JPH075177A - 生化学的分析方法及び生化学的分析用反応容器 - Google Patents

生化学的分析方法及び生化学的分析用反応容器

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JPH075177A
JPH075177A JP14349393A JP14349393A JPH075177A JP H075177 A JPH075177 A JP H075177A JP 14349393 A JP14349393 A JP 14349393A JP 14349393 A JP14349393 A JP 14349393A JP H075177 A JPH075177 A JP H075177A
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polymer
mpc
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reaction vessel
biochemical analysis
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JP14349393A
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English (en)
Inventor
Hidejiro Sakaki
秀次郎 榊
Shinji Nakada
伸治 中田
Takeo Matsumoto
竹男 松本
Norio Nakabayashi
宣男 中林
Kazuhiko Ishihara
一彦 石原
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NOF Corp
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 生化学的分析において、2−メタクリロイル
オキシエチルホスホリルコリン含有成分を重合した重合
体で、分析用反応容器を処理する生化学的分析方法及び
前記重合体Aの被覆層を少なくとも内表面に有する生化
学的分析用反応容器。 【効果】 本発明の生化学的分析方法では、分析後の反
応容器に付着したリポプロテインリパーゼ、コレステロ
ール等のタンパク質を水洗等により容易に除去すること
ができ、種々の検体、種々の検査項目においても測定誤
差を極小にし、再現性良く高精度で分析することができ
る。また本発明の生化学的分析用反応容器は、広範囲に
及ぶ生化学的分析に利用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生化学的分析方法及び
生化学的分析用反応容器に関し、更に詳細には、アルブ
ミン、グロブリン、リポプロテインリパーゼ、コレステ
ロールエステラーゼ等のタンパク質が分析用反応容器に
付着することによる分析誤差をなくし、広範におよぶ目
的成分を分析することができる生化学的分析方法及び生
化学的分析用反応容器に関する。
【0002】
【従来の技術】血中のタンパク質等の分析若しくは酵素
等を用いての目的成分の分析を行う生化学的分析方法に
おいては、分析時に使用する合成樹脂製等の分析用反応
容器を種々の目的成分の分析に共用しているため、一度
使用した分析用反応容器を、再度使用する際に洗浄して
用いている。しかしながら、リポプロテインリパーゼ、
コレステロールエステラーゼ等の非特異的なタンパク質
等が付着した場合、水洗等では除去できず、分析値に誤
差を生じさせるという問題がある。また、臨床検査等で
用いる自動分析機においても、同一セル(分析用反応容
器)を種々の検体、種々の検査項目に共用していること
が多く、例えば、同一セルで総コレステロールを分析し
た後、遊離型コレステロールを分析する場合、総コレス
テロール分析試薬中のコレステロールエステラーゼがセ
ルに付着し、遊離型コレステロール値に大きな正誤差を
生じることが知られている。また、中性脂肪を分析する
場合にも、試薬中のリポプロテインリパーゼがセルに付
着して、分析値に負誤差を与えることも知られている。
【0003】そこでこのような生化学的分析における分
析値の誤差を生じさせないために、吸着した酵素を不活
性化する目的で、遊離型コレステロール分析試薬中に、
酵素活性阻害剤として脂肪酸アルカリ金属塩を共存させ
る方法(特開昭58−41357号公報)、界面活性剤
商品名「トリトンX−405」(ローム・アンド・ハー
ス(株)製)あるいはフッ化ナトリウム、ヨウド酢酸を
共存させる方法(特開昭58−67197号公報)及び
ある種のノニオン系界面活性剤を遊離コレステロール分
析試薬中やグリセロール消化系を含む中性脂肪分析試薬
中に共存させる方法(特開昭61−104798号公
報)等が提案されている。
【0004】しかしながら、これらの添加剤を用いる方
法では、測定系が限定され、多くの分析項目に渡り使用
できないという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、測定
系を限定することなく、しかも多くの分析項目において
も各種タンパク質等の分析用反応容器への付着に起因す
る分析誤差を抑制し、優れた精度で分析することのでき
る生化学的分析方法及びその方法に用いる生化学的分析
