JPH075244Y2 - エンジンのｌｐｇ供給装置 - Google Patents
エンジンのｌｐｇ供給装置Info
- Publication number
- JPH075244Y2 JPH075244Y2 JP14233488U JP14233488U JPH075244Y2 JP H075244 Y2 JPH075244 Y2 JP H075244Y2 JP 14233488 U JP14233488 U JP 14233488U JP 14233488 U JP14233488 U JP 14233488U JP H075244 Y2 JPH075244 Y2 JP H075244Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- correction
- nozzle
- control valve
- fuel passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車のエンジンに気体燃料であるLPGを供給
する装置に関するものである。
する装置に関するものである。
（従来の技術） 自動車のエンジンにLPGを供給する装置は，高圧のLPGを
減圧ガス化するベーパライザと，ガス化したLPGを空気
と混合する混合器とを有し，ベーパライザから混合器に
至る燃料通路に設けた調整弁によって燃料流量を調整す
る構成となっている。
減圧ガス化するベーパライザと，ガス化したLPGを空気
と混合する混合器とを有し，ベーパライザから混合器に
至る燃料通路に設けた調整弁によって燃料流量を調整す
る構成となっている。
このようなLPG供給装置においても，エンジン運転状態
に応じて空燃比をフイードバック制御する手段を付加し
たものがあり，その場合調整弁を設けた主燃料通路と電
磁駆動の制御弁を設けた補正燃料通路とは互いに独立さ
せて混合器のベンチュリに各別に開口した主ノズルと補
正ノズルとに接続するのが普通である。これは，補正燃
料通路を調整弁と主ノズルとの間で主燃料通路に合流さ
せたバイパス構造にすると，制御弁下流側に主燃料通路
の燃料圧力が存在し，大気圧よりも少し低い圧力にベー
パライザで減圧ガス化した燃料を広いデユーテイ比範囲
で制御弁により適正に制御することができないからであ
る。
に応じて空燃比をフイードバック制御する手段を付加し
たものがあり，その場合調整弁を設けた主燃料通路と電
磁駆動の制御弁を設けた補正燃料通路とは互いに独立さ
せて混合器のベンチュリに各別に開口した主ノズルと補
正ノズルとに接続するのが普通である。これは，補正燃
料通路を調整弁と主ノズルとの間で主燃料通路に合流さ
せたバイパス構造にすると，制御弁下流側に主燃料通路
の燃料圧力が存在し，大気圧よりも少し低い圧力にベー
パライザで減圧ガス化した燃料を広いデユーテイ比範囲
で制御弁により適正に制御することができないからであ
る。
しかしながら，このように補正燃料通路を独立させた構
成とすると，補正用の燃料は制御弁のデユーテイ比に応
じた脈動を生じるのでこれがそのまま補正ノズルからの
燃料流量に影響し，燃料が脈動状態でエンジンに供給さ
れる。このため，混合気に濃薄が脈動的に生じエンジン
の不安定や排気組成の悪化の原因となる。
成とすると，補正用の燃料は制御弁のデユーテイ比に応
じた脈動を生じるのでこれがそのまま補正ノズルからの
燃料流量に影響し，燃料が脈動状態でエンジンに供給さ
れる。このため，混合気に濃薄が脈動的に生じエンジン
の不安定や排気組成の悪化の原因となる。
（考案が解決しようとする課題） 本考案が解決しようとする技術的課題は，ベーパライザ
から混合器に至る燃料通路が調整弁を有する主燃料通路
と電磁駆動の制御弁を有する補正燃料通路とからなり，
これらが混合器のベンチュリに各別に開口した主ノズル
と補正ノズルとに互いに独立して接続されているLPG供
給装置において，前記の混合気に濃薄が脈動的に生じる
という問題を生じることなく均一な所定空燃比の混合器
を安定よく供給できる手段を提供することにある。
から混合器に至る燃料通路が調整弁を有する主燃料通路
と電磁駆動の制御弁を有する補正燃料通路とからなり，
これらが混合器のベンチュリに各別に開口した主ノズル
と補正ノズルとに互いに独立して接続されているLPG供
