JP3002623U - 工作機械の主軸装置 - Google Patents

工作機械の主軸装置

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JP3002623U
JP3002623U JP1994004242U JP424294U JP3002623U JP 3002623 U JP3002623 U JP 3002623U JP 1994004242 U JP1994004242 U JP 1994004242U JP 424294 U JP424294 U JP 424294U JP 3002623 U JP3002623 U JP 3002623U
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JP
Japan
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tool
spindle
air
face
air ejection
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Application number
JP1994004242U
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English (en)
Inventor
昭武 橋立
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Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具交換時、主軸端面及び工具フランジ接触
面に付着した切屑や加工液を自動的に清掃可能な主軸端
面接触式工具装着機能を有した工作機械の主軸装置を提
供する。 【構成】 工具装着孔内部からのエア噴出孔34の他
に、主軸端面に少なくとも3個の座を設け、その各座面
にエア噴出孔35を開口し、工具交換時にエア噴出孔3
5からエアを噴出するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主軸端面接触式工具装着機能を有した工作機械の主軸装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、主軸端面接触式工具装着機能を有した工作機械の主軸装置において、工 具フランジ端面と主軸端面とが接触するため、この間に切屑や加工液を噛み込む と工具装着精度が低下するため、接触面にエア噴出孔を開口し、工具交換時にエ アを噴出して接触面を清掃していた。また、主軸の工具装着孔内面と工具シャン クとの間に切屑や加工液が噛み込まないように、工具交換時に工具装着孔の後方 から主軸先端方向に向けてエアを噴出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
特に、主軸端面は切屑や加工液が付着し易く、2、3個のエア噴出孔を主軸端 面に開口しただけでは接触面全域にわたって完全に清掃できない。また、エア噴 出孔を多くして清掃しようとすると、主軸端面に多数の孔を穿設することになり 、主軸の剛性が低下するという問題点がある。 よって、本考案の目的は、工具交換時に主軸端面と工具フランジとの接触面が 自動的に清掃でき、切屑や加工液の噛み込みのない、主軸端面接触式工具装着機 能を有した工作機械の主軸装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために、主軸端面に少なくとも3個の座を設け、 その座の部分のみで工具フランジ接触面と接触するようにし、その座にエア噴出 孔を開口し、工具交換時にエアを噴出して、座面の清掃を行うようにしたもので ある。すなわち、下記のように構成されている。 (1) 主軸先端の端面に工具のフランジ端面を接触させるとともに、前記主軸 の工具装着孔に工具のシャンクを挿入して前記主軸に工具を装着する工作機械の 主軸装置において、前記主軸先端の端面に設けられ、工具のフランジ端面と接触 する少なくとも3個の座と、前記座に開口し、前記工具のフランジ端面に向けて エアを噴出する第1エア噴出流路と、前記主軸の工具装着孔の後方から、主軸先 端方向に向けてエアを噴出する第2エア噴出流路と、を具備したことを特徴とす る工作機械の主軸装置。
【0005】
【作用】
本考案によれば、主軸端面と工具フランジ端面とは座の部分でのみ接触するこ とになり、従来の全面当たりと比較して接触面積は小さい。各座にはそれぞれエ ア噴出孔が穿設されているので、工具交換中に、工具フランジ端面と座との間に 隙間があるときにエア噴出孔から噴出されたエアによって、接触面がくまなく清 掃される。このとき、工具装着孔内部からも主軸先端方向へ向けてエアが噴出さ れるので、座面に付着した切屑や加工液が吹き飛ばされて工具装着孔の内部へ侵 入することはない。
【0006】
【実施例】
図1は、主軸ハウジング1に軸受3で回転可能に軸支された主軸5先端付近の 断面を示しており、図2は、図1におけるA線による断面図、また図3は、図1 におけるB線による断面図である。 主軸5には工具7のテーパシャンク7aが嵌合するテーパ穴5dが形成されて いる。工具7のテーパシャンク7aには、プルスタッド9が螺合固定されており 、その中心部にはクーラント供給管11のクーラント供給孔に続く流通路17が 形成されている。切削加工中、クーラント流通路17を通り、スピンドルスルー 形式で加工液などが供給され、加工部を冷却するとともに切屑が付着しないよう にされる。
