JP3237305U - 高圧受電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低所位置に設置しつつ、地下溝や電線共同溝を構築する必要のない高圧受電装置を提供する。【解決手段】変圧器と、当該変圧器の高圧側端子13に接続される高圧機器を筐体1内に備えた高圧受電装置Aを、地上との間に距離のある低所位置に設置し、筐体1は下面に開孔を有し、前記高圧機器に接続するために高所から引き降ろした高圧ケーブル11を前記開孔から筐体1内に引き込み、かつ、前記変圧器の低圧側端子から前記筐体1外部へ低圧ケーブル6を引き出すように構成した。【選択図】図1

Description

本考案は、高圧を低圧に変圧して負荷に供給する高圧受電装置の改良に関する。
近年、災害時の電柱倒壊やトランスの落下、電線の断線などによる事故、電柱による道路幅減少に伴う救急車両の通行阻害、都市の景観悪化などの諸問題を解消するため、電線を地中に埋設して無電柱化する、所謂、地中配電線方式が採用されつつある。
この地中配電方式に使用する電気機器として、一般に高圧機器と変圧器などを筐体内に収容した地上設置型の高圧受電装置が知られている(下記特許文献1参照)。
特開2010-129595
このような高圧受電装置は、特許文献1の図1,2に示されるように、筐体を鋼板等の金属板によって略直方体状に形成し、この筐体内に、変圧器と、当該変圧器の高圧側端子に接続される高圧機器を収容して概略構成されている。
前記高圧機器は、断路器や高圧カットアウトなどからなり、地下溝から筐体の底部を介して引き込んだ高圧ケーブルがケーブルコネクタに接続されている。また、変圧器の低圧側端子には低圧ケーブルが接続され、当該低圧ケーブルは筐体の底部から地下溝へ引き出されている。
このような高圧受電装置を路面上に設置する場合、まず路面上にコンクリートベースを構築する。当該コンクリートベース上には矩形状の設置ベースを形成され、当該設置ベース上に高圧受電装置が設置される。また、コンクリートベースには、地下溝が設置ベースの内側に開口した状態で形成されており、地下溝は地下の電線共同溝に繋がっている。
上記のように、地中配電線方式では、電線共同溝をはじめ、地下溝や、これに繋がる開口を備えた設置ベースの構築が必要であり、高コスト・長工期化するデメリットがある。また、電線共同溝に配設される電線が何らかの理由により破損した場合、電線破損箇所の特定が難しく、事故復旧に時間がかかるなどの問題もある。
他方、高圧受電装置が地上に設置されるので、電柱上に設置する場合と比較してメンテナンスがしやすかったり、災害時などに高所から変圧器が落下するといった事故の発生を防止できるメリットもある。
そこで、本考案は、架空配電線方式を採用を前提に、上記メリットを享受しつつ、デメリットを極力抑制した高圧受電装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の高圧受電装置は、変圧器と、当該変圧器の高圧側端子に接続される高圧機器を筐体内に備え、低所位置に設置される高圧受電装置において、前記筐体は下面に開孔を有し、前記高圧機器に接続するために高所から引き降ろした高圧ケーブルを前記開孔から筐体内に引き込み、かつ、前記変圧器の低圧端子から前記筐体外部へ低圧ケーブルを引き出すように構成したことを特徴とする。
請求項2記載の高圧受電装置は、請求項1記載の高圧受電装置を電柱に取り付けることに特徴を有する。
請求項3記載の高圧受電装置は、請求項2記載の高圧受電装置を電柱に取り付けるための装柱金具を備えて構成したことに特徴を有する。
請求項4記載の高圧受電装置は、請求項3記載の装柱金具が、前記筐体に固定される取付部材と、当該取付部材から前記電柱側へ延びる一対の支持棒と、前記電柱の外周に配され、前記一対の支持棒間をつなぐベルト部材と、該ベルト部材とともに高圧受電装置の電柱への取付位置を決定する位置決め部材を備えて構成したことを特徴とする。
請求項5記載の高圧受電装置は、請求項1記載の高圧ケーブル及び低圧ケーブルの前記開孔への挿通を阻害しない構造の架台上に設置されることを特徴とする。
