JPH0337924A - バイパス端子付固定モールド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂モールド形断路器用の固定モールドに関し
、特に、非常用電源の取り出しを容易に行えるようにし
たバイパス端子付固定モールドに関する。

〔従来の技術〕

従来の固定モールドとして、例えば、第３図および第４
図に示すものがある。この固定モールド１９は、エポキ
シ絶縁体２に埋込れたＬ型の埋込導体１１と、埋込導体
１１と可動モールド１１１３の導体とを電気的に接続す
る接触子（チューリップコンタクト）３ａと、エポキシ
絶縁体２の内表面に切られたネジ部にネジ込まれ、接触
子３ａの抜け防止を行う接触子ストッパー４８と、活線
開放時の消弧を行う消弧室５と、前記ネジ部にネジ込ま
れ、消弧室５の抜け防止を行う消弧室ストッパー６と、
消弧棒固定金具７ａを介して、埋込導体１１に取付られ
た消弧棒７と、埋込導体１■とケーブル終端接続部１４
の導体とを電気的に接続する接触子３ｂと、エポキシ絶
縁体２の内面のネジ部にネジ込まれ、接触子３ｂの抜け
防止を行う接触子ストッパー４ｂ等から構成され、第４
図に示すように、エポキシ絶縁体２に埋込めれた埋込金
具２０により、断路器取付金具１５に固定され、可動モ
ールド蓋１３とともに断路器を形成する。

尚、エポキシ絶縁体２は可動モールド蓋１３およびケー
ブル終端接続部１４の嵌合部以外の外表面に導電性物質
を有している。また、消弧室５および消弧棒７は可動モ
ールド蓋１３の活線開放時に発生するアークを除くため
の消弧作用を持つものである。１７はモールドブスバー
を示す。この種の断路器は実公昭５７−４９９号公報に
示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来の固定モールド１９では、断路器を形成し
た状態において、充電部が全て隠蔽化されているため、
非常用電源を取り出す場合には停電が避けられないと言
う不都合があった。例えば、非常用電源を取り出すには
、可動モールドＭ１３を開放状態として固定モールＦ’
１９の接触子３ａから取り出すか、あるいは、同様に可
動モールドＭ１３を開放状態としてケーブル終端接続部
１４を取り出し、接触子３ｂから取り出すかの何れかの
方法が考えられるが、可動モールドＭ１３を開くことに
よる停電が避けられない。また、この非常用電源を取り
出す作業が面倒なため、実用的でないと言う問題があっ
た。このため、ケーブル工事等の際の工事区間内の需要
家への給電（バイパス工事）時には、架空線から非常用
電源を取り出す工法が一般的であり、断路器から非常用
電源を取り出すことは行われなかった。

従って、本発明の目的は、無停電で、かつ、簡単に非常
用電源を取り出すことができるバイパス端子付固定モー
ルドを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前述した目的を実現するため、埋込導体のケー
ブル終端接続部側を伸長させて分岐したバイパス埋込導
体部と、バイパス埋込導体部とバイパスケーブル端末部
のケーブル導体を電気的に接続するための接触子と、接
触子の抜け防止および活線開放時の消弧作用を持ったカ
ラーを設けたバイパス端子付固定モールドを提供するも
のである。

即ち、本発明のバイパス端子付固定モールドは、埋込導
体を所定の方向に延長し、その一部を突出させ、非常用
電源引出用のバイパス端子（ブッシング）を付加して、
バイパスケーブル端末部の固定モールドへの接続を可能
としたものである。

