JPH0537234Y2 - - Google Patents
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- JPH0537234Y2 JPH0537234Y2 JP12675887U JP12675887U JPH0537234Y2 JP H0537234 Y2 JPH0537234 Y2 JP H0537234Y2 JP 12675887 U JP12675887 U JP 12675887U JP 12675887 U JP12675887 U JP 12675887U JP H0537234 Y2 JPH0537234 Y2 JP H0537234Y2
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- Japan
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- container
- jig
- test
- opening
- gas
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Links
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 26
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 考案の目的
(1) 産業上の利用分野
本考案は、気密状態を試験済みのマスタ容器
と、このマスタ容器内に試験用気体を供給するた
めのマスタ容器用気体封入管路と、気密状態を試
験すべき試験容器の開口部を開閉可能に塞ぐ封入
治具を介して試験容器内に試験用気体を供給する
ための試験容器用気体封入管路と、それらの気体
封入管路に共通に接続される試験用気体供給源
と、マスタ容器および試験容器間の差圧を検出す
る差圧センサと、該差圧センサの検出値と設定値
との比較に応じて試験容器の気密状態の良否を判
断する判断手段とを備える容器の気密試験装置に
関する。
と、このマスタ容器内に試験用気体を供給するた
めのマスタ容器用気体封入管路と、気密状態を試
験すべき試験容器の開口部を開閉可能に塞ぐ封入
治具を介して試験容器内に試験用気体を供給する
ための試験容器用気体封入管路と、それらの気体
封入管路に共通に接続される試験用気体供給源
と、マスタ容器および試験容器間の差圧を検出す
る差圧センサと、該差圧センサの検出値と設定値
との比較に応じて試験容器の気密状態の良否を判
断する判断手段とを備える容器の気密試験装置に
関する。
(2) 従来の技術
従来、かかる装置では、試験容器の開口部に封
入治具として栓部材をねじ込んで締付けたり、弾
性を有する栓部材を開口部に押込んだりして開口
部を塞いだ状態で気密試験を行ない、気密状態の
良否の判定をランプや警報音で報知するようにし
ている。
入治具として栓部材をねじ込んで締付けたり、弾
性を有する栓部材を開口部に押込んだりして開口
部を塞いだ状態で気密試験を行ない、気密状態の
良否の判定をランプや警報音で報知するようにし
ている。
(3) 考案が解決しようとする問題点
ところが上記従来のものでは、栓部材で開口部
を塞ぐのに労力および時間がかかり、能率が劣る
ものである。またランプや警報音等で報知するよ
うにしているので、ランプが点灯しているのを見
落としたり、工場の騒音で警報音を聞き逃したり
するおそれがあつた。
を塞ぐのに労力および時間がかかり、能率が劣る
ものである。またランプや警報音等で報知するよ
うにしているので、ランプが点灯しているのを見
落としたり、工場の騒音で警報音を聞き逃したり
するおそれがあつた。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、試験容器の気密試験を能率よくかつ確実に
行ない得るようにした容器の気密試験装置を提供
することを目的とする。
あり、試験容器の気密試験を能率よくかつ確実に
行ない得るようにした容器の気密試験装置を提供
することを目的とする。
B 考案の構成
(1) 問題点を解決するための手段
本考案によれば、封入治具は、開閉用気体供給
源に電磁切換弁を介して接続されたシリンダの作
動に応じて試験容器に係合してその開口部を閉塞