用反応容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、生化学
的分析において、2−メタクリロイルオキシエチルホス
ホリルコリン含有成分を重合した重合体(以下重合体A
と称す)で、分析用反応容器を処理することを特徴とす
る生化学的分析方法が提供される。
【0007】また本発明によれば、前記重合体Aの被覆
層を少なくとも内表面に有することを特徴とする生化学
的分析用反応容器が提供される。
【0008】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0009】本発明の生化学的分析方法は、例えばタン
パク質、ポリペプチド、ステロイド、脂質、ホルモン
等、更に具体的には各種抗原、抗体、レセプター、酵素
等の一般に酵素反応あるいは免疫グロブリンの抗原抗体
反応を利用して測定する生体関連物質の分析において全
て使用可能な分析方法である。具体的には、公知の酵素
法、放射免疫測定法(RIA)、酵素免疫測定法(EI
A)、蛍光免疫測定法(FIA)、ラテックス比濁法、
免疫比濁法、血球凝集法等、特に好ましくは酵素法、ラ
テックス比濁法、免疫比濁法等に適用することができ、
これらの公知の生化学的分析方法において、使用する分
析用反応容器を特定の重合体Aで処理することを特徴と
する。
【0010】本発明の生化学的分析方法において用いる
重合体Aは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリ
ルコリン(以下MPCと称す)含有成分を重合した重合
体であり、MPCの単独重合体であっても、他のビニル
モノマーとの共重合体でも良い。この際重合体A中のM
PCの含有量は、重合体A全量に対し、1〜100モル
%が好ましく、特に5モル%以上が望ましい。前記配合
割合が1モル%未満の場合には、タンパク質等の分析用
反応容器への付着を防止することが困難になるので好ま
しくない。また重合体Aの分子量は、重合温度、重合開
始剤使用量、重合度調整剤の使用等によっても異なる
が、好ましくは数平均分子量2000〜100000
0、特に好ましくは8000〜70000の重合体であ
る。
【0011】前記重合体Aを調製するには、例えば、特
定の重合開始剤の存在下、MPC単独若しくはMPC及
び共重合可能な他のビニルモノマー含有成分を重合させ
る方法等により得ることができる。
【0012】前記MPCと共重合可能な他のビニルモノ
マーとしては、例えば(メタ)アクリル酸−n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸トリデシル、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、(メタ)アクリレート、スチレン、α−メ
チルスチレン、メチル核置換スチレン、クロロ核置換ス
チレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロ
ピレン、イソブチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテ
ル、ジエチルイタコネート、ジ−n−ブチルイタコネー
ト等が好ましく、特にメタクリル酸エステル類等を好ま
しく挙げることができる。
【0013】また、前記重合開始剤としては、通常のラ
ジカル重合開始剤であれば特に限定されるものではない
が、例えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル、ジイソプロピルペルオキシジカーボネ
ート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、t−ブチルペルオキシピバレート、t−ブチルペル
オキシジイソブチレート、過硫酸塩及び過硫酸−亜硫酸
水素塩等を挙げることができる。前記重合開始剤の使用
量としては、全原料成分100重量部に対して0.01
〜10重量部が好ましく、特に0.1〜5重量部が望ま
しい。
【0014】また前記重合条件は、好ましくは30〜8
0℃において、2〜72時間重合させるのが望ましい。
この際、重合反応をより円滑に行うために溶媒を用いて
も良く、該溶媒としては例えば水、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、t−ブタノール、ベンゼン、トル
エン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ク
ロロホルム及びこれらの混合物等を挙げることができ
る。
【0015】本発明の生化学的分析方法において、前記
重合体Aにより分析用反応容器を処理するには、例え
ば、重合体Aを溶媒に溶解した溶液に、分析用反応容器
を浸漬し、乾燥させる方法、分析試料を入れる分析用反
応容器の少なくとも内表面に前記溶液を塗布し、乾燥さ
せる方法等によって、分析用反応容器の少なくとも内表
面に重合体Aを被覆させる方法等により行うことができ
る。前記処理は、生化学的分析において、分析試料を分
析用反応容器に入れる以前であれば、どの時点で行って
も良く、また1つの分析が終了した後、水洗等を行うこ
とにより、そのまま別の分析に供することができる他、
別の分析を行う際に再度処理することも可能である。
【0016】前記分析用反応容器の材質としては、特に
