JPH0751394Y2 - カーマット及びカーマット用シート - Google Patents

カーマット及びカーマット用シート

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JPH0751394Y2
JPH0751394Y2 JP1991050480U JP5048091U JPH0751394Y2 JP H0751394 Y2 JPH0751394 Y2 JP H0751394Y2 JP 1991050480 U JP1991050480 U JP 1991050480U JP 5048091 U JP5048091 U JP 5048091U JP H0751394 Y2 JPH0751394 Y2 JP H0751394Y2
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JP
Japan
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car mat
mat
sheet
car
artificial
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JP1991050480U
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English (en)
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JPH0675874U (ja
Inventor
謙三 市橋
Original Assignee
株式会社泉州ストリーム
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば乗用車の車内
等の所定位置に敷設されたフロアーマットの上に設置す
るのに最適なカ−マット及び該カ−マットを作成するた
めのカ−マット用シ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車では、一般に車内に予めフ
ロア−マットが敷設されているが、該フロア−マットの
汚れ防止や掃除を容易にするために、例えば、実開昭57
-187236 号公報に記載されているような自動車用マッ
ト、即ち、ゴム, 又は塩化ビニル等のプラスチック材料
で型成形され、且つ裏面に略球状の凸部(小突起)を有
するカ−マットを載置している。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】しかし、自動車を運
転している際に、従来のカ−マットはその裏面に凸部
(或いは凹部)が形成されているものの、この凸部は略
球状であるため、充分にカ−マットの擦れ防止機能を果
たすことができず、必ず擦れを生じてしまっていた。
【0004】このようにカ−マットが擦れた状態におい
ては、靴等により持ち込まれた泥等を散乱したりする欠
点もあり、非常に不快感を与えると共に、何より運転に
支障をきたす恐れがあって安全性に欠けていた
【0005】本考案は、上記問題点に鑑みて考案された
もので、カ−マットの擦れを防止して、該擦れによる不
快感を与えたり、運転に支障をきたす恐れがなく、泥等
の車内での散乱をなくして、全く新規なカ−マット及び
カ−マット用シ−トを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案が、上記課題を達
成するために講じた第一の技術的手段は、カ−マットに
あり、カ−マット本体1 と、パイル糸3 が突設状に配設
され、且つ前記カ−マット本体1 の裏面に重合されたシ
−ト状の人工芝生5 とを備えてなり、前記人工芝生5 の
パイル糸3 の少なくとも先端部3aには、膨出された引っ
掛かり部3bが形成されてなることにある。
【0007】また、第二の技術的手段は、カ−マット用
シートにあり、ポリオレフィン系等 の材質からなるカ−
マット用シ−ト体7 と、該シ−ト体7 の裏面に重合され
たシ−ト状の人工芝生5 とを備えてなり、前記人工芝生
のパイル糸3 の少なくとも先端部3aには、膨出された引
っ掛かり部3bが形成されてなることにある。
【0008】
【作用】本考案のカ−マット15は裏面となる人工芝生5
のパイル糸3 の少なくとも先端部3aに膨出された引っ掛
かり部3bが形成されているので、車内に予め敷設された
フロア−マット9 の内部に一旦前記引っ掛かり部3bが挿
入すると、該フロア−マット9 の織り糸10と好適に絡み
合い、簡単には抜けなくなる。従って、本考案のカ−マ
ットをフロア−マット9 上に敷設しても、決して擦れる
ことはない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1において、15はカ−マットを示し、該
カ−マット15はカ−マット本体1 と、人工芝生5 とから
構成されている。
【0010】前記本体1 は、その表面に凹凸状の模様が
あり、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の材質にて
構成されている。
【0011】一方、人工芝生5 は、前記本体1 と同質の
ポリオレフィン系の材質にて形成されパイル糸3 がタフ
ティング加工によって設され、前記本体1 の裏面に接
着剤で貼着されている。
【0012】さらに、前記人工芝生5 のパイル糸3 は、
その先端部3aをバーナー17で加熱することにより変形さ
せ、図3(イ)で示すようなきのこ状の引っ掛かり部3b
や、或いは同図(ロ)で示すような硬い縮れた状態の引
っ掛かり部3bが形成されている。
【0013】次に、このような構成からなるカ−マット
15を製造する場合は、例えば図4で示すのように、先
ず、ロ−ル状のカーマット用シ−ト体7 と前記人工芝生
5aを、一対の回転ドラムで挟持しながら搬送し、この搬
送時に、該シ−ト体7 と人工芝生5aを接着剤にて貼着
し、その後に該人工芝生5aに植設されたパイル糸3 の先
端部3aをバ−ナ−17等の加熱手段にて加熱して変形さ
せ、前記引っ掛かり部3bを形成させる。
【0014】次に、前記重合した前記シ−ト体7 と人工
芝生5aは、再びロ−ル状に巻装されてカ−マット用シ−
ト25が形成される。
【0015】さらに、次工程においては、前記カ−マッ
ト用シ−ト25を適切な寸法,形状の大きさのカ−マット
に切断して、前記実施例のようなカ−マット15が製造さ
れる。
【0016】尚、前記カ−マット用シ−ト25のまま市販
し、各家庭で適宜自動車の大きさに適合させた適切な寸
法,形状の大きさに切断することで使用するようにして
も良い。
【0017】次に、該カ−マット15を乗用車の車内で使
用する際には、車内に敷設されているフロア−マット9
の上に、前記カ−マット15を載置して足などで押圧する
ことにより、前記人工芝生5 の引っ掛かり部3bが、車内
に予め敷設されたフロア−マット9 内に挿入され、該フ
ロア−マット9 を構成する織り糸10と好適に絡み合う。
【0018】この引っ掛かり部3bがフロア−マット9 内
部で織り糸10と適切な絡み合った状態で維持されるの
で、カ−マット15は、その全面がフロア−マット9 上に
常に当接した状態となり、前後左右に擦れたり、不容易
に捲れたりすることはない。
【0019】更に、このカ−マット15は引っ掛かり部3b
と前記フロア−マット9 の織り糸10との絡み合いに反し
て、上方に引き剥がすことにより取り外すことができ
従って、泥等を容易に取り除くことも可能である。
【0020】尚、上記実施例では、前記カ−マット本体
1 に、前記人工芝生5 を接着剤により貼着したものを例
示したが、カ−マット本体1 と人工芝生5 とが上記のよ
うに同質の材質にて形成される場合は熱融着等により重
合したものであっても良い。
【0021】また、前記カ−マット本体1 と前記人工芝
生5 の材質においても上記実施例のようにポリオレフィ
ン系に限定されず、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル等の材質から構成しても良い。
【0022】また、前記人工芝生5 は、タフィングに
よってパイル糸3 を設したものを挙げたが、これに限
定されるものでなく、例えばパッチング等による植設で
あってもよい。
【0023】さらに、前記実施例ではシ−ト本体7 と人
工芝生5 を貼着した後にパイル糸3の先端部3aを加熱し
て引っ掛かり部3bを形成させたが、該引っ掛かり部3bを
形成させた後に、該人工芝生5 とシ−ト本体7 を貼着さ
せても良い。
【0024】更に、前記実施例では、シ−ト本体7 と人
工芝生5 とを一体にしたカ−マット用シ−ト25を所定形
に切断してカ−マット15を製造させたが、シ−ト本体
7 と人工芝生5 と予め所定の形状に切断したあとに、
両者を重合させてもよい。
【0025】また、前記実施例では、パイル糸3 の先端
部3aのみをバ−ナ−17で加熱したが、車内のフロア−マ
ット9 を構成する織り糸10の状態により絡み合いやすい
ように基部側まで加熱しても勿論良い。
【0026】
【考案の効果】カ−マット本体と、その裏面に重合され
た人工芝生とからなる本考案のカ−マ ットは、該人工芝
生のパイル糸の少なくとも先端部に、膨出された引っ掛
かり部が形成されているので、この引っ掛かり部が、車
内に予め敷設されたフロア−マットを構成する織り糸
適切に絡み合って保持され、容易には抜けない状態とな
る。従って、本考案のカ−マットであれば、前後左右の
擦れを確実に防止することができる。
【0027】また、前記擦れの確実な防止は、運転に支
障をきたしたり、泥等を車内に散乱することも防止し、
非常に便利である。
【0028】更に、前記カ−マット本体と人工芝生と
が、ポリオレフィン系の材質で形成されたものであれ
ば、従来の塩化ビニル製のカ−マットに比し、廃棄の際
公害となる問題も少ない。
【0029】また、カ−マット用シ−ト体と前記人工芝
生とが重合された本考案のカーマット用シートは、適切
な寸法や形状の大きさに適宜切断するだけで家庭内でも
気軽にカ−マットとしてに利用でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のカ−マット断面図。
【図2】同、斜視図。
【図3】カ−マットの引っ掛かり部を示す、(イ)は一
実施例拡大断面図,(ロ)は他実施例拡大断面図。
【図4】本考案のカ−マット用シ−ト製造工程を示す概
略図。
【図5】考案のカ−マットが車内のフロアーマット上
に敷設された状態を示す断面図。
【符合の説明】
1 カ−マット本体 3 パイル糸 3a 先端部 3b 引っ掛かり部 5 人工芝生 5a ロ−ル状の人工芝生 7 カ−マット用シ−ト体 9 フロア−マット 10 フロア−マットの織り糸 15 カ−マット 17 バ−ナ− 25 カ−マット用シ−ト

