JPH07508693A - 車両の電子式制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 車両の電子式制御装置 本発明は、車両用の電子式制御システムに関する。

現代の車両は、電気的に極端に複雑である。複雑さに対するこの要求は、両車の 電気的装備が給電され制御される両車ワイヤリングハーネス（ｗｉｒｉｎｇ　ｈ ａｒｎｅｓｓ）の覆雑さを始終増大させることにつながってきた。インテリジェ ント制御ユニットを介して、電気的装備の各単品を供給することが提案されてき ている。この提案によれば、各制御ユニットは、装備の特定の関連する単品に特 別に合わせられる。こういった構成は、見かけ上、最も経済的でかつ技術的に満 足した解決を与えるように見えるが、より徹底した分析に基づくと、実際、事実 はそうではない。

制御ユニットを特定のタスクに適合させることは、更なる認可を、増大した開発 コストを必要とする。車両用電子回路群に対する現在の欧州及び国際認可要求は 、７２／２４５／ＥＥＣ（イーイージー）、ＥＣＥ（イージーイー）１０及びＣ ３Ａ（シーニスニー）Ｃ１０８Ａに述べられている。この認可手順は、特定のユ ニットが電磁的適合性があるかどうかを試験することを含む。仮に、特定のユニ ットの認可の後に、ハードウェアまたはソフトウェアの何れかを変更することに よって、そのユニットが変化すれば、そのユニットを再検定する必要がある。こ の認可は、変更に固有の開発コストの他に、更に相当額のコストを必要とする。

更に、制御ユニットを特定のタスクに適合させることは、ユニットを交換するこ とができないことを必然的に意味している。このことは、例えば、優先位置にあ る故障したユニットを予備として、即ち非優先位置に設けられた満足できる作動 ユニットによって置換することにより、製造上の柔軟性及び非常の場合の即時仮 解法を提供する能力を低減する。

本発明によれば、車両の複数の異なる場所での電気的機能を制御する装置におい て、おのおのがこれらの場所の特定の１つでの電気的機能を制御すべく配置され た複数の電子式制御ユニットと、車両運転者の制御の下に、これらのユニットの うちの１つ以上のものに制御信号を供給すべく配置された複数の起動デバイスと を具備し、前記制御ユニットが全て同一であり、全ての場所での全ての前記機能 を制御すべくプログラムされ、かつ、ユニットの特定の場所に応じてどのプログ ラムを実行すべきかを識別する手段を備えることによって必要がある別のものを １つのユニットで交換し得ることを特徴とする前記装置が提供される。

自動車に関するこの発明の好ましい実施例において、個々の左右前方及び後方の ランプ・クラスタをそれぞれ制御すべく、電子式制御ユニットが設けられている 。更に、ユニットは、用心前面窓ふき器、ドアロック及びウィンドウ・リフト、 座席及びミラーを制御する。各ユニットは、例えばスイッチ等の対応する起動デ バイスからの信号を受信する入力と、制御すべきデバイスに電流を送給する出力 とを備えている。入力は、他のユニットからの電子式メツセージを受信するため に設けられている。回路群はまた、通常の休止状態からユニットを起動するため に設けられている。各ユニットは、該ユニットを自動車の任意の位置に用いるこ とができるように該ユニットが要求されて実行する全ての機能のためのプログラ ムを記憶するＥＰＲＯＭと、該ユニットが切断されるかまたはオフであるとき保 存されるべきデータを記憶するＥ”　ＦＲＯＭとを備えている。どのプログラム を実行すべきかを決定する手段は、ユニットがプラグに差し込まれたときの回路 の場所での抵抗値を検出すると共に、これをユニット内の抵抗値のテーブルと比 較する検出器を備えている。

この発明をより明瞭に理解し得るために、その一実施例を、添付図面を参照して 、例証としてここで説明する。添付図面において、第１図は、本発明による電子 式制御システムを組み込んだ車両を概略的に示している。

