JPH0751707Y2 - 全閉型開閉器 - Google Patents
全閉型開閉器Info
- Publication number
- JPH0751707Y2 JPH0751707Y2 JP1991018284U JP1828491U JPH0751707Y2 JP H0751707 Y2 JPH0751707 Y2 JP H0751707Y2 JP 1991018284 U JP1991018284 U JP 1991018284U JP 1828491 U JP1828491 U JP 1828491U JP H0751707 Y2 JPH0751707 Y2 JP H0751707Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- current limiting
- limiting fuse
- movable contact
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は全閉型開閉器に関し、特
に、開閉器本体の小型化を図った全閉型開閉器に関す
る。
に、開閉器本体の小型化を図った全閉型開閉器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】開閉器にヒューズを内蔵させることによ
って、開閉器およびその近辺の配電機器を過電流から保
護することが検討されている。このような開閉器とし
て、例えば、柱上開閉器にヒューズを内蔵させたものが
ある。即ち、ケースの内部において、電源側配電線と電
気的に接続される固定接点に対して投入,開放動作を行
う可動接点と、負荷側配電線が接続される負荷側ブッシ
ングの導体が限流ヒューズを介して接続されている。
って、開閉器およびその近辺の配電機器を過電流から保
護することが検討されている。このような開閉器とし
て、例えば、柱上開閉器にヒューズを内蔵させたものが
ある。即ち、ケースの内部において、電源側配電線と電
気的に接続される固定接点に対して投入,開放動作を行
う可動接点と、負荷側配電線が接続される負荷側ブッシ
ングの導体が限流ヒューズを介して接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のヒュー
ズ内蔵形開閉器によると、可動接点は支持碍子または可
動碍子等、専用の支持手段に支持されているため、小型
化に限度があり、これに加えてケース内に限流ヒューズ
を配置すると、開閉器本体が更に大型化するという不都
合がある。従って、本考案の目的は開閉器本体の小型化
を図ることができる全閉型開閉器を提供することであ
る。本考案の他の目的は機械的強度を低下させずに可動
接点の支持機構を簡素化できる全閉型開閉器を提供する
ことである。
ズ内蔵形開閉器によると、可動接点は支持碍子または可
動碍子等、専用の支持手段に支持されているため、小型
化に限度があり、これに加えてケース内に限流ヒューズ
を配置すると、開閉器本体が更に大型化するという不都
合がある。従って、本考案の目的は開閉器本体の小型化
を図ることができる全閉型開閉器を提供することであ
る。本考案の他の目的は機械的強度を低下させずに可動
接点の支持機構を簡素化できる全閉型開閉器を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上述べた目的
を実現するため、気密性ケースの中に第1の入出力導体
に接続された固定接点と、該固定接点に対して開閉し第
2の入出力導体に接続された可動接点より構成される開
閉機構を収納した全閉型開閉器において、 所定の長さを
有した限流ヒューズを収納し前記可動接点を支持する第
1の端部と、前記限流ヒューズを着脱する開口部を有し
前記気密性ケースの外部に位置する第2の端部を備え、
外周の所定の位置において前記気密性ケースに対して気
密処理を施されたブッシングと、 前記ブッシングを長さ
方向に貫通して前記第1の端部から前記第2の端部へ伸
びることにより前記可動接点を前記限流ヒューズの第1
の端子に接続する第1のリード手段と、 前記第1の端部
において前記ブッシングを貫通し、前記限流ヒューズの
第2の端子を前記第2の入出力導体に接続する第2のリ
ード手段を備えたことを特徴とする全閉型開閉器を提供
するものである。
を実現するため、気密性ケースの中に第1の入出力導体
に接続された固定接点と、該固定接点に対して開閉し第
2の入出力導体に接続された可動接点より構成される開
閉機構を収納した全閉型開閉器において、 所定の長さを
有した限流ヒューズを収納し前記可動接点を支持する第
1の端部と、前記限流ヒューズを着脱する開口部を有し
前記気密性ケースの外部に位置する第2の端部を備え、
