JP2000078714A - ガス絶縁開閉装置の簡易断路器 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の簡易断路器

Info

Publication number
JP2000078714A
JP2000078714A JP10247375A JP24737598A JP2000078714A JP 2000078714 A JP2000078714 A JP 2000078714A JP 10247375 A JP10247375 A JP 10247375A JP 24737598 A JP24737598 A JP 24737598A JP 2000078714 A JP2000078714 A JP 2000078714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
blade
phase
insulated switchgear
disconnector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10247375A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Yamashita
和也 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP10247375A priority Critical patent/JP2000078714A/ja
Publication of JP2000078714A publication Critical patent/JP2000078714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易断路器全体の構成寸法を小さくするととも
に部品点数を減らし、さらには、操作し易い装置を提供
する。 【解決手段】ブレード17Aを備えた可動接触子17
と、ブレード17Aと接離し試験耐電圧が印加される主
回路導体12に取り付けられた固定接触子14とで構成
される接点を各相毎に1個ずつ備えるとともに、計器用
変圧器3が設けられた相の可動接触子17のブレード1
7Aには第1の突出部15と第2の突出部16とが二股
状に設けられ、各相の可動接触子17と一体の絶縁シャ
フト18が避雷器4の高電圧側の頭部4Aに回動自由に
取り付けられるとともに各相の可動接触子17はそのブ
レード17Aの基部が避雷器4の高電圧部の頭部4Aに
固定された金具26と常に接触を保つようにして回動し
てなり、絶縁シャフト18の端部が容器1の外部ヘ気密
に引き出されて手動レバーに連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁ガスで密閉
された容器内に開閉機器や避雷器、計器用変圧器などを
3相一括して収納したガス絶縁開閉装置の耐電圧試験時
に避雷器および計器用変圧器に試験耐電圧がかからない
ように容器内の主回路導体に介装される簡易断路器に関
し、特に、相間が縮小化され、かつ操作し易い簡易断路
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のガス絶縁開閉装置の構成
を示す一部破砕側面図である。図6のガス絶縁開閉装置
は、同じ容器1の内部に3相分の電気機器が収納され
た、いわゆる、3相一括型の装置であり、二重の3相母
線27の各相に接続された遮断器2が図6の紙面に垂直
な方向に3台並べられ、絶縁ガスが封入された容器1に
収納されている。各相の遮断器2は、それぞれの線路用
の断路器7と主回路導体12Aとを介してケーブル接続
部6に接続されている。主回路導体12Aと12Bとの
間に簡易断路器5が介装され、主回路導体12Bの右側
は避雷器4に接続されている。また、避雷器4のうち、
ある1相の避雷器4には計器用変圧器3が接続されてい
る。
【0003】図6において、簡易断路器5は、ガス絶縁
開閉装置の耐電圧試験時に避雷器4および計器用変圧器
3に試験耐電圧がかからないように主回路導体12Aか
ら遮断するための装置である。すなわち、簡易断路器5
は、その接点が耐電圧試験時には開成され、運転時には
閉成される。図7は、図6のガス絶縁開閉装置の簡易断
路器5の構成を示す要部断面図である。主回路導体12
Aの貫通穴12C内に可動棒9が配され、この可動棒9
は、絶縁棒11およびねじ棒29と一体に構成されてい
る。可動棒9は、接触子30Aを介して主回路導体12
Aと導通し、左右の軸方向に移動可能である。一方、主
回路導体12Bも嵌合穴12Dを備え、接触子30Bを
介して可動棒9と導通している。シールド9A,9B
は、それぞれ接触子30A,30Bを覆い、電界を緩和
させている。ねじ棒29は、ねじガイド28によって軸
方向にガイドされるとともに、気密に容器1の外部に引
き出されている。ねじ棒29の左端部は常時は、カバー
44で覆われている。図7の構成の簡易断路器5が各相
