JP3659738B2 - 掛止ファスナーおよびこのファスナーを用いたおむつ - Google Patents

掛止ファスナーおよびこのファスナーを用いたおむつ Download PDF

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    • Y10T24/27Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener]

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、雄シートに設けられた複数の突体の掛止頭部が雌シートに掛止される掛止ファスナーおよびこの掛止ファスナーを用いた使い捨てなどのおむつに係り、特に雄シートと雌シートの掛止強度を向上させた掛止ファスナーおよびこの掛止ファスナーを用いたおむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
使い捨ておむつのうちのいわゆるオープンタイプと称されるものでは、前面部と後面部とが二つ折り可能なように連続して形成され、後面部が幼児などの尻部側に当てられ、前面部が股間を経て腹部側に当てられる。そして、後面部の両側方に突出する翼片が前面部の外装シートの表面に止められる。前記翼片を前面部の表面に止めるための手段として、掛止ファスナーを用いたものが考案されている。
【0003】
この掛止ファスナーは、図7に示すように、雄シート1と雌シート2とから構成されている。雄シート1は樹脂材料により成形され、基材シート1aと、この基材シート1aの一面に規則的に配列して設けられた突体3とからなり、突体3の先端に掛止頭部3aが一体に形成されている。突体3と掛止頭部3aの全体形状はT字形、またはJ字形などの鉤形状である。また雌シート2は、基材ベース2aに繊維による多数のループ4が形成されているもの、あるいは全体が化学繊維の織布あるいは不織布で構成されているものなどである。
【0004】
使い捨ておむつなどに用いられる掛止ファスナーとしては、廉価で且つある程度の掛止力を発揮できることが必要であり、これらの条件を満たすものとして織布または不織布を雌シートとして用いるのが好ましい。また、雄シート1の掛止頭部3aの形状は、肌に当たったときになるべく刺激を与えないように、T字形またはきのこ形のものが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、掛止ファスナーの機能として最も望まれるのは、雄シートと雌シートとの掛止力である。この掛止力が弱いと、例えばおむつに使用したときに、足の動きなどにより雄シートと雌シートが剥がれ、または位置ずれし、おむつの前面部と後面部が幼児などの体からずれたり外れて汚物の洩れなどの心配が発生する。
【0006】
この点を改善するために、実開平4−56008号公報では、雌シートとして使用される不織布にループ、コイルもつれを多数有している糸条を混繊することにより、雄シートの掛止頭部が雌シートになるべく掛止しやすいようにした技術が開示されている。また特表平6−507800号公報には、雌シートとして用いられる不織布の繊維間結合部の面積、および不織ウエブとパッキングとの結合面積の比率を所定の範囲とし、これにより不織ウエブと、雄シートの掛止頭部とが掛止可能な面積を確保する技術が示されている。
【0007】
しかし、これら従来の掛止ファスナーを用いても、雄シートと雌シートとの掛止強度を高くすることに限界がある。その理由は、掛止ファスナーでは、例えば図7に示す雄シート1の突体3の全てのものが必ずしも、雌シート2に掛止されない点にある。すなわち、雄シート1と雌シート2とが、面合わせにて全体としてほぼ均一な圧力で圧接させられるため、前記突体3のいくつかのものは収縮方向に変形するのみであり、掛止頭部3aが雌シート2のループ4内または織布や不織布の繊維(フィラメントまたはウエブ)内に入り込めず、掛止頭部3aと雌シート2のループまたは繊維との引っ掛かりが高い確率にて成立できない点にある。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、雄シートの突体の先端の掛止突部が雌シートのループまたは繊維に確実に掛止される領域を形成して掛止強度を高くした掛止ファスナーを提供することを目的としている。
