JPH0751719Y2 - 回路遮断器のトリップクロスバー - Google Patents

回路遮断器のトリップクロスバー

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JPH0751719Y2
JPH0751719Y2 JP13929289U JP13929289U JPH0751719Y2 JP H0751719 Y2 JPH0751719 Y2 JP H0751719Y2 JP 13929289 U JP13929289 U JP 13929289U JP 13929289 U JP13929289 U JP 13929289U JP H0751719 Y2 JPH0751719 Y2 JP H0751719Y2
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JP
Japan
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insulating bar
circuit breaker
metal pin
trip
locking member
Prior art date
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JP13929289U
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JPH0377351U (ja
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信夫 朝日
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、配線用遮断器や漏電遮断器などにおいて、
過電流引外し装置の動作を受けて回路遮断器の引外し機
構をトリップ動作させるトリップクロスバーの構造に関
する。
【従来の技術】
上記トリップクロスバーは一般に、回路遮断器の各極に
跨がって回動自在に支持された絶縁バーと、この絶縁バ
ーに固定され開閉機構のラッチをリセット状態に保持し
ているラッチ受けを係止する係止部材とからなってお
り、過電流引外し装置の動作を受けて回動することによ
りラッチ受けの係止を解いて回路遮断器の引外し機構を
トリップ動作に導く役割を果たしている。 このようなトリップクロスバーにおいて、絶縁バーを回
動自在に支持させるために、従来は例えば実公昭60−29
793号公報にも示されているように、絶縁バーの軸端を
回路遮断器の本体ケースの側壁の軸受溝に直接嵌め込ん
で支持させる構造としている。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような従来構造においては絶縁バーの支
持点がその両端にあるため、ラッチ受けから係止部材に
かかる荷重に耐えさせるためには樹脂成形品の絶縁バー
を相当に太くする必要があり、その専有スペースが大き
くなるとともに、大径のために回転摩擦が大きくなって
引外し特性にばらつきが生じやすいという問題があっ
た。 そこで、この考案は、絶縁バーの小径化を図った回路遮
断器のトリップクロスバーを提供することを目的とする
ものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、過電流引外し
装置の動作を受けて回動するように回路遮断器の各極に
跨がって支持された絶縁バーと、この絶縁バーに固定さ
れラッチ受けを係止する係止部材とからなる回路遮断器
のトリップクロスバーにおいて、絶縁バーに軸方向に金
属ピンを挿入し、この金属ピンを介して前記絶縁バーを
本体ケースの相間隔壁に嵌め込んだ軸受金に支持させる
とともに、前記絶縁バーの外周面に沿わせる係止爪部の
両端に腕を折り曲げ形成したコの字形の係止部材を前記
腕を前記金属ピンに係合させて前記絶縁バーに固定する
ものである。
【作用】
絶縁バーに軸方向に金属ピンを挿入し、この金属ピンを
介して絶縁バーを支持させることにより、強度の大きい
金属ピンでラッチ受けからの荷重を受けさせることがで
き、樹脂単独の場合よりも絶縁バーを小径にできる。し
かも、絶縁バーを本体ケースの相間隔壁に嵌め込んだ軸
受金で支持させるので、側壁で支持させる従来構造より
も支持スパンが短くなり、その分絶縁バーを一層細くで
きる。また、係止部材の係止爪部の両端に腕を折り曲げ
形成し、この腕を金属ピンに係合させて係止部材を絶縁
バーに固定することにより、係止部材の固定構造が簡単
になる。
【実施例】
以下、第1図及び第2図に基づいてこの考案の実施例を
説明する。ここで、第1図(A)はトリップクロスバー
の要部平面図、同(B)はその正面図、同(C)はその
C−C線に沿う断面図、第2図は第1図のトリップクロ
スバーの分解斜視図である。 図において、1はモールド樹脂からなる絶縁バーで、図
は中央極部分だけを示しているが、本体ケースの相間隔
壁2で隔てられた3相分の各極に跨がるように左右に延
びている。1aは図示しない過電流引外し装置からの操作
力を受けるために各極ごとに一体形成されたレバー部で
ある。絶縁バー1は回動可能に支持されているが、その
支持は軸方向に挿入された金属ピン3を介して左右の軸
