させる。次いでパイ
プ5の上下に配された絞りローラ2a,2bをパイプ5
側にピストン6で前進させ、該絞りローラ2a,2bの
テーパ20a,20a,20b,20bをパイプ5の外
周面(A部分)に押付ける(図1,図2参照)。これに
よってパイプ5及び上下の絞りローラ2a,2bは摩擦
力により図4に示すように矢印B,C方向に回転する
とともに、絞りローラ2a,2bのテーパ20a,20
a,20b,20bによってパイプ5の外周面を圧接
し、このパイプ5がその内外周面ともに縮径変形され
て、前記絞りローラ2a,2bのテーパ20a,20
a,20b20bに沿う肉厚が一様な陥没状のテーパ
51,51が形成される。
【0015】次に、このテーパ51,51が形成され
ると、チャック1…の回転を停止させ、そのテーパ
1,51が形成されたパイプ5をチャック1…から解除
させて、前記パイプ送り装置によりパイプ5を、そのテ
ーパ51,51の中央部がカッター3の真下に位置す
るように送り出す。そして、テーパ51,51の中央
部がカッター3の真下に位置すると、パイプ5の送り
停止され、そのテーパ51,51を除く下側外周面
(A部分の下側外周面)が左右一対の支持ローラ4a,
4bに回転自在に支持される。
【0016】次に、この回転自在に支持されたパイプ5
(A部分)に対し、カッター3を図5に示すように矢印
D方向に回転(図5参照)させながら下降させて図3及
び図5に示すように、カッター3をパイプ5のテーパ
51,51の中央部に押付けて回転させる。これによ
り、パイプ5及び支持ローラ4a,4bは、カッター3
の押圧力によって図5に示すように矢印E,F,G方向
に回転するとともに、図3に示すようにカッター3がパ
イプ5のテーパ51,51の中央部に喰込んで切断が
行なわれる。
【0017】このようにして切断されたパイプ切断片5
A(ニップル粗材)は図3の矢印H方向に送り出され、
このような動作が順次繰り返されて、両端部がテーパネ
ジの傾斜角度と同一又はほぼ同一で肉厚が一様なのテー
パ部51,51に形成されたパイプ切断片5A(ニップ
ル粗材)が量産される。
【0018】このパイプ切断片5A(ニップル粗材)が
形成された後に、その両端部のテーパ51,51の外
周面に、そのテーパ51,51の傾斜に沿って、チェ
ザー又は転造によりテーパネジ7´が形成され、図6
如き管継手のパイプニップル7が形成される。
【0019】尚、パイプニップル7の必要長さLが種々
異なることを考慮すれば、前記カッター3をパイプの送
り方向と同方向又は逆方向に移動できるようにしておく
ことが望ましい。
【0020】また、絞りローラは必ずしも前記実施例の
ように上下に配設する必要はなく、例えば上下いずれか
一方に絞りローラを配設し他方に前記実施例のような
支持ローラ4a,4bを配設しておいてもよい。
【0021】また、前記実施例では、パイプニップル7
の製造に適用したものについて説明したが故に、パイプ
切断片5Aの両端部をテーパネジの傾斜角度と同一又は
ほぼ同一の傾斜角度のテーパ51,51に形成してお
き、このテーパ51,51が形成されたパイプ切断片
5Aの両端テーパ部外周面にテーパネジを形成する場合
を説明したが、本発明は、パイプ切断片5Aの一端部に
のみテーパネジを形成する物にも適用できるのは勿論で
ある。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パイプ
切断片の端部をその内外周面ともに予めテーパネジの傾
斜角度と同一又はほぼ同一の傾斜角度になるように絞っ
て肉厚が一様なままで傾斜形成したテーパ部外周面に、
その傾斜に沿ってテーパネジを形成するので、そのテー
パネジが形成されたパイプ切断片の端部の肉厚を十分に
大きく保って、減肉による強度低下を生じることがな
い。したがって、端部強度に優れたテーパネジ付きパイ
プ切断片を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パイプに形成した陥没状のテーパの中央部を
切断するところを示す模式正面図である。
【図2】パイプに陥没状のテーパを形成するところを
示す模式正面図である。
【図3】パイプに陥没状のテーパを形成した後そのパ
イプの陥没状のテーパの中央部を切断するところを示
す模式正面図である。
【図4】パイプに陥没状のテーパを形成するところを
側面側より見た模式側断面図である。
【図5】パイプの陥没状のテーパの中央部を切断する
ところを側面側より見た模式側面図である。
【図6】本発明を適用して製造されたパイプニップルの
断面図である。
【図7】従来のパイプニップルの断面図である。
【符号の説明】
1 チャック 2a,2b 絞りローラ 3 カッター 4a,4b 支持ローラ 5 パイプ 5A パイプ切断片 7 パイプニップル 7´ テーパネジ 20a,20b 絞りローラのテーパ 51 パイプ切断片端部のテーパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断したパイプの端部外周面にテーパネ
    ジを形成するパイプ切断片のテーパネジ形成方法におい
    て、前記パイプ切断片の端部を、その内外周面ともに
    め前記テーパネジの傾斜角と同一又はほぼ同一になる
    ように絞って肉厚が一様なテーパ部を傾斜形成してお
    き、この傾斜形成されたパイプ切断片のテーパ部外周面
    に、その傾斜に沿うようにテーパネジを形成すること
    特徴とするパイプ切断片のテーパネジ形成方法。
JP5089799A 1993-04-16 1993-04-16 パイプ切断片のテーパネジ形成方法 Expired - Lifetime JPH0753305B2 (ja)

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