JPH0753268Y2 - パネル取付用コネクタ - Google Patents

パネル取付用コネクタ

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JPH0753268Y2
JPH0753268Y2 JP1990025649U JP2564990U JPH0753268Y2 JP H0753268 Y2 JPH0753268 Y2 JP H0753268Y2 JP 1990025649 U JP1990025649 U JP 1990025649U JP 2564990 U JP2564990 U JP 2564990U JP H0753268 Y2 JPH0753268 Y2 JP H0753268Y2
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JP
Japan
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panel
elastic arm
housing
elastic
connector
Prior art date
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Application number
JP1990025649U
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JPH03116677U (ja
Inventor
幹夫 進藤
征久 藤田
Original Assignee
日本エー・エム・ピー株式会社
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Publication date
Application filed by 日本エー・エム・ピー株式会社 filed Critical 日本エー・エム・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気コネクタ、特に電子・電気機器等のパネル
に取付けるタイプのコネクタに関する。
〔従来技術とその問題点〕 電子・電気機器等のパネルに取付ける為に弾性腕を有す
るコネクタが広く用いられている。従来の弾性腕は一般
にその先端に階段状の係止部を有しており、複数種の板
厚のパネルに取付け可能になっている(第6図(A),
(B)参照)。ところが階段状の係止部34側が自由端で
ある為、ワイヤハーネス取扱い作業中に弾性腕32とハウ
ジング30との隙間に電線が侵入することにより作業性を
低下させるばかりでなく、弾性腕32を破損させるおそれ
があった。
実開昭63−145279号公報には弾性腕32の先端とハウジン
グ30とを連結する可撓連絡部36を設けたコネクタが開示
されている(第7図)。前記可撓連絡部36は本来、弾性
腕32の補強を目的として設けられたが、電線侵入防止に
も有効であると考えられる。
ところが、前記可撓連絡部36を有するコネクタは第6図
(A),(B)に示すように取付けるパネルPの板厚に
対応してパネル開口長Lを変化させることにより弾性腕
32の撓み量を一定にする設計の為、コネクタ使用者の要
求によりLを一定にした場合、次の問題が生じる。即
ち、Lを一定にすると、パネルの板厚が薄い場合は弾性
腕32の撓み量が小さく、厚い場合は大きくなる。可撓連
絡部36は弾性腕32の補強を目的としている為、ある程度
の厚みを必要とする。この為、パネルの板厚が厚い場合
には弾性腕32の大きな撓み量に伴って可撓連絡部36の撓
み量も大きくなり、可撓連絡部36のハウジング30との接
続部付近に応力が集中し破断するおそれがあり、また得
られる補強強度も異なる。
従って、本考案は弾性腕とハウジングとの間に電線が侵
入するのを防止すると共に、パネル開口長が一定であっ
ても複数種の板厚のパネルに取付けることができるコネ
クタを提供することを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
本考案のパネル取付用コネクタは、少なくとも1個の端
子を収容するハウジングと、該ハウジングの対向する2
側面の各々から外方へ延出し、前記ハウジングが取付け
られるパネルと係止する階段状の係止部を有する弾性腕
とを具えるパネル取付用コネクタにおいて、前記ハウジ
ングの前記係止部近傍の前記各側面に、前記パネルの面
に沿った方向に前記パネルのエッジを押圧する弾性突起
を前記弾性腕を挟んで対向して1対設けたことを特徴と
する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案のコネクタの一実施例を示す平面図、第
2図は第1図中の矢印Aからみた部分図、第3図及び第
4図は第1図のコネクタを薄いパネル及び厚いパネルに
取付けたときの要部拡大図である。
第1図において、本考案のコネクタ2は少なくとも1個
の金属製端子(図示せず)及び端子を収容する絶縁ハウ
ジング4からなる。ハウジング4の互いに逆向きの2側
面6,6にはハウジング4の一端側から他端に向って外側
に延びる弾性腕8が各々設けられている。弾性腕8の先
端部外側には階段状の係止部10が形成される。先端側の
段は板厚の薄いパネルに係止し、先端から遠ざかるに従
って板厚のより厚いパネルに係止する。係止部10近傍の
ハウジング側面6からは第2図に示すように一対の弾性
突起12が弾性腕8を挾んで対向して延びている。弾性突
