JPH0753020Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH0753020Y2
JPH0753020Y2 JP1992004104U JP410492U JPH0753020Y2 JP H0753020 Y2 JPH0753020 Y2 JP H0753020Y2 JP 1992004104 U JP1992004104 U JP 1992004104U JP 410492 U JP410492 U JP 410492U JP H0753020 Y2 JPH0753020 Y2 JP H0753020Y2
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JP
Japan
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valve
bellows
valve body
pressure
valve device
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Application number
JP1992004104U
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English (en)
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JPH0610682U (ja
Inventor
文明 星野
Original Assignee
日電アネルバ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、真空配管その他の配
管系に使用されるの内外圧力差を即知することを目的と
した弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弁座と該弁座と対向する弁体を備
えた弁装置が真空配管その他の配管系で使用されてい
る。真空配管で使用されている弁装置の一例を示すと、
図4のような構造をしている。
【0003】図において、1が弁座、2が弁体である。
弁体2の弁座1と当接する面内にはガスケット3が装着
されている。この弁体2はベローズ4を介してボンネッ
トフランジ5に気密に溶接されており、弁体移動用ネジ
6の矢示7の方向の移動によって、弁体2が弁座1に離
接するようになっている。8はハンドル、9、10は配
管接続フランジである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の弁
装置を用いた配管系において、弁体と弁座の当接部(シ
ール部)を挟んで両側の空間に圧力差がある時、弁体を
移動させて閉の状態から開の状態にすると、圧力の高い
空間側から低い空間側に流体(気体)が流れる。前記圧
力差が大きい場合には、流体の流れによる衝撃波が生ず
る。
【0005】従って、弁体と弁座の当接部を挟んで両側
の空間に大きな圧力差がある場合には、弁体の移動操作
が誤って行なわれないように注意しなければならない。
【0006】例えば真空容器に接続された配管系に設け
られた弁装置においては、真空容器側の空間が真空で、
シール部を挟んで他方の空間が大気圧であるような場合
に、不用意にシール部を開放すると、大気側から真空容
器側へ向う空気の流れによる衝撃波によって、真空容器
内に設置した内部機構が損傷されたり、真空容器に接続
した排気ポンプが損傷されたりする。また、長時間をか
けて真空に排気した真空容器内が一瞬にして大気圧に上
昇し、それまでの作業が無駄になってしまう。
【0007】このように、この種の弁装置の弁体の操作
には、注意を払う必要があったが、シール部の両側空間
の圧力が確認できるようにした弁装置が無いのが実情で
あった。
【0008】
【課題を解決する為の手段】この考案は、弁座と弁体の
当接部(シール部)の両側の空間のうち少なくとも一方
の空間の圧力が確認できる弁装置を提供することを目的
としている。
【0009】斯る目的を達成するこの考案の弁装置は、
弁座と、該弁座と対向する弁体を備えた弁装置におい
て、弁座と弁体の当接部を挟んで両側の空間のうち、少
なくとも一方の空間に、可撓性部材を介して大気側に開
放された圧力検出部が設けられ、前記可撓性部材の大気
側に圧力指示部材が設けてあることを特徴とする弁装置
である。
【0010】前記可撓性部材は、ベローズや隔壁で構成
される。
【0011】また、圧力指示部材は、一端を可撓性部材
に連結した杆体としたり、隔壁に添設したひずみセンサ
ーとする。
【0012】
【作用】この考案の弁装置によれば、圧力検出部の可撓
性部材が、弁装置内の空間の圧力と大気圧の差圧によっ
て変形し、この変形が圧力指示部材に伝えられる。従っ
て、圧力指示部材を介して弁装置内部の空間の圧力状態
を確認することができる。
【0013】
【実施例】以下この考案を、真空配管系に用いる弁装置
に実施した例について、図を参照して説明する。
【0014】図1が実施例の弁装置であって、前記従来
の弁装置と同様に、バルブボディー11の弁座12に対
して、弁体13が設けてあり、弁体13が弁体移動用ネ
ジ14で矢示15の方向に移動可能としてある。
【0015】弁体移動用ネジ14は、バルブボディー1
1の端板16の螺孔17に螺合され、ハンドル18で回
転できるようになっているもので、弁体移動用ネジ14
の先端部がスラストベアリング19を介して弁体13に
回転自在に連結してある。弁体移動用ネジ14の外周に
設けたベローズ20は、一端が弁体13の周縁に気密に
連結される一方、他端が、前記端板16に重ねて設けた
ボンネットフランジ21に気密に連結されており、ベロ
ーズ20の内外空間が仕切られ、ベローズ20の内側空
間が常時大気圧となるようにしてある。
【0016】そして、前記弁体13の中央部に透孔22
が形成されて、該透孔22の、弁座12側孔縁に、ベロ
ーズ23の一端が気密に連結してある。ベローズ23の
他端側は塞板24で塞いであり、該塞板24には、前記
弁体移動用ネジ14の中心軸上に形成した挿通孔25を
通して挿通した杆体26の先端が固着してある。杆体2
6の基端側は、ハンドル18の中央部に設けた軸受27
で摺動自在に支持されている。
【0017】また、前記ボンネットフランジ21の一側
にも、透孔28が形成されて、該透孔28の一側孔縁に