毎に設けられ、それぞれ容器1の外部からハンドル43
を手動操作することによって開閉される。 図7は、閉
成状態にある場合の構成であり、簡易断路器5を開成す
る場合は、カバー44を取り除きハンドル43をねじ棒
29の左端部に取り付ける。ハンドル43を手動によっ
て回動すれば可動棒9が左方へ移動するので、シールド
9A,9Bの間に間隙5Aが形成され、主回路導体12
Aと12Bとが断路される。その状態で、耐電圧試験が
実施される。簡易断路器5を閉成する場合は、上記手順
の逆が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、簡易断路器全体の構成寸法が大
きいとともに部品点数も多く、さらに、操作もし難いと
いう問題があった。すなわち、従来の簡易断路器5は、
各相毎にそれぞれ図7のような装置が構成されていたの
で簡易断路器全体の構成寸法が大きくなり、ガス絶縁開
閉装置の縮小化の妨げになるとともに部品点数も3相分
必要であり多くなっていた。
【0005】また、簡易断路器5のハンドル43が、図
6のようにケーブル接続部6などを収納する容器と、遮
断器2などを収納する容器との間に配されていたので、
作業場所が非常に狭く操作し難いとともに、隣接する回
線のガス絶縁開閉装置との間に操作員が入って作業する
ことが必要になるため、回線間のスペースが必要にな
り、ガス絶縁開閉装置全体の縮小化の妨げになってい
た。
【0006】この発明の目的は、簡易断路器全体の構成
寸法を小さくするとともに部品点数も減らし、さらに
は、回線間に入って行う作業を不要として回線間のスペ
ースを削減し、簡易断路器全体の縮小化を図ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、絶縁ガスで密閉された容器内に
開閉機器や避雷器、計器用変圧器などを3相一括して収
納したガス絶縁開閉装置の耐電圧試験時に避雷器および
計器用変圧器に試験耐電圧がかからないように容器内の
主回路導体に設けられる簡易断路器であって、ブレード
を備えた可動接触子と、前記ブレードと接離し試験耐電
圧が印加される主回路導体に取り付けられた固定接触子
とで構成される接点を各相毎に1個ずつ備えるととも
に、計器用変圧器が設けられた相の可動接触子のブレー
ドには前記固定接触子と接離する第1の突出部と計器用
変圧器の高電圧部と接離する第2の突出部とが二股状に
設けられ、各相の可動接触子と一体の絶縁シャフトが避
雷器の高電圧側の頭部に回動自由に取り付けられるとと
もに各相の可動接触子はそのブレードの基部が避雷器の
高電圧側の頭部に固定された金具と常に接触を保つよう
にして回動してなり、絶縁シャフトの端部が容器の外部
ヘ気密に引き出されて手動レバーに連結され、手動レバ
ーを回動させることによって前記の各相の接点が接離す
ると同時に、計器用変圧器が設けられた相の可動接触子
のブレードの第2の突出部が計器用変圧器の高電圧部と
接離するようにするとよい。それによって、装置が3相
一括操作型となり、簡易断路器全体の構成寸法が小さく
なるとともに部品点数も減る。
【0008】また、絶縁ガスで密閉された容器内に開閉
機器や計器用変圧器などを3相一括して収納したガス絶
縁開閉装置の耐電圧試験時に計器用変圧器に試験耐電圧
がかからないように容器内の主回路導体に設けられる簡
易断路器であって、ブレードを備えた可動接触子と、前
記ブレードと接離し試験耐電圧が印加される主回路導体
に取り付けられた固定接触子とで構成される接点を計器
用変圧器が設けられた相に備えるとともに、前記ブレー
ドは可撓性のリード線を介して計器用変圧器の高電圧部
に接続され、可動接触子と一体の絶縁シャフトが容器内
に立てられた絶縁筒の頭部に回動自由に取り付けられ、
絶縁シャフトの端部が容器の外部ヘ気密に引き出されて
手動レバーに連結され、手動レバーを回動させることに
よって接点が接離するようにしてもよい。それによっ
て、装置が3相一括操作型となり、簡易断路器全体の構
成寸法が小さくなるとともに部品点数も減る。
【0009】また、絶縁ガスで密閉された容器内に開閉
機器や避雷器などを3相一括して収納したガス絶縁開閉
装置の耐電圧試験時に避雷器に試験耐電圧がかからない
ように容器内の主回路導体に設けられる簡易断路器であ
って、ブレードを備えた可動接触子と、前記ブレードと
接離し試験耐電圧が印加される主回路導体に取り付けら
れた固定接触子とで構成される接点を各相毎に1個ずつ
備えるとともに、各相の可動接触子と一体の絶縁シャフ
トが避雷器の高電圧側の頭部に回動自由に取り付けられ
るとともに各相の可動接触子はそのブレードの基部が避
雷器の高電圧側の頭部に固定された金具と常に接触を保
つようにして回動してなり、絶縁シャフトの端部が容器
の外部ヘ気密に引き出されて手動レバーに連結され、手
動レバーを回動させることによって各相の接点が接離す
るようにしてもよい。それによって、装置が3相一括操
作型となり、簡易断路器全体の構成寸法が小さくなると