外周の所定の位置において前記気密性ケースに対して気
密処理を施されたブッシングと、 前記ブッシングを長さ
方向に貫通して前記第1の端部から前記第2の端部へ伸
びることにより前記可動接点を前記限流ヒューズの第1
の端子に接続する第1のリード手段と、 前記第1の端部
において前記ブッシングを貫通し、前記限流ヒューズの
第2の端子を前記第2の入出力導体に接続する第2のリ
ード手段を備えたことを特徴とする全閉型開閉器を提供
するものである。
【0005】前記ブッシングは、先端部に前記可動接点
と前記限流ヒューズを接続するための接続端子を有する
と共に、前記ブッシングと一体に形成され前記先端部か
らL字状に突出し前記第2の入出力導体と前記限流ヒュ
ーズを接続する連絡導体を包囲する絶縁隔壁を有し、前
記可動接点は、導電性支持板を介して前記接続端子に固
定され、かつ、前記絶縁隔壁に接続固定された補強部材
によって支持補強されていても良い。
と前記限流ヒューズを接続するための接続端子を有する
と共に、前記ブッシングと一体に形成され前記先端部か
らL字状に突出し前記第2の入出力導体と前記限流ヒュ
ーズを接続する連絡導体を包囲する絶縁隔壁を有し、前
記可動接点は、導電性支持板を介して前記接続端子に固
定され、かつ、前記絶縁隔壁に接続固定された補強部材
によって支持補強されていても良い。
【0006】
【作用】上記構成では、ブッシングの第1の端部で可動
接点が支持され、第1の端部から第2の端部へ伸びる第
1のリード手段がブッシングを長さ方向に貫通してお
り、第1の端部で第2のリード手段がブッシングを貫通
して第2の入出力導体に接続されており、第1の端部近
傍にこれらの機構が集中しているため、支持碍子または
可動碍子等の専用の支持手段が不要となって開閉器本体
の小型化を図ることができる。しかも、ブッシングに一
体に形成された絶縁隔壁に補強部材を固定することで所
定の機械的強度が得られ、可動接点の支持機構を簡素化
することができる。
接点が支持され、第1の端部から第2の端部へ伸びる第
1のリード手段がブッシングを長さ方向に貫通してお
り、第1の端部で第2のリード手段がブッシングを貫通
して第2の入出力導体に接続されており、第1の端部近
傍にこれらの機構が集中しているため、支持碍子または
可動碍子等の専用の支持手段が不要となって開閉器本体
の小型化を図ることができる。しかも、ブッシングに一
体に形成された絶縁隔壁に補強部材を固定することで所
定の機械的強度が得られ、可動接点の支持機構を簡素化
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の全閉型開閉器を図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1(a),(b)は本考案の
一実施例を示し、開閉器本体はケース100に被嵌した
蓋44の吊り金具101を介して電柱等の腕金40に吊
架され、ケース100の両側部には、ケース100を貫
通するように電源側ブッシング41と、負荷側ブッシン
グ42がそれぞれの取付プレート49を介して取付けら
れている。電源側ブッシング41および負荷側ブッシン
グ42は各々に被嵌された保護キャップ48を離脱する
ことにより、電源側ケーブルおよび負荷側ケーブルを接
続することができる。負荷側ブッシング42の下部に
は、限流ヒューズを内部に収納したFC(FuseContai
n)ブッシング43がケース100を貫通するように取
付けられており、ケース100の外部に位置する部分に
設けられた開閉蓋32aを取外すことにより、限流ヒュ
ーズの着脱等を行うことができる。ケース100の前部
に着脱自在に設けられた検電・検相制御システム45
は、開閉器に接続された電源側ケーブルと負荷側ケーブ
ルの位相比較を行い、電源側ケーブルと負荷側ケーブル
が正結線されている場合には開閉器の投入操作をロック
している投入ロック機構を解除し、誤結線されている場
合には所定の表示を行う。この検電・検相制御システム
45に隣接して設けられた機構ボックス80からハンド
ルシャフト46aが突設しており、ハンドルシャフト4
6aに取付けられた操作ハンドル46の回転操作によっ
て電源側ケーブルと負荷側ケーブルとの間が電気的に開
閉される共にその状態がハンドルシャフト46aと一体
化した表示矢47によって「入」,あるいは「切」とし
て表示される。表示矢47の「入」状態においては、電
源側ケーブルと負荷側ケーブルがFCブッシング43の
内部に収納された限流ヒューズを介して電気的に接続さ
れる。
ながら詳細に説明する。図1(a),(b)は本考案の
一実施例を示し、開閉器本体はケース100に被嵌した
蓋44の吊り金具101を介して電柱等の腕金40に吊
架され、ケース100の両側部には、ケース100を貫