第２図は、成る車両のライトを制御する、第１図のシステムのユニット形成部を 概略的に示している。

第３図は、運転ドアの電気的機能を制御する、第１図のシステムの同一のユニッ ト形成部を概略的に示している。

第１図について説明すると、自動車の電気的設備が平面図で概略的に示されてい る。自動車の輪郭は、参照番号ｌが付されており、前面ガラス２、ボンネット３ 、ブート４、後方室５、エンジン６、及びラジェター７となっている。？３！数 の電子式制御ユニットはデータ・バス２３に接続され、エンジン管理システム・ ギアボックス、サスペンション、ブレーカ−またはステアリング以外の自動車に 設置された電気的装備の種々の品目を制御するため、自動車全体に渡って分配さ れている。電子式制御ユニット＋０．１１．１２は、前方右、前方左、後方のラ ンプ・クラスタ１４．１５及び１６をそれぞれ制御するために設けられている。

制御ユニット１７は、車の運転者が容易に届く範囲内に配置されたライト・スイ ッチ１９に接続されている。ライト・スイッチが押圧されると、制御ユニット１ ７はこのことを検出して、デジタル的に符号化されたデータ・メツセージを、ユ ニット１０．１１及びＩ２を介して伝送して、これらのユニットに、それぞれの 出力を付勢すると共にライトをオンに切り換えることを命令する。他のライト及 びアクセサリについても、原理は同様であり、メツセージはデータ・バス２３を 介して送られる。このことは、車両のワイヤリング・ルーム（ｗｉｒｉｎｇ　ｌ ｏｏｍ）の複雑さを徹底的に低減する。

前方左側のライト・クラスタ１１に対する電子式制御ユニット接続部を、第２図 に更に詳細に示す。このユニットは、一連の８個の入力ピン■を備えて、アナロ グ及びデジタル４８号の双方をカバーしている。このユニットによって制御され るライトを動作させるための信号は、入出力コントローラ・エリア・ネットワー ク（ＣＡＮ　：　ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ　ａｒｅａ　ｎｅｔｗｏｒｋ）バスピン を介して、制御ユニッ、ト１７からユニットに送給される。ライトに対する出力 は、一連の出力デバイスを介して送給される。これらのデバイスは、ヘッドラン プ、サイドランプ、方向指示器ランプ及び他のランプの動作を制御する。これら は、ヘッドランプ・フィラメント２０及び２１．サイドランプ・フィラメント２ ２、指示器ランプ・フィラメント、フォグランプ・フィラメント２４、駆動ラン プ・フィラメント２５及びボンネットライト・フィラメント２６を備えている。

各ユニットは、該ユニットが回路にプラグ式に差し込まれる場所での抵抗値を「 読み出しくｒｅａｄ）　Ｊ　、この抵抗値をユニットに記憶された抵抗値のテー ブルと比較し、かつ、この比較から、その場所に対してランするべき適切なソフ トウェアを選択できるようにする、入力ＥＣＵＩＤを存する一致セクションを備 えている。テーブル中の抵抗値は、車両全体に渡るユニットの様々な場所での抵 抗値に対応している。各ユニットは、１２Ｖ車両電源から電力を受けると共に、 該ユニットが休止状態に入り、起動信号を受信すると直ちにパワーアップできる ようにすべく回路群を備えている。この回路群に対する入力には、参照符号へが 付されている。

ライトを制御するユニットの他に、４つの各ドアの電気的ウィンドリフト及びロ ックを制御するために、電子式制御ユニットも設けられている。これらには、参 照番号３０，３１．３２及び３３がそれぞれ付されている。ブート・ロックを制 御するために電子式制御ユニット３４が設けられ、前面窓ふき器を制御するため に電子式制御ユニット３５が設けられ、アラーム用にユニット３６が、前方加熱 、通気及び空調用にユニット３７が、後方加熱、通気及び空調用にユニット３８ が、前座席用にユニット３９及び４０が、また後座席用ユニット４１及び４２が 設けられている。これらの全てのユニットは、例えばスイッチまたはキー等の適 切な起動デバイスから動作信号を受信するが、簡潔化のために、この種のデバイ スは全てが示されてはいない。運転席及びドア制御スイッチ４３と、前乗客席及 びドア制御スイッチ４４とが例示的に示されている。

