JPH0750852B2 - 自動トラツキング方法 - Google Patents

自動トラツキング方法

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JPH0750852B2
JPH0750852B2 JP7571186A JP7571186A JPH0750852B2 JP H0750852 B2 JPH0750852 B2 JP H0750852B2 JP 7571186 A JP7571186 A JP 7571186A JP 7571186 A JP7571186 A JP 7571186A JP H0750852 B2 JPH0750852 B2 JP H0750852B2
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circuit
frequency
tuning
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automatic tracking
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JP7571186A
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謙造 田辺
丈二 加根
興二 橋本
知弘 木村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスーパーヘテロダイン型受信機に自動トラッキ
ング機能を付加し、常に受信機の選択度特性を最適な状
態に維持しようとする自動トラッキング方法に関するも
のである。
従来の技術 近年、放送受信機の合理化と高性能化を半導体技術を活
用し達成しようとする試みは顕著である。
この合理化、高性能化を共に達成する1つの手段は受信
機高周波回路のトラッキング調整を受信機の製造出荷時
に行なわず、受信機回路部に、放送受信中、あるいは選
局の初期の段階において高周波回路部のトラッキング調
整を自動的になしうる機能を付加することである。
上記のトラッキング調整を自動化するにあたり、一般に
は制御の容易なバラクターダイオードを用いる同調回路
が高周波同調回路、局部発振回路に使用されている。
バラクターダイオードを用いた自動トラッキング方式の
概念はたとえば、特公昭53−18281号公報,“電子同調
チューナ”、特公昭56−2966号公報,“電子同調チュー
ナ”に示されている。
第4図は上記文献の概念をまとめて示すブロック図であ
る。
第4図において1は高周波信号(以下RF信号と称す)入
力端子、2はコイル、バラクターダイオード、トランジ
スタなどで構成されるRF信号の同調増幅回路。3はミキ
サー、4はコイル、バラクターダイオード、トランジス
タなどで構成される局部発振回路、5は選局操作をする
際に局部発振回路の発振周波数を定める素子であるバラ
クターダイオードに与える逆方向電圧を変化させる選局
ボリューム、6は中間周波数信号(以下IF信号と称す)
増幅回路、7はIF信号出力回路、8はIF信号のレベルを
検出し、同調増幅回路2の状態の変化に応じ、IF信号レ
ベルが変化する場合のそのピーク値を検出する回路、9
は選局ボリューム5の位置情報に基にし、同調増幅回路
2に含まれるバラクターダイオードに与える逆方向電圧
を変化させることにより、同調増幅回路の同調周波数を
変化させ、ピーク検出回路8の出力に応じて同調増幅回
路2の同調周波数を最適値に調整する同調制御回路であ
る。
第4図に示すブロック図の自動トラッキング動作は各ブ
ロックの機能説明により容易に理解されると思われるた
め、詳細な説明は省略するが、要するに、同調増幅回
路、ピーク検出回路、同調制御回路が共働して、RF信号
入力に対し、IF信号出力のレベルが最大値をとるよう同
調増幅回路が制御される。
発明が解決しようとする問題点 ところで、第4図に示すブロック図ではRF信号として放
送波をアンテナにより受信した信号を対象としている
が、たとえば、カーラジオなどの指導受信を考慮した場
合、車の走行に伴ない受信電界の大幅な変化が生じるた
め、放送受信波を自動トラッキング調整用信号として用
いるには若干無理がある。
このため、上記の自動トラッキング調整用信号として受
信周波数と同一の発振周波数を有する安定な発振器を準
備する案が、たとえば、特開昭57−33822号公報“自動
トラッキング装置”、実開昭58−30356号公報“ラジオ
受信機”に示されている。しかし、いずれの場合も選局
操作時において受信周波数に応じ、発振器の発振周波数
を迅速に変化させ、かつ、その周波数を正確に設定しな
ければならないため、回路が複雑になると云う問題を有
している。
本発明は上記の問題点を配慮し、受信機の自動トラッキ
