JP2001090255A - 建築物の繊維補強システム及び建築新部材 - Google Patents
建築物の繊維補強システム及び建築新部材Info
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Abstract
躯体を長期的に補強し、耐震性を向上させ、さらに、新
規の建築部材を提供する。 【解決手段】 建築物の躯体Cを構成する基礎1、土台
2、柱3、横架材5、筋交い6等の建築部材の表面に沿
って、近年、公共工作物、大型建築物の耐震補強などに
積極的に用いられ、素材として高い評価が得られている
アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維
を長尺シート状に形成した繊維補強材11を配設する。
繊維補強材11の両端部に設けられた定着金具12を、
建築部材にボルト、ナットによって固定し、繊維補強材
11によって建築部材を補強し、建築物の耐震性を高め
る。
Description
る各建築部材及び建築部材同士の接合箇所を補強して建
築物の躯体を補強する建築物の繊維補強システム及び繊
維補強された建築新部材に関するものである。
躯体を構成する建築部材自体あるいは建築部材同士の接
合箇所が破損することにより生じており、このため、特
に、既存の木造建築物の耐震・耐久性能の改善が大きな
社会的な問題となっている。このため、近年では、阪神
大震災以来、主要の建築部材及びそれらの接合箇所を、
耐震用の特殊な金物を用いて補強を行っており、特に、
新築においては、法的にも、耐震・耐久性といった性能
が要求されているため、筋交いや火打ちに特殊な金物を
用いたり面剛性を高めた構造用合板を用い、壁・床など
の強度を高めることが行われている。
ような補強構造にあっては、その補強に用いられる特殊
な金物が大型かつ複雑なものであるため、その取り付け
施工作業に多大な労力を要するという問題があり、特
に、既存の建築物への取り付けには、例えば、間柱、建
材、下地胴縁などの補強材との取り合いに注意を払わな
ければならなかった。しかも、金物と木材及び基礎コン
クリートとの取り合いにおいては、金物の取り付け方法
が複雑となり、施工工事に時間及び労力を要しコストア
ップを招いていた。さらに、新築の建築物に用いられた
補強金物は、建築部材のやせによりゆるみが生じ、補強
効果が低下してしまうという問題があった。また、金物
を設置するために新たに木材の欠損が生じ、耐力低下、
そして、増改築の場合、既存部分の腐れからくる耐力低
下があり、このような金物では、補強の用がたせないな
どの問題があった。しかも、この種の補強金具の場合、
塩害等によって腐食するという問題もあった。
ので、極めて容易に施工できかつ低コストにて補強する
ことができ、しかもその補強効果を長期的に高い信頼性
にて維持させることが可能な建築物の繊維補強システム
及び繊維補強された建築新部材を提供することを目的と
している。
に、請求項1記載の建築物の繊維補強システムは、建築
部材同士を互いに接合させてなる躯体を有する建築物を
補強する繊維補強システムであって、近年、公共工作
物、大型建築物の耐震補強などに積極的に用いられ、素
材として高い評価が得られているアラミド繊維、炭素繊
維、ガラス繊維などの高強度繊維をシート状に形成した
繊維補強材が、前記建築部材の表面に配設され例えばエ
ポキシ系樹脂により接着されていることを特徴としてい
る。
交い等の建築部材が、その表面に配設された高強度繊維
からなる繊維補強材によって補強されるので、これらの
建築部材によって構成された建築物の躯体C全体を確実
に補強することができ、これにより、建築物の耐震性を
大幅に高めることができる。また、大型かつ複雑な特殊
な補強金具を用いる場合と比較して、低コストにてかつ
容易に施工することができ、施工にかかる時間及び労力
を低減させることができる。また、建築部材のやせや塩
害等による補強効果の低下や木材の欠損等の不都合がな
く、高い補強効果を長期間維持させることができ、長期
的に高い信頼性を得ることができる。特に、横架材等の
建築部材においては、その下面側に繊維補強材を配設
し、例えば接着する等により補強することにより、横架
材の曲げ強度を大幅に向上させることができる。
は、請求項1記載の建築物の繊維補強システムにおい
て、前記繊維補強材が、前記建築部材同士の接合箇所を
介して配設され例えばエポキシ系樹脂により接着ている
ことを特徴としている。
なる繊維補強材を配設し例えば接着する等により補強す
るものであるので、建築部材同士の接合箇所を、繊維補
強材によって確実にかつ長期的に補強することができ、
地震等によって建築物同士の接合箇所にて建築部材同士
が外れてしまうようなこともない。
