JP2009268314A - バイパスケーブル活線着脱工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中配電機器を収納した外箱内に、回路を活線状態のまま、安全、容易かつ確実に着脱出来るバイパスケーブル活線着脱工具を提供する。
【解決手段】バイパスケーブル着脱工具Aは、三相各相のバイパスケーブル端末51に取り付ける可動部材Bと、外箱60に取り付ける三相一体の固定部材Cとから成り、可動部材Bは突出部3を有する枠体から成り、枠体の下部にガイド突体4を設け、枠体に固定金具7を設け、固定部材Cは三相各相のバイパスケーブル50を固定するケーブル固定部を下部に、ガイド挿通部9を上部に有する枠体から成り、固定部材Cを外箱60内に固定し、可動部材Bを、ガイド突体4を固定部材Cのガイド挿通部9に嵌め入れて押すことにより、バイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに嵌合させる構成とした。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力供給のために、外箱内に設置されている地中配電機器等の地中配電系統線路において、事故復旧工事時や作業停電時の際に使用されるバイパスケーブルを、開閉器を含む前記地中配電機器に活線状態で取り付ける着脱工具に関するものである。
近年、電力供給において、電力品質の向上の社会的要請の観点から、配電系統線路の事故復旧工事及び作業停電の時間短縮が望まれている。
この様な中、工事区間にバイパスケーブルを使用して、当該工事区間の配電路を遮断することなく、無停電の状態で工事を支障なく行えるようにしたバイパスケーブル工法と言うものがある。これは、特許文献1の従来技術にも記載されている。
特開平6−35114号公報
しかしながら、地中配電系統では、作業安全上、バイパスケーブルの地中配電機器への着脱は機器のバイパス端子を無電圧状態にして行う必要があり、そのため多大な時間を要している。
すなわち、バイパスケーブルの充電後にバイパスケーブルに接触することが出来ないことから、機器側のバイパス端子を無電圧にして、バイパスケーブルを接続する必要がある。そこで、バイパスケーブルを接続する回路の負荷側に連係して、隣接する他の外箱内の機器に逆送りしてループにした後、負荷側の機器と前記バイパスケーブルを接続する機器とを連係している回路を開放し、その後、当該回路にバイパスケーブルを接続固定する。そして、当該バイパスケーブルの接続固定を十分に行った後、当該回路を投入し、前記バイパスケーブルを充電する。なお、作業終了後は、系統を元の状態に切り戻す必要がある。
また、バイパスケーブルはある程度剛性を有するのでバイパスケーブル端末をバイパス端子に滑らかに着脱するために、バイパスケーブルクリートからバイパス端子までの間に有る程度の長さが必要であった。
さらに、昨今では、配電機器のSFガス絶縁方式の開閉器は、地球温暖化防止の観点から敬遠され、代わりに気中絶縁方式の開閉器が採用される傾向があり、その為、機器が大きくなり、外箱の高さは規制されていることから、当該機器に取り付けられることになるバイパス端子の位置も下方へ下がり、また、作業性向上の観点から、バイパス端子を正面横並びにする必要があり、さらに、機器の横幅も規制されていることから、相間が狭くなり、短絡電流通電時の電磁反発力が増大し、バイパスケーブルの機器への活線状態での着脱はより困難となっている。
この発明は、これらの点を鑑みて為されたもので、開閉器等の地中配電機器を収納設置した外箱内において、バイパスケーブルを接続する際、当該バイパスケーブルを取り付ける回路を活線状態のまま、短時間で、安全、容易かつ確実に着脱出来るバイパスケーブル活線着脱工具を提供して前記課題を解決するものである。
請求項1の発明は、地中配電機器を収納した外箱の、前記地中配電機器の主回路ケーブル端末に設けたバイパス端子にバイパスケーブル端末を接続する際に使用するバイパスケーブル着脱工具において、前記バイパスケーブル着脱工具は、三相各相の前記バイパスケーブル端末に取り付ける可動部材と、前記各バイパスケーブルを挿通固定して前記外箱内に取り付け、固定する三相一体の固定部材とから成る。
前記可動部材は、鈎型のバイパスケーブル端末の先端部を被う断面略逆L字型の突出部を有する枠体から成り、当該枠体の下部に、前記突出部との間に間隔をあけて同方向に平行にガイド突体を設け、前記枠体の外面に操作棒を係止する係止部材を設け、前記固定部材は前記三相各相のバイパスケーブルを固定するケーブル固定部を下部に、前記可動部材の各ガイド突体を嵌めて通す3個のガイド挿通部を上部に夫々有する枠体から成る。
