JPH07509481A - 破傷風ワクチンの産生 - Google Patents

破傷風ワクチンの産生

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JPH07509481A JP6505070A JP50507094A JPH07509481A JP H07509481 A JPH07509481 A JP H07509481A JP 6505070 A JP6505070 A JP 6505070A JP 50507094 A JP50507094 A JP 50507094A JP H07509481 A JPH07509481 A JP H07509481A
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    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 破傷風ワクチンの産生 本発明は、破傷風ワクチンとして使用のための破傷風トキシンの調製のための工 程に関する。
既存の破傷風ワクチンは、ホルムアルデヒドの添加によって不活性化された(″ トキソイド化された″) Clostridium tetaniの7日間のフ ラスコ培養物から産生される。ホルムアルデヒドは、その水溶液であるホルマリ ンとして添加される。トキソイドは、ワクチンとして使用するために、塩析分画 によって約1200綿状凝集単位(Limes flocculationis  ; L f ) /m gタンパク室の窒素(PN)の比活性まで精製され、 これは、30%〜40%の純度に相当する。
免疫吸着剤(Hughesら、J、 Appl、 Bact 37. 603− 621. 1974)を使用して、トキソイドを精製することにより、ワクチン の比活性を増加させる試みが行なわれた。しかし、これは、1600 L f/ mgPNまでの限られた増加を示すという結果に止った。GB−A−96977 2には、精製細菌のトキシン、特に精製ジフテリアトキシンから、水性媒体中鎖 トキシンを、−級アミノ基、または2級アミノ基を含む分子量が200以下の脂 肪族ジアミンの存在下でホルムアルデヒドで処理することによってトキソイドを 精製する一方法が開示されている。より好ましいジアミンは、リジンとエチレン ジアミンである。
本発明者らは、破傷風トキソイドの調製のための新しい工程を考案した。トキシ ンをトキソイド化してから、そのトキソイドを精製する代りに、本発明者らはま ずトキシンを精製してから、精製トキシンをトキソイド化した。しかし、驚くべ きことには、これらの調製物の多くは不安定であることが見出され、ホルマリン の不在下で、37℃で貯蔵されるとき、種々の程度に毒性を取戻すことが明らか になった。
次に、本発明者は、トキソイド化反応に対して異なる濃度においてアミノ酸を加 えたり、また、ホルマリン濃度、I)Hlおよびインキュベーション時間を変化 させてみた。免疫原性が不良な調製物を生した縁結合力(TCR)/Lf比の低 下という犠牲を払わない限り、毒性への復帰をさけることは困難であった。特異 的な条件下においてのみ安定で高度に免疫原性の調製物を得ることができる。
したがって、本発明は、その工程が、精製破傷風トキシンを0. 2〜1%(V /V)のホルムアルデヒドと共に、0.005〜0.25Mのリジンの存在下で 24〜32日間、pH16,0〜8.0.30〜45℃の温度でインキュベート することからなる破傷風トキソイドの調製のための工程を提供する。
遠心分離し、次に培養の上清を、例えば、2段階の濾過によって透明にすること によって発酵ブロスから精製することができる。透明にしだ上清を濃縮すること ができ、次に、上清はダイアフィルトレーンヨンを行って小さい荷電分子を除き 、次にイオン交換クロマトグラフィーにかけることができる。
精製したトキシンは、Lf/rl!含量が250Lf/rl!以上、例えば25 0から500Lf/m1であることが望ましい。Lf含量が250Lf/m1未 満であるならば、トキシンの収率をあげるために、さらなる濃縮工程によって再 調製することできる。
該トキシンの比活性は、精製試料のタンパク質窒素含量(PN)を推定し、PN に対するLf比を計算することによって定量することができる。典型的には、精 製トキシンは、例えば2000から3000 L f/mgPN、または200 0から2800Lf/mgPNの2000Lf/mg以上のPN対しf比を有し ている。該トキシンの比活性が2000 L f/mgPN未満あるならば、精 製試料は、イオン交換カラムを通して再精製することができる。2000Lf/ mgの比活性は約70%の純度に相当し、100%の純度のトキシンは、300 0から3200Lf/mgPNの比活性を有することが報告されている。