全ての電子式ユニットは、全く同じである。このことは、任意のユニットが任意 の他のユニットと取替えできることを意味している。こうして、非優先位置にあ るユニットを、仮の「とりあえず帰宅可能（ｇｅｔ　ｙｏｕ　ｈｏｍｅ）　Ｊな 処置として、優先位置にある故障ユニットと取り替えることができる。全てのユ ニットは同一であるので、１回の検定のみが要求される。更に、成る一定の応用 に対して、これらのユニットは必要以上に複雑となるが、単一ユニットアプロー チに起因する製造開発及び検定のコストを抑えることによって、このことは正当 化して考えられる。各ユニットは、該ユニットを使用することができる全ての状 況において行うべく該ユニットが要求される全てのタスクを実行すべくプログラ ムされているＥＰＲＯＭと、該ユニットが切断またはオフに切り換えられるとき 保存すべきデータを記憶するＥ”　ＦＲＯＭとを含んでいる。

第３図は、第２図のユニットと同一であるが、自動車の運転者ドアの全ての電気 的機能を制御するのに使用されるユニットの接続部を説明するユニットを示して いる。従って、このユニットは、ドア内の全ての電気的アクセサリに接続されて いる。出力デバイスは、ドアロックし、ドア・デッドロックＤＬ、ウィンドリフ トＷ、ミラー加熱器ＭＨ及びライトＬを制御する。入力信号は、ドアロック・リ フト・スイッチＷＳから受信される。入力か起動されると、例えばウィンド・リ フトに対して、ユニットはそれぞれの出力デバイスを起動させて、ウィンド・リ フトを付勢する。車両のどこか他の場所においてスイッチが押圧されたことを示 すべく、任意のユニットは、任意の他のユニットから、アナログ・データ・バス ２３を介して、デジタル的に符号化されたメツセージを受信することもできる。

例えば、ドアロック用のスイッチを押圧して、局所電子式制御ユニットを通して 、このロックを起動すれば、このユニットは、他の電子式制御ユニットに信号を 送って、他のドア・ロック及びブート・ロックを起動することができる。

前記実施例は例示的にのみ説明したものであって、本発明の範囲から逸脱するこ となく多くの変形が可能であることが認められよう。

９Ｎ　膚へ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法制８４条の８）平成　６年１０月１１　 日」 ４、’ｊ＋ｉ”Ｆノ″ｒ艮宮　殿 １１１ｉ賃出（ｔｊの表示　ＰＣＴ／ＧＢ９３１００７２３：！、特ご［出願人 氏）、・名称）　ロールス　−　ロイス　モーター　カース　リミテッド請求の 範囲 １、　車両の複数の異なる場所での電気的機能を制御する装置であって、おのお のがこれらの場所の特定の１つでの電気的機能を制御すべく配置された複数の電 子式制御ユニットと、車両搭乗者の制御の下に、前記ユニットのうちの１つ以上 のものに制御信号を供給すべく配置された複数のデバイスとを具備した前記装置 べくプログラムされ、かつ、前記ユニットの特定の場所に応じてどのプログラム を実行すべきかを識別する手段を備えることによって、必要がある別のユニット を１つのユニットで交換し得ることを特徴とする前記装置。

２、請求項１記載の装置において、前方左、前方右及び後方のランプクラスタを それぞれ制御するために、電子式制御ユニットが設けられたことを特徴とする前 記装置。

３、請求項！または２記載の装置において、各ユニットは、１つ以上の起動デバ イスからの信号を受信する１つ以上の入力と、電流を制御すべきデバイスに送給 する出力とを備えていることを特徴とする前記装置。

４、請求項３記載の装置において、前記起動デバイスの１つ以上のものがスイッ チを備えていることを特徴とする前記装置。

５、請求項１ないし４のいずれかに記載の装置において、前記識別する手段は、 ユニットの場所の回路の抵抗値をユニットに記憶された抵抗値のテーブルと比較 する比較器を備えていることを特徴とする前記装置。

