JPH0751975Y2 - オイルタンク - Google Patents

オイルタンク

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JPH0751975Y2
JPH0751975Y2 JP1989021422U JP2142289U JPH0751975Y2 JP H0751975 Y2 JPH0751975 Y2 JP H0751975Y2 JP 1989021422 U JP1989021422 U JP 1989021422U JP 2142289 U JP2142289 U JP 2142289U JP H0751975 Y2 JPH0751975 Y2 JP H0751975Y2
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JP
Japan
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tank
oil
filter
retainer
flange
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JP1989021422U
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JPH02113569U (ja
Inventor
成彦 中里
良一 薩川
法雄 東谷
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山川工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、オイルタンク、例えば自動車のパワーステ
アリング装置におけるリザーバタンクのようなオイルタ
ンクに関する。
《従来の技術》 自動車のパワーステアリング装置においては、オイルタ
ンクから給送されたオイルをオイルポンプで加圧してコ
ントロールバルブを通じてパワーシリンダに給送し、戻
ってきたオイルを再びコントロールバルブを通じてオイ
ルタンクに集め、そこからまたオイルポンプに給送す
る。コントロールバルブから戻ってきたオイルは、装置
の摺動部分における摩耗粉などが混じっている場合があ
るので、オイルタンク内で濾過してからオイルポンプに
給送する。また外からオイルタンクにオイルを注入する
際に埃やごみ等が入らないように、同様にフィルタを通
してオイルの注入が行なわれる。
第4図には従来のこのようなオイルタンクの一例が示さ
れている。スチール製の有底円筒状タンク本体1の上部
開口は、ゴムパッキン2を介してカバープレート3の周
縁を加締めることにより塞がれている。カバープレート
3の上部には円筒部3aが形成され、そこに図示されない
キャップが被せられる。円筒部3aの下部には、フィルタ
ー4がカバープレート3の裏面に固定されたブラケット
5に保持されている。タンク本体1の下部側面には、リ
ターンチューブ6がろう付けにより接合されており、底
部にはアウトレットチューブ7が同様にろう付けにより
接合されている。筒状フィルター8は、多数の貫通穴を
穿設されたパンチチューブ8aの外周にジグザク状に折ら
れた濾紙エレメント8bを固定したもので、上部をリング
状のアッパリテーナ9により保持され、下部を同様にリ
ング状のロアリテーナ10により保持されている。そし
て、このようなフィルター組立体をタンク本体1内の底
部にロアリテーナ10との間にOリング11を介して載置す
るとともに、アッパリテーナ9とタンク本体1の内側部
との間にOリング12を介して外側部を内側に加締めるこ
とにより、タンク本体1に取り付けられる。
上部円筒部3aから注入されたオイルは、フィルター4に
より濾過されてタンク本体1内に貯留される。タンク本
体1からアウトレットチューブ7を通じて給送されたオ
イルは、所定の仕事をした後、リターンチューブ6から
タンク本体1内に戻され、筒状フィルター8により濾過
されて再びアウトレットチューブ7から給送される。
《考案が解決しようとする課題》 このように従来のオイルタンクは、フィルター8の上下
のリテーナ9,10とタンク本体1との間にOリング11,12
が介装されて、リターンチューブ6から戻されたオイル
がタンク本体1内のオイルと混合するのを防止している
が、このようなOリング11,12だけのシールではシール
性が着実とは言えない問題点がある。またタンク内に注
入されるオイルを濾過するためのフィルター4がブラケ
ット5を介してカバープレート3に固定され、リターン
チューブ6からのオイルを濾過するためのフィルター8
がタンク本体1を加締めることにより固定されているの
で、構造が複雑になるとともに部品点数および組付工数
が増してコスト高になる問題点がある。
そこでこの考案の目的は、シールが確実に行なわれると
ともに構造が簡単で部品点数および組付工数も低減でき
