JP2563514Y2 - ナット付きコネクタ - Google Patents

ナット付きコネクタ

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JP2563514Y2
JP2563514Y2 JP1993044052U JP4405293U JP2563514Y2 JP 2563514 Y2 JP2563514 Y2 JP 2563514Y2 JP 1993044052 U JP1993044052 U JP 1993044052U JP 4405293 U JP4405293 U JP 4405293U JP 2563514 Y2 JP2563514 Y2 JP 2563514Y2
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JP
Japan
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nut
hole
connector
insulator
peripheral wall
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徹 橋口
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板等にねじ止めする
ためのナットを有するナット付きコネクタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタとしては、例え
ば図6に示されるものが知られている。即ち、コネクタ
1は絶縁体2と、絶縁体2に配設されるナット3及び複
数のコンタクト4を含んでいる。絶縁体2は前面に相手
側コネクタを受け入れる嵌合凹部21を有し、嵌合凹部
21の奥底壁にはコンタクト4が貫通保持され、又、嵌
合凹部21の両側壁にはナット3を固定する為の孔22
が上面より底面に向けて貫設されている。上記孔22は
図6(b)に示す如く絶縁体2の上面2a側に開口する
有底の孔22aと、孔22aの底面に孔22aと同心状
に貫設される孔22bから成っている。孔22aの内径
はナット3の外径よりも僅かに小さく設定され、又、孔
22bの内径は孔22aの内径よりも小さくナット3に
螺合するねじ部材の外径よりも大きく形成されている。
ナット3は図4に示す如く金属材料によって円筒状に形
成されており、その軸心にねじ孔31を設けている。更
に、ナット3の外周面の一端側からは、スプライン溝部
32,32が軸方向に間隔をおいて形成されると共に、
他端側である先端に案内部33を設けている。スプライ
ン溝部32,32の外径は絶縁体2の孔22aの内径よ
り僅かに大きく設定され、又、案内部33の外径は絶縁
体2の孔22aの内径より僅かに小さくなっている。
【0003】図7は絶縁体2の孔22a内にナット3を
圧入した状態を示している。即ち、ナット3は案内部3
3を先にして孔22a内に挿入され、案内部33をガイ
ドにして押し込まれることにより、スプライン溝部3
2,32が孔22aの内周壁に食い込み圧入固定され
る。以上の如くナット3を取り付けたコネクタ1は、図
7に示す如くプリント基板5上に搭載され、プリント基
板5の裏面側から取付孔51を介してねじ部材6をナッ
ト3のねじ孔31に螺合させることによってプリント基
板5に固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したコ
ネクタ1においてコネクタの小形化を図るためには、絶
縁体2の側壁の幅寸法をできるだけ小さくすることが望
まれる。しかし、上述したコネクタ1では小形化を図る
ため、絶縁体2の側壁の幅寸法を小さくすると、孔22
の部分において、孔22aの内周壁面と嵌合凹部21の
内壁面間の肉厚寸法A、及び孔22aの内周壁面と絶縁
体2の外側面間の肉厚寸法Bが小さくなり、孔22aに
ナット3を圧入した際、孔22aの内周壁面がナット3
により押圧され、図7に示す如く嵌合凹部21側へ膨出
部2bが生じたり、或は絶縁体2の外側面側に膨出部2
cが発生した。
【0005】膨出部2bが嵌合凹部21側に生じると、
相手側コネクタを嵌合凹部21に嵌合した際、膨出部2
bが相手側コネクタに干渉して嵌合力を高くしたり、更
には嵌合不能になる恐れもあった。又、絶縁体2の外側
面側に膨出部2cが生じると、コネクタとしての外観を
損ねたり、或は実装した際に他の部品と干渉する原因に
なった。この様な膨出部2b,2cの発生を防ぐため、
上記肉厚寸法A及び肉厚寸法Bを大きくすると、絶縁体
の側壁の幅寸法が大きくなりコネクタの大形化につなが
った。本考案は上述したような欠点を解決する為になさ
れたものであり、ナットを圧入する孔の周りの肉厚を薄
くしても絶縁体に膨出部を発生させることなくナットの
圧入が行なえ、コネクタの小形化が図り得るナット付き
コネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】この考案によれば、基板等
にねじ止めするための円筒状に形成されたナットと上記
ナットを圧入固定するための孔を有し、上記孔の周壁の
一部が薄肉厚部になっているナット付きコネクタにおい
て、上記孔の上記薄肉厚部の内周壁面に上記ナットの圧
入方向に沿い、かつ上記孔の内周壁面に連設した溝を
けたものである。以上の如く構成された本考案のコネク
タでは上記孔に上記ナットを圧入した際、上記溝により
上記ナットが上記孔の内周壁面の上記溝を設けた箇所を
直に押圧しない為、押圧による上記孔の周壁面の膨出を
阻止することができる。これにより、従来例に比べて孔
の周壁の肉厚を薄くでき、コネクタの小型化を図れるナ
ット付きコネクタを提供する。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図において、従来例と同一形状、同一目的のも
のについては、同じ符号を用いてその詳細な説明を省略