トキシンの純度は、代替的に、または付加的に、高圧液体クロマトグラフィー( I(PLC)分析、そして/または、ナトリウムドデシルサルフェート−ポリア クリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)によって評価することができる 。
より好ましくは、純度はHP L Cによって決定される。その場合、溶出ピー クが積分され、トキシン関連ピークが、総積分面積の百分率として表現されるト キシン関連ピークによって純度が評価される。還元条件下の5DS−PAGEに よる分析によってトキシン分子は、その構成要素である重鎮(100KD)と軽 鎖(50KD)に分離される。2つの該バンドは、染色後に同定することができ 、そして密度測定によって定量された両者の和の強度が総バンドの百分率として 表現される。
HPLC分析、そして/または、5DS−PAGE解析によって、トキシンが7 0%未満の純度であることが判明したならば、その試料は、純度を上げるために イオン交換カラムを通して再精製することができる。したがって、HPLC。
そして/または5DS−PAGEによって定量されたように、トキシンは例えば 70%から100%の純度であることがより好ましい。トキシンは、80%以上 、または90%以上の純度であることがある。
精製した破傷風トキシンは、0.005〜0.25Mのリジンの存在下で、0. 2〜1%CVy”’V)ホルムアルデヒドによってトキソイド化される。精製ト キシンの溶液のpHを、6.0〜8. O1好ましくは6.5〜7.5に調整す るために、ナトリウムポロコハク酸塩のようなバッファーを加えるのが典型的で ある。溶液中の精製トキシンの濃度は、典型的には150〜300 L f/m l、より好ましくは約200Lf/m1に調整される。
典型的には、精製トキシンは、まずリジンの存在しないときに、ホルムアルデヒ ドとともにブレインキュベートされる。したがって、精製トキシンは、ホルムア ルデヒドと、30〜45℃で10分から2時間、あらかしめブレインキュベート されることがある。ブレインキュベーションは、好ましくは、例えば約30分の ように20〜40分間行われる。ブレインキュベーションの温度は、より好まし くは、例えば約37℃のように、35〜40℃である。
次に、リジンを加える。リジンは、典型的には、L−リジンモノノ1イドロクロ ライドのようなL−リジンである。ナトリウムバイカーボネートバ・ソファ−の ようなバッファーがDHを調製するために加えられることがある。精製トキシン のホルムアルデヒドとりシンとのインキュベーションは、約28日間行われる。
インキュベーションの温度は、より好ましくは、例えば約37℃のような35〜 40℃である。ホルムアルデヒドの濃度は、好ましくは、0.25〜0.5%( V/V)である。リジンの濃度は、好ましくは、0.05〜0.2Mである。
適当な条件は −0,25%(V/V) ホルムアルデヒドと0.05〜0.IML−リシンと の組合せ、および、 一〇、5%(V/V)ホルムアルデヒドと0.1〜0.2ML−リジンとの組合 せである。
次に、生したトキソイドを精製することができる。残余のホルムアルデヒドリジ ンは除去する。該トキソイドを、限外濾過によって濃縮することができ、ダイア フィルターして残余のホルムアルデヒド、及びリジンを取除き、膜濾過によって 除菌することができ、該トキソイドのPNに対するLfの比は、例えば2000 〜3000 L f/mgPN、または2000〜2800 L f/mgPN のように2000Lf/mg以上であることが望ましい。また、該トキソイドは 、HPLClそして/または、5DS−PAGEによって定量されたとき、例え ば、70%〜100%のような70%以上の純度であることが望ましい。したが って、HPLClそして/または、5DS−PAGEによって定量されたとき、 該トキソイドは80%以上、または90%以上の純度であると考えられる。もし PNに対するLfの比が2000Lf/mg未満であるかそして/またはHPL Clそして/または5DS−PAGEによって定量されるとき、70%未満の純 度であるならば、該トキソイドはイオン交換カラムを通して再精製することがで きる。
したがって、本発明に記載の破傷風トキソイドは、37℃で3か月以上、より好 ましくは6か月までの間貯蔵したとき、トキシンに戻らず、例えば2400〜2 700LF/mgPNのような2000〜2800 L f/mgPNの比活性 を有し、例えば200〜2501U/3.5−Lfのような130〜270国際 (IU)/3. 5Lrの力価を有している。