は、請求項1または請求項2記載の建築物の繊維補強シ
ステムにおいて、前記繊維補強材が、前記建築部材の表
面にエポキシ系樹脂により接着して貼り付けられている
ことを特徴としている。
た高強度繊維からなる繊維補強材によって建築部材の強
度を大幅に高めることができ、特に、面材等の建築部材
及び基礎などにおいては、その強度を面方向全体にて高
め、補強することができる。
は、請求項1または請求項2記載の建築物の繊維補強シ
ステムにおいて、前記繊維補強材の端部が前記建築部材
に定着されて配設されていることを特徴としている。
をかけて定着された高強度繊維からなる繊維補強材に例
えばエポキシ系樹脂により接着し建築部材の引張強度を
大幅に高めることができる。また、単に、繊維補強材の
端部を建築部材にテンションをかけて定着させ、例えば
エポキシ系樹脂で接着するだけでよいので、施工作業の
簡略化を図ることができる。
は、請求項1〜4のいずれか1項記載の建築物の繊維補
強システムにおいて、前記繊維補強材が、前記建築部材
に、その周方向へ巻き付けられていることを特徴として
いる。
ポキシ系樹脂で接着された高強度繊維からなる繊維補強
材によって建築部材の引張強度、曲げ強度を大幅に向上
させることができ、躯体全体の強度アップを図ることが
できる。
は、請求項5記載の建築物の繊維補強システムにおい
て、前記繊維補強材が、前記建築部材同士の接合箇所を
覆うように巻き付けられていることを特徴としている。
キシ系樹脂で接着された高強度繊維からなる繊維補強材
によって建築部材同士の接合箇所の引張強度、曲げ強
度、せん断強度も大幅に高めることができ、これによ
り、耐震性に優れた躯体を有する建築物とすることがで
きる。
は、建築部材同士を互いに接合させてなる躯体を有する
建築物を補強する繊維補強システムであって、近年、公
共工作物、大型建築物の耐震補強などに積極的に用いら
れ、素材として高い評価が得られているアラミド繊維、
炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維を長尺組紐状に
編み樹脂を含浸して形成した繊維補強材が、矩形状に組
み付けられた建築部材に、その対角線に沿って配設され
て緊張されていることを特徴としている。
体の水平強度を、その矩形状の対角線上に配設した高強
度繊維からなる紐状の繊維補強材によって大幅に高める
ことができ、耐震性に優れた躯体を有する建築物とする
ことができる。
は、建築部材同士を互いに接合させてなる躯体を有する
建築物を補強する繊維補強システムであって、近年、公
共工作物、大型建築物の耐震補強などに積極的に用いら
れ、素材として高い評価が得られているアラミド繊維、
炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維を長尺組紐状に
編んで形成した繊維補強材が、前記建築部材に、その長
手方向へわたって形成された貫通孔へ挿通されて緊張さ
れていることを特徴としている。
わたって形成された貫通孔に挿通されて緊張された紐状
の繊維補強材によって建築部材の曲げ強度等を大幅に高
めることができ、耐震性に優れた躯体を有する建築物と
することができる。
は、建築部材同士を互いに接合させてなる躯体を有する
建築物を補強する繊維補強システムであって、近年、公
共工作物、大型建築物の耐震補強などに積極的に用いら
れ、素材として高い評価が得られているアラミド繊維、
炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維を樹脂によって
成型した繊維補強材が、前記建築部材同士の接合箇所を
覆うように被されて固定されていることを特徴としてい
る。
の接合箇所が、高強度繊維が混入されて成型された繊維
補強材によって覆われてさらに接着する等によって補強
されるので、接合箇所を充分に補強することができ、耐
震性を向上させることができる。
躯体を構成する建築部材であって、複数の板材を積層し
てなる集成材及びLVLあるいは合板といったエンジニ
アードウッドの前記板材同士において部材表面側または
表面から2層目に、近年、公共工作物、大型建築物の耐
震補強などに積極的に用いられ、素材として高い評価が
得られているアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維など
の高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材が接着固
定されていることを特徴としている。
間に設けられた高強度繊維からなる繊維補強材によって
部材にかかる曲げ荷重に対しての強度を大幅に向上させ
ることができ、垂直荷重に対し高強度な集成材、LVL
