JPH0430406Y2 - - Google Patents

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JPH0430406Y2
JPH0430406Y2 JP1986047821U JP4782186U JPH0430406Y2 JP H0430406 Y2 JPH0430406 Y2 JP H0430406Y2 JP 1986047821 U JP1986047821 U JP 1986047821U JP 4782186 U JP4782186 U JP 4782186U JP H0430406 Y2 JPH0430406 Y2 JP H0430406Y2
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door
reservoir
peripheral wall
tank body
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は液圧回路に挿入されるリザーバに関す
る。
[従来の技術] 実開昭60−103705として開示されている自動車
の動力舵取装置の作動油を貯蔵する従来のリザー
バタンクの中心断面図を第6図に示す。この従来
のリザーバタンクは、底面に液体流出口331と
側面に液体流入口371とを持つタンク本体10
0と、これら液体流出口331と液体流入口37
1の開口間を隔成し側面部でフイルタ作用をなす
主フイルタ400と、この主フイルタ400の上
方部に設けられ主フイルタ400内の油の圧力が
所定値以上になると作動するリリーフ弁500
と、このリリーフ弁500の吐出口側からの油を
取り入り側面部で濾過して流出口側へ送る副フイ
ルタ410と、これらを装着したタンク本体10
0を密封するタンク蓋110で主として構成され
ている。
このリザーバのリリーフ弁500は主フイルタ
400の破損保護のものである。即ち、主フイル
タ400が目づまりしたときには主フイルタ内部
の圧力が高くなる。このような時にこれが破損し
ないように内部の油を副フイルタ410側へ背圧
を小さくして移動させるためである。そして、副
フイルタ410の内部へ送られた油はこの副フイ
ルタ410で濾過されて流出口331の側へ移動
するようになつている。
[考案の解決しようとする問題点] つまり、この従来のリザーバは、フイルタの安
全装置としてリリーフ弁500を持つている。こ
のため、リザーバの部品点数が多くなつたり生産
性がよくない。
そこで、本考案はフイルタの安全機能を持ちか
つ構造が簡単なリザーバを提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本考案のリザーバは、底面に形成した液体流出
口と該液体流出口を囲む位置に形成した着座部と
該着座部の外側に形成した液体流入口とを持つタ
ンク本体と、 該タンク本体内部の該着座部に固定される着底
部と該着底部より立ち上がつた筒状のフイルタ作
用をなす周壁部と該周壁部の蓋を構成する上蓋部
とから構成されるフイルタとからなるリザーバに
おいて、 該周壁部に矩形で一辺が支承され他の三辺が自
由度をもつ弾性を有する扉部を有し、該フイルタ
が目づまりを生じ該フイルタの外側における流体
圧が高まり該流体圧が該扉部の付勢力に打ちかつ
た時、該扉部が弾性変形して流体を該フイルタの
内側に流入させる間隙が生じる構成としたことを
特徴とする。
即ち、本考案のリザーバは、タンク本体と、フ
イルタとから構成されている。
本考案のリザーバが従来のリザーバに対して相
違するのは、フイルタの周壁部が常時閉じる方向
に付勢された扉部を有し、フイルタが目づまりを
生じフイルタの外側における流体圧が高まり流体
圧が扉の付勢力に打ちかつた時、扉部が開き流体
が該フイルタの内側に流入する構成となつている
ことである。
この扉部は従来のリザーバに設けられているリ
リーフ弁に相当する機能を有する。この扉部の開
く方向は流体が移動する方向に開くように設定さ
れる。そして、この扉が開くのはフイルタが目づ
まりし扉が受ける圧力が所定値より大きくなつた
時に開くものである。
ここで扉とは、通常のドア扉のように軸を中心
にして回転するような形状に限らず、流体の圧力
によりフイルタの一部がフイルタ作用をしないよ
うな間隙を作る部材であればよい。この間隙を発
生させるような作用力は、フイルタ全体の強度、
流体の背圧等の条件で決定するとよい。またここ
で開くとは二つの部材の間に間隙ができるような
広義の意味である。
さらにリザーバの機能をよくするには、周壁部
は周面に開口を有し、開口を被い周壁部内外の圧
力差が所定値以上になると湾曲し開口を介して流
体を移動させる可動板状の扉部を保持するのがよ
い。又、液面計を必要とする時には、フイルタの
上蓋部はその中央に凹部を持ち、タンク本体の内
側上部には凹部内に位置する液面計が保持するの
がよい。
[作用] 本考案のリザーバでは、フイルタの周壁部に扉
