JPH0751798Y2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH0751798Y2
JPH0751798Y2 JP1992053773U JP5377392U JPH0751798Y2 JP H0751798 Y2 JPH0751798 Y2 JP H0751798Y2 JP 1992053773 U JP1992053773 U JP 1992053773U JP 5377392 U JP5377392 U JP 5377392U JP H0751798 Y2 JPH0751798 Y2 JP H0751798Y2
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JP
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wafer cassette
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wafer
supported
cassette
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正純 福島
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、物品の搬送装置に関す
る。特に、種類の異なる複数個の物品を一時的に貯蔵し
て次工程に供給することができるとともに、貯蔵された
物品の個別の情報を読みとって、物品の種類等を検知す
ることが可能な搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の製造工程においては、生産
効率を高めるために、複数個の物品をひとつにまとめて
製造ラインに供給する手段が用いられている。例えば、
半導体集積回路を作るときに使うウエハは、製造段階に
おいて専用のウエハカセットに複数枚収納され、カセッ
ト単位で、半導体集積回路の製造工程に供給されてい
る。
【0003】このようなウエハの製造工程において、ト
ラブル等が発生した場合には、次の製造工程にウエハカ
セットが供給されず生産効率が著しく低下することがあ
った。また、一つのウエハ供給ラインから複数の製造ラ
インへウエハカセットを供給するような場合において、
複数の製造ライン間に生産効率の差があるようなときに
は、ある製造ラインに供給するウエハカセットが余って
も、そのウエハカセットを一時的に貯蔵することができ
ず、ライン全体の生産効率を高めることができなかっ
た。
【0004】既に本件出願人は、製造工程においてトラ
ブル等が発生した場合でも、生産効率が著しく低下する
のを防止することができ、また製造ラインに生産効率の
差があるような場合でも、ライン全体の生産効率を高め
ることができる搬送装置を提案している。
【0005】図7はこの搬送装置を示す正面図、図8は
同じく平面図、図9はピッチ送り手段を示す斜視図であ
る。
【0006】これらの図面において、1〜3は搬送装置
の上部に設けられた第1〜第3の支持部であり、一定の
間隔を置いて配置され、複数枚のウエハを収納したウエ
ハカセットCをそれぞれ両側から支持する。図9におい
て、4はピッチ送り手段であり、移動ブロック5と、こ
の移動ブロック5を進退動させる進退動手段6と、移動
ブロック5に昇降動可能に支持されたテーブル7と、こ
のテーブル7を昇降動させる昇降動手段8とからなって
いる。テーブル7は、進退動手段6と昇降動手段8とに
よる進退動および昇降動を伴って移動するようになって
いる。
【0007】このような構成を有する搬送装置によれ
ば、ウエハカセットCは、ピッチ送り手段4により、第
1の支持部1から第2の支持部2へ、第2の支持部2か
ら第3の支持部3へと順にピッチ送りされて、第1〜第
3の支持部1〜3にそれぞれ貯蔵される。また、搬送装
置に貯蔵されたウエハカセットCは、第3の支持部3か
ら図示しないフォーク等によって受け取られ、送り出さ
れる。
【0008】このような搬送装置を、例えば、ある製造
工程と製造工程との間に配置すれば、搬送装置の前の製
造工程でトラブル等が発生しても搬送装置の支持部1〜
3に貯蔵してある分だけのウエハカセットCを次の製造
工程に供給することができる。
【0009】したがって、トラブルが発生した工程より