あるいは合板からなる建築部材とすることができる。
面体を構成する面材(OSB)等の建築部材であって、
複数の小木片に近年、公共工作物、大型建築物の耐震補
強などに積極的に用いられ、素材として高い評価が得ら
れているアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの高
強度繊維からなる繊維補強材の複数の小片を混入させ、
接着剤によって一体化させて加圧・成型したことを特徴
としている。
繊維補強材の小片を混入させて接着剤によって一体化さ
せて加圧・成型したものであるので、全体の曲げ・せん
断強度を繊維補強材からなる複数の小片によって大幅に
向上させることができる。
躯体を構成する建築部材であって、表面に、近年、公共
工作物、大型建築物の耐震補強などに積極的に用いら
れ、素材として高い評価が得られているアラミド繊維、
炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維をシート状に形
成した繊維補強材を接着剤によって貼り付け、加熱・加
圧して二次加工を施したことを特徴としている。
め加熱・加圧してエポキシ系樹脂等で接着して貼り付け
た高強度繊維からなる繊維補強材によって曲げ強度を大
幅に向上させることができる。
用いられる樹脂及びGRC製の建築部材であって、成型
時に、近年、公共工作物、大型建築物の耐震補強などに
積極的に用いられ、素材として高い評価が得られている
アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの高強度繊維
からなるシート状の繊維補強材を混入し、加熱・成形し
たことを特徴としている。
材を混入させて加熱・加圧成型したものであるので、繊
維補強材によって強度を大幅に向上させることができ
る。
用いられる軽量気泡コンクリートあるいはコンクリート
パネル製の建築部材であって、成型時に高強度繊維から
なるシート状の繊維補強材を混入し、成型したことを特
徴としている。
いられる軽量気泡コンクリートや建築物の壁や床、屋根
などに用いられる工場生産によるコンクリートパネル
を、高強度繊維からなる繊維補強材によって、その曲
げ、せん断強度を大幅に向上させることができる。
物の繊維補強システム及び建築新部材について図を参照
して説明する。図1において、符号1は、基礎、符号2
は、基礎1の上部に配設された土台であり、この土台2
の上部に、複数の柱3及び間柱4が立設されている。ま
た、下階と上階との間には、横架材5が配設され、柱
3、間柱4と接合されている。また、土台2、柱3及び
横架材5によって矩形状に構成された部分には、対角線
に沿って筋交い6が配設されて補強されている。
4、横架材5及び筋交い6等の建築部材によって構成さ
れた建築物の躯体Cには、複数の繊維補強材11が設け
られ、これら繊維補強材11によって接着補強されてい
る。繊維補強材11は、近年、公共工作物、大型建築物
の耐震補強などに積極的に用いられ、素材として高い評
価が得られているアラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維
などの高強度繊維からなるもで、両端部に定着金具12
が取り付けられた長尺シート状に形成され、テンション
をかけてエポキシ系樹脂で接着され、建築部材を補強し
ている。
板あるいは強化プラスチックなどからなるもので、その
一端側にはボルト13が挿通される図示しない孔部が形
成され、他端には、繊維補強材11が通されて連結され
る一対のスリット14が形成されている。そして、この
定着金具12に繊維補強材11を連結させるには、繊維
補強材11の端部を、一方のスリット14へ裏面側から
通し、その後、他方のスリット14へ表面側から通して
裏面側へ引き出す。これにより、繊維補強材11は、テ
ンションをかけられた状態となり、また、このようにス
リット14は、繊維補強材11のストッパーとしての役
割りもしている。
に固定するには、建築部材に形成されたボルト挿通孔へ
通されたボルト13を、定着金具12の孔部へ通してナ
ット15によって定着固定する。なお、このとき、繊維
補強材11には、ボルト13が挿通可能な孔部をあけて
おく。なお、図3に示すものは、二つの繊維補強材11
の端部を一括して固定したり、X字状に配設する場合の
中央部にて固定する定着金具12であり、この定着金具
12には、それぞれの繊維補強材11が通されて連結さ
れる一対のスリット14が二組形成され、これらスリッ
ト14は、前述したように、それぞれの繊維補強材11
にテンションをかけた状態に保持し、さらにストッパー
としての役割りも有している。
構成する柱3、横架材5及び筋交い6に沿って配設され