ベローズ29の一端が気密に連結してある。このベロー
ズ29の他端側は塞板30で塞いであり、塞板30に連
結した杆体31が端板16に設けた軸受32を通して突
没自在に支持してある。
【0018】図中、33、34は配管接続フランジ、3
5はガスケットである。
【0019】上記実施例の弁装置において、ベローズ2
3、29は弁体13と弁座12の当接部(シール部)の
両側の空間の圧力を確認する為に設けたものであり、ベ
ローズ23と塞板24、並びにベローズ29と塞板30
で夫々圧力検出部を構成している。各ベローズ23、2
9の内側は常に大気圧となるようになっている。
【0020】今、シール部を閉の状態として、配管接続
用フランジ33側の空間が大気圧である時は、ベローズ
23の長さは、その自由長となるのに対し、真空の圧力
である時はベローズ23は伸長する。杆体26の基端部
がハンドル18から突出する長さも、ベローズ23の長
さの変化に対応して変化するので、杆体26の突出する
長さで、配管接続用フランジ33側の空間が、大気圧で
あるか真空であるかを知ることができる。即ち、杆体2
6が圧力指示部材を構成する。ベローズ23が伸長した
時に、杆体26の基端がハンドル18と面一になるよう
に、杆体26の長さを設定すれば、杆体26の突出の有
無で簡単に判断することが可能となる。
【0021】ベローズ29側についても同様で、配管接
続用フランジ34側の空間が真空の時、ベローズ29が
伸長し、杆体31がバルブボディー11内の方向に移動
して、外部に突出する長さが短くなる。従って杆体31
の突出する長さで、配管接続用フランジ34側の空間
が、大気圧であるか真空であるかを知ることができる。
即ち杆体31が圧力指示部材を構成する。
【0022】このように、実施例の弁装置によれば、シ
ール部が閉の状態の時に、シール部の両側の空間の圧力
を、杆体26、31の状態から確認することができ、弁
体13の誤った操作を防止することを可能にする。
【0023】シール部の一側の空間の圧力について確認
できれば良い場合もある。従って、実施例の、ベローズ
23、29を介して構成した圧力検出部は、必要な空間
について何れか一方を設け、他方は無くして、弁装置を
構成することもできる。
【0024】尚、以上の説明では、弁装置を真空配管系
で用いた場合について説明したが、高圧配管系でも、ベ
ローズ23、29が自然状態と縮小状態の間で変形し、
杆体26、31を移動させるので、シール部の両側の空
間の圧力を、同様に確認することができる。
【0025】また、ベローズ23、29も、他の可撓性
部材にすることもできる。例えば図2に示したように、
ベローズに代えて、透孔22(28)に隔板36を張設
し、隔板36に、杆体26(31)の先端を連結して構
成することもできる。
【0026】隔板36で可撓性部材を構成した場合、圧
力指示部材である杆体26、31は、図3に示したよう
に、隔板36に添設したひずみセンサー37に代えるこ
とができる。ひずみセンサー37を使用すると、シール
部の両側の圧力状態を電気信号の形で検出することがで
きるので、弁体13の移動を、モーターや流体圧シリン
ダーで自動化した場合に、安全確保の信号として使うこ
とが可能になる。
【0027】
【考案の効果】以上に説明したようにこの考案によれ
ば、弁座と弁体の当接部の両側の空間の圧力を確認で
きるようにしたので、弁体両側における圧力差が過大に
なることにより生じる弁体の誤った操作を防止できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の断面図である。
【図2】この考案の他の実施例の一部断面図である。
【図3】この考案の更に別の実施例の一部断面図であ
る。
【図4】従来の弁装置の断面図である。
【符号の説明】
12 弁座 13 弁体 22、28 透孔 23、29 ベローズ 24、30 塞板 26、31 杆体 36 隔板 37 ひずみセンサー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座と、該弁座と対向する弁体を備えた
    弁装置において、弁座と弁体の当接部を挟んで両側の空
    間に、ベローズ又は隔壁よりなる可撓性部材を介して圧
    力検出部が設けられ、前記可撓性部材杆体又はひずみセ
    ンサーよりなる圧力指示部材が設けてことを特徴とす
    る弁装置。
  2. 【請求項2】 可撓性部材は、ベローズ又は隔壁とした
    請求項1記載の弁装置。
JP1992004104U 1992-01-09 1992-01-09 弁装置 Expired - Lifetime JPH0753020Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992004104U JPH0753020Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992004104U JPH0753020Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 弁装置

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JPH0610682U JPH0610682U (ja) 1994-02-10
JPH0753020Y2 true JPH0753020Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=11575488

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992004104U Expired - Lifetime JPH0753020Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 弁装置

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JPS5316030Y2 (ja) * 1974-12-13 1978-04-27
JPS607477U (ja) * 1983-06-28 1985-01-19 岩井機械工業株式会社 バルブ
JPH0534012Y2 (ja) * 1988-10-06 1993-08-30

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