JPH075263U - ナット付きコネクタ - Google Patents

ナット付きコネクタ

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JPH075263U
JPH075263U JP4405293U JP4405293U JPH075263U JP H075263 U JPH075263 U JP H075263U JP 4405293 U JP4405293 U JP 4405293U JP 4405293 U JP4405293 U JP 4405293U JP H075263 U JPH075263 U JP H075263U
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Japan
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hole
connector
insulator
press
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JP4405293U
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徹 橋口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形化を図った際にも、絶縁体に膨出部を生
じさせることなくナットの圧入が行なえるナット付きコ
ネクタを提供することにある。 【構成】 コネクタ7はナット3を圧入固定する孔82
の内周壁面に、圧入方向に沿う少なくとも一つの溝82
aを設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、基板等にねじ止めするためのナットを有するナット付きコネクタに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコネクタとしては、例えば図6に示されるものが知られている 。即ち、コネクタ1は絶縁体2と、絶縁体2に配設されるナット3及び複数のコ ンタクト4を含んでいる。絶縁体2は前面に相手側コネクタを受け入れる嵌合凹 部21を有し、嵌合凹部21の奥底壁にはコンタクト4が貫通保持され、又、嵌 合凹部21の両側壁にはナット3を固定する為の孔22が上面より底面に向けて 貫設されている。 上記孔22は図6(b)に示す如く絶縁体2の上面2a側に開口する有底の孔 22aと、孔22aの底面に孔22aと同心状に貫設される孔22bから成って いる。孔22aの内径はナット3の外径よりも僅かに小さく設定され、又、孔2 2bの内径は孔22aの内径よりも小さくナット3に螺合するねじ部材の外径よ りも大きく形成されている。ナット3は図4に示す如く金属材料によって円筒状 に形成されており、その軸心にねじ孔31を設けている。更に、ナット3の外周 面の一端側からは、スプライン溝部32,32が軸方向に間隔をおいて形成され ると共に、他端側である先端に案内部33を設けている。スプライン溝部32, 32の外径は絶縁体2の孔22aの内径より僅かに大きく設定され、又、案内部 33の外径は絶縁体2の孔22aの内径より僅かに小さくなっている。
【0003】 図7は絶縁体2の孔22a内にナット3を圧入した状態を示している。即ち、 ナット3は案内部33を先にして孔22a内に挿入され、案内部33をガイドに して押し込まれることにより、スプライン溝部32,32が孔22aの内周壁に 食い込み圧入固定される。 以上の如くナット3を取り付けたコネクタ1は、図7に示す如くプリント基板 5上に搭載され、プリント基板5の裏面側から取付孔51を介してねじ部材6を ナット3のねじ孔31に螺合させることによってプリント基板5に固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したコネクタ1においてコネクタの小形化を図るためには、絶 縁体2の側壁の幅寸法をできるだけ小さくすることが望まれる。しかし、上述し たコネクタ1では小形化を図るため、絶縁体2の側壁の幅寸法を小さくすると、 孔22の部分において、孔22aの内周壁面と嵌合凹部21の内壁面間の肉厚寸 法A、及び孔22aの内周壁面と絶縁体2の外側面間の肉厚寸法Bが小さくなり 、孔22aにナット3を圧入した際、孔22aの内周壁面がナット3により押圧 され、図7に示す如く嵌合凹部21側へ膨出部2bが生じたり、或は絶縁体2の 外側面側に膨出部2cが発生した。
【0005】 膨出部2bが嵌合凹部21側に生じると、相手側コネクタを嵌合凹部21に嵌 合した際、膨出部2bが相手側コネクタに干渉して嵌合力を高くしたり、更には 嵌合不能になる恐れもあった。又、絶縁体2の外側面側に膨出部2cが生じると 、コネクタとしての外観を損ねたり、或は実装した際に他の部品と干渉する原因 になった。この様な膨出部2b,2cの発生を防ぐため、上記肉厚寸法A及び肉 厚寸法Bを大きくすると、絶縁体の側壁の幅寸法が大きくなりコネクタの大形化 につながった。本考案は上述したような欠点を解決する為になされたものであり 、ナットを圧入する孔の周りの肉厚を薄くしても絶縁体に膨出部を発生させるこ となくナットの圧入が行なえ、コネクタの小形化が図り得るナット付きコネクタ を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
この考案によれば、基板等にねじ止めするためのナットを有するナット付きコ ネクタにおいて、上記コネクタのナットを圧入固定する孔の内周壁面に、圧入方 向に沿って少なくとも一つの溝を設けたものである。 以上の如く構成された本考案のコネクタでは上記孔に上記ナットを圧入した際 、上記溝により上記ナットが上記孔の内周壁面の上記溝を設けた箇所を直に押圧 しない為、押圧による上記孔の周壁面の膨出を阻止することができる。これによ り、従来例に比べて孔の周壁の肉厚を薄くでき、コネクタの小形化を図れるナッ ト付きコネクタを提供する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。図において、従来例と同 一形状、同一目的のものについては、同じ符号を用いてその詳細な説明を省略す る。 図1に示された本考案のナット付きコネクタ7は、略直方体に形成された絶縁 体8と、絶縁体8に配設されるナット3及び複数のコンタクト4から構成される 。 絶縁体8は前面側に相手側コネクタが嵌合される嵌合凹部21を有し、その嵌 合凹部21の両側の側壁にナット3を取り付けるための孔81が配設されている 。孔81は図1(b)に示す様に絶縁体8の上面側に開口され、ナット3が圧入 される有底の孔82と、この孔82に連続し下面側に同心状に貫設されねじ部材 6が挿入される孔83から成る。
