JPH08505202A - 吸引装置 - Google Patents

吸引装置

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JPH08505202A
JPH08505202A JP7511340A JP51134094A JPH08505202A JP H08505202 A JPH08505202 A JP H08505202A JP 7511340 A JP7511340 A JP 7511340A JP 51134094 A JP51134094 A JP 51134094A JP H08505202 A JPH08505202 A JP H08505202A
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JP7511340A
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マルテンス,ペーター
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レーデイガー・アンラーゲンバウ・ゲーエムベーハー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、通気される廃水コンテナからの液体を負圧によって吸引する吸引装置(10)に関する。この負圧は廃水コンテナに連結された吸引装置より導かれる。この装置は、遠隔操作又は手動操作可能な制御弁(40)と、これと接続され吸引に必要な負圧を解放ないし遮断するダイヤフラム弁等の(第1の)遮断弁(30)と、場合によっては更に、タンク側に配置されるとともに負圧により作動する(第2の)遮断弁とを有する。コンテナ側の遮断弁の有無に拘らず廃水コンテナから廃水を吸引することができるように、この吸引装置(10)には触手部材(18,24)が設けられ、この触手部材を介してコンテナ側の遮断弁の有無が確認され、装置側の遮断弁が制御弁を介して直接的又は間接的に操作される。

Description

【発明の詳細な説明】 吸引装置 本発明は、通気可能なコンテナ、特に船、列車または航空機の廃水収集タンク からの液体を負圧によって吸引するとともにコンテナに連結されて前記負圧を導 く吸引装置を介して導かれる。該吸引装置は遠隔操作または手動操作される制御 弁と、これと接続状態にあるとともに吸引に必要な負圧を遮断または解放する装 置側の、ダイヤフラム弁などの遮断弁と、更には任意的にコンテナ側に配置され るとともに負圧によって作動可能な遮断弁とを備える。 この種の、吸引ピストルとも称せられる吸引装置は、ドイツ特許第38235 15号に開示されている。実際上、この種の吸引ピストルは、真空配管を介して 、例えば1m3の量の廃水を1ないし2分以内に吸引するために、列車に連結さ れた車両の廃水収集タンクに一時的に接続される。吸引ピストルの取り外しの際 に廃水収集タンクへの接続管内に残留廃水が留まること、或は該残留廃水がピス トルの取り外しの際に流れ出すことを確実に防止するために、該ピストル内に設 けられた遮断弁に加えて負圧の下で作動する対応の遮断弁が収集タンク側に設け られる。両遮断弁は該ピストルに別々に設けられた操作弁で操作され、これら操 作弁は負圧を導く真空配管に直接接続されている。 該操作弁は自己保持装置を備え、これは弁室を介して遮断弁の作動シリンダを 負圧で作動可能にするとともに該弁を開成し得るためにある。 負圧によって作動可能な遮断弁を介して閉成可能でない廃水収集タンクのため のこの種の吸引ピストルの使用は衛生上の理由から許容されないピストルの汚染 を招く。というのは、このピストルからタンク側の遮断弁へ導かれる操作配管が 汚染される可能があるからである。更に欠点は、2つの操作弁が設けられている ことである。これらの弁は場合によっては共通の作動プレートを介して同時に作 動することもある。 本発明は、上記問題に鑑みて、この種の吸引装置を改善することにあり、即ち 、タンク等のコンテナからの液体の吸引を、該コンテナ側に負圧下で作動可能な 遮断弁があるか否かに拘らず可能とするように汎用性をもって使用可能とするこ とにある。