JPH0752803Y2 - 玄関の床構造 - Google Patents

玄関の床構造

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JPH0752803Y2
JPH0752803Y2 JP14104389U JP14104389U JPH0752803Y2 JP H0752803 Y2 JPH0752803 Y2 JP H0752803Y2 JP 14104389 U JP14104389 U JP 14104389U JP 14104389 U JP14104389 U JP 14104389U JP H0752803 Y2 JPH0752803 Y2 JP H0752803Y2
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JP
Japan
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floor
entrance
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movable
wheelchair
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孝信 小林
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車椅子に乗ったままで上ることができる玄
関の床構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の玄関の床は、住宅の場合であれば、たたきより一
段と高くなっている。すなわち、たたきと上り框の間に
段差を設けたものが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の玄関の床にあっては、上述の段差が車椅
子を使用する人にとっては障害となるため、車椅子に乗
ったままでは玄関ホールの床に上がれないという問題が
あった。
この問題を解決するには、上記段差を少なくするか、上
り框部分をたたき側に傾斜したスロープにすればよい。
しかし、これでは、上り框回りの水仕舞が悪くなり、ま
た玄関の上り口の意匠面からみた納まりが悪くなるので
採用しにくい。勿論、車椅子専用のスロープを別に設け
ることはできるが、この場合は、そのためのスペースが
別に必要となるので、限られた建築面積の有効利用の面
で好ましくない。
この考案は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、車椅子に乗ったままで上がることがで
きるとともに、水仕舞がよく、納まりもよく、しかも建
築スペースを圧迫しない玄関の床構造を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案が提供する玄関の床構造は、上り框を含む床の
一部を、少なくとも車椅子が通れる幅だけ、たたき側へ
傾斜可能にしたものである。
〔作用〕
上記床の一部をたたき側へ傾斜させた場合には、その部
分を車椅子で床に上がるためのスロープとすることがで
きる。また、床の一部を元の位置、つまり本来の床のレ
ベルに戻した場合には、たたきとの間に段差のある上り
框を有する床として納めることができる。
〔実施例〕
第1図および第2図は、この考案の実施例を断面で示し
たものである。
図において、1は割り栗石、2は布基礎、3は玄関のた
たきで、土間コンクリート3aの上に仕上げモルタル3bを
塗布した構造のもの、4は布基礎2の上に敷設した土
台、5は床づか、6は土台4と床づか5の上に敷設した
玄関の固定床、7はこの固定床6にあらかじめ設けてお
いた切欠部Kに取り付けた可動床である。
ここにいう玄関の固定床6は、土台4と床づか5の上に
敷設した床パネル6aと、そのパネル6aのたたき3側端縁
に取り付けた上り框6bと、床パネル6aの上に張設した床
板6cとより構成されている。上記上り框6bは後述する可
動床7の上り框7bと断面形状において同じになってい
る。すなわち、下面が斜めに切除された形状になってい
て、正面側の厚さが、この実施例では約20mmである。上
記切欠部Kは、この固定床6の一部をあらかじめ切り欠
いて設けたもので、この実施例では、間口は車椅子の幅
よりやや広く、約700mm、奥行は約800mmである。
可動床7は、固定床6と同様の構成のものである。すな
わち、床パネル7aと上り框7bと床板7cとより構成されて
いる。この可動床7は、上記切欠部Kに丁度嵌められ
て、その奥側が固定床6に蝶番8で取り付けられてい
る。そして、可動床7を可動床づか9で支持すると、そ
の床面は固定床6の床面と面一になり、可動床づか9を
取り外すと、たたき3側へ傾斜して上り框7bの斜めに切
除された面がたたき3に当接するようになっている。当
該状態においては、可動床7の上り框7bとたたき3の間
の段差は約20mmとなり、車椅子の車輪の回転に障害とな
らない高さになる。可動床7を上に持ち上げて可動床づ
か9で支持すると、固定床6と可動床7の前縁、すなわ
ち上り框6bと上り框7bが同じ高さにそろい、通常の玄関
の上り框として機能する。
なお、10は可動床づか9の位置決めをするための突起
で、仕上げモルタル3bの塗布時に、これと一体に設けた
ものである。
次に作用を説明する。
第1図のように、可動床7を支持している可動床づか9
を取り外して、第2図のように、たたき3側へ傾斜させ
た場合には、可動床7を車椅子で床に上がるためのスロ
ープとすることができる。
また、第2図のように、傾斜させた可動床7を上方へ持
ち上げ、その下に可動床づか9を当てがって可動床7
を、第1図のように、元の位置に戻すと、これをたたき
3との間に段差のある上り框を有する床として、固定床
6と同レベルに納めることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、上り框を含む
床の一部を、たたき側へ傾斜可能にしたので、次の効果
を得ることができる。(1)床の一部を傾斜させること
によって車椅子に乗ったままで床に上がることができ
る。(2)車椅子専用のスロープを玄関に設ける必要が
なく、限られた建築スペースを有効に利用することがで
きる。
また、この考案によれば、可動床を車椅子のスロープと
して使用しないときは、固定床のレベルに戻すことがで
きるので、水仕舞もよく、納まりもよくなる、という効
果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の実施例による玄関の床
構造の断面図である。 6……固定床 6b……上り框 7……可動床 7b……上り框 K……切欠部 8……蝶番 9……可動床づか

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上り框を含む床の一部を、少なくとも車椅
    子が通れる幅だけ、たたき側へ傾斜可能にしたことを特
    徴とする玄関の床構造。
JP14104389U 1989-12-07 1989-12-07 玄関の床構造 Expired - Fee Related JPH0752803Y2 (ja)

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