【0008】 以上は図6に示す従来例と変わるところはない。本考案と従来例との相違点は 、図2に示す如く上記絶縁体8の孔82の内周壁面に、互いに180゜離間して 対向する溝82a,82aを設けたことにある。即ち、一方の溝82aは孔82 の嵌合凹部21側の内周壁面に、他方の溝82aは絶縁体8の外側面側の内周壁 面に夫々軸方向に沿って孔82の底面まで達するように形成されている。 ここで溝82a,82aの底面間の距離寸法はナット3の外径寸法よりもやや 大きく形成してある。以上の如く溝82a,82aを内周壁面に設けた孔82に は、図3に示す如くナット3が圧入されるが、その場合、溝82a,82aの底 面にあたる孔82の内周壁面はナット3の外周面により直接押圧されない為、従 来例で示した膨出部2b,2cが嵌合凹部21及び絶縁体2の外側面側に発生す るのを阻止できる。
【0009】 従来例では孔22aの周壁の肉厚寸法A及びB(図6(b)参照)が膨出部2 b,2cを抑えるためには、成形加工を行なえる最低肉厚寸法の倍以上を必要と していた。これに対し、本考案では孔82の内周壁の溝82a,82aを設けた 箇所がナット3により直接押圧されないことから、その肉厚寸法dを成形加工を 行なえる最低肉厚寸法にしても、嵌合凹部21の内壁面及び絶縁体8の外側面に 膨出部が発生することはない。また、膨出部が発生したとしても、ほんのわずか であり、コネクタの機能に何ら悪影響を及ぼすものではない。溝82a,82a の深さtはナット3を孔82に圧入した際、ナット3の周面と溝82a,82a の底面とが接触しない程度のわずかの寸法があれば充分である。従って、孔82 の内周壁面と嵌合凹部の内壁面との間の幅寸法(d+t)及び絶縁体8の外側面 との間の幅寸法(e+t)を、従来例(図6)において示した孔22aの内周壁 面と嵌合凹部21の内壁面との間の幅(肉厚)寸法A、及び絶縁体2の外側面と の間の幅(肉厚)寸法Bよりも小さくできる。従って、絶縁体8の側壁の幅寸法 を小さくでき幅寸法の小さなコネクタにすることができる。図5は他の実施例で あり、プラスチックフード9に本考案を適用したものを示している。 尚、本考案の実施例では、孔82の内周壁の2箇所に溝82aを設けたものに ついて説明したが、溝82aは嵌合凹部21側の内壁面にのみ形成してもよく、 或は2箇所以上に設けるなど必要に応じて設計変更できる。 この考案は以上の説明から明らかなように、ナットを圧入固定する孔の周りの 肉厚が小さなコネクタに適用して効果が大きいものである。
【0010】
【考案の効果】
この考案は以上の説明から明らかなように、ナットが圧入される孔の内周面に 圧入方向に沿う溝を設けたので、上記孔にナットを圧入した際、溝を設けた箇所 の孔の周壁がナットに直に押圧されない為、孔の周りにおける絶縁体の肉厚を薄 くしても、絶縁体の孔の周りの外側面に膨出部が生ずることはない。このため絶 縁体の全体形状を小さくすることができ、小形化されたナット付きコネクタを提 供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の実施例を示す斜視図、(b)
は(a)図のX−X線に沿う断面図
【図2】(a)は本考案のコネクタの絶縁体を示す要部
平面図、(b)は絶縁体の要部断面図
【図3】(a),(b)は図2に示した絶縁体にナット
を圧入した状態を示す要部平面図及び要部断面図
【図4】(a),(b)はナットを示す平面図及び側面
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図6】(a)は従来例を示す斜視図、(b)は(a)
図のC−C線に沿う断面図
【図7】従来例のコネクタの説明図
【符号の説明】
3 ナット 7 コネクタ 82 孔 82a 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ止めするためのナットを有するナッ
    ト付きコネクタにおいて、上記コネクタのナットを圧入
    固定する孔の内周壁面に圧入方向に沿う少なくとも一つ
    の溝を設けたことを特徴とするナット付きコネクタ。
JP1993044052U 1993-06-24 1993-06-24 ナット付きコネクタ Expired - Fee Related JP2563514Y2 (ja)

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JPH075263U true JPH075263U (ja) 1995-01-24
JP2563514Y2 JP2563514Y2 (ja) 1998-02-25

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219048U (ja) * 1985-07-12 1987-02-04
JPH0474859U (ja) * 1990-11-09 1992-06-30
JP3100369U (ja) * 2003-09-10 2004-05-13 株式会社裕源

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP3100369U (ja) * 2003-09-10 2004-05-13 株式会社裕源

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JP2563514Y2 (ja) 1998-02-25

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