JPH0752187A - 半導体チップ樹脂封止装置 - Google Patents

半導体チップ樹脂封止装置

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JPH0752187A
JPH0752187A JP5198625A JP19862593A JPH0752187A JP H0752187 A JPH0752187 A JP H0752187A JP 5198625 A JP5198625 A JP 5198625A JP 19862593 A JP19862593 A JP 19862593A JP H0752187 A JPH0752187 A JP H0752187A
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loading frame
frame
lead frame
semiconductor chip
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Application number
JP5198625A
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English (en)
Inventor
Masamichi Fujimoto
雅通 藤本
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Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
Original Assignee
Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
    • B29C45/14655Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
    • B29C45/1468Plants therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は半導体チップ樹脂封止装置に関し、
リードフレームのローディング及びアンローディングの
自動化を実現することを目的とする。 【構成】 金型台50上に、ローディングフレーム引込
み・送り出し機構33と、ローディングフレーム昇降機
構34とを設けてなる。機構33は、リードフレームが
載置されたローディングフレーム63を、半導体チップ
樹脂封止装置本体の前側の位置と、下金型の上側の位置
との間で、水平に移動させる。機構34は、引き込まれ
たローディングプレート63を、昇降させる。下降して
リードフレームを下金型上に載置させる。樹脂成形後に
上昇して、樹脂パッケージが形成されたリードフレーム
111Aを、下金型より浮かして、ローディングプレー
ト上に支持するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体チップ樹脂封止装
置に係り、リードフレームにダイス付けされた半導体チ
ップを樹脂封止する半導体チップ樹脂封止装置に関す
る。
【0002】半導体装置の生産性の向上を図るために、
半導体チップ樹脂封止装置は、作業工数が削減出来る構
成であることが望ましい。
【0003】
【従来の技術】図13は、従来の1例の半導体チップ樹
脂封止装置10を示す。
【0004】11はトランスファモールド装置であり、
下金型12と、上金型13とプランジャ部14とよりな
る。
【0005】上金型12は固定してある。下金型12が
ラム機構(図示せず)により、昇降される。
【0006】16はローディングフレームであり、ハン
ドル17が付いている。
【0007】ローディングフレーム16は、下金型12
及びリードフレームの形状に対応した枠形状を有し、上
記装置10に附属した治具であり、リードフレームのキ
ャリアとして機能する。
【0008】作業者は、半導体チップがダイス付けされ
たリードフレーム(図示せず)をローディングフレーム
16上にセットし、ハンドル17を握ってローディング
フレーム16を動かして下金型12上にまで持ち来た
し、下金型12にセットする。ローディングフレーム1
6を下金型12にセットする過程において、リードフレ
ーム(図示せず)が下金型12上にセットされる。
【0009】続いて、樹脂成形が行われる。
【0010】樹脂成形完了後、作業者はハンドル17を
握ってローディングフレーム16を一旦持ち上げ、手前
に引いて、装置10の前側に持ち来たし、ベンチスタン
ド21上に置く。
【0011】ローディングフレーム16が下金型12か
ら外されるときに、ローディングフレーム16は樹脂成
形がなされたリードフレームを拾い上げ、リードフレー
ムはローディングフレーム16上に支持される。これに
より、樹脂成形されたリードフレームが金型外に運び出
される。
【0012】最後に、樹脂成形されたリードフレーム
を、ローディングフレーム16より取り外す。