する状態とその係合状態を解除して同開口部を開
放する状態とを切換えるべく構成され、その電磁
切換弁は、試験容器の気密状態が不良である時に
は封入治具が試験容器に係合すると共に試験容器
の気密状態が良好である時には封入治具の試験容
器への係合状態を解除するように、判断手段に接
続される。
源に電磁切換弁を介して接続されたシリンダの作
動に応じて試験容器に係合してその開口部を閉塞
する状態とその係合状態を解除して同開口部を開
放する状態とを切換えるべく構成され、その電磁
切換弁は、試験容器の気密状態が不良である時に
は封入治具が試験容器に係合すると共に試験容器
の気密状態が良好である時には封入治具の試験容
器への係合状態を解除するように、判断手段に接
続される。
(2) 作用
上記構成によれば、封入治具の試験容器開口部
への取付けをシリンダの作動により自動的に行な
うことができて労力および時間の低減が可能とな
る。しかも試験容器の気密状態が不良である場合
には、封入治具が試験容器の開口部に係合したま
まとなるので、気密状態が不良であつたことを確
実に確認することができる。
への取付けをシリンダの作動により自動的に行な
うことができて労力および時間の低減が可能とな
る。しかも試験容器の気密状態が不良である場合
には、封入治具が試験容器の開口部に係合したま
まとなるので、気密状態が不良であつたことを確
実に確認することができる。
(3) 実施例
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、気密状態を試験
されるべき試験容器1と、気密状態を予め試験済
みのマスタ容器2とは、封入治具3によりそれぞ
れ密封されており、それらの封入治具3にそれぞ
れ接続された試験容器用気体封入管路4およびマ
スタ容器用気体封入管路5を介して試験用気体と
しての加圧空気が各容器1,2内に導入され、両
容器1,2内の差圧を差圧センサ6により検出す
ることにより試験容器1の気密状態の良否が判定
される。
明すると、先ず第1図において、気密状態を試験
されるべき試験容器1と、気密状態を予め試験済
みのマスタ容器2とは、封入治具3によりそれぞ
れ密封されており、それらの封入治具3にそれぞ
れ接続された試験容器用気体封入管路4およびマ
スタ容器用気体封入管路5を介して試験用気体と
しての加圧空気が各容器1,2内に導入され、両
容器1,2内の差圧を差圧センサ6により検出す
ることにより試験容器1の気密状態の良否が判定
される。
試験容器用気体封入管路4およびマスタ容器用
気体封入管路5は、それらの流通方向上流側から
順に、ソレノイド弁7、ソレノイド弁8、フイル
タ9およびボール弁10をそれぞれ備える。ソレ
ノイド弁7は、各管路4,5の連通、遮断を切換
える開閉弁である。またソレノイド弁8は、該ソ
レノイド弁8の下流側を大気に開放する状態と、
連通状態とを切換える切換弁である。
気体封入管路5は、それらの流通方向上流側から
順に、ソレノイド弁7、ソレノイド弁8、フイル
タ9およびボール弁10をそれぞれ備える。ソレ
ノイド弁7は、各管路4,5の連通、遮断を切換
える開閉弁である。またソレノイド弁8は、該ソ
レノイド弁8の下流側を大気に開放する状態と、
連通状態とを切換える切換弁である。
試験容器用気体封入管路4およびマスタ容器用
気体封入管路5の上流端は、共通な管路11を介
して試験用気体供給源12に接続される。この管
路11には、その上流側から順に、オイルミスト
セパレータ13、減圧弁14、圧力計15および
ソレノイド弁16が備えられ、ソレノイド弁16
は前記両管路4,5を大気に開放する状態と、管
路11を両管路4,5に連通させる状態とを切換
え可能である。
気体封入管路5の上流端は、共通な管路11を介
して試験用気体供給源12に接続される。この管
路11には、その上流側から順に、オイルミスト
セパレータ13、減圧弁14、圧力計15および
ソレノイド弁16が備えられ、ソレノイド弁16
は前記両管路4,5を大気に開放する状態と、管
路11を両管路4,5に連通させる状態とを切換
え可能である。
差圧センサ6は、試験容器用気体封入管路4お
よびマスタ容器用気体封入管路5におけるソレノ
イド弁7,8間の圧力の差を検出すべく両管路
