JPH087711A - 高圧開閉器の安全装置 - Google Patents

高圧開閉器の安全装置

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JPH087711A
JPH087711A JP16291194A JP16291194A JPH087711A JP H087711 A JPH087711 A JP H087711A JP 16291194 A JP16291194 A JP 16291194A JP 16291194 A JP16291194 A JP 16291194A JP H087711 A JPH087711 A JP H087711A
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JP
Japan
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switch
base
insulator
blade
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JP16291194A
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English (en)
Inventor
Kohei Izuhara
浩平 出原
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RAITO KK
Original Assignee
RAITO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電圧負荷開閉器(ロードブレークスイッ
チ)(LBS)、断路器(ディスコン)(DS)等にお
いて、作業者の感電対策が充分であり、且つ、保守も容
易な高圧開閉器の安全装置を提供する。 【構成】 樹脂で成形される碍子7、8の開閉器本体支
持部7a,8aは開閉器本体の電線1,5、接続端子
2,9を含む導電部及びヒューズホルダーの両極6aの
基台10寄り面及びその側面をインサート成形して埋め
込み、開閉器本体の電線接続端子2、9とヒューズホル
ダー6aとの基台10から遠い面及び開閉器を構成する
ブレード4の出入部は露出させて形成する。ブレード4
はブレード出入部へ出入する部分以外を絶縁材4cで被
覆し、露出された電線接続端子2、9及びヒューズホル
ダー6aの基台10から遠い面は絶縁材で形成される別
体で着脱可能なカバー21,22,23及び24で被覆
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧の受電設備に関し、
特に高電圧負荷開閉器(ロードブレークスイッチ、以下
LBSと略記する)、断路器(ディスコン、以下DSと
略記する)等の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧の受電設備は定期的な精密検査が義
務付けられており、さらにその間隙にも自主的な定期点
検が行われるのが普通である。この点検作業は対象が高
電圧の設備であるだけに危険を伴い、さまざまな配慮が
払われているにもかかわらず、未だに接触事故による死
傷者が絶えず、また、小動物の侵入感電、台風の塩害、
降雪の雪害等の事故で設備の破壊、広範囲停電など、反
社会的事故が絶えないのが実情である。
【0003】前記事故防止のために従来から開閉器のカ
バーが考えられており、例えば、実開平4ー23046
号公報に開示されたものにおいては、保護カバーの前方
開放部と後方開放部とに係止片62,62aの上端部を
それぞれ蝶番状に取り付けるように構成している。ま
た、実開昭63ー105247号公報においては、カバ
ーの上面板に覗き窓をあけ、カバーの両側面板の前方と
後方に逃げ穴をそれぞれ設け、両側面板の中央部にくび
れ部を設けた管ヒューズカバーが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記も
のもを含み、従来の対策はいずれもカバーのために所要
容積が増大したり、取り付けるカバーの点数が多いため