【0007】 クーラント供給管11の外周には引張棒15が嵌合されており、引張棒15の 先端部は、前記プルスタッド9を覆う円筒部21とされており、前記円筒部21 には放射状に穿設された穴23が設けられている。そして、前記穴23には球2 5が入れられており、前記円筒部21外周を覆ってその外側にはフランジ27を 介して皿バネ13により主軸穴側壁に押しつけられているボールチャック29が 設けてあり、前記ボールチャック29は引張棒15先端と主軸5内面とに沿って 摺動し、通常状態では、皿バネ13により引っ張られている引張棒15の動きに より、穴23にある球25が工具先端のプルスタッド9とボールチャック29内 周面とに係合して、工具7をテーパ穴5dに引き込むようにしている。
【0008】 工具7を主軸5より取り外す場合には、適宜油圧装置などで引張棒15を皿バ ネ13に抗して押すと、引張棒15先端の円筒部21が前進して、球25がボー ルチャック21の内周面で拘束されない状態となり、プルスタッド9と球21と の係合が解除された状態となるとともに、引張棒15先端で工具7が押し出され るような状態となるので、主軸5より工具7の抜き取りができることになる。
【0009】 一方、主軸5の先端の端面には3個の座5a,5b,5cが形成されている。 また、座にかえて駒がネジ止めされていても良い。この座以外の端面は一段低く なっている。また、3個の座にはエア噴出孔35がそれぞれ開口している。 主軸ハウジング1に設けたエア流通路31は、環状溝を介して主軸5に穿設さ れた前記エア噴出孔35に連通しており、図示しないエア供給源からエアを座5 a,5b,5cに開口したエア噴出孔35から噴出可能になっている。 また、エア流通路31から分岐し、環状溝32を介して主軸5のテーパ穴5d の後方部にラジアル方向に穿設したエア噴出孔34に連通するエア噴出流路が設 けられ、テーパ穴5dの後方から主軸先端へ向けてエアを噴出するようになって いる。
【0010】 自動工具交換装置などにより工具交換を行う時に、エア噴出孔34、35から エアを噴出させる。まず、主軸5に装着されている工具7がボールチャック29 によってはずされる過程において、テーパ穴5dとテーパシャンク7aとの間お よび座5a,5b,5cと工具フランジ端面7bとの間に隙間ができると、その 隙間に噴出したエアが流通することになり、そのエア流通作用により各接触面に 切屑や加工液が噛み込むことはない。こうして、工具は主軸5にボールチャック 29によってクランプされ、エアの噴出は停止される。
【0011】 工具フランジ端面と主軸端面とは座5a,5b,5cのみで接触していること になり、全面あたりと比べ接触面積は小さい。そして、それぞれの座にはエア噴 出孔が開口しているので、その接触面積の全域にわたって清掃を行うことができ る。各座の1つの面積はエアの清掃作用が略完全に行える大きさに設定され、座 の数は3個以上で、工具装着の剛性によって設定される。
【0012】 また、工具フランジ外周面7cにも切屑や加工液が付着するが、それらを除去 するために、主軸ハウジング1の先端部内面に、主軸端面との間に空隙43を形 成するエア通路覆板45が設けられている。それゆえ、エア供給源よりエア流通 路41を介して空隙先端のエア吹出口より噴出されるエアにより、工具フランジ 外周面7cに付着した切屑や加工液が除去される。なお、この場合は、加工中に もエアを噴出させるようにしてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、主軸端面に座を設け、その座面にエア噴出孔を開口したので 、主軸端面及び工具フランジ端面を確実に清掃でき、工具交換作動時の切屑等の 噛み込みを防止できるので、工具装着精度が向上し、更に加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるA線による断面図である。
【図3】図1におけるB線による断面図である。
【符号の説明】
1 主軸ハウジング 3 軸受 5 主軸 5a,5b,5c 座 5d テーパ穴 7 工具 7a テーパシャンク 7b フランジ端面 7c 工具フランジ外周面 31 エア流通路 32,33 環状溝 34,35 エア噴出孔 41 エア流通路 43 空隙 45 覆板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸先端の端面に工具のフランジ端面を
    接触させるとともに、前記主軸の工具装着孔に工具のシ
    ャンクを挿入して前記主軸に工具を装着する工作機械の
    主軸装置において、 前記主軸先端の端面に設けられ、工具のフランジ端面と
    接触する少なくとも3個の座と、 前記座に開口し、前記工具のフランジ端面に向けてエア
    を噴出する第1エア噴出流路と、 前記主軸の工具装着孔の後方から、主軸先端方向に向け
    てエアを噴出する第2エア噴出流路と、 を具備したことを特徴とする工作機械の主軸装置。
JP1994004242U 1994-03-31 1994-03-31 工作機械の主軸装置 Expired - Lifetime JP3002623U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198772A (ja) * 2000-01-19 2001-07-24 Kira Corporation:Kk 切削液流路に残留した切削液を除去する機能を有する加工装置
JP3402572B2 (ja) 1997-07-23 2003-05-06 株式会社日研工作所 スピンドルの切削液、空気通路
JP2010105090A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Mazda Motor Corp 工作機械の切粉除去装置
KR101401112B1 (ko) * 2007-11-07 2014-05-30 두산인프라코어 주식회사 스핀들 에어 공급 장치

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