【0009】
また本発明は、雄シートと雌シートとが確実に掛止される領域を最適な位置に且つ最適な範囲に設定できるようにして、個々の製品において所望の掛止強度を設定できるようにした掛止ファスナーを提供することを目的としている。
【0010】
さらに本発明は、上記の掛止ファスナーを用いて、後面部の側方に突出する翼片と前面部の表面とを最適な掛止強度にて止めることを可能にしたおむつを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、掛止頭部を有する複数の突体が設けられた雄シートと、前記突体の掛止頭部が引っ掛かる雌シートとから成る掛止ファスナーであって、
前記雌シートの背面に線状の介装体が設けられ、前記介装体が設けられている箇所で、前記雌シートが、前記雄シートの方向ヘ部分的に隆起していることを特徴とするものである。
【0013】
また、雌シートの隆起高さ寸法が、雄シートの突体の掛止頭部の高さ寸法より大きく設定されていることが好ましい。
【0014】
本発明の掛止ファスナーを構成する雄シートは、例えば図2に示すように、規則的に配列して突出する多数の突体の先端部に円板形状のまたはきのこ頭部形状の掛止頭部を有するものが好ましく使用される。あるいは突部および掛止頭部の全体がJ字の鉤形状とされたものであってもよい。また、雌シートには、化学繊維をトリコット(tricot)編み(繊維の毛羽たちの多い伸縮性のうね織り)の織布、または不織布が使用される。あるいは図7に示したような基材ベース2aの表面に繊維の多数のループが形成されているものであってもよい。本発明の掛止ファスナーは各種製品に使用可能であるが、使い捨てのおむつなどに使用される場合には、雄シートの突体および掛止頭部の形状は、肌に対する刺激の少ないT字形またはきのこ形であることが好ましく、また雌シートとしては廉価な織布または不織布を用いることが好ましい。
【0015】
本発明では、前記雌シートに部分的な隆起部を形成している。この隆起部は、雌シートの背面と、雌シートが取り付けられる母材との間に、介装体を介在させることにより容易に形成できる。雌シートに隆起部を形成すると、隆起部の側部が雄シートの圧着方向に対して傾斜部となる。また雌シートが隆起部にて曲げられることにより前記傾斜部では、織布または不織布の繊維(フィラメントまたはウエブ)または繊維のループの密度がやや粗となる。密度が粗になることにより雄シートの掛止頭部が繊維またはループ間に入り込む確率が非常に高くなる。また前記傾斜部では掛止頭部の基部に繊維またはループが引っ掛かりやすくなる。したがって、雌シートの隆起部の部分で雌シートと雄シートとが掛止されやすくなる。特に、雌シートの隆起高さ寸法(例えば0.5g/cm2の荷重下における雌シートの厚み差)を、掛止頭部の高さ寸法よりも大きくすることにより、前記傾斜部での雌シートの繊維またはループと掛止頭部との引っ掛かりの確率を高くできる。
【0016】
また隆起部が形成されていない部分においても、雄シートの掛止頭部が雌シートの繊維またはループに掛止されるが、前記隆起部の傾斜部での引っ掛かりの確率が高くなることにより、掛止ファスナー全体での掛止強度を高くできる。
【0017】
雄シートと雌シートとの掛止面積に対する前記隆起部を形成する部分の面積を3%以上とすることにより、掛止力を強化できる効果を発揮できる。また前記面積比は大きい方が掛止力を向上できるが、あまり大きくすると、引っ掛かりの確率を高くする前記傾斜部の絶対的な面積が小さくなり、引っ掛かりの確率を高くするという効果を期待できなくなる。したがって、前記面積比の上限は50%程度が好ましい。
【0018】
