JPH0751242Y2 - パレットチェンジャーを備えた工作機械 - Google Patents

パレットチェンジャーを備えた工作機械

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JPH0751242Y2
JPH0751242Y2 JP5639090U JP5639090U JPH0751242Y2 JP H0751242 Y2 JPH0751242 Y2 JP H0751242Y2 JP 5639090 U JP5639090 U JP 5639090U JP 5639090 U JP5639090 U JP 5639090U JP H0751242 Y2 JPH0751242 Y2 JP H0751242Y2
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JP
Japan
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taper cone
pallet
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male taper
cap
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JP5639090U
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JPH0417037U (ja
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成人 前田
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Matsuura Machinery Corp
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Matsuura Machinery Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパレットチェンジャーを備えた工作機械に関す
るものである。
〔従来技術〕
パレットチェンジャーを備えた工作機械においては、第
10図に示すように、工作機械のクランプベース51にボル
ト52により固定された雄テーパーコーン53とパレット54
に固定された雌テーパーコーン55とを用い、雄テーパー
コーン53を雌テーパーコーン55にはめ込むことによりパ
レットを機械本体に結合することが知られている。雌テ
ーパーコーン55と雄テーパーコーン53との接合面に切粉
が付着すると、パレットが機械本体に対して斜めに傾い
た状態で結合されてしまい、パレット上の被加工物に対
する加工不良を生じることになる。
テーパーコーンに対する切粉の付着を防止するために、
雄テーパーコーンに空気流路56を形成し、機械本体を通
して送られてくる空気を雌テーパーコーン55に向けて噴
出することにより付着している切粉を除去することが提
案されている。この従来の方法では、雌テーパーコーン
が雄テーパーコーンに結合する直前の一瞬にしか雄テー
パーコーンのテーパー面に沿って流れる高速空気流は得
られない。従来は雌テーパーコーンに対する切粉の付着
防止は出来ても雄テーパーコーンに対する切粉の除去は
十分には行うことができなかった。しかも一般に雄テー
パーコーンはテーパー面が上側に面しているため切粉が
付着しやすく、雌テーパーコーンの方はテーパー面が下
方きに向いているため切粉が付着しにくい。したがって
雄テーパーコーンの切粉の付着防止がより求められる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記の従来の問題点を解消し、常に正確にパ
レットを機械本体に結合することのできる、パレットチ
ェンジャーを備えた工作機械を提供することを課題とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を、機械本体に取付けた雄テーパ
ーコーンと、パレットに取付けた雌テーパーコーンとを
互いに結合することにより、パレットを交換可能に取付
けるパレットチェンジャーを備えた工作機械において、
雄テーパーコーンに形成され雌テーパーコーンに向けて
開口する複数の空気流路と、該空気流路の少なくとも一
部を塞ぐように雄テーパーコーンに取付けられるキャッ
プとを備え、該キャップとキャップ取付部との間に前記
空気流路からの高圧空気を雄テーパーコーンの表面に沿
って雌テーパーコーンとは反対側に吹き出す噴出路が形
成されていることを特徴とする工作機械により達成し
た。
〔作用〕
本考案により、パレットを工作機械の機械本体、例えば
クランプベースに取付時、パレットに取付けられた雌テ
ーパーコーンが機械本体に取付けられた雄テーパーコー
ンに結合される。雄テーパーコーンにおいては複数の空
気流路を通して高圧空気が吹き出されており、その空気
流路の一部又は全部が雄テーパーコーンに取付けたキャ
ップにより塞がれ、塞がれた空気流路の空気はキャップ
内に形成された噴出路により雄テーパーコーンの表面に
沿って下方にすなわち雌テーパーコーンとは反対側に吹
き出すように案内される。この高圧空気により雄テーパ
ーコーンの表面は常に洗浄作用を受けており、切粉の付
着が防止され、付着してもすぐに除去される。
〔実施例〕
本考案の詳細を図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、工具を取付ける主軸1を有
する工作機械2の機械本体の一部としてのベッド3にサ
ドル4が移動可能に支持され、サドル4に機械本体の一
部としてのクランプベース5が設けられ、該クランプベ
ース5にパレットチェンジャー6によりパレット7が交
換取付けをされる。
クランプベース5には第3図に示すように雄テーパーコ
ーン8が所要個数取付けられ、パレット7には雄テーパ
ーコーン8に結合可能な配置で雌テーパーコーン9が取
付けられる。
雄テーパーコーン8はクランプベース5の装着穴10に嵌
合され、ボルト11により固定される。その際クランプベ
ース5と雄テーパーコーン8との間にはスペーサ12が装
着され、雄テーパーコーン8の取付け高さの調整がされ
る。又高圧空気がクランプベース5内に形成され装着穴
10に開口する流路13を通って供給される。
雄テーパーコーン8には前記装着穴10に連通する空気路
14が形成される。図の例では、空気流路14は、雄テーパ
ーコーン8のボルト11を挿入するボルト穴8aとボルト11
との間隙として形成される。
