JPH04404Y2 - - Google Patents
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- JPH04404Y2 JPH04404Y2 JP17691585U JP17691585U JPH04404Y2 JP H04404 Y2 JPH04404 Y2 JP H04404Y2 JP 17691585 U JP17691585 U JP 17691585U JP 17691585 U JP17691585 U JP 17691585U JP H04404 Y2 JPH04404 Y2 JP H04404Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は冷凍産業やロケツト燃料、超伝導磁石
等で扱う低温流体の制御に用いられる低温流体用
自動調節弁に関するものである。
等で扱う低温流体の制御に用いられる低温流体用
自動調節弁に関するものである。
一般に冷凍産業やロケツト燃料、超伝導磁石等
で扱う例えばヘリウムなどの低温流体を自動調節
弁で制御する場合には、弁内流体を低温に保つ必
要があるので、外部からの熱侵入がないように弁
本体を低温槽内に収納することが従来から行なわ
れている。また、弁本体を低温槽内に入れただけ
では、外部との断熱が不充分な場合が多いので、
通常は弁本体とその駆動部とを連結するボンネツ
トの首部を長くしたエクステンシヨンボンネツト
を採用し、弁本体への伝熱部を延ばして、より効
果的な低温流体の昇温防止を計つている。さらに
エクステンシヨンボンネツトを採用した上、これ
と弁本体との両方を低温槽または真空ジヤケツト
で囲むことも行なわれている。
で扱う例えばヘリウムなどの低温流体を自動調節
弁で制御する場合には、弁内流体を低温に保つ必
要があるので、外部からの熱侵入がないように弁
本体を低温槽内に収納することが従来から行なわ
れている。また、弁本体を低温槽内に入れただけ
では、外部との断熱が不充分な場合が多いので、
通常は弁本体とその駆動部とを連結するボンネツ
トの首部を長くしたエクステンシヨンボンネツト
を採用し、弁本体への伝熱部を延ばして、より効
果的な低温流体の昇温防止を計つている。さらに
エクステンシヨンボンネツトを採用した上、これ
と弁本体との両方を低温槽または真空ジヤケツト
で囲むことも行なわれている。
しかしながら、従来の装置においては、駆動部
が低温槽等から露呈しているので、エクステンシ
ヨンボンネツトを採用してもなお外気と弁本体と
の断熱が不完全であり、と言つてエクステンシヨ
ン部をさらに長くすると低温槽や真空ジヤケツト
の寸法が大きくなつて経費が嵩むので、ある程度
の外気温による昇温を許しているのが現状であつ
て、このために保冷機能が損なわれていた。
が低温槽等から露呈しているので、エクステンシ
ヨンボンネツトを採用してもなお外気と弁本体と
の断熱が不完全であり、と言つてエクステンシヨ
ン部をさらに長くすると低温槽や真空ジヤケツト
の寸法が大きくなつて経費が嵩むので、ある程度
の外気温による昇温を許しているのが現状であつ
て、このために保冷機能が損なわれていた。
このような問題点を解決するために本考案では
弁本体の首部と圧力ケースとを連結するボンネツ
トの貫通孔に、圧力ケース内から首部を経て弁本
体内へ延びる内弁用弁軸を進退自在に遊装してこ
の弁軸の周囲に駆動気体受圧用ベローズと弁内流
体軸封用ベローズとをボンネツトの上方と下方と
にそれぞれ位置させて密封状に設け、受圧用ベロ
ーズの外側に、圧縮コイルばねを設けるととも
に、上下のベローズとボンネツトの貫通孔とで形
成された密封室と圧力ケース外部とを外部導出口
で連通させ、かつ圧力ケース内に弁軸位置検出手
段を収納して圧力ケース外のフイードバツク装置
と電気接続した。
弁本体の首部と圧力ケースとを連結するボンネツ
トの貫通孔に、圧力ケース内から首部を経て弁本
体内へ延びる内弁用弁軸を進退自在に遊装してこ
の弁軸の周囲に駆動気体受圧用ベローズと弁内流
体軸封用ベローズとをボンネツトの上方と下方と
にそれぞれ位置させて密封状に設け、受圧用ベロ
ーズの外側に、圧縮コイルばねを設けるととも
に、上下のベローズとボンネツトの貫通孔とで形
成された密封室と圧力ケース外部とを外部導出口
で連通させ、かつ圧力ケース内に弁軸位置検出手
段を収納して圧力ケース外のフイードバツク装置
と電気接続した。
〔作用〕