【0013】上記のローディングフレーム16に関連し
て、付帯設備として、装置10の前側の両側に、ベンチ
スタンド20,21が配され、且つベンチスタンド2
0,21間をつなぐレール22が設けてある。
【0014】左側のベンチスタンド20上において、リ
ードフレームがローディングフレーム16上にセットさ
れる。
【0015】ローディングフレーム16は、ベンチスタ
ンド20から装置10の前側の位置Sまでは、作業者が
ハンドル17を持って支えた状態で、レール22上を搬
送される。
【0016】線23は、ローディングフレーム16の移
動軌跡を示す。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】作業者がハンドル17
を持ってローディングフレーム16を取り扱う作業は、
比較的重労働であり、作業工数が多く、また高温のため
危険でもあった。
【0018】また、ベンチスタンド20,21を設置す
るため、装置10の設置のレイアウトが複雑となること
もあった。
【0019】また、リードフレームの多ピン化に伴っ
て、ローディングフレーム16をベンチスタンド20か
ら下金型12にまで搬送する過程において受ける振動に
よって、ワイヤ断線・変形が起きる虞れもあった。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
された上金型と、昇降される下金型とを備えてなり、リ
ードフレームにダイス付けされた半導体チップを樹脂封
止する半導体チップ樹脂封止装置において、上記リード
フレームを支持するローディングフレームを、上記半導
体チップ樹脂封止装置本体の前側の位置から上記下金型
に対応する位置へ引き込むと共に、樹脂封止が行われた
後に、樹脂封止されたリードフレームを支持したローデ
ィングフレームを、上記装置本体の前側の位置へ送り出
すリードフレームローディング・アンローディング手段
を有する構成としたものである。
【0021】請求項2の発明は、請求項1のリードフレ
ームローディング・アンローディング手段は、上記リー
ドフレームを支持するローディングフレームを、上記半
導体チップ樹脂封止本体の前側の位置と、上記下金型の
上側の位置との間で水平に移動させるローディングフレ
ーム引込み・送り出し機構と、該ローディングフレーム
が上記下金型の上側の位置へ引き込まれた状態におい
て、リードフレームを上記下金型上に載置すべく、上記
ローディングフレームを下降させ、樹脂封止が行われた
後に、上記リードフレームを上記下金型より浮かせて上
記ローディングフレーム上に支持すべく、上記ローディ
ングフレームを上昇させるローディングフレーム昇降機
構とよりなる構成としたものである。
【0022】請求項3の発明は、請求項1又は2のロー
ディングフレームは、その奥部に、下金型をクリーニン
グする下金型クリーニング機構部を有し、該ローディン
グフレームが上記装置本体の前側の位置へ送り出される
過程において、該下金型クリーニング機構部が上記下金
型の上面に沿って移動し、該下金型をクリーニングする
構成としたものである。
【0023】請求項4の発明は、上記上金型と下金型と
を覆い、前面が開口とされているカバーと、該カバーの
上記開口の上側の部位に設けてあり、上記開口にエアカ
ーテンを形成するエアカーテン形成手段とを更に有する
構成としたものである。
【0024】
【作用】請求項1のリードフレームローディング・アン
ローディング手段を設けた構成は、リードフレームロー
ディングフレームの装置前方への移動及び必要に応じて
リードフレームローディングフレームの下金型上への移
動の自動化を可能とするように作用する。
【0025】請求項2のリードフレームローディング・
アンローディング手段を、ローディングフレーム引込
み、送り出し機構と、ローディングフレーム昇降機構と
より構成した構成は、リードフレームのアンローディン
グ及び必要に応じてローディングの安定に行われるよう
に作用する。
【0026】請求項3の下金型クリーニング機構部をロ
ーディングフレームの奥部に設けた構成は、下金型のク
リーニングをリードフレームを送り出す動作と並行して
行われるように作用する。
【0027】請求項4のカバーを設けた構成は、樹脂カ
スがカバーの外部へ飛散することを制限するように作用
する。カバーの前面の開口の上側の部位にエアカーテン
を形成する手段を設けた構成は、開口にエアカーテンを
形成するように作用する。エアカーテンは、樹脂カスが
開口を通して外部へ飛散することを制限すると共に、樹
脂成形されたものを強制空冷するように作用する。
【0028】
【実施例】図1は本発明の一実施例になる半導体チップ
樹脂封止装置30を示す。
【0029】装置30は、装置本体31に、トランスフ
ァモールド装置32、ローディングフレーム引込み・送
り出し機構33、ローディングアーム昇降機構34、金
型クリーニング機構35、コンプレッサ36、イオン発
生器37、集塵機38及びコントローラ39を有する構
成である。