その結果得られたトキソイドは、毒性へ復帰せず既存のワクチンよりも免疫原性 が高い。したがって、トキソイドは、ワクチン組成物を形成するために、医学的 に受入れることができる担体、または希釈剤で製剤することができる。該トキソ イドは、生理的食塩水のような生理的に受入れることができる溶剤を混合するこ とができる。代替法として、血液と等張性の生理的食塩水か、または前の適切な 溶液中の適切な担体上に沈着させるか、それによって吸着させることができる。
このような製剤は、使用前には、2〜8℃に一般的に貯蔵することができる。
Thiomersalが、該ワクチン製剤中に存在することができる。該トキソ イドは、ジフテリア−破傷風ワクチン、またはジフテリア−破傷風−百日咳の組 合せワクチンのような多成分ワクチンの一部となることができる。
したがって、ヒトは本破傷風トキソイドの効果的な量の投与によって破傷風に対 して免疫感作することができる。典型的には、投与は、筋肉内、または皮下注射 によって達成される。いずれの場合にも、投与を受けたトキソイドの開始用量は 3if−tot、rであると考えられる。この用量は、2か月の間隔で2回まで 繰返される。5年か10年後に3Lf−10Lfの増強用量が与えられることが ある。
以下の例は、本発明を分り易く説明する。
参照例、および比較例も提供されている。
参照例:精製破傷風トキシンの調製 C1,tetani (MuellerとMillerJ、I+m+unol  50 ;377−384. 1945)のHarvard株の継代培養物モある C1. tet’ani (C1,tetani株CN3911を改変Meul lerの培地(Lathamら、Appl、 Microbiol、 10.  146. 1962)中で培養した。さらに具体的には、10%(V/V)Nの 48時間種培養−を用いてMuellerの改変培地を含む静置びん、または調 節された発酵槽に接種した。静止培養の場合には、接種の前にアルミニウムの粉 を培地に加えた。151’の発酵槽は、50rpmで拡拌し、培養の表面に沿っ て0.2UMのフィルターを濾過した空気を500mA’/分の速度で送風した 。静置びん、または発酵槽中での発酵は、33±2℃において4〜7日間続行し た。
発酵ブロスはX3000gにおいて40分間パッチ式遠心分離(6Xlfのロー ター)によって分離された。上清は、さらに1. 210. 8μm組み合せフ ィルターに袂いて0.2μ′Mの除菌用フィルターを通して2段階の濾過を行っ て透明化した。
次に、培養上清を30にカットオフ限外濾過膜を使用して10倍に濃縮し、同じ 膜を使用し、10倍量のバッフy−[20mM Tris、25mMNaC]、 0.2Mエチレンジアミンテトラアセティツクアシッド(EDTA)pH7,5 ]を使用して徹底的にダイアフィルターした。この結果、HPLCによって□定 量したところによると、純度において18倍の増加を生じた。この工程からの平 均回収率は80%であることが判明した。
濾過した試料は、陰イオン交換カラムに適用した[D E A E 5epha rose FastFlowl。該カラムをpH7,5の20mM)リスバッフ ァーで洗浄した。破傷風トキシンは、80mM NaCl、トリスバッファーp H7,5で溶出した。溶出した資料は、0.2μmの除菌用フィルターを通して 除菌濾過した。このようにして精製した物質を以下の試験にかけた。
(i)Lf含量の推定 本試験は、精製されたトキシン試料のトキシンの収量をモニターした。約5ml の精製トキシンを試験のために採取した。試料は、試験の前に貯蔵しなかっ2に おいて記載された手順によって行なわれた。精製物質のLf含量は25〇−50 0Lf/rr+t’であった。
(ii)タンパク質窒素に対するLFの比の推定本試験は、精製した試料の純度 を定量した。精製した物質の1m1以上が試験のために使用された。直ちに試験 が行われないならば、試料は、5℃±3℃に貯蔵された。タンパク質の窒素(P N)の含量は、トリクロロ酢酸で沈澱させた後、ケルダールの消化技術(Kge ldahl J、(1888) C,R,Carlsberg Labor。
(Copenhagen)ん l−12)を使用して推定された。Lf:PN比 は2000−3000 L flmgであった。
(ii)サイズ排除によるH P L Cプロファイルの定量本試験により、精 製トキノンのHPLCプロファイルは、受入れ限界内であることか保証された。