あとの製造ラインを停止させる必要がなく、ウエハカセ
ットが供給されないことにより生ずる生産効率の低下を
防止することができる。
【0010】また、製造ラインに生産効率の差があるよ
うな場合でも、生産効率の低いラインに送り出す分のウ
エハカセットを搬送装置に貯蔵しておくことができ、そ
の結果、ライン全体の生産効率を高めることができる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上述した搬送装置は、
ウエハカセットCを一時的に貯蔵して送り出すことが可
能であったが、ウエハカセットの個別の情報、例えば、
支持部に貯蔵されているウエハカセットの種類がどのよ
うなものであるか等の情報を検知することができなかっ
た。
【0012】このため、支持部に貯蔵されているウエハ
カセットの種類を判別することができず、ウエハカセッ
トの種類により異なっている製造工程へ、ウエハカセッ
トを適切に送り出すことができないという問題があっ
た。
【0013】本考案の目的は、以上のような問題点を解
決し、支持部に貯蔵されている物品の個別情報を検知す
ることができ、適切な製造工程へ物品を送り出すことが
できる搬送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の搬送装置は、次の工程に供給する物品
を供給前に一時的に貯蔵しておくための搬送装置であっ
て、装置本体に複数個設けられ、前記物品がそれぞれひ
とつづつ支持される支持部と、進退動および上下動を伴
って前記支持部に支持された物品を他の空いている支持
部に移動させる送り手段とを備え、前記物品に配置さ
れ、物品の個別情報が記録された記録媒体と、前記支持
部に設けられ、前記記録媒体に記録されている情報を読
み取る読取部とを具備した構成とした。請求項2記載の
搬送装置によれば、次の工程に供給するウエハカセット
を供給前に一時的に貯蔵しておくための搬送装置であっ
て、装置本体に複数個設けられ、前記ウエハカセットが
それぞれひとつづつ支持される支持部と、進退動および
上下動を伴って前記支持部に支持されたウエハカセット
を他の空いている支持部にピッチ送りするピッチ送り手
段とを備え、前記ウエハカセットの底面部に配置され、
カセットの個別情報が記載されたIDタグと、前記支持
部に設けられ、前記IDタグに記録されている情報を読
み取る読取部とを具備した構成とした。請求項3記載の
搬送装置によれば、次の工程に供給するウエハカセット
を供給前に一時的に貯蔵しておくための搬送装置であっ
て、装置本体に複数個設けられ、前記ウエハカセットが
それぞれひとつづつ支持される支持部と、進退動および
上下動を伴って前記支持部に支持されたウエハカセット
を他の空いている支持部にピッチ送りするピッチ送り手
段とを備え、前記ウエハカセットの底面部に配置され、
カセットの個別情報が記載されたIDタグと、前記支持
部に設けられ、前記IDタグに記録されている情報を読
み取る読取部と、この読取部が読み取った情報をハンド
リングロボットへ送信する送信手段とを具備した構成と
した。
【0015】
【作用効果】請求項1記載の搬送装置によれば、支持部
は装置本体に複数個設けられ、物品がそれぞれひとつづ
つ支持される構成となっているとともに、送り手段は進
退動および上下動を伴って、支持部に支持された物品を
他の空いている支持部に移動させるようになっているの
で、各支持部に物品をそれぞれひとつづつ載置すること
ができ、全体として複数個の物品を一時的に貯蔵してお
くことができる。したがって、搬送装置より前の製造工
程でトラブル等が発生して物品が供給されなくなったと
しても、各支持部に支持されて貯蔵されている分の物品
を次の製造工程に供給することができ、物品が供給され
ないことにより生ずる生産効率の低下を防止することが
できる。物品には物品の個別情報が記録された記録媒体
が配置され、この記録媒体に記録されている情報を読み
取る読取部が支持部に設けられているので、支持部に支
持されて貯蔵された物品の個別情報を読み取ることがで
きる。したがって、この読取部により読み取られた個別
情報に基づいて物品を識別することが可能となり、次の
製造工程へ物品を供給する際の送り出しを適切に行なう
ことができる。請求項2記載の搬送装置によれば、支持
部は装置本体に複数個設けられ、ウエハカセットがそれ
ぞれひとつづつ支持される構成となっているとともに、