部が設けられている。この扉部はフイルタ内外に
圧力差が生じた時、フイルタ作用せずに流体を移
動させる間隙を作る。従つて、フイルタが目づま
りを生じフイルタの外側における流体圧が高まり
流体圧が扉部の付勢力に打ちかつた時、扉部が開
き流体がフイルタの内側に流入する。つまり、従
来のように複雑な構成のリリーフ弁を設けること
なく目づまりによるフイルタの破損が防止でき
る。
[実施例] 以下、本考案のリザーバを具体的な第1実施例
に基づいて説明する。このリザーバタンクは、動
力舵取装置の油圧回路に利用されるものであり、
その縦断面を第1図に示し、この扉部の要部断面
を第2図に示す。
本第1実施例のリザーバは、合成樹脂製のタン
ク本体10と、枠体ならびに金網よりなるフイル
タ40とから構成されている。
タンク本体10は上部成形体20と下部成形体
30とから構成されている。上部成形体20はタ
ンク本体10をほぼ中央で分割されたものであり
下方部が僅かに外径の小さな段付き有底の広口ビ
ンのような形状で、この開口に鍔を持つている。
下部成形体30はこの上部成形体20の開口し
た鍔部とで溶接により接合される開口側面、底面
を持つてる。
上部成形体20は、外周面に係止用のフランジ
部21a付けたような首部21を持つている。
一方首部21の内方フランジ部21bの中心に
は後述する液面計50が挿通される貫通孔23が
あけられている。液面計50は、耐油性のゴムで
成形されており、首部21の内周面と当接してシ
ール機能をするとともに内部がえぐられた鍔付き
保持部51と、この保持部の中心から下方に突出
したゲージ部53とから構成されている。そし
て、この上部成形体20の首部に首部21に対し
キヤツプ21がはめられ、かつこのフランジ部2
1aに係止されており、この装着状態では液面計
50の保持部51の作用でエアブリーザの機能を
持つようになる。
下部成形体30は、油圧ポンプの吸入口に油を
送る液体流出口33(第2実施例を示す第5図の
場合と同じであるので、第5図参照)が底面に設
けられ、この液体流出口33を囲む内側に濾過
体、枠体からなるフイルタ40を着座させる環状
の着座部35、この着座部35の外側に本考案装
置が接続される舵取装置等からの戻り油を取り入
れる流体流入口37(第2実施例を示す第5図の
場合と同じであるので、第5図参照)とを持つて
いる。
フイルタ40は底の中央部が内側に窪んだバケ
ツを逆さにしたような形状の樹脂製枠体を有し、
この枠体の窓部を覆うような金網がインサート成
形されている。またこの枠体はタンク本体10の
下部成形体30の着座部35に固定される鍔状の
着底部41と、この着底部41より立ち上がつた
筒状のフイルタ作用をなす周壁部43とを有し、
この周壁部43の蓋をするようにしてフイルタ作
用をなし中央部が液面計50のゲージ部53を収
納するように窪んだ上蓋部45がこの上部成形体
30の内周に溶着されている。
本考案が特徴とする周壁部43は次のように構
成されている。即ち周壁部43で外周上部の一部
が外から中心に向かつて押されると、第2図に示
すように上蓋部45との間に間隙ができるように
軸方向にスリツトを入れることにより下方の一辺
が支承され他の三辺が自由度を持つ矩形の弾性を
有する扉部49が円周上1箇所に設けられてい
る。そして、油が周壁部43に及ぼす圧力が高く
なると、上蓋部45のつば部451に接する扉部
49の上部が内側(矢印433の方向)にたわ
み、間隙453ができる。この間隙453から油
が流入するようになつている。
本実施例のリザーバはこのように構成されてい
る。
このように構成されたリザーバは、まず下部成
形体30の着座部35にフイルタ40が装着さ
れ、下部成形体30、上部成形体20のそれぞれ
の鍔部が当接され、この当接面が溶接により溶着
される。その後、液体流出口33、液体流入口3
7が対応する管路と接続される。そして、首部2
1のフランジ部21bに設けられた貫通孔から作
動油が注入される。そして、液面計50、キヤツ
プ25が装着される。
このようなリザーバでは、フイルタ40の周壁
部43が目づまりを生じた時、濾過効率が低下す
ることによつてタンク本体10のフイルタ外側1
3の液体の液面が上昇する。そのためタンク内周
面と周壁部43との間の液体の圧力が高まり、扉
部49はこの圧力により内側にたわむ。そして上
蓋部45とこの扉部49との当接部が離れてでき
る間隙を通つて液体が外から内側へ流れため、背
圧が異常に高くなることがなくフイルタを破損す
ることがない。従つて周壁部43に異常圧がかか
らずフイルタ40を破損させることなく円滑に液
体流入口37から液体流出口33へ油が移動す
る。この時、油面の上昇と共に押し上げられた空
気は液面計50とキヤツプ25の間に形成される
空洞部58に追いやられるため、油面は無理なく
上昇する。なお、この扉部49が解放される時点
では既に液体中の異物が完全に除去されているた
め異物が液体流出口33側に流出することはな