また、本発明の特徴は、雄シートと雌シートとの接合面積に対する前記隆起部の占める面積、さらに詳しくは隆起部により形成される傾斜部の面積を適宜に設定することにより、雄シートと雌シートとの掛止強度を調整または設定できる点にある。すなわち掛止ファスナーを使用する製品に求められる掛止強度に応じて介装体の形状や大きさを選択することにより、この掛止強度を比較的自由に設定することが可能となる。
【0019】
また、雌シートの背面と母材との間に糸、樹脂フィラメント、樹脂棒などを介在させて、線状または直線状に延びる隆起部を形成することができる。線状または直線状に延びる隆起部を形成すると、隆起部の両側に位置する傾斜部が直線的に延びることになり、雄シートの突体が傾斜部に当たる確率を高くできる。また雌シートと母材との間の介装体として糸などを使用できるため、製造コストも安くなる。さらに隆起部は線状のものが#形状に交差するような形状に設定してもよい。
【0020】
線状または直線状に延びる隆起部を設ける場合、図4に示すおむつのように、雄シートと雌シートとの接合部に作用する剪断力の作用方向に対し、前記隆起部が直交する向きに設けられていることが好ましい。隆起部の向きをこのように設定すると、雄ファスナーと雌ファスナーとに作用する剪断力または引き剥がし力に対し、その抵抗掛止力を高くできる。
【0021】
さらに、雌シートとして図3に示すようなトリコット編みなどの織布が使用される場合、編まれている繊維のうちの図3に示す主繊維(ウエブ)13a(織布のなかの太い繊維、あるいは複数の繊維または多数の繊維から成るものであって周囲または側方に延びる多数の繊維(フィラメント)13bを固定する働きをするもの)の延び方向と、隆起部の延び方向とが平行であることが好ましい。このように設定すると、隆起部の両側の傾斜部において、雄シートの掛止頭部が、主繊維13aまたは多数の繊維(フィラメント)13bに引っ掛かりやすくなり、掛止強度を高くできる。
【0022】
さらに、本発明は、外装シートの内側に吸収部を有し、且つ二つ折りにされる前面部および後面部が形成されたおむつであって、前記の掛止ファスナーが用いられ、このファスナーの雌シートが前記前面部の外装シートに設けられ、前記後面部から側方へ突出して前記前面部に重なる翼片に雄シートが設けられていることを特徴とするものである。
【0023】
前記掛止ファスナーを用いたおむつは、幼児などに対する装着が簡単であり、また装着後の体や足の動きにより、掛止ファスナー部分の外れやずれなどが発生しにくいものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の掛止ファスナーを示す斜視図、図2は掛止ファスナーを示す断面図、図3は掛止ファスナーの雌シートを示す拡大平面図である。また、図4は本発明の掛止ファスナーを使用した製品の一例として使い捨ておむつを示す正面図である。
この掛止ファスナーは、雄シートSmと雌シートSfとから構成され、雄シートSmと雌シートSfが互いに掛止され、且つ剥離と掛止を繰返して行なえるものとなっている。
【0025】
雄シートSmは、ポリプロピレン(PP)、またはポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)とが混合された樹脂材料などにより成形されたものである。図2に示されるように、雄シートSmは、基材シート11の一面に多数の突体12が規則的に配列されて突出成形されており、各突体12の先端には、掛止頭部12aが一体に設けられている。この掛止頭部12aは円板形状であり、突体12および掛止頭部12aを含む全体の形状は、T形またはきのこ形である。この掛止頭部12aは、複数の突体12の先端部を加熱し変形させることなどにより形成される。
【0026】
雌シートSfとしては、化学繊維をトリコット編みした織布シート13が用いられている。図3に模式的に示すように、前記織布シート13は、ジグザグ状(うね状)にてY方向に延びる太めのまたは多重繊維状の主繊維(ウエブ)13aと、この主繊維13a間に毛羽立てて設けられた多数の繊維(フィラメント)13bとから構成されている。前記主繊維(ウエブ)13aは、そこから延びる繊維(フィラメント)13bを固定する働きをする。この織布シート13は、ポリエステル繊維あるいはナイロン繊維を編んだものであり、目付が30g/m2ないし80g/m2のものを用いた。