ピッチ送り手段は進退動および上下動を伴って、支持部
に支持されたウエハカセットを他の空いている支持部に
ピッチ送りするようになっているので、各支持部にウエ
ハカセットをそれぞれひとつづつ載置することができ、
全体として複数個のウエハカセットを一時的に貯蔵して
おくことができる。したがって、搬送装置より前の製造
工程でトラブル等が発生してウエハカセットが供給され
なくなったとしても、装置に貯蔵してある分だけのウエ
ハカセットを次の製造工程に供給することができるの
で、ウエハカセットが供給されないことにより生ずる生
産効率の低下を防止することができる。ウエハカセット
の底面部にはウエハカセットの個別情報が記録されたI
Dタグが配置され、このIDタグに記録されている情報
を読み取る読取部が支持部に設けられているので、支持
部に支持されて貯蔵されたウエハカセットの個別情報を
読み取ることができる。したがって、この読取部により
読み取られた個別情報に基づいてウエハカセットを識別
することが可能となり、次の製造工程へウエハカセット
を供給する際の送り出しを適切に行なうことができる。
ウエハカセットはピッチ送り手段により支持部から他の
空いている支持部へ順にピッチ送りされて貯蔵されるこ
ととなるので、装置上においてウエハカセット同士が干
渉しないという利点が得られる。したがって、信頼性の
高いウエハの製造を実現することができる。IDタグは
ウエハカセットの底面部に配置されているとともに、読
取部が支持部に設けられているので、ウエハカセットが
支持部に支持された状態の時にそのウエハカセットのI
Dタグが読み取られることとなり、個別情報の確実な読
み取りが実現される。したがって、このような搬送装置
によれば、確実性の高いウエハカセットの識別を実現す
ることができ、次の製造工程へウエハカセットを供給す
る際の送り出しをより一層正確に行なうことができる。
請求項3記載の搬送装置によれば、上述した請求項2の
有する作用効果に加え、読取部が読み取った情報をハン
ドリングロボットへ送信する送信手段が設けられている
ので、支持部に支持されているウエハカセットをハンド
リングロボットを用いて次の適切な製造工程へ送り出す
際に、ハンドリングロボットに対してウエハカセットの
正確な情報を送ることができ、より一層正確なウエハカ
セットの送り出しを実現することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は本考案に係る搬送装置の正面図、図
2は同じく平面図、図3は図1のIII-III 線拡大断面
図、図4はピッチ送り手段を示す斜視図である。
【0021】これらの図面において、本実施例の搬送装
置は、第1〜第3の支持部10〜12と、送り手段とし
てのピッチ送り手段20と、記録媒体としてのIDタグ
40と、読取部50とを備えている。
【0022】図1に示すように、本実施例の搬送装置
は、下部にキャスター9を備えており、製造工程等のレ
イアウトに合わせて移動可能な構成となっている。
【0023】第1〜第3の支持部10〜12は、搬送装
置の上部に一定の間隔をおいて配置されており、複数枚
のウエハを収納した物品としてのウエハカセットCをそ
れぞれひとつづつ支持するようになっている。支持部1
0〜12の上面はいずれも傾斜をもたせてあり、ウエハ
カセットCを支持し易いようにしてある。これらの支持
部10〜12は、図2,3に示すように、搬送装置の上
面9aに形成された2つの溝13,13に沿って、溝1
3,13の内側に一対ずつ配置されている。
【0024】ピッチ送り手段20は、図4に示すよう
に、移動ブロック21と、この移動ブロック21を進退
動させる進退動手段22と、移動ブロック21に昇降動
可能に支持された一対のテーブル23a,23bと、こ
のテーブル23a,23bを昇降動させる昇降動手段2
4とからなっている。
【0025】移動ブロック21は、基板21aに固定さ
れたLM(Linear Motive )ガイド25によって、案内
されるようになっている。
【0026】進退動手段22は、駆動モータ26と、こ
の駆動モータ26の作動により回転するタイミングベル
ト27とタイミングベルト27を支持するタイミングプ
ーリ28とからなっている。
【0027】移動ブロック21の一端側21bには、フ
ック21cが設けられており、タイミングベルト27に