に取り付けに手間がかかったり、あるいはカバーに空隙
があったりして、対応が充分なものではない欠点がある
ものであった。
【0005】本発明は上記の欠点を解決し、作業者の不
慮の接触を防止し、ねずみ等の小動物の侵入による短絡
事故をも防止し、さらに、所要容積も増加させずにすむ
高圧開閉器の安全装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、開閉器と、一端で前記開閉器本体を支持し、他端
を基台に取り付ける碍子とよりなる高圧開閉器におい
て、前記碍子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本
体の、電線接続端子を含む両極の導電部の前記基台寄り
面及びその側面を埋め込み、前記開閉器本体の電線接続
端子の前記基台から遠い面及び開閉器を構成するブレー
ドの出入部は露出させて形成するとともに、前記露出さ
れた電線接続端子の基台から遠い面は絶縁材で形成され
る別体で着脱可能なカバーにより被覆することにより解
決される。
【0007】また、ヒューズホルダーを直列に備える開
閉器本体と、一端で前記開閉器本体を支持し、他端を基
台に取り付ける碍子とよりなる高圧開閉器において、前
記碍子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本体の、
電線接続端子を含む両極の導電部、及び前記ヒューズホ
ルダーの導電部の前記基台寄り面及びその側面を埋め込
み、前記開閉器本体の電線接続端子と前記ヒューズホル
ダーとの前記基台から遠い面、及び開閉器を構成するブ
レードの出入部は露出させて形成するとともに、前記ブ
レードは前記ブレード出入部へ出入する部分以外を絶縁
材で被覆し、前記露出された、電線接続端子及びヒュー
ズホルダーの基台から遠い面は絶縁材で形成される別体
で着脱可能なカバーにより被覆することにより、解決さ
れる。この発明は、開閉器本体はヒューズ固定型の高電
圧負荷開閉器(LBS)であるである場合に特に有効な
解決手段となる。
【0008】さらに、上記の課題は本発明によれば、ヒ
ューズホルダーを備えるヒューズホルダーベースが回動
して開閉器を構成する開閉器本体と、一端で前記開閉器
本体を支持し、他端を基台に取り付ける碍子とよりなる
高圧開閉器において、前記碍子の前記開閉器本体支持部
は、前記開閉器本体の、電線接続端子を含む両極の導電
部の前記基台寄り面及びその側面を埋め込み、前記開閉
器本体の電線接続端子の前記基台から遠い面、及び開閉
器を構成するヒューズホルダーに連なるブレードの出入
部は露出させて形成するとともに、前記ヒューズホルダ
ーの両極及び前記露出された電線接続端子の基台から遠
い面は絶縁材で形成される別体で着脱可能なカバーによ
り被覆することで解決され、本発明は開閉器本体がヒュ
ーズ可動型の高電圧負荷開閉器(LBS)である場合に
特に有効な解決手段となる。
【0009】また、上記の課題は、開閉器本体と、一端
で前記開閉器本体を支持し、他端を基台に取り付ける碍
子とよりなる高圧開閉器において、前記碍子の前記開閉
器本体支持部は、前記開閉器本体の、電線接続端子を含
む両極の導電部の前記基台寄り面とその側面を埋め込
み、前記開閉器本体の電線接続端子の前記基台から遠い
面及び開閉器を構成するブレードの出入部は露出させて
形成するとともに、前記ブレードは軸支部及び前記出入
部を除いて絶縁材で被覆し、前記露出された電線接続端
子の前記基台から遠い面は絶縁材で形成される別体で着
脱可能なカバーにより被覆することで解決できる。この
発明は、開閉器本体は開放型断路器(DS)である場合
に最も効果を発揮する解決手段となる。
【0010】前記のいずれの発明においても、前記碍子
は絶縁材樹脂により形成されるか、あるいは、陶器又は
磁器により形成されることで課題を解決し得るものであ
り、さらに、前記碍子は高耐圧絶縁材樹脂により形成さ
れる場合には、埋め込みはインサート成形によることが
課題の解決に繋がるものである。
【0011】
【作用】開閉器本体の導電部の基台寄りの面とその側面
を埋め込む碍子は、それ以外の露出部を被覆するカバー
