JPH0752312Y2 - 竪型ガラリ - Google Patents

竪型ガラリ

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JPH0752312Y2
JPH0752312Y2 JP2606291U JP2606291U JPH0752312Y2 JP H0752312 Y2 JPH0752312 Y2 JP H0752312Y2 JP 2606291 U JP2606291 U JP 2606291U JP 2606291 U JP2606291 U JP 2606291U JP H0752312 Y2 JPH0752312 Y2 JP H0752312Y2
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JP
Japan
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louver
frame
wing
vertical
attached
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Inventor
芳夫 新井
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三協アルミニウム工業株式会社
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガラリ枠にルーバー
羽が竪方向に配置され、装着されている竪型ガラリに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3,4に示すように、従来の竪型ガラ
リ1は、上枠2、下枠3および左右の縦枠4,5で形成
されたガラリ枠6の内側に複数本のルーバー羽7を取り
付けている。各ルーバー羽7は、竪方向に(長手方向を
上下方向として)所定間隔で配置され、それぞれをその
上下端で直接に上枠2および下枠3にビス8,9で固定
している。ガラリ枠6を構成する上記の枠材や各ルーバ
ー羽7はアルミニウム合金の押出し成形材や合成樹脂で
ある。
【0003】各ルーバー羽7は図4のように横断面にお
いて屋内側、屋外側に斜辺10,10を備えた山形で、
一方のルーバー羽7の頂部が他方のルーバー羽7の両斜
辺末端を結ぶ線より内側となる間隔で隣接し、平行に配
置されている。
【0004】このような竪型ガラリ1は、図1のように
上下枠2,3、左右の縦枠4,5にアンカー11を適宜
に取付け、このアンカー11を建物開口部に露出させた
鉄筋12に溶接して建物開口部に固定される。そして、
固定後さらにガラリ枠6の周囲にモルタルの充填と仕上
げ施工が施こされるとともに、水切り板13,飾り縁1
4および額縁15などが取付けられていわゆるガラリ窓
として完成される。符号16,17はシーリングおよび
コーキング材である。
【0005】ガラリ窓は、複数のルーバー羽7によって
演出される平行な直線で構成された独特の外観を備える
ので、建物のデザインに合わせて建物開口部にその外観
が利用されたり、各ルーバー羽7間の間隙を通って屋内
外の空気が自由に流通するとともに、適度な採光を行え
ることから、換気窓に用いられたりする。また、ルーバ
ー羽7の横断面形状と配列を工夫すると上記の機能を損
なわずに屋外から屋内への見通しを遮断することができ
る。
【0006】しかし、各ルーバー羽7が上下枠2,3に
直接固定されているために、これらルーバー羽7が温度
差によって伸縮すると、伸びた時には上下枠2,3を変
形し易く、また、収縮した時には、ルーバー羽7自体が
変形し易い難点があった。このような変形が生じると外
観を損ねるばかりかルーバー羽7とガラリ枠6との間に
施してあるコーキングを破壊して、ルーバー羽7を下端
で取付けているビス9の個所から建物躯体側に漏水する
恐れがある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、ルーバー
羽の温度差による伸縮変位を吸収し、ガラリ枠やルーバ
ー羽の変形が防止される竪型ガラリの提供を課題とす
る。
【0008】
【課題解決するための手段】ガラリ枠を上下左右の枠体
で構成する。
【0009】複数のルーバー羽を竪方向に配置し下端を
連結枠で結合してルーバーを形成する。
【0010】各ルーバー羽の上端をガラリ枠の上枠に固
定し、上記連結枠をガラリ枠へ上下方向で摺動可能に装
着して、ルーバーをガラリ枠の内側に取り付ける。
【0011】
【作用】連結枠をガラリ枠へ上下方向で摺動可能に装着
した構成は、ガラリ枠に対し、ルーバー羽の温度差によ
る伸縮変位を吸収する。
【0012】
【実施例】図1は本考案による竪型ガラリ1を示し、ガ
ラリ枠6とその内側に取付けられるルーバー18とから
なる。ガラリ枠6は、上枠2、下枠3および左右の縦枠
4,5からなる。下枠3は屋内側に立ち上がり部19を
有し、その屋外側部分に断面において屋外側に突出した
後下方に屈曲した形状となる屈曲フィン20が形成され
ており、これにより下方に開口した調整溝21が形成さ
れている。
【0013】ルーバー18は、複数のルーバー羽7とこ
れらの下端を連結する連結枠22とからなる。連結枠2
2は、水平な受け部23と、その屋内側縁に形成され
た、階段状に屈曲されてルーバー羽7の下部屋内側面よ
り屋内側に離れ、かつ、ルーバー羽7の下端より高い位
置に達する係合突片部24、および受け部23の屋外側
縁に短く上方へ突出して形成された位置決めフィン25
とが一体に構成されている押出し成形材である。上記の
位置決めフイン25と上記係合突片部24の基部との間