給装置において，前記の混合気に濃薄が脈動的に生じる
という問題を生じることなく均一な所定空燃比の混合器
を安定よく供給できる手段を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 前記技術的課題を解決するため，本考案は補正燃料通路
の制御弁と補正ノズルとの間の部分に燃料溜室を設ける
という手段を講じた。
の制御弁と補正ノズルとの間の部分に燃料溜室を設ける
という手段を講じた。
（作用） エンジン運転状態に応じたデユーテイ比のパルス信号か
らなる駆動信号を電子式制御ユニットから制御弁に送っ
て制御弁を開閉する。制御弁の開閉に応じて流量制御さ
れた燃料は燃料溜室で脈動が吸収され，補正ノズルから
均一に流出して所定空燃比の混合気とする。
らなる駆動信号を電子式制御ユニットから制御弁に送っ
て制御弁を開閉する。制御弁の開閉に応じて流量制御さ
れた燃料は燃料溜室で脈動が吸収され，補正ノズルから
均一に流出して所定空燃比の混合気とする。
（実施例） 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第３図はLPG供給装置の概略を示すものであって，耐圧
容器１の高圧LPGはベーパライザ２で減圧ガス化して大
気圧よりも少し低い圧力に調整され，手動の調整弁３を
有する主燃料通路４を通って混合器８のベンチュリ９に
開口した主ノズル10から吸気通路11に流出する。補正燃
料通路５は調整弁３の上流で主燃料通路４から分岐して
おり，エンジン運転状態に応じたデユーテイ比のバルス
信号からなる駆動信号が電子式制御ユニット18から送ら
れる電磁駆動の制御弁６で流量制御された補正用の燃料
はベンチュリ９に開口した補正ノズル12から吸気通路11
に流出する。
容器１の高圧LPGはベーパライザ２で減圧ガス化して大
気圧よりも少し低い圧力に調整され，手動の調整弁３を
有する主燃料通路４を通って混合器８のベンチュリ９に
開口した主ノズル10から吸気通路11に流出する。補正燃
料通路５は調整弁３の上流で主燃料通路４から分岐して
おり，エンジン運転状態に応じたデユーテイ比のバルス
信号からなる駆動信号が電子式制御ユニット18から送ら
れる電磁駆動の制御弁６で流量制御された補正用の燃料
はベンチュリ９に開口した補正ノズル12から吸気通路11
に流出する。
第1,2図は本考案の主要な部分の異なる実施例を示すも
のであって，主燃料通路４の調整弁３と補正燃料通路５
の制御弁６とは混合器８の胴体13に取付けられており，
それぞれにより流量制御された主燃料と補正用の燃料と
は合流することなく主ノズル10と補正ノズル12とから各
別に吸気通路11に流出する。
のであって，主燃料通路４の調整弁３と補正燃料通路５
の制御弁６とは混合器８の胴体13に取付けられており，
それぞれにより流量制御された主燃料と補正用の燃料と
は合流することなく主ノズル10と補正ノズル12とから各
別に吸気通路11に流出する。
第１図の実施例は，補正燃料通路５の制御弁６と補正ノ
ズル12との間の部分に胴体13に形成した第一の燃料溜室
14とベンチュリ９に形成した第二の燃料溜室15とを直列
に設けたものであり，制御弁６のデユーテイ比に応じて
脈動的に流量が変動する補正用の燃料は二つの燃料溜室
14,15で脈動が順次吸収され，流量を平均化して補正ノ
ズル12から流出するのである。
ズル12との間の部分に胴体13に形成した第一の燃料溜室
14とベンチュリ９に形成した第二の燃料溜室15とを直列
に設けたものであり，制御弁６のデユーテイ比に応じて
脈動的に流量が変動する補正用の燃料は二つの燃料溜室
14,15で脈動が順次吸収され，流量を平均化して補正ノ
ズル12から流出するのである。
第２図の実施例は，補正燃料通路５の制御弁６と補正ノ
ズル12との間の部分に円周方向へ延びる燃料溜室16をベ
ンチュリ９に形成して設けたものであり，この燃料溜室
16は燃料流れ方向に通路面積が増減を繰返すように邪魔
壁17が複数個適当間隔で突設してあって，制御弁６のデ
ユーテイ比に応じて脈動的に流量が変動する補正用の燃
料は燃料溜室16で脈動が次第に吸収され，流量を平均化
して補正ノズル12から流出するのである。
ズル12との間の部分に円周方向へ延びる燃料溜室16をベ
ンチュリ９に形成して設けたものであり，この燃料溜室
