JP7033379B1 - 外装仕上材取付用パネルおよび外装仕上材取付用パネルの取付構造並びに壁、建物 - Google Patents
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[2]前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、前記パイプナットアンカーを副筋等と直交させて固定し、仕上外装下地取付ボルトが、フランジ付き全ねじボルトであり、これと、前記パイプナットアンカーを固定したことを特徴とする[1]の外装仕上材取付用パネルの取付構造、を提供する。
[3]前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、前記パイプナットアンカーを副筋等と直交させて固定し、前記副筋等に、前記パイプナットアンカー以外の複数のパイプナットを直交させて固定し、仕上外装下地取付ボルトを直立して固定させた仕上外装下地取付板を、ボルトで前記パネルの躯体と反対側の面に固定することによって、前記複数のパイプナットアンカーを固定し、前記パイプナットアンカーと仕上外装下地取付ボルトの中心軸を同軸として固定したことを特徴とする[1]記載の外装仕上材取付用パネル
の取付構造、を提供する。
[4]前記パネルアンカーが、筒状部と、筒状部の長さ方向に沿って、筒状部の1/5~2/3の長さに延びるとともに、筒状部から両幅方向に延びる一対の翼片部と、筒状部の躯体側先端を貫通し翼片部と直交する矩形部(二次プレート)と、躯体取付部との結合部(埋設されない端部)とからなり、前記パネルアンカーの翼片部の躯体と反対側の端部で、副筋等と直交させ、矩形部はALCパネルの仕上外装材取付面と並行とし、仕上外装下地取付ボルトを直立して固定させた仕上外装下地取付板を、ボルト又はビスで前記矩形部まで貫通して、前記パネルの躯体と反対側の面に固定することによって、前記パネルアンカーと固定し、前記パネルアンカーの筒状部と仕上外装下地取付ボルトの中心軸を同軸として固定したことを特徴とする[1]の外装仕上材取付用パネルの取付構造、を提供する。
[5]ALCパネル内にパネル短辺に平行している副筋、若しくはパネル長辺に平行している主筋、又は鋼棒(以下、副筋等。)と連結されてパネルアンカーの主要部(アンカーの躯体部との接続端部以外の部分)が埋設され、前記パネルアンカーの埋設されない端部が、躯体側に固定され、かつ、前記パネルアンカーが、パネルアンカーの中心軸と取付軸が同軸となるように、仕上外装下地取付ボルトが前記パネルの躯体と反対側の面に直立して固定状態で取り付けられたことを特徴とする外装仕上げ材取付用パネル、を提供する。
[6]前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、前記パイプナットアンカーが副筋等と直交した固定状態で、躯体側に固定され、仕上外装下地取付ボルトが、フランジ付き全ねじボルトであり、これと、前記パイプナットアンカーが同軸に前記パネルの躯体と反対側の面に直立して取り付けられたことを特徴とする[5]の外装仕上材取付用パネル、を提供する。
[7]前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、前記パイプナットアンカーが副筋等と直交して中央に固定され、前記パイプナットアンカー以外の複数のパイプナットが前記副筋等に直交して両脇に固定され、仕上外装下地取付ボルトが直立して固定された仕上外装下地取付板が、ボルトで前記パネルの躯体と反対側の面に固定されることによって、前記複数のパイプナットアンカーが固定され、中央に固定したパイプナットアンカーが仕上外装下地取付ボルトと中心軸を同軸として固定状態で取り付けられたことを特徴とする[5]の外装仕上材取付用パネル、を提供する。