連結されている。これにより、駆動モータ26を作動さ
せると、タイミングベルト27が回転し、その回転方向
にしたがって、移動ブロック21が図4中矢印X方向に
進退動するようになっている。
【0028】図3に示すように、一対のテーブル23
a,23bは、搬送装置の上面9aの溝13,13を通
る支柱23c,23dにより、移動ブロック21の上方
に支持されている。これにより、一対のテーブル23
a,23bは、後述する昇降動手段24によって上昇し
たときに、例えば、第1の支持部10に支持されたウエ
ハカセットCを持ち上げるようになっている。
【0029】支柱23c,23dには、ラックが形成さ
れている。
【0030】昇降動手段24は、ボールスプラインナッ
ト29と、歯車30と、ボールスプライン31と、昇降
駆動モータ32とからなっている。
【0031】ボールスプラインナット29および歯車3
0は、移動ブロック21の内部にそれぞれ回動自在に設
けられている。ボールスプラインナット29には、ピニ
オン29aが形成されており、このピニオン29aが歯
車30に噛み合っている。また、ピニオン29aは、テ
ーブル23aの支柱23cのラックにも噛み合ってい
る。さらに歯車30は、テーブル23bの支柱23dの
ラックにも噛み合っている。
【0032】図4に示すように、ボールスプライン31
は、ボールスプラインナット29に挿通してある。3
3,33はボールスプライン31の支持部である。昇降
駆動モータ32は、ボールスプライン31の一端側にプ
ーリ34、タイミングベルト35、プーリ36を介して
連結されている。これにより、昇降駆動モータ32を作
動させると、プーリ36、タイミングベルト35、およ
びプーリ34を介してボールスプライン31が回転し、
ボールスプラインナット29の回転が歯車30および支
柱23cのラックに伝わり、歯車30の回転が支柱23
dに伝わって、一対のテーブル23a,23bが昇降す
るようになっている。
【0033】37は制御部であり、進退動手段22の駆
動モータ26および昇降動手段24の昇降駆動モータ3
2の作動等を制御するようになっている。
【0034】図3に示すように、IDタグ40は、ウエ
ハカセットCの底面部C1に配置されており、ウエハカ
セットCの個別情報、例えば、ウエハカセットCの種類
等を判別するための情報がバーコード等により記録され
ている。
【0035】読取部50は、支持部10の間に設けられ
ており、ウエハカセットCのIDタグ40のバーコード
等を読み取るスキャナが内蔵されている。この読取部5
0に読み取られた個別情報は、制御部37により記録部
51に送られ、記録されるようになっている。記録部5
1は、支持部10〜12に貯蔵されるウエハカセットC
の個別情報をピッチ送りがされるたびに更新して、それ
ぞれの支持部10〜12にどの種類のウエハカセットC
が支持されているのかを記録するようになっている。
【0036】図6において、52は搬送装置に内蔵され
た送信手段であり、ピッチ送り手段20により支持部1
2に送られてきたウエハカセットCの個別情報を、制御
部37を介して記録部51より読み出し、ハンドリング
ロボットRに送信するようになっている。ハンドリング
ロボットRは、搬送装置Mと次の製造工程K1〜K3と
の間を移動し、搬送装置Mの送信手段52により送られ
てきた個別情報にもとづいて、支持部12に支持された
ウエハカセットCを製造工程K1〜K3のいずれかに移
送するようになっている。すなわち、支持部12に支持
されたウエハカセットCは、ハンドリングロボットRに
よって、次の適切な製造工程に移送される。
【0037】次に、このような構成よりなる搬送装置の
作用を図5をも参照して説明する。
【0038】まず、搬送装置の第1の支持部10に、図
示しない前工程からウエハカセットCが移送され、支持
される(図5(a)参照)。すると、ウエハカセットC
のIDタグ40が支持部10の読取部50によって読み
取られ、ウエハカセットCの個別情報が読取部50から
制御部37を介して記録部51に記録される。これとと
もに、制御部37は駆動モータ26を作動させ、移動ブ
ロック21を進退動させることにより、移動ブロック2
1のテーブル23a,23bを第1の支持部10の側方
に配置する。
【0039】この場合、移動ブロック21のテーブル2
3a,23bが初めから第1の支持部10の下方にある
ときには、駆動モータ26は作動しない。