このように構成されていることにより、弁本体
内を低温流体が通過中、圧力ケースの導入口から
駆動気体が導入されると、受圧用ベローズが加圧
され、それによつて生じた力の大きさに相当する
変位を圧縮コイルばねに発生させるので、この変
位が弁軸に伝わり、弁軸先端部の内弁が弁本体の
弁部を開くかまたは閉じて流体の流量を制御す
る。弁内の流体圧は、軸封用ベローズでシールさ
れる。万一、一方のベローズが破損して弁内流体
または駆動気体がベローズ内に流入した場合、こ
の圧力が外部導出口を経て外部の圧力計算に作用
する。また、弁軸の変位は弁軸位置検出手段によ
つて検出され、その信号が外部のフイードバツク
装置に伝達されてフイードバツクが働く。
内を低温流体が通過中、圧力ケースの導入口から
駆動気体が導入されると、受圧用ベローズが加圧
され、それによつて生じた力の大きさに相当する
変位を圧縮コイルばねに発生させるので、この変
位が弁軸に伝わり、弁軸先端部の内弁が弁本体の
弁部を開くかまたは閉じて流体の流量を制御す
る。弁内の流体圧は、軸封用ベローズでシールさ
れる。万一、一方のベローズが破損して弁内流体
または駆動気体がベローズ内に流入した場合、こ
の圧力が外部導出口を経て外部の圧力計算に作用
する。また、弁軸の変位は弁軸位置検出手段によ
つて検出され、その信号が外部のフイードバツク
装置に伝達されてフイードバツクが働く。
第1図は本考案に係る低温流体用自動調節弁の
実施例を示す縦断面図であつて、本実施例は、常
開型の弁に本考案を適用した例を示している。図
において、自動調節弁1の弁本体2には、1次側
の管路3と2次側の管路4とが接続されており、
これらの管路3,4と連通する流路5,6間に
は、弁座7が設けられている。また、弁本体2
は、弁座7を有する弁部に連続する円筒状の首部
8を備えており、この首部8の上部開口端は、そ
のフランジ部に複数個のボルト9で固定されたボ
ンネツト10によつて閉塞されている。ボンネツ
ト10は円板状に形成されていてその中心部には
上下に貫通する貫通孔10aが穿設されており、
また、上端部周面には段部10bが設けられてい
る。11は有底円筒状に形成された圧力ケースで
あつて、下部開口端を段部10bと嵌合させて気
密に固定されており、その上板11aには、2次
側管路4内の流体圧を検出して作動する図示しな
い駆動機構から送られてくる駆動気体の導入口1
1bが開口されている。また、貫通孔10aに
は、圧力ケース11の内部から首部8の内部まで
延びる弁軸12が進退自在に挿入されており、貫
通孔10aと弁軸12との間には、上下に連通す
る通路13が設けられている。さらに弁軸12の
下端部には弁座7と嵌合する内弁14が固定され
ている。弁軸12の上端部には、円板状に形成さ
れたばね受15が、弁軸12に固定されたプツシ
ユ15aを介して遊装されており、またこのばね
受15の下方には、これよりもやゝ小径の円板状
に形成されたベローズ受16が弁軸12に遊装さ
れている。そして、ボンネツト10の上方には弁
軸12を囲む円筒状に形成された受圧用ベローズ
17が、上部開口端と下部開口端とをベローズ受
16とボンネツト10の上面とにそれぞれ気密に
固着されており、またボンネツト10の下方に
は、弁軸12を囲む円筒状に形成された軸封用ベ
ローズ18が、上部開口端と下部開口端とをボン
ネツト10の下面と、弁軸12に固定されたベロ
ーズ受19とに液密に固着されて配設されてい
て、両ベローズ17,18の内部と通路13とに
より、外部の駆動気体ならびに低温流体との間を
気密および液密に隔離された密封室20が形成さ
れている。21はボンネツト10に支柱22を介
して支承された環状のばね受であつて、このばね
受21と前記上側のばね受15との間には、受圧
用ベローズ17よりも大径の圧縮コイルばね23
が挟持されている。このように構成されているこ
とにより導入口11bから駆動気体が導入される
と、受圧用ベローズ17に加圧され、それによつ
て生じた力の大きさに相当する変位を圧縮コイル
ばね23に発生させる。24はばね受21とボン
ネツト10との間に介装された弁軸位置検出手段
としてのストレーンゲージであり、また25はボ
ンネツト10の周面に開口された信号取出し孔で
あつて、圧縮コイルばね23の圧縮量すなわち弁
軸12の位置をストレーンゲージ24がその歪に
よつて検出し、信号取出し孔25から信号を取出
して圧力ケース11外部の図示しないフイードバ
