JPH0750993Y2 - 椅子における脚体の案内装置 - Google Patents

椅子における脚体の案内装置

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JPH0750993Y2
JPH0750993Y2 JP1989086285U JP8628589U JPH0750993Y2 JP H0750993 Y2 JPH0750993 Y2 JP H0750993Y2 JP 1989086285 U JP1989086285 U JP 1989086285U JP 8628589 U JP8628589 U JP 8628589U JP H0750993 Y2 JPH0750993 Y2 JP H0750993Y2
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JP1989086285U
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博嗣 久保
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、椅子の座板を昇降動自在に支持する脚体とそ
の外周面を覆う筒状の外カバー体との間に配設して脚体
を案内する装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕 筒状の脚体内にガススプリングにおけるピストンロッド
の下端部を装着する一方、ガススプリングにおけるシリ
ンダの上端部を座板の支持体に固着し、このガススプリ
ングを伸縮することにより、座板の高さ位置を着座者の
身長等に応じて調節変更できるように構成した椅子にあ
っては、実公昭62-4204号公報に開示されているよう
に、筒状の脚体に対するガススプリングの太さの差異を
目立たせないようにし、且つ、体裁を良くする目的と、
脚体とガススプリングとの摺動部に衣服が噛み込むこと
がないようにする目的で、脚体の外周を覆う筒状の外カ
バー体を、座板側から下向きに突設することを提案して
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
この先行技術にあっては、筒状の外カバー体の上端縁と
座板の支持体との間に僅少の隙間を有すること、及び筒
状の外カバー体における係止片の中心孔がガススプリン
グの外周の係合段部に対して単に被嵌させてカバー体を
支持させているだけであるから、前記係合段部と係止片
との接点において外カバー体が傾き得ることになり、脚
体の外周に外カバー体がこすれて異音が発生し易いとい
う問題があった。
本考案は、このがたつきをなくした椅子を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案は、椅子の座板を昇降
動自在に支持する脚体の外周と適宜隙間隔てて配設する
外カバー体を座板側から下向きに突設し、該外カバー体
の内径部に取付いて前記隙間に位置させる筒状の案内体
の周壁に、少なくとも一対の縦長の窓孔を穿設し、該各
窓孔内には上端が案内体の周壁に連接し、且つ下方向に
行くに従って半径外向きに突出する係止舌片を設けたも
のである。
〔考案の作用及び効果〕
この構成によれば、脚体外周面と外カバー体内周面との
隙間に配置する筒状の案内体のため、前記隙間を少なく
することができ、外カバー体の下端側が脚体の外周面に
接触するように大きく傾きことがなく、ガタ付きをなく
することができるという効果を有する。
そして、前記筒状の案内体の周壁には、少なくとも一対
の縦長の窓孔を穿設し、該各窓孔内には上端が案内体の
周壁に連接し、且つ下方向に行くに従って半径外向きに
突出する係止舌片を設けたものであるから、この案内体
を、その各係止舌片の下端側が下向きとなる姿勢で、外
カバー体の下端側から内径部に押し込むとき円滑に挿入
することができるという効果も有するのである。
さらに、前記案内体の押し込みにつれて、半径外向きに
突出している係止舌片の下端側が弾性力に抗して内窄ま
りになるように弾性変形して外カバー体の内径部を半径
外向きに押圧するので、他に何等の取付け手段を講じる
ことなく至極簡単に案内体を外カバー体に取付けするこ