通するように電源側ブッシング41と、負荷側ブッシン
グ42がそれぞれの取付プレート49を介して取付けら
れている。電源側ブッシング41および負荷側ブッシン
グ42は各々に被嵌された保護キャップ48を離脱する
ことにより、電源側ケーブルおよび負荷側ケーブルを接
続することができる。負荷側ブッシング42の下部に
は、限流ヒューズを内部に収納したFC(FuseContai
n)ブッシング43がケース100を貫通するように取
付けられており、ケース100の外部に位置する部分に
設けられた開閉蓋32aを取外すことにより、限流ヒュ
ーズの着脱等を行うことができる。ケース100の前部
に着脱自在に設けられた検電・検相制御システム45
は、開閉器に接続された電源側ケーブルと負荷側ケーブ
ルの位相比較を行い、電源側ケーブルと負荷側ケーブル
が正結線されている場合には開閉器の投入操作をロック
している投入ロック機構を解除し、誤結線されている場
合には所定の表示を行う。この検電・検相制御システム
45に隣接して設けられた機構ボックス80からハンド
ルシャフト46aが突設しており、ハンドルシャフト4
6aに取付けられた操作ハンドル46の回転操作によっ
て電源側ケーブルと負荷側ケーブルとの間が電気的に開
閉される共にその状態がハンドルシャフト46aと一体
化した表示矢47によって「入」,あるいは「切」とし
て表示される。表示矢47の「入」状態においては、電
源側ケーブルと負荷側ケーブルがFCブッシング43の
内部に収納された限流ヒューズを介して電気的に接続さ
れる。
【0008】図2(a),(b)はケース100の内部
構造を示し、ケース100を貫通した電源側ブッシング
41の先端には、固定接点54を支持すると共に電源側
ブッシング41のブッシング導体(図示せず)と固定接
点54を電気的に接続する接点支持導体63が設けられ
ており、固定接点54は消弧室52によって包囲されて
いる。FCブッシング43のケース100内に位置する
部分には、図3に示す負荷側接続部19を絶縁するため
の絶縁隔壁43aが設けられ、この負荷側接続部19の
絶縁隔壁43aに補強部材57を介して軸64を有する
固定金具64aが固定されている。固定金具64aの軸
64には可動接点50が回転自在に取付けられており、
その取付部59と回転アーム62が絶縁ロッド56を介
して接続されている。回転アーム62は前述した操作ハ
ンドル46の回転力を受ける連動シャフト76を中心に
回転するようになっており、この回転によって可動接点
50が軸64を中心にして回転し、固定接点54に対し
て投入,開放動作を行う。固定金具64aは連絡導体5
1を介してFCブッシング43の電源側端子60と接続
され、固定接点54に可動接点50が投入されると、固
定接点54は可動接点50,固定金具64a,連絡導体
51を介して電源側端子60と電気的に接続される。電
源側端子60はFCブッシング43の内部に収納された
限流ヒューズを介して図3に示す負荷側接続部19と電
気的に接続され、この負荷側接続部19はそのリード導
体61を介してケース100を貫通した負荷側ブッシン
グ42のブッシング導体(図示せず)と接続されてい
る。電源側ブッシング41および負荷側ブッシング42
に平行に配置されたPDセンサ55は、セラミックコン
デンサ等をエポキシ樹脂でモールドした構成を有し、電
源側ケーブルおよび負荷側ケーブルの相電圧を検出し
て、検出信号を検電・検相制御システム45に出力す
る。
構造を示し、ケース100を貫通した電源側ブッシング
41の先端には、固定接点54を支持すると共に電源側
ブッシング41のブッシング導体(図示せず)と固定接
点54を電気的に接続する接点支持導体63が設けられ
ており、固定接点54は消弧室52によって包囲されて
いる。FCブッシング43のケース100内に位置する
部分には、図3に示す負荷側接続部19を絶縁するため
の絶縁隔壁43aが設けられ、この負荷側接続部19の
絶縁隔壁43aに補強部材57を介して軸64を有する
固定金具64aが固定されている。固定金具64aの軸
64には可動接点50が回転自在に取付けられており、
その取付部59と回転アーム62が絶縁ロッド56を介
して接続されている。回転アーム62は前述した操作ハ
ンドル46の回転力を受ける連動シャフト76を中心に
回転するようになっており、この回転によって可動接点
50が軸64を中心にして回転し、固定接点54に対し
て投入,開放動作を行う。固定金具64aは連絡導体5
1を介してFCブッシング43の電源側端子60と接続
され、固定接点54に可動接点50が投入されると、固
定接点54は可動接点50,固定金具64a,連絡導体
51を介して電源側端子60と電気的に接続される。電
源側端子60はFCブッシング43の内部に収納された