ツク装置としてのコンパレータ等にこの信号が伝
わりフイードバツクが働くように構成されてい
る。さらに、ボンネツト10には、前記密封室2
0の一部である通路13と外部とを連通する外部
導出口26が設けられており、これには密封室2
0内の圧力を検出する検出装置としての圧力計2
7が配管28を介して接続されている。そして、
自動調節弁1全体は低温槽29内に収納されてい
る。
実施例を示す縦断面図であつて、本実施例は、常
開型の弁に本考案を適用した例を示している。図
において、自動調節弁1の弁本体2には、1次側
の管路3と2次側の管路4とが接続されており、
これらの管路3,4と連通する流路5,6間に
は、弁座7が設けられている。また、弁本体2
は、弁座7を有する弁部に連続する円筒状の首部
8を備えており、この首部8の上部開口端は、そ
のフランジ部に複数個のボルト9で固定されたボ
ンネツト10によつて閉塞されている。ボンネツ
ト10は円板状に形成されていてその中心部には
上下に貫通する貫通孔10aが穿設されており、
また、上端部周面には段部10bが設けられてい
る。11は有底円筒状に形成された圧力ケースで
あつて、下部開口端を段部10bと嵌合させて気
密に固定されており、その上板11aには、2次
側管路4内の流体圧を検出して作動する図示しな
い駆動機構から送られてくる駆動気体の導入口1
1bが開口されている。また、貫通孔10aに
は、圧力ケース11の内部から首部8の内部まで
延びる弁軸12が進退自在に挿入されており、貫
通孔10aと弁軸12との間には、上下に連通す
る通路13が設けられている。さらに弁軸12の
下端部には弁座7と嵌合する内弁14が固定され
ている。弁軸12の上端部には、円板状に形成さ
れたばね受15が、弁軸12に固定されたプツシ
ユ15aを介して遊装されており、またこのばね
受15の下方には、これよりもやゝ小径の円板状
に形成されたベローズ受16が弁軸12に遊装さ
れている。そして、ボンネツト10の上方には弁
軸12を囲む円筒状に形成された受圧用ベローズ
17が、上部開口端と下部開口端とをベローズ受
16とボンネツト10の上面とにそれぞれ気密に
固着されており、またボンネツト10の下方に
は、弁軸12を囲む円筒状に形成された軸封用ベ
ローズ18が、上部開口端と下部開口端とをボン
ネツト10の下面と、弁軸12に固定されたベロ
ーズ受19とに液密に固着されて配設されてい
て、両ベローズ17,18の内部と通路13とに
より、外部の駆動気体ならびに低温流体との間を
気密および液密に隔離された密封室20が形成さ
れている。21はボンネツト10に支柱22を介
して支承された環状のばね受であつて、このばね
受21と前記上側のばね受15との間には、受圧
用ベローズ17よりも大径の圧縮コイルばね23
が挟持されている。このように構成されているこ
とにより導入口11bから駆動気体が導入される
と、受圧用ベローズ17に加圧され、それによつ
て生じた力の大きさに相当する変位を圧縮コイル
ばね23に発生させる。24はばね受21とボン
ネツト10との間に介装された弁軸位置検出手段
としてのストレーンゲージであり、また25はボ
ンネツト10の周面に開口された信号取出し孔で
あつて、圧縮コイルばね23の圧縮量すなわち弁
軸12の位置をストレーンゲージ24がその歪に
よつて検出し、信号取出し孔25から信号を取出
して圧力ケース11外部の図示しないフイードバ
ツク装置としてのコンパレータ等にこの信号が伝
わりフイードバツクが働くように構成されてい
る。さらに、ボンネツト10には、前記密封室2
0の一部である通路13と外部とを連通する外部
導出口26が設けられており、これには密封室2
0内の圧力を検出する検出装置としての圧力計2
7が配管28を介して接続されている。そして、
自動調節弁1全体は低温槽29内に収納されてい
る。
以上のように構成された低温流体用自動調節弁
の動作を説明する。低温流体が管路3内を矢印方
向に流れると、常時は弁軸12が図示の位置より
も上昇していて弁座7が開いているので、低温流
体は弁座7を通り管路4内を矢印方向に流れる。
そして、管路4内が所定圧以上になると、図示し
ない検出装置がこれを検出して駆動気体を送り、
導入口11bから圧力ケース11内へ導入される
ので、これが受圧用ベローズ17に加圧され、ベ
ローズ受16が弁軸12aの段部と係合してこれ
を下降させる。したがつて弁軸12と一体のブツ
シユ15aも下降してばね受15を下降させ、圧
