JPH0752302Y2 - 錠片受け装置 - Google Patents

錠片受け装置

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JPH0752302Y2
JPH0752302Y2 JP1992073973U JP7397392U JPH0752302Y2 JP H0752302 Y2 JPH0752302 Y2 JP H0752302Y2 JP 1992073973 U JP1992073973 U JP 1992073973U JP 7397392 U JP7397392 U JP 7397392U JP H0752302 Y2 JPH0752302 Y2 JP H0752302Y2
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JP
Japan
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hole
sliding body
engaging
operating
sliding
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JP1992073973U
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JPH0632640U (ja
Inventor
徳太 並木
光義 村上
健 日向野
Original Assignee
株式会社川口技研
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドア枠に取り付けられ
て、ラッチボルトやデッドボルト等の錠片を係止する錠
片受け装置であって、その係止位置を調整することがで
きる錠片受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、係止位置を調整することがで
きる錠片受け装置は、種々のものが提案されている。例
えば実開平4−10674号考案のものは、摺動ボック
スの孔に、円盤の偏心位置に設けた突起を嵌合し、突起
に設けた係合溝にドライバーを係合させて円盤を回転す
ることによって、突起と共に摺動ボックスを摺動させて
調整するものである。そして、これを組み立てるには、
調節受けケースの底面に円盤を挿入し、摺動ボックスを
嵌入して孔を円盤の突起に嵌合せしめると共に、摺動ボ
ックスの左右の耳縁を調節受けケースの左右の端縁に位
置させる。その後受けカバーを被せて上下の取付孔から
ビスでドア枠に固定して組み立てられるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例において
は、ドライバーを突起の係合溝に係合して回動すると、
突起は回動すると同時に摺動してしまうので、ドライバ
ーの回転の中心軸が安定せず、特に微調整する際、その
操作が大変難しいという問題がある。また、調節受けケ
ース、円盤及び摺動ボックスは、ドア枠に取り付けられ
た状態で始めて一体化されるもので、取り付ける前に
は、ばらばらで組み立てられておらず、その取り扱いが
不便であるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題を
解決するために、底板にねじ孔及び軸孔を設けた凹入部
を有する受箱に、長孔及び係合部を有する摺動体を収納
し、該係合部に係合して摺動体を摺動させる作動部及び
回動操作するための操作部を有する調整具を受箱の軸孔
に軸支し、固定用孔及び調整用孔を設けた押え板を凹入
部内に装入し、調整用孔から操作部を露出させ、固定用
孔から長孔を通して止めねじをねじ孔に螺合し、摺動体
を固定できるようにして成るものである。
【0005】
【作用】 止めねじを緩めて、操作部を右に回動させる
と調整具は軸部を中心に右に回動し、作動部が係合部に
係合して押圧し、摺動体が右に摺動し、操作部を左に回
動させると調整具は軸部を中心に左に回動し、作動部が
係合部に係合して押圧し、摺動体が左に摺動して、錠片
が係合する位置の調整をすることができる。また、止め
ねじを締め付ければ、押え板を介して摺動体が受箱の凹
入部底板に押し付けられて固定される。
【0006】
【実施例】図1〜図3に基づいて本考案の第一実施例を
説明する。受箱1は、中央に箱状の凹入部8を設け、そ
の上下に鍔部11・11を設けてそこに取付孔12・1
2を穿設してある。凹入部8の底板には、下部に円形の
軸孔9を設けると共に、上部に小突起を設けてねじ孔1
0を刻設してあると共に、残りの表面には、縦方向の細
かい凹凸条を設けてある。
【0007】摺動体2は、断面クランク状で底板の下部
には、横長の孔に連続して上部中央に円弧状に突出する
係合部13を設け、底板の上部には、横長の長孔14を
設けてあると共に、残りの裏面には縦方向の細かい凹凸
条を設けてある。また、立ち上がりの壁体の下部には、
細長い切欠孔16を設け、上板の表面には、摺動突起1
5を設けてある。
【0008】調整具3は、プラスドライバー用の溝を設
けた操作部18を設け、そこより一段低いところから作
動部17を突設し、操作部18の裏面中央に軸孔9と遊
嵌する軸部19を突設してある。
【0009】押え板4は、板状で上部に円形の固定用孔
21と下部に同じく円形で大径の調整用孔20を設け、
一側縁に挿入板部22を設けてある。
【0010】表面板5は、略中央に矩形の開口部23を
設け、その一側中央に案内溝24を連設し、その上下
に、受箱1の摺動突起15と高さを同じくする突条25
・25を設けてある。また、開口部23の上下には取付