ングを実施するにあたり、選局操作を行ない、受信周波
数を変える度毎に、その発振周波数を変える必要がな
く、レベルも安定し、簡単に実現できる自動トラッキン
グ調整用信号源を用いた自動トラッキング方式を提供す
るものである。
問題点を解決するための手段 スーパーヘテロダイン型受信機の同調増幅回路の同調周
波数を自動的に調整するために、受信機入力端に印加す
る調整用信号として、放送波帯のチャンネル間隔と同じ
周波数を基本周波数とするインパルス状の信号を使用す
る。このインパルス状信号として、周波数合成技術を局
部発振回路に応用した電子チューナの場合、この周波数
合成回路用基準信号をインパルス化して活用することが
できる。
作用 本発明は上記の構成により、選局操作の度毎に発振周波
数を変化させる必要のない安定で安価な自動トラッキン
グ調整用信号源を有する自動トラッキングを実現するこ
とができる。
実施例 以下、本発明の自動トラッキグ方法の一実施例を図面を
参照しながら説明する。
第1図は本発明の自動トラッキング方式の一実施例を示
すブロック図であり、前述の第4図の各ブロック、各端
子と同じ番号を付しているものは同じ機能を有するもの
であるため、これ以上の詳述は省略する。
第1図において9′は前述の同調制御回路9と同じく同
調増幅回路2を最適状態に制御することと合わせ、さら
にRF入力端子からの受信信号と、パルス発生回路から得
られる多くの高調波を含んだトラッキング調整用信号を
切りかえて同調増幅回路2に上記のどちらかの信号を供
給するスイッチ回路10を制御する同調制御回路である。
11は上記のパルス発生回路であり、トラッキング調整用
信号として放送波帯のチャンネル間隔と同じ周波数を基
本周波数とするインパルス状の信号を発生する。
第2図は、パルス発生回路11を具現化する際の一実施例
を示すブロック回路図であり、12は水晶などの振動子、
13はこの振動子と共働して安定な基準周波数を発生させ
る発振回路、14は発振回路13の出力を矩形波状に整形す
る波形整形回路、15,16は夫々微分回路を構成するため
の容量素子、および抵抗、17はエミッタバイアス抵抗、
18は上記15,16で構成される微分回路で作り出された、
正,負の微分パルスの内、正方向のパルスを取り出すた
めのトランジスタ、19,21は夫々電源端子およびアース
端子、そして20は、第1図のスイッチ回路10に接続され
る出力端子であり、この端子より、インパルス状の波形
を有するパルスが得られる。我が国のFM放送波帯を対象
とした場合、その周波数帯は76MHzから90MHzまであり、
チャンネル周波数間隔は100KHzであるため、上記の振動
子12と発振回路13により発振させる周波数は、この場
合、100KHzが望ましい。
第3図は、上記発振周波数を100KHzとした場合の出力端
子20から得られるインパルス状パルス信号の我が国のFM
放送波帯近辺の周波数スペクトラムを示すスペクトラム
特性図である。第3図より明らかなようにパルス発生回
路11は結局、レベルが等しく周波数間隔が100KHzである
多くの高調波群を発生する高調波発生回路とみなすこと
ができる。
第1図において、選局ボリュームを操作し、局部発振周
波数を変化させる選局動作の初期の段階においては、た
とえば、選局ボリュームの位置変化が、電圧変化として
同調制御回路9′に伝えられ、この情報を基にして、同
調制御回路9′は、スイッチ回路10をRF入力1側からパ
ルス発生回路11側に切り換えると共に、同調増幅回路2
に含まれる同調用バラクタダイオードの逆方向電圧を除
々に変化させる。
このとき、同調増幅回路2にはスイッチ回路10を介し
て、第3図の周波数スペクトラムを有するトラッキング
調整用信号が加えられる。同調増幅回路2は一般に比較
的広帯域の帯域選択特性を有しているため、第3図に示
すいくつかの周波数スペクトラムを有する高調波が選択
増幅され、ミキサー3、IF帯域通過フィルターを含むIF
増幅回路6を介して、ピーク検出回路8に導かれる。
ここで、ピーク検出回路8に狭帯域のIFフィルターを内
在させておくと、このピーク検出回路8は結局、第3図
に示す多くの高調波が同調増幅回路2、ミキサー3、IF
増幅回路6を介してIF信号に周波数変換された、いくつ
かの高調波の中から受信希望周波数と同じ周波数を有す
る高調波のみを選択し、そのピーク値を検出する役割り
を果たすことになる。
すなわち、同調増幅回路2、ミキサー3、IF増幅回路
6、ピーク検出回路8、同調制御回路9′で構成される
自動トラッキングループは結局、第3図に示す多くの高
調波の中で、受信希望周波数と同じ周波数を有する高調
波に対してのみ、応答する。
したがって、パルス発生回路11は、上記の自動トラッキ
ングループに対して結局、受信希望周波数と同じ周波数
を有する単一正弦波信号と同じ役割りを果たすことにな