る安価なオイルタンクを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 この考案によるオイルタンクは、タンク本体にリターン
チューブおよびアウトレットチューブを接続して、リタ
ーンチューブからのオイルをタンク本体内の筒状フィル
ターにより濾過してアウトレットチューブから給送する
オイルタンクであって、前記タンク本体をアッパタンク
とロアタンクに二分割し、前記筒状フィルターの上部を
塞いで保持するとともにその周辺部に貫通穴を有するア
ッパリテーナのフランジ部を前記アッパタンクとロアタ
ンクの両フランジ部の間に挟み込み、これら両フランジ
部をアッパリテーナのフランジ部と共に接合してこれら
三者を一体に接合したことを特徴とする。
《作用》 上部開口から注入されたオイルは、アッパリテーナ周辺
部の貫通穴を通り、リターンチューブから戻ったオイル
とともに筒状フィルターにより濾過されてアウトレット
チューブから給送される。
《実施例》 第1図にはこの考案の一実施例が示されていでる。この
オイルタンクのタンク本体20は、溶融亜鉛めっきを施し
たスチール製で、それぞれ横向きのフランジ部21a,22a
を有するアッパタンク21およびロアタンク22からなる。
アッパタンク21は、上部に円筒状の開口23を有する浅い
円筒状に成形され、その開口23に図示されないキャップ
が嵌め込まれる。ロアタンク22は、深い有底円筒状に成
形され、その底部中央にはアウトレットチューブ24が、
その先端部に一体に成形されたフランジ部24aをロアタ
ンク22にプロジェクション溶接することにより固定され
ている。また、ロアタンク22の下部側部には、リターン
チューブ25が、その先端部に一体に成形されたフランジ
部25aをロアタンク22にプロジェクション溶接すること
により固定されている。タンク内に配設された筒状フィ
ルター26は、多数の貫通穴を穿設されたパンチチューブ
26aの外周にジグザグ状に折られた濾紙エレメント26bを
固定したもので、上部がアッパリテーナ27の保持溝27a
に、下部がロアリテーナ28の保持溝28aにそれぞれ嵌合
保持されている。アッパリテーナ27は、フランジ部27b
を有する有底円筒状に成形され、その底部でフィルター
26のパンチチュープ26aの上部を塞ぐとともに、フィル
ター保持溝27aの周辺部に複数の貫通穴29が穿設されて
いる。ロアリテーナ28は、フィルター26の下部を塞ぐよ
うに円板状に成形され、その中央部にテーパ状のバーリ
ング穴30を備えている。
フィルター26の上下に各リテーナ27,28を固定したフィ
ルター組立体は、ロアリテーナ28のバーリング穴30をア
ウトレットチューブ24に圧入した後、ロアタンク22のフ
ランジ部22aに上にアッパリテーナ27のフランジ部27bを
重ね、さらにその上にアッパタンク21のフランジ部21a
を重ねて、この三枚のフランジ部22a,27b,21aの端面をT
IG溶接することによりタンク内に取り付けられる。TIG
溶接は、溶加材を兼ねる金属電極線を使用するMIG溶接
とは異なり、タングステン電極で共付けするイナートガ
スアーク溶接法で、タングステン電極の消耗が極めて少
ない利点がある。勿論、MIG溶接でも他の溶接法を利用
して接合してもよい。
このようにして組み立てられたオイルタンクは、アッパ
リテーナ27によって上下の部屋に二分割され、下部の部
屋はフィルター26外側のリターンチャンバ31とフィルタ
ー26内側のフィードチャンバ32に分かれている。そして
油圧システムに取り付けられた後、まずその上部開口23
から上部のメインチャンバ33にオイルが注入される。注
入されたオイルはアッパリテーナ27の貫通穴29を通って
リターンチャンバ31に入り、そこからフィルター26で濾
過されてフィードチャンバ32に入る。この状態は、リタ
ーンチャンバ31およびフィードチャンバ32が満杯になる
まで続けられ、さらに予備のオイルがメインチャンバ33
内に貯えられる。所定量のオイルの注入が終ると、上部
開口23がキャップで塞がれる。油圧システムが作動する
と、フィードチャンバ32内のオイルがアウトレットチュ
ーブ24を通じて給送され、仕事を終えたオイルがリター
ンチューブ25からリターンチャンバ31に入り、メインチ
ャンバ33からのオイルとともにフィルター26により濾過
されてフィードチャンバ32に入り、再びアウトレットチ
ューブ24を通じて給送される。
メインチャンバ33の内部と外部の間のシールは、フラン
ジ部21aと27bとの溶接により行なわれる。リターンチャ
ンバ31の内部と外部の間のシールは、上部でも同じくフ
ランジ部27bと22aとの溶接により行なわれ、中間部では
ロアタンク2とリターンチューブ25のフランジ部25aと
の溶接により行なわれ、下部ではロアタンク22とアウト
レットチューブ24のフランジ部24aとの溶接により行な
われる。また、リターンチャンバ31とフィードチャンバ
32との間のシールは、バーリング穴30とアウトレットチ