ている。柱3に沿って配設された繊維補強材11は、そ
の一端の定着金具12が土台1に定着され、他端は、柱
3の上方側にて定着されている。横架材5に沿って配設
された繊維補強材11は、横架材5の外面側に沿って、
その角部を跨いで配設され、その両端の定着金具12
が、横架材5の外面に定着されている。さらに、筋交い
6に配設された繊維補強材11は、その一端の定着金具
12が、土台2と柱3との接合箇所に定着され、他端の
定着金具12が、柱3と横架材5との接合箇所に定着さ
れている。
用いた建築物の繊維補強システムによれば、柱3、横架
材5、筋交い6が、その長手方向に沿って配設された繊
維補強材11によって接着補強されるので、これらの建
築部材によって構成された建築物の躯体C全体を確実に
補強することができ、これにより、この躯体Cを有する
建築物の耐震性を大幅に高めることができる。
いる場合と比較して、低コストにてかつ容易に施工する
ことができ、施工にかかる時間及び労力を低減させるこ
とができる。また、建築部材のやせや塩害等による補強
効果の低下や木材の欠損等の不都合がなく、高い補強効
果を長期間維持させることができ、長期的に高い信頼性
を得ることができる。
築部材同士の接合箇所を介して配設した例を示すもので
ある。つまり、この例では、繊維補強材11が、柱3と
横架材5との接合箇所を介して柱3及び筋交い6に沿っ
てそれぞれ配設されている。
維補強材11を配設すれば、建築部材同士の接合箇所
を、繊維補強材11によって確実にかつ長期的に補強す
ることができ、地震等によって建築物同士の接合箇所に
て建築部材同士が外れてしまうようなこともない。
である横架材5まで繊維補強シート11を接着配設し、
土台1及び各横架材5にて固定金具18によって固定し
た例である。
材である横架材5に沿って、その下面側に配設した例を
示すものである。そして、このように、梁材である横架
材5の下面側に繊維補強材11をテンションをかけて接
着配設することにより、横架材5の曲げ強度を大幅に向
上させることができ、たわみ量も少なくすることができ
る。
材11の両端部に設けられた定着金具12に、固定ボル
ト16が溶接固定されており、この固定ボルト16を、
柱3に形成されたボルト挿通孔へ通し、対向側にナット
15を締結固定することによって引っ張って固定されて
いる。
つ筋交いの代わりに建築部材として用いられる面材21
の表面に、高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材
11を、面に沿って接着剤によって貼り付けたものであ
り、さらに、この繊維補強材11は、土台2及び基礎1
の表面にも達している。そして、この構造の繊維補強シ
ステムによれば、面材21の水平耐力を面方向全体及び
土台2及び基礎1を含めて高めることができる。
ある柱3に、高強度繊維を長尺シート状に形成した繊維
補強材11を巻き付けたもので、特に、図9に示すもの
は、土台2、柱3及び筋交い6の接合箇所全体に繊維補
強材11を巻き付けたものであり、また、基礎1のコー
ナー部補強のために、シート状のものをL型に接着配置
したものである。図10に示すものは、柱3、横架材5
及び筋交い6の接合箇所全体に繊維補強材11を巻き付
けたものである。そして、この構造によれば、建築部材
自体及びこれら建築部材同士の接合箇所を確実に補強す
ることができる。
5との接合箇所の構造であり、繊維補強材11を、横架
材5の上方へ回してその両端を柱3の上端近傍に沿わせ
た状態にて、この繊維補強材11とともに柱3に繊維補
強材11を巻き付けたものである。
部分における補強構造を示すもので、屋根材(ラチス
材)19同士及び屋根材(ラチス材)19と横架材(弦
材)5との接合箇所に、繊維補強材11が巻き付けられ
て接着固定されている。さらに、図13に示すものは、
トラス構造部分における補強構造を示すもので、横架材
(弦材)5とトラス材(ラチス材)20との接合箇所
に、繊維補強材11が巻き付けられて接着固定されてい
る。
架材5によって矩形状に組み付けられた部分において、
その対角線上に、高強度繊維を長尺組紐状に編み樹脂を
含浸して形成した繊維補強材11を張設したもので、こ
の構造によれば、この矩形状に組み付けられた部分の大
幅な水平強度向上を図ることができる。なお、矩形部分
における中心には、それぞれの繊維補強材11が連結さ
れてテンションをかけるリング22が設けられ、繊維補
強材11の端部は、ボルトを介して躯体Cに取り付けら
れた金具23に定着されている。
材5からなる鉛直方向に構成された矩形状部分を補強す
る構造を示したが、横架材5や小梁等の建築部材からな
る水平方向の矩形状部分にも適用させることができるの
は勿論である。
長尺組紐状に編み樹脂を含浸して形成した繊維補強材1
