JPH084994Y2 - 工具の防塵カバー装置 - Google Patents
工具の防塵カバー装置Info
- Publication number
- JPH084994Y2 JPH084994Y2 JP1989091473U JP9147389U JPH084994Y2 JP H084994 Y2 JPH084994 Y2 JP H084994Y2 JP 1989091473 U JP1989091473 U JP 1989091473U JP 9147389 U JP9147389 U JP 9147389U JP H084994 Y2 JPH084994 Y2 JP H084994Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- turning
- holder
- spindle
- taper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は旋削荷重を支持する旋削工具ホルダ固定用
テーパリングのテーパ面に切粉などが付着するのを防止
する工具の防塵カバー装置に関する。
テーパリングのテーパ面に切粉などが付着するのを防止
する工具の防塵カバー装置に関する。
〔従来の技術〕 従来旋削や穿孔などの加工を行う工作機械において
は、テーパ状のホルダを介して旋削工具や回転工具をス
ピンドルに装着している。
は、テーパ状のホルダを介して旋削工具や回転工具をス
ピンドルに装着している。
また旋削工具には旋削加工時大きな旋削反力が作用す
るため、従来ではスピンドルヘッドに旋削工具ホルダ固
定用テーパリングを設けて、このテーパリングのテーパ
面に旋削工具ホルダのテーパ面を密着させることによ
り、旋削加工時発生する旋削反力をテーパリングを介し
てスピンドルヘッドで支持するようにしている。
るため、従来ではスピンドルヘッドに旋削工具ホルダ固
定用テーパリングを設けて、このテーパリングのテーパ
面に旋削工具ホルダのテーパ面を密着させることによ
り、旋削加工時発生する旋削反力をテーパリングを介し
てスピンドルヘッドで支持するようにしている。
一方近年では工作機械の自動化により、自動交換交換
装置を使用して旋削工具や回転工具を自動的にスピンド
ルへ脱着している。
装置を使用して旋削工具や回転工具を自動的にスピンド
ルへ脱着している。
このため旋削工具ホルダ固定用テーパリングのテーパ
面に切粉などが付着していると、旋削工具をスピンドル
に装着した際旋削工具の中心とスピンドルの中心が一致
しないことがあり、この状態で旋削加工が開始される
と、精度の高い旋削加工ができないばかりか、不良品の
原因となるなどの不具合が発生する。
面に切粉などが付着していると、旋削工具をスピンドル
に装着した際旋削工具の中心とスピンドルの中心が一致
しないことがあり、この状態で旋削加工が開始される
と、精度の高い旋削加工ができないばかりか、不良品の
原因となるなどの不具合が発生する。
上記不具合を防止するため従来ではスピンドルに回転
工具を取付けた場合、旋削工具ホルダ固定用テーパリン
グのテーパ面付近にエアを噴出して、テーパリングのテ
ーパ面に切粉などが付着するのを防止していた。
工具を取付けた場合、旋削工具ホルダ固定用テーパリン
グのテーパ面付近にエアを噴出して、テーパリングのテ
ーパ面に切粉などが付着するのを防止していた。
しかし旋削工具は旋削加工時大きな旋削反力を支持す
る必要があるため、回転工具に比べてホルダの外径が大
きく形成されている。
る必要があるため、回転工具に比べてホルダの外径が大
きく形成されている。
このため、スピンドルにホルダの外径が小さい回転工
具を取付けた場合、回転工具のホルダと旋削工具ホルダ
固定用テーパリングのテーパ面との間に大きな隙間が発
生して、テーパリングのテーパ面付近にエアを噴出して
も、テーパリングのテーパ面に切粉などが付着するのを
確実に防止できないなどの不具合があった。
具を取付けた場合、回転工具のホルダと旋削工具ホルダ
固定用テーパリングのテーパ面との間に大きな隙間が発
生して、テーパリングのテーパ面付近にエアを噴出して
も、テーパリングのテーパ面に切粉などが付着するのを
確実に防止できないなどの不具合があった。
この考案はかかる不具合を改善するためになされたも
ので、旋削工具ホルダ固定用テーパリングのテーパ面に
切粉などが付着するのを確実に防止することができる工
具の防塵カバー装置を提供することを目的とするもので
ある。
ので、旋削工具ホルダ固定用テーパリングのテーパ面に
切粉などが付着するのを確実に防止することができる工
具の防塵カバー装置を提供することを目的とするもので
ある。
この考案は上記目的を達成するために、自動工具交換
装置により旋削工具と回転工具が選択的に交換自在な工
作機械において、上記工作機械のスピンドルに回転工具
を装着した際、スピンドルヘッド側に固着された旋削工
具ホルダ固定用テーパリングのテーパ面との間にエアを