前記固定部材を前記外箱内に固定し、当該固定部材のケーブル固定部に固定した三相各相のバイパスケーブルのケーブル端末の先端部に取り付けた可動部材を、当該可動部材の各ガイド突体を前記固定部材の各ガイド挿通部に嵌め入れて押すことにより、前記各相のバイパスケーブル端末を前記主回路ケーブル端末の各相のバイパス端子に嵌合させる構成としたバイパスケーブル活線着脱工具とした。
請求項2の発明は、前記可動部材及び前記固定部材の各枠体は夫々金属から成る前記請求項1に記載のバイパスケーブル活線着脱工具とした。また、請求項3の発明は、前記固定部材の各ガイド挿通部内の上下に夫々複数のローラーを水平に軸支して設け、当該ガイド挿通部の上下のローラーの間に前記各可動部材のガイド突体を挿入する前記請求項1又は2に記載のバイパスケーブル活線着脱工具とした。
請求項4の発明は、前記係止部材は、前記可動部材の略逆L字型の屈曲部の両側外面に両脚部を水平に軸支して回動自在に設け、前記脚部の間に介在する板体の前面には回動自在なねじ部を突設し、後面には前記ねじ部と一体に設けた係止体を設け、前記枠体の背面に位置させた前記係止部材の係止体に前記操作棒の先端を係止して、前記バイパスケーブル端末に取り付けた可動部材を押圧して当該バイパスケーブル端末を前記バイパス端子に嵌合する。
さらに、前記操作棒によって前記係止部材を回動させて前記枠体の屈曲部上に略立設し、当該係止部材の板体の前面のねじ部を、前記バイパス端子を設けた地中配電機器に予め設けたねじ穴に、前記操作棒を回して螺着して当該係止部材を当該地中配電機器に固定する構成とした前記請求項1、2又は3の何れかに記載のバイパスケーブル活線着脱工具とした。
請求項5の発明は、前記固定部材を形成する枠体はバイパスケーブル両側にわずかな隙間を設けて挟む各相2枚の板体を両側に立設し、背面側を別の板体で塞いで形成し、当該枠体の下端に、バイパスケーブルを各相個別に固定するバイパスケーブルクリートの一端を回動自在に軸支して設けた前記請求項1、2、3又は4の何れかに記載のバイパスケーブル活線着脱工具とした。また、請求項6の発明は、前記固定部材を形成する枠体の前記ケーブル固定部の前部にローラーを水平に軸支して設けた前記請求項5に記載のバイパスケーブル活線着脱工具とした。
請求項1の発明によれば、バイパスケーブルの接続において、機器側のバイパス端子を無電圧にする必要が無いないので、従来の繁雑な作業を行う必要が無い。また、予め、可動部材と固定部材を設け、バイパスケーブル端末に前記可動部材を取り付け、固定部材を外箱内に取り付け、当該可動部材の下部のガイド突体を前記固定部材の上部に設けたガイド挿通部に挿入しガイドとすることにより、バイパスケーブル端末を機器側のバイパス端子に嵌合して接続するようにしたので、また、バイパスケーブルの捕縛作業も省略することが出来るので、活線状態のバイパス端子に短時間で、安全、容易かつ確実にバイパスケーブルを着脱することが出来る。
また、機器全体が比較的上下方向に大きな気中絶縁方式の開閉器でバイパス端子が外箱内の下部にあっても、前述の通り、従来の繁雑な作業が不要で、可動部材のガイド突体を固定部材内に挿入することにより、バイパスケーブルを活線状態のバイパス端子に確実に接続することが出来る。
請求項2の発明によれば、前記可動部材及び固定部材の各枠体が金属から成るので、バイパスケーブル通電中に万一短絡電流が通電した場合、異相間同士にかかる多大な電磁反発力に対して、特別な追加補強処置を施さなくても十分耐えることが出来、また、バイパスケーブル通電中に万一、バイパスケーブル端末部に絶縁破壊が生じても、瞬時に事故電流を地中に流すことが出来るのでバイパスケーブル端末の燃焼、アークによる外箱の穴開きを防止出来る。
請求項3の発明によれば、前記固定部材の各ガイド挿通部の上下に夫々複数のローラーを水平に軸支して設け、当該ガイド挿通部の上下のローラーの間に前記各可動部材のガイド突体を挿入することとしたので、可動部材を取り付けたバイパスケーブル端末を機器側のバイパス端子に嵌合する際、ガイド突体がガイド挿通部内を円滑に進み、バイパスケーブル端末をより確実に機器側のバイパス端子に着脱をすることが出来る。
請求項4の発明によれば、前記係止部材は、前記可動部材の略逆L字型の屈曲部の両側外面に両脚部を水平に軸支して回動自在に設け、前記枠体の背面に位置する前記係止部材の係止体に前記操作棒の先端を係止して、前記バイパスケーブル端末に取り付けた可動部材を押圧して当該バイパスケーブル端末をバイパス端子に嵌合し、さらに、前記操作棒によって前記係止部材を回動させて前記枠体の屈曲部上に略立設し、当該係止部材の板体の前面のねじ部を、前記バイパス端子を設けた地中配電機器に予め設けたねじ穴に、前記操作棒を回して螺着して当該係止部材を当該地中配電機器に固定することとしたので、短絡電流が通電しても、その電磁反発力でバイパスケーブル端末が機器側のバイパス端子から離脱することがない。