ここにおいて、該吸引装置自体はコンテナ側における遮断弁の有無を 確認できる。 本発明においては上記問題を以下の構成の吸引装置によって解決するものであ る。すなわち、当該吸引装置は複数の触手部材を有し、その内の1つの(第1の )触手部材は、該吸引装置がコンテナに連結された状態で、コンテナ側に遮断弁 があるか否かに拘らず、作動可能であるとともに、前記触手部材の他の(第2の )触手部材だけはコンテナ側に遮断弁が設けられている場合にのみ 作動可能であり、該第1の触手部材は負圧が付与可能な第1の配管内に配置され た第1の弁と動作状態に接続され、該コンテナに連結された吸引装置の場合に負 圧が、一方では第1の弁を介して制御弁に達し、これを介して遮断可能となって おり、又、他方ではコンテナ側に遮断弁がある場合に、更に他の(第2の)弁を 介して装置側の遮断弁に達し、ここにおいて、コンテナ側に遮断弁がない場合に 、第2の弁が第2の触手部材により作動しないことに基づき第1の弁から導かれ た第1の配管を閉成し、そして同時に制御弁と装置側の遮断弁との間の接続を形 成する。 触手部材は触手ピンが望ましい。該装置が連結されたときに、前記ピンの少な くとも1つの第1の触手ピンが作動する。第2の単数または複数の触手ピンは、 コンテナ側に遮断弁がある場合にのみ、軸方向にスライドするなどして、作動可 能となる。この場合、装置側にあって連結に際して圧縮可能なシール部材は、例 えばコンテナ側の遮断弁のフランジに係合し、これによって、同時に吸引装置に 設けられた真空チャンネルに対して平行なバイパス配管を介して、コンテナ内の 遮断弁に負圧が付与されて、該バイパス配管内に設けられたバイパス弁が制御弁 を介して開成される場合に該遮断弁を開成する。 それとは無関係に、すなわち、制御弁の調整とは無関係に装置側にある遮断弁 には、該遮断弁を開成するように負圧が付与される。 この制御弁を介して導かれる負圧によって、1つ又は複数の触手部材がコンテ ナ側の遮断弁を確認しない場合にも又、該装置側の遮断弁が開成される。他の場 合において、連結によって作動する触手部材によって切換動作される弁が配置さ れた配管を介して遮断弁に対して直接、負圧が導かれ、該負圧は制御弁を介する ことなく導かれる。 しかし、又、該コンテナが遮断弁によって閉成されない場合においても、本発 明において構成された吸引装置によって、操作配管、特にバイパス配管の汚染が 確実に防止される。従って、コンテナ側の遮断弁のための操作配管に移行するバ イパス配管は閉鎖パッキン内で、軸方向にスライド可能なロッド状の閉鎖部材に よって閉成される。他方では、該バイパス配管には、該配管を介して負圧が遮断 弁に導かれない場合にも、負圧が作用しているので、自動的クリーニングが行な われる。 コンテナから液体が吸引され、従って、遮断弁へ導かれた配管を介して圧力均 衡が生じることなく空気が送られ、これにより、汚染物が侵入し得るような場合 に、装置側の遮断弁の閉成を行なうために、本発明においては更に他の提案がな される。すなわち、該遮断弁に、負圧が作用した操作配管内において逆止弁を設 けることである。更に、遮断弁の弁室からノズル状で周囲と連通した開口を突出 状態で設けることである。該開口の横断面は逆止弁の閉成時間、すなわち後吸引 時間によって決めら れる。該後吸引時間は、吸引装置を取り除いた場合に、それによってコンテナに 存在する残留液が完全に吸引され、こうして汚染が確実に排除されるのを保証す る。 本発明に基づいて上記問題は更に以下の構成により解決される。すなわち、当 該吸引装置が、装置側の遮断弁の有無に拘らず、単一の装置側の制御弁を備え、 コンテナに吸引装置が連結され、遮断弁がコンテナ側に設けられた状態で、装置 側の遮断弁に単一の制御弁の調整とは無関係に、かつ、コンテナ側の遮断弁に制 御弁の作動時に、負圧が付与可能であり、更に、コンテナ側に遮断弁がない場合 に、装置側の遮断弁に、制御弁の作動時に負圧が付与可能に構成される。 