孔26・26を穿設してある。
【0011】本考案を組み立てるには、摺動体2を受箱
1の凹入部8の中に収納して、ねじ孔10の突起が長孔
14に係合するようにすると共に、軸孔9が係合部13
の下の横長の孔に対応するようにし、調整具3の軸部1
9を軸孔9に遊嵌すると共に、作動部17を係合部13
に係合する。そして、押え板4の挿入板部22を切欠孔
16に挿入して、固定用孔21を長孔14を通してねじ
孔10と対応させると共に、調整用孔20を調整具3の
操作部18に遊嵌し、止めねじ6を、ウェーブワッシャ
ー7、固定用孔21及び長孔14を通してねじ孔10に
螺合して、受箱1、摺動体2、調整具3及び押え板4を
一体化する。そして、表面板5を被せて、案内溝24を
摺動突起15に係合させると共に、取付孔26・26を
受箱1の取付孔12・12に対応させ、木ネジ等でドア
枠に取り付ける。
【0012】調整するには、プラスドライバーで止めね
じ6を緩め、調整具3の操作部18を右あるいは左に回
転させると、作動部17が係合部13を押して摺動体2
を右あるいは左に摺動させることができ、その後止めね
じ6を締め付けて固定すればよい。なお、押え板4の挿
入板部22を含めた全幅は凹入部8の内幅とほぼ同じで
あって、挿入板部22を切欠孔16に挿入してあるの
で、摺動体2を左右に摺動しても摺動体2の上部の長孔
14、係合部13及び下部の横長の孔が表面に露出する
ことはない。また、摺動体2の裏面の凹凸条と凹入部8
表面の凹凸条が噛み合うので、摺動体2は、凹入部8と
の間に多少ガタがあっても、斜めになることはない。
【0013】次に、図4〜図5に基づいて本考案の第二
実施例を説明する。本実施例では、摺動体2の係合部1
3は、横長の孔の上縁にラックを設けたものであり、調
整具3の作動部17は、ピニオンになっている。その他
の構成は、第一実施例と同じである。
【0014】
【考案の効果】 以上のように本考案によれば、調整具
の操作部をドライバー等の工具で回動操作しても、摺動
してしまうことがないので、工具の中心軸が動かず安定
しており、微妙な調整をすることができるという効果が
ある。また、受箱、摺動体、調整具及び押え板は、止め
ねじを螺合すれば一体化されるので、ドア枠への取付時
などにおいて、部品を落としたり、なくしたりすること
がなく、取り扱いやすいという効果がある。さらに、止
めねじを締め付ると、押え板が全体を押えるので、広
い面積で押さえつけることになり、固定した後は摺動体
が容易にずれることがないという効果がある。さらにま
た、調整具が摺動体を左右両側に摺動させることができ
るので、摺動体を一側へ付勢するためのバネは不要であ
り、装置全体を小型化することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の全体分解斜視図。
【図2】第一実施例の正面図であって、(A)は全体を
組み立てた状態、(B)は受箱、摺動体及び調整具を組
み立てた状態を示している。
【図3】図2(A)のX−X線断面図であって、(A)
は摺動体を最も右に摺動させた状態、(B)は摺動体を
最も左に摺動させた状態を示している。
【図4】第二実施例の摺動体及び調整具の分解斜視図。
【図5】第二実施例の受箱、摺動体及び調整具を組み立
てた状態の正面図。
【符号の説明】
1 受箱 2 摺動体 3 調整具 4 押え板 6 止めねじ 8 凹入部 9 軸孔 10 ねじ孔 13 係合部 14 長孔 17 作動部 18 操作部 20 調整用孔 21 固定用孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板にねじ孔及び軸孔を設けた凹入部を
    有する受箱に、長孔及び係合部を有する摺動体を収納
    し、該係合部に係合して摺動体を左右両側に摺動させる
    ことができる作動部及び回動操作するための操作部を有
    する調整具を受箱の軸孔に軸支し、固定用孔及び調整用
    孔を設けた押え板を凹入部内に装入し、調整用孔から操
    作部を露出させ、固定用孔から長孔を通して止めねじを
    ねじ孔に螺合し、摺動体を固定できると共に、固定を解
    除して操作部を左右に回動操作することによって作動部
    が係合部に係合して、調整具が摺動体を左右両側に摺動
    させることができることを特徴とする錠片受け装置。
  2. 【請求項2】摺動体の係合部をラックとし、調整具の作
    動部をピニオンとした請求項1記載の錠片受け装置。
JP1992073973U 1992-09-30 1992-09-30 錠片受け装置 Expired - Fee Related JPH0752302Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0632640U JPH0632640U (ja) 1994-04-28
JPH0752302Y2 true JPH0752302Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=13533545

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0649779Y2 (ja) * 1990-05-18 1994-12-14 株式会社長澤製作所 ドア用係止杆受

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JPH0632640U (ja) 1994-04-28

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