とともに、高圧充電部を覆って、作業者の高圧充電部へ
の不用意な接触や小動物の侵入を防止する。
【0012】開閉器本体の導電部の基台寄りの面とその
側面を一括して埋め込む碍子は、個別に充電部毎にカバ
ーを設けるよりも部品点数を減少させる。また、それ以
外の露出部を被覆するカバーを含め、開閉器全体を一括
して覆うカバーよりも容積を減少させる。
【0013】開閉器本体の導電部の基台から遠い面に個
々に設けたカバーは、開閉器の点検作業、部品の交換作
業を容易なものとする。
【0014】
【実施例】図1、図2はLBSに本発明を適用したもの
の概略の状態を側面図として示すもので、図1はヒュー
ズ固定型、図2はヒューズ可動型の側面図である。
【0015】図1のヒューズ固定型において、1は電源
側の電線、2は前記電線を接続する接続端子であり、3
は固定接触子(本図では図示しないが前記接続端子2に
連なる)の遮蔽板で、開閉時のアーク消弧用である。4
は開閉器のブレードで前記固定接触子に対し出入し、接
触部以外を絶縁材4cでコーティングされている。4a
はヒューズ作動時ガス圧によって動作するストライカ
で、前記ブレード4を、支点4bを軸として矢印A方向
に回動させ前記固定接触子から離脱させる。
【0016】6は両端に金具を備える公知の固定ヒュー
ズである。両端の金属部分を、電気的な接触子を兼ねる
導電板材からなる一対のヒューズホルダー6aにネジ止
め等の手段で固定される。
【0017】一対のヒューズホルダー6aの一方は前記
ブレード4の支点4aに電気的に接続されていて、他方
は負荷側の電線5が接続される接続端子9に対し電気的
に接続されている。
【0018】7,8はともに樹脂絶縁材からなる碍子
で、該碍子7は成形時その一端の支持部7aに前記接続
端子2及び固定接触子を支持するようにインサートして
成形する。この際、ブレード4の出入りのための開口部
及び電源側電線1を接続端子2に接続するための開口部
を露出させて設けておく。
【0019】また、碍子8はその一方の端の支持部8a
に前記一対のヒューズホルダー6a、ストライカ4a、
負荷側電線の接続端子9を所定位置に支持するようにイ
ンサートして成形し、ブレード4の出入りのための開口
部及び負荷側電線5を接続端子9に接続するための開口
部を露出させて設けておく。
【0020】前記碍子7及び8は、ともに前記説明とは
別の端部を相互に接近させて、ともに基台10に固定さ
れている。
【0021】前記各開口部には、カバーを取り付ける。
21は前記1は電源側の電線1の接続端子2の露出部を
被覆するカバーであり、絶縁性の樹脂等で形成され、図
示は省略したが、碍子7の支持部7aの対応部にネジ止
め或いは凹凸関係で嵌め込んで固定する構造である。
【0022】22は前記一対のヒューズホルダー6aの
一方、ブレード4側の開口部を被覆するカバーである。
概念的な断面図を図3に示す。碍子8の支持部8aはヒ
ューズホルダー6aのおよそ下半分をインサート成形に
よりモールドして保持し、上方を露出部としている。こ
の露出部に対し、カバー22が被覆する。カバー22は
碍子8と同様の絶縁性の樹脂で形成され、碍子8の支持
部8aの対応部分にネジ止め、或いは凹凸関係のフック
手段によって嵌合し固定される。なお、該カバー22の
端部はガス放出とストライカ4aの作動に支障が無いよ
うに耐火性絶縁物で形成し、且つ、格子状としておく。
【0023】23は前記一対のヒューズホルダー6aの
前記とは別の他方の開口部を被覆するカバーである。前
記同様に絶縁性の樹脂で形成され、碍子8の支持部8a
の対応部分にネジ止め、或いは凹凸関係のフック手段に
よって嵌合し固定される。
【0024】24は前記負荷側の電線5の接続端子9の
露出部を被覆するカバーであり、絶縁性の樹脂等で形成
され、図示は省略したが、碍子8の支持部8aの対応部
にネジ止め或いは凹凸関係で嵌め込んで固定する構造で
ある。
【0025】以上のように所定部分をモールドによるイ
ンサート成形とし、モールドしない各開口部をそれぞれ
の形状に対応するカバーで被覆することにより、露出部
分はブレード4のコーティングされない部分と、同ブレ