【0030】トランスファモールド装置32は、金型台
50と、金型台50上の下金型51と、固定してある上
金型52と、上金型52の上側のプランジャ部53と、
下金型51を昇降させるラム機構54とよりなる。
【0031】金型52,51はカバー55により覆われ
ている。カバー55のうち装置30の前面55の側は開
口57となっている。カバー55の前面の上側には、エ
アカーテン形成装置58が設けてあり、開口57にはエ
アカーテン59が形成してある。
【0032】次に、ローディングフレーム引込み・送り
出し機構33について、図2,図3(A),(B)及び
図4(A),(B)を併せ参照して説明する。
【0033】機構60は、ローディングフレーム昇降機
構34により支持されて、金型台50上に設けてある。
【0034】60は略矩形枠状のベースであり、下金型
51を囲繞しており、機構34により水平に支持されて
いる。
【0035】61,62はガイドレールであり、ベース
60上の両側近傍に固定してある。
【0036】63はローディングフレームであり、下金
型51に対応した形状であって、リードフレームを最適
に支持しうる形状を有する。
【0037】ローディングフレーム63の下面の両側に
は、棒状のスライダ64,65が固定してある。
【0038】このスライダ64,65が、ガイドレール
61,62に嵌合しており、ローディングフレーム63
は、矢印X1 ,X2 方向に摺動可能である。
【0039】ここで、スライダ64(65)は、ガイド
レール61(62)に、図に示すように、凹部66と凸
部67とが嵌合し合っており、上方への抜け出しが制限
されており、スライダ64(65)、即ちローディング
フレーム63は常に水平に保たれる。
【0040】スライダ64(65)は、組込まれている
ベアリング140によって円滑に摺動する。
【0041】68はボールシャフトであり、ベース60
上の軸受69,70により、ガイドレール61と平行に
支持されている。
【0042】ボールシャフト68にナット71が嵌合し
てあり、このナット71がローディングフレーム63の
下面に固定してある。
【0043】ボールシャフト68は、ベース60に取り
付けられたサーボモータ72に、カップリング73によ
り連結してある。
【0044】モータ72が駆動されると、ボールシャフ
ト68が回転し、ナット71が送られ、ローディングフ
レーム63が、図1中実線で示すと共に図3に示すロー
ディング位置P1 と、図1中二点鎖線で示すと共に図4
に示すアンローディング位置P2 との間でX1 ,X2
向に、水平状態を保ったまま移動される。
【0045】次に、ローディングフレーム昇降機構34
について、図1及び図2を参照して説明する。
【0046】この機構34は、下金型51の両側の部位
に設けてあり(図1及び図2中、他方は図示されていな
い)、同時に動作する。
【0047】機構34は、下金型51の側面のピン8
0,81に、略中央を支持されたリンクバー82,83
と、金型台50上に設けてあり、リンクバー82,83
を回動させるエアアクチュエータ84と、ベース60の
下面に取り付けてあり、リンクバー82,83の端が連
結してあるスリーブ85,86と、金型台50に固定し
てあり、スリーブ85,86を移動可能に支持するガイ
ドロッド87,88とよりなる。
【0048】エアアクチュエータ84が駆動されること
によって、リンクバー82,83が回動され、スリーブ
85,86がガイドロッド87,88により案内されて
上下動する。
【0049】これにより、ベース60が、各コーナの部
位を支持されて、水平状態を保ったまま、通常の位置で
ある高い位置Q1 と、低い位置Q2 との間で昇降され
る。
【0050】上記のローディングフレーム引込み・送り
出し機構33とローディングフレーム昇降機構34とが
請求項1のリードフレームローディング・アンローディ
ング手段を構成する。
【0051】次に、金型クリーニング機構部35につい
て説明する。
【0052】金型クリーニング機構部35は、図6に示
すように箱形のカバー部材90の内部に、下側を孔91
とされたブロー管92及びブラシ93を設けた構成であ
る。
【0053】この金型クリーニング機構部35は、ロー
ディングフレーム63の奥部に搭載してある。
【0054】次に、図1中のコントローラ39について
説明する。
【0055】コントローラ39は、図7に示すように、
制御回路90よりなる。
【0056】この制御回路100は、トランスファモー
ルド装置32、ローディングフレーム引込み・送り出し
機構33、ローディングフレーム昇降機構34、コンプ
レッサ36、イオン発生機37、及び集塵機38の動作
を制御する。
【0057】次に、上記構成になる半導体チップ制御封
止装置30の動作について説明する。
【0058】図8は装置1の動作のシーケンスを示す。
【0059】図9,図10,図11は、動作状態を示
す。
【0060】装置30は、例えば図9(A)に示す状態
から動作を開始する。
【0061】下金型51は下降しており、ベース60は