1mi’以上の精製試料か試験のために採取された。試料は、試験を行うまで+ 4℃で貯蔵された。精製されたトキシンの試料は、HPLCゲル濾過カラム(S TKG3000SWxl)に適用された。試料中の成分の分離は、2.80%m においてモニターされ、ピーク領域が積分された。HPLCの結果はニ ーピークl (保持時間10.6−10.7分)−トキシンモノマーニーピーク 2(保持時間12.4−12.5分)−トキシンフラグメントC;および 一ビーク3(保持時間>14分)−汚染物質ピークlと2の結合積分面積は、ピ ークlから3までの総積分面積の70−100%であった。
(iv)SDS−PAGEプロファイルの定量本試験によって、精製トキシンの 5DS−PAGEプロファイルが受け入れることができる限界内であることが保 証された。精製試料の0. 5mA’以上を試験のために採取した。試料は、試 験を行うまで+4℃で貯蔵された。試料は、メルカプトエタノールを使用して還 元した後に、Laemili (Nature、227. 680−685.l ’970)によって記載された方法による5DS−PAGEによって試験した。
ゲルは密度計と積分したピーク面積によって走査した。トキシンの重鎮(100 KD)と軽鎖(50KD)バンドは、密度計測によって検出された積分面積から 計算し、クーマシーブルーで染色した全バンドの70〜10o%をなしていた。
例:精製破傷風トキシンのトキソイド生成参照例からの精製破傷風トキシンを最 終トキシンの濃度が200Lf/m/になるのに十分量のナトリウムボロコハク 酸(S B S A)バッファーpH7,5で希釈した。部分量が以下の如くト キソイド化された。
1、 0. 25%(V/V)のホルムアルデヒドを1つの部分量にフォルマリ ンの形で加え、混合物を37℃で30分間ブレインキュベートした。次いでL− リジンモノハイドロクロライドをO,1Mナトリウムバイカーボネートの存在下 で最終濃度0.05−0.1Mになるまで加えた。反応混合物のpHは6.5か ら7゜5であった。そして、トキソイド化反応を37℃±2℃で28日間進行さ せた。
2、 0. 5%(V/V)のホルムアルデヒドをホルマリンの形で別の部分量 に加え、混合物を37℃で30分間ブレインキュベートした。次に、L−リジン モノハイドクロライドを、0.1Mのナトリウムバイカーボネートの存在下で最 終濃#to、t〜0.2Mまで加えた。反応の混合物のpHは、6.5〜7.5 であった。そして、トキソイド化を37℃±2℃において28日間進行させた。
インキュベートした試料のLf含量を、参照例に記載の如くに試験した。インキ ュベートした試料を、30にカットオフ限界濾過膜を使用した限外濾過によって 濃縮した。濃縮物を、残余のホルムアルデヒドとリジンを除くために、同じ30 に膜を使用して、5BSAバッファーpH7,5に対してダイアフィルターした 。Th1oIDersal (ethyl wxrcurithiosalic ylic acid 、ナトリウム塩)を最終濃度0. 1 g/ l (2, 5X 10−’mo l/f) thiomersalになるまで加えた。
得られた溶液を、膜濾過によって除菌(0,2μm膜)した。試料を採取し、以 下の如く試験を行った。
(i)タンパク質窒素含量の推定 本試験は、参照例中に記載されたように行われた。結果は、2000−2800 Lf/mgPNであった。
(ii)縁結合力(TCP)の推定 本試験は、破傷風トキソイドの抗原含量を定量した。TCPは、破傷風の分野に おいてよく使用される用語である。そして、WHOマニュアル(11゜Appe ndix T、I O)に引用さてている。TCPは、トキソイドを希釈し、1 国際車位(WHOBLG/UNDP/77.1 Rev、1)に等価になったと きのトキソイドの容量の逆数として定義される。トキソイドの質は、Lf単位に 対するTCP (結合単位)の比をめることによって測定することができ、それ は、lより大きいはずである。
5.0m1以上のトキソイドが、試験のめに採取された。その試料は、直ちに試 験されないときは、5℃±3℃で貯蔵された。補正された幾何学的数列を形成す る0、0!〜0.03μlの適当な範囲の容量の試験物質と参照破傷風トキソイ ド87国際車位(IU)/mlは、一連の試験管に分注された。参照破傷風アン チトキシン溶液の2[Jlo、5mlの一定量が各試験管に加えられ、室温で6 0分間保たれた。
各チューブに、アンチトキシン用量の1倍半に等価である破傷風テストトキシン の用量を加え、30分間放置した。各チューブの内容物を、それぞれ、体重が1 B−22gのマウスに皮下注射した。マウスは、4日間破傷風の典型的な麻痺の サインについて観察された。