【0027】
前記雌シートSfを構成する織布シート13は、母材14に接着により取り付けられている。この母材14は、各種製品の表面シートなどであり、掛止ファスナーが取り付けられる製品が図4に示すおむつである場合、前記母材14は、防水性で且つ通気性の樹脂フィルムで形成された外装シートである。
【0028】
前記織布シート13は、前記母材14の表面に接着剤15により固着されている。接着剤15として例えばホットメルト型接着剤などが使用される。そして、前記雌シートSfを構成する織布シート13の背面と母材14との間には、介装体16が介装される。図の例では、介装体が糸であり、例えばコットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸である。あるいはポリプロピレン100%の糸である。この糸の太さは例えば2400デニール程度である。
前記介装体16は、図3に示すように、トリコット編みの織布シート13の主繊維(ウエブ)13aが延びる方向と平行に1条または複数条に設けられ、織布シート13が母材14に接着固定される際、前記介装体16も一緒に接着剤15により固定される。
【0029】
本発明において介装体16として用いた前記2400デニール程度の太さの糸の荷重厚みを厚さ測定器で測定した結果は以下の通りである。糸に与えた荷重が0.5g/cm2のとき、コットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸では厚みが1.5mm、ポリプロピレン100%の糸では厚みが1.0mmであった。また糸に与えた荷重が50g/cm2のとき、コットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸では厚みが0.7mm、ポリプロピレン100%の糸では厚みが0.5mmであった。
【0030】
次に、使い捨ておむつの外装シートを母材14として、前記の目付が30ないし80g/cm2のトリコット編みの織布シート13および前記2400デニールの糸を介装体16として接着剤15で接着したもの(図1および図2に示すもの)に対し、同じく厚さ測定器を用いて測定した結果を示す。織布シート13の上から0.5g/cm2の荷重を与えた状態で隆起部の厚み差Hを測定したところ、コットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸を介装体16として用いたときH=0.2mm、ポリプロピレン100%の糸を介装体16として用いたとき、H=0.1mmであった。なお、厚み差Hは、隆起部の隆起高さであり、母材14、介装体16、接着剤15および織布シート13の合計厚さ寸法から、母材14、接着剤15および織布シート13の合計厚さ寸法を引いたものである。
【0031】
また荷重を与えていない状態のときの、母材14と織布シート13との間に接着剤15で固定されている1本(1束)の介装体16の見かけの糸幅Wは、コットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸を介装体16としたときW=0.5ないし1.0mm。ポリプロピレン100%の糸を介装体16として用いたときW=1.0ないし2.0mmであった。
また、雄シートSmの突体12の掛止頭部12aの高さ寸法hを0.1mmとした。
【0032】
本発明では、織布シート13と母材14との間に介装体16を介装し、雌シートSfである織布シート13に隆起部を形成し、この隆起部を設けることにより、雄シートSmの掛止頭部12aが、織布シート13の主繊維(ウエブ)13aまたは繊維(フィラメント)13bに引っ掛かりやすくしたものであるが、この引っ掛かりやすさ(掛止)の確率を高くするためには、雌シートSfの織布シート13の厚み差Hが、掛止頭部hの高さ寸法よりも大きいことが望ましい。すなわち、前記のように、掛止頭部12aの高さ寸法hが0.1mmのとき、雌シートSfに0.5g/cm2程度の荷重を与えて測定した隆起部の厚み差Hが0.1mm以上であることが好ましい。