ともに部品点数も減る。
【0010】かかる構成において、絶縁シャフトの端部
がリンク機構を介して手動レバーに連結され、手動レバ
ーがガス絶縁開閉装置の後部外周に取り付けられるよう
にしてもよい。それによって、手動操作を作業場所の広
い側で実施することができるとともに、ガス絶縁開閉装
置の隣接する回線間に操作員が入って作業することが不
要となる。
【0011】かかる構成において、簡易断路器の閉成あ
るいは開成の位置で手動レバーの回動を止めるロック装
置が手動レバーに取り付けられるようにしてもよい。そ
れによって、ガス絶縁開閉装置の運転時に誤って簡易断
路器が開成されることがなく、かつ、ガス絶縁開閉装置
の耐電圧試験時に誤って簡易断路器が閉成されることも
ない。
【0012】かかる構成において、簡易断路器の閉成あ
るいは開成の位置で可動接触子が行き過ぎないようにス
トッパがリンク機構に取り付けられるようにしてもよ
い。それによって、手動レバーの回し過ぎがなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかるガス絶
縁開閉装置の構成を示す一部破砕側面図である。図1の
ガス絶縁開閉装置も3相一括型の装置であり、二重の3
相母線27の各相に接続された遮断器2が図1の紙面に
垂直な方向に3台並べられ、絶縁ガスが封入された容器
1に収納されている。各相の遮断器2は、それぞれの線
路用の断路器7と主回路導体12とを介してケーブル接
続部6に接続されている。主回路導体12と避雷器4の
頭部との間に簡易断路器50が介装され、避雷器4の頭
部に計器用変圧器3が接続されている。
【0014】図1において、簡易断路器50は、ガス絶
縁開閉装置の耐電圧試験時に避雷器4および計器用変圧
器3に試験耐電圧がかからないように主回路導体12か
ら遮断するための装置である。すなわち、簡易断路器5
0は、耐電圧試験時には開成され、運転時には閉成され
る。図2は、図1の簡易断路器50の構成を示す一部破
砕要部側面図である。簡易断路器50は、可動接触子1
7と固定接触子14とを備えている。可動接触子17の
ブレード17Aには第1の突出部15と第2の突出部1
6とが二股状に設けられている。なお、1相あるいは2
相のみに計器用変圧器3が設けられている場合は、計器
用変圧器3が設けられていない相の可動接触子17は、
第2の突出部16を設けない構成とすることができる。
また、固定接触子14は、ケーブル接続部6に繋がると
ともに絶縁支え30によって支持された主回路導体12
に固定されている。この固定接触子14には、ばねによ
って押し付けられている2枚のコンタクトが設けられて
おり、可動接触子17のブレード17Aの第1の突出部
15が固定接触子14に嵌まった状態では、第1の突出
部15が前記2枚のコンタクトに挟まれて電気的接続が
維持される。この可動接触子17と固定接触子14と
は、それぞれの相に設けられ、図2の紙面に垂直な方向
に並べられている。各相の可動接触子17に一本の絶縁
シャフト18が一体に構成されている。この絶縁シャフ
ト18はそれぞれの相の金具26に回転自由に支持さ
れ、さらに、この金具26はそれぞれの相の避雷器4の
高電圧側の頭部4Aに固定されている。また、この金具
26は固定接触子14と同様な固定接触子の構造を有す
るものであり、ばねによって押し付けられている2枚の
コンタクトが収納されており、可動接触子17のブレー
ド17Aの基部が常にこの2枚のコンタクトに挟まれた
状態で回転摺動し、金具26と可動接触子17との電気
的接続が常に維持される構成となっている。避雷器4は
絶縁筒4B内に収納され、容器1下部の図示されていな
い底部に立設されている。図2の簡易断路器50は閉成
状態にあり、ガス絶縁開閉装置の運転時の構成である。
可動接触子17のブレード17Aの第1の突出部15が
固定接触子14に嵌まるとともに、第2の突出部16が
計器用変圧器3の高電圧部の下端部に設けられた接触ば
ね3Aを押し上げるようにして計器用変圧器3の高電圧
部と接触している。それによって、主回路導体12が避
雷器4および計器用変圧器3と導電接続されている。後
述される機構によって絶縁シャフト18を時計方向に回
動させると、可動接触子17が点線の位置に回転移動
し、ブレード17Aの第1の突出部15が固定接触子1
4から開離するとともに第2の突出部16が計器用変圧
器3の接触ばね3Aから開離して簡易断路器50が開成
状態になる。この状態で、主回路導体12に試験耐電圧
を印加すれば、避雷器4および計器用変圧器3には電圧
がかからなくなる。
【0015】図2の簡易断路器50が従来のものと異な
る点は、一本の絶縁シャフト18の回動操作によって各
相の接点を同時に開離させることができるようになって
いることである。すなわち、簡易断路器50が3相一括
操作型であり、そのために、従来の装置と比べて簡易断
路器全体の構成寸法を縮めることができるとともに、部
品点数も3相分は必要ないので減って来る。さらに、各