する。図1に示された本考案のナット付きコネクタ7
は、略直方体に形成された絶縁体8と、絶縁体8に配設
されるナット3及び複数のコンタクト4から構成され
る。絶縁体8は前面側に相手側コネクタが嵌合される嵌
合凹部21を有し、その嵌合凹部21の両側の側壁にナ
ット3を取り付けるための孔81が配設されている。孔
81は図1(b)に示す様に絶縁体8の上面側に開口さ
れ、ナット3が圧入される有底の孔82と、この孔82
に連続し下面側に同心状に貫設されねじ部材6が挿入さ
れる孔83から成る。
【0008】以上は図6に示す従来例と変わるところは
ない。本考案と従来例との相違点は、図2に示す如く上
記絶縁体8の孔82の内周壁面に、互いに180゜離間
して対向する溝82a,82aを設けたことにある。即
ち、一方の溝82aは孔82の嵌合凹部21側の内周壁
面に、他方の溝82aは絶縁体8の外側面側の内周壁面
に夫々軸方向に沿って孔82の底面まで達するように形
成されている。ここで溝82a,82aの底面間の距離
寸法はナット3の外径寸法よりもやや大きく形成してあ
る。以上の如く溝82a,82aを内周壁面に設けた孔
82には、図3に示す如くナット3が圧入されるが、そ
の場合、溝82a,82aの底面にあたる孔82の内周
壁面はナット3の外周面により直接押圧されない為、従
来例で示した膨出部2b,2cが嵌合凹部21及び絶縁
体2の外側面側に発生するのを阻止できる。
【0009】従来例では孔22aの周壁の肉厚寸法A及
びB(図6(b)参照)が膨出部2b,2cを抑えるた
めには、成形加工を行なえる最低肉厚寸法の倍以上を必
要としていた。これに対し、本考案では孔82の内周壁
の溝82a,82aを設けた箇所がナット3により直接
押圧されないことから、その肉厚寸法dを成形加工を行
なえる最低肉厚寸法にしても、嵌合凹部21の内壁面及
び絶縁体8の外側面に膨出部が発生することはない。ま
た、膨出部が発生したとしても、ほんのわずかであり、
コネクタの機能に何ら悪影響を及ぼすものではない。溝
82a,82aの深さtはナット3を孔82に圧入した
際、ナット3の周面と溝82a,82aの底面とが接触
しない程度のわずかの寸法があれば充分である。従っ
て、孔82の内周壁面と嵌合凹部の内壁面との間の幅寸
法(d+t)及び絶縁体8の外側面との間の幅寸法(e
+t)を、従来例(図6)において示した孔22aの内
周壁面と嵌合凹部21の内壁面との間の幅(肉厚)寸法
A、及び絶縁体2の外側面との間の幅(肉厚)寸法Bよ
りも小さくできる。従って、絶縁体8の側壁の幅寸法を
小さくでき幅寸法の小さなコネクタにすることができ
る。図5は他の実施例であり、プラスチックフード9に
本考案を適用したものを示している。尚、本考案の実施
例では、孔82の内周壁の2箇所に溝82aを設けたも
のについて説明したが、溝82aは嵌合凹部21側の内
壁面にのみ形成してもよく、或は2箇所以上に設けるな
ど必要に応じて設計変更できる。この考案は以上の説明
から明らかなように、ナットを圧入固定する孔の周りの
肉厚が小さなコネクタに適用して効果が大きいものであ
る。
【0010】
【考案の効果】この考案は以上の説明から明らかなよう
に、ナットが圧入される孔の内周面に圧入方向に沿う溝
を設けたので、上記孔にナットを圧入した際、溝を設け
た箇所の孔の周壁がナットに直に押圧されない為、孔の
周りにおける絶縁体の肉厚を薄くしても、絶縁体の孔の
周りの外側面に膨出部が生ずることはない。このため絶
縁体の全体形状を小さくすることができ、小形化された
ナット付きコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の実施例を示す斜視図、(b)
は(a)図のX−X線に沿う断面図
【図2】(a)は本考案のコネクタの絶縁体を示す要部
平面図、(b)は絶縁体の要部断面図
【図3】(a),(b)は図2に示した絶縁体にナット
を圧入した状態を示す要部平面図及び要部断面図
【図4】(a),(b)はナットを示す平面図及び側面
【図5】本考案の他の実施例を示す斜視図
【図6】(a)は従来例を示す斜視図、(b)は(a)
図のC−C線に沿う断面図
【図7】従来例のコネクタの説明図
【符号の説明】
3 ナット 7 コネクタ 82 孔 82a 溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ止めするための円筒状に形成された
    ナットと上記ナットを圧入固定するための孔を有し、上
    記孔の周壁の一部が薄肉厚部になっているナット付きコ
    ネクタにおいて、上記孔の上記薄肉厚部の内周壁面に上
    記ナットの圧入方向に沿い、かつ上記孔の内周壁面に連
    設した溝を設けたことを特徴とするナット付きコネク
    タ。
JP1993044052U 1993-06-24 1993-06-24 ナット付きコネクタ Expired - Fee Related JP2563514Y2 (ja)

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JPH075263U JPH075263U (ja) 1995-01-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6219048U (ja) * 1985-07-12 1987-02-04
JPH076625Y2 (ja) * 1990-11-09 1995-02-15 第一電装部品株式会社 導電接続装置
JP3100369U (ja) * 2003-09-10 2004-05-13 株式会社裕源

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JPH075263U (ja) 1995-01-24

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