限定されるものではないが、例えばポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリル、ポリメチルメ
タクリレート、ガラス、金属、セラミック等を挙げるこ
とができる。
【0017】前記重合体Aを溶解する溶媒としては、例
えばエタノール、メタノール、イソプロパノール、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、クロロホルム、ジ
クロロメタン、ジメチルホルムアミド、酢酸エチル又は
これらの混合物等を好ましく挙げることができ、特に前
記分析用反応容器に対して影響の少ないエタノール、メ
タノール、イソプロパノール等が望ましい。前記溶媒の
使用量としては、好ましくは重合体Aの濃度が0.01
〜10重量%、特に0.1〜5.0重量%の範囲となる
ようにすれば良い。また前記溶媒中への分析用反応容器
の浸漬時間は好ましくは2〜30分間、乾燥温度は20
〜90℃での放置若しくは減圧乾燥が好ましく、特に3
0〜80℃での減圧乾燥が望ましい。
【0018】本発明の生化学的分析用反応容器は、前記
重合体Aの被覆層を少なくとも内表面に有するものであ
って、該被覆層の厚さは0.05〜100μm、特に
0.1〜50μmが望ましい。
【0019】前記重合体Aの被覆層を形成するには、前
述の生化学的分析方法において、重合体Aにより分析用
反応容器を処理する方法等により、具体的には重合体A
に溶解した溶液に浸漬又は該溶液を塗布した後乾燥する
方法等によって形成することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の生化学的分析方法では、MPC
含有成分を重合した重合体で分析用反応容器を処理する
ので、分析後の反応容器に付着したリポプロテインリパ
ーゼ、コレステロール等のタンパク質を水洗等により容
易に除去することができる。従って、種々の検体、種々
の検査項目においても測定誤差を極小にし、再現性良く
高精度で分析することができる。また本発明の生化学的
分析用反応容器は、前記重合体の被覆層を有するので、
広範囲に及ぶ生化学的分析に利用可能である。
【0021】
【実施例】以下本発明を合成例、実施例及び比較例によ
り更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0022】
【合成例1】MPC重合体の合成 総モノマー濃度が1.0mmol/リットル及び重合開
始剤がモノマーに対して1mol%となるように、MP
C5.905g(0.02mol)と、2,2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル(以下AIBNと称す)0.0
328g(0.2mmol)と、溶媒としてメタノール
20mlとを重合用ガラス反応管に添加した。前記反応
管内を十分にアルゴン置換し、密封した後、24時間、
50℃に加熱し、重合反応を行った。反応終了後、得ら
れた混合物を氷冷し、400mlのジエチルエーテルに
滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を濾別し、十分
にジエチルエーテルで洗浄した後、減圧乾燥して白色粉
末状のポリマーを3.691g得た。重合率は62.5
%であった。分子量はポリマーのリン酸緩衝溶液をGP
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用い
て分析した結果、ポリエチレングリコール換算で680
00であった。
【0023】
【合成例2】MPCとメタクリル酸−n−ブチル共重合体(以下BM
Aと称す)との共重合体の合成 MPCとBMAのモノマー仕込みモル比がMPC/BM
A=20/80、総モノマー濃度が1.0mol/リッ
トル及び重合開始剤がモノマーに対して1mol%とな
るように、MPC1.181g(4.0mmol)と、
BMA2.275g(16.0mmol)と、AIBN
0.0328g(0.2mmol)と、溶媒としてメタ
ノール20mlを重合用ガラス反応管に添加した。前記
反応管内を十分にアルゴンで置換、密封した後、24時
間、60℃に加熱し、重合反応を行った。反応終了後、
得られた混合物を氷冷し、400mlのジエチルエーテ
ルに滴下してポリマーを沈殿させた。沈殿物を濾別し、
十分にジエチルエーテルで洗浄した後、減圧乾燥して白
色粉末状のポリマーを1.797g得た。重合率は5
2.0%であった。分子量はポリマーのTHF(テトラ
ヒドロフラン)溶液をGPCを用いて分析した結果、ポ
リスチレン換算で28000であった。モル組成比は元
素分析の結果、MPC/BMA=19.5/80.5で
あった。
【0024】
【実施例1】合成例2で合成したMPCとBMAとの共
重合体1.0g及び合成例2に準じて合成したモル組成
及び分子量が、MPC/BMA=30.4/69.6、
Mn=26000の共重合体1.0gをエタノール10
0mlに溶解した溶液中に、自動分析機(日立製作所社
製、商品名「日立7150自動分析機」)用の反応容器
を室温で15分間浸漬した。次いでエタノールを室温に
て除去した後、40℃で減圧乾燥することにより厚さ
0.2μmの被覆層を前記反応容器表面に形成した。次
いで、得られた反応容器に、グリセロール消去系を含む
中性脂肪の測定試薬を入れ、前記自動分析機により以下
に示す手順で中性脂肪を測定した。
【0025】まず前記反応容器に検体及び表1に示す試