相を同時に操作することができるので操作もし易くなっ
ている。
【0016】図3は、図1の簡易断路器50を操作する
機構を示す要部側面図である。絶縁シャフト18が容器
1の側面に設けられたフランジ部34を貫通して外部へ
気密に引き出されている。この絶縁シャフト18が、ヒ
ンジ機構19を介して手動レバー22に連結されてい
る。このヒンジ機構19は、絶縁シャフト18と一体の
回動レバー20と、この回動レバー20の端部に回動自
由に連結された操作レバー21とにより構成されてい
る。操作レバー21の右端は手動レバー22に回動自由
に連結されている。手動レバー22の上端部は、容器1
の後部外周に設けられた固定部33に回動自由に固定さ
れている。手動レバー22には、ロックボルト23を取
り付けることができ、また、回動レバー20の左右に
は、ストッパボルト24が設けられている。
【0017】図3において、手動レバー22を手でもっ
て反時計方向に回動させ、点線の位置に移動させれば回
動レバー20が時計方向に回動し、それによって、絶縁
シャフト18も時計方向に回動し、容器1内部の簡易断
路器の接点が開成される。一方、点線の位置の手動レバ
ー22を時計方向に回動させれば、上記と逆の動きによ
って、容器1内部の簡易断路器の接点が閉成される。手
動レバー22が容器1の後部外周に取り付けられたので
作業場が従来の装置の場合より広くなり、操作が非常に
楽になる。手動レバー22を容器1の側面に取り付けて
も構わないが、容器1の側面側には、別の回線のガス絶
縁開閉装置が配される場合があるので、手動レバー22
は容器1の後部側に設けた方がよい。このように手動レ
バー22を容器1の後部側に設けることにより、ガス絶
縁開閉装置の隣接する回線間に操作員が入って作業する
ことが不要となる。
【0018】なお、上述の図2による説明では、絶縁シ
ャフト18がそれぞれの相の金具26に回転自由に支持
される構成としたが、上述の図3による説明のように、
絶縁シャフト18はその一方の端部が容器1の側面に設
けられたフランジ部34を貫通して外部へ気密に引き出
される構成であり、このフランジ部34において回転自
由に支持されるので、絶縁シャフト18の他方の端部
を、各相の金具26の内、フランジ部34から最遠の相
の金具26のみで支持するとともに他の相の金具26で
は絶縁シャフト18を支持しない構成とすることもでき
る。
【0019】また、図3において、ロックボルト23は
簡易断路器の接点が開成状態および閉成状態にあるとき
に手動レバー22を固定するためのロック装置であっ
て、手動レバー22のそれぞれの固定位置において、ロ
ックボルト23を手動レバー22に貫通させた後、その
ロックボルト23が固定部33にねじ止めされている。
ロックボルト23によって、ガス絶縁開閉装置の運転時
に誤って簡易断路器が開成されることがなく、かつ、ガ
ス絶縁開閉装置の耐電圧試験時に誤って簡易断路器が閉
成されることもなくなり、簡易断路器50の安全性が向
上する。
【0020】さらに、図3において、ストッパボルト2
4は、絶縁シャフト18がリンク機構19の動きによっ
て回動し過ぎないようにするためのストッパであって、
回動レバー20の動きを邪魔する位置において、ストッ
パボルト24がそれぞれフランジ部34にねじ止めされ
ている。ストッパボルト24の取り付けによって、簡易
断路器50が損傷を受けることがなくなった。
【0021】図4は、この発明の異なる実施例にかかる
ガス絶縁開閉装置の簡易断路器の構成を示す一部破砕要
部側面図である。絶縁筒4Bの頭部4Aに金具26が取
り付けられ、可動接触子17のブレード17Aの第2の
突出部16にはリード25の一方端がねじ止めにて接続
され、このリード25の他方端は計器用変圧器3の高電
圧部にねじ止めにて接続されている。その他は、図2の
構成と同一である。すなわち、図4は避雷器が収納され
ていない場合の構成であり、絶縁筒4Bとして、避雷器
に用いられる絶縁筒4Bを用いることによって部品種類
数を増やさなくて済み、部品点数が増えるのをさらに防
ぐことができる。
【0022】なお、可動接触子17のブレード17Aの
第2突出部16と計器用変圧器3の高電圧部とをリード
25で接続するのは、図4の構成では避雷器が収納され
ていないことにより、簡易断路器50が開路状態のとき
に可動接触子17および金具26の電位が浮いて、浮き
電極になって、トラブルを引き起こす可能性が生ずるこ
とを防止するためである。このようにブレード17Aの
第2突出部16と計器用変圧器3の高電圧部とをリード
25で接続することにより、簡易断路器50の開路時で
も、可動接触子17および金具26は確実に接地され、
機器の信頼性を維持させることができる。ここで、計器
用変圧器3には接地形計器用変圧器を用いており、その
一次側の一方の端子が高圧シールドに直結されるととも
に、他方の端子が接地されている。したがって、この計
器用変圧器3の高圧シールド、すなわち、高電圧部は簡
易断路器50が閉路状態では主回路導体12より固定接