1を用いた他の補強構造を示すもので、この組紐状の繊
維補強材11が、土台2から桁である上方の横架材5に
わたって、柱3の中心に形成された貫通孔へ通されてテ
ンションが加えられた状態に設けられている。つまり、
この補強構造は、柱等の建築部材の中心に形成した貫通
孔へ組紐状の繊維補強材11をテンションを加えて配設
することにより、建築部材間の引張強度を大幅に向上さ
せることができる。
維補強材11には、その両端部に、おねじが形成された
ボルト部17aが固定されており、このボルト部17a
を、めねじを有するメネジコネクター17bにねじ込ん
で、繊維補強材11同士を連結したり、あるいは繊維補
強材11と基礎1に立設したスタッドや横架材5に固定
したナットに締結固定して定着させることができるよう
になっている。さらに、柱3の中心に形成された貫通孔
へ通す以外に、補強する柱3の隣接部に設けることも可
能である。
補強材11と、組紐状の繊維補強材11とを組み合わせ
て建築物Aの躯体Cの補強を行った例を示すもので、こ
こでは、角部に配置された柱3内に組紐状の繊維補強材
11を設け、他の柱3の表面に長尺シート状の繊維補強
材11を設けたものであり、これらの繊維補強材11を
組み合わせることにより、さらに効果的に躯体Cの補強
を行うことができる。
ほぞ・溝嵌合により接合される柱3や土台2、梁材など
の横架材等の建築部材の仕口や継手部分を、断面視コ字
状に形成された繊維補強材11をそれぞれ接合箇所を覆
うように嵌合接着させることにより補強するもので、こ
れら繊維補強材11は、高強度繊維を塩化ビニール等の
樹脂に含浸させて成型したものである。そして、これら
繊維補強材11を用いた構造によれば、建築部材の仕口
や継手部分に繊維補強材11を被せて、その周囲を覆
い、エポキシ系樹脂で接着するだけで極めて容易に、こ
の部分における補強を行うことができる。
層させた集成材であり、土台2、柱3及び横架材5とし
て用いられる建築部材である。この建築部材は、この建
築部材を構成する板材25同士において表面から2層目
間に、高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材11
が配設されており、板材25同士が接着剤によって互い
に接着固定されて一体化されている。また、この繊維補
強材11は、表面側に接着固定しても良い。
ば、表面側あるいは表面から2層目間に設けられた繊維
補強材11によって全体の強度を大幅に向上させること
ができ、高強度な集成材からなる建築部材とすることが
できる。また、梁材などの断面の大きいものについて
は、梁下端側のみで曲げ強度に対して有効となるので、
コストを軽減できる。
板からなる板材26を積層させたLVLからなる建築部
材であり、板材26同士において部材の表面から2層目
間に、繊維補強材11が配設され、互いに接着固定され
ている。そして、この建築部材にあっても、繊維補強材
11によって垂直荷重などに対する強度を大幅に向上さ
せることができる。なお、この場合も、繊維補強材11
は、表面側に接着固定しても良い。また、この場合も同
様に、梁材などの断面の大きいものについては、梁下端
側のみで曲げ強度に対して有効となるので、コストを軽
減できる。
7を積層させて面材として用いられる合板からなる建築
部材であり、この建築部材を構成する板材27同士にお
いて部材の表面から2層目間には、高強度繊維をシート
状に形成した繊維補強材11が使用する板材の下端側
(裏側)に配設されている。そして、板材27同士が接
着剤によって互いに接着固定されて一体化されて面材と
されている。なお、この場合も、繊維補強材11は、使
用する板材の下端側のみの表面側に接着固定しても良
い。そして、この構造の建築部材によれば、表面側ある
いは表面から2層目間に設けられた繊維補強材11によ
って曲げ強度を大幅に向上させることができる。
られる他の構造の面材(OSB)である。この面材は、
複数の小木片28に、高強度繊維をシート状に形成した
複数の繊維補強材11の小片を混入させ、接着剤によっ
て一体化させて加圧・成型したものである。そして、こ
の構造の建築部材である面材によれば、混入された繊維
補強材11の小片によって曲げ強度を大幅に向上させる
ことができる。
いられる軽量気泡コンクリートあるいはコンクリートパ
ネル等のパネル30からなる建築部材であって、成型時
に高強度繊維からなるシート状の繊維補強材11を混入
し、成型したものである。つまり、外壁材や床材として
近年多く用いられる軽量気泡コンクリートや建築物の壁
や床、屋根などに用いられる工場生産によるコンクリー
トパネル30を、高強度繊維からなる繊維補強材11に
よって、その曲げ、せん断強度を大幅に向上させること