り、しかも、このパルス発生回路11の出力には、すべて
の放送局に対応する周波数を含んでいるため、選局操作
をする度毎に、その発振周波数調整を行なう必要が生じ
ない。
上述の自動トラッキングループが動作し、同調増幅回路
が希望受信周波数に適合するよう調整された後には、ピ
ーク検出回路の出力信号を基にして、同調制御回路9′
は、スイッチ回路10を切り換えるよう制御し、受信動作
がはじまる。
自動トラッキングループの動作は、第4図に基づき説明
したものと同じであるが、これ以上の詳述は省略する。
以上の説明においては、局部発振周波数を変化させる手
段として選局ボリュームを用いた場合につき説明した
が、これは説明を簡略化するためのものであり、最近の
電子チューナで多用されているPLL回路を用いて局部発
振周波数を正確に定める方がより良いのは云うまでもな
い。この際は、PLL回路の基準周波数を利用すれは、第
2図の12,13に示す発振回路を省略することができ、よ
り有利である。さらに、この場合、マイクロプロセッサ
ーおよび、DA,ADコンバータを用い、上記PLL回路、同調
制御回路、スイッチ回路、同調増幅回路、ピーク検出回
路およびパルス発生回路など集中的に制御する方がより
良いことも勿論である。
またイメージ妨害による悪影響を避けるため、第1図に
示すパルス発生回路とスイッチ回路の間に帯域通過特性
を制御しうる帯域通過フィルターを導入した方がより良
いことも云うまでもない。
さらに、第2図に示す波形整形回路にて矩形波でなくの
こぎり波を出すようにすれば、その出力周波数スペトラ
ムは理想的なものとなるためトランジスタ18による整流
機能は不要となることも云うまでもない。
以上に説明したように、自動トラッキング調整用信号と
して、放送波帯のチャンネル間隔と同じ周波数を基本周
波数とするインパルス状信号を用いることにより、安定
で安価な自動トラッキング調整用信号を得ることができ
る。
発明の効果 以上のように本発明は、自動トラッキング調整用信号と
して、放送波帯のチャンネル間隔と同じ周波数を基本周
波数とするインパルス状信号を用いることにより、選局
操作の度毎に発振周波数を換える必要のない安定で安価
な自動トラッキング調整用信号源を有する自動トラッキ
ングを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動トラッキング方法の一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図に示すパルス発生回路の
一実施例を示すブロック回路図、第3図は上記パルス発
生回路の出力信号のスペクトラム特性図、そして、第4
図は従来の自動トラッキングの概念を示すブロック図で
ある。 1……RF入力端子、2……同調増幅回路、3……ミキサ
ー、4……局部発振回路、5……選局ボリューム、6…
…IF増幅回路、7……IF出力端子、8……ピーク検出回
路、9,9′……同調制御回路、10……スイッチ回路、11
……パルス発生回路、12……振動子、13……発振回路、
14……波形整形回路、15……容量素子、16,17……抵
抗、18……トランジスタ、19……電源端子、20……出力
端子、21……アース端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 知弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−6613(JP,A) 特開 昭59−27613(JP,A) 特開 昭58−198926(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スーパーヘテロダイン型受信機の同調増幅
    回路の同調周波数を自動的に調整するために、受信機入
    力端に印加する調整用信号として、放送波帯のチャンネ
    ル間隔と同じ周波数を基本周波数とするインパルス状の
    信号を使用することを特徴とする自動トラッキング方
    法。
  2. 【請求項2】受信機入力端に印加する調整用信号とし
    て、受信機局部発振回路に使用する周波数合成回路用の
    基準信号を利用し、インパルス状信号を得ることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の自動トラッキン
    グ方法。
  3. 【請求項3】受信希望周波数を含む帯域通過フィルタを
    介して受信機入力端にインパルス状信号を印加すること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の自動トラ
    ッキング方法。
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