4,5間にわたつて設けられており、両管路4,
5を介して各容器1,2に試験用気体を封入した
状態でソレノイド弁7を遮断状態とすることによ
り差圧センサ6で各容器1,2の差圧を検出する
ことができる。また管路11における減圧弁14
およびソレノイド弁16間にはプレツシヤスイツ
チ17が接続されいおり、このプレツシヤスイツ
チ17により管路11での気体流通状態を検出す
ることができる。
よびマスタ容器用気体封入管路5におけるソレノ
イド弁7,8間の圧力の差を検出すべく両管路
4,5間にわたつて設けられており、両管路4,
5を介して各容器1,2に試験用気体を封入した
状態でソレノイド弁7を遮断状態とすることによ
り差圧センサ6で各容器1,2の差圧を検出する
ことができる。また管路11における減圧弁14
およびソレノイド弁16間にはプレツシヤスイツ
チ17が接続されいおり、このプレツシヤスイツ
チ17により管路11での気体流通状態を検出す
ることができる。
第2図において、封入治具3は、試験容器1あ
るいはマスタ容器2の開口部18に嵌合可能な円
筒状に形成される治具本体19と、該治具本体1
9の後端に同軸に連設されるシリンダ20と、開
口部18を閉塞すべく治具本体19の中間部に設
けられる蓋21と、シリンダ20のピストンロツ
ド20aに連結されるとともに治具本体19内に
その軸方向移動自在に挿入されるブラケツト22
と、治具本体19の先端寄りで軸方向に延びて穿
設される一対の窓23,23と、それらの窓2
3,23から先端を突出可能にして基端がブラケ
ツト22に支承される一対の係合爪24,24
と、両係合爪24,24に当接すべくブラケツト
22に摺動自在に嵌合されるストツパ25と、該
ストツパ25を係合爪24,24に当接する方向
に付勢するばね26とを備える。
るいはマスタ容器2の開口部18に嵌合可能な円
筒状に形成される治具本体19と、該治具本体1
9の後端に同軸に連設されるシリンダ20と、開
口部18を閉塞すべく治具本体19の中間部に設
けられる蓋21と、シリンダ20のピストンロツ
ド20aに連結されるとともに治具本体19内に
その軸方向移動自在に挿入されるブラケツト22
と、治具本体19の先端寄りで軸方向に延びて穿
設される一対の窓23,23と、それらの窓2
3,23から先端を突出可能にして基端がブラケ
ツト22に支承される一対の係合爪24,24
と、両係合爪24,24に当接すべくブラケツト
22に摺動自在に嵌合されるストツパ25と、該
ストツパ25を係合爪24,24に当接する方向
に付勢するばね26とを備える。
シリンダ20は、片ロツド形の複動シリンダで
あり、そのピストンロツド20aを治具本体19
内に同軸に挿入するようにして、フランジ27,
28により治具本体19の後端に同軸に結合され
る。ピストンロツド20aの先端には軸29が同
軸に固着されており、この軸29の先端にブラケ
ツト22が設けられる。該ブラケツト22は、先
端側を閉塞した略U字状に形成されており、軸2
9の軸線と直角な軸線を有する支軸30により一
対の係合爪24,24の基端が相互に重合してブ
ラケツト22に支承される。一方、窓23,23
は前記両係合爪24,24の先端を臨ませるよう
にして治具本体19の一直径線上で軸方向に長く
して穿設される。
あり、そのピストンロツド20aを治具本体19
内に同軸に挿入するようにして、フランジ27,
28により治具本体19の後端に同軸に結合され
る。ピストンロツド20aの先端には軸29が同
軸に固着されており、この軸29の先端にブラケ
ツト22が設けられる。該ブラケツト22は、先
端側を閉塞した略U字状に形成されており、軸2
9の軸線と直角な軸線を有する支軸30により一
対の係合爪24,24の基端が相互に重合してブ
ラケツト22に支承される。一方、窓23,23
は前記両係合爪24,24の先端を臨ませるよう
にして治具本体19の一直径線上で軸方向に長く
して穿設される。
軸29には、ブラケツト22側に開放した有底
の摺動穴31が同軸に穿設されており、この摺動
穴31にストツパ25が摺動可能に嵌合される。
しかもストツパ25のブラケツト22内に臨む先
端には一直経線に沿つて両外方に延びる押圧部2
5aが一体に設けられており、この押圧部25a
は前記両係合爪24,24に当接する。またスト