ができる。
ート状に形成した繊維補強材11を接着剤によって表面
に貼り付け、その後、繊維補強材11を加熱・加圧して
貼り付ける二次加工を施して、補強しても良い。また、
外壁材等に用いられる樹脂製の建築部材としては、その
成型時に、高強度繊維からなる繊維補強材11を混入さ
せ、加熱・加圧成型することにより、曲げ強度が大幅に
高められたGRC製の建築部材及び窓などに用いるGR
C製及び樹脂製の建築部材とすることができる。
に、既存の建築物Aを補強した例を示すもので、図に示
すように、既存の建築物Aのモルタル等の外壁31の表
面に、長尺シート状の繊維補強材11が互いにクロスさ
せてテンションをかけて止め付けれる金具12にて配設
されて接着されている。そして、この繊維補強材11の
さらに外側に、胴縁32を介してサイディング材33が
貼り付けられている。つまり、このように繊維補強材1
1を配設することにより、既存の建築物Aの外壁部分を
容易に補強することができる。
の繊維補強システム及び建築新部材によれば下記の効果
を得ることができる。請求項1記載の建築物の繊維補強
システムによれば、基礎、土台、柱、横架材、筋交い等
の建築部材が、その表面に接着等によって配設された高
強度繊維からなる繊維補強材によって補強されるので、
これらの建築部材によって構成された建築物の躯体全体
を確実に補強することができ、これにより、建築物の耐
震性を大幅に高めることができる。また、大型かつ複雑
な特殊な補強金具を用いる場合と比較して、低コストに
てかつ容易に施工することができ、施工にかかる時間及
び労力を低減させることができる。また、建築部材のや
せや塩害等による補強効果の低下や木材の欠損等の不都
合がなく、高い補強効果を長期間維持させることがで
き、長期的に高い信頼性を得ることができる。特に、横
架材等の建築部材においては、その下面側に繊維補強材
を配設し接着することにより、横架材の曲げ強度を大幅
に向上させることができ、垂直荷重によるたわみ量も少
なくできる。
によれば、接合箇所を介して高強度繊維からなる繊維補
強材を配設するものであるので、建築部材同士の接合箇
所を、繊維補強材によって接着補強でき確実にかつ長期
的な補強とすることができ、地震等によって建築物同士
の接合箇所にて建築部材同士が外れてしまうようなこと
もない。
によれば、建築部材の表面にエポキシ系樹脂により接着
して貼り付けられた高強度繊維からなる繊維補強材によ
って建築部材の強度を大幅に高めることができ、特に、
面材等の建築部材においては、その面と直交する方向の
変位に対する強度を高めることができる。また、基礎に
おいても、特にコーナー部の補強も合わせてできる。
によれば、端部が建築部材に定着された高強度繊維から
なる繊維補強材によって建築部材の強度を大幅に高める
ことができる。また、単に、繊維補強材の端部を建築部
材に定着させ接着するだけでよいので、施工作業の簡略
化を図ることができる。
によれば、周囲に巻き付けられて接着された高強度繊維
からなる繊維補強材によって建築部材の引張・曲げ強度
を大幅に向上させることができ、躯体全体の強度アップ
を図ることができる。
によれば、周囲に巻き付けられて接着された高強度繊維
からなる繊維補強材によって建築部材同士の接合箇所の
引張・曲げ・せん断強度も大幅に高めることができ、こ
れにより、耐震性に優れた躯体を有する建築物とするこ
とができる。
によれば、建築部材を矩形状に組み付けた躯体の強度
を、その矩形状の対角線上に配設した高強度繊維からな
る紐状の繊維補強材によって大幅に高めることができ、
耐震性に優れた躯体を有する建築物とすることができ
る。
によれば、建築部材に、その長手方向にわたって形成さ
れた貫通孔に挿通されて緊張された紐状の繊維補強材に
よって建築部材の引張強度等を大幅に高めることがで
き、耐震性に優れた躯体を有する建築物とすることがで
きる。
によれば、建築部材の仕口や継手部分等の接合箇所が、
高強度繊維を樹脂によって成型した繊維補強材によって
覆われて接着補強されるので、接合箇所を充分に補強す
ることができ、耐震性を向上させることができる。
材同士において、部材表面側または表面から2層目間に
設けられた高強度繊維からなる繊維補強材によって部材
にかかる曲げ荷重に対しての強度を大幅に向上させるこ
とができ、垂直荷重に対し高強度な集成材、LVLある
いは合板からなる建築部材とすることができる。
木片に高強度繊維からなる繊維補強材の小片を混入させ
て接着剤によって一体化させて加圧・成型した面材であ
るので、全体の曲げ・せん断強度を繊維補強材からなる
複数の小片によって大幅に向上させることができる。
面に、加熱・加圧して接着して貼り付けた高強度繊維か
らなる繊維補強材によって強度を大幅に向上させた主要
