JPH0753166Y2 - ディスクプレーヤのスタビライザ - Google Patents

ディスクプレーヤのスタビライザ

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JPH0753166Y2
JPH0753166Y2 JP441790U JP441790U JPH0753166Y2 JP H0753166 Y2 JPH0753166 Y2 JP H0753166Y2 JP 441790 U JP441790 U JP 441790U JP 441790 U JP441790 U JP 441790U JP H0753166 Y2 JPH0753166 Y2 JP H0753166Y2
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JP
Japan
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stabilizer
disc
disk
damping sheet
magnet
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JP441790U
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JPH0398741U (ja
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弘 吉田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ディスクプレーヤのスタビライザの改良技術
に関する。
(従来の技術) 高速回転するディスクの安定を図る為に、ディスクプレ
ーヤはスタビライザと称する振れ止め機構を備えてい
る。
このスタビライザは、ディスクに作用する制振シート
と、このシートをバックアップするスタビライザベース
とを主要件とし、例えば、第3図〜第5図に示すものが
知られている。
第3図のディスクプレーヤは、円板状のスタビライザベ
ース101の下面にリング状の永久磁石(以下、「磁石」
と記す)102及び大きなリング形の制振シート103を貼着
してなるスタビライザ100を有し、このスタビライザ100
をターンテーブル104上のディスク105に向って下降し、
磁石102とターンテーブル104とでディスク105を挟持
し、制振シート103下面でディスク105の外周をソフトに
抑える。
第4図のディスクプレーヤは、レコード盤状のスタビラ
イザベース111の下面に磁石112を添えた後に、合成樹脂
で一体的に覆い、且つ合成樹脂の一部を突起させて、制
振面113を形成したものである。
第5図のディスクプレーヤは、スタビライザベース121
の下部に磁石122を埋設し、スタビライザベース121の下
面に一様に制振シート123を貼り付けたものである。
(考案が解決しようとする課題) 第3図のスタビライザにおいて、制振シート103が厚過
ぎると、ディスク105を矢印方向に湾曲変形すること
となり、ピックアップの読み取りエラーを招く。逆に、
制振シート103が薄過ぎると、ディスク105との間に隙間
が生じるから、制振シート103は制振作用を発揮し得な
い。第6図は制振機構がない場合のディスク外周部の振
動周波数特性図、第7図は制振効果不十分な場合の同振
動周波数特性図であり、振幅が大きくて好ましくない。
よって、第3図のスタビライザは、制振シート103下面
とディスク105とのレベルを合せるべく、精密な加工精
度が要求され、加工費が嵩む。また、磁石102がディス
ク105に直接接触している為に、矢印方向にスタビラ
イザベース101を上昇せしめると、圧着力の反動でディ
スク105も浮き上る場合があり、ディスク105を傷る恐れ
がある。
第4図は、第3図の欠点を一部解消したスタビライザで
ある。即ち、磁石112が樹脂で覆われていて、必然的に
ディスク114との解離性が良好となる。しかし、合成樹
脂は自己潤滑性に富む為に、抑えているはずのディスク
114がスリップすることがあり、ディスク114の回転ムラ
の原因となり、好ましくない。
第5図は、磁石122とディスク124との間に制振シート12
3の一部を介在させたので、制振シート123は有効な摩擦
作用を発揮して第4図の欠点を解消し得る。しかし、制
振シート123がスタビライザベース121に貼付けられてい
る為、スタビライザベース121が制振シート123を介し
て、図中、125を折曲点としてディスク124を矢印方向に
変形する不具合がある。
(課題を解決するための手段) 上記不具合点を解消すべく本考案は、制振シートの、一
方の面をディスクに当接し、他方の面をスタビライザベ
ースと隙間をもたせて配設したことを特徴とする。
(作用) 回転するディスクに対し、制振シートが軽く当接して、
それの凹凸にて効果的にディスクの振れを抑える。制振
シートは、スタビライザベースと隙間があるので、ディ