[8]前記パネルアンカーが、副筋等に固定される結合部と、筒状部と、筒状部の長さ方向に沿って、筒状部の1/5~2/3の長さに延びるとともに、筒状部から両幅方向に延びる一対の翼片部と、筒状部の躯体側先端を貫通し翼片部と直交する矩形部(二次プレート)と、躯体取付部との結合部(埋設されない端部)とからなり、前記パネルアンカーが副筋等と直交して、矩形部はALCパネルの仕上外装材取付面と並行であり、仕上外装下地取付ボルトが直立して固定された仕上外装下地取付板が、ボルト又はビスで前記矩形部を貫通して、前記パネルの躯体と反対側の面に固定されることによって、前記パネルアンカーの筒状部と仕上外装下地取付ボルトが中心軸を同軸として固定状態で取り付けられたことを特徴とする[5]の外装仕上材取付用パネル、を提供する。
[9][1]~[4]のいずれかに記載の取付構造を有する外壁、を提供する。
[10][9]に記載の外壁を有する建物、を提供する。
図1は、躯体の表面の躯体取付部の定規アングルに、外装仕上げ材取付用パネルを取り付け、該パネル10の取付面と反対面上に外装仕上げ材を取り付ける外装仕上げ材取付用パネルの取付構造の一実施態様を示す。パネルアンカー11を含む前記パネル部1は、パネルアンカー11として、パイプナットアンカー111を用い、パネル短辺と並行かつ水平な鋼棒12を貫通させ、これに直交させた状態で埋設した。このパイプナットアンカーの端部113を躯体側取付部の定規アングルに固定した図である。下地取付ボルトを、フランジ付き全ねじボルト33とし、これと、前記パイプナットアンカーの他方の端部と平プレート24を介して、或いは、サンダープレート21を介して、定規アングル20にセットボルト23で固定し、かつ、前記パネルの躯体と反対側の面に直立させて取り付け、前記仕上外装下地取付ボルトの役割を兼ねて、外装仕上げ材40を通常の取付方法で、設置し外装仕上材取付用パネルの取付構造とした。このとき、目地プレート25が取付位置の目安となる。
図3は、躯体の表面の躯体取付部の定規アングルに、外装仕上げ材取付用パネルを取り付け、該パネルの取付面と反対面上に外装仕上げ材を取り付ける外装仕上げ材取付用パネルの取付構造の別の一実施態様を示す。パネルアンカーを含む前記パネル部は、パネルアンカーとして、パイプナットアンカー111を用い、定規アングル20やパネル短辺と並行かつ水平な鋼棒12の中央部を貫通させ、これに直交させるとともに、前記パイプナットアンカーと同様の複数のパイプナット112を前記パイプナットアンカー111の両側に配し、前記鋼棒12を貫通させ、これと直交させパネルの外装仕上げ材取付側にやや延長して取付けた状態で埋設した。この鋼棒12中央部を貫通したアンカーパイプナットアンカーの端部113と平プレート24、或いは、サンダープレート21を介して、定規アングル20にセットボルト23で固定した。このとき、目地プレート25が取付位置の目安となる。
図5は、躯体の側面の躯体取付部の定規アングル20に、外装仕上げ材取付用パネル10を取り付け、該パネルの取付面と反対面上に外装仕上げ材40を取り付ける外装仕上げ材取付用パネルの取付構造の別の一実施態様を示す。パネルアンカーを含む前記パネル部は、パネルアンカーとして、図6の形状のアンカーを用いた。前記パネル部では、該パネル内で副筋12(取り付け状態で水平方向の補強筋)に連結したパネルアンカーを該パネルに埋設し、前記パネルアンカーの埋設されない端部であるナットを、躯体側取付部の平プレート24に、或いは、サンダープレート21を介して定規アングル20にセットボルト23で固定した。このとき、目地プレート25が取付位置の目安となる。
パネルに施す穿孔が無く、手間をかけずに水密性能が維持でき、仕上外装下地取付ボルトであるフランジ付全ねじボルトとパイプナットアンカーが直接接合して、パネル表面に取り付けられ、パイプナットアンカーが平プレートに直接ボルト締めされる同軸構造であり、外装仕上げ材にかかる風圧は直接定規アングルに印加され、ALCパネルには風圧の影響がすくない。