ード4の回動の支点4bのみの僅かなものとなる。
【0026】次に、図2のヒューズ可動型について説明
する。11は電源側の電線、12は前記電線を接続する
接続端子であり、13は前記接続端子12に電気的に連
なる固定接触子(図示省略)の遮蔽板で、開閉時のアー
ク消弧用である。14は開閉時前記固定接触子に対し接
触或いは離間するブレードで後述のヒューズ16のヒュ
ーズホルダー16bから延設されている。16はヒュー
ズで、該ヒューズ16は、その両端に備える金属部分
を、絶縁材からなる長手アーム状のヒューズホルダーベ
ース16cの両端部に取り付けた電気的な接触子を兼ね
る導電板材からなるヒューズホルダーにネジ止め等の手
段で固定される。前記ヒューズホルダーの一方は前記1
6bであり、前記のようにブレード14に連なり、他方
はヒューズホルダー16aとする。
【0027】前記ヒューズホルダーベース16cは、ヒ
ューズホルダー16a側の支点14bを軸として回動
し、この回動によって前記のように他端のヒューズホル
ダー16bに延設されたブレード14を固定接触子と開
閉器の開閉時接触或いは離間させる。また、14aはヒ
ューズ動作時にガス圧によって作動するストライカで、
前記ヒューズホルダーベース16cを回動させる。支点
14bはヒューズホルダー16aと電気的に接続されて
いる。また、前記ヒューズホルダー16aは負荷側の電
線15が接続される接続端子19に対し電気的に接続さ
れている。
【0028】17,18はともに絶縁樹脂を成形してな
る碍子で、該碍子17はその一端の支持部17aに前記
接続端子12及び固定接触子を支持するようにインサー
ト成形するように構成する。この際、ヒューズホルダー
16bが矢印A方向に回動し、ブレード14が出入する
ための開口部及び電源側電線11を接続端子12に接続
するための開口部を露出させて設けておく。
【0029】碍子18は、その一端の支持部18aに前
記支点14bにつらなる金属導体部分及び接続端子19
を支持するようにインサートして成形する。このさい、
負荷側電線15を接続端子19に接続するのに必要な開
口部を露出させて設けておく。
【0030】前記碍子17及び18は、ともに前記説明
とは別の端部を基台19に固定されている。
【0031】さらに、樹脂によるインサート成形で以上
のように被覆した以外の部分を、別体のカバーで覆うよ
うにする。31は前記電源側の電線11の接続端子12
の露出部を被覆するカバーであり、絶縁性の樹脂等で形
成され、図示は省略したが、碍子17の支持部17aの
対応部にネジ止め或いは凹凸関係で嵌め込んで固定する
構造である。
【0032】32はヒューズホルダー16b付近を被覆
するカバーである。概念的な断面図を図4に示す。該カ
バー32はヒューズ16の端部をカバーするものである
ため、ヒューズ交換等を考慮し、有底の円筒を直径で2
分割した如くに上下に分割した構成とする。上下部分と
もに絶縁性の樹脂で形成され、下部部分32bはその外
周部を前記ヒューズホルダーベース16cに固定され、
上部部分32aは、前記下部部分32bの対応部分にネ
ジ止め、或いは凹凸関係のフック手段によって嵌合し固
定される。なお、ヒューズホルダー16bから延設され
たブレード14は、図4のようにヒューズホルダーベー
ス16cを貫通して下方へ突出し、開閉器の閉時には固
定接触子に接触する。
【0033】33は前記ヒューズホルダー16aの側の
開口部を被覆するカバーである。前記同様に絶縁性の樹
脂で形成され、該カバー33は前記カバー32同様にヒ
ューズ16の端部をカバーするものであるため、ヒュー
ズ交換等を考慮し、有底の円筒を直径で2分割した如く
に上下に分割した構成とする。上下部分ともに絶縁性の
樹脂で形成され、下部部分33bはその外周部を前記ヒ
ューズホルダーベース16cに固定され、上部部分33
aは、前記下部部分33bの対応部分にネジ止め、或い
は凹凸関係のフック手段によって嵌合し固定される。
【0034】該カバー33の、ヒューズ16の軸方向の
端部はガス圧で動作するストライカ14aのガス放出に
支障が無いように耐火性絶縁物で形成し、且つ、格子状
としておく。