請求項5の発明によれば、前記固定部材を形成する枠体をバイパスケーブル両側にわずかな隙間を設けて挟む各相2枚の板体を両側に配し、背面側を別の板体で塞いで形成し、当該枠体の下端に、バイパスケーブルを各相個別に固定するバイパスケーブルクリートの一端を回動自在に軸支して設けたので、バイパスケーブル端末の機器側のバイパス端子への嵌合状態時と引き抜き状態時のバイパスケーブルの撓みを吸収することが出来、バイパスケーブル端末とバイパスケーブルクリート間を短くしても、バイパスケーブル端末を機器側のバイパス端子に無理なく円滑に活線着脱することが出来る。その結果、バイパスケーブル着脱工具として作業性が良いものである。
請求項6の発明によれば、前記固定部材を形成する枠体の前記ケーブル固定部の前部にローラーを水平に軸支して設けたので、前記バイパスケーブル端末を開放状態にする際、当該バイパスケーブルを前記ローラー上に支持することが出来、その結果、バイパスケーブルを外箱に接触させることなく開放操作をすることが出来る。
地中配電機器を収納した外箱の、前記地中配電機器の主回路ケーブル端末に設けたバイパス端子にバイパスケーブル端末を接続する際に使用するバイパスケーブル活線着脱工具において、前記バイパスケーブル活線着脱工具は、三相各相の前記バイパスケーブル端末に取り付ける可動部材と、前記各バイパスケーブルを挿通固定して前記外箱内に取り付け、固定する三相一体の固定部材とから成る。
前記可動部材は、鈎型のバイパスケーブル端末の先端部を被う断面略逆L字型の突出部を有する枠体から成り、当該枠体の下部に、前記突出部との間に間隔をあけて同方向に平行にガイド突体を設け、前記枠体の外面に操作棒を係止する係止部材を設け、前記固定部材は前記三相各相のバイパスケーブルを固定するケーブル固定部を下部に、前記可動部材の各ガイド突体を嵌めて通す3個のガイド挿通部を上部に夫々有する枠体から成る。
前記固定部材を前記外箱内に固定し、当該固定部材のケーブル固定部に固定した三相各相のバイパスケーブルのケーブル端末の先端部に取り付けた可動部材を、当該可動部材の各ガイド突体を前記固定部材の各ガイド挿通部に嵌め入れて押すことにより、前記各相のバイパスケーブル端末を前記主回路ケーブル端末の各相のバイパス端子に嵌合させる構成とした。
これにより、短時間で、安全、容易かつ確実にバイパスケーブル端末を活線状態でバイパス端子に着脱することが出来る。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施例において、外箱60内の開閉器である機器62にバイパスケーブル活線着脱工具A付のバイパスケーブル50を接続した状態の一部縦断面図である。図2は、この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具Aの可動部材Bの側面図である。図3は、同平面図である。図4は、同正面図である。図5は、同背面図である。図6は、この発明の実施例のバイパスケーブル端末51に可動部材Bを取り付けた状態の断面図である。
このバイパスケーブル活線着脱工具Aを使用して、外箱60内に収納設置された機器62にバイパスケーブル50を取り付ける。この外箱60は、図1及び図18に示すように、機器62を収納設置した外箱として一般的なものであり、地中に設けられた横長長方形状のハンドホール63の上部端縁のハンドホール基礎63aの上に、四辺形の枠体を形成した機器外箱チャネルベース64(以下、単に「チャネルベース64」と言う。)を設け、この四辺形状に設けたチャネルベース64の上に外箱60を固定したものである。前記長方形状の開口部からはこの外箱60内に複数のケーブル(主回路ケーブル61等)が立ち上げられている。
図15に示すように、バイパス工事の際、前記可動部材B及び固定部材Cを一端である端末に取り付けたバイパスケーブル50の他端を外箱60内からハンドホール63内に入れた後、折り返して、外箱外に引出し、この外箱60内の機器62の下方にある主回路ケーブル端末61aの正面に設けたバイパス端子61bに、前記バイパスケーブル50のバイパスケーブル端末51を取り付けるものとする。
この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具Aは、図1に示すように、可動部材Bと固定部材Cから成る。まず、可動部材Bから説明する。この可動部材Bは、バイパスケーブル端末51の先端部に取り付けて当該バイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに嵌合するものである。この可動部材Bは、図2に示すように、断面略逆コ字型の枠体で、水平な突出部3を上部に有し、下部に、前記突出部3と同方向に平行にガイド突体4を設けている。このガイド突体4は、前記突出部3より後方へ長く伸びている。