縮コイルばね23を、そのばね力及び内弁14が
低温流体から受ける推力をベローズ17への加圧
力と平衡するまで圧縮させる。すなわちベローズ
17への加圧によつて生じた力の大きさに相当す
る変位を圧縮コイルばね23に発生させてこの変
位がばね受15を介し弁軸12に伝達され、内弁
14で弁7を閉じて管路4への流体の流れを停止
させる。一方、駆動気体によつて発生した力は、
ばね受21を支える支柱22に設けたストレーン
ゲージ24にも歪を与え、その信号変化が低温槽
29外に導かれて計測されるとともに、図示しな
いコンパレータに伝わつてフイートバツクが働
く。
の動作を説明する。低温流体が管路3内を矢印方
向に流れると、常時は弁軸12が図示の位置より
も上昇していて弁座7が開いているので、低温流
体は弁座7を通り管路4内を矢印方向に流れる。
そして、管路4内が所定圧以上になると、図示し
ない検出装置がこれを検出して駆動気体を送り、
導入口11bから圧力ケース11内へ導入される
ので、これが受圧用ベローズ17に加圧され、ベ
ローズ受16が弁軸12aの段部と係合してこれ
を下降させる。したがつて弁軸12と一体のブツ
シユ15aも下降してばね受15を下降させ、圧
縮コイルばね23を、そのばね力及び内弁14が
低温流体から受ける推力をベローズ17への加圧
力と平衡するまで圧縮させる。すなわちベローズ
17への加圧によつて生じた力の大きさに相当す
る変位を圧縮コイルばね23に発生させてこの変
位がばね受15を介し弁軸12に伝達され、内弁
14で弁7を閉じて管路4への流体の流れを停止
させる。一方、駆動気体によつて発生した力は、
ばね受21を支える支柱22に設けたストレーン
ゲージ24にも歪を与え、その信号変化が低温槽
29外に導かれて計測されるとともに、図示しな
いコンパレータに伝わつてフイートバツクが働
く。
そして、圧力ケース11内の駆動気体圧と弁内
の流体圧とは、両方のベローズ17,18と通路
13とで形成された密封室20によつてシールさ
れているが、万一、どちらかのベローズ17,1
8が破損して駆動気体と弁内流体とのいずれかが
密封室20内に流入した場合には、ボンネツト1
0に設けた外部導出口26から配管28を通して
圧力計27かあるいは図示しないヘリウムデイテ
クタ等の検知装置が感知するので事故を知ること
ができる。また破損しない方のベローズ17,1
8が駆動気体または弁内流体の漏洩を防止する。
の流体圧とは、両方のベローズ17,18と通路
13とで形成された密封室20によつてシールさ
れているが、万一、どちらかのベローズ17,1
8が破損して駆動気体と弁内流体とのいずれかが
密封室20内に流入した場合には、ボンネツト1
0に設けた外部導出口26から配管28を通して
圧力計27かあるいは図示しないヘリウムデイテ
クタ等の検知装置が感知するので事故を知ること
ができる。また破損しない方のベローズ17,1
8が駆動気体または弁内流体の漏洩を防止する。
このように受圧用ベローズ17と圧縮コイルば
ね23とが同心状に重ねられて圧力ケース11内
に収納されるので、自動調節弁1全体が小形でコ
ンパクトになつて低温槽29内へ収納しやすくな
り、低温槽29を小さくすることができる。
ね23とが同心状に重ねられて圧力ケース11内
に収納されるので、自動調節弁1全体が小形でコ
ンパクトになつて低温槽29内へ収納しやすくな
り、低温槽29を小さくすることができる。
第2図は本考案の他の実施例を示す圧力ケース
の縦断面図であつて、本実施例においては、前記
実施例において大径のものが1個あつた圧縮コイ
ルばね23が、符号23Aで示すように受圧用ベ
ローズ17周囲の同心円上に複数個設けた。その
他の構成ならびに作用は前記実施例と同じであ
り、これと同符号を付して説明を省略する。
の縦断面図であつて、本実施例においては、前記
実施例において大径のものが1個あつた圧縮コイ
ルばね23が、符号23Aで示すように受圧用ベ
ローズ17周囲の同心円上に複数個設けた。その
他の構成ならびに作用は前記実施例と同じであ
り、これと同符号を付して説明を省略する。
また、第3図および第4図はそれぞれ本考案の
他の実施例を示す圧力ケースの縦断面図であつ
て、いずれも第1図の実施例においてストレーン
ゲージ24であつた弁軸位置検出手段の他の実施
例を示している。第3図においては、圧力ケース
11の管壁にカメラ24Aが設けられており、弁
軸12の変位を撮影し、信号として槽外へ送るよ