薬1(R1)を添加し、37℃、5分間反応させて遊離
グリセロールを消去させた。次いで表1に示す試薬2
(R2)を添加し、37℃、5分間反応させ、脂肪の水
解反応及び発色系へ導く酵素反応を行った後、前記反応
容器の吸光度を測定することにより第1回の測定を終了
した。測定終了後、前記反応容器内の溶液を廃棄し、内
部を水洗した後、2回、3回と同じ測定を繰り返し行っ
た。第1回目の測定には未使用の反応容器を用い、同一
の血清検体を同一の反応容器で3回測定した。測定した
検体中の中性脂肪含有量を表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【実施例2】MPCとBMAとの共重合体の代わりに、
MPCとメタクリル酸メチルエステル(以下MMAと称
す)との共重合体(モル組成及び分子量がMPC/MM
A=19.8/80.2、Mn=32000及びMPC
/MMA=34.4/65.6、Mn=35000)を
用いた以外は実施例1と同様に行った。測定結果を表2
に示す。
【0028】
【実施例3】MPCとBMAの代わりに、MPCと2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(以下HEMAと称
す)との共重合体(モル組成及び分子量がMPC/HE
MA=12.5/87.5、Mn=29000及びMP
C/HEMA=21.5/78.5、Mn=3000
0)を用いた以外は実施例1と同様に行った。測定結果
を表2に示す。
【0029】
【実施例4】MPCとBMAの代わりに、MPCの重合
体(Mn=68000)を用いた以外は実施例1と同様
に行った。測定結果を表2に示す。
【0030】
【比較例1】反応容器を被覆処理せずに使用した以外
は、実施例1と同様に行った。測定結果を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【実施例5】実施例1と同様の自動分析装置を用い、実
施例1〜4と同様に表4に示す重合体で被覆処理した反
応容器を用い表1に示す条件で検体中の中性脂肪酸含有
量を測定した後、同一の反応容器を用いて表3に示す条
件で検体中の遊離脂肪酸含有量を測定した。測定結果を
表4に示す。
【0033】
【表3】
【0034】
【比較例2】実施例1と同様の自動分析装置を用い、中
性脂肪酸含有量は測定せずに、未使用の反応容器を用い
て表3に示す条件で検体中の遊離脂肪酸含有量を測定し
た。測定結果を表4に示す。
【0035】
【比較例3】反応容器を被覆処理しなかった以外は、実
施例5と同様に測定した。測定結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】
【実施例6】実施例1と同様の自動分析装置を用い、実
施例1〜4と同様に表7に示す重合体で被覆処理した反
応容器を用い表5に示す条件で検体中の総コレステロー
ル含有量を測定した後、同一の反応容器を用いて表6に
示す条件で検体中の遊離型コレステロール含有量を測定
した。測定結果を表7に示す。
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】
【比較例4】反応容器を被覆処理しなかった以外は、実
施例6と同様に測定した。測定結果を表7に示す。
【0041】
【表7】
【0042】
【実施例7】実施例6と同様に検体中の総コレステロー
ル含有量を測定した後、同一の反応容器を用いて表8に
示す条件で、検体中のモノアミンオキシダーゼ活性を測
定した。測定結果を表9に示す。
【0043】
【表8】
【0044】
【比較例5】実施例1と同様の自動分析装置を用い、総
コレステロール含有量は測定せずに、未使用の反応容器
を用いて表8に示す条件で検体中のモノアミンオキシタ
ーゼ活性を測定した。測定結果を表9に示す。
【0045】
【比較例6】反応容器を被覆処理しなかった以外は、実
施例7と同様に測定した。測定結果を表9に示す。
【0046】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中林 宣男 千葉県松戸市小金原5丁目6番20号 (72)発明者 石原 一彦 東京都小平市上水本町6−5−9−201

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生化学的分析において、2−メタクリロ
    イルオキシエチルホスホリルコリン含有成分を重合した
    重合体で、分析用反応容器を処理することを特徴とする
    生化学的分析方法。
  2. 【請求項2】 2−メタクリロイルオキシエチルホスホ
    リルコリン含有成分を重合した重合体の被覆層を、少な
    くとも内表面に有することを特徴とする生化学的分析用
    反応容器。
JP14349393A 1993-06-15 1993-06-15 生化学的分析方法及び生化学的分析用反応容器 Pending JPH075177A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017204187A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 公益財団法人がん研究会 細胞外小胞回収方法及び細胞外小胞用容器

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