【0033】
上記構造の掛止ファスナーでは、雌シートSfの織布シート13と母材14との間に介装体16が介装され、織布シート13に厚み差Hの隆起部が形成されている。この隆起部では、織布シート13に頂部(a)とその両側の傾斜部(b)とが設けられるが、織布シート13が曲げられることにより傾斜部(b)では、織布シート13を構成する繊維の密度が粗になっている。
【0034】
雄シートSmが雌シートSfに接合されて加圧されると、雄シートSmの突体12の先端の掛止頭部12aが、雌シートSfを構成する織布シート13の繊維間に入り込み、繊維が掛止頭部12aの基部に引っ掛かることにより、雌シートSfと雄シートSmとが離脱しないように掛止される。ここで、前記傾斜部(b)では、雌シートSfの繊維が粗になっているため、この部分では繊維間に掛止頭部12aが入り込みやすくなる。また傾斜部(b)では、突体12の軸方向に対して繊維が斜めに延びているため、繊維が掛止頭部12aの基部に引っ掛かりやすくなる。
【0035】
この種の掛止ファスナーでは、雄シートの掛止頭部12aの全てが雌シートSfの繊維に引っ掛かりを生じるものではなく、また引っ掛かったとしても個々の掛止頭部12aごとに引っ掛かりの具合すなわち掛止強度が相違する。なるべく多くの掛止頭部12aが雌シートSfの繊維間に入り込み且つ繊維と確実に掛止される確率が高くなれば、それだけ雄シートSmと雌シートSfとの掛止強度が高くなる。本発明の掛止ファスナーでは、隆起部の前記傾斜部(b)において、掛止頭部12aが入り込みやすく、且つ掛止頭部12aの基部に繊維が引っ掛かりやすくなるため、傾斜部(b)の部分での雄シートSmと雌シートSfとの掛止強度が高くなる。また介装体16が設けられず隆起していない部分においても、従来の掛止ファスナーと同等の確率で掛止頭部12aと繊維との引っ掛かりが発生する。よって、掛止ファスナー全体としては前記傾斜部(b)が設けられている分だけ、掛止強度を高くできることになる。
【0036】
また、前記のように傾斜部(b)において、掛止頭部12aと繊維との引っ掛かりを発生しやすくするためには、雄シートSmを雌シートSfに接合して押圧したときに、隆起部での厚み差Hが、掛止頭部12aの高さ寸法hよりも大きい方がよい。すなわち前記厚み差Hを掛止頭部12aの高さ寸法hよりも大きくすることにより、傾斜部(b)の部分に掛止頭部12aが入り込みやすくなる。
【0037】
また図1ないし図3に示すように、雌シートSfに隆起部を形成するための介装体16は糸などのように直線的に延びるものであることが好ましい。糸などを介装体16として用いることにより、図1に示すように、傾斜部(b)が介装体16が介装されている部分の両側に直線的に長く延びるものとなり、この直線状に延びる長い全領域において掛止頭部12aと織布シート13の繊維との引っ掛かりが発生し、全体として掛止強度を高くできる。
【0038】
また、雄シートSmと雌シートSfとが接合された状態で、両シートに剪断力が作用する方向(作用しやすい方向)をX方向としたときに、前記介装体16の延びる方向および傾斜部(b)が延びる方向は、前記X方向と直交する方向(Y方向)であることが好ましい。掛止頭部12aと繊維との引っ掛かりの確率の高くなる傾斜部(b)の延び方向を剪断力の作用するX方向に直交させておくと、前記剪断力に対し、傾斜部(b)の全域において剪断力に対する抵抗力が効果的に作用することになる。
【0039】
また、介装体16の数を増やし、多数の介装体16を平行に配置すると、それだけ傾斜部(b)の領域が広くなり、雄シートSmと雌シートSfとの掛止強度が高くなる。ただし、糸状の介装体16を多数設けて隆起部の面積を広くしすぎると、糸状の介装体16間の距離が狭くなりすぎて掛止頭部12aとの掛止において有効となる傾斜部(b)の実質的な面積が低下する。したがって、雄シートSmと雌シートSfとが接合される対向面積に対する介装体16の見かけの面積の比は3%以上で50%以下とすることが好ましい。また、1本(1束)の糸の介装体16の見かけの幅寸法Wの、両シートの対向幅寸法に対する比は、3%以上で15%以下とすることが好ましい。