噴出するための細隙が形成されるように上記回転工具の
ホルダに環状の防塵カバーを取付けたもので、旋削工具
ホルダ固定用テーパリングのテーパ面と防塵カバーの間
の細隙より噴出されるエアによりテーパリングのテーパ
面に切粉などが付着するのを確実に防止することができ
る。
装置により旋削工具と回転工具が選択的に交換自在な工
作機械において、上記工作機械のスピンドルに回転工具
を装着した際、スピンドルヘッド側に固着された旋削工
具ホルダ固定用テーパリングのテーパ面との間にエアを
噴出するための細隙が形成されるように上記回転工具の
ホルダに環状の防塵カバーを取付けたもので、旋削工具
ホルダ固定用テーパリングのテーパ面と防塵カバーの間
の細隙より噴出されるエアによりテーパリングのテーパ
面に切粉などが付着するのを確実に防止することができ
る。
この考案は一実施例を図面を参照して詳述する。
図において１は回転工具で、図示しない自動工具交換
装置の交換アームにより把握される把握部2aと、テーパ
状の取付け部2bよりなるホルダ２に取付けられている。
装置の交換アームにより把握される把握部2aと、テーパ
状の取付け部2bよりなるホルダ２に取付けられている。
３は工作機械のスピンドルヘツド４に回転自在に支承
されたスピンドルで、先端部に上記ホルダ２の取付け部
2bを挿入するテーパ状の取付け孔3aが開口されていると
共に、スピンドルヘツド４の前面には、スピンドル３の
先端部を緩く囲繞するように、旋削工具ホルダ固定用テ
ーパリング５が取付けられている。
されたスピンドルで、先端部に上記ホルダ２の取付け部
2bを挿入するテーパ状の取付け孔3aが開口されていると
共に、スピンドルヘツド４の前面には、スピンドル３の
先端部を緩く囲繞するように、旋削工具ホルダ固定用テ
ーパリング５が取付けられている。
上記旋削工具ホルダ固定用テーパリング５は、スピン
ドル３にホルダを介して旋削工具（ともに図示せず）を
取付けた場合、旋削工具のホルダに形成されたテーパ面
が当接するテーパ面5aを有していて、旋削加工時旋削工
具に加わる旋削荷重をこのテーパリング５を介してスピ
ンドルヘッド４により支持するようにしたもので、回転
工具１のホルダ２には、回転工具１をホルダ２を介して
スピンドル３へ取付けた場合、上記旋削工具ホルダ固定
用テーパリング５のテーパ面5aとの間に細隙８が形成さ
れるよう環状の防塵カバー本体７が取付けられている。
ドル３にホルダを介して旋削工具（ともに図示せず）を
取付けた場合、旋削工具のホルダに形成されたテーパ面
が当接するテーパ面5aを有していて、旋削加工時旋削工
具に加わる旋削荷重をこのテーパリング５を介してスピ
ンドルヘッド４により支持するようにしたもので、回転
工具１のホルダ２には、回転工具１をホルダ２を介して
スピンドル３へ取付けた場合、上記旋削工具ホルダ固定
用テーパリング５のテーパ面5aとの間に細隙８が形成さ
れるよう環状の防塵カバー本体７が取付けられている。
上記防塵カバー本体７はホルダ２の把握部2aと取付け
部2bの間に圧入後接着などの手段でホルダ２に固着され
ており、取付け部2bをスピンドル３の取付け孔3aへ挿入
した際上記テーパリング５のテーパ面5aと対向する位置
にテーパ面7aが形成されている。
部2bの間に圧入後接着などの手段でホルダ２に固着され
ており、取付け部2bをスピンドル３の取付け孔3aへ挿入
した際上記テーパリング５のテーパ面5aと対向する位置
にテーパ面7aが形成されている。
一方上記スピンドル３の周囲にはエア通路９が設けら
れていて、回転工具１による加工中はこのエア通路９よ
り吹き出されたエアが上記細隙８より噴出して、テーパ
リング５のテーパ面5aに切粉などが付着するのを防止す
るようになっている。
れていて、回転工具１による加工中はこのエア通路９よ
り吹き出されたエアが上記細隙８より噴出して、テーパ
リング５のテーパ面5aに切粉などが付着するのを防止す
るようになっている。
この考案は以上詳述したように、自動工具交換装置に
より旋削工具と回転工具が選択的に交換自在な工作機械
において、上記工作機械のスピンドル31に回転工具１を
装着した際、スピンドルヘッド４側に固着された旋削工
具ホルダ固定用テーパリング５のテーパ面5aとの間にエ
アを噴出するための細隙８が形成されるように上記回転
工具１のホルダ２に環状の防塵カバー本体７を取付けた
ものである。
より旋削工具と回転工具が選択的に交換自在な工作機械
において、上記工作機械のスピンドル31に回転工具１を
装着した際、スピンドルヘッド４側に固着された旋削工
具ホルダ固定用テーパリング５のテーパ面5aとの間にエ
アを噴出するための細隙８が形成されるように上記回転
工具１のホルダ２に環状の防塵カバー本体７を取付けた
ものである。
これによって細隙８より勢いよく噴出されるエアによ
り、旋削工具ホルダ固定用テーパリング５のテーパ面5a
に切粉などが付着するのを確実に防止することができる