ツパ25の後端と摺動穴31の閉塞端との間には
ばね26が縮設されており、このばね26のばね
力によりストツパ25はその押圧部25aを係合
爪24,24に当接させる方向に付勢される。こ
れにより両係合爪24,24は、それらの先端を
窓23,23から外方に突出させる方向に回動付
勢されることになる。
の摺動穴31が同軸に穿設されており、この摺動
穴31にストツパ25が摺動可能に嵌合される。
しかもストツパ25のブラケツト22内に臨む先
端には一直経線に沿つて両外方に延びる押圧部2
5aが一体に設けられており、この押圧部25a
は前記両係合爪24,24に当接する。またスト
ツパ25の後端と摺動穴31の閉塞端との間には
ばね26が縮設されており、このばね26のばね
力によりストツパ25はその押圧部25aを係合
爪24,24に当接させる方向に付勢される。こ
れにより両係合爪24,24は、それらの先端を
窓23,23から外方に突出させる方向に回動付
勢されることになる。
ところで係合爪24,24の回動姿勢は、ブラ
ケツト22と窓23,23との軸方向相対位置に
より定まるものであり、ブラケツト22が第2図
で示すように最先端まで移動しているとき、すな
わちシリンダ20が伸長作動しているときには、
両係合爪24,24は窓23,23の先端縁によ
り内方側に押圧され、両係合爪24,24の先端
は治具本体19に収納される。またブラケツト2
2が第3図で示すように後方に移動するとき、す
なわちシリンダ20が収縮作動するときには、両
係合爪24,24はばね26で付勢されたストツ
パ25により外方側に押圧され、両係合爪24,
24の先端は窓23,23から外方に突出する。
しかも両係合爪24,24には、試験用気体の流
通を阻害することを回避するための流通孔24a
がそれぞれ穿設される。
ケツト22と窓23,23との軸方向相対位置に
より定まるものであり、ブラケツト22が第2図
で示すように最先端まで移動しているとき、すな
わちシリンダ20が伸長作動しているときには、
両係合爪24,24は窓23,23の先端縁によ
り内方側に押圧され、両係合爪24,24の先端
は治具本体19に収納される。またブラケツト2
2が第3図で示すように後方に移動するとき、す
なわちシリンダ20が収縮作動するときには、両
係合爪24,24はばね26で付勢されたストツ
パ25により外方側に押圧され、両係合爪24,
24の先端は窓23,23から外方に突出する。
しかも両係合爪24,24には、試験用気体の流
通を阻害することを回避するための流通孔24a
がそれぞれ穿設される。
蓋21にはゴムなどの弾性材からなるシール部
材32が嵌着されており、治具本体19を開口部
18に嵌合した状態でシリンダ20を収縮作動せ
しめると、係合爪24,24は窓23,23から
外方に突出するとともに、開口部18の周縁部を
前記シール部材32との間に挟持する。これによ
り封入治具3は、容器1あるいは2に開口部18
の密封状態を保ちながら固定される。
材32が嵌着されており、治具本体19を開口部
18に嵌合した状態でシリンダ20を収縮作動せ
しめると、係合爪24,24は窓23,23から
外方に突出するとともに、開口部18の周縁部を
前記シール部材32との間に挟持する。これによ
り封入治具3は、容器1あるいは2に開口部18
の密封状態を保ちながら固定される。
治具本体19の後端部側壁には供給孔33が穿
設されており、この供給孔33には、容器1ある
いは2に試験用気体を供給すべく試験容器用気体
封入管路4あるいはマスタ容器用気体封入管路5
が接続される。
設されており、この供給孔33には、容器1ある
いは2に試験用気体を供給すべく試験容器用気体
封入管路4あるいはマスタ容器用気体封入管路5
が接続される。
シリンダ20には、流体圧が供給されたときに
伸長作動して係合爪24,24を治具本体19内
に収納させるためのヘツド側流体圧室(図示せ
ず)に通じる接続管34と、流体圧が供給された
ときに収縮作動して係合爪24,24を外方に突
出させるためのロツド側流体圧室(図示せず)に
通じる接続管35とが設けられ、一方の接続管3
4には開放用流体圧供給管路36が接続され、他
方の接続管35には閉鎖用流体圧供給管路37が
接続される。
伸長作動して係合爪24,24を治具本体19内