触子14,可動接触子17およびリード25を介して高
電圧がかかった状態であり、簡易断路器50が開路状態
では接地状態となる。
【0023】また、図4では、可動接触子17のブレー
ドの形状を図2の構成と同様に第1の突出部15と第2
の突出部16とを有する二股状としているが、可動接触
子17と計器用変圧器3の高電圧部とがリード25で常
時接続されているので、計器用変圧器3の高電圧部と接
離するための第2の突出部16はなくてもよく、リード
25の一方の端部をねじ止めで接続するための構造が可
動接触子17に設けられていればよい。
【0024】図5は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるガス絶縁開閉装置の簡易断路器の構成を示す一部
破砕要部側面図である。図2と異なるのは、計器用変圧
器3が収納されず、可動接触子31のブレードに1つの
突起部だけが設けられている点である。なお、図2や図
4の実施例における計器用変圧器3は一つの容器1内の
各相に必ずしも全て介装されている訳ではない。図2や
図4において、計器用変圧器3が介装されていない相の
可動接触子として図5の可動接触子31を使用すること
ができる。それによっても部品種類数を増やさなくて済
み、部品点数が増えるのを防ぐことができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は前述のように、ブレードを備
えた可動接触子と、前記ブレードと接離し試験耐電圧が
印加される主回路導体に取り付けられた固定接触子とで
構成される接点を各相毎に1個ずつ備えるとともに、計
器用変圧器が設けられた相の可動接触子のブレードには
固定接触子と接離する第1の突出部と計器用変圧器の高
電圧部と接離する第2の突出部とが二股状に設けられ、
各相の可動接触子と一体の絶縁シャフトが避雷器の高電
圧側の頭部に回動自由に取り付けられることによって、
簡易断路器全体の構成寸法が小さくなるとともに部品点
数も減り、さらには、操作もし易くなる。
【0026】また、ブレードを備えた可動接触子と、前
記ブレードと接離し試験耐電圧が印加される主回路導体
に取り付けられた固定接触子とで構成される接点を計器
用変圧器が設けられた相に備えるとともに、前記ブレー
ドは可撓性のリード線を介して計器用変圧器の高電圧部
に接続され、可動接触子と一体の絶縁シャフトが容器内
に立てられた絶縁筒の頭部に回動自由に取り付けられる
ことによっても、簡易断路器全体の構成寸法が小さくな
るとともに部品点数が減り、さらには、操作もし易くな
る。
【0027】また、ブレードを備えた可動接触子と、前
記ブレードと接離し試験耐電圧が印加される主回路導体
に取り付けられた固定接触子とで構成される接点を各相
毎に1個ずつ備えるとともに、各相の可動接触子と一体
の絶縁シャフトが避雷器の高電圧側の頭部に回動自由に
取り付けられることによって、簡易断路器全体の構成寸
法が小さくなるとともに部品点数も減り、さらには、操
作もし易くなる。
【0028】かかる構成において、絶縁シャフトの端部
がリンク機構を介して手動レバーに連結され、手動レバ
ーがガス絶縁開閉装置の後部外周に取り付けられること
によって、作業場所が広くなることにより操作の作業性
が非常によくなるとともに、ガス絶縁開閉装置の隣接す
る回線間に入って行う作業が不要となることにより回線
間のスペースを削減することができ、ガス絶縁開閉装置
全体を縮小化することが可能となる。
【0029】かかる構成において、簡易断路器の閉成あ
るいは開成の位置で手動レバーの回動を止めるロック装
置が手動レバーに取り付けられることによって、誤って
簡易断路器を開閉させることがなくなり安全性が向上す
る。かかる構成において、簡易断路器の閉成あるいは開
成の位置で可動接触子が行き過ぎないようにストッパが
リンク機構に取り付けられることによって、手動レバー
の回し過ぎがなくなり、簡易断路器を傷めることがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるガス絶縁開閉装置の
構成を示す一部破砕側面図
【図2】図1の簡易断路器の構成を示す一部破砕要部側
面図
【図3】図1の簡易断路器を操作する機構を示す要部側
面図
【図4】この発明の異なる実施例にかかるガス絶縁開閉
装置の簡易断路器の構成を示す一部破砕要部側面図
【図5】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶
縁開閉装置の簡易断路器の構成を示す一部破砕要部側面
【図6】従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す一部破砕
側面図
【図7】図6の簡易断路器の構成を示す要部断面図
【符号の説明】
1:容器、2:遮断器、3:計器用変圧器、4:避雷
器、50:簡易断路器、12,12A,12B:主回路
導体、14:固定接触子、15:第1の突出部、16:
第2の突出部、17:可動接触子、18:絶縁シャフ
ト、19:リンク機構、22:手動レバー、23:ロッ
クボルト、24:ストッパボルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスで密閉された容器内に開閉機器や
    避雷器、計器用変圧器などを3相一括して収納したガス
    絶縁開閉装置の耐電圧試験時に避雷器および計器用変圧
    器に試験耐電圧がかからないように容器内の主回路導体
    に設けられる簡易断路器であって、ブレードを備えた可
    動接触子と、前記ブレードと接離し試験耐電圧が印加さ
    れる主回路導体に取り付けられた固定接触子とで構成さ
    れる接点を各相毎に1個ずつ備えるとともに、計器用変
    圧器が設けられた相の可動接触子のブレードには前記固
    定接触子と接離する第1の突出部と計器用変圧器の高電
    圧部と接離する第2の突出部とが二股状に設けられ、各
    相の可動接触子と一体の絶縁シャフトが避雷器の高電圧
    側の頭部に回動自由に取り付けられるとともに各相の可
    動接触子はそのブレードの基部が避雷器の高電圧側の頭
    部に固定された金具と常に接触を保つようにして回動し
    てなり、絶縁シャフトの端部が容器の外部ヘ気密に引き
    出されて手動レバーに連結され、手動レバーを回動させ
    ることによって前記の各相の接点が接離すると同時に、
    計器用変圧器が設けられた相の可動接触子のブレードの
    第2の突出部が計器用変圧器の高電圧部と接離すること
    を特徴とするガス絶縁開閉装置の簡易断路器。
  2. 【請求項2】絶縁ガスで密閉された容器内に開閉機器や
    計器用変圧器などを3相一括して収納したガス絶縁開閉
    装置の耐電圧試験時に計器用変圧器に試験耐電圧がかか
    らないように容器内の主回路導体に設けられる簡易断路
    器であって、ブレードを備えた可動接触子と、前記ブレ
    ードと接離し試験耐電圧が印加される主回路導体に取り
    付けられた固定接触子とで構成される接点を計器用変圧
    器が設けられた相に備えるとともに、前記ブレードは可
    撓性のリード線を介して計器用変圧器の高電圧部に接続
    され、可動接触子と一体の絶縁シャフトが容器内に立て
    られた絶縁筒の頭部に回動自由に取り付けられ、絶縁シ
    ャフトの端部が容器の外部ヘ気密に引き出されて手動レ
    バーに連結され、手動レバーを回動させることによって
    接点が接離することを特徴とするガス絶縁開閉装置の簡
    易断路器。
  3. 【請求項3】絶縁ガスで密閉された容器内に開閉機器や
    避雷器などを3相一括して収納したガス絶縁開閉装置の
    耐電圧試験時に避雷器に試験耐電圧がかからないように
    容器内の主回路導体に設けられる簡易断路器であって、
    ブレードを備えた可動接触子と、前記ブレードと接離し
    試験耐電圧が印加される主回路導体に取り付けられた固
    定接触子とで構成される接点を各相毎に1個ずつ備える
    とともに、各相の可動接触子と一体の絶縁シャフトが避
    雷器の高電圧側の頭部に回動自由に取り付けられるとと
    もに各相の可動接触子はそのブレードの基部が避雷器の
    高電圧側の頭部に固定された金具と常に接触を保つよう
    にして回動してなり、絶縁シャフトの端部が容器の外部
    ヘ気密に引き出されて手動レバーに連結され、手動レバ
    ーを回動させることによって各相の接点が接離すること
    を特徴とするガス絶縁開閉装置の簡易断路器。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のガス
    絶縁開閉装置の簡易断路器において、絶縁シャフトの端
    部がリンク機構を介して手動レバーに連結され、手動レ
    バーがガス絶縁開閉装置の後部外周に取り付けられたこ
    とを特徴とするガス絶縁開閉装置の簡易断路器。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のガス
    絶縁開閉装置の簡易断路器において、簡易断路器の閉成
    あるいは開成の位置で手動レバーの回動を止めるロック
    装置が手動レバーに取り付けられたことを特徴とするガ
    ス絶縁開閉装置の簡易断路器。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のガス
    絶縁開閉装置の簡易断路器において、簡易断路器の閉成
    あるいは開成の位置で可動接触子が行き過ぎないように
    ストッパがリンク機構に取り付けられたことを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置の簡易断路器。