【0040】次に、制御部37は、昇降駆動モータ32
を作動させて移動ブロック21を作動させて移動ブロッ
ク21のテーブル23a,23bを上昇させる。これに
より、第1の支持部10に支持されたウエハカセットC
は、テーブル23a,23bによって第1の支持部10
から持ち上げられる(図5(b)参照)。
【0041】ウエハカセットCは、第1の支持部10の
高さより、高く持ち上げられて停止する。その後、制御
部37は、駆動モータ26を作動させて移動ブロック2
1のテーブル23a,23bが第2の支持部11の上方
に来るように、移動ブロック21を矢印X方向に移動さ
せる(図5(c)参照)。
【0042】ここで、再び昇降駆動モータ32が制御部
37によって作動制御され、移動ブロック21のテーブ
ル23a,23bが下降する。これにより、テーブル2
3a,23bにより持ち上げられていたウエハカセット
Cが第2の支持部11に支持される。同様の動作によっ
て、第2の支持部11に支持されたウエハカセットC
は、第3の支持部12に送られて支持される。
【0043】このように、ウエハカセットCは、進退動
および昇降動を伴って第1の支持部10から第2の支持
部11へ、第2の支持部11から第3の支持部12へと
ピッチ送りされて、第1〜第3の支持部10〜12にそ
れぞれ貯蔵される(図5(d)参照)。これに伴って、
記録部51は、支持部10〜12に貯蔵されるウエハカ
セットCの個別情報をピッチ送りがされるたびに更新し
て、それぞれの支持部10〜12にどの種類のウエハカ
セットCが支持されているのかを記録する。
【0044】搬送装置に貯蔵されたウエハカセットCの
送り出しは次のように行なわれる。
【0045】まず、支持部12に支持されているウエハ
カセットCの個別情報が制御部37により記録部51か
ら読み出され、送信手段52によりハンドリングロボッ
トRに送信される。ハンドリングロボットRは、この送
信手段52からの個別情報を受信して移動し、支持部1
2に支持されているウエハカセットCを把持し、次の適
切な製造工程、例えば、製造工程K1に搬送する(図5
(e)および図6参照)。
【0046】そして、第2の支持部11のウエハカセッ
トCを第3の支持部12へピッチ送りした後、第1の支
持部10から第2の支持部11へとウエハカセットCを
ピッチ送りする。そして、空いた第1の支持部10に新
たなウエハカセットCを支持する(図5(f)参照)。
このようにして、ウエハカセットCをピッチ送りして搬
送装置にウエハカセットCを貯蔵する。そして、上述し
たハンドリングロボットRの作用により、支持部12に
支持されたウエハカセットCが製造工程K1〜K3のい
ずれかに渡される。
【0047】以上のような搬送装置によれば、支持部1
0〜12にウエハカセットCがそれぞれひとつづつ支持
される構成となっているとともに、ピッチ送り手段20
は進退動および上下動を伴って、支持部に支持されたウ
エハカセットCを他の空いている支持部にピッチ送りす
るようになっているので、各支持部10〜12にウエハ
カセットCをそれぞれひとつづつ載置することができ、
全体として複数個(本実施例では3個)のウエハカセッ
トCを一時的に貯蔵しておくことができる。したがっ
て、搬送装置より前の製造工程でトラブル等が発生して
ウエハカセットCが供給されなくなったとしても、装置
に貯蔵してある分だけのウエハカセットCを次の製造工
程に供給することができるので、ウエハカセットCが供
給されないことにより生ずる生産効率の低下を防止する
ことができる。ウエハカセットCの底面部C1にはウエ
ハカセットCの個別情報が記録されたIDタグ40が配
置され、このIDタグ40に記録されている情報を読み
取る読取部50が支持部10に設けられているので、支
持部10に支持されて貯蔵されたウエハカセットCの個
別情報を読み取ることができる。したがって、この読取
部50により読み取られた個別情報に基づいてウエハカ
セットCを識別することが可能となり、次の製造工程へ
ウエハカセットCを供給する際の送り出しを適切に行な
うことができる。ウエハカセットCはピッチ送り手段2
0により支持部から他の空いている支持部へ順にピッチ
送りされて貯蔵されることとなるので、装置上において
ウエハカセットC同士が干渉しないという利点が得られ
る。したがって、信頼性の高いウエハの製造を実現する