【0040】
図4は、前記掛止ファスナーを取り付ける製品の一例として使い捨ておむつ20を示している。この使い捨ておむつ20は、オープンタイプと称されるものであり、前面部21と後面部22が一体に形成されている。内面には不織布などの透液性の内面シートが設けられ、外装シートは非透液性で且つ通気性の樹脂シートにより形成されており、内面シートと外装シートとの間に、粉砕パルプと吸収性ポリマーとの混合体などによる吸収体が介装されている。このおむつ20は、後面部22が幼児などの尻部に当てられ、中間部23が股間に当てられ、中間部23から二つ折りにされて、前面部21が腹部に当てられる。
【0041】
腹部側に当てられる前面部21の外装シートの表面に、雌シートSfが設けられている。すなわち図1および図2に示したように、雌シートSfを構成する織布シート13が、外装シート(母材14)の表面に接着剤15により接着固定されるが、このとき、左右対称となる位置▲1▼、位置▲2▼、位置▲3▼の部分に2本ずつの糸状の介装体16が介装され、織布シート13の左右両側に、2条1組で合計3組ずつの隆起部が形成される。また、後面部22の両側部には一対の翼片22a、22aが一体に突出しており、この翼片22aに雄シートSmが固定されている。
【0042】
前記のように、後面部22を尻部に、前面部21を腹部に当てた状態で、両側の翼片22a、22aを、前面部21の表面に重ねるが、このとき雄シートSmを雌シートSfに押し付けて、両シートを互いに掛止させる。雌シートSfの左右両側には2条1組の隆起部が▲1▼、▲2▼、▲3▼の位置に左右3組ずつ設けられているが、雄シートSmを雌シートSfに接合させる際、雄シートSmの接合部に必ず2条の隆起部が含まれるようにする。すなわち幼児などの体の大きさおよび足の太さなどに応じて、雄シートSmが▲1▼、▲2▼、▲3▼のいずれかの位置にて雌シートSfと接合されるが、いずれの位置に接合しても、かならず2条の隆起部が含まれるようにする。したがって、雄シートSmを▲1▼、▲2▼、▲3▼のどの位置に接合しても、前記傾斜部(b)での掛止強度の増強を期待することができる。
【0043】
また、図4のおむつでは、雄シートSmが雌シートSfに接合されたときに、両シートに作用する剪断力の作用方向はX方向である。糸状の介装体16を設けて形成される隆起部の直線方向は前記剪断力の作用するX方向に直交するY方向であるため、剪断力に対し隆起部の傾斜部(b)が充分な抵抗力を発揮でき、使用中に雄シートSmが剥がれにくく、また位置ずれしにくいものとなる。
【0044】
【実施例】
雄シートは図2に示すようにポリプロピレンにより成形し、高さ寸法h=0.1±0.02mmの掛止頭部12aを有するものとし、突体12の配列ピッチを約0.5mmとした。
雌シートSfを構成する織布シート13は、ポリエステル繊維をトリコット編みしたものであり、目付が30ないし80g/m2の織布を用いた。介装体16としては、コットン40%、ポリエステル20%、アクリル40%の混紡糸で計2400デニールの糸を用いた。なお、この糸の荷重厚みは、荷重0.5g/cm2で1.5mm、荷重50g/cm2で0.7mmであった。この介装体16を2本用いた。
【0045】
2本の糸を介装体16とし、織布シート13(30×50mm)と介装体16を母材14(樹脂フィルム)に対し接着剤15で接着固定した。このシートに対し、0.5g/cm2の荷重を与えたときの厚み差H(図2参照)は0.2mmであった。また、雄シートと雌シートとの対向面積に対する、2本の介装体16の見かけの面積の合計の比は7%であった。
上記の2本の介装体16を用いた雄シートSmと雌シートSfとの組み合わせを本発明の実施例とした。また、前記糸の介装体16を設けず、雌シートSfである織布シート13を母材14に全面的に接着剤15で接着し、この雌シートSfと雄シートSmとの組み合わせを比較例とした。