請求項6記載の高圧受電装置は、請求項1乃至請求項5記載の変圧器の低圧端子に接続される負荷側との接続を解除可能な切り離し部を具備して構成したことを特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、高所より引き降ろした高圧ケーブルを、低所位置に設置した高圧受電装置の筐体下面の開孔から筐体内へ引き込む構成であるので、高圧受電装置を設置するために地下溝や地下の電線共同溝、路面のコンクリートベースや設置ベースを構築する必要がなく、コスト削減および工期短縮化が実現できる。また、低所に設置することにより、装置のメンテナンス容易化と、災害時における高所位置からの装置落下の危険性を排除することができる。
請求項2記載の考案によれば、高圧受電装置を電柱に取り付けて地上との間に空間を形成できるので、装置を路面上に浮かして配置することが可能となり、高圧ケーブルの引き込みと、低圧ケーブルの引き出しが容易となる。
請求項3記載の考案によれば、高圧受電装置の電柱への取り付けを容易に行うことができ、作業工数の低減と作業負担の軽減が図れる。
請求項4記載の考案によれば、ベルト部材と位置決め部材によって、高圧受電装置の取付位置を決定することができ、電柱に対して高圧受電装置を揺動不能に取り付けることが可能となる。
請求項5記載の考案によれば、高圧受電装置を装柱金具を利用して電柱に取り付ける必要がなく、作業工数の低減と作業負担の軽減が図れる。また、装柱金具が不要となることにより、装置の構造を簡素化することができる。
請求項6記載の考案によれば、配線作業等を行う際に、変圧器と負荷側を任意に切り離すことが可能となり、作業の安全性向上と作業の効率化が図れる。
本考案の高圧受電装置の内部構造を示す正面図である。 前記高圧受電装置の内部構造を示す平面図である。 前記高圧受電装置の内部構造を示す左側面図である。 前記高圧受電装置の内部構造を示す右側面図である。 前記高圧受電装置に装柱金具を取り付けた状態を示す正面図である。 前記装柱金具の一部を示す拡大正面図である。 前記装柱金具の一部を示す拡大平面図である。 前記高圧受電装置を電柱に取り付けた状態を示す正面図である。 前記高圧受電装置を電柱に取り付ける状態を示す平面図である。 前記装柱金具を電柱に取り付けた状態を示す拡大平面図である。 前記高圧受電装置を架台上に設置した場合を示す正面図である。 前記架台を示す斜視図である。
以下、本考案の実施形態について図1乃至図10を用いて説明する。図1は本考案の高圧受電装置Aの内部構造を示す正面図である。図1に示すように、本考案の高圧受電装置Aは、鋼板等を略矩形状に形成した筐体1の内部が、ほぼ中央位置に配置された隔壁2によって幅方向(図1の左右方向)に2室に区画されている。
筐体1の一方の区画室(図1の右側)1aには、単相の変圧器3が収容されており、当該変圧器3の正面位置には、変圧器3の低圧側端子4と電気的に接続される切り離し板(本発明の切り離し部に相当)5と、切り離し板5に接続され、低圧ケーブル6が接続される低圧端子7が具備されている。
前記切り離し板5は、変圧器3の低圧側端子4と低圧端子7間の電気的接続を任意に切り離し可能であり、低圧ケーブル6は、図示しない低圧側の配電線を介して各種負荷に接続されている。
筐体1の他方の区画室1bには、高圧機器8が収容されている。高圧機器8は、高圧分岐体9や高圧カットアウト10、高圧ケーブル11の端末部を接続するためのケーブルコネクタ12などによって構成されている。高圧カットアウト10は、変圧器3の高圧側端子13に接続されており、高圧ケーブル11は、図示しない高圧側の架空配電線に接続される。
図2は高圧受電装置Aの内部構造を示す平面図である。図2に示すように、筐体1には、右側の区画室1aの正面側を開閉する第1の開閉扉14と、左側の区画室1bの正面側を開閉する第2の開閉扉15が取り付けられている。両開閉扉14,15は、観音開き構造をなし、一方の開閉扉を開閉操作することにより、片方の区画室のみ開閉できるように構成されている。
図3は高圧受電装置Aの内部構造を示す左側面図である。図3に示すように、高圧機器8が収容される区画室1bには、高圧機器8と開閉扉15間に保護板16が設置されている。保護板16としては、透明なアクリル板などが利用され、例えば、筐体1内の図示しない係止部に引っ掛けるなどして取り付けられる。
図4は高圧受電装置Aの内部構造を示す右側面図である。図4に示すように、変圧器3が収容される区画室1aには、変圧器3と開閉扉14の間にも同様の保護板17が設置されており、図示しない係止部に引っ掛けるなどして取り付けられている。
