JPH0751830B2 - Alc部材に対する内、外装材の取付構造 - Google Patents

Alc部材に対する内、外装材の取付構造

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JPH0751830B2
JPH0751830B2 JP18965587A JP18965587A JPH0751830B2 JP H0751830 B2 JPH0751830 B2 JP H0751830B2 JP 18965587 A JP18965587 A JP 18965587A JP 18965587 A JP18965587 A JP 18965587A JP H0751830 B2 JPH0751830 B2 JP H0751830B2
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達雄 山本
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はALC部材を屋根、床、外壁に使用した際に、こ
の部材の内、外側に新規外装材を装着する取付構造、特
に新築、改修時のいずれの時期でもALC部材の外側に防
水性のある乾式外壁材を装着する際の取付構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種外装材はI型鋼からなる柱、支持梁、C型チャン
ネル、L型アングルからなる躯体にボルト、座金、ナッ
ト、ハタ金物、目地鉄筋、挿入筋、押さえ金物、イナズ
マ金物、プレート等を介して固定され、目地部にバック
アップ材、シーリング材、フックボルトに螺合された取
付用ナットが存在する部分を充填材でALC部材の化粧面
と面一になるように仕上げ、最後に全外壁に塗料を吹き
付けた外観と構造になっている。その構造としては挿入
筋工法、スライド工法、ボルト止め工法、カバープレー
ト工法によるものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ALC部材は連通気泡の軽量気泡体のため
凍害に弱く、特に外壁では表面塗料が経年変化して表面
が風化し、内部に雨水が浸入し、凍結したり、補強材の
鉄筋を腐食する欠点があった。また、ALC部材は衝撃に
も弱い不利があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、ALC部材を用
いた新築、改修のいずれの部位にも乾式外壁の防水性に
よって従前のようなALC部材の凍害、躯体の腐食が生じ
ず、しかも、下地の形状が単純で、軽量のため鋼材の使
用料が従前の1/3〜1/6位となり、大幅にコストダウンを
図れると共に、工数が少なく、短期間で施工でき、その
上、容易に乾式外壁材をALC部材の上に装着してALC部材
をメンテナンスフリーで10〜20年以上を保護し、万一そ
の後に変色しても容易に交換できる構造として、ALC部
材の耐火性と断熱性を十分に活用し、凍害がなく、防水
性にすぐれた壁構成としたALC部材に対する内、外装材
の取付構造を提案するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るALC部材に対する
内、外部材の取付構造の一実施例について詳細に説明す
る。第1図はALC部材付を外壁に用い、ボルト止め工法
により施工し、その表面に成形建材、例えば断熱材付の
金属サイディング材を施工した場合の一部を示す説明図
である。すなわち、1は躯体で梁、柱、間柱、通しアン
グル等の1種からなるものであり、I型鋼、L型鋼等を
用いるものである。特に、通しアングル2はALC部材3
を躯体1、例えば梁等に固定する位置に溶接によって固
定してALC部材3の取付体として使用するものである。
5はフックボルトでフック状端を躯体1に固定し、他端
をALC部材3の座ぐり状の収納孔4の底面から突出する
寸法としたものであり、ALC部材3を躯体1に固定する
ためのものである。なお、収納孔4はナット6を1個以
上埋設する深さとしたものである。7は座金でALC部材
3を大きい面積で固定するためのものであり、8は後記
する胴縁15をALC部材3の表面3aに所定ピッチで装着す
るための取付具で第2図(a)〜(c)に示す形状とし
たものである。すなわち、(a)図はフックボルト5の
上端に補助ナット9を介してボルト10を植設固定し、ボ
ルト10の一端がALC部材3の表面3aから固定用ナット11
と螺合しうる寸法に突出させたものである。(b)図は
補助ナット9とボルト10とを一体に形成した取付具8aと
した場合であり、(c)図はフックボルト5を新築の場
合のみALC部材3から突出する寸法とした場合である。1
2は目地鉄筋、13は目地部、14はシール材、15は成形建
材16の取付用の胴縁であり、成形建材16を縦張り、横張
りにするかによって建物に対しALC部材3の表面3a上に
水平、垂直に装着するものである。胴縁15は例えば第3
図(a)〜(d)および第4図(a)〜(f)に示す断
面形状としたものである。すなわち、第3図(a)〜
(d)は1枚の板材で段差15aを形成した胴縁15、第4
図(a)〜(f)は段差形成用のスペーサ17を板材18に
一体に固定したものであり、段差15aの寸法、およびス
ペーサ17の板厚は固定用ナット11等の胴縁15を固定した
際に成形建材16の裏面に当接しない構造とするものであ
る。また、成形建材16は例えば第5図(a)〜(f)、