本発明による提案は以下の構成により特徴付けられる。すなわち、該制御弁が 、弁室内で軸方向にスライド可能で弁ヘッドを有する弁プランジャーを備え、該 弁プランジャーは制御弁とともに作動可能な作動部材に連結され、該作動部材が ハウジングに対してバネ付勢をもって支持され、該弁プランジャーが負圧配管部 から延出した弁室内で移動可能に配置され、かつ、弁プランジャーに対して軸方 向沿ったリング状チャンネルなどのチャンネルにシール状態で接触可能となって いる。該リング状チャンネルはハウジングと作動部材との間に設けられた中間室 に連通する。該中間室はハウジング内の接続部を介してバイパス弁あるいは装置 側の遮断弁などの少なくとも1つの他の弁に接続される。又、該ハウジングと 作動部材との間にシール部材が配置され、作動部材がハウジングの方向にバネ付 勢に抗して移動するとともに弁座が該チャンネルから離れる時に、該シール部材 を介して中間室がシール可能となる構成である。 上記構成において、作動部材は周縁を有し、該周縁は弁ハウジングに沿ってそ の少なくとも一部の周囲で、これと間隙を形成するように離間した状態で延出し 、該間隙は、弁ヘッドが弁座と中間室との間のチャンネルを閉成する場合に大気 と連通するようになっている。 本発明の更なる詳細、利点及び特徴は、請求の範囲及びこれより看取される特 徴からのみならず、図面を参照して説明される以下の実施例の記載からもおのず と理解される。 図面において、 図1は負圧によってコンテナ内の廃水を吸引するための吸引装置の基本的概要 図、図2は遮断弁を有するコンテナと連結された態様で示す図1の吸引装置の概 要図、図3は制御弁の作動後の態様で示す図2の吸引装置の概要図、図4は遮断 弁を有しないコンテナに連結された態様で示す図1の吸引装置の概要図、図5は 制御弁の作動後の態様で示す図4の吸引装置の概要図である。 各図において同一の部材に同一の参照番号が付されている。これらの図におい て、廃水収集タンクなどの図示しないコンテナに連結可能な吸引装置が示されて いる。この吸引装置において、連結機構に関しては、例えば、 レーデイガー・アンラーゲンバウ・ゲーエムベーハー(ハナウ在)製造の「ロー バック(Roevac)吸引ピストル」として提供されている公知の構造を用いること ができる。 吸引ピストルとも称される当該吸引装置(10)は真空チャンネル(12)を 有し、該真空チャンネルは外側においてノズルと称される管状部分(14)に移 行しており、該部分はピストル(10)が連結された状態で空のコンテナないし はこれから突出したスリーブ内に進入している。更に、接続スリーブないしはコ ンテナ内にシール部材(16)が進入し、該シール部材はコンテナ側に遮断弁が ある場合に該遮断弁に接するとともに該装置(10)が連結された際に所定の範 囲にわたり圧縮される。 シール部材(16)内には軸方向に移動可能な触手部材(18)が設けられ、 該触手部材は装置側における遮断弁を確認した場合に軸方向に移動する。更に、 操作孔(20)が設けられ、ここに軸方向に移動可能な閉鎖部材(22)が移動 可能に配置されている。該操作孔(20)は遮断弁側に設けられたリング状の溝 に連通する構成が望ましい。該溝から操作孔ないし操作配管が装置側の遮断弁へ と導かれ、該遮断弁を公知の方法で負圧作用の下で開成可能となっている。 同様に、フランジプレート(19)は軸方向に移動可能な触手ピン(24)に より貫通されている。ピスト ル(10)がコンテナに連結されたときに移動が生じる。 操作孔(20)は真空チャンネル(12)に対して平行なバイパス配管(26 )に続いており、該配管(26)はバイパス弁(28)を介して閉成可能あるい は開成可能となっている。 真空チャンネル(12)は公知の方法で、好ましくはダイヤフラム弁として構 成され弁室(32)を有する遮断弁(30)によって閉成可能となっており、こ れには操作配管(34)を介して負圧を付与し得る。該操作配管(34)内には 逆止弁(36)が設けられている。更に、弁室(32)からはノズル状の孔(3 8)が突出している。