これら保護板16,17は、開閉扉14,15を開放した際に、作業者が筐体1内の変圧器3や高圧機器8の充電部に誤って触れてしまうことを防止する目的で設置されている。
図4に示す18aは、変圧器3の低圧側端子4の混触防止板用端子を接地するための電線であり、18b,18cは低圧側端子4のu相端子およびv相端子を切り離し板5を介して低圧端子7に接続するための電線を示している。
筐体1の脚部19の上面20には、図3に示す高圧ケーブル11を挿通する開孔21と、図4に示す低圧ケーブル6を挿通する開孔22が形成されている。また、脚部19の中空部19aは、前記開口21,22と筐体1外部間の空間であり、筐体1外部から高圧ケーブル11を筐体1内部へ引き込んだり、筐体1内部から低圧ケーブル6を筐体1外部へ引き出すために利用される。なお、開孔21,22は各個別の孔として形成しても良いし、一つづきの1つの孔として形成しても良い。
23は筐体1の天板である。天板23は一定方向に向けて傾斜しており、雨水を所定方向に流す構造となっている。好適には、開閉扉14,15がある正面側が高く、背面側が低くなるように天板23を傾斜させることによって、開閉扉14,15側から筐体1内の変圧器3や高圧機器8を操作・点検等する作業者に雨水が当たらない構成とするが、傾斜方向はこれに限定されない。24は高圧受電装置Aの天板23に取り付けられる吊り耳であり、図1に示すように、例えば、天板23の左右方向に1つづつ取り付けられている。
次に、前記高圧受電装置Aを電柱に取り付ける場合について説明する。図5は前記高圧受電装置Aの正面図である。高圧受電装置Aを電柱に取り付ける場合、高圧受電装置1の筐体1の側面に、図5に示すように、装柱金具25(25a,25b,25c)を取り付ける。
図6に装柱金具25aを拡大して示す。図6に示すように、装柱金具25aは、筐体1の側面に固定手段26によって固定されるL字形部材27と、該L字形部材27上に固定手段28によって締着される中空矩形部材29、および、中空矩形部材29の側面に固定手段30によって固定される位置決め部材31によって概略構成されている。なお、中空矩形部材29は、固定手段32によっても筐体1に固定されている。
位置決め部材31は、中空矩形部材29の側面に固定手段30によって固定される逆コ字形部材31aと、逆コ字形部材31aに固定されるコ字形部材31bと、コ字形部材31bに固定される当接部材31cから構成されている。
図5に示すその他の装柱金具25b,25cは、前記装柱金具25aを構成するL字形部材27および固定手段28がなく、中空矩形部材29が筐体1の側面に固定手段32によって固定されている。中空矩形部材29に固定される位置決め部材31の構成は装柱金具25aと同様である。なお、装柱金具25aと同様に、L字形部材27および固定手段28によって、位置決め部材31を固定した中空矩形部材29を筐体1の側面に取り付けても良い。
図7は装柱金具25aを拡大して示す平面図である。図7に示すように、逆コ字形部材31aは中空矩形部材29の長手方向の中央部に固定手段30によって取り付けられており、コ字形部材31bは逆コ字形部材31aの長手方向の中央部に溶接等によって固定されている。当接部材31cはコ字形部材31bの長手方向の両端部に環状部を形成した帯状部材によって構成されている。なお、図6に示す図番26~32が本発明の取付部材に相当する。
33は一対の支持棒(図6では図示を省略)であり、外周の所定位置にねじ切りがされており、ナットなどからなる締着部材34によって中空矩形部材29から側方へ向けて取り付けられている。
図8は図5乃至図7に示した装柱金具25を利用して、高圧受電装置Aを電柱に取り付けた状態を示す図である。本考案の高圧受電装置Aは、図8に示すように、電柱の低い位置(作業者が作業しやすい高さ位置)に取り付けることができる。
高圧受電装置Aを電柱35に取り付ける場合は、天板23に取り付けた吊り耳24を利用して、図示しないクレーンなどを利用して高圧受電装置Aを吊り上げ、図7に示す一対の支持棒33間に電柱35が配置されるように、高圧受電装置Aを電柱35側へ移動させる。