受金4で行われている。 すなわち、絶縁バー1の相間隔壁2に対向する側には上
下方向に溝5が切り込まれ、この溝5に金属ピン3を挿
通させる穴4aを有する金属板からなる方形の軸受金4が
納められるとともに、絶縁バー1の背面には溝5と直交
するように、図の右端から左端の溝5に至るまで条溝6
が堀り込まれ、この条溝6に軸受金4を貫通して金属ピ
ン3が挿入されている。軸受金4は相間隔壁2に形成さ
れた各穴7に圧入により嵌め込まれて固定される。 一方、絶縁バー1には図示しない開閉機構のラッチと係
合するラッチ受けを係止する係止部材8が固定される
が、係止部材8は第1図(C)に2点鎖線で示したラッ
チ受け9と係合する係止爪部8aとその両端に折り曲げ形
成された腕8bとからなるコの字形となっている。係止爪
部8aは絶縁バー1の外周面に沿う円弧状となっており、
また腕8bには金属ピン3と嵌合するΩ形の溝穴8cがあけ
られている。 この係止部材8は腕8bが絶縁バー1の前面にあけられた
横穴10に挿入され、溝穴8cに先に挿入された金属ピン3
が同時に圧入されて絶縁バー1に固定されている。ま
た、それによって金属ピン3自身の絶縁バー1に対する
固定が行われている。11は係止爪部8aの上端の延長上に
同幅で絶縁バー1に設けられた凹部で、後述するように
トリップ動作時にラッチ受け9の係合端9aを落とし込む
ためのものである。 このような構成において、第1図(C)に2点鎖線で示
すようにレバー部1aの背面には、過電流引外し装置のバ
イメタルやアーマチュアなどの操作端12が対向してお
り、回路遮断器を過負荷電流や短絡電流が通過すると動
作してレバー部1aを図の矢印P方向に叩いて絶縁バー1
を第1図(C)の反時計方向に回動させる。これによ
り、ラッチ受け9は係合端9aが係止爪部8aから外れて凹
部11に落ち込み時計方向に回動する。その結果、図示し
ない回路遮断器の引外し機構がトリップ動作を行い回路
遮断器が開極する。 図示構成によれば、絶縁バー1は金属ピン3を介して回
動支持され、ラッチ受け9から係止部材8にかかる荷重
は強度の大きい金属ピン3で受け止められるため、モー
ルド樹脂からなる絶縁バー1の直径を小さくできる。ま
た、軸受金4は相間隔壁2に設けられ、絶縁バー1の両
端が支持される場合よりも支持スパンが短いため曲げ荷
重に強く、金属ピン3、絶縁バー1をより細くすること
ができる。更に、絶縁バー1の支持は直径が小さく摩擦
係数も小さい金属ピン3を介して行われるため、トリッ
プ時の絶縁バー1の回動に対する摩擦力が小さくなり、
その分、引外し特性が安定する。また、金属ピン3と係
合させることにより係止部材8の固定が簡単となる。
【考案の効果】
この考案によれば、絶縁バーが小径となるため回路遮断
器の小型化が図れ、また金属ピンを介して支持されるた
め回動に対する摩擦が小さくなって引外し特性が安定
し、更に係止部材の固定が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図(A)は要部平面
図、第1図(B)はその正面図、第1図(C)はそのC
−C線に沿う断面図、第2図は第1図の分解斜視図であ
る。 1……絶縁バー、2……相間隔壁、3……金属ピン、4
……軸受金、8……係止部材、8a……係止爪部、8b……
腕、9……ラッチ受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】過電流引外し装置の動作を受けて回動する
    ように回路遮断器の各極に跨がって支持された絶縁バー
    と、この絶縁バーに固定されラッチ受けを係止する係止
    部材とからなる回路遮断器のトリップクロスバーにおい
    て、絶縁バーに軸方向に金属ピンを挿入し、この金属ピ
    ンを介して前記絶縁バーを本体ケースの相間隔壁に嵌め
    込んだ軸受金に支持させるとともに、前記絶縁バーの外
    周面に沿わせる係止爪部の両端に腕を折り曲げ形成した
    コの字形の係止部材を前記腕を前記金属ピンに係合させ
    て前記絶縁バーに固定したことを特徴とする回路遮断器
    のトリップクロスバー。
JP13929289U 1989-11-30 1989-11-30 回路遮断器のトリップクロスバー Expired - Lifetime JPH0751719Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13929289U JPH0751719Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 回路遮断器のトリップクロスバー

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377351U JPH0377351U (ja) 1991-08-02
JPH0751719Y2 true JPH0751719Y2 (ja) 1995-11-22

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JPH0377351U (ja) 1991-08-02

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