に収納させるためのヘツド側流体圧室(図示せ
ず)に通じる接続管34と、流体圧が供給された
ときに収縮作動して係合爪24,24を外方に突
出させるためのロツド側流体圧室(図示せず)に
通じる接続管35とが設けられ、一方の接続管3
4には開放用流体圧供給管路36が接続され、他
方の接続管35には閉鎖用流体圧供給管路37が
接続される。
再び第1図において、試験容器1に装着された
封入治具3に連なる開放用流体圧供給管路36お
よび閉鎖用流体圧供給管路37、ならびにマスタ
容器2に装着された封入治具3に連なる開放用流
体圧供給管路36および閉鎖用流体圧供給管路3
7は、電磁切換弁38をそれぞれ介して共通の管
路39に接続され、管路39はさらに流体圧とし
てたとえば加圧空気を供給するための開閉用流体
圧供給源40に接続される。管路39には、その
上流側から順に減圧弁41および圧力計42が備
えられる。
封入治具3に連なる開放用流体圧供給管路36お
よび閉鎖用流体圧供給管路37、ならびにマスタ
容器2に装着された封入治具3に連なる開放用流
体圧供給管路36および閉鎖用流体圧供給管路3
7は、電磁切換弁38をそれぞれ介して共通の管
路39に接続され、管路39はさらに流体圧とし
てたとえば加圧空気を供給するための開閉用流体
圧供給源40に接続される。管路39には、その
上流側から順に減圧弁41および圧力計42が備
えられる。
電磁切換弁38は、開放用流体圧供給管路36
を管路39に連通させるとともに閉鎖用流体圧供
給管路37を大気に開放させる状態と、閉鎖用流
体圧供給管路37を管路39に連通させるととも
に開放用流体圧供給管路36を大気に開放させる
状態とを切換え可能なものであり、判断手段43
からの信号に応じて切換え作動する。
を管路39に連通させるとともに閉鎖用流体圧供
給管路37を大気に開放させる状態と、閉鎖用流
体圧供給管路37を管路39に連通させるととも
に開放用流体圧供給管路36を大気に開放させる
状態とを切換え可能なものであり、判断手段43
からの信号に応じて切換え作動する。
判断手段43には、前記差圧センサ6およびプ
レツシヤスイツチ17からの信号が入力されてお
り、それらの信号に基づいて各ソレノイド弁7,
8,16および各電磁切換弁38の作動を制御す
る。特に、差圧センサ6で検出した差圧が予め設
定されている値よりも大となるのに応じて管路3
9を閉鎖用流体圧供給管路37に連通させるとと
もに開放用流体圧供給管路36を大気に開放し、
前記差圧が設定値以下であるときには管路39を
開放用流体圧供給管路36に連通させるとともに
閉鎖用流体圧供給管路37を大気に開放すべく、
判断手段43は電磁切換弁38,38の作動を制
御する。さらに判断手段43は、前記差圧センサ
6の検出値が設定値以下であるときには気密状態
が良好であることを示すための図示しないランプ
等を活性化させ、差圧センサ6の検出値が設定値
を超えるときには気密状態が不良であることを示
すための図示しないランプ等を活性化させるよう
に構成される。
レツシヤスイツチ17からの信号が入力されてお
り、それらの信号に基づいて各ソレノイド弁7,
8,16および各電磁切換弁38の作動を制御す
る。特に、差圧センサ6で検出した差圧が予め設
定されている値よりも大となるのに応じて管路3
9を閉鎖用流体圧供給管路37に連通させるとと
もに開放用流体圧供給管路36を大気に開放し、
前記差圧が設定値以下であるときには管路39を
開放用流体圧供給管路36に連通させるとともに
閉鎖用流体圧供給管路37を大気に開放すべく、
判断手段43は電磁切換弁38,38の作動を制
御する。さらに判断手段43は、前記差圧センサ
6の検出値が設定値以下であるときには気密状態
が良好であることを示すための図示しないランプ
等を活性化させ、差圧センサ6の検出値が設定値
を超えるときには気密状態が不良であることを示
すための図示しないランプ等を活性化させるよう
に構成される。
次にこの実施例の作用について説明すると、試
験容器1の気密状態を試験するにあたつては、管
路39が開放用流体圧供給管路36に連通するよ
うに各電磁切換弁38,38を作動せしめてお
き、各シリンダ20,20を伸長作動せしめて係
合爪24,24が治具本体19内に収納された状
態で、試験容器1およびマスタ容器2の開口部1