上昇しており、ローディングフレーム63はX1 方向に
移動しており、アンローディング位置P2 に位置してい
る。
【0062】動作120:図9(A)に示すように作業
者が半導体チップ110がダイス付けされたリードフレ
ーム111を、ローディングフレーム63上へ載置す
る。
【0063】動作121:作業者が装置30の前面の左
端寄りのスイッチ釦141を押す。
【0064】動作122:サーボモータ72が始動され
て正転する。これにより、図9(B)に示すように、ロ
ーディングフレーム63が矢印X2 方向に移動され、リ
ードフレーム111がローディングフレーム63と共
に、トランスファモールド装置32内に引き込まれる。
ローディングフレーム63がローディング位置P1 まで
移動すると、サーボモータ72が停止する。
【0065】動作123:エアアクチュエータ84が駆
動される。これにより、図9(C)に示すように、ベー
ス60がZ1 方向に下降し、同じくローディングフレー
ム33が下降し、リードフレーム11が下金型51上に
載置され、リードフレーム111が下金型51上にロー
ディングされる。
【0066】動作124:作業者が二つのスイッチ釦1
13,114を同時に押す。
【0067】トランスファモールド動作125:ラム機
構54が動作し、図10(A)に示すように、下金型5
1がZ2 方向に上昇し、リードフレーム111を挟ん
で、上金型52に押し付けられる。続いて、プランジャ
部53が動作し、トランスファモールドが行われる。
【0068】トランスファモールドが終了すると、ラム
機構55が逆に動作し、図10(B)に示すように、下
金型51がZ1 方向に下降する。
【0069】トランスファモールドによって、図10
(B)に示すように樹脂パッケージ112が成形され、
半導体チップ110が樹脂封止される。このように半導
体チップが樹脂封止されたリードフレームを符号111
Aで示す。
【0070】下金型51が下降すると、エアアクチュエ
ータ84が駆動される。これにより、図11(A)に示
すように、ベース60がローディングフレーム63と共
に高さQ1 へ上昇する。
【0071】この過程で、ローディングフレーム63
が、リードフレーム111Aを突き上げ、下金型51よ
り離させる。リードフレーム111Aは、下金型51よ
り浮いて、ローディングフレーム63上に支持された状
態となる。
【0072】動作126:ベース60が最終位置まで上
動すると、サーボモータ72が始動されて逆転する。こ
れにより、図11(B)に示すように、ローディングフ
レーム63が矢印X1 方向に移動され、リードフレーム
111Aがローディングフレーム63と共に、トランス
ファモールド装置32外に送り出される。ローディング
フレーム63がアンローディング位置P2 まで移動され
ると、サーボモータ72が停止する。
【0073】動作127:図11(B)に示すように、
作業者が、リードフレーム111Aをローディングフレ
ーム63から取り外す。
【0074】動作130-1,130-2:図6の金型クリ
ーニング機構部35は、ローディングフレーム63と共
に矢印X1 方向に下金型51上を移動し、上記の動作1
22及び126と並行して下金型51をクリーニングす
る動作が二段に行われる。
【0075】動作122においては、ローディングフレ
ーム63が矢印X2 方向に移動を開始したときに、動作
126においては、ローディングフレーム63が矢印X
1 方向に移動を開始したときに、コンプレッサ36、イ
オン発生器37及び集塵機38が始動する。
【0076】図12に示すように、イオンを含んだ空気
噴流115が孔91より下側に向けて噴き出し、下金型
51に噴き付けられる。
【0077】また、ブラシ93が下金型51の上面をこ
すって、下金型51の表面51aに付着して残存してい
る樹脂カス116を下金型51より剥離させる。
【0078】剥離された樹脂カスは、空気噴流115に
よって、符号117で示すように舞い上げられ、集塵機
38により吸引されて集塵され、上金型51はクリーニ
ングされる。
【0079】下金型51のクリーニングについて、装置
30は以下に,に挙げる特長を有する。
【0080】ブラシ93が下金型51を擦るときの摩
擦によって、下金型51及びブラシ83には静電気が発
生する。しかし、空気噴流115にはイオンが含まれて
いるため、空気噴流115があたることによって静電気
は破壊される。このため、舞上がった樹脂カス117が
下金型51及びブラシ93に引き寄せられて付着するこ
とが起きず、即ち、下金型51への樹脂カスの再付着が
起きず、舞い上がった樹脂カス117は全て集塵機38
に吸い取られる。
【0081】また、カバー部材90が空間を仕切ること
によって、集塵機38の集塵能力が最大限発揮される。
【0082】これらにより、下金型51のクリーニング
は確実に行われる。
【0083】また、クリーニングは一のサイクルで二回
(130-1,130-2)行われるため、下金型51のク