【0035】34は前記負荷側の電線15の接続端子1
9の露出部を被覆するカバーであり、絶縁性の樹脂等で
形成され、図示は省略したが、碍子18の支持部18a
の対応部にネジ止め或いは凹凸関係で嵌め込んで固定す
る構造である。
【0036】以上のように所定部分をモールドによるイ
ンサート成形とし、モールドしない各開口部をそれぞれ
の形状に対応するカバーで被覆することにより、露出部
分は支点14b支点のみの僅かなものとなる。
【0037】前記の実施例では、カバー32及びカバー
33のそれぞれ下部分、32b,33bを別体で形成し
取り付けるように構成したが、これはヒューズホルダー
ベース16cに対し同一材を用い一体にヒューズホルダ
ー16a,16bをインサート成形し、これに上の部分
32a,33aを取り付けるように構成してもよい。
【0038】また、ヒューズ固定型、ヒューズ可動型と
もに、ヒューズの作動時のガス放出、ストライカの動作
に支障がないように該当部分のカバーに格子を設けるよ
うにしたが、これはガス放出とともに外れるような構造
のキャップ状のカバーとすることもできる。
【0039】次に、DSにおける実施例を説明する。図
5にその側面図を示す。図において41は電源側の高圧
絶縁電線、42は前記電線を接続する電線接続端子であ
る。43は絶縁材により形成されるブレード操作用のフ
ックであって、回動のための支軸を中心に、一端は固定
側のフック係合部に係合するフック形状を有し、他端は
鉤状の操作具を係合させるリング状となっている。
【0040】44は開閉器の固定接触子で、公知のもの
であるので記述は省略する。46も公知の、開閉器の可
動側として回動するブレードであるが、前記の固定接触
子44に挿入される部分以外の露出部分を絶縁カバー4
6aで被覆してある。一端に前記のフック43を回動可
能に軸支し、他端は後述の軸支部47に軸支される。
【0041】47aは前記ブレード46の回動軸であ
る。ブレード46はこの回動軸47aを支点として矢印
A方向に回動する。該回動軸47aは負荷側の電線45
を接続する接続端子49に連なって一体に形成された軸
支部47に設けられている。
【0042】50、51はともに絶縁性の樹脂で成形さ
れた碍子である。該碍子50の一端の支持部50aに
は、電線接続端子42及び固定接触子44がインサート
成形によって支持され固定されているが、ブレード46
が出入するための開口部及び電線側電線41を接続端子
42に接続するための開口部を露出させて設けておく。
【0043】碍子51の一端の支持部51aには、電線
接続端子49及び軸支部47がインサート成形によって
支持され固定されているが、ブレード46が回動するた
めの開口部及び負荷側電線45を接続端子49に接続す
るための開口部を露出させて設けておく。
【0044】前記両碍子50、51の、前記説明とは別
の端部は、ともに金属性の基台10に固定される。
【0045】前記のように被覆した部分以外の部分は別
体のカバーにより被覆する。図5において点線で示した
52がこのカバーであって、図6から図9に各面図をそ
れぞれ図示してある。カバー52は前記碍子50の開口
部及び碍子51の開口部を覆うもので、前記両開口部に
共通に使用することが出来、絶縁性の樹脂等により形成
され、概ね箱状であり、ブレード46の回動による出入
のためのスリット52aを、図6及び図9に見られるよ
うに上面から下面にかけて形成する。
【0046】また、上面には図8に示すように、電線導
入のためのスリット52cを、箱状の端部に設ける。そ
して、両側面には図7または図6に見られるように取り
付け用の溝52dと、その末端下端部の取り付け穴52
bが対象位置に形成されている。
【0047】このようなカバー52を、前記碍子50の
開口部及び碍子51の開口部を覆うように取り付ける。
取り付けは前記取り付け穴52bを用い、ネジ止めに
て、図示しない碍子側の取り付け穴に対し固定するが、
碍子50に対する取り付けとが碍子51に対する取り付
けとはカバー52を180度向きを変えて取り付ければ
よいように碍子の取り付け穴位置を設定する。カバー5
2の取り付けにより、開閉器の充電部はカバーのスリッ