とができるという顕著な効果を有するのである。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、図において符号1は、
下端に複数の脚足2を放射状に突出させた筒状の脚体3
と、該脚体3の内径部にガススプリング4を挿入してそ
の下端を抜け不能に装着する一方、該ガススプリング4
の上端を座板5の支持体6に固着することにより、ガス
スプリング4の伸縮にて座板の高さ位置を調節でき、且
つガススプリング4の軸線廻りに回動自在に構成された
椅子を示す。
符号7はガススプリング4におけるピストンロッドで、
該ピストンロッド7下端は前記脚体3下端の支持片8に
ワッシャ9及びストップリング10を介して抜け不能に装
着されており、符号11はクッション用のゴム片である。
符号12は前記ガススプリング4におけるシリンダ13の上
端から突出する福頭円錐形の取付け部で、支持体6にお
ける円錐筒型の装着部14に上から嵌装固定できる構成で
ある。
符号15は脚体3及びガススプリング4におけるシリンダ
13の外周を覆うように外嵌した筒状の外カバー体で、該
外カバー体15の内径上部には、前記ガススプリング4の
シリンダ13または取付け部12に外嵌できる孔16を有する
係止片17を突設してある。
符号18は前記外カバー体15を上向きに押圧付勢して支持
体6の下面にカバー体上端縁を密接するための弾性部材
で、該弾性部材18をコイルばね状に形成してあり、該弾
性部材18の下端はガススプリング4におけるシリンダ13
上端から突出する取付け部12との段状の支持部19に接当
支持させるものである。
また、符号20は前記係止片17の下面から下向きに突出し
て弾性部材18の外周を覆うと共にシリンダ13の外周に摺
動自在に被嵌して、外カバー体15をシリンダ13ひいては
脚体3外周に対して同心状に保持する案内管である。
さらに、符号21はガススプリング4における操作弁22を
操作するための操作杆で、該操作杆21は、外カバー体15
における透かし孔23と案内管20下端に切欠いた切り溝25
及びシリンダ13に横方向に貫通した挿通孔24を介して前
記操作弁22の上部に配設しているものである。
符号26は本考案の筒状の案内体で、該案内体26は摺動抵
抗の少ない、例えばポリアミド樹脂(ナイロン)、ポリ
アセタール樹脂、弗素樹脂、等に一体的成形したもので
あり、第3図から第6図に示す第1実施例では、外径
(D1)、内径が下端側で(D2)、上端側で(D3)(ここ
でD3<D2である)の円筒状であり、該案内体26の周壁26
aには、4つ縦長(筒軸方向に沿う)の窓孔27を円周に
沿って一定間隔にて穿設し、この各窓孔27内に、上端を
周壁26aに一体的に連接し、且つ下方向に行くに従って
案内体26の半径外側に突出するような縦長の係止舌片28
を設けるのである。
従って、係止舌片28は上端が案内体26の周壁上部に繋っ
た片持ち梁状の部材ということになり、案内体26の内径
部は上端側から下端側に向かって大径ととなる内勾配
(θ1)を有し、係止舌片28の箇所では、ストレート状
の案内体26の周壁26a外面に対して外勾配(θ2)を有
し、且つ(θ2>θ1)となっており、各係止舌片28の
下端は案内体26の外面からδだけ突出していることにな
る。
このように内勾配をつけて形成するのは案内体26を射出
成形にて一体成形するときの中子金型を抜き易いように
するためであり、係止舌片28が4つあるときには外金型
を4分割にする。
一方、前記外カバー体15の内径は案内体26の外径と略等
しくし、脚体3の外径(D4)は案内体26の上端側内径
(D3)より小径(正確には、D3-2δより若干小径)とす
る。
この構成により、予め外カバー体15の下端内径部に前記
案内体26を、その係止舌片28の下端が下向きになるよう
にして挿入すると、第6図に示すように、各係止舌片28
上端の案内体周壁26aに対する連接部の弾性力により、
当該各係止舌片28はその下端側が内窄まり状となるよう
に変形しつつ押し込まれ、各係止舌片28の半径外向きの
押圧力にて、外カバー体15の内径側にいわゆる突っ張る
係止舌片28の作用にて案内体26は外カバー体15にしっか
りと取付けられ脱落することが無くなる。
他方、脚体3の内径に挿入したガススプリング4のピス
トンロッド7下端を支持片8に装着した後、該ガススプ