もし、特異的な破傷風の麻痺が3日以内に起ったならば、試験試料は、加えたア ンチトキシンの用量の1. 5倍以上のアンチトキシンに等価な用量を含んでい た。もしマウスが3日以上の間破傷風に特異的な麻痺なしで生存したならば、該 試験は、加えたアンチトキシンの用量の1倍半未満と等価な破傷風トキソイドを 含んでいた。3日目における破傷風固有の麻痺の発現は、加えたアンチトキシン の1倍半の量に等価な破傷風のトキソイドの量が正確に採取されたことを示唆し ている。
結果は、平均値の20%以上異ならない限り、2つの試験の平均値として容認さ れた。結果は200−350U/m/であった。
(m)Lf含量の推定 Lf含量は、参照例に記載の如く定量された。その結果は、150−250Lf /mlであった。
(it)HPLCプロファイルの定量 HPLCプロファイルは、参照例において記述された如く定量された。結果は、 70〜100%の純度であった。
(v)復帰についての試験 本試験は、貯蔵または使用中にトキソイドからトキシンへの復帰を全く起きない ことを示し、WHOTechnical Report 5eries No、 725. p、67の要求事項を満していることが証明された。10m1のシア ファイルターしたトキソイド試料を採取し、上述のようにLF含量が推定される まで5±3℃において貯蔵した。該試料を16Lf/mj’に希釈した。希釈し た試料は、37℃で保持された。6週間、2か月、および3か月の貯蔵後に、試 料を無毒性について試験した。5mlの試料を2匹の健康なモルモットの各々に 対して皮下に接種した。モルモットを、死と固有の麻痺の徴候について14日間 観察した。トキシンへの復帰の証拠はなかった。
(vi)電気泳動移動度によるトキソイドの特徴づけ本試験は、トキソイド化し た試料の力価を予告した。0.5mlのダイアフィルターされたトキソイドの試 料を、試験のために採取した。試料は、直ちに試験されない場合は、5±3℃に おいて貯蔵された。ガラスのプレートを、pH8゜6の60mMトリスバッファ ー中の1%(V/V)アガロースで覆った(0. 18m1/cm” )o試料 (5μl)を、−次元で、2oポルト/cmで6o分間電気泳動を行った。ウマ ー抗−破傷風血清を含む(0,06%V/V)アガロース中に、2番目の次元の 電気泳動を、6ボルト/cmで16時間行った。
ゲルを、クーマシーブルーで染色し、トキソイドピークの原点からの移動度を測 定した。参照トキソイド(14mm)の結果を含めて、結果は5−30mmで本 試験は、英国薬局方(1980)、II巻、p880.Ph、Eur、、m巻に 対する補遺(1977)、p175とWHOTechnical Report  5eries No。
638、p、90.5ection A、3. 5. 6の要求事項を満足して いた。力価は、トキソイド試料をアジュバント上(アルミニウムヒドロキシド、  Alhydrogel)に吸着させることによって調製したワクチンでの免疫 感作に対する応答から決定された。
最終バルク吸着ワクチンのトランジットの容器からの試料が、試験のために使用 された。試料は、即座に試験されなけば、5℃±3℃で貯蔵された。試料は、P h、Eur、VolllI (1977)に対する補遺、p、175に記載の方 法によって試験された。力価は、ホルムアルデヒドでトキソイド化し、次にトキ ソイドを精製することによって調製された現行ワクチンの70〜110Iu/7 Lfの力価よりも有意に高い130〜270Iu/3.5Lfと定量された。
(vi)特異的毒性のための試験 本試験は、英国薬局方(1988)、VolII、p、1062;Ph。
Eur、、1985.p、452、およびWHOTechnical Repo rt 5eriesNo、638. p、90.5ection A、3. 5 . 5の要求事項に基づいている。
試験は、破傷風トキソイドのためと考えられる検出できる毒性が存在しないこと を確認した。 12.5m1以上のトキソイド試料が、試験のために採取された 。
直ちに試験をしない場合には、試料は5℃±3℃で貯蔵した。方法は、Ph。
Eur、、1985.p、452に記述された方法に基づいていた。少くとも5 00Lf単位の破傷風トキソイドを含む1mj7の希釈液を、それぞれ、体重が 、250g〜350gの5匹の健常なモルモットの各々に皮下注射した。動物を 、特異的毒性、または麻痺の徴候について21日間観察した。破傷風のトキソイ ドのためと考えられる毒性の証拠はなかった。