い。
本実施例によれば、リザーバにおいて、周壁部
43の上端部が内側に歪むようにしたことで上蓋
部45との間で間隙が発生し、この間隙から内部
に油が流入する。このため、フイルタ40にリリ
ーフ弁の機能を持たせたと同様の効果が得られフ
イルタ40を破損することがない。そして、リザ
ーバは部品点数、組み立て工数が少なく構成でき
その生産性が向上する。
次に第3図は第2実施例のリザーバの縦断面図
を示し、第4図は第2実施例の扉部49の要部断
面を示す。
この実施例では、周壁部43の下端部をなすフ
イルタ保持用のフレーム451の内周面に環状部
材400を嵌め、この環状部材400の下部に扉
部49を垂設している。
なお、411は着座部41(第3図参照)の内
周端から上方へ立設されバイパス通路区画用の固
定壁部であり、この固定壁部411に対面する4
37は扉部49の下端から垂下する同じくバイパ
ス通路区画用の可動壁部であり、その余の構成は
第1実施例とほぼ同一である。
この第2実施例の場合も第1実施例と同様の効
果が得られる。
[考案の効果] 本考案によれば、リザーバに於けるタンク本体
内部の着座部に固定される着底部より立ち上がつ
た筒状のフイルタ作用をなす周壁部に常時閉じる
方向に付勢された扉部を形成し、フイルタが目づ
まりを生じフイルタの外側における流体圧が高ま
り流体圧が扉部の付勢力に打ちかつた時、扉部が
開き流体がフイルタの内側に流入するようにした
ことで、リザーバにリリーフ弁の機能持たせたと
同様の効果が得られ、周壁部が目づまりし、フイ
ルタの内部より外部の圧力が高まつてもリザーバ
タンクが破損することがない。そして、リザーバ
は部品点数が少なくてすみ、組み立て工数が低減
できる。更に、この考案では、弾性を有する扉部
がフイルタと一体に形成されているので、フイル
タ交換と同時に扉部も交換することができ、扉部
だけを交換する必要がなく扉部の信頼性、耐久性
を常時良好に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体的な第1実施例に係るリ
ザーバの内部を示す縦断面図、第2図は同第1実
施例のリザーバの扉部の作用を示す扉部要部断面
図であり、第3図は同第2実施例におけるリザー
バの縦断面図、第4図は同第2実施例のリザーバ
の扉部の作用を示す扉部要部断面図であり、第5
図は第3図の切断線A−Aで切断したときの横断
面図である。第6図は従来のリザーバの内部を示
す縦断面図である。 10……タンク本体、33……流体流出口、3
5……着座部、37……液体流入口、40……フ
イルタ、41……着底部、43……周壁部、45
……上蓋部、49……扉部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 底面に形成した液体流出口と該液体流出口を囲
    む位置に形成した着座部と該着座部の外側に形成
    した液体流入口とを持つタンク本体と、 該タンク本体内部の該着座部に固定される着底
    部と該着底部より立ち上がつた筒状のフイルタ作
    用をなす周壁部と該周壁部の蓋を構成する上蓋部
    とから構成されるフイルタとからなるリザーバに
    おいて、 該周壁部に矩形で一辺が支承され他の三辺が自
    由度をもつ弾性を有する扉部を有し、該フイルタ
    が目づまりを生じ該フイルタの外側における流体
    圧が高まり該流体圧が該扉部の付勢力に打ちかつ
    た時、該扉部が弾性変形して流体を該フイルタの
    内側に流入させる間隙が生じる構成としたことを
    特徴とするリザーバ。
JP1986047821U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0430406Y2 (ja)

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JPS62163303U JPS62163303U (ja) 1987-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0748442Y2 (ja) * 1989-02-28 1995-11-08 山川工業株式会社 オイルタンク
JPH0751975Y2 (ja) * 1989-02-28 1995-11-29 山川工業株式会社 オイルタンク

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JPS6012576Y2 (ja) * 1980-04-25 1985-04-23 和興産業株式会社 リタ−ン回路用フイルタ−

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JPS62163303U (ja) 1987-10-17

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