16は燃料流れ方向に通路面積が増減を繰返すように邪魔
壁17が複数個適当間隔で突設してあって，制御弁６のデ
ユーテイ比に応じて脈動的に流量が変動する補正用の燃
料は燃料溜室16で脈動が次第に吸収され，流量を平均化
して補正ノズル12から流出するのである。
尚，燃料溜室は単に容積を拡大したものの一個を設けた
構成であってもよい。
構成であってもよい。
（考案の効果） 本考案によると，広いデユーテイ比範囲で補正用の燃料
が適正に制御できる独立構造の補正燃料通路の制御弁と
補正ノズルとの間の部分に燃料溜室を設けたので，制御
弁のデユーテイ比に応じた燃料の流量脈動が吸収され，
補正ノズルから均一に流出して所定空燃比の混合気を脈
動的な変動を伴わずに供給し，エンジンに安定した運転
を行なわせ且つ排気組成の悪化を招かないものである。
が適正に制御できる独立構造の補正燃料通路の制御弁と
補正ノズルとの間の部分に燃料溜室を設けたので，制御
弁のデユーテイ比に応じた燃料の流量脈動が吸収され，
補正ノズルから均一に流出して所定空燃比の混合気を脈
動的な変動を伴わずに供給し，エンジンに安定した運転
を行なわせ且つ排気組成の悪化を招かないものである。
第１図，第２図は本考案の要部の異なる実施例を示す横
断面図，第３図はLPG供給装置の概略を示す配置図であ
る。 ２……ベーパライザ,3……調整弁,4……燃料通路,5……
補正燃料通路,6……制御弁,8……混合器,9……ベンチュ
リ,10……主ノズル,12……補正ノズル,14,15,16……燃
料溜室,18……電子式制御ユニット。
断面図，第３図はLPG供給装置の概略を示す配置図であ
る。 ２……ベーパライザ,3……調整弁,4……燃料通路,5……
補正燃料通路,6……制御弁,8……混合器,9……ベンチュ
リ,10……主ノズル,12……補正ノズル,14,15,16……燃
料溜室,18……電子式制御ユニット。
Claims (1)
- 【請求項１】ベーパライザから混合器に至る燃料通路が
調整弁を有する主燃料通路と電磁駆動の制御弁を有する
補正燃料通路とからなり，これらが混合器のベンチュリ
に各別に開口した主ノズルと補正ノズルとに互いに独立
して接続されているエンジンのLPG供給装置において，
前記補正燃料通路の前記制御弁と補正ノズルとの間の部
分に燃料溜室を設けてなるLPG供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14233488U JPH075244Y2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | エンジンのｌｐｇ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14233488U JPH075244Y2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | エンジンのｌｐｇ供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263061U JPH0263061U (ja) | 1990-05-11 |
| JPH075244Y2 true JPH075244Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31408189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14233488U Expired - Lifetime JPH075244Y2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | エンジンのｌｐｇ供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075244Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP14233488U patent/JPH075244Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0263061U (ja) | 1990-05-11 |
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