前記可動部材Bの枠体は、ここでは、逆向きコ字型の金属板体1を2枚、間隔を空けて相対向させて立設し、図3、図4、図5及び図6に示すように、これらの金属板体1の間に、当該金属板体1の形状に沿って、支持金具2を設けてこれらを一体に固定して形成している。この可動部材Bにバイパスケーブル端末51を挿通させる。
前記支持金具2は、前記突出部3内において、図4、図5及び図6に示すように、長手方向の上下に、一対の湾曲させた板体を相対向させて、当該可動部材Bの屈曲部を除いて先端まで設け、前記各板体の長手方向の相対向する端縁を折り返して折り返し縁とし、これらの各折り返し縁を前記突出部3の内側面と当接させ、当該可動部材Bの外側の両側からこれらに雌ねじを複数穿ち、ねじ5とナット6で夫々固定している。また、この可動部材Bの上部の屈曲部を除いて、この可動部材Bの直立部にも、図3及び図6に示すように、縦方向に湾曲させた一対の板体を相対向させて、前記突出部3の支持金具2と同様の支持金具2を設けて固定しており、この支持金具2は当該直立部の下端縁まで設けられている。
また、この可動部材Bの下部の突出部であるガイド突体4の内側には、前記突出部3の支持金具2と同様な一対の支持金具2を設けている。前記突出部3の先端、ガイド突体4の先端、直立部の下端は、夫々一対の支持金具2の開口部となっており、この直立部の下端内側には、図6に示すように、後述するバイパスケーブル50の先端部にこの可動部材Bを取り付けた際、このバイパスケーブル50のケーブル部分50aを内側に挿通して固定する、環状のケーブルスペーサー2aを設けるようになっている。
図7は、この発明の実施例の可動部材Bに取り付ける固定金具7の一部断面正面図である。図8は、同側面図である。図9は、同縦断面図である。
この可動部材Bの上部の屈曲部の両側外面に、固定金具7を回転自在に設けている。この固定金具7は、図6、7、8及び9に示すように、立設した四角形状の板体7aの左右の両側から脚部7bを夫々垂下させ、当該両側の脚部7bの略先端に透孔gを夫々穿っている。この固定金具7を、前記可動部材Bの上部の屈曲部の両側外面に被せ、当該固定金具7の左右の各透孔7gに、当該透孔7gの径より小さい径を有し、外周縁に前記透孔7gの径より大きいフランジを有する円板状の支軸7fを夫々嵌合して前記屈曲部の両側外面にネジ7hで螺着して固定し、当該固定金具7を回動自在に軸支している。この固定金具7の上部の板体7aの表面には、図8及び9に示すように、回転円板7eが板体7aに重合しており、回転円板7eの裏面中心からねじ部7cが突設し、このねじ部7cは前記板体7aに設けた孔を貫通して板体7aの裏面に突出している。また、前記回転円板7eの表面には、横向きU字型の係止体7dを設けている。これにより、係止体7dを回転させることにより、前記ねじ部7cも回転する。
図10は、この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具Aの固定部材Cの側面図である。図11は、同平面図である。図12は、同正面図である。図13は、同背面図である。図14は、この発明の実施例のバイパスケーブルクリート側ケーブルスペーサー10aの斜視図である。
前記固定部材Cを説明する。この固定部材Cは、図10に示すように、略十字型の2枚の金属板体8を間隔を空けて相対向させて立設し、これらの金属板体8の間に、後述するローラー等を設けたものを3組並べて、これらを一体にして枠体を構成し、各組の金属板体8aの間の上部にガイド挿通部9、下部にケーブル固定部を夫々有している。これらの各金属板体8は、略十字型の金属板体8aの上部の突出部の上に、ガイド挿通部9を形成する台形状の金属板体8bを2枚相対向させて夫々設けたものから成る。
当該各金属板体8bの内側に前記ガイド挿通部9を夫々設け、当該各ガイド挿通部9の上部に2つのローラー9aを夫々水平に軸支したシャフトの両側に並べて設け、下部に3つのローラー9bを夫々水平に軸支したシャフトの両側に並べて設けている。これらの下部の各3つのローラー9bのうち、最前列のローラー9bの間には、図1に示すように、当該箇所に可動部材Bのケーブル部分50aが挿入されるので水平なシャフトは設けられていない。また、この上部の突出部を形成する2枚の各金属板体8bの前側上部の角部は夫々切り取られており、後述する、各可動部材Bのガイド突体4の先端を挿入する際に、当該ガイド突体4が挿入し易い様になっている。