うに構成されている。また、第4図においては、
ばね受15とボンネツト10との間に変位計24
bが設けられており、弁軸12の変位を検出して
信号取出し孔25から槽外へ発信するように構成
されている。第3図および第4図においてその他
の構成および作用は第1図に示す実施例と同じで
あるからこれと同符号を付してその説明を省略す
る。
他の実施例を示す圧力ケースの縦断面図であつ
て、いずれも第1図の実施例においてストレーン
ゲージ24であつた弁軸位置検出手段の他の実施
例を示している。第3図においては、圧力ケース
11の管壁にカメラ24Aが設けられており、弁
軸12の変位を撮影し、信号として槽外へ送るよ
うに構成されている。また、第4図においては、
ばね受15とボンネツト10との間に変位計24
bが設けられており、弁軸12の変位を検出して
信号取出し孔25から槽外へ発信するように構成
されている。第3図および第4図においてその他
の構成および作用は第1図に示す実施例と同じで
あるからこれと同符号を付してその説明を省略す
る。
なお、弁本体の構造は第1図に示すものに限定
するものではなく、複座弁やアングル弁等でもよ
く、トリム型式もこれをゲージ弁等としてもよい
し、また弁は常開式、常閉式のいずれでもよい。
低温流体の流れ方向も特定しない。
するものではなく、複座弁やアングル弁等でもよ
く、トリム型式もこれをゲージ弁等としてもよい
し、また弁は常開式、常閉式のいずれでもよい。
低温流体の流れ方向も特定しない。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば低温流体用自動調整弁において、弁本体の首
部と圧力ケースとを連結するボンネツトの貫通孔
に、圧力ケース内から首部を経て弁本体内へ延び
る内弁用弁軸を進退自在に遊装してこの弁軸の周
囲に駆動気体受圧用ベローズと弁内流体軸封用ベ
ローズとをボンネツトの上方と下方とにそれぞれ
位置させて密封状に設け、受圧用ベローズの外側
に、圧縮コイルばねを設けるとともに、上下のベ
ローズとボンネツトの貫通孔とで形成された密封
室と圧力ケース外部とを外部導出口で連通させ、
かつ圧力ケース内に弁軸位置検出手段を収納して
圧力ケース外のフイードバツク装置と電気接続し
たことにより、駆動部を含めた自動調節弁全体の
長さを従来よりも大幅に短かくすることができ、
全体を低温槽内へ容易に収納することができるの
で、外部から弁内への熱の侵入量を従来よりも著
しく減少させることができるとともに、弁自体な
らびに低温槽の小形化により設備費の節減と占有
スペースの縮小が計れる。また、ベローズ内への
駆動気体および弁内流体の流入を遮断しながら弁
軸の変位を槽外で知ることができ、弁機能が向上
するとともに、ベローズが破損しても駆動気体お
よび弁内流体が漏洩することがないし、ベローズ
の破損を槽外において知ることができる。
れば低温流体用自動調整弁において、弁本体の首
部と圧力ケースとを連結するボンネツトの貫通孔
に、圧力ケース内から首部を経て弁本体内へ延び
る内弁用弁軸を進退自在に遊装してこの弁軸の周
囲に駆動気体受圧用ベローズと弁内流体軸封用ベ
ローズとをボンネツトの上方と下方とにそれぞれ
位置させて密封状に設け、受圧用ベローズの外側
に、圧縮コイルばねを設けるとともに、上下のベ
ローズとボンネツトの貫通孔とで形成された密封
室と圧力ケース外部とを外部導出口で連通させ、
かつ圧力ケース内に弁軸位置検出手段を収納して
圧力ケース外のフイードバツク装置と電気接続し
たことにより、駆動部を含めた自動調節弁全体の
長さを従来よりも大幅に短かくすることができ、
全体を低温槽内へ容易に収納することができるの
で、外部から弁内への熱の侵入量を従来よりも著
しく減少させることができるとともに、弁自体な
らびに低温槽の小形化により設備費の節減と占有
スペースの縮小が計れる。また、ベローズ内への
駆動気体および弁内流体の流入を遮断しながら弁
軸の変位を槽外で知ることができ、弁機能が向上
するとともに、ベローズが破損しても駆動気体お
よび弁内流体が漏洩することがないし、ベローズ
の破損を槽外において知ることができる。
第1図ないし第4図は本考案に係る低温流体用
自動調節弁の実施例を示し、第1図はその縦断面
図第2図ないし第4図はそれぞれ本考案の他の実
施例を示す圧力ケースの縦断面図である。 1……自動調節弁、2……弁本体、7……弁
座、8……首部、10……ボンネツト、10a…