起12の高さは弾性腕8とハウジング側面6との間の隙間
より高く形成されているため為、電線がその隙間に侵入
するのを防止する。また、ハウジング一側面6上の弾性
突起12の先端14から他の側面上の弾性突起の先端までの
距離はパネル開口長Lより長いので、コネクタ2がパネ
ルに挿入されると弾性突起12は対向面側へ、即ち、弾性
腕8の方へ撓み(第2図矢印B)、先端14がパネルのエ
ッジを弾性的に押圧する。これによって、機器内外から
の振動によってコネクタ2がパネル内で振動するのを防
止する。尚、弾性突起12にはその対向面側の根元に凹部
16が形成され、肉薄になっていると共に対向面の裏面の
外周に面取りが形成されているので、弾性突起12は弾性
腕8の方へ撓み易くなっている。また、ハウジング側面
6には、ストッパ18が設けられており、パネルPを位置
決めする。
第3図に示すように弾性腕8が板厚の薄いパネルPに係
止する場合、弾性腕8の撓み量が小さい為にパネルPと
の係合力が弱く、2つの弾性腕8の係止にアンバランス
が生じ、コネクタ2に外力が加わったときにパネルPか
ら脱落するおそれがある。しかし、弾性突起12の先端14
が2つのパネルPのエッジを均等に押圧するので、前記
の不都合を解消する。
尚、弾性突起12を弾性腕8に接近した位置に設け、コネ
クタ2をパネルに取付けたときに弾性突起12の端を弾性
腕8の側面20に当接させると、弾性腕8を固定すること
になるので、パネルPの係止を強化することができる。
第4図に示すように弾性腕8が板厚の厚いパネルP′に
係止する場合は係止部10のうち先端から離れた段がパネ
ルP′と係合する。この場合、弾性腕8の撓み量が大き
いが、弾性腕8の長さを十分長くしてあるので、応力集
中による弾性腕8の破断を避けることができる。また、
弾性突起12はパネルP′の開口長が板厚の薄い場合の開
口長と同じなので、板厚の薄い場合と同様の力でパネル
P′のエッジを押圧する。尚、パネルP′の板厚が厚い
場合は弾性腕8の撓み量が大きい、従って、弾性腕8の
復元力により係止部10がパネルP′に強く係合するので
弾性突起12の振動防止等の機能は本来、不用であるが、
弾性突起12がパネルP′のエッジを均等に押圧すること
によってパネルP′がバランスよく案内され、それによ
り弾性腕8の係止のアンバランスを防止する点で意義が
ある。
第5図は本発明のコネクタの別の実施例の要部拡大図で
ある。弾性突起12′はハウジング側面より外側へ立上が
った後、ハウジング一端側に向って延出している。この
弾性突起12′は矢印C方向へ撓むようになっており、前
述の弾性腕8を固定する作用はないが、電線侵入防止の
効果及びパネルのエッジを均等に押圧することによるコ
ネクタの振動防止・脱落防止の効果を有することは勿論
である。
〔考案の効果〕
以上、詳述したように本考案のコネクタによれば、弾性
腕先端の係止部近傍にパネルのエッジを均等に押圧する
弾性突起を設けたので、弾性腕とハウジングとの間に電
線が侵入するのを防止すると共に、特に板厚の薄いパネ
ルに取付けたときにコネクタが取付けられた機器内外か
らの振動によるコネクタの振動を防止し、又、2つの弾
性腕のパネルとのアンバランスな係止を防止する効果を
有する。
更に、弾性突起を弾性腕側に撓むようにした場合、弾性
腕を固定することにより、弾性腕のパネルへの係止を補
強するという効果も有する。従って、モータ等の振動源
を内蔵する電気・電子機器のパネルに取付けて使用する
コネクタに適用する場合に顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコネクタの一実施例を示す平面図、 第2図は第1図中の矢印Aからみた部分図、 第3図及び第4図は第1図のコネクタを薄いパネル及び
厚いパネルに取付けたときの要部拡大図、 第5図は本考案のコネクタの別の実施例の要部拡大図、 第6図(A),(B)及び第7図は従来のコネクタの部
分拡大図である。 2……コネクタ、4……ハウジング 8……弾性腕、10……係止部 12,12′……弾性突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1個の端子を収容するハウジン
    グと、該ハウジングの対向する2側面の各々から外方へ
    延出し、前記ハウジングが取付けられるパネルと係止す
    る階段状の係止部を有する弾性腕とを具えるパネル取付
    用コネクタにおいて、 前記ハウジングの前記係止部近傍の前記各側面に、前記
    パネルの面に沿った方向に前記パネルのエッジを押圧す
    る弾性突起を前記弾性腕を挟んで対向して1対設けたこ
    とを特徴とするパネル取付用コネクタ。
JP1990025649U 1990-03-15 1990-03-15 パネル取付用コネクタ Expired - Lifetime JPH0753268Y2 (ja)

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JPH03116677U JPH03116677U (ja) 1991-12-03
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JP4562278B2 (ja) * 2000-11-29 2010-10-13 モレックス インコーポレイテド 電気・電子部品のパネル取付用構造体
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