限流ヒューズを介して図3に示す負荷側接続部19と電
気的に接続され、この負荷側接続部19はそのリード導
体61を介してケース100を貫通した負荷側ブッシン
グ42のブッシング導体(図示せず)と接続されてい
る。電源側ブッシング41および負荷側ブッシング42
に平行に配置されたPDセンサ55は、セラミックコン
デンサ等をエポキシ樹脂でモールドした構成を有し、電
源側ケーブルおよび負荷側ケーブルの相電圧を検出し
て、検出信号を検電・検相制御システム45に出力す
る。
【0009】図3はFCブッシング43の断面図を示
し、FCブッシング43の中に限流ヒューズ11が挿入
されている。FCブッシング43の先端には前述した可
動接点50の連絡導体51と接続される電源側端子60
と、それに隣接して直角方向に突出した絶縁隔壁43a
を有する負荷側接続部19が設けられている。負荷側接
続部19は、前述したリード導体61をボルトによって
接続し、ボルト20とナット21cの締結によってヒュ
ーズホルダー24に設けられている電極板23に固定し
た構成を有している。負荷側接続部19は絶縁パイプ1
5によって被われている。FCブッシング43の内部に
は、限流ヒューズ11に加えて消弧棒25aおよび消弧
室25bが位置しており、消弧棒25aと電極板23の
間には緩衝パッキング26が設けられている。限流ヒュ
ーズ11の負荷側電極11aは電極板23と、充電側電
極11bは充電側固定電極27と電気的に接続されてお
り、充電側電極27は電極板28を介してFCブッシン
グ43の壁に埋入されて前述した電源側端子60に接続
された引出導体12と接続されている。FCブッシング
43の開口部は密閉蓋32を有する開閉蓋32aによっ
て閉塞されており、開閉蓋32aは限流ヒューズ11の
溶断が容易に視認できるように透明になっている。開口
部の内壁には限流ヒューズ11を容易にセットできるよ
うにガイド33が設けられており、その外側に限流ヒュ
ーズ11に設けられた開閉用フック34が位置してい
る。FCブッシング43はパッキング36を介して押え
35およびボルト37によってケース100に固定され
る。
し、FCブッシング43の中に限流ヒューズ11が挿入
されている。FCブッシング43の先端には前述した可
動接点50の連絡導体51と接続される電源側端子60
と、それに隣接して直角方向に突出した絶縁隔壁43a
を有する負荷側接続部19が設けられている。負荷側接
続部19は、前述したリード導体61をボルトによって
接続し、ボルト20とナット21cの締結によってヒュ
ーズホルダー24に設けられている電極板23に固定し
た構成を有している。負荷側接続部19は絶縁パイプ1
5によって被われている。FCブッシング43の内部に
は、限流ヒューズ11に加えて消弧棒25aおよび消弧
室25bが位置しており、消弧棒25aと電極板23の
間には緩衝パッキング26が設けられている。限流ヒュ
ーズ11の負荷側電極11aは電極板23と、充電側電
極11bは充電側固定電極27と電気的に接続されてお
り、充電側電極27は電極板28を介してFCブッシン
グ43の壁に埋入されて前述した電源側端子60に接続
された引出導体12と接続されている。FCブッシング
43の開口部は密閉蓋32を有する開閉蓋32aによっ
て閉塞されており、開閉蓋32aは限流ヒューズ11の
溶断が容易に視認できるように透明になっている。開口
部の内壁には限流ヒューズ11を容易にセットできるよ
うにガイド33が設けられており、その外側に限流ヒュ
ーズ11に設けられた開閉用フック34が位置してい
る。FCブッシング43はパッキング36を介して押え
35およびボルト37によってケース100に固定され
る。
【0010】以上の構成において、操作ハンドル46を
所定の方向に回転させ、可動接点50を固定接点54に
投入すると、接点支持導体63を介して固定接点54に
入力した電源電圧は可動接点50,固定金具64a,連
絡導体51を経て電源側端子60に表れ、FCブッシン
グ43の内壁を貫通する引出導体12を介して限流ヒュ
ーズ11の充電側電極11bに加えられる。充電側電極
11bの電源電圧は限流ヒューズ11および負荷側接続
部19を経て負荷側ブッシング42のブッシング導体と
接続されたリード導体61に加えられる。また、短絡事
故等の理由で過電流が流れると、限流ヒューズ11が溶
断し、開閉器およびその近辺の配電機器を保護する。こ
のとき、開閉蓋32aが透明になっているため、ヒュー
ズ11の溶断を容易に確認することができる。限流ヒュ
ーズ11を交換するときはFCブッシング43の開閉蓋
32aを離脱し、そこに形成された開口部を利用して行
うことができる。
所定の方向に回転させ、可動接点50を固定接点54に