この孔(38)は周囲環境に連通しており、逆止弁(36 )が閉成すると、この孔を介して弁室(32)内の圧力平衡が生じて遮断弁(3 0)の閉成が行なわれる。該孔(38)の横断面積は、いわゆる後吸引時間を規 定する。 更に、逆止弁(40)には弁プランジャー(42)が設けられ、該プランジャ ーは外側においてコイルバネ(44)により囲まれるとともにダイヤフラム(4 6)により覆われている。 弁プランジャー(42)には、その周囲において互いに離間した位置にリング 状くぼみ(48,50)が形成されており、弁の開成または閉成の際にバネ付勢 された球体(52,54)がこのくぼみの一方に係入する。 弁の内側には弁ヘッド(56)が設けられ、弁(40)の閉成時に該ヘッドは弁 座(58)に密接する。 120度ずつ角度を異にして3つの球体が弁プランジャー(42)に対して作 用する構成が好ましい。 弁プランジャー(42)は、弁の開成時に該プランジャー(42)のまわりの 流れが可能となるように弁ハウジング(62)の孔(60)に挿通されている。 この孔(60)に操作配管(64)が連通し、該配管(64)は、一方において 、配管(66)を介して、シール部材(16)を貫通した触手部材(18)によ って作動する切換弁(68)に連通し、他方において、操作配管(70)を介し て真空弁(72)に連通している。該弁(72)はフランジ(19)を貫通した 触手部材(24)によって開成される。 前記切換弁(68)は3方弁であり、この弁より遮断弁(30)に導かれた操 作配管(34)ならびに制御弁に導かれた操作配管(74)が延出し、該配管( 74)は制御弁(40)の弁室(76)に導かれている。 該制御弁(40)の弁室(76)から更に、バイパス弁(28)を操作する配 管(78)が延出している。 操作配管(70)に導かれた2方弁(72)は、逆止弁(82)が追加的に配 置されるとともに真空チャンネル(12)に連通した配管(80)を開閉制御す る。 図1に基本原理が示されるとともに上述の各部材を含む吸引ピストル(10) は、収集コンテナからの廃水の 吸引のために、該コンテナが負圧により作動可能な遮断弁を有するか、あるいは キャップにより閉成可能な開いた管を有するかに拘らず、設定可能である。 本発明によれば、場合によりコンテナの遮断弁を開成できたり、あるいは又、 このような弁なしに液体を吸引して同時に、特に吸引動作の終了後の汚染を確実 に防止するために、連結部の自動的な検出が行なわれる。 制御弁(40)が作動する場合にコンテナ側の遮断弁に直接負圧が作用するか 、あるいは該遮断弁がない場合にピストル側の遮断弁(30)に直接負圧が作用 するかの如何に拘らず、単一の制御弁のみ必要である。 図2及び3に基づいて、負圧によって作動する遮断弁がコンテナに備えられた 構成において該ピストル(10)を用いた場合の動作を説明する。 該ピストル(10)が公知の方法で接続されるとすぐに、両触手部材(24) ,(18)は軸方向内方に向かってスライド移動する。同時に、ロッド状の閉鎖 部材(22)のこぶ状端部が操作孔(20)を開放する。 両触手部材(18),(24)がピストル(10)の内方に向かってスライド 移動することにより、これら触手部材(18),(24)に固着された弁プラン ジャー(86),(88)が同時に移動するので、切換弁(68)については配 管(66)が開成するとともに配管(74)が閉成する。 真空弁(72)のところでは、ここに配管(70),(80)の間の接続が形 成される。これは、弁プランジャー(88)の弁ヘッド(90)がもはや配管( 80)を閉成しないからである。これによって、制御弁(40)に、すなわち、 バネ(44)を収容した室(92)に、更には操作配管(66),(34)を介 して遮断弁(30)の弁室(32)にも負圧が及ぼされる。これは、負圧作用で 逆止弁(36),(82)が開成するからである。従って、遮断弁(30)は制 御弁(40)の作動の如何に拘らず開成する。 制御弁(40)のダイヤフラム(46)上に圧力が付与されると、弁プランジ ャー(42)はバネ付勢に抗して弁ハウジング(62)内に進入するように移動 させられ、これによって、弁ヘッド(56)が弁座(58)から引き上げられて 該弁(40)が開成する。