JPH0751091B2 - 装身具の装飾方法 - Google Patents
装身具の装飾方法Info
- Publication number
- JPH0751091B2 JPH0751091B2 JP4098829A JP9882992A JPH0751091B2 JP H0751091 B2 JPH0751091 B2 JP H0751091B2 JP 4098829 A JP4098829 A JP 4098829A JP 9882992 A JP9882992 A JP 9882992A JP H0751091 B2 JPH0751091 B2 JP H0751091B2
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- JP
- Japan
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- ring
- diamond
- precious metal
- blade
- cut
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- Turning (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴールド等の貴金属指
輪、貴金属ペンダント、貴金属ブレスレット等の装身具
の装飾方法に関するものである。
輪、貴金属ペンダント、貴金属ブレスレット等の装身具
の装飾方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】貴金属指輪、貴金属ペンダント、貴金属
プレスレット等の装身具で指輪を例にとると、近年、ゴ
ールド、プラチナ等の貴金属指輪で、デザインリングと
称せられる装飾的指輪が人気を呼んでいる。これは、指
輪の周囲に種々の凹凸形状のデザインを施したり、ま
た、さらに宝石を埋め込んだりする。
プレスレット等の装身具で指輪を例にとると、近年、ゴ
ールド、プラチナ等の貴金属指輪で、デザインリングと
称せられる装飾的指輪が人気を呼んでいる。これは、指
輪の周囲に種々の凹凸形状のデザインを施したり、ま
た、さらに宝石を埋め込んだりする。
【０００３】一方、貴金属指輪の製造方法としては、シ
ームレス管を輪切りにしてこれを指輪地金とする方法も
あるが、前記のごとき凹凸形状のデザイン指輪の場合
は、型（原型）で貴金属鋳物として型成形（キャスト）
する場合が多い。このような型成形によれば、型により
デザインを実現することが可能となるので、同一形状の
指輪を簡単に作ることができる。
ームレス管を輪切りにしてこれを指輪地金とする方法も
あるが、前記のごとき凹凸形状のデザイン指輪の場合
は、型（原型）で貴金属鋳物として型成形（キャスト）
する場合が多い。このような型成形によれば、型により
デザインを実現することが可能となるので、同一形状の
指輪を簡単に作ることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記型成形
（キャスト）による凹凸形状のデザイン指輪では、その
細かさには限界があり、より繊細な模様を施す場合は、
カッティングの技術が使用される。カッティングには、
つちとたがねを使用しての彫金の方法やロータリー刃で
あるダイヤモンドバイトを使用してのダイヤモンドカッ
トの方法などがある。
（キャスト）による凹凸形状のデザイン指輪では、その
細かさには限界があり、より繊細な模様を施す場合は、
カッティングの技術が使用される。カッティングには、
つちとたがねを使用しての彫金の方法やロータリー刃で
あるダイヤモンドバイトを使用してのダイヤモンドカッ
トの方法などがある。
【０００５】このうち、ダイヤモンドカットの方法はた
がね使用に比べて時間と手数が削減できる。しかし、従
来、ダイヤモンドカットを施すには、平坦な面のものし
か行われておらず、例えば、図７に示すような平打ちと
称される外周面が平面の指輪１の面にダイヤモンドバイ
ト２によりカット溝３を形成して、このカット溝３の種
々の組合せで装飾デザインを形成するようにしている。
このように、ダイヤモンドカットを施す面が平らなの
は、カット溝３の予定線引きが平坦でないと困難なこと
に起因する。
がね使用に比べて時間と手数が削減できる。しかし、従
来、ダイヤモンドカットを施すには、平坦な面のものし
か行われておらず、例えば、図７に示すような平打ちと
称される外周面が平面の指輪１の面にダイヤモンドバイ
ト２によりカット溝３を形成して、このカット溝３の種
々の組合せで装飾デザインを形成するようにしている。
このように、ダイヤモンドカットを施す面が平らなの
は、カット溝３の予定線引きが平坦でないと困難なこと
に起因する。
【０００６】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、型成形（キャスト）などによる比較的大まかな凹凸
形状のデザイン指輪に更に、ダイヤモンドバイトによる
きめの細かなカット装飾を施して、デザイン性を向上さ
せることができ、しかも、このダイヤモンドカットは方
向を予め示されていて比較的簡単に行うことができる指
輪等の装身具の装飾方法を提供することにある。
し、型成形（キャスト）などによる比較的大まかな凹凸
形状のデザイン指輪に更に、ダイヤモンドバイトによる
きめの細かなカット装飾を施して、デザイン性を向上さ
せることができ、しかも、このダイヤモンドカットは方
向を予め示されていて比較的簡単に行うことができる指
輪等の装身具の装飾方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、貴金属指輪、貴金属ペンダント、貴金属ブレ
スレット等の装身具の表面に凹凸の装飾用デザインを施
す場合において、これら指輪等の地金は山部および谷部
を形成し、ダイヤモンドバイトはその刃は谷部である凹
部に入るようにし、谷部の底の線をガイドとして谷部に
沿ってダイヤモンドバイトの刃を動かして、該谷部の傾
斜面をダイヤモンドバイトの刃で切削することを要旨と