ト52bから覗かれるだけとなり、該スリット52の存
在によりブレードの動作にも支障はない。
【0048】前記LBS,DSいずれの場合においても
実施例では、碍子は樹脂による成形によって形成するも
のとしたが、陶磁器によって形成しても同様に効果が得
られるものである。
【0049】また、実施例における、碍子の基台側への
取り付け構造は単なる一例であり、DSにおいて図1の
LBSにおけるような二つの碍子を基台側で一つに纏め
るような取り付け構造としても、一向に差し支えは無い
ものである。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、LBS,
DS等の高圧用の開閉器の充電部に誤って触れることが
なく、保守点検作業者の死傷事故を未然に防ぐことがで
きる。しかも、カバーを着脱簡易な別体としたので内部
の点検等も容易である。さらにカバーを透明材で形成す
れば、前記作業は簡易なものとなる。また、カバーと開
閉器との間隙は僅かなものであるので、小動物等の侵入
も防止でき、不慮の短絡停電事故等が防止できる。
【0051】また、開閉器本体の導電部の基台寄りの面
とその側面を一括して碍子に埋め込んだので、個別に充
電部毎にカバーを設けるよりも部品点数を減少させるこ
とができる。さらに、それ以外の露出部を被覆するカバ
ーを含め、開閉器全体を一括して覆うカバーよりも容積
を減少させることができる大きな効果があるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をLBSに適用した実施例の側面図であ
る。
【図2】本発明をLBSに適用した実施例の側面図であ
る。
【図3】本発明をLBSに適用した実施例の要部の断面
図である。
【図4】本発明をLBSに適用した実施例の要部の断面
図である。
【図5】本発明をDSに適用した実施例の側面図であ
る。
【図6】本発明をDSに適用した実施例のカバーの正面
図である。
【図7】本発明をDSに適用した実施例のカバーの側面
図である。
【図8】本発明をDSに適用した実施例のカバーの上面
図である。
【図9】本発明をDSに適用した実施例のカバーの下面
図である。
【符号の説明】
1 電源側の電線 2 接続端子 3 遮蔽板 4 ブレード 5 負荷側の電線 6 ヒューズ 7 碍子 7a 支持部 8 碍子 8a 支持部 9 接続端子 10 基台 11 電源側の電線 12 接続端子 13 遮蔽板 14 ブレード 15 負荷側の電線 16 ヒューズ 17 碍子 17a 支持部 18 碍子 18a 支持部 19 接続端子 21 カバー 22 カバー 23 カバー 24 カバー 31 カバー 32 カバー 33 カバー 34 カバー 41 電源側の電線 42 接続端子 46 ブレード 45 負荷側の電線 49 接続端子 50 碍子 50a 支持部 51 碍子 51a 支持部 52 カバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器と、一端で前記開閉器本体を支持
    し、他端を基台に取り付ける碍子とよりなる高圧開閉器
    において、 前記硝子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本体
    の、電線接続端子を含む両極の導電部の前記基台寄り面
    及びその側面を埋め込み、前記開閉器本体の電線接続端
    子の前記基台から遠い面及び開閉器を構成するブレード
    の出入部は露出させて形成するとともに、 前記露出された電線接続端子の基台から遠い面は絶縁材
    で形成される別体で着脱可能なカバーにより被覆するこ
    とを特徴とする高圧開閉器の安全装置。
  2. 【請求項2】 ヒューズホルダーを直列に備える開閉器
    本体と、一端で前記開閉器本体を支持し、他端を基台に
    取り付ける碍子とよりなる高圧開閉器において、 前記碍子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本体
    の、電線接続端子を含む両極の導電部、及び前記ヒュー
    ズホルダーの導電部の前記基台寄り面及びその側面を埋