リーニングはより確実になされる。
【0084】この結果、残存している樹脂カスが原因で
生ずるリードフレーム打痕障害や樹脂パッケージ内への
異物混入障害の発生を未然に防止することが出来る。
【0085】第1には、カバー部材90によって、樹
脂カス117が金型クリーニング機構部35外に飛散す
ることが防止される。
【0086】第2には、カバー55の開口57に形成さ
れているエアーカーテン59によって、カバー部材90
より漏れ出した樹脂カス117が装置30より外へ飛び
出すことが防止される。
【0087】これによって、上記装置30が設置された
工場内の防塵度が向上する。
【0088】また、上記から分かるように作業者はロー
ディングフレームを持ち運ぶ必要が無いため、労力が軽
減される。
【0089】また、装置30は、前面側にベンチスタン
ド等を必要としない。然して、工場内における装置30
のレイアウトの自由度が大となる。
【0090】また、上記サーボモータ72を使用するこ
とによって、ローディングフレーム63のX1 ,X2
向への移動速度は容易に制御される。
【0091】また、サーボモータ72に代えて、エアシ
リンダを用いることもできる。
【0092】なお、上記の動作126において、リード
フレーム111Aが開口57を通り抜けるときに、リー
ドフレーム111Aには、エアカーテン59を形成して
いる空気流を上方から吹きかける。
【0093】これによって、樹脂パッケージ112が強
制的に空冷されて、瞬間空冷される。これにより、ゲー
ト部は固くなって折れ易い状態となる。
【0094】この結果、動作127後におけるゲートブ
レイクを容易に行うことが出来る。
【0095】なお、リードフレーム搬送ロボットを備え
て、リードフレームの下金型51上へのローディングは
このロボットを使用して行なうようにすることもでき
る。
【0096】この場合には、ローディングフレーム引込
み・送り出し機構33及びローディングフレーム昇降機
構34は、図9(C)が最初の状態とされ、樹脂封止が
行われた後に、樹脂封止されたリードフレーム101A
を金型からアンローディング位置P2 へ搬出する動作を
行う。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、作業者がリードフレーム、ローディングフレー
ムを持ち運ぶ作業が必要でないため、作業者の労力を軽
減することが出来る。
【0098】また、装置の前側の付帯設備を不要とし
得、これに伴って、工場内における装置のレイアウトの
自由度を向上し得る。
【0099】請求項2の発明によれば、リードフレーム
のアンローディング及び必要に応じてローディングを安
定に行うことが出来る。
【0100】請求項3の発明によれば、リードフレーム
をアンローディングする動作の過程において、下金型を
クリーニングすることが出来、リードフレームのアンロ
ーディングが完了した後に下金型をクリーニングする場
合に比べて、一サイクルの動作時間を短縮し得、最終的
には半導体装置の生産性を向上し得る。
【0101】請求項4の発明によれば、カバー内の空間
中に浮遊している樹脂カスが装置の外に飛散することを
効果的に防止し得、半導体チップ樹脂封止装置が設置さ
れている工場内の防塵を図ることが出来る。
【0102】また、樹脂成形部が瞬間的に冷却されるた
め、ゲート部は固くなって折れ易い状態となる。これに
より、ゲート部を折って除去するゲートブレイクを容易
に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる半導体チップ樹脂封止
装置を示す図である。
【図2】ローディングフレーム引込み・送り出し機構及
びローディングフレーム昇降機構を示す図である。
【図3】ローディングフレーム引込み・送り出し機構の
ローディングフレーム引込み状態を示す図である。
【図4】ローディングフレーム引込み・送り出し機構の
ローディングフレーム送り出し状態を示す図である。
【図5】スライダとガイドレールとの嵌合関係を示す図
である。
【図6】図1中、下金型クリーニング機構部を示す図で
ある。
【図7】図1の半導体チップ樹脂封止装置の制御ブロッ
ク図である。
【図8】図1の装置の動作のシーケンスを示す図であ
る。
【図9】図1の装置の動作を示す図である。
【図10】図9に続く、図1の装置の動作を示す図であ
る。
【図11】図10に続く、図1の装置の動作を示す図で
ある。
【図12】図6の下金型クリーニング機構部による下金
型のクリーニングを説明する図である。
【図13】従来の半導体チップ樹脂封止装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
