JPH0545526Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0545526Y2
JPH0545526Y2 JP1987145876U JP14587687U JPH0545526Y2 JP H0545526 Y2 JPH0545526 Y2 JP H0545526Y2 JP 1987145876 U JP1987145876 U JP 1987145876U JP 14587687 U JP14587687 U JP 14587687U JP H0545526 Y2 JPH0545526 Y2 JP H0545526Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet pipe
flange
fuel tank
sealing material
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987145876U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6450122U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987145876U priority Critical patent/JPH0545526Y2/ja
Publication of JPS6450122U publication Critical patent/JPS6450122U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0545526Y2 publication Critical patent/JPH0545526Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、インレツトパイプの取付構造を改良
したフユーエルタンクに関するものである。
従来の技術 各種自動車類等のフユーエルタンクにおけるイ
ンレツトパイプとフユーエルタンクとの接合は、
従来は、第4図に示されるごとく、フユーエルタ
ンクAのインレツトパイプBの取付部位Cの内面
に、インレツトパイプBの取付基部Dに形成した
フランジEを当接し、スポツト溶接Fで固定する
とともに、該フランジEと取付部位Cとの間にハ
ンダを充填した構造とか、実開昭51−31812号公
報に示されるように、フユーエルタンクのインレ
ツトパイプ取付部位に、環状凹溝を形成し、その
外面に、インレツトパイプの取付基部に形成した
フランジを当接して溶接するとともに、該フラン
ジに形成した小孔を通して、前記環状凹溝内へ合
成樹脂系の接着剤を充填した構造とかが採用され
ている。
考案が解決しようとする問題点 第4図に示す構造は、外観上から、インレツト
パイプBのフランジEが、フユーエルタンクAの
取付部位Cの内面に当接された構造となつている
が、インレツトパイプBの取付部位Cが通常フユ
ーエルタンクAの曲面部等となるため、プレス精
度が低く、シールのために多量のハンダを使用し
なければならないのみでなく、鉛の使用による作
業環境の悪化、フラツクス成分によるフユーエル
タンク本体の腐食等の問題点が存する。
また実開昭51−31812号公報に示される構造で
は、フユーエルタンク本体側に環状凹溝をプレス
成形し、その外面にインレツトパイプのフランジ
を当接するため、外観が悪いのみでなく、曲面部
にインレツトパイプが取り付けられる構造のとき
には、プレスによる成形性が著しく悪くなるし、
インレツトパイプのフランジの小孔を通して接着
剤を充填するため、環状凹溝内への接着剤の完全
充填の確認ができない問題も存する。
考案の目的 上述の現状に鑑み、本考案は、フユーエルタン
クのインレツトパイプ取付部の外観を良好に保
ち、しかも製造の過程において、シール材の塗布
位置の明示と完全塗布の確認ができ、完全なシー
ル効果をあげうるのみでなく、プレス成形性も良
好とし、作業環境の悪化やフユーエルタンク本体
の腐食を伴なうことがないインレツトパイプ取付
構造を備えるフユーエルタンクを提供することを
目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本考案は、フユー
エルタンクに固着されるインレツトパイプの取付
基部に、該タンクのインレツトパイプ取付部位の
内面形状に合致する形状のフランジが形成され、
該フランジにはインレツトパイプの開口部を囲ん
で、タンク内方へ向つて凹陥したシール材溜りが
環状に凹設されており、該シール材溜りに予め注
入されていたプラスチゾルのシール材を介して、
インレツトパイプのフランジがフユーエルタンク
のインレツトパイプ取付部位の内面に当接され、
該シール材溜りを避けた位置で溶接されていると
いう構成とされている。
作 用 本考案の構造では、インレツトパイプの取付基
部のフランジに、該パイプの開口部を囲んでタン
ク内方へ向つて凹陥したシール材溜りが環状に凹
設されているので、このシール材溜り内へ所定量
のプラスチゾルたるシール材を注入,充填したう
えで、フユーエルタンクのインレツトパイプ取付
部位の取付孔に該パイプを内側から外側へ通し、
前記フランジをフユーエルタンク内面に当接し、