するものである。
するため、貴金属指輪、貴金属ペンダント、貴金属ブレ
スレット等の装身具の表面に凹凸の装飾用デザインを施
す場合において、これら指輪等の地金は山部および谷部
を形成し、ダイヤモンドバイトはその刃は谷部である凹
部に入るようにし、谷部の底の線をガイドとして谷部に
沿ってダイヤモンドバイトの刃を動かして、該谷部の傾
斜面をダイヤモンドバイトの刃で切削することを要旨と
するものである。
【０００８】
【作用】本発明によれば、型成形（キャスト）などによ
る比較的大まかな凹凸形状のデザイン指輪等の装身具に
更に、ダイヤモンドカットによるきめの細かなカット装
飾を施すことにより、この凹凸形状のデザインとダイヤ
モンドカットによるデザインがミックスして斬新なデザ
イン指輪等が得られる。
る比較的大まかな凹凸形状のデザイン指輪等の装身具に
更に、ダイヤモンドカットによるきめの細かなカット装
飾を施すことにより、この凹凸形状のデザインとダイヤ
モンドカットによるデザインがミックスして斬新なデザ
イン指輪等が得られる。
【０００９】しかも、このダイヤモンドカットは谷部の
傾斜面に施すものであり、ダイヤモンドバイトの刃が谷
部である凹部に入り、上手くカットすることができると
ともに、谷部の底の線をガイドとして刃を移動させてい
くので、勘に頼らない正確なデザインカットが得られ
る。
傾斜面に施すものであり、ダイヤモンドバイトの刃が谷
部である凹部に入り、上手くカットすることができると
ともに、谷部の底の線をガイドとして刃を移動させてい
くので、勘に頼らない正確なデザインカットが得られ
る。
【００１０】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１〜図４は本発明の装身具の装飾方法の１
実施例を示す各工程を示す縦断正面図、図５は本発明方
法で製作した指輪の一例を示す正面図である。
説明する。図１〜図４は本発明の装身具の装飾方法の１
実施例を示す各工程を示す縦断正面図、図５は本発明方
法で製作した指輪の一例を示す正面図である。
【００１１】図中４は、ゴールド等の貴金属製の指輪で
あるが、この指輪４は型成形（キャスト）などにより、
指輪の地金は山部５および谷部６を形成して比較的大ま
かな凹凸形状のデザインを施している。なお、この凹凸
形状のデザインについては、指輪４の全周でもよいし、
前側の一部のみでもまたそれ以外でもよく、特に限定は
ない。
あるが、この指輪４は型成形（キャスト）などにより、
指輪の地金は山部５および谷部６を形成して比較的大ま
かな凹凸形状のデザインを施している。なお、この凹凸
形状のデザインについては、指輪４の全周でもよいし、
前側の一部のみでもまたそれ以外でもよく、特に限定は
ない。
【００１２】このような指輪４にダイヤモンドバイト２
でダイヤモンドカットを施すが、その場合、図２に示す
ように前記谷部６に沿ってダイヤモンドバイト２の刃２
ａを動かして、該谷部６の傾斜面６ａをダイヤモンドバ
イト２の刃２ａで切削するようにした。
でダイヤモンドカットを施すが、その場合、図２に示す
ように前記谷部６に沿ってダイヤモンドバイト２の刃２
ａを動かして、該谷部６の傾斜面６ａをダイヤモンドバ
イト２の刃２ａで切削するようにした。
【００１３】図示のごとく、山部５が二つ並ぶとする
と、中央の谷部６の傾斜面６ａを切削し、次いで、図３
に示すように左端の谷部６の傾斜面６ａを切削し、さら
に図４に示すように右端の谷部６の傾斜面６ａを切削す
る。なお、このような複数の谷部６が有る場合のどの谷
部６を切削するかは自由に選定してよい。
と、中央の谷部６の傾斜面６ａを切削し、次いで、図３
に示すように左端の谷部６の傾斜面６ａを切削し、さら
に図４に示すように右端の谷部６の傾斜面６ａを切削す
る。なお、このような複数の谷部６が有る場合のどの谷
部６を切削するかは自由に選定してよい。
【００１４】何れの場合でも前記ダイヤモンドバイト２
はその刃２ａは谷部６である凹部に入るようにし、谷部
６の底の線をガイドとして刃２ａを移動させていく。こ
のようにすれば、谷部６が曲線で連続していてもこの谷
部６の底の線を目で追うことにより、勘に頼らず正確に
刃２ａを動かすことができる。
はその刃２ａは谷部６である凹部に入るようにし、谷部
６の底の線をガイドとして刃２ａを移動させていく。こ
のようにすれば、谷部６が曲線で連続していてもこの谷
部６の底の線を目で追うことにより、勘に頼らず正確に
刃２ａを動かすことができる。
【００１５】製作された指輪４は、図５に示すように前
記図１での谷部６の傾斜面６ａにはダイヤモンドバイト
２によるダイヤモンドカット面７が施され、このダイヤ
モンドカット面７は、刃２ａを少しずつ動かしていくの
で、図示のごとく切削後が段になった椅麗な仕上げ面と
なる。
記図１での谷部６の傾斜面６ａにはダイヤモンドバイト
２によるダイヤモンドカット面７が施され、このダイヤ
モンドカット面７は、刃２ａを少しずつ動かしていくの
で、図示のごとく切削後が段になった椅麗な仕上げ面と
なる。
【００１６】図６は本発明の応用例を示すもので、指輪
４にダイヤモンド８等の宝石を埋め込み、その周囲を前
記のごとくカットすることにより、ダイヤモンドカット
面７でこの宝石を引き立てることもできる。
４にダイヤモンド８等の宝石を埋め込み、その周囲を前
記のごとくカットすることにより、ダイヤモンドカット
面７でこの宝石を引き立てることもできる。
【００１７】なお、以上の実施例は指輪の場合について
述べたが、貴金属ペンダント、貴金属ブレスレット等の
他の装身具についても同様の手法を施すことができる。
述べたが、貴金属ペンダント、貴金属ブレスレット等の
他の装身具についても同様の手法を施すことができる。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように本発明の装身具の装飾
方法は、型成形（キャスト）などによる比較的大まかな
凹凸形状のデザイン指輪に、更に、ダイヤモンドバイト
によるきめの細かなカット装飾を施して、デザイン性を