パネルに施す穿孔が無く、手間をかけずに水密性能が維持でき、仕上外装下地取付ボルトとパイプナットアンカーが直接接合して、両脇の複数のパイプナットが仕上外装下地取付板とともにパネル表面に取り付けられ、複数のパイプナットが副筋と直交し、パイプナットアンカーが平プレートに直接ボルト締めされる同軸構造であり、より強固に定規アングルに固定できる。外装仕上げ材にかかる風圧は直接定規アングルに印加され、ALCパネルには風圧の影響が一層すくない。
パネルに施す穿孔が無く、手間をかけずに水密性能が維持でき、仕上外装下地取付ボルトを直立させた仕上外装下地取付板が、ボルトでアンカーの矩形版に仕上外装下地取付ボルトの両側からパネル表面に取り付けられ、アンカーの翼部の爪状の端部は副筋と直交して、翼部の中心の筒状部は矩形部に守られながらアンカーの端部を躯体にボルト締め固定される。即ち、より一層強固に定規アングルに固定できる。外装仕上げ材にかかる風圧はALCパネルの耐力を必要とせず、直接定規アングルに印加され、ALCパネルには風圧の影響がより一層すくない。アンカーと副筋の埋設はALCパネルの製造時に行われ、現場の設置はボルト締めで済み、水密性も高い。
10 パネル
11 パネルアンカー
111 パイプナットアンカー
112 パイプナット
113 パネルアンカーの端部
114 副筋との結合部(翼片部の端部)
115 翼片部と矩形部の接合部(翼片部の水平部)
116 筒状部
117 翼片部
118 矩形部
119 躯体取付部との結合部
12 副筋等(副筋、主筋、鋼棒)
2 躯体側取付部
20 定規アングル
21 サンダープレート
22 受プレート
23 セットボルト
24 平プレート
25 目地プレート
3 外装仕上げ材取付部
30 仕上外装下地取付ボルト
31 仕上外装下地取付板
32 ボルト セルフドリリングビス
33 フランジ付き全ねじボルト
4 外装仕上材部
40 外装仕上げ材
Claims (6)
- 躯体の側面に、外装仕上げ材取付用パネルを取り付け、該パネルの躯体側取付面と反対面上に外装仕上げ材を取り付ける外装仕上げ材取付用パネルの取付構造であって、躯体側取付部と、パネルアンカーを含む前記パネル部と、仕上外装下地取付ボルトを含む外装仕上げ材取付部と、外装仕上げ材とを有し、前記パネル部では、該パネル内で副筋、主筋、又は鋼棒に連結したパネルアンカーを、中心軸が該パネルの厚さ方向となるように埋設し、前記パネルアンカーの端部を、躯体側取付部に固定し、かつ、前記パネルアンカーを、その中心軸と取付軸が同軸となるように、外装仕上げ材取付部と、固定し、前記パネルの反対面に前記仕上外装下地取付ボルトを直立させて取り付け、前記外装仕上げ材取付部に外装仕上げ材を設置した外装仕上材取付用パネルの取付構造において、
前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、
前記パイプナットアンカーを副筋、主筋、又は鋼棒と直交させて固定し、
前記副筋、主筋、又は鋼棒に、前記パイプナットアンカー以外の複数のパイプナットを直交させて固定し、
仕上外装下地取付ボルトを直立して固定させた仕上外装下地取付板を、ボルトで前記パネルの躯体と反対側の面に固定することによって、前記複数のパイプナットアンカーを固定し、前記パイプナットアンカーと仕上外装下地取付ボルトの中心軸を同軸として固定したことを特徴とする外装仕上材取付用パネルの取付構造。 - 躯体の側面に、外装仕上げ材取付用パネルを取り付け、該パネルの躯体側取付面と反対面上に外装仕上げ材を取り付ける外装仕上げ材取付用パネルの取付構造であって、躯体側取付部と、パネルアンカーを含む前記パネル部と、仕上外装下地取付ボルトを含む外装仕上げ材取付部と、外装仕上げ材とを有し、前記パネル部では、該パネル内で副筋、主筋、又は鋼棒に連結したパネルアンカーを、中心軸が該パネルの厚さ方向となるように埋設し、前記パネルアンカーの端部を、躯体側取付部に固定し、かつ、前記パネルアンカーを、その中心軸と取付軸が同軸となるように、外装仕上げ材取付部と、固定し、前記パネルの反対面に前記仕上外装下地取付ボルトを直立させて取り付け、前記外装仕上げ材取付部に外装仕上げ材を設置した外装仕上材取付用パネルの取付構造において、