シール材溜りを避けた位置でスポツト溶接により
フランジとフユーエルタンク本体とを溶接する
と、前記シール材たるプラスチゾルにより、フユ
ーエルタンクにおけるインレツトパイプ取付部位
の内面と、インレツトパイプの取付基部のフラン
ジとが、インレツトパイプの開口部を囲む前記シ
ール材により確実にシールされる。
上述のように、シール材は、インレツトパイプ
のフランジのシール材溜り内へ加工前に注入され
ビード状に塗布されるので、その状態は事前に確
認できるし、シール材溜りはフユーエルタンク内
面に接するインレツトパイプのフランジに形成さ
れ、タンク外部に露出することが無いので外観も
良好となる。
またプレス精度が低いことがあつてもシール材
溜り内のシール材でシールは完全となるのでリー
ク等が発生することはない。
さらにシール材がプラスチゾルの硬化による可
撓性合成樹脂層であるので、振動等が生じても吸
振作用があるので、インレツトパイプの取付部の
剥離等が生じにくいものである。
勿論プラスチゾルとしては、耐ガソリン性,耐
ガソホール性を有し、フユーエルタンク材質に対
し優れた接着性を有するとともに、腐食性の無い
ものが使用される。
ハンダが使用されないため鉛による環境悪化は
全く生じないものである。
実施例 第1図は第1の実施例におけるインレツトパイ
プ取付部分の略示縦断面図であつて、フユーエル
タンク1に固着されるインレツトパイプ2の取付
基部3には、フユーエルタンク1のインレツトパ
イプ取付部位4の内面形状に合致する形状のフラ
ンジ5が形成されており、該フランジ5の中間部
分には、インレツトパイプ2の開口部6を囲ん
で、タンク内方へ向つて凹陥した断面略半円形の
シール材溜り7が環状に凹設されている。
上述のフランジ5は、シール材溜り7に注入さ
れビード状に塗布されたプラスチゾルのシール材
8を介して、前記フユーエルタンク1のインレツ
トパイプ取付部位4の内面に当接され、シール材
溜り7を避けたフランジ5の外周域において、ス
ポツト溶接等の溶接点9で、該フランジ5がフユ
ーエルタンク1のインレツトパイプ取付部位4の
内面に固着されている。
上述のシール材溜り7は深さ1mm程度とされる
が、その深さはプレス精度、フランジ長さ等に応
じて適宜決定されるが、0.2mmないし3mm程度の
範囲内で選定されるのが好ましい。
上述のシール材溜り7内には、直径2mm程度の
ビード状にプラスチゾルを注入し、塗布する。
プラスチゾルとしては、耐ガソリン性、耐ガソ
ホール性を有し、フユーエルタンク主体を形成す
る材料たる鋼板等に対する接着性がよく、しかも
該材料に対する腐食性がない組成物が選定される
が、弾性率0.12Kg/mm2、伸び120%程度の材質の
ものが好ましい。
第2図は第2の実施例を示しており、インレツ
トパイプ10のフランジ11のシール材溜り12
が、該フランジ11の外周寄り位置に形成され、
スポツト溶接等の溶接点13がシール材溜り12
とインレツトパイプ10の開口部14との間に形
成された実施例である。
第3図は第3の実施例を示しており、インレツ
トパイプ15のフランジ部16が、第1,第2の
両実施例のフランジより大径とされ、内外二重に
シール材溜り17,18が形成され、両シール材
溜り17,18の中間に溶接点19が形成された
ものであり、シール効果がより向上させられてい
る。
上述の第2,第3の両実施例ともシール材溜り
の寸法,構造,シール材の材質等は第1の実施例
と同様であり、作用,機能も概ね同一である。
効 果 本考案は、以上説明した構成,作用のものであ
つて、フユーエルタンクにおけるインレツトパイ
プ取付部位の外観を良好に保ちうるし、製造過程
において、シール材の塗布位置と塗布状態を確認
できるので完全なシールを実現できる効果があ
る。
また、インレツトパイプのフランジにシール材
溜めを環状にプレス成形するものであるから、フ
ランジ全体としてのスプリングバツク等が生ぜず
プレスの成形性も良好としうるのみでなく、プラ
スチゾルのシール材を使用するものであつて、鉛
を使用することが無いので、作業環境の悪化やフ
ユーエルタンク本体の腐食を招くことも無い効果
も奏する。
プラスチゾルのシール材は緩衝性も保有するの
で、インレツトパイプ取付部に作用する振動吸収
作用があり、車体等の振動に基づくインレツトパ
イプ取付部分の剥離等を防止できる効果も有して
いる。
シール材はシール材溜りに注入,塗布されたう
えでフユーエルタンクのインレツトパイプ取付部
位の内面に当接させられ、接着されたものである
から、プレス精度の不良があつたとしても、前記
内面とインレツトパイプのフランジとの間の間隙
を十分に埋めシールを完全としうる効果も有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の要部の略示縦断面図、
第2図は第2の実施例の要部の略示縦断面図、第
3図は第3の実施例の要部の略示縦断面図、第4
図は従来品の要部の略示縦断面図である。 1……フユーエルタンク、2……インレツトパ
イプ、3……取付基部、4……インレツトパイプ
取付部位、5……フランジ、6……開口部、7…
…シール材溜り、8……シール材、9……溶接
点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フユーエルタンクに固着されるインレツトパイ