ことができる。IDタグ40はウエハカセットCの底面
部C1に配置されているとともに、読取部50が支持部
10に設けられているので、ウエハカセットCが支持部
10に支持された状態の時にそのウエハカセットCのI
Dタグ40が読み取られることとなり、個別情報の確実
な読み取りが実現される。したがって、このような搬送
装置によれば、確実性の高いウエハカセットCの識別を
実現することができ、次の製造工程K1〜K3へウエハ
カセットCを供給する際の送り出しをより一層正確に行
なうことができる。また、読取部50が読み取った情報
をハンドリングロボットRへ送信する送信手段52が設
けられているので、支持部12に支持されているウエハ
カセットCをハンドリングロボットRを用いて次の適切
な製造工程K1〜K3へ送り出す際に、ハンドリングロ
ボットRに対してウエハカセットCの正確な情報を送る
ことができ、より一層正確なウエハカセットCの送り出
しを実現することができる。
【0048】以上本考案の一実施例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、適
宜変形実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る搬送装置の一実施例を示す正面
図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図1のIII-III 線拡大断面図。
【図4】ピッチ送り手段を示す斜視図。
【図5】(a)〜(f)は作用説明図。
【図6】ハンドリングロボットの作用説明図。
【図7】従来の搬送装置の正面図。
【図8】同じく平面図。
【図9】同じくピッチ送り手段の斜視図。
【符号の説明】 10〜12 支持部 20 ピッチ送り手段 40 IDタグ 50 読取部 C ウエハカセット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程に供給する物品を供給前に一時
    的に貯蔵しておくための搬送装置であって、装置本体に
    複数個設けられ、前記物品がそれぞれひとつづつ支持さ
    れる支持部と、進退動および上下動を伴って前記支持部
    に支持された物品を他の空いている支持部に移動させる
    送り手段とを備え、前記物品に配置され、物品の個別情
    報が記録された記録媒体と、前記支持部に設けられ、前
    記記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部とを
    具備した搬送装置。
  2. 【請求項2】 次の工程に供給するウエハカセットを供
    給前に一時的に貯蔵しておくための搬送装置であって、
    装置本体に複数個設けられ、前記ウエハカセットがそれ
    ぞれひとつづつ支持される支持部と、進退動および上下
    動を伴って前記支持部に支持されたウエハカセットを他
    の空いている支持部にピッチ送りするピッチ送り手段と
    を備え、前記ウエハカセットの底面部に配置され、カセ
    ットの個別情報が記載されたIDタグと、前記支持部に
    設けられ、前記IDタグに記録されている情報を読み取
    る読取部とを具備した搬送装置。
  3. 【請求項3】 次の工程に供給するウエハカセットを供
    給前に一時的に貯蔵しておくための搬送装置であって、
    装置本体に複数個設けられ、前記ウエハカセットがそれ
    ぞれひとつづつ支持される支持部と、進退動および上下
    動を伴って前記支持部に支持されたウエハカセットを他
    の空いている支持部にピッチ送りするピッチ送り手段と
    を備え、前記ウエハカセットの底面部に配置され、カセ
    ットの個別情報が記載されたIDタグと、前記支持部に
    設けられ、前記IDタグに記録されている情報を読み取
    る読取部と、この読取部が読み取った情報をハンドリン
    グロボットへ送信する送信手段とを具備した搬送装置。
JP1992053773U 1992-07-09 1992-07-09 搬送装置 Expired - Lifetime JPH0751798Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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