スクを湾曲する程の力をディスクに作用しない。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。
第1図は本考案に係るディスクプレーヤの要部断面図、
第2図は本考案によるスタビライザを使用したときのデ
ィスク外周部の振動周波数特性図である。
本考案のスタビライザ1は、ハブ2aの付き円板状のスタ
ビライザベース2の下部に、リング状磁石3を備え、こ
の磁石3の下面3aにのみ円板状の制振シート4を貼付け
てなる。
前記磁石3はスタビライザベース2の下面2bよりαだけ
下方へ突出していて、その結果、制振シート4の上面4a
もスタビライザベースの下面2bとαだけ離れている。α
は0.2〜0.3mmが好適である。
制振シート4は、人工皮革等の薄いシートであり、上下
面に凹凸があり、且つ柔らかい。よって、制振シート4
の上面4aに、図示する如く、やや硬いポリエステルシー
ト5を貼着して大きなたれを防止している。但し、ポリ
エステルシート5も柔軟性はあるので、制振シート4は
適度な柔らかさを保つ。
6はスタビライザホルダであり、スタビライザベース2
の鍔2cに係合して、スタビライザ1を上昇させる。
7は、回転軸8に支承されて、高速回転するターンテー
ブルであり、このターンテーブルの外径寸法は、前記磁
石3のそれと略同一である。
以上の構成からなるスタビライザの作用を次に述べる。
第1図のターンテーブル7にディスク9を載置し、スタ
ビライザ1をスタビライザホルダ6にて下降させる。
スタビライザベース2はそのテーパ孔2dをターンテーブ
ル7のテーパ面7aに嵌合して、センターリングされつつ
下降する。それの磁石3は、ターンテーブル7と引き合
い、結果、磁石3は制振シート4を介してディスク9を
ターンテーブル7に押しつけ、いわゆるクランプ作用を
する。
この時、磁石3の押付力はターンテーブル7で受け止め
られるので、ディスク9に有害な曲げ力を作用しない。
また、制振シート4はその下面が全面的にディスク9上
面に軽く当接し、且つシートの上面はαだけスタビライ
ザベース下面と離れている。
この状態で、ターンテーブル7を回転すると、ディスク
9及びスタビライザ1は一体的に回転する。制振シート
4は、その下面の凹凸で適度にディスク9を抑えてディ
スク9の制振を図り、第2図に示す極めて良好な振動周
波数特性が得られた。
そして、磁石3によってディスク9上面に押しつけられ
た制振シート4は、その面に凹凸がある為に、摩擦係数
が大きく、もって始動、停止時のディスク9のスリップ
を防止する。
また、磁石3が直接的にディスク9に接していないの
で、磁石3を上昇させたときに、ディスク9が浮き上る
如き不都合は無くなった。
(考案の効果) 以上に述べた通り、本考案は制振シートの上面とスタビ
ライザベースの下面との間に僅かな隙間をもたせるよう
にしたので、ディスクを湾曲変形される如き押付力を無
くすることができ、また、有効に制振シートを作用させ
得るので、ディスクの回転安定化を図れるとともに、デ
ィスクの読取り精度を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るディスクプレーヤの要部断面図、
第2図は本考案によるスタビライザを使用したときのデ
ィスク外周部の振動周波数特性図、第3図,第4図,第
5図は従来のスタビライザ図、第6図は制振機構がない
場合のディスク外周部の振動周波数特性図、第7図は制
振効果不十分な場合の同振動周波数特性図である。 α…隙間、1…スタビライザ、2…スタビライザベー
ス、4…制振シート、7…ターンテーブル、9…ディス
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターンテーブルに載せたディスクの上面
    に、制振シート及びこのシートをバックアップするスタ
    ビライザベースを臨ませて、ディスクの振れ止めを図る
    ディスクプレーヤのスタビライザにおいて、 前記制振シートは、一方の面をディスクに当接し、他方
    の面をスタビライザベースと隙間をもって配設されてい
    ることを特徴とするディスクプレーヤのスタビライザ。
JP441790U 1990-01-22 1990-01-22 ディスクプレーヤのスタビライザ Expired - Lifetime JPH0753166Y2 (ja)

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JP441790U JPH0753166Y2 (ja) 1990-01-22 1990-01-22 ディスクプレーヤのスタビライザ

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Publication Number Publication Date
JPH0398741U JPH0398741U (ja) 1991-10-15
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