また、当該各金属板体8の下部の突出部の下端には、図10、図12、図13に示すように、ケーブル固定部である、横長で半身のバイパスケーブルクリート10を夫々設けており、また、当該バイパスケーブルクリート10の内側には、図11、図12、図13、図14に示す、横長で半身のバイパスケーブルクリート側ケーブルスペーサー10aを2つ相対向させて設けている。当該各バイパスケーブルクリート10の正面側の端部に軸支したシャフト10bによって当該バイパスケーブルクリート10を前記金属板体8の下部の突出部に回動自在に夫々設けている。また、図10、図11、図12に示すように、当該各金属板体8の前部の突出部の内側下部には、1つのローラー11を水平に軸支して夫々設けている。
これらの固定部材Cの後部の各突出部の後端に長方形状の取り付け板体12を当てて固定している。
次に、このバイパスケーブル活線着脱工具A(可動部材B及び固定部材C)を使用して、外箱60内に収納設置された機器62にバイパスケーブル50を取り付ける。
図15は、この発明の実施例において、外箱60内の機器62にバイパスケーブル端末51を取り付けるために当該バイパスケーブル端末51を開放した状態の一部縦断面図である。図16は、この発明の実施例において、外箱60内の機器62にバイパスケーブル端末51を取り付けるためにフック棒66で当該バイパスケーブル端末51を押圧している状態の一部縦断面図である。図17は、この発明の実施例において、外箱60内の機器62にバイパスケーブル端末51を取り付け、外箱60の扉を閉めた状態の一部縦断面図である。図18は、同一部破断正面図である。図19は、この発明の実施例において、バイパス端子61bからバイパスケーブル端末51を引き抜く状態の一部縦断面図である。
バイパスケーブル活線着脱工具Aは、予め、工場等において、数メートル、例えば、2〜3メートルのバイパスケーブル50を三相分(3本)用意し、これらの各バイパスケーブルの各端末51に3個の可動部材Bを取り付けておき、三相の各バイパスケーブル50のケーブル部分50aを前記固定部材Cの各ケーブル固定部である各2枚の金属板体8の間に夫々挿通し、各相毎にバイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに円滑に着脱出来るように、バイパスケーブル50のケーブル部分50aにおける最適な位置を各バイパスケーブルクリート10内のケーブルスペーサー10a内に挿通して固定しておく。
そして、活線状態で、バイパス工事を始める際に、バイパスケーブル活線着脱工具Aを付けたバイパスケーブル50を外箱60内に入れ、このバイパスケーブル50の負荷側を、図15に示すように、前記ハンドホール63内に垂らす。
その後、当該各バイパスケーブル50を挿通させている固定部材Cの後側の取り付け板体12を、当該外箱60内であって、チャネルベース64の底板上に位置している主回路ケーブルクリート65にボルトとナットにより取り付けて、当該固定部材Cを当該主回路ケーブルクリート65に固定する。この時、当該固定部材Cの前部の突出部は、丁度、前記チャネルベース64の内側の凹部に、嵌合されて係止され、当該固定部材Cが不用意に動かないように安定した状態となっている。
この後、当該バイパスケーブル50の負荷側先端50bは、図18に示すように、外箱60の側面に、予め、設けた開閉自在な開口部から路上に引き出し、地上に載置されている「切」状態としたバイパス開閉器又は工事用開閉器に接続する(図示省略)。
この際、バイパスケーブル50の負荷側先端50bと、前記バイパス開閉器又は工事用開閉器との距離が短い場合は、バイパスケーブル50の負荷側先端50bと前記バイパス開閉器又は工事用開閉器とを直接接続するが、これらの距離が長い場合は、バイパスケーブル活線着脱工具A付のバイパスケーブル50の負荷側先端50bに、通常のバイパスケーブルを接続して中継し、その後前記バイパス開閉器等に接続することもある。
また、バイパスケーブル50の接続に際して、外箱60の扉を開けた際、開放状態のバイパスケーブル50が干渉することが予想される場合は、図18に示すように、当該開口部直下のチャネルベース64の上部の、左右の部分を夫々一定長切除し、その切除部64aを、予め、取り外し自在に設けておく必要がある。可動部材Bを取り付けた三相各相のバイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに嵌合するにあたり、図15に示すように、当該各バイパスケーブル端末51を十分に引出した状態、すなわち開放状態としておく。
また、この時、取り付け板体12を主回路ケーブルクリート65に固定する位置は、予め、工場で前記機器62側の各バイパス端子61bの位置と、各可動部材Bのガイド突体4を固定部材Cの各ガイド挿通部9内に挿入した際の各可動部材Bの突出部3のバイパスケーブル50のバイパスケーブル端末51の位置とが一致するように調整しておくものとする。