構造木材を提供することができる。
強度繊維からなる繊維補強材を混入させて加熱・加圧成
型したものであるので、繊維補強材によって強度を大幅
に向上させた外装材、床材、樹脂サッシなどを提供する
ことができる。
壁材や床材として近年多く用いられる軽量気泡コンクリ
ートや建築物の壁や床、屋根などに用いられる工場生産
によるコンクリートパネルを、高強度繊維からなる繊維
補強材によって、その曲げ、せん断強度を大幅に向上さ
せることができる。
テムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図である。
テムに用いられる繊維補強材の建築部材への定着構造を
説明する定着箇所の斜視図である。
テムに用いられる繊維補強材の建築部材への定着構造を
説明する定着箇所の斜視図である。
テムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図である。
テムを説明する建築物を構成する躯体の断面図である。
テムを説明する建築物の躯体を構成する横架材への繊維
補強材の配設構造を説明する横架材の斜視図である。
テムを説明する建築物の躯体を構成する横架材への繊維
補強材の配設構造を説明する繊維補強材の定着箇所の斜
視図である。
テムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図である。
テムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図であ
る。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の一部の斜視図
である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の一部の正面図
である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の一部の正面図
である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の一部の正面図
である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の断面図であ
る。
ステムに用いられる繊維補強材同士の連結構造を示す斜
視図である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の斜視図であ
る。
ステムを構成する建築物の躯体を構成する建築部材同士
の接合箇所の分解斜視図である。
ステムを構成する建築物の躯体を構成する建築部材同士
の接合箇所の分解斜視図である。
ステムを構成する建築物の躯体を構成する建築部材同士
の接合箇所の分解斜視図である。
ステムを構成する建築物の躯体を構成する建築部材同士
の接合箇所の分解斜視図である。
び構造を説明する建築部材の斜視図である。
び構造を説明する建築部材の斜視図である。
び構造を説明する建築部材の斜視図である。
び構造を説明する建築部材の斜視図である。
び構造を説明する建築部材の斜視図である。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の正面図であ
る。
ステムを説明する建築物を構成する躯体の断面図であ
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 建築部材同士を互いに接合させてなる躯
体を有する建築物を補強する繊維補強システムであっ
て、 高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材が、前記建
築部材の表面に配設されていることを特徴とする建築物
の繊維補強システム。 - 【請求項2】 前記繊維補強材は、前記建築部材同士の
接合箇所を介して配設されていることを特徴とする請求
項1記載の建築物の繊維補強システム。 - 【請求項3】 前記繊維補強材は、前記建築部材の表面
に貼り付けられていることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の建築物の繊維補強システム。 - 【請求項4】 前記繊維補強材は、その端部が前記建築
部材に定着されて配設されていることを特徴とする請求
項1または請求項2記載の建築物の繊維補強システム。 - 【請求項5】 前記繊維補強材が、前記建築部材に、そ
の周方向へ巻き付けられていることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項記載の建築物の繊維補強システ
ム。 - 【請求項6】 前記繊維補強材が、前記建築部材同士の