8に封入治具3の治具本体19をそれぞれ嵌合す
る。次いで管路39が閉鎖用流体圧供給管路37
に連通するように各電磁切換弁38,38を作動
せしめる。これにより封入治具3におけるシリン
ダ20のロツド側流体圧室に流体圧が供給される
のに応じてシリンダ20が収縮作動し、開口部1
8の周縁部が係合爪24,24およびシール部材
32間で挟持され、各開口部18を密封した状態
で封入治具3が各容器1,2に装着される。
験容器1の気密状態を試験するにあたつては、管
路39が開放用流体圧供給管路36に連通するよ
うに各電磁切換弁38,38を作動せしめてお
き、各シリンダ20,20を伸長作動せしめて係
合爪24,24が治具本体19内に収納された状
態で、試験容器1およびマスタ容器2の開口部1
8に封入治具3の治具本体19をそれぞれ嵌合す
る。次いで管路39が閉鎖用流体圧供給管路37
に連通するように各電磁切換弁38,38を作動
せしめる。これにより封入治具3におけるシリン
ダ20のロツド側流体圧室に流体圧が供給される
のに応じてシリンダ20が収縮作動し、開口部1
8の周縁部が係合爪24,24およびシール部材
32間で挟持され、各開口部18を密封した状態
で封入治具3が各容器1,2に装着される。
そこで、試験容器用気体封入管路4およびマス
タ容器用気体封入管路5をそれぞれ介して試験容
器1およびマスタ容器2内に気体を封入し、各ソ
レノイド弁7,7を遮断状態にしてその封入状態
を一定時間持続する。このとき、マスタ容器2の
気密状態は既に試験済みであるので、試験容器1
に漏れがあるとすると、試験容器用気体封入管路
4およびマスタ容器用気体封入管路5間に差圧が
生じる。その差圧を検出する差圧センサ6の検出
値が設定値以下であるときには、図示しないラン
プ等を点灯して試験容器1の気密状態が良である
ことが報告されるとともに、電磁切換弁38,3
8が、管路39を開放用流体圧供給管路36に連
通するように作動せしめられる。したがつてシリ
ンダ20が伸長作動し、係合爪24,24が開口
部18の周縁部との係合状態を解除して治具本体
19の内方に収納されることになり、封入治具3
を開口部18から抜き出すことが可能となる。
タ容器用気体封入管路5をそれぞれ介して試験容
器1およびマスタ容器2内に気体を封入し、各ソ
レノイド弁7,7を遮断状態にしてその封入状態
を一定時間持続する。このとき、マスタ容器2の
気密状態は既に試験済みであるので、試験容器1
に漏れがあるとすると、試験容器用気体封入管路
4およびマスタ容器用気体封入管路5間に差圧が
生じる。その差圧を検出する差圧センサ6の検出
値が設定値以下であるときには、図示しないラン
プ等を点灯して試験容器1の気密状態が良である
ことが報告されるとともに、電磁切換弁38,3
8が、管路39を開放用流体圧供給管路36に連
通するように作動せしめられる。したがつてシリ
ンダ20が伸長作動し、係合爪24,24が開口
部18の周縁部との係合状態を解除して治具本体
19の内方に収納されることになり、封入治具3
を開口部18から抜き出すことが可能となる。
一方、差圧センサ6による検出値が設定値を超
えるときには、図示しないランプ等により試験容
器1の気密状態が不良であることが報知されると
ともに、電磁切換弁38,38は管路39を閉鎖
用流体圧供給管路37に連通したままの状態を持
続する。したがつて、気密状態が不良であること
を報知する前記ランプの点灯等にも拘らず、気密
状態が良であると誤判断して封入治具3を試験容
器1の開口部18から抜き出そうとしても、封入
治具3の係合爪24,24が開口部18の周縁部
に係合したままであるので、封入治具3を抜き出
すことができず、気密状態が不良であるのに良で
あると誤判断することを確実に避けることができ
る。しかも封入治具3の試験容器1の装着は治具
本体19を開口部18に嵌合するだけの簡単な操
作だけで済み、封入治具3の試験容器1への係合
は電磁切換弁38の作動によるシリンダ20の収
縮作動により自動的に行なわれるので、作業能率
が向上する。
えるときには、図示しないランプ等により試験容
器1の気密状態が不良であることが報知されると
ともに、電磁切換弁38,38は管路39を閉鎖
用流体圧供給管路37に連通したままの状態を持