そして、当該三相のバイパスケーブル50の各可動部材Bのガイド突体4の先端部を、前記固定部材Cの各ガイド挿通部9の開口部の側板である金属板体8b間にあてがって差し込み、当該ガイド挿通部9の手前のローラー9bの上に乗せ、さらに、前記固定金具7を前記可動部材Bの手前に回動し、倒された状態の当該固定金具7の係止体7dに、別途設けた、先端を略直角に屈曲させたカギ部66aを設けたフック棒66の当該カギ部66aを係止し、そのまま可動部材Bを押圧して奥まで進める。その際、ガイド挿通部9の下部の最前列の両側のローラー9bの間にはシャフトが設けられていないので、バイパスケーブル50は、固定部材C内を垂下出来る。
この時、当該突出部3が真っ直ぐに前進して前記機器側のバイパス端子61bに正確に嵌合する様に、前述の通り、夫々の位置を調整しているので、前記ガイド突体4がガイドとなって前記上下左右のローラー9a、9bに挟まれた状態で円滑に奥まで前進すると、図1に示すように、前記各可動部材Bの突出部3内のバイパスケーブル端末51が前記主回路の機器側のバイパス端子61bに夫々確実に嵌合されて接続される。この時、事前に、機器側のバイパス端子61bに被せてある防護栓を外しておく(図示省略)。
その後、前記フック棒66で、図17及び18に示すように、前記固定金具7を起こして、枠体の屈曲部上に立たせた状態にして当該固定金具7のねじ部7cを、予め設けられた機器本体正面の雌ねじ穴(図示省略)にあてがい、前記フック棒66を回して螺着して、これらを固定する。これらの作業を三相各相のバイパスケーブル50毎に行う。この後、外箱60の扉を閉めて終了となる。
また、三相各相のバイパスケーブル50を開放(取り外し)する操作は、前術の手順を逆に行う。すなわち、バイパス開閉器又は工事用開閉器を「切」状態にし、外箱60の扉を開け、図19に示すように、フック棒66のかぎ部66aを固定金具7の係止体7dに係止し、ねじ部7cを逆回転させて螺着を解除し、続いて、当該固定金具7を手前に水平に倒した状態で引っ張り、各バイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bから引き抜く。これにより、各バイパスケーブル端末51の接続は解除される。
これらの結果、バイパスケーブル50を活線状態で、短時間で、安全かつ確実に着脱出来る。加えて、これらの効果のほかに、バイパスケーブル50の通電中に万一短絡電流が通電した場合、異相間同士にかかる150kgfを超える多大な電磁反発力に対して、特別な追加補強処置を施さなくても、以下の理由により十分耐えることが出来る。
すなわち、各バイパスケーブル端末51を可動部材Bを形成する金属板体1と一体化し、各可動部材Bを固定金具7を用いて上方に位置する機器本体(機器62)に螺着、固定することにより、また、各可動部材Bのガイド突体4を固定部材Cの各ガイド挿通部9内に挿入することにより、バイパスケーブル端末51の回転しようとする力とバイパスケーブル端末51の離脱しようとする力を阻止する。さらに、バイパスケーブル端末51末端からバイパスケーブルクリート10までのバイパスケーブル50の正面から見て、左右方向に加わる力に対しては、固定部材Cを形成する各金属板体8により、また、正面から見て前後方向に加わる力に対しては、可動部材Bを形成する金属板体1とバイパスケーブルクリート10により阻止する。
また、各バイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに嵌合するとき、まず、各可動部材Bのガイド突体4の先端下部を固定部材Cの各金属板体8間に差し込み、さらに、下部の手前側のガイドローラー9bに乗せ、フック棒66で可動部材B(バイパスケーブル端末51)を押していくと、可動部材Bのガイド突体4の先端が金属板体8の上部の手前側のガイドローラー9aに当接し、そのまま可動部材B(バイパスケーブル端末51)を押していくとバイパスケーブル端末51の嵌合部先端の中心が機器側のバイパス端子61b先端の中心に水平に正対して合わせることが出来、また、バイパスケーブル50の自重を支えることが出来、その後の挿入嵌合動作においても複数のガイドローラー9a、9bにより無理なく、滑らかに挿入嵌合できる。
また、バイパスケーブルクリート10を固定部材Cに対して回転自在とすることにより、バイパスケーブル端末51の機器側のバイパス端子61bへの嵌合状態時と引き抜き状態時のバイパスケーブル50の撓みを吸収出来、バイパスケーブル端末51とバイパスケーブルクリート10間を短くしてもバイパスケーブル端末51を機器側のバイパス端子61bに無理なく滑らかに活線着脱できる。
固定金具7を回転自在にし、係止体7dを横向きU字型に設けてフック棒66先端のかぎ部66aが入れられる穴(隙間)を設けたことにより、フック棒66で各バイパスケーブル端末51を機器側の各バイパス端子61bに嵌合後、フック棒66を外さないで、そのままフック棒66でねじ部7cを回しながら各バイパスケーブル端末51を機器62側本体に固定することが出来る。