30 半導体チップ樹脂封止装置 31 装置本体 32 トランスファモールド装置 33 ローディングフレーム引込み・送り出し機構 34 ローディングフレーム昇降機構 35 下金型クリーニング機構部 36 コンプレッサ 37 イオン発生器 38 集塵機 39 コントローラ 50 金型台 51 下金型 52 上金型 53 プランジャ部 54 ラム機構 55 カバー 56 前面 57 開口 58 エアカーテン形成装置 59 エアカーテン 60 ベース 61,62 ガイドレール 63 ローディングフレーム 64,65 スライダ 66 凹部 67 凸部 68 ボールシャフト 69,70 軸受 71 ナット 72 サーボモータ 73 カップリング P1 ローディング位置 P2 アンローディング位置 80,81 ピン 82,83 リンクバーコード 84 エアアクチュエータ 85 スリーブ 87 ガイドロッド 90 カバー部材 91 孔 92 ブロー管 93 ブラシ 100 制御回路 110 半導体チップ 111 リードフレーム 111A 半導体チップが樹脂封止されたリードフレー
ム 112 樹脂パッケージ 113,114,141 スイッチ釦 115 イオンを含んだ空気噴流 116 下金型に付着している樹脂カス 117 剥離されて舞い上がった樹脂カス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定された上金型(52)と、昇降され
    る下金型(51)とを備えてなり、リードフレームにダ
    イス付けされた半導体チップを樹脂封止する半導体チッ
    プ樹脂封止装置において、 上記リードフレームを支持するローディングフレーム
    (63)を、上記半導体チップ樹脂封止装置本体(3
    1)の前側の位置(P2 )から上記下金型に対応する位
    置へ引き込むと共に、樹脂封止が行われた後に、樹脂封
    止されたリードフレームを支持したローディングフレー
    ムを、上記装置本体の前側の位置へ送り出すリードフレ
    ームローディング・アンローディング手段(33,3
    4)を有する構成としたことを特徴とする半導体チップ
    樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のリードフレームローディング
    ・アンローディング手段は、 上記リードフレームを支持するローディングフレーム
    を、上記半導体チップ樹脂封止本体の前側の位置と、上
    記下金型の上側の位置との間で水平に移動させるローデ
    ィングフレーム引込み・送り出し機構(33)と、 該ローディングフレームが上記下金型の上側の位置へ引
    き込まれた状態において、リードフレームを上記下金型
    上に載置すべく、上記ローディングフレームを下降さ
    せ、樹脂封止が行われた後に、上記リードフレームを上
    記下金型より浮かせて上記ローディングフレーム上に支
    持すべく、上記ローディングフレームを上昇させるロー
    ディングフレーム昇降機構(34)とよりなる構成とし
    たことを特徴とする半導体チップ樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のローディングフレーム
    は、その奥部に、下金型をクリーニングする下金型クリ
    ーニング機構部(35)を有し、 該ローディングフレームが上記装置本体の前側の位置へ
    送り出される過程において、該下金型クリーニング機構
    部が上記下金型の上面に沿って移動し、該下金型をクリ
    ーニングする構成としたことを特徴とする半導体チップ
    樹脂封止装置。
  4. 【請求項4】 上記上金型(52)と下金型(51)と
    を覆い、前面が開口(57)とされているカバー(5
    5)と、 該カバー(55)の上記開口(57)の上側の部位に設
    けてあり、上記開口(57)にエアカーテン(59)を
    形成するエアカーテン形成手段(58)とを更に有する
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の半導体チッ
    プ樹脂封止装置。
JP5198625A 1993-08-10 1993-08-10 半導体チップ樹脂封止装置 Pending JPH0752187A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102332411A (zh) * 2011-07-29 2012-01-25 铜陵富仕三佳机械有限公司 一种树脂举升装置
JP2019093593A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 Towa株式会社 搬送装置、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
WO2022102563A1 (ja) * 2020-11-10 2022-05-19 Towa株式会社 クリーニング機構、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法

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