これにより、装柱金具25の当接部材31cが電柱35と当接する。この状態で、一対の支持棒33間に電柱31外側周りに帯状ベルト(ベルト部材)36を配し、その両端をナットなどの締着部材37に引っ掛け、図7に示す締着部材34を締め付けることによって、支持棒33から中空矩形部材29を介して固定される高圧受電装置Aを電柱35に揺動不能に取り付けることができる。
高圧受電装置Aの取り付けが完了したら、図示しないクレーンによる吊り上げ動作を終了し、図8に示す状態とする。この状態では、筐体1の脚部19と路面上に所定の空間が形成され、電柱35の高所から引き降ろした高圧ケーブル11を筐体1の脚部19側から筐体1内に引き込み、低圧ケーブル6を筐体1の脚部19から外部へ引き出すことができる。
図9は高圧受電装置Aを電柱35に取り付ける状態を示す平面図である。図9に示すように、帯状ベルト36を締め付けることによって、高圧受電装置Aは電柱35側へ押し付けられる。このとき、電柱35に当接部材31cが接触し、当接部材31cの環状部間に電柱35が密着することによって、電柱35に対する高圧受電装置Aの
取付位置が確定される。
図10は装柱金具25と電柱35の取付状態を示す平面図である。電柱35の外側外周に渡される帯状ベルト36は、その両端に円形部36aを形成しており、円形部36aには、それぞれ2箇所に支持棒33を貫通する貫通孔を形成している。そして、帯状ベルト36は、一対の支持棒33に螺合された締着部材37に、その円形部36aが引掛かるように支持棒33に取り付けられている。このように支持棒33と帯状ベルト36および締着部材37を配置するには、帯状ベルト36の円形部36aにそれぞれ形成した2つの貫通孔の1つ目(図10の左側に位置する貫通孔)に支持棒33の先端(図10の右端)を通し、つづいて、締着部材37を支持棒33の先端から螺合し、最後に帯状ベルト36の円形部36aにそれぞれ形成した2つの貫通孔の2つ目(図10の右側に位置する貫通孔)を支持棒33に通す。その後、締着部材37の螺合動作を継続することで、締着部材37を支持棒33の基端側(図10の右側)へ向けて移動させ、図10に示す状態とする。
この状態で、締着部材34を締付けることにより、帯状ベルト36は支持棒33および締着部材34とともに支持棒33の基端側に引っ張られ、電柱35側に締め付けられる。この結果、電柱35は当接部材31c側へ押し付けられ、中空矩形部材29に固定された図9に示す高圧受電装置Aを電柱35に揺動不能に固定することができる。
このように、本考案の高圧受電装置Aは、電柱の低い位置に、脚部19が浮いた状態で取り付けられるので、高圧ケーブル11を筐体1の下側から筐体1内に引き込むことができ、また、低圧ケーブル6を筐体1内から外部へ引き出すことができる。これにより、筐体1内に引き込む高圧ケーブル11や、筐体1内から引き出す低圧ケーブル6を配設するための地下溝や地下の電線共同溝を構築する必要はなく、また、高圧受電装置Aを設置するコンクリートベースや設置ベースを路面上に形成する必要がなくなり、工事コストの低減や工期の短縮化が図れる。
また、電柱への取付位置が、当該電柱35の低所位置となることにより、当該装置Aのメンテナンスのしやすくなり、また、災害時に高所位置から当該装置が落下する危険性を排除することができる。
さらに、帯状ベルト36によって電柱35に取り付ける際は、その後は、一対の当接部材31c間に電柱35を位置決めして高圧受電装置Aを確実に取り付けることが可能となる。
しかも、高圧受電装置Aの配線作業等を行う際は、切り離し板5を利用して変圧器3と負荷側を任意に切り離すことができるので、作業時の安全性と作業効率を向上が図れる。
図11は高圧受電装置Aの他の設置態様を示す正面図である。図11に示す高圧受電装置Aは電柱35に取り付けない関係上、筐体1の側面に装柱金具25(25a,25b,25c)や支持棒33などを備える必要がない。これ以外は、図5に示す高圧受電装置Aと同様の構造である。
図11に示すように、高圧受電装置Aは架台38上に設置される。架台38としては、例えば、図12に示す構造のものが例示できる。高圧受電装置Aの脚部19を載置する上面部38aを備え、その一部には開口38bが形成されている。開口38bは、図11に示す高圧ケーブル11や低圧ケーブル6を挿通するためのものであり、当該開口38bを通して、電柱35の高所から引き降ろした高圧ケーブル11を筐体1内に引き込み、低圧ケーブル6を筐体1内から外部へ引き出す。なお、開口38bの形状や個数は図12に示すものに限定されず、例えば、高圧ケーブル11を通す開口と低圧ケーブル6を通す開口を別々に設けてもよい。