同時に、閉鎖された配管(74)内及びバイパス弁( 28)に導かれる配管(78)内に負圧が生じ、バイパス配管(26)ならびに 、閉鎖部材(22)によって閉鎖されていない操作孔(20)を介して、コンテ ナ側の遮断弁に負圧が付与されて開成される。 各部材のこの対応位置状態が図3に示されている。ここにおいて、球体掛けが ねと称されるバネ付勢された球体(52),(54)が半径方向に沿い周囲に形 成された溝(48)に係入している状態が示されている。空気の吸引に基づいて 、負圧が一部低下すると、弁(40) の室(92)内に占めていた負圧がバネをその復帰位置に保持するとともに球体 (52),(54)を溝(48)内に保持するには不十分となり、これに従って 、制御弁(40)が閉成する。 制御弁(40)の閉成によって、バイパス弁(28)は弁室(76)に設けた 開口(77)を介して通気され、急激に閉成する。弁(40)が開成する場合、 その弁ヘッド(56)によって開口(77)は閉じられる。その結果、バイパス 配管(28)及び操作孔(20)を介してはコンテナ側の遮断弁に何等負圧がか からないので、該遮断弁は閉成する。 これに対して、ピストル側の遮断弁(30)は開成状態を保つ。これはそれに 対する負圧作用が制御弁(40)の位置と無関係になされるからである。 ピストル(10)が連結されると、逆止弁(82)の位置と無関係に、操作配 管(80),(66)は切換弁(68)ないし真空弁(72)を介して閉じられ 、従って孔(38)を介して遮断弁(30)の弁室(32)における圧力均衡が 徐々に生じ、これによって、上述と同様に遮断弁(30)の閉成のための後吸引 時間が与えられる。同時に逆止弁(36)が閉成する。吸引ピストル(10)は 同時にコンテナより取り外されるので、残留の液体を吸引するに十分な時間があ り、従って、ノズル(14)とコンテナの管状の連結部との間に形成される僅か な間隙に基づいて極めて大きな流れ速度が生じ、 乾燥を達成する。 図1に示された吸引ピストル(10)は、上述のようにして、負圧によって動 作可能な遮断弁により閉成可能となっていないコンテナからの液体の吸引のため にも用いることができる。この適用態様を図4及び5に基づき以下説明する。 図4において、ピストル(10)はコンテナに連絡される。該コンテナはこれ に属する弁を備えない。従って、触手部材(24)のみが作動し、触手部材(1 8)も閉鎖部材(22)も元位置に留まる。これによって、操作孔(20)はこ ぶ状の端部(84)によって、殆ど完全に閉鎖された状態にある。 触手部材(18)は軸方向に移動しないので、弁(68)はその弁プランジャ ー(86)ないし弁ヘッド(86)で絶えず配管(66)を閉じる。従って、逆 止弁(82)が開成されると、配管(80)、真空弁(72)及び配管(70) を介して遮断弁(30)に負圧が伝達されない。該弁(30)の開成に必要な負 圧は、制御弁(40)が作動したとき、すなわち本実施例において該制御弁が押 圧されたときに、初めて付与される。この場合、逆止弁(36)の開成の際に配 管(74),(34)を介して必要な負圧が弁室(32)に伝えられる。従って 、図5に示すように、該弁(30)が開成される。 弁チャンネル(12)を介して空気が吸引され、制御 弁(40)の開成状態を維持するために必要な負圧がもはや室(92)内に存在 しなくなるとすぐに、制御弁(40)を介して配管(74)は閉成される。従っ て、孔(38)を通して付与された後吸引時間に応じて遮断弁(30)が閉成す る。 図6には制御弁(94)の好適な実施例が示されている。該制御弁(94)は 上述した制御弁(40)と機能的に同様の課題を遂行する。 該制御弁(94)は弁ハウジング(96)を有し、該ハウジング内に弁ヘッド (101)を有する弁プランジャー(98)が軸方向に移動可能に配置されてい る。該弁プランジャー(98)は、ボタンの態様の作動部材(100)から延出 し、該作動部材の周縁部(102)は、弁ハウジング(96)の周壁(104) に沿って部分的に延出している。 