接合箇所を覆うように巻き付けられていることを特徴と
する請求項5記載の建築物の繊維補強システム。 - 【請求項7】 建築部材同士を互いに接合させてなる躯
体を有する建築物を補強する繊維補強システムであっ
て、 高強度繊維を長尺組紐状に編んで形成した繊維補強材
が、矩形状に組み付けられた建築部材に、その対角線に
沿って配設されて緊張されていることを特徴とする建築
物の繊維補強システム。 - 【請求項8】 建築部材同士を互いに接合させてなる躯
体を有する建築物を補強する繊維補強システムであっ
て、 高強度繊維を長尺組紐状に編んで形成した繊維補強材
が、前記建築部材に、その長手方向へわたって形成され
た貫通孔へ挿通されて緊張されていることを特徴とする
建築物の繊維補強システム。 - 【請求項9】 建築部材同士を互いに接合させてなる躯
体を有する建築物を補強する繊維補強システムであっ
て、 高強度繊維を樹脂によって成型した繊維補強材が、前記
建築部材同士の接合箇所を覆うように被されて固定され
ていることを特徴とする建築物の繊維補強システム。 - 【請求項10】 建築物の躯体を構成する建築部材であ
って、 複数の板材を積層してなる集成材及びLVLあるいは合
板の前記板材同士において表面側または表面から2層目
に、高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材が接着
固定されていることを特徴とする建築新部材。 - 【請求項11】 建築物の躯体を構成する建築部材であ
って、 複数の小木片に高強度繊維からなる繊維補強材の複数の
小片を混入させ、接着剤によって一体化させて加圧・成
型したことを特徴とする建築新部材。 - 【請求項12】 建築物の躯体を構成する建築部材であ
って、 表面に、高強度繊維をシート状に形成した繊維補強材を
接着剤によって貼り付け、加熱・加圧して二次加工を施
したことを特徴とする建築新部材。 - 【請求項13】 建築物に用いられる樹脂あるいはGR
C製の建築部材であって、 成型時に、高強度繊維からなるシート状の繊維補強材を
混入し、加熱・成形したことを特徴とする建築新部材。 - 【請求項14】 建築物に用いられる軽量気泡コンクリ
ートあるいはコンクリートパネル製の建築部材であっ
て、 成型時に高強度繊維からなるシート状の繊維補強材を混
入し、成型したことを特徴とする建築新部材。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP26461099A JP3588015B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建築物の繊維補強システム |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP26461099A JP3588015B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建築物の繊維補強システム |
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| JP2002084459A Division JP2002322817A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 建築物の繊維補強システム及び建築新部材 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001090255A true JP2001090255A (ja) | 2001-04-03 |
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Family
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|---|---|---|---|
| JP26461099A Expired - Lifetime JP3588015B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 建築物の繊維補強システム |
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|---|---|
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- 1999-09-17 JP JP26461099A patent/JP3588015B2/ja not_active Expired - Lifetime
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