第6図(a)〜(p)、および第7図(a)〜(i)に
示すように金属サイディング材、断熱材付金属サイディ
ング材あるいは窯業系サイディング材の1種を縦張り、
横張りするものである。勿論、この種成形建材16は周知
の構造のものを用いるものであり、窯業系サイディング
材は防水性があるものを用いる。
次に施工例について説明する。
いま、第1図に示すような外壁を新築時に形成すると仮
定すると、まず、通しアングル2にフックボルト5の一
端を溶接により固定しておき、ALC部材3に対しては、
その表面3aに座ぐりによって形成したナット6、座金7
を埋設する収納孔4と収納孔4の中央にフックボルト嵌
挿孔3bをALC部材3の上下端縁、および、または左右側
縁に複数個を穿設しておき、これをフックボルト5に嵌
挿し、収納孔4に座金7、ナット6を介してALC部材3
を固定する。次にフックボルト5のナット6から突出し
た部分に第2図(b)に示すような取付具8aを螺合し、
このボルト10に第3図(a)に示すような胴縁15を装着
した後に、座金、ナットを介して固定する。このような
工程を土台から棟、あるいは屋上に向かって行う。次
に、成形建材16、例えば第6図(a)に示すような部
材、金属サイディング縦張り1を釘、あるいは第8図に
示すような取付金具19を介して胴縁15に装着し、最外殻
の外壁を形成するものである。なお、目地部13にはシー
ル材14を充填して新築のALC外壁を形成する。一方、フ
ックボルト5の装着部にはコーキング材を充填しない
で、そのネジ部には取付具8を螺合し、成形建材16を装
着する胴縁15を固定するものである。また、改修外壁と
する場合には、ALC部材3のフックボルト5の先端部が
埋設されている部分の化粧塗膜、モルタル充填材を除去
し、フックボルト5の先端部のネジ部に補助ナット9、
ボルト10を介して胴縁15取付用の支持下地を形成し、次
にこのボルト10に胴縁15を装着した後に固定用ナット11
を介して固定し、この胴縁15に成形建材16を釘、スクリ
ューネジ、金具を介して装着するものである。
以上説明したのは本発明に係るALC部材に対する内、外
装材の取付構造の一実施例にすぎず、第9図に示すよう
に胴縁15をALC部材3の表面3aに直接に当接し、これを
ナットを介して固定し、次にスクリューネジを介して芯
材のない成形建材16を装着することもできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るALC部材に対する内、外装
材の取付構造によれば、凍害に弱いALC部材を防水、
結露から完全に保護できる。成形建材とALC部材間に
空隙を形成したため、万一成形建材の目地部から漏水が
あっても凍害を発生するおそれがない。ALC部材の表
面に防水、断熱性のある成形建材をALC部材を破壊する
ことなしに容易に、かつ迅速に装着できる。形状が単
純で軽量な下地を用いるため全鋼材の使用量が従前の1/
3〜1/6位となりコスト低減と施工が容易になり、能率が
上がる。既存固定具を新規外壁の取付具の一部とする
ため、下地施工時間がアンカーを設けたり、新規取付具
を形成するよりはるかに短時間で、かつALC部材の内側
を破壊せずに下地を形成できる。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るALC部材に対する内、外装材の取
付構造の一実施例を示す説明図、第2図(a)〜(c)
は胴縁をALC部材表面に装着するための取付具の一例を
示す説明図、第3図(a)〜(d)、第4図(a)〜
(f)は胴縁の一例を示す説明図、第5図(a)〜
(f)、第6図(a)〜(p)、および第7図(a)〜
(i)は成形建材の一例を示す断面図、第8図は成形建
材の装着例を示す説明図、第9図はその他の実施例を示
す説明図である。 1……躯体、3……ALC部材、4……収納孔、5……フ
ックボルト、8……取付具、15……胴縁、16……成形建
材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体にALC部材をフックボルトを介して固
    定し、該部材の内、外部に新規部材を装着する取付構造
    において、上記フックボルトの一端をALC部材固定用ナ
    ットより突出するように装着し、該突出したフックボル
    トのネジ部に取付具を螺合し、該取付具に防水性のある
    成形建材を装着する胴縁等を縦、あるいは横に固定した
    ことを特徴とするALC部材に対する内、外装材の取付構
    造。
JP18965587A 1987-07-28 1987-07-28 Alc部材に対する内、外装材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0751830B2 (ja)

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JPS6433356A JPS6433356A (en) 1989-02-03
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JP7033379B1 (ja) * 2021-12-21 2022-03-10 クリオン株式会社 外装仕上材取付用パネルおよび外装仕上材取付用パネルの取付構造並びに壁、建物

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