作動ボタン(100)は弁プランジャー(98)ないし弁ヘッド(101)を 介して、バネ(106)によってハウジング(96)に支持されている。バネ( 106)は負圧接続部(64)に連通した室(108)内に延出している。 弁プランジャー(98)はリング状チャンネル(110)により取り囲まれ、 作動ボタン(100)がバネ(106)による付勢力に抗してハウジング(96 )の方向に押圧されないときに、前記リング状チャンネルに対して弁ヘッド(1 01)のシール部材(112) が密接可能となっている。 前記リング状チャンネル(110)は中間室(114)に連通しており、該中 間室はハウジング(96)と作動部材(100)の間に設けられている。該中間 室(114)はハウジング(96)に形成された接続部(116)に連通してい る。該接続部(116)はバイパス弁(28)ないしは装置側の遮断弁(30) に接続された操作配管(74)ないし(78)に導かれている。 該中間室(114)は、その周囲にシール部材(118)を有し、該シール部 材は作動ボタン(100)が押圧され、バネ(106)の付勢力に抗して動かさ れたときに、中間室(114)を周囲環境よりシールする。この場合、弁ヘッド (101)はシール部材(112)のところにおいてリング状チャンネル(11 0)に対し離間状態にある。従って、負圧が接続部(64)及び室(108)を 介して中間室(114)に及び、接続部(116)に達する。この負圧に基づい て作動ボタン(100)はハウジング(96)内に引き込まれた位置に拘束され る。すなわち、弁(94)を開成するので、作動ボタン(100)をわずかに押 圧すればよい。 操作配管(74),(78)内に所定の負圧解放が生じるべき場合には、中間 室(114)がシール部材(118)によってもはやシールされない程度にまで 作 動ボタン(100)をハウジング(96)から引き出すのみでよい。この場合、 周囲の空気は作動ボタン(100)の周縁部(102)とハウジング(96)の 間のリング状間隙(120)を介して流入する。該中間室(114)には、もは や負圧が作用しないので、バネ(106)の付勢力は十分となり、作動ボタン( 100)がハウジング(96)から押出される方向に動かされ、弁ヘッド(10 1)のシール部材(112)がリング状チャンネル(110)を閉鎖する。従っ て、接続部(64)における負圧が確実に維持される。 真空が自動的に解放されたときには、勿論、作動ボタン(100)ならびに弁 ヘッド(101)が元の位置に戻ることはいうまでもない。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.通気可能なコンテナ、特に船、列車又は航空機の廃水収集タンクからの液体 を、負圧によって吸引するとともに前記コンテナに連結されて前記負圧を導く吸 引装置(10)であって、該吸引装置は遠隔操作または手動操作される制御弁( 40)と、これと接続状態にあるとともに吸引に必要な負圧を遮断又は解放する 装置側のダイヤフラム弁などの遮断弁(30)と、任意的にコンテナ側に配置さ れるとともに負圧によって作動可能な遮断弁とを備えるものにおいて、 当該吸引装置(10)は複数の触手部材(18,24)を有し、その内の1つの (第1の)触手部材(24)は、該吸引装置がコンテナに連絡された状態で、コ ンテナ側に遮断弁があるか否かに拘らず、作動可能であるとともに前記触手部材 の内の他の(第2の)触手部材(18)はコンテナ側に遮断弁が設けられている 場合のみ作動可能であり、前記第1の触手部材は負圧が付与可能な第1の配管( 66,70,80)内に配置された第1の弁(72)と動作状態に接続され、該 吸引装置が該コンテナに連結された場合に、該負圧が、一方では該第1の弁を介 して制御弁(40)に達し、これを介して遮断可能であり、他方ではコンテナ側 に遮断弁がある場合に更に他の(第2の)弁(68)を介して装置側の遮断弁( 30)に達し、ここにおいて、コンテナ側に遮断 弁がない場合に、前記第2の弁が第2の触手部材によって作動しないことに基づ き、該第1の弁から導かれた第1の配管を閉成するとともに同時に制御弁と装置 側の遮断弁との接続(34,74)を形成してなることを特徴とする吸引装置。 