向上させることができ、しかも、このダイヤモンドカッ
トは方向を予め示されていて比較的簡単に行うことがで
きるものである。
方法は、型成形（キャスト）などによる比較的大まかな
凹凸形状のデザイン指輪に、更に、ダイヤモンドバイト
によるきめの細かなカット装飾を施して、デザイン性を
向上させることができ、しかも、このダイヤモンドカッ
トは方向を予め示されていて比較的簡単に行うことがで
きるものである。
【図１】本発明の装身具の装飾方法の１実施例を示す第
１工程の縦断正面図である。
１工程の縦断正面図である。
【図２】本発明の装身具の装飾方法の１実施例を示す第
２工程の縦断正面図である。
２工程の縦断正面図である。
【図３】本発明の装身具の装飾方法の１実施例を示す第
３工程の縦断正面図である。
３工程の縦断正面図である。
【図４】本発明の装身具の装飾方法の１実施例を示す第
４工程の縦断正面図である。
４工程の縦断正面図である。
【図５】本発明方法で製作された指輪の正面図である。
【図６】本発明方法で製作された指輪の他例を示す正面
図である。
図である。
【図７】従来例を示す縦断正面図である。
１…指輪 ２…ダイヤモンドバ
イト ２ａ…刃 ３…カット溝 ４…指輪 ５…山部 ６…谷部 ６ａ…傾斜面 ７…カット面 ８…ダイヤモンド
イト ２ａ…刃 ３…カット溝 ４…指輪 ５…山部 ６…谷部 ６ａ…傾斜面 ７…カット面 ８…ダイヤモンド
Claims (1)
- 【請求項１】 貴金属指輪、貴金属ペンダント、貴金属
ブレスレット等の装身具の表面に凹凸の装飾用デザイン
を施す場合において、これら指輪等の地金は山部および
谷部を形成し、ダイヤモンドバイトはその刃は谷部であ
る凹部に入るようにし、谷部の底の線をガイドとして谷
部に沿ってダイヤモンドバイトの刃を動かして、該谷部
の傾斜面をダイヤモンドバイトの刃で切削することを特
徴とした装身具の装飾方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4098829A JPH0751091B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 装身具の装飾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4098829A JPH0751091B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 装身具の装飾方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269011A JPH05269011A (ja) | 1993-10-19 |
| JPH0751091B2 true JPH0751091B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=14230184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4098829A Expired - Lifetime JPH0751091B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 装身具の装飾方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751091B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2006340254A1 (en) * | 2006-03-01 | 2007-09-20 | Kazuki Nakajima | Precious metal jewelry and process for producing the same |
| KR100796957B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2008-01-22 | 주식회사 오리엔트 | 반지의 다이아몬드 세팅형 반지 가공방법과 그 반지 |
| JP2009178286A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Tiara:Kk | 装身具およびその装飾方法 |
| CN103406551B (zh) * | 2013-07-12 | 2017-02-08 | 深圳市瑞福达珠宝有限公司 | 异形戒指及其加工方法和车削设备 |
| JP5901683B2 (ja) * | 2014-04-16 | 2016-04-13 | 株式会社ジュホウ | 装身具の装飾方法 |
| CN107048626B (zh) * | 2017-05-22 | 2019-01-25 | 吉林大学 | 环形首饰钉砂机 |
| WO2019099019A1 (en) * | 2017-11-17 | 2019-05-23 | Yianni Melas | Marked laminated jewelry and a method of making a high contrast marking |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03191904A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-21 | Harima Seisakusho:Kk | 指輪及びその製作方法並びにその製作装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4098829A patent/JPH0751091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05269011A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
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