投入すると、接点支持導体63を介して固定接点54に
入力した電源電圧は可動接点50,固定金具64a,連
絡導体51を経て電源側端子60に表れ、FCブッシン
グ43の内壁を貫通する引出導体12を介して限流ヒュ
ーズ11の充電側電極11bに加えられる。充電側電極
11bの電源電圧は限流ヒューズ11および負荷側接続
部19を経て負荷側ブッシング42のブッシング導体と
接続されたリード導体61に加えられる。また、短絡事
故等の理由で過電流が流れると、限流ヒューズ11が溶
断し、開閉器およびその近辺の配電機器を保護する。こ
のとき、開閉蓋32aが透明になっているため、ヒュー
ズ11の溶断を容易に確認することができる。限流ヒュ
ーズ11を交換するときはFCブッシング43の開閉蓋
32aを離脱し、そこに形成された開口部を利用して行
うことができる。
【0011】以上説明したように、本実施例ではFCブ
ッシング43の開閉蓋32aを取り外すだけで限流ヒュ
ーズ11の交換が行え、ケース100の一部を取り外し
たり、ケース100内において交換する等の煩わしい作
業を省くことができる。また、可動接点50の回転軸6
4をFCブッシング43の先端に設けることにより、ケ
ース100の空間を有効に利用することができ、ケース
100を小型化することができる。更に、検電・検相制
御システム45と限流ヒューズ11によって二重安全対
策が施されているため、検電・検相制御システム45の
誤作動により、異相間投入によって横流が発生しても限
流ヒューズ11によって確実に遮断することができる。
ッシング43の開閉蓋32aを取り外すだけで限流ヒュ
ーズ11の交換が行え、ケース100の一部を取り外し
たり、ケース100内において交換する等の煩わしい作
業を省くことができる。また、可動接点50の回転軸6
4をFCブッシング43の先端に設けることにより、ケ
ース100の空間を有効に利用することができ、ケース
100を小型化することができる。更に、検電・検相制
御システム45と限流ヒューズ11によって二重安全対
策が施されているため、検電・検相制御システム45の
誤作動により、異相間投入によって横流が発生しても限
流ヒューズ11によって確実に遮断することができる。
【0012】図4は本考案の第2の実施例を示し、軸6
4を有する固定金具64aを直接、電源側端子(固定金
具64aによって視認できない)に固定したものであ
る。このような構成では、軸64を支持する構造を簡略
化することができ、部品点数の削減を図ることができ
る。
4を有する固定金具64aを直接、電源側端子(固定金
具64aによって視認できない)に固定したものであ
る。このような構成では、軸64を支持する構造を簡略
化することができ、部品点数の削減を図ることができ
る。
【0013】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案の全閉型開閉
器によると、限流ヒューズを収納したブッシングの第1
の端部近傍に開閉機構および接続機構が集中しているた
め、開閉器本体の小型化を図ることができる。しかも、
機械的強度を低下させずに可動接点の支持機構を簡素化
することができる。
器によると、限流ヒューズを収納したブッシングの第1
の端部近傍に開閉機構および接続機構が集中しているた
め、開閉器本体の小型化を図ることができる。しかも、
機械的強度を低下させずに可動接点の支持機構を簡素化
することができる。
【図1】本考案の一実施例を示し、(a) は側面図,(b)
は正面図である。
は正面図である。
【図2】開閉器の内部構造を示し、(a) は正面図,(b)
は一部平面図である。
は一部平面図である。
【図3】FCブッシングを示す断面図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示す説明図である。
11 限流ヒューズ 11a 負荷側電極 11b 充電側電極 12 引出導体 15 絶縁パイプ 19 導体(負荷側接続部) 20 ボルト 21c ナット 23 電極板 24 ヒューズホルダー 25a 消弧棒 25b 消弧室 26 緩衝パッキング 27 充電側固定電極 28 電極板 32 密閉蓋32a 開閉蓋 33 ガイド 34 開閉用フック 35 押え 40 腕金 41 電源側ブッシング 42 負荷側ブッシング 43 FCブッシング 43a 絶縁隔壁 44 蓋 45 検電・検相制御システム 46 操作ハンドル 46a 回転軸 47 表示矢 48 保護キャップ 49 取付プレート 50 可動接点 51 連絡導体 52 消弧室 53 プロテクタ 54 固定接点 55 PDセンサ 56 絶縁ロッド 57 補強部材 59 取付部 60 電源側端子 61 リード導体 62 回転アーム 63 接点支持導体 