図11に示す設置態様においても、高圧ケーブル11や低圧ケーブル6を配設するための地下溝や地下の電線共同溝、路面のコンクリートベースや設置ベースを構築する必要がないので、工事コストの低減と工期の短縮化が図れる。また、路面の架台38上に設置される関係上、メンテナンスのしやすさやと、災害時に高所位置から落下する事故の発生を排除できる。
さらに、電柱35に取り付けるための装柱金具25が必要ないので、装置Aの構造を簡素化できるとともに、架台38上に設置するだけで良いので、電柱35へ取り付けるための作業と比較して、設置作業の工数低減と作業負担の軽減が図れる。
以上説明したように、本考案の高圧受電装置Aによれば、装置を低所に設置することで、災害時等において装置が高所より落下するといった事故の発生を防止しつつ、地下溝や電線共同溝の構築などを不要とし、コスト低減と工期短縮化を実現できる。
なお、前述した実施例では、単相の変圧器3を筐体1内に収容した高圧受電装置Aを例示して説明したが、本発明の高圧受電装置は、三相の変圧器を収容したものであっても成立することは当然である。
本考案は、高圧を低圧に変圧して施設又は設備等の負荷に供給する高圧受電装置に適用可能である。
1 筐体
1a,1b 区画室
2 隔壁
3 変圧器
4 低圧側端子
5 切り離し板
6 低圧ケーブル
7 低圧端子
8 高圧機器
9 高圧分岐体
10 高圧カットアウト
11 高圧ケーブル
12 ケーブルコネクタ
13 高圧側端子
14,15 開閉扉
16,17 保護板
18a,18b,18c 電線
19 脚部
19a 中空部
20 上面
21,22 開孔
23 天板
24 吊り耳
25(25a,25b,25c) 装柱金具
26,28,30,32 固定手段
27 L字形部材
29 中空矩形部材
31 位置決め部材
31a 逆コ字形部材
31b コ字形部材
31c 当接部材
33 支持棒
34,37 締着部材
35 電柱
36 帯状ベルト
38 架台
38a 上面部
38b 開口
A 高圧受電装置

Claims (6)

  1. 変圧器と、当該変圧器の高圧側端子に接続される高圧機器を筐体内に備えて、地上との間に距離のある低所位置に設置し、前記筐体は下面に開孔を有し、当該開孔から前記高圧機器に接続するために高所より引き降ろした高圧ケーブルを前記筐体内へ引き込み、かつ、前記変圧器の低圧端子側から前記筐体外部へ低圧ケーブルを引き出すように構成したことを特徴とする高圧受電装置。
  2. 電柱に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の高圧受電装置。
  3. 前記電柱に取り付けるための装柱金具を備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の高圧受電装置。
  4. 前記装柱金具は、前記筐体に固定される取付部材と、該取付部材から前記電柱側へ延びる一対の支持棒と、前記電柱の外周に配され、前記一対の支持棒間をつなぐベルト部材と、該ベルト部材とともに前記高圧受電装置の電柱への取付位置を決定する位置決め部材を備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の高圧受電装置。
  5. 前記高圧ケーブル及び低圧ケーブルの前記開孔への挿通を阻害しない構造の架台上に設置されることを特徴とする請求項1記載の高圧受電装置。
  6. 前記変圧器は、前記低圧端子に接続される負荷側との接続を解除可能な切離し部を具備して構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の高圧受電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115083757A (zh) * 2022-08-02 2022-09-20 中国化学工程第六建设有限公司 110kv整流变压器模块化施工方法及其使用方法

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