比較例1:リジンの不在下におけるトキソイド形成参照例の精製破傷風トキシン を、ホルマリン単独添加によってトキソイド化した。0.25〜1. 0%のホ ルムアルデヒFをホルマリンの形で、2001.f/mlにおけるトキシンと共 に、37℃±2℃で14日間インキュベートした。したがって、リジンを添加し なかった。
その結果得られたトキソイドを、例に記載の如く、復帰について試験した。トキ ソイドは、毒性に復帰した。復帰したトキシンは古典的な破傷風を誘発すること は希であったが、異なる神経症候群を生じた。
比較例2:異なる条件下でのリジンの存在におけるトキソイド形成参照例の破傷 風トキシンを以下のようにトキソイド化した:(i)対照例の破傷風トキシンを 最終トキシン濃度が、200Lf/rrlになるように、十分量のpH7,5の 5BSAバツフアーで希釈した。0.1−1.0%のホルムアルデヒドを、ホル マリンの形で部分量に加え、混合物を37℃で30分間ブレインキュベートした 。次に、L−リジンモノハイドロクロライドを、0.1Mナトリウムバイカーボ ネートの存在下で最終濃度が0.005〜0.1Mになるまで加えた。反応混合 物のpHは、6.5〜7.5であった。そして、トキソイド形成を、37℃で1 4日間進行させた。
(ii)トキソイド形成反応のpHを6.0から8.5に変更したことを除き( i)のように行った。
(斑)リジンの代りに、アルギニン(0,05〜0.1M)が使用されたことを 除き、 (i)のように行った。
(iv)インキュベーション期間を14日間から21日間まで増加させたことを 除き、 (i)のように行った。
(V)プレインキュベーションの期間を設けなかったことを除き、(i)のよう に行った。
得られたトキソイドは、すべて、例に記載の如く復帰について試験した。トキソ イドはすべて毒性へ復帰した。
事件との関係 特許出願人 氏名(名称) ザ ウェルカム ファウンデーション リミテッド6、補正によ り増加する請求項の数 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文 明細書、請求のl1il!il!及び!釣書翻訳文の浄書(内容に変更なし)、  N+ PCT/GB 93101037

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.精製破傷風トキシンを0.005〜0.25Mのリジンの存在下で0.2〜 1%(V/V)のホルムアルデヒドとともに、6.0〜8.0のpH、30〜4 5℃の温度で、24〜32日間インキュベートすることからなる破傷風トキソイ ドの調製方法。
  2. 2.破傷風トキシンが、Clostridiumtetaniの培養物から精製 された請求項1に記載の方法。
  3. 3.精製トキシンの比活性が、2000〜3000Lf/mgPNである請求項 1、または2に記載の方法。
  4. 4.精製トキシンが、高圧液体クロマトグラフィー、そして/またはナトリウム ドデシルサルフェートーポリアクルアミドゲル電気泳動で定量したとき、80% 以上の純度を有する請求項1から3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 5.精製トキシンが、リジンの存在下で35〜40℃において、20〜40分間 プレインキュベートされる請求項1から4のいずれかlつに記載の方法。
  6. 6.精製トキシンが、ホルムアルデヒドとリジンと共に、35〜40℃で約28 日間インキュベートされる請求項1から5のいずれか1つに記載の方法。
  7. 7.該インキュベーションの工程において、0.25〜0.5%(V/V)のホ ルムアルデヒドが用いられる請求項1から6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 8.0,05〜0.2Mのリジンが該インキュベーションの工程に用いられる請 求項1から7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 9.トキソイド化されたトキシンがワクチン組成物を形成するために、医薬的に 受入れることができる担体、または希釈剤と製剤化されている請求項1から8の いずれか1つに記載の方法。
  10. 10.37℃で3か月間貯蔵されたときトキシンに復帰せず、2000〜280 00Lf/mgPNの比活性を有し、130〜270Iu/3.5の力価を有す る破傷風トキソイド。
  11. 11.医薬的に容認できる担体または希釈剤、および活性成分として、請求項1 0に定義されている破傷風トキソイドを含むワクチンの組成物。
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