前記パネルアンカーが、筒状部と、筒状部の長さ方向に沿って、筒状部の1/5~2/3の長さに延びるとともに、筒状部から両幅方向に延びる一対の翼片部と、筒状部の躯体側先端を貫通し翼片部と直交する矩形部と、躯体取付部との結合部とからなり、前記パネルアンカーの翼片部の躯体と反対側の端部で、副筋、主筋、又は鋼棒と直交させ、矩形部は前記パネルの仕上外装材取付面と並行とし、仕上外装下地取付ボルトを直立して固定させた仕上外装下地取付板を、ボルト又はビスで前記矩形部まで貫通して、前記パネルの躯体と反対側の面に固定することによって、前記パネルアンカーと固定し、前記パネルアンカーの筒状部と仕上外装下地取付ボルトの中心軸を同軸として固定したことを特徴とする外装仕上材取付用パネルの取付構造。 - 外装仕上げ材取付用パネル内に副筋、主筋、又は鋼棒と連結されたパネルアンカーの主要部が埋設され、前記パネルアンカーの端部が、躯体側に固定され、かつ、前記パネルアンカーが、パネルアンカーの中心軸と取付軸が同軸となるように、仕上外装下地取付ボルトが、前記パネルの躯体と反対側の面に直立して固定状態で取り付けられた外装仕上材取付用パネルであって、
前記パネルアンカーがパイプナットアンカーであり、
前記パイプナットアンカーを副筋、主筋、又は鋼棒と直交して中央に固定され、
前記副筋、主筋、又は鋼棒に、前記パイプナットアンカー以外の複数のパイプナットが直交して両脇に固定され、
仕上外装下地取付ボルトが直立して固定された仕上外装下地取付板が、ボルトで前記パネルの躯体と反対側の面に固定されることによって、前記複数のパイプナットアンカーが固定され、中央に固定したパイプナットアンカーが仕上外装下地取付ボルトと中心軸を同軸として固定状態で取り付けられたことを特徴とする外装仕上材取付用パネル。 - 外装仕上げ材取付用パネル内に副筋、主筋、又は鋼棒と連結されたパネルアンカーの主要部が埋設され、前記パネルアンカーの端部が、躯体側に固定され、かつ、前記パネルアンカーが、パネルアンカーの中心軸と取付軸が同軸となるように、仕上外装下地取付ボルトが、前記パネルの躯体と反対側の面に直立して固定状態で取り付けられた外装仕上材取付用パネルであって、
前記パネルアンカーが、副筋、主筋、又は鋼棒に固定される結合部と、筒状部と、筒状部の長さ方向に沿って、筒状部の1/5~2/3の長さに延びるとともに、筒状部から両幅方向に延びる一対の翼片部と、筒状部の躯体側先端を貫通し翼片部と直交する矩形部と、躯体取付部との結合部とからなり、
前記パネルアンカーが副筋、主筋、又は鋼棒と直交して、矩形部は前記パネルの仕上外装材取付面と並行であり、
仕上外装下地取付ボルトが直立して固定された仕上外装下地取付板が、ボルト又はビスで前記矩形部を貫通して、前記パネルの躯体と反対側の面に固定されることによって、前記パネルアンカーの筒状部と仕上外装下地取付ボルトが中心軸を同軸として固定状態で取り付けられたことを特徴とする外装仕上材取付用パネル。 - 請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の取付構造を有する外壁。
- 請求項5に記載の外壁を有する建物。
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