ボルト11は、第4図〜第7図に示すように、ねじ部15を
有するねじ軸部16と、大径部17とを有する段付ボルトと
して形成され、ねじ軸部16は雄テーパーコーン8のボル
ト穴8aを通してクランプベース5にねじ込まれ、大径部
17は雄テーパーコーン8に形成された頭部穴18に嵌入さ
れる。
大径部17には軸線にほぼ平行な複数の貫通穴19、例えば
2個の貫通穴19が形成される。貫通穴19は頭部穴18を介
して空気路14と連通し、高圧空気が流れる。ボルト11に
は雄テーパーコーン8の頂面に接する頭部20が形成さ
れ、該頭部20の側面20aは雄テーパーコーン8の外周面
の延長面となるように形成される。
ボルト11の頭部にはキャップ21が皿ビス22により固定さ
れる。キャップ21は第8図及び第9図に示すように、ボ
ルト11の頭部20に形成された袋穴22に嵌入する突起23
と、装着時空気流路としての貫通穴19の一部または全部
を覆うカバー円板部24とを有する。カバー円板部24には
皿ビス22を挿入する皿穴25が形成される。
キャップ取付部、例えばボルト頭部20とキャップ21との
間には貫通穴19を通して流れる空気が広がり、雄テーパ
ーコーン8の外周面に沿って下方につまりクランプベー
スの方に向かって吹き出されるように噴出路26(第3
図)が形成される。噴出路26はボルトの頭部20とキャッ
プ21の間に形成された間隙により形成される。キャップ
21の内側面21aは頭部20の側面20aとほぼ平行であり、側
面20aと僅かの間隙を形成するように形作られている。
ボルトの頭部20に形成された突出台部27にボルト11を脱
着する際のドライバーを差込むドライバー溝28が形成さ
れる。
必要なときは常時高圧空気が供給され、貫通路19を通し
て吹き出される空気はキャップにおいて転向され、噴出
路26を通って吹き出され、雄テーパーコーン8の周面に
沿って流れる。従って雄テーパーコーン8の周面には切
粉等の異物が付着することが防止される。
パレット7を機械本体に結合するとき、雌テーパーコー
ン9のテーパー面9aに雄テーパーコーン8の周面がはめ
込まれる。雄テーパーコーン8には異物が付着しないの
で常に雄テーパーコーン8と雌テーパーコーン9のテー
パー面は互いに密着する。下向きの雌テーパーコーン9
のテーパー面9aには異物が付着しにくいが付着する可能
性がある場合は貫通路19の一部はキャップ21に塞がれる
ことなく直接雌テーパーコーン9のテーパー面9aに吹き
付けるように構成することもできる。
キャップ21の取付の際噴出路26を形成する隙間の量を調
節可能にすれば絞り効果により高い空気流速を発生する
ことができる。
〔効果〕
本考案により雄テーパーコーンの周面に常に高速空気流
を吹き付けて切粉等の付着を防止することが可能にな
り、パレットのくり返しの脱着においても常に高い位置
精度でパレットを取付けることができ、加工精度の安定
性が高まった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を利用する工作機械の正面略図、第2図
はパレット取付部分の略図、第3図はパレットの機械本
体に対する取付部の断面図、第4図は雄テーパーコーン
取付けボルトの正面図、第5図は第4図の平面図、第6
図は第4図の底面図、第7図は第4図の断面図、第8図
はキャップの平面図、第9図はキャップの断面図、第10
図は従来のパレット取付部の断面図である。 2……工作機械 5……クランプベース(機械本体) 6……パレットチェンジャー 7……パレット、8……雄テーパーコーン 9……雌テーパーコーン 11……ボルト、19……貫通路(空気路) 21……キャップ、26……噴出路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械本体に取付けた雄テーパーコーンと、
    パレットに取付けた雌テーパーコーンとを互に結合する
    ことにより、パレットを交換可能に取付けるパレットチ
    ェンジャーを備えた工作機械において、 雄テーパーコーンに形成され、雌テーパーコーンに向け
    て開口する複数の空気流路と、該空気流路の少なくとも
    一部を塞ぐように雄テーパーコーンに取付けられるキャ
    ップとを備え、該キャップとキャップ取付部との間に前
    記空気流路からの高圧空気を雄テーパーコーンの表面に
    沿って雌テーパーコーンとは反対側に吹き出す噴出路が
    形成されていることを特徴とする工作機械。
JP5639090U 1990-05-29 1990-05-29 パレットチェンジャーを備えた工作機械 Expired - Lifetime JPH0751242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5639090U JPH0751242Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 パレットチェンジャーを備えた工作機械

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5639090U JPH0751242Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 パレットチェンジャーを備えた工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417037U JPH0417037U (ja) 1992-02-12
JPH0751242Y2 true JPH0751242Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31580172

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5639090U Expired - Lifetime JPH0751242Y2 (ja) 1990-05-29 1990-05-29 パレットチェンジャーを備えた工作機械

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5964640B2 (ja) * 2012-03-23 2016-08-03 パスカルエンジニアリング株式会社 物体位置決め固定装置

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JPH0417037U (ja) 1992-02-12

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