…貫通孔、11……圧力ケース、11b……導入
口、12……弁軸、13……通路、14……内
弁、15……ばね受、15a……ブツシユ、16
……ベローズ受、17……受圧用ベローズ、18
……軸封用ベローズ、19……ベローズ受、20
……密封室、23……圧縮コイルばね、24……
ストレーンゲージ、25……信号取出し口、26
……外部導出口、27……圧力計、28……配
管。
自動調節弁の実施例を示し、第1図はその縦断面
図第2図ないし第4図はそれぞれ本考案の他の実
施例を示す圧力ケースの縦断面図である。 1……自動調節弁、2……弁本体、7……弁
座、8……首部、10……ボンネツト、10a…
…貫通孔、11……圧力ケース、11b……導入
口、12……弁軸、13……通路、14……内
弁、15……ばね受、15a……ブツシユ、16
……ベローズ受、17……受圧用ベローズ、18
……軸封用ベローズ、19……ベローズ受、20
……密封室、23……圧縮コイルばね、24……
ストレーンゲージ、25……信号取出し口、26
……外部導出口、27……圧力計、28……配
管。
Claims (1)
- 弁部に連続する筒状の首部を備えた弁本体と、
前記首部の開口端を閉塞するボンネツトと、この
ボンネツトに気密に固定され駆動気体の導入口を
有する圧力ケースと、前記ボンネツトの貫通孔に
進退自在に遊装されて前記圧力ケース内から首部
内へ延び前記弁部に臨む内弁を先端部に備えた弁
軸と、この弁軸と同心の円筒状に形成されて前記
圧力ケース内に収納され両側開口端を前記ボンネ
ツトと弁軸先端部側とにそれぞれ気密に支持され
た受圧用ベローズと、この受圧用ベローズの外側
に配置され両端を前記ボンネツト側と弁軸先端部
側とにそれぞれ支持された圧縮コイルばねと、前
記首部内に臨む前記弁軸を囲んで両端を前記ボン
ネツトと弁軸側とにそれぞれ液密に固定されその
内部と前記受圧用ベローズ内部および前記貫通孔
とで密封室を形成する軸封用ベローズと、前記密
封室内と前記圧力ケース外とを連通させる外部導
出口と、前記圧力ケース内に収納され圧力ケース
外のフイードバツク装置と電気接続された弁軸位
置検出手段とを設けたことを特徴とする低温流体
用自動調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17691585U JPH04404Y2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17691585U JPH04404Y2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6284805U JPS6284805U (ja) | 1987-05-30 |
JPH04404Y2 true JPH04404Y2 (ja) | 1992-01-08 |
Family
ID=31117619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17691585U Expired JPH04404Y2 (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04404Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5251148A (en) * | 1990-06-01 | 1993-10-05 | Valtek, Inc. | Integrated process control valve |
JP4586221B2 (ja) * | 1999-11-08 | 2010-11-24 | Nok株式会社 | 制御弁 |
US8036837B2 (en) * | 2008-02-29 | 2011-10-11 | Fisher Controls International Llc | Diagnostic method for detecting control valve component failure |
-
1985
- 1985-11-19 JP JP17691585U patent/JPH04404Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6284805U (ja) | 1987-05-30 |
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