各バイパスケーブル端末51が金属板体1や支持金具2などの金属で覆われているので、各バイパスケーブル50が充電中に万一各バイパスケーブル端末51が絶縁破壊を起こして異相地絡が生じても、速やかに事故電流を流せるので各バイパスケーブル端末51の燃焼及び外箱60の穴開きを防止できる。
前記実施例では、可動部材Bを2枚の金属板体1を相対向させて立設し、これらの内側に一対の支持金具2を設けて一体に形成しているが、可動部材Bを形成するのは、必ずしもこの様な構成に限らず、また、金属板体に限らない。また、固定部材Cを金属板体8を相対向させて立設し、当該金属板体8の間にローラー等を設けたものを3組並べ、これらを一体に形成して枠体を形成しているが、可動部材Bを形成するのは、必ずしもこの様な構成に限らず、また、金属板体に限るものではない。
可動部材Bに突出部3とガイド突体4とを設け、固定部材Cの各ガイド挿通部9にバイパスケーブル端末51を取り付けたガイド突体4を挿入出来るものであるならば、他の方法によるものでも良い。また、係止部材として、固定金具7を用いているが、係止部材の構成としてはこれに限らない。
また、固定部材Cを形成する金属板体8を十字型に設けているが、上部にガイド挿通部9を形成し、下部にケーブル固定部を形成し、発明として効果を奏することが出来るものならば、十字型に限るものでなく、他の形状でも良い。さらに、ガイド挿通部9の上下のローラー9a、9bや、前側の突出部のローラー11は無くてもよく、また、固定部材Cを外箱60に固定するのは、必ずしも主回路ケーブルクリート65に限るものではなく、外箱60内の他の部位でも良い。
さらに、前記実施例においては、気中絶縁方式の機器62に設けた機器側のバイパス端子61bに、バイパスケーブル端末51を取り付けているが、バイパスケーブル端末51を取り付けるのは、他の開閉器乃至は他の地中配電機器のバイパス端末でもよい。また、正面側のチャネルベース64の上部の一部を取り外し自在としているが、バイパス端子の位置が高く、支障なければ、通常のチャネルベースでももちろん良い。また、操作棒としてフック棒66を使用して、可動部材Bを押圧等しているが、可動部材Bを押圧等する操作棒としては、これに限らず、他の構成のものでももちろん良い。
また、バイパスケーブル活線着脱工具Aを形成するのに、2〜3メートルのバイパスケーブル50を用いているが、バイパスケーブル活線着脱工具Aを形成するバイパスケーブルの長さとしては、必ずしもこれに限るものではなく、使用時に最適な長さのものを用いれば良い。また、バイパス工事を始める際に、バイパスケーブル活線着脱工具Aを付けたバイパスケーブル50を主回路ケーブルクリート65に取り付けた後、ハンドホール63内に垂らされた当該バイパスケーブル50の負荷側を、再度、外箱60の側面の開口部から路上に引き出しているが、外箱60の側面の他、ハンドホール63の開口部から他方の扉の開口部を経て路上に引き出すことも出来、さらには、この時、他方の、チャネルベース64の切除部64aを外し、当該箇所から路上に引出しても良い。
この発明の実施例において、外箱内の機器にバイパスケーブル活線着脱工具付のバイパスケーブルを接続した状態の一部縦断面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の可動部材の側面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の可動部材の平面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の可動部材の正面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の可動部材の背面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル端末に可動部材を取り付けた状態の断面図である。 この発明の実施例の可動部材に取り付ける固定金具の一部断面正面図である。 この発明の実施例の可動部材に取り付ける固定金具の側面図である。 この発明の実施例の可動部材に取り付ける固定金具の縦断面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の固定部材の側面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の固定部材の平面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の固定部材の正面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブル活線着脱工具の固定部材の背面図である。 