    め込み、前記開閉器本体の電線接続端子と前記ヒューズ
    ホルダーとの前記基台から遠い面、及び開閉器を構成す
    るブレードの出入部は露出させて形成するとともに、 前記ブレードは前記ブレード出入部へ出入する部分以外
    を絶縁材で被覆し、 前記露出された、電線接続端子及びヒューズホルダーの
    基台から遠い面は絶縁材で形成される別体で着脱可能な
    カバーにより被覆することを特徴とする高圧開閉器の安
    全装置。
  3. 【請求項3】 開閉器本体はヒューズ固定型の高電圧負
    荷開閉器(LBS)である請求項2に記載の高圧開閉器
    の安全装置。
  4. 【請求項4】 ヒューズホルダーを備えるヒューズホル
    ダーベースが回動して開閉器を構成する開閉器本体と、
    一端で前記開閉器本体を支持し、他端を基台に取り付け
    る碍子とよりなる高圧開閉器において、 前記碍子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本体
    の、電線接続端子を含む両極の導電部の前記基台寄り面
    及びその側面を埋め込み、前記開閉器本体の電線接続端
    子の前記基台から遠い面、及び開閉器を構成するヒュー
    ズホルダーに連なるブレードの出入部は露出させて形成
    するとともに、 前記ヒューズホルダーの両極及び前記露出された電線接
    続端子の基台から遠い面は絶縁材で形成される別体で着
    脱可能なカバーにより被覆することを特徴とする高圧開
    閉器の安全装置。
  5. 【請求項5】 開閉器本体はヒューズ可動型の高電圧負
    荷開閉器(LBS)である請求項2に記載の高圧開閉器
    の安全装置。
  6. 【請求項6】 開閉器本体と、一端で前記開閉器本体を
    支持し、他端を基台に取り付ける碍子とよりなる高圧開
    閉器において、 前記碍子の前記開閉器本体支持部は、前記開閉器本体
    の、電線接続端子を含む両極の導電部の前記基台寄り面
    とその側面を埋め込み、前記開閉器本体の電線接続端子
    の前記基台から遠い面及び開閉器を構成するブレードの
    出入部は露出させて形成するとともに、 前記ブレードは軸支部及び前記出入部を除いて絶縁材で
    被覆し、 前記露出された電線接続端子の前記基台から遠い面は絶
    縁材で形成される別体で着脱可能なカバーにより被覆す
    ることを特徴とする高圧開閉器の安全装置。
  7. 【請求項7】 開閉器本体は開放型断路器(DS)であ
    る請求項6に記載の高圧開閉器の安全装置。
  8. 【請求項8】 前記碍子は絶縁材樹脂により形成される
    請求項1から7に記載の高圧開閉器の安全装置。
  9. 【請求項9】 前記碍子は陶器又は磁器により形成され
    る請求項1から7に記載の高圧開閉器の安全装置。
  10. 【請求項10】 前記碍子への埋め込みはインサート成
    形によるものである請求項1から8に記載の高圧開閉器
    の安全装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7154034B2 (en) * 2002-12-19 2006-12-26 Lynch Michael D Method and apparatus for protection of wildlife from contact with power phase cutout mechanism
JP2009043631A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Daihen Corp 開閉器
US20100089890A1 (en) * 2008-10-09 2010-04-15 Manning Glenn B Wire Feeder
CN102637560A (zh) * 2012-03-27 2012-08-15 上海市电力公司 一种高压熔丝绝缘隔离装置

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