続する。したがつて、気密状態が不良であること
を報知する前記ランプの点灯等にも拘らず、気密
状態が良であると誤判断して封入治具3を試験容
器1の開口部18から抜き出そうとしても、封入
治具3の係合爪24,24が開口部18の周縁部
に係合したままであるので、封入治具3を抜き出
すことができず、気密状態が不良であるのに良で
あると誤判断することを確実に避けることができ
る。しかも封入治具3の試験容器1の装着は治具
本体19を開口部18に嵌合するだけの簡単な操
作だけで済み、封入治具3の試験容器1への係合
は電磁切換弁38の作動によるシリンダ20の収
縮作動により自動的に行なわれるので、作業能率
が向上する。
C 考案の効果
以上のように本考案によれば、封入治具は、開
閉用流体圧供給源に電磁切換弁を介して接続され
たシリンダの作動に応じて試験容器に係合してそ
の開口部を閉塞する状態とその係合状態を解除し
て同開口部を開放する状態とを切換えるべく構成
され、その電磁切換弁は、試験容器の気密状態が
不良である時には封入治具が試験容器に係合する
と共に試験容器の気密状態が良好である時には封
入治具の試験容器への係合状態を解除するよう
に、判断手段に接続されるので、封入治具の試験
容器への装着を能率的に行なうことができるとと
もに、気密状態が不良のときには封入治具の試験
容器への係合状態が持続するために、気密状態が
不良であるにも拘らず良であると誤判断すること
を確実に回避することができる。
閉用流体圧供給源に電磁切換弁を介して接続され
たシリンダの作動に応じて試験容器に係合してそ
の開口部を閉塞する状態とその係合状態を解除し
て同開口部を開放する状態とを切換えるべく構成
され、その電磁切換弁は、試験容器の気密状態が
不良である時には封入治具が試験容器に係合する
と共に試験容器の気密状態が良好である時には封
入治具の試験容器への係合状態を解除するよう
に、判断手段に接続されるので、封入治具の試験
容器への装着を能率的に行なうことができるとと
もに、気密状態が不良のときには封入治具の試験
容器への係合状態が持続するために、気密状態が
不良であるにも拘らず良であると誤判断すること
を確実に回避することができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体回路図、第2図は開口部に嵌合した状
態を示す封入治具の縦断側面図、第3図は開口部
に係合した状態を示す封入治具の縦断側面図であ
る。 1……試験容器、2……マスタ容器、3……封
入治具、4……試験容器用気体封入管路、5……
マスタ容器用気体封入管路、6……差圧センサ、
12……試験容器用気体供給源、18……開口
部、19……治具本体、20……シリンダ、20
a……ピストンロツド、21……蓋、22……ブ
ラケツト、23……窓、24……係合爪、25…
…ストツパ、38……電磁切換弁、40……開閉
用流体圧供給源、43……判断手段。
1図は全体回路図、第2図は開口部に嵌合した状
態を示す封入治具の縦断側面図、第3図は開口部
に係合した状態を示す封入治具の縦断側面図であ
る。 1……試験容器、2……マスタ容器、3……封
入治具、4……試験容器用気体封入管路、5……
マスタ容器用気体封入管路、6……差圧センサ、
12……試験容器用気体供給源、18……開口
部、19……治具本体、20……シリンダ、20
a……ピストンロツド、21……蓋、22……ブ
ラケツト、23……窓、24……係合爪、25…
…ストツパ、38……電磁切換弁、40……開閉
用流体圧供給源、43……判断手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 気密状態を試験済みのマスタ容器2と、この
マスタ容器2内に試験用気体を供給するための
マスタ容器用気体封入管路5と、気密状態を試
験すべき試験容器1の開口部18を開閉可能に
塞ぐ封入治具3を介して試験容器1内に試験用
気体を供給するための試験容器用気体封入管路
4と、それらの気体封入管路5,4に共通に接
続される試験用気体供給源12と、マスタ容器
2および試験容器1間の差圧を検出する差圧セ
ンサ6と、該差圧センサ6の検出値と設定値と
の比較に応じて試験容器1の気密状態の良否を
判断する判断手段43とを備える容器の気密試