この発明の実施例のバイパスケーブルクリート側ケーブルスペーサーの斜視図である。 この発明の実施例において、外箱内の機器にバイパスケーブル端末を取り付けるために当該バイパスケーブル端末を開放した状態の一部縦断面図である。 この発明の実施例において、外箱内の機器にバイパスケーブル端末を取り付けるためにフック棒で当該バイパスケーブル端末を押圧している状態の一部縦断面図である。 この発明の実施例において、外箱内の機器にバイパスケーブル端末を取り付け、外箱の扉を閉めた状態の一部縦断面図である。 この発明の実施例において、外箱内の機器にバイパスケーブル端末を取り付け、外箱の扉を閉めた状態の一部破断正面図である。 この発明の実施例において、バイパス端子からバイパスケーブル端末を引き抜く状態の一部縦断面図である。
符号の説明
A バイパスケーブル活線着脱工具
B 可動部材 C 固定部材
1 金属板体 2 支持金具
3 突出部 4 ガイド突体
5 ねじ 6 ナット
7 固定金具 8 金属板体
9 ガイド挿通部 10 バイパスケーブルクリート
11 ローラー 12 取り付け板体
50 バイパスケーブル 51 バイパスケーブル端末
60 外箱 61 主回路ケーブル
61b 機器側のバイパス端子 62 機器
63 ハンドホール 64 チャネルベース
65 主回路ケーブルクリート 66 フック棒

Claims (6)

  1. 地中配電機器を収納した外箱の、前記地中配電機器の主回路ケーブル端末に設けたバイパス端子にバイパスケーブル端末を接続する際に使用するバイパスケーブル着脱工具において、
    前記バイパスケーブル着脱工具は、三相各相の前記バイパスケーブル端末に取り付ける可動部材と、前記各バイパスケーブルを挿通して前記外箱内に取り付け、固定する三相一体の固定部材とから成り、
    前記可動部材は、鈎型のバイパスケーブル端末の先端部を被う断面略逆L字型の突出部を有する枠体から成り、当該枠体の下部に、前記突出部との間に間隔をあけて同方向に平行にガイド突体を設け、前記枠体の外面に操作棒を係止する係止部材を設け、
    前記固定部材は前記三相各相のバイパスケーブルを固定するケーブル固定部を下部に、前記可動部材の各ガイド突体を嵌めて通す3個のガイド挿通部を上部に夫々有する枠体から成り、
    前記固定部材を前記外箱内に固定し、当該固定部材のケーブル固定部に固定した三相各相のバイパスケーブルのケーブル端末の先端部に取り付けた可動部材を、当該可動部材の各ガイド突体を前記固定部材の各ガイド挿通部に嵌め入れて押すことにより、前記各相のバイパスケーブル端末を前記主回路ケーブル端末の各相のバイパス端子に嵌合させる構成としたことを特徴とする、バイパスケーブル活線着脱工具。
  2. 前記可動部材及び前記固定部材の各枠体は夫々金属から成ることを特徴とする、前記請求項1に記載のバイパスケーブル活線着脱工具。
  3. 前記固定部材の各ガイド挿通部内の上下に夫々複数のローラーを水平に軸支して設け、当該ガイド挿通部の上下のローラーの間に前記各可動部材のガイド突体を挿入することを特徴とする、前記請求項1又は2に記載のバイパスケーブル活線着脱工具。
  4. 前記係止部材は、前記可動部材の略逆L字型の屈曲部の両側外面に両脚部を水平に軸支して回動自在に設け、前記脚部の間に介在する板体の前面には回動自在なねじ部を突設し、後面には前記ねじ部と一体に設けた係止体を設け、
    前記枠体の背面に位置させた前記係止部材の係止体に前記操作棒の先端を係止して、前記バイパスケーブル端末に取り付けた可動部材を押圧して当該バイパスケーブル端末を前記バイパス端子に嵌合し、
    さらに、前記操作棒によって前記係止部材を回動させて前記枠体の屈曲部上に略立設し、当該係止部材の板体の前面のねじ部を、前記バイパス端子を設けた地中配電機器に予め設けたねじ穴に、前記操作棒を回して螺着して当該係止部材を当該地中配電機器に固定する構成としたことを特徴とした、前記請求項1、2又は3の何れかに記載のバイパスケーブル活線着脱工具。
  5. 前記固定部材を形成する枠体はバイパスケーブル両側にわずかな隙間を設けて挟む各相2枚の板体を両側に立設し、背面側を別の板体で塞いで形成し、当該枠体の下端に、バイパスケーブルを各相個別に固定するバイパスケーブルクリートの一端を回動自在に軸支して設けたことを特徴とした、前記請求項1、2、3又は4の何れかに記載のバイパスケーブル活線着脱工具。
  6. 前記固定部材を形成する枠体の前記ケーブル固定部の前部にローラーを水平に軸支して設けたことを特徴とする、前記請求項5に記載のバイパスケーブル活線着脱工具。
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