JPH07508483A - 流体作動式ブレーキアクチュエータのためのスプリング室隔離システム - Google Patents

流体作動式ブレーキアクチュエータのためのスプリング室隔離システム

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JPH07508483A JP6524246A JP52424694A JPH07508483A JP H07508483 A JPH07508483 A JP H07508483A JP 6524246 A JP6524246 A JP 6524246A JP 52424694 A JP52424694 A JP 52424694A JP H07508483 A JPH07508483 A JP H07508483A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流体作動式ブレーキアクチュエータのためのスプリング室隔離システム 1升災1汰 見五立分災 この発明は車両用の流体作動式ブレーキアクチュエータに関するもので、より具 体的には直列に組合わされ、スプリングブレーキアクチュエータを有する常用及 びスプリングブレーキアクチュエータに関するものである。
従迷m列状五エ バス、トラックその他のような車両用エアブレーキシステムは典型的に圧縮空気 等のような流体の選択的適用により動作するアクチュエータ組立体により作動さ れるブレーキシューとドラムを有している。在来のエアブレーキアクチュエータ は、通常の運転状況で圧縮空気の適用によりブレーキを作動させる常用ブレーキ アクチュエータと、空気圧が開放されてしまった時ブレーキの作動を起させるス プリングブレーキ又は緊急ブレーキアクチュエータとの双方を有している。緊急 ブレーキアクチュエータは空気が開放された時ブレーキの適用を強制する強力な 圧縮バネを有している。これはしばしばスプリングブレーキともいわれる。典型 的に、スプリングブレーキアクチュエータは、常用ブレーキアクチュエータと直 列に配置されている。
スプリングブレーキアクチュエータは典型的にゴム製ダイアフラムと圧力板によ って隔てられた2つの室に分割され、一方の室内のスプリングはスプリングブレ ーキハウジングと圧力板の間で作用する。全圧力が反対の室にかけられると、ダ イアフラムと圧力板に対し作用する空気圧がスプリングを圧縮する。多くの用途 において、スプリングブレーキアクチュエータ杆は比較的小さい戻りバネによっ て後退位置に保持される。より新しい応用においては、スプリングブレーキアク チュエータ杆は圧力板と一体で、空気圧により後退位置に保持される。
両方の設計において、スプリングブレーキアクチュエータ杆はブレーキの通常動 作に影響を与えない。常用ブレーキ室は典型的