2.当該吸引装置内において吸引すべき液体を導く吸引チャンネル(12)に、 バイパス弁(28)によって閉成可能なバイパス配管(26)に対応して設けら れ、該バイパス弁には前記制御弁(40)の作動時に負圧が付与可能であるとと もに該バイパス配管を介してコンテナ側の遮断弁に負圧が付与可能であることを 特徴とする請求項1に記載の吸引装置。 3.前記バイパス配管(26)は、コンテナ側において、コンテナ側の遮断弁に 接続可能であるとともに該吸引装置の連結に際して圧縮可能なシール部材に沿い 、かつコンテナ側の遮断弁に導かれる操作孔(20)に連通し、該操作孔は前記 シール部材内で軸方向に移動可能なロッド状の閉鎖部材(22)を介して閉鎖可 能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸引装置。 4.前記装置側の遮断弁(30)に導かれる配管(34)内に逆止弁(36)が 配置されることを特徴とする請求項1に記載の吸引装置。 5.通気可能なコンテナ、特に船、列車又は航空機の廃水収集タンクからの液体 を、負圧によって吸引するとともに前記コンテナに連結されて前記負圧を導く吸 引装置(10)であって、該吸引装置は遠隔操作または手動操作される制御弁( 40)と、これと接続状態にあるとともに吸引に必要な負圧を遮断又は解放する 装置側のダイヤフラム弁などの遮断弁(30)と、任意的にコンテナ側に配置さ れるとともに負圧によって作動可能な遮断弁とを備えるものにおいて、 当該吸引装置(10)は、装置側において遮断弁があるか否かに拘らず、装置側 の単一の制御弁(40)を有し、コンテナに該装置が連結された際に、コンテナ 側に遮断弁がある場合に、装置側の遮断弁(30)には前記単一の制御弁の状態 に無関係で、負圧が付与されるとともにコンテナ側の遮断弁には該制御弁の作動 に際して負圧が付与され、コンテナ側に遮断弁がない場合には、装置側の遮断弁 に制御弁の作動に際して負圧が付与されてなることを特徴とする吸引装置。 6.前記制御弁(94)は、弁ハウジング(96)内で軸方向に移動可能である とともに弁ヘッド(101)を有する弁プランジャー(98)を含み、該弁プラ ンジャーは前記制御弁を作動可能な作動部材(100)に連結され、該作動部材 は前記ハウジングに対してバネ付 勢をもって支持され、該弁ヘッドは負圧接続部(64)から延出した弁室(10 8)内で移動調整可能に配置されるとともに弁プランジャーに対して軸方向に沿 うリング状チャンネル(110)等のチャンネルに接続可能であり、該チャンネ ルは該ハウジングと作動部材との間に設けられた中間室(114)に連通し、該 中間室は、該ハウジング内の接続部(116)を介して、バイパス弁(28)等 の少なくとも1つの他の弁又は装置側の遮断弁(30)に導かれる接続部(74 ,78)に連結され、該ハウジングと作動部材との間にシール部材が配置され、 前記作動部材がバネ付勢に抗してハウジングに向かう方向に移動するとともに弁 座が該チャンネルに対して離間したときに前記シール部材を介して該中間室が密 閉可能となることを特徴とする上記請求項の、好ましくは少なくとも1つに記載 の吸引装置。 7.前記作動部材周縁部(102)を有し、該周縁部は弁ハウジング(96)に 沿ってその周囲に少なくとも部分的に、間隙(120)を形成するために該ハウ ジングに対して離間した状態で延出し、弁ハウジング室(108)と中間室(1 14)との間のチャンネル(110)を弁ヘッド(101)が閉成する場合に、 該間隙を介して該中間室(114)が大気と連通することを特徴とする上記請求 項の、好ましくは少なくとも1つに記載の吸引装置。
JP7511340A 1993-10-22 1994-10-21 吸引装置 Pending JPH08505202A (ja)

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