ューブ24との圧入により行なわれる。このように、各シ
ール部は機械的に接合されているので、タンク内のオイ
ルのシールは極めて確実に行なわれる。なお、ロアリテ
ーナ28とロアタンク22との間にOリング等のシール材を
介装してシールをより確実にしてもよい。
また、上部開口部23からのオイルとリターンチューブ25
からのオイルとの濾過を共通のフィルター26で行なうの
で、またアッパタンク21とロアタンク22とアッパリテー
ナ27の取り付けが同時に行なわれるので、構造が簡単に
なって部品点数および組付工数も低減される。
アッパタンク21、ロアタンク22およびアッパリテーナ27
の各フランジ部は、第2図に示すように、加締めによる
二重はぜ折りによって接合してもよい。この二重はぜ折
り構造は、長く延ばしたアッパタンク21のフランジ部21
aでアッパリテーナ27のフランジ部27bおよびロアタンク
22のフランジ部22aの端縁部を包み込み、これら全体を
内側に折り曲げて形成される。この接合部は、第3図に
示すように、三枚に重ねたフランジ部21a,27b,22aの全
体を一回だけ内側に折り曲げただけでもよい。また、第
2図および第3図に示すはぜ折り構造においては、各フ
ランジ21a,27b,22aの重ね合わせ部に接着剤を塗布した
り、シートパッキンを介装するとシール性がより確実に
なる。
上記各実施例においては、アッパタンク21、アッパリテ
ーナ27およびロアタンク22の各フランジ溶接部がタンク
本体20の上部に設定されているが、これがタンク本体20
の中間部であっても下部であってもよい。またアッパリ
テーナ27は、円板状に形成されてその周縁部をフランジ
部としてもよい。さらにリターンチューブ25はアッパタ
ンク21に接合してもよい。その他、この考案によるオイ
ルタンクは種々に変形が可能である。
《考案の効果》 以上のように、この考案によるオイルタンクは、タンク
本体をアッパタンクとロアタンクに二分割し、筒状フィ
ルターの上部を塞いで保持するとともにその周辺部に貫
通穴を有するアッパリテーナのフランジ部を前記アッパ
タンクとロアタンクの両フランジ部の間に挟み込んで重
合し、これら両フランジ部をと前記アッパリテーナのフ
ランジ部と共に接合してこれら三者を一体に接合したの
で、シールが確実になるとともに構造が簡単になって部
品点数および組付工数が低減され、安価なオイルタンク
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示すオイルタンクの概
略断面図、第2図は、この考案の他の実施例を示すオイ
ルタンクの概略断面図、第3図は、第2図に示す実施例
の変形例を示す要部断面図、第4図は、従来のオイルタ
ンクの一例を示す概略断面図である。 20……タンク本体、21……アッパタンク、21a……フラ
ンジ部、22……ロアタンク、22a……フランジ部、23…
…上部開口部、24……アウトレットチューブ、25……リ
ターンチューブ、26……筒状フィルター、26a……パン
チチューブ、26b……濾紙エレメント、27……アッパリ
テーナ、27b……フランジ部、28……ロアリテーナ、29
……貫通穴、30……バーリング穴、31……リターンチャ
ンバ、32……フィードチャンバ、33……メインチャン
バ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク本体にリターンチューブおよびアウ
    トレットチューブを接続して、リターンチューブからの
    オイルをタンク本体内の筒状フィルターにより濾過して
    アウトレットチューブから給送するオイルタンクであっ
    て、前記タンク本体をアッパタンクとロアタンクに二分
    割し、前記筒状フィルターの上部を塞いで保持するとと
    もにその周辺部に貫通穴を有するアッパリテーナのフラ
    ンジ部を前記アッパタンクとロアタンクの両フランジ部
    の間に挟み込んで重合し、これら両フランジ部を前記ア
    ッパリテーナのフランジ部と共に接合したことを特徴と
    するオイルタンク。
JP1989021422U 1989-02-28 1989-02-28 オイルタンク Expired - Lifetime JPH0751975Y2 (ja)

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JPH02113569U JPH02113569U (ja) 1990-09-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN108001524A (zh) * 2016-10-28 2018-05-08 十堰中世洋工贸有限公司 一种安全可靠的动力转向油罐总成

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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