JP10247375A 1998-09-01 1998-09-01 ガス絶縁開閉装置の簡易断路器 Pending JP2000078714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247375A JP2000078714A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ガス絶縁開閉装置の簡易断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247375A JP2000078714A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ガス絶縁開閉装置の簡易断路器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000078714A true JP2000078714A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17162501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10247375A Pending JP2000078714A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 ガス絶縁開閉装置の簡易断路器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000078714A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147226A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft 電気開閉装置
KR20210044078A (ko) * 2019-10-14 2021-04-22 구주기술 주식회사 가스 절연 개폐기
CN118011201A (zh) * 2024-04-10 2024-05-10 山东泰开电力开关有限公司 一种工频耐压检测装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017147226A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフトSiemens Aktiengesellschaft 電気開閉装置
KR20210044078A (ko) * 2019-10-14 2021-04-22 구주기술 주식회사 가스 절연 개폐기
KR102283844B1 (ko) * 2019-10-14 2021-08-02 구주기술 주식회사 가스 절연 개폐기
CN118011201A (zh) * 2024-04-10 2024-05-10 山东泰开电力开关有限公司 一种工频耐压检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7829814B2 (en) Vacuum circuit interrupter grounding assembly
US8779318B2 (en) Switching device and a switchgear
KR101246696B1 (ko) 접지 차단기 및 이의 제조 방법
JP2000078714A (ja) ガス絶縁開閉装置の簡易断路器
JP3849165B2 (ja) 避雷装置
US3562452A (en) Interlock between circuit interrupters and drawout fuse drawers of indoor power center
JP3695214B2 (ja) 絶縁開閉装置
JPH1189027A (ja) スイッチギヤ
US20240313512A1 (en) Switchgear architecture
JP3256141B2 (ja) 絶縁開閉器の導体接続装置
JP3599519B2 (ja) 開閉器の接地装置
JP2001067995A (ja) 絶縁容器に収納された開閉器
JPH1189026A (ja) スイッチギヤ
JP3775010B2 (ja) スイッチギヤ
JP4333076B2 (ja) 断路器と遮断器の接続装置
JP3175701B2 (ja) 絶縁開閉装置
JPS5913815B2 (ja) 真空開閉装置
JP2001145219A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3175702B2 (ja) 絶縁開閉装置
JP3175703B2 (ja) 絶縁開閉装置
JPH08168124A (ja) 開閉装置
JPS6212726B2 (ja)
JP2000209723A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH1141727A (ja) スイッチギヤ
JP2004071170A (ja) 断路器