64 軸 76 連動シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 富田 實 東京都品川区荏原5丁目2番1号 株式会 社三英社製作所内 (72)考案者 遠藤 博 東京都品川区荏原5丁目2番1号 株式会 社三英社製作所内 (72)考案者 神保 浩之 東京都品川区荏原5丁目2番1号 株式会 社三英社製作所内 (56)参考文献 特公 昭26−4724(JP,B1) 実公 昭45−23661(JP,Y1) 実公 昭42−17531(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】気密性ケースの中に第1の入出力導体に接
続された固定接点と、該固定接点に対して開閉し第2の
入出力導体に接続された可動接点より構成される開閉機
構を収納した全閉型開閉器において、 所定の長さを有した限流ヒューズを収納し前記可動接点
を支持する第1の端部と、前記限流ヒューズを着脱する
開口部を有し前記気密性ケースの外部に位置する第2の
端部を備え、外周の所定の位置において前記気密性ケー
スに対して気密処理を施されたブッシングと、 前記ブッシングを長さ方向に貫通して前記第1の端部か
ら前記第2の端部へ伸びることにより前記可動接点を前
記限流ヒューズの第1の端子に接続する第1のリード手
段と、 前記第1の端部において前記ブッシングを貫通し、前記
限流ヒューズの第2の端子を前記第2の入出力導体に接
続する第2のリード手段を備えたことを特徴とする全閉
型開閉器。 - 【請求項2】前記ブッシングは、先端部に前記可動接点
と前記限流ヒューズを接続するための接続端子を有する
と共に、前記ブッシングと一体に形成され前記先端部か
らL字状に突出し前記第2の入出力導体と前記限流ヒュ
ーズを接続する連絡導体を包囲する絶縁隔壁を有し、 前記可動接点は、導電性支持板を介して前記接続端子に
固定され、かつ、前記絶縁隔壁に接続固定された補強部
材によって支持補強されていることを特徴とする請求項
第1項記載の全閉型開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018284U JPH0751707Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 全閉型開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991018284U JPH0751707Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 全閉型開閉器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108831U JPH04108831U (ja) | 1992-09-21 |
JPH0751707Y2 true JPH0751707Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31904837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991018284U Expired - Fee Related JPH0751707Y2 (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 全閉型開閉器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751707Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3756824B2 (ja) * | 2002-02-07 | 2006-03-15 | エナジーサポート株式会社 | 開閉器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4217531Y1 (ja) * | 1965-11-22 | 1967-10-11 | ||
JPS4523661Y1 (ja) * | 1967-03-31 | 1970-09-17 |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP1991018284U patent/JPH0751707Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108831U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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