    プの取付基部に、該タンクのインレツトパイプ取
    付部位の内面形状に合致する形状のフランジが形
    成され、該フランジにはインレツトパイプの開口
    部を囲んで、タンク内方へ向つて凹陥したシール
    材溜りが環状に凹設されており、該シール材溜り
    に予め注入されていたプラスチゾルのシール材を
    介して、インレツトパイプのフランジがフユーエ
    ルタンクのインレツトパイプ取付部位の内面に当
    接されて接着され、該シール材溜りを避けた位置
    で溶接されているフユーエルタンク。
JP1987145876U 1987-09-24 1987-09-24 Expired - Lifetime JPH0545526Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987145876U JPH0545526Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987145876U JPH0545526Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6450122U JPS6450122U (ja) 1989-03-28
JPH0545526Y2 true JPH0545526Y2 (ja) 1993-11-22

Family

ID=31414851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987145876U Expired - Lifetime JPH0545526Y2 (ja) 1987-09-24 1987-09-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0545526Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113180A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Toli Corp ドレイン排水溝部材、及びドレイン排水床構造

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2565201Y2 (ja) * 1990-08-10 1998-03-18 三恵工業株式会社 車両用燃料タンク
JP2585576Y2 (ja) * 1993-06-24 1998-11-18 三恵工業株式会社 車両用燃料タンク

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937457Y2 (ja) * 1981-03-20 1984-10-17 本州製紙株式会社 組立容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113180A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Toli Corp ドレイン排水溝部材、及びドレイン排水床構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6450122U (ja) 1989-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4131980A (en) Method of making a tank
US7014214B2 (en) Resinous connector
JPS59179419A (ja) 自動車の燃料給油口周辺構造
US5386923A (en) Joint structure of container and pipe
US5305903A (en) Device in fuel tanks
JPS5821974Y2 (ja) 車体のガスフイラ−ホ−ス貫通部のシ−リング構造
JPH0545526Y2 (ja)
US3774802A (en) Attachment apparatus for pressure vessels
US6435557B1 (en) Fuel tank for automobile
JP5940437B2 (ja) パネル取付構造
JPS5945221A (ja) フイラ−チユ−ブの注入部支持構造
JP2565201Y2 (ja) 車両用燃料タンク
JP3529727B2 (ja) 合成樹脂製燃料タンクに対する子部品結合部の構造
JP2567316Y2 (ja) 自動車における外装部品の取付構造
JPS612995A (ja) 管の漏水部の止水方法および装置
CN212129303U (zh) 密封组件及挖掘机
CN211342255U (zh) 一种工程机械驾驶室门锁密封结构
CN219506111U (zh) 后轮眉安装组件及汽车
CN217502762U (zh) 一种卸油阀控制锁
JPH0232074B2 (ja)
JPH0611210Y2 (ja) 燃料注入口部構造
JPH0316750Y2 (ja)
CN209469159U (zh) 一种车门锁加强件、车门及汽车
JPH0644675U (ja) タンクの取付構造
JPH032411Y2 (ja)