【0046】
上記実施例および比較例の双方に対し、JIS K6854の規格に基づく剥離強度の試験を行なった。
(試験方法)
図5はこの試験に使用した雄シートおよび雌シートの斜視図である。織布シート13と母材14との間に2本の介装体16を挟んだ30×50mmの大きさの実施例の雌シートSf、および前記介装体16を用いない同じく30×50mmの比較例の雌シートを、アクリル板31の表面に両面接着テープにより固着した。なお、実施例での前記2本の前記介装体16の線方向は、剥離による剪断力の作用方向(X方向)と直交するY方向へ延びるように設けた。
【0047】
雄シートSmは30×17mmの大きさとし、これをPETフィルム32に両面接着テープにより固着した。雄シートSmを雌シートSfに接合し、PETフィルム32の表面から700gfの力でローラを一往復転動させ、雄シートSmと雌シートSfを掛止させた。その後に、PETフィルム32の基端32aを引張試験機のチャックに保持し、アクリル板31の表面に対して180度の剥離角度で且つ剥離速度300mm/分で剥離した。このときの引張試験機で測定された力の変化は図6に示すようになる。この力の最大値付近の変化の凹凸の平均値をとったのが剥離強度Fである。
【0048】
(試験結果)
測定試験の結果、実施例では剥離強度Fが151gf、比較例では105gfであった。このように、介装体16を用いて雌シートSfの織布シート13を部分的に隆起させることにより、剥離強度が明らかに向上されることを確認できた。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明では、雌シートと雄シートとから成る掛止ファスナーの掛止強度を従来のものよりも高くでき、例えばこの掛止ファスナーを用いたおむつでは、雄シートと雌シートの剥がれおよび位置ずれが発生しにくくなり、幼児などの体へ装着したときにおむつのずれなどを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掛止ファスナーを示す斜視図、
【図2】掛止ファスナーの雄シートと雌シートを示す断面図、
【図3】雌シートの拡大平面図、
【図4】掛止ファスナーを用いた製品の一例として使い捨ておむつを示す正面図、
【図5】掛止ファスナーの剥離試験の方法を説明する斜視図、
【図6】剥離試験の測定値を示す線図、
【図7】従来の掛止ファスナーの構造を示す断面図、
【符号の説明】
Sm 雄シート
Sf 雌シート
11 基材シート
12 突体
12a 掛止頭部
13 織布シート
14 母材
15 接着剤
16 介装体
20 おむつ
21 前面部
22 後面部
22a 翼片
(b) 織布シートの隆起により形成される傾斜部

Claims (5)

  1. 掛止頭部を有する複数の突体が設けられた雄シートと、前記突体の掛止頭部が引っ掛かる雌シートとから成る掛止ファスナーであって、
    前記雌シートの背面に線状の介装体が設けられ、前記介装体が設けられている箇所で、前記雌シートが、前記雄シートの方向ヘ部分的に隆起していることを特徴とする掛止ファスナー。
  2. 前記介装体が糸である請求項1記載の掛止ファスナー。
  3. 雌シートの隆起高さ寸法が、雄シートの突体の掛止頭部の高さ寸法より大きく設定されている請求項1または2記載の掛止ファスナー。
  4. 外装シートの内側に吸収部を有し、且つ二つ折りにされる前面部および後面部が形成されたおむつであって、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の掛止ファスナーが用いられ、このファスナーの雌シートが前記前面部の外装シートに設けられ、前記後面部から側方へ突出して前記前面部に重なる翼片に雄シートが設けられていることを特徴とするおむつ。
  5. 前記後面部から前記翼片が突出する方向に対して、前記介装体が直交する方向に延びている請求項4記載のおむつ。
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