以下、本発明のバイパス端子付固定モールドを詳細に説
明する。

〔実施例〕

第１図および第２図を参照して、本発明のバイパス端子
付固定モールドの一実施例を説明する。

第１図は本発明のバイパス端子付固定モールド１８の一
実施例を示し、エポキシ絶縁体２に埋込れた埋込導体１
と、埋込導体１と可動モールドＭ１３の導体とを電気的
に接続する接触子（チューリップコンタクト）３ａと、
エポキシ絶縁体２の内表面に切られたネジ部にネジ込ま
れ、接触子３ａの抜け防止を行う接触子ストッパー４８
と、活線開放時に消弧作用を行う消弧室５と、前記ネジ
部にネジ込まれ、消弧室５の抜け防止を行う消弧室スト
ッパー６と、消弧棒固定金具７ａを介して、埋込導体１
に取付られた消弧棒７と、埋込導体１とケーブル終端接
続部１４の導体とを電気的に接続する接触子３ｂと、エ
ポキシ絶縁体２の内面のネジ部にネジ込まれ、接触子３
ｂの抜け防止を行う接触子ストッパー４ｂと、後述する
接触子８と電気的に接続できるように、埋込導体ｌの一
部を突出して形成したバイパス埋込導体１ａと、バイパ
ス埋込導体１ａとバイパスケーブル端末部１２の導体と
を電気的に接続する接触子８と、接触子８の抜け防止お
よび活線開放時の消弧作用を持ったカラー９から構成さ
れ、第２図に示すように、エポキシ絶縁体２に埋込れた
埋込金具２０により断路器取付金具１５に固定され、可
動モールドｌｌ１３とともに断路器を形成する。ここで
、バイパス埋込導体１ａ、接触子８．および。

カラー９はバイパスケーブル端末部１２に嵌合できるよ
うにエポキシ絶縁体２によって固定モールド本体部分と
一体に成形され、バイパス端子部ＩＯを形成する。また
、エポキシ絶縁体２の外表面には嵌合部以外は全て導電
性物質を有し、遮蔽層を形成している。尚、１７はモー
ルドブスバーを示す。

本実施例では、樹脂モールドとしてエポキシモールド（
エポキシ絶縁体２）を使用したが特にこれに限定される
ものではない。また、バイパス端末部の抜け防止のため
に、バイパス端子付固定モールド１８に、端末部固定金
具１６が取付られる金具１６Ａが埋込まれている。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のバイパス端子付固定モー
ルドによれば、埋込導体のケーブル終端接続部側を伸長
させて分岐したバイパス埋込導体部と、バイパス埋込導
体部とバイパスケーブル端末部のケーブル導体を電気的
に接続するための接触子と、接触子の抜け防止および活
線開放時の消弧作用を持ったカラーを設けたため、無停
電で、かつ、簡単に非常用電源を取り出すことができた
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のバイパス端子付固定モールドの一実施
例を示す横断面図である。第２図は本発明のバイパス端
子付固定モールドの使用例を示す全体図である。第３図
は従来の固定モールドの横断面図。第４図は従来の固定
モールドの使用状態を示す図。 符号の説明 ■・−・・−・−・−埋込導体 １ａ・−・−−一−−バイパス埋込導体２−−−−・−
・−エポキシ絶縁体 ３ａ、３ｂ、　８−・−・・・−・接触子４　ａ　、　
４　ｂ−−−−−−−−−−一接触子ストッパー５・−
・・−・−−−−一消弧室 ６−−−−−−−・−消弧室ストッパー７ａ−−−−−
一〜−−−−消弧棒固定金具９−−−−・−・−カラー １０−−−−−−−・−バイパス端子部１ 消弧棒 ・−埋込導体 ・・バイパスケーブル端末部 ・−〜−−−可動モールド蓋 ・−一一一一ケーブル終端接続部 断路器取付金具 ・−ケーブル端末部固定金具 ・−・−・−−−−一金具 モールドブスバー 一・−・バイパスｉ手付固定モール ・・・−・−固定モールド ・−埋込金具 ド

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）樹脂モールド形断路器の可動モールド蓋の可動導
   体、および、ケーブル終端接続部のケーブル導体を接触
   子を介して電気的に接続する埋込導体と、その埋込導体
   を絶縁し、外表面に遮蔽を目的とする導電性物質を有し
   、可動モールド蓋およびケーブル終端接続部を嵌合でき
   るように成形されたエポキシ樹脂等から成る絶縁体を備
   えた樹脂モールド形断路器用の固定モールドにおいて、
   前記埋込導体のケーブル終端接続部側を伸長させて分岐
   したバイパス埋込導体部と、前記バイパス埋込導体部と
   バイパスケーブル端末部のケーブル導体を電気的に接続
   するための接触子と、前記接触子の抜け防止および活線
   開放時の消弧作用を持ったカラーを設けたことを特徴と
   するバイパス端子付固定モールド。
2. （２）前記バイパスケーブル端末部を固定し、この端末
   部の抜けを防止する固定金具を固定モールド自体に取り
   付けた構成の請求項第１項記載のバイパス端子付固定モ
   ールド。