リング4における取付け部12にコイル状の弾性部材18を
被嵌し、その上から外カバー体15を被せ、さらに、前記
取付け部12に対して座板5下端の支持体6を被せて、装
着部13部に取付け部12を嵌挿する。
これにより、外カバー体15は弾性部材18の上向き付勢力
にて支持体6の下面にぴったりと密接でき、外カバー体
15はがたつくことがないのである。
さらに、案内体26を外カバー体15に取付けるためにねじ
止めに等の手間も不要となると共に外カバー体15の外観
も良くなる。
また、外カバー体15の下端側は案内体26にて脚体3外周
面との隙間を埋めることができ、特に各係止舌片28の下
端内面側との隙間を小さくできるから外カバー体15が大
きく傾くことを防止できると共に、万一傾いた場合にも
案内体26の摺動案内にてこすれ音の発生を無くすること
ができる。
第7図は案内体26における窓孔29を周壁26aの相対向す
る箇所に穿設し、各窓孔29に前記と同様の係止舌片30を
設けた場合を示す。他の実施例では、これら窓孔及び係
止舌片は案内体26の周壁に3つ乃至6つ程度設けても良
い。
なお、操作杆21は前記のように外カバー体15および弾性
部材18を装着した後に横から挿入すればよく、操作杆21
先端の上向きまたは下向き回動により操作弁22を押す
と、ガススプリング4におけるピストンロッド7を突出
でき、シリンダ13が脚体3に対して昇降することで座板
5の高さ調節が任意にできる。
これらの場合、外カバー体15はガススプリング4におけ
るシリンダ13と一体的に昇降できるから、座板5の支持
体6と外カバー体15にはデザイン上の一体感を与えるこ
とができるし、この昇降より、脚足2上面と外カバー体
15下端縁との間で(H)の寸法の伸縮が見えるだけであ
る。
本考案においては、前記外カバー体15の上端側を単にガ
ススプリングの上部側に脱落不能に被嵌したものにおい
ても適用できることは言うまでもなく、また、前記ガス
スプリング4の操作弁22が座板5の支持体6における円
錐状装着部14の上方から突出しており、該操作弁を支持
体6の側面等から挿入するなどした操作杆21にて押圧操
作可能となるように構成しても良く、この場合、外カバ
ー体15に操作杆21のための透かし孔23が不要であるのは
当然である。
さらに、前記外カバー体の内径部に取付けられた案内体
における各係止舌片の下端側が内窄まりするとき、案内
体の内径部より各係止舌片の下端の内面が半径内方向に
変形するような板厚であれば、当該係止舌片内面と脚体
外周面との隙間をさらに少なくすることができ、外カバ
ー体ががたつくこともないという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は椅子の斜視図、
第2図は一部切欠き側断面図、第3図は案内体の斜視
図、第4図は第3図のIV-IV視断面図、第5図は第4図
のV−V視断面図、第6図は案内体取付け状態を示す要
部断面図、第7図は他の実施例の要部側断面図である。 1……椅子、3……脚体、4……ガススプリング、5…
…座板、6……支持体、7……ピストンロッド、8……
支持片、12……取付け部、13……シリンダ、15……外カ
バー体、17……係止片、18……弾性部材、19……支持
部、21……操作杆、22……操作弁、26……案内体、26a
……周壁、27,29……窓孔、28,30……係止舌片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】椅子の座板を昇降動自在に支持する脚体の
    外周と適宜隙間隔てて配設する外カバー体を座板側から
    下向きに突設し、該外カバー体の内径部に取付いて前記
    隙間に位置させる筒状の案内体の周壁に、少なくとも一
    対の縦長の窓孔を穿設し、該各窓孔内には上端が案内体
    の周壁に連接し、且つ下方向に行くに従って半径外向き
    に突出する係止舌片を設けて成る椅子における脚体の案
    内装置。
JP1989086285U 1989-07-21 1989-07-21 椅子における脚体の案内装置 Expired - Lifetime JPH0750993Y2 (ja)

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