ため、次に旋削工具に交換して旋削加工を行う場合で
も、切粉によって旋削工具の中心とスピンドル３の中心
がずれることがないため、精度の高い旋削加工が可能に
なると共に、細隙８よりエアを勢いよく噴出するように
したことから、少ないエア量でより効果的に防塵効果が
得られるようになるため経済的である。
り、旋削工具ホルダ固定用テーパリング５のテーパ面5a
に切粉などが付着するのを確実に防止することができる
ため、次に旋削工具に交換して旋削加工を行う場合で
も、切粉によって旋削工具の中心とスピンドル３の中心
がずれることがないため、精度の高い旋削加工が可能に
なると共に、細隙８よりエアを勢いよく噴出するように
したことから、少ないエア量でより効果的に防塵効果が
得られるようになるため経済的である。
また回転工具１のホルダ２に環状の防塵カバー本体７
を取付けるだけでよいため、既存の回転工具ホルダ２が
そのまま使用できると共に、工作機械側の改造も何等必
要としないため、容易かつ安価に実施することができ
る。
を取付けるだけでよいため、既存の回転工具ホルダ２が
そのまま使用できると共に、工作機械側の改造も何等必
要としないため、容易かつ安価に実施することができ
る。
図面はこの考案の一実施例を示す断面図である。 １は回転工具、２はホルダ、３はスピンドル、４はスピ
ンドルヘツド、５はテーパリング、７は防塵カバー本
体、８は隙間。
ンドルヘツド、５はテーパリング、７は防塵カバー本
体、８は隙間。
Claims (1)
- 【請求項１】自動工具交換装置により旋削工具と回転工
具が選択的に交換自在な工作機械において、上記工作機
械のスピンドル３に回転工具１を装着した際、スピンド
ルヘッド４側に固着された旋削工具ホルダ固定用テーパ
リング５のテーパ面5aとの間にエアを噴出するための細
隙８が形成されるように上記回転工具１のホルダ２に環
状の防塵カバー７を取付けてなる工具の防塵カバー装
置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091473U JPH084994Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 工具の防塵カバー装置 |
| PCT/JP1990/001000 WO1991001836A1 (en) | 1989-08-04 | 1990-08-03 | Cutter of compound machine tool and anti-dust device therefor |
| EP19900911704 EP0485607A4 (en) | 1989-08-04 | 1990-08-03 | Cutter of compound machine tool and anti-dust device therefor |
| KR1019920700229A KR920703255A (ko) | 1989-08-04 | 1990-08-03 | 복합 공작기계의 공구 및 그 방진장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091473U JPH084994Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 工具の防塵カバー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0333039U JPH0333039U (ja) | 1991-04-02 |
| JPH084994Y2 true JPH084994Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=35395530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989091473U Expired - Lifetime JPH084994Y2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 工具の防塵カバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084994Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5154148Y2 (ja) * | 1971-10-27 | 1976-12-24 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1989091473U patent/JPH084994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0333039U (ja) | 1991-04-02 |
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