験装置において、封入治具3は、開閉用流体圧
供給源40に電磁切換弁38を介して接続され
たシリンダ20の作動に応じて試験容器1に係
合してその開口部18を閉塞する状態とその係
合状態を解除して同開口部18を開放する状態
とを切換えるべく構成され、その電磁切換弁3
8は、試験容器1の気密状態が不良である時に
は封入治具3が試験容器1に係合すると共に試
験容器1の気密状態が良好である時には封入治
具3の試験容器1への係合状態を解除するよう
に、判断手段43に接続されることを特徴とす
る容器の気密試験装置。 前記封入治具3は、試験容器1の開口部18
に嵌合可能であつてその後端部には前記シリン
ダ20が連設される基本的に円筒状の治具本体
19と、開口部18を閉塞すべく治具本体19
にその半径方向外方に張出して固設される蓋2
1と、前記シリンダ20のピストンロツド20
aに連結されるとともに治具本体19内にその
軸方向に移動自在に挿入されるブラケツト22
と、前記治具本体19の先端部に軸方向に延び
て穿設される窓23と、先端を該窓23から外
方に突出して前記蓋21との間に容器開口部1
8の周縁部を挟持する位置と治具本体19内に
収納する位置との間で回動可能にしてブラケツ
ト22に基端が支承される係合爪24と、ブラ
ケツト22内に軸方向相対移動自在に配設され
るとともに係合爪24に当接して該係合爪24
を窓23から突出させる方向に弾発付勢された
ストツパ25とを備えることを特徴とする、実
用新案登録請求の範囲第項記載の容器の気密
試験装置。 マスタ容器2内とマスタ容器用気体封入管路
5間に、試験容器1内と試験容器用気体封入管
路4間の封入治具3と同じ構造の封入治具3が
介装され、このマスタ容器2内とマスタ容器用
気体封入管路5間の封入治具3は、開閉用流体
圧供給源40に電磁切換弁38を介して接続さ
れたシリンダ20の作動に応じてマスタ容器2
に係合してその開口部18を閉塞する状態とそ
の係合状態を解除して同開口部18を開放する
状態とを切換えるべく構成されたことを特徴と
する、実用新案登録請求の範囲第又は項に
記載の容器の気密試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12675887U JPH0537234Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12675887U JPH0537234Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6433641U JPS6433641U (ja) | 1989-03-02 |
JPH0537234Y2 true JPH0537234Y2 (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=31378562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12675887U Expired - Lifetime JPH0537234Y2 (ja) | 1987-08-20 | 1987-08-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537234Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4511447B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2010-07-28 | 株式会社九州山光社 | 水蒸気移動制御装置を取り付けるための箱体を検査対象とした気密検査装置 |
JP5066423B2 (ja) * | 2007-10-12 | 2012-11-07 | 本田技研工業株式会社 | ガスセンサを備える装置 |
-
1987
- 1987-08-20 JP JP12675887U patent/JPH0537234Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6433641U (ja) | 1989-03-02 |
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