６、　請求項１ないし５のいずれかに記載の装置において、各ユニットは、通常 の休止状態からユニットを起動させる回路群を備えていることを特徴とする前記 装置。

７、請求項１ないし６のいずれかに記載の装置において、各ユニットは、全ての 前記機能を制御すべく全ての前記プログラムを記憶するＥＰＲＯＭを備えている ことを特徴とする前記装置。

８、　請求項１ないし７のいずれかに記載の装置において、各ユニットは、二二 ットが切断またはオフに切り換えられたときに保存すべきデータを記憶するＥ” 　ＦＲＯＭを備えていることを特徴とする前記装置。

１１．−１−５−−１．−−−−−−６−ＰＣＴ／Ｇ口９３１００７２３フロン トページの続き （７２）発明者　プラシントン、ディピッドイギリス国シーダブリュ１３ピーエ フ クリユー、バロウズ　グリーン、アートレイ　クロース　１０ （７２）発明者　バットラー、フィリップ　サミュエルイギリス国シーダブリュ ２５エイチダブリユ　クリユー、シャビントン、アッシュクロット　アベニュー 　３３ （７２）発明者　ハットソン、スチーブン　グラハムイギリス国シーダブリュ９ ８エイキユーチエシヤー、ノースウィッチ、ロンドンロード　１８８ （７２）発明者　フララブ、ニコラス　ジョナサンイギリス国エステイ−７２エ ルキユー ストーク　−　オン　−　トレンド、アルサガー、クランフィールド　ドライブ 　１５（７２）発明者　ブレストン、レスリー　ダグラスイギリス国シーダブリ ュ１３エツクスビー　クリユー、ウィツトビー　クロース

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．車両の複数の異なる場所での電気的機能を制御する装置において、おのおの がこれらの場所の特定の１つでの電気的機能を制御すべく配置された複数の電子 式制御ユニットと、 車両搭乗者の制御の下に、前記ユニットのうちの１つ以上のものに制御信号を供 給すべく配置された複数の起動デバイスと、を具備し、前記制御ユニットが全て 同一であり、全ての場所での全ての前記機能を制御すべくプログラムされ、かつ 、前記ユニットの特定の場所に応じてどのプログラムを実行すべきかを識別する 手段を備えることによつて、必要がある別のユニツトを１つのユニットで交換し 得ることを特徴とする前記装置。
2. ２．請項１記載の装置において、前方左、前方右及び後方のランプクラスタをそ れぞれ制御するために、電子式制御ユニットが設けられたことを特徴とする前記 装置。
3. ３．請求項１または２記載の装置において、各ユニットは、１つ以上の起動デバ イスからの信号を受信する１つ以上の入力と、電流を制御すべきデバイスに送給 する出力とを備えていることを特徴とする前記装置。
4. ４．請求項３記載の装置において、前記起動デバイスの１つ以上のものがスイッ チを備えていることを特徴とする前記装置。
5. ５．請求項１ないし４のいずれかに記載の装置において、前記識別する手段は、 ユニットの場所の回路の抵抗値をユニットに記憶された抵抗値のテーブルと比較 する比較器を備えていることを特徴とする前記装置。
6. ６．請求項１ないし５のいずれかに記載の装置において、各ユニットは、通常の 休止状態からユニットを起動させる回路群を備えていることを特徴とする前記装 置。
7. ７．請求項１ないし６のいずれかに記載の装置において、各ユニットは、全ての 前記機能を制御する全ての前記プログラムを記憶するＥＰＲＯＭを備えているこ とを特徴とする前記装置。
8. ８．請求項１ないし７のいずれかに記載の装置において、各ユニツトは、ユニッ トが切断またはオフに切り換えられたときに保存すべきデータを記憶するＥ２Ｐ ＲＯＭを備えていることを特徴とする前記装置。
9. ９．添付図面を参照してこれまで説明した、前記車両の前記電気的機能を実費的 に制御する装置。