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カ−マット本体(1) と、パイル糸(3) が
    突設状に配設され、且つ前記カ−マット本体(1) の裏面
    に重合されたシ−ト状の人工芝生(5) とを備えてなり、
    前記人工芝生(5) のパイル糸(3) の少なくとも先端部(3
    a)には、膨出された引っ掛かり部(3b)が形成されてなる
    ことを特徴とするカ−マット。
  2. 【請求項2】前記引っ掛かり部(3b)は、前記人工芝生
    (5) のパイル糸(3) の少なくとも先端部(3a)をバ−ナ−
    (17)等の加熱手段にて加熱し、縮れ状態に膨出させて
    成されてなる請求項1記載のカ−マット。
  3. 【請求項3】前記カ−マット本体(1) と人工芝生(5) と
    が、接着剤により一体化されている請求項1又は2記載
    のカ−マット。
  4. 【請求項4】前記カ−マット本体(1) 及び人工芝生(5)
    は、ポリオレフィン系の材質で形成されてなる請求項1
    〜3の何れかに記載のカ−マット。
  5. 【請求項5】ポリオレフィン系等の材質からなるカ−マ
    ット用シ−ト体(7) と、該シ−ト体(7) の裏面に重合さ
    れたシ−ト状の人工芝生(5) とを備えてなり、前記人工
    芝生(5) のパイル糸(3) の少なくとも先端部(3a)には、
    膨出された引っ掛かり部(3b)が形成されてなることを特
    徴とするカ−マット用シ−ト。
JP1991050480U 1991-04-05 1991-04-05 カーマット及びカーマット用シート Expired - Lifetime JPH0751394Y2 (ja)

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JPH0675874U JPH0675874U (ja) 1994-10-25
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