隔は、一枚のルーバー羽7の屋内外方向の寸法に等し
い。なお、受け部23における符号26は集水溝で、そ
の左右(見付け方向)の端部に下枠3上に抜ける排水孔
27を有する。
【0014】ルーバー羽7は、図2のように横断面にお
いて全体として山形で、屋内側、屋外側に斜辺10,1
0を備え、その頂部に水返し突部28を備え、両裾に内
側に折り返された水切り部29,29を有する。そし
て、隣接するルーバー羽7は、一方のルーバー羽7の水
返し突部28の先端が他方のルーバー羽7の両水切り部
29,29を結ぶ線より内側となるようにした所定間隔
で平行に配置される。
【0015】そして、これらルーバー羽7は下端が上記
の連結枠22にビス9でそれぞれ固定されることにより
結合され、ルーバー18に形成される。
【0016】ガラリ枠6とルーバー18とは、ルーバー
18における連結枠22の係合突片部24をガラリ枠6
における下枠3の調整溝21に嵌合した後、各ルーバー
羽7の上端をビス8で上枠2の内側(下面)へ直接にビ
ス止めすることにより取付けられる。このとき、連結枠
22と下枠3の上面との間には間隙dがとられる。これ
によりルーバー18はガラリ枠6に対し、その下部が上
下方向に変位可能として固定される。
【0017】なお、ガラリ枠6を構成する上枠2および
左右縦枠4,5は、図1,2に示すようにそれぞれこれ
らの内面から内方に短く突出する位置決めフィン30,
31がルーバー羽7の屋内外方向の寸法と同じ寸法を取
って屋内・外に一体に形成されており、その屋外側フィ
ン31の位置は上記の連結枠22における位置決めフィ
ン25を含めて屋内外方向で同じ位置とされている。す
なわち、ガラリ枠6の下枠3を除く3つの枠の内側と連
結枠6にこれらの位置決めフイン25,係合突片部2
4,位置決めフイン30,31で形成される浅い位置決
め溝が形成される。そして、各ルーバー羽7およびこれ
らで形成されたルーバー18はその上縁、および左右側
縁をそれぞれ上記溝内にピタリと嵌合して装着される。
したがって、ガラリ枠6にルーバー18を取り付けた後
に、ルーバー18がガタつくようなことはない。
【0018】本考案による竪型ガラリ1を建物の開口部
に取付ける方法および構造は上記した従来の竪型ガラリ
に対する場合と格別異ならない。
【0019】本考案による竪型ガラリ1を取り付けたガ
ラリ窓は、各ルーバー羽7間の間隙を介して屋内外の通
風が行われ、また、適度な採光が行われる。雨天時に屋
外から吹き付ける雨滴は水返し突部28および水切り部
29により屋内への到達が阻止される。そして、夏、冬
など気温の変化でルーバー羽7が伸縮するとその変位は
これらルーバー羽7を結合している連結枠22の上下変
位として現れる。しかし、この変位は、連結枠22の係
合突片部24がガラリ枠6の下枠3における調整溝21
を上下に摺動移動することで吸収される。したがって、
従来のようにガラリ枠6やルーバー羽7自体に変形が生
じるなどのことはない。
【0020】なお、上記した実施例のように、連結枠2
2の受け部23を水平に形成するとルーバー羽7の下端
を水平にカットすることができ、従来のように下枠3の
水切り面傾斜に合わせてカットする場合に比較して加工
が容易であり、素材の無駄も生じない。
【0021】以上は実施例である。ルーバー羽の伸縮変
位を吸収するために必要な、ガラリ枠6とルーバー18
との上下方向で摺動可能な装着は、左右縦枠4,5の下
部とルーバー18における連結枠22との間で形成する
こともできる。ルーバー羽7の断面形状は見通しを遮断
できることと通風効果および採光効果が得られれば良
く、円形を基本とするものなど、デザインに応じて種々
のものを設計できる。
【0022】
【考案の効果】温度差に基づく変形が防止されるから、
ガラリ窓の外観を損ねたり、ビス取付け部から躯体側へ
漏水するなどのことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のa−a線における縦断面図。
【図2】図1のb−b線における横断面図。
【図3】図4のc−c線における縦断面図。
【図4】図3のd−d線における横断面図。
【符号の説明】
1 竪型ガラリ 6 ガラリ枠 7 ルーバー羽 18 ルーバー 21 調整溝 22 連結枠 24 係合突片部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右の枠体で構成されたガラリ枠と
    このガラリ枠の内側に取り付けられるルーバーとを備
    え、ルーバーは複数のルーバー羽を竪方向に配置して下
    端を連結枠で結合してなり、ガラリ枠とルーバーを各ル
    ーバー羽の上端をガラリ枠の上枠に固定するとともに、
    連結枠をガラリ枠に上下方向で摺動可能に装着して取り
    付けてあることを特徴とした竪型ガラリ。
JP2606291U 1991-03-27 1991-03-27 竪型ガラリ Expired - Fee Related JPH0752312Y2 (ja)

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JP2606291U JPH0752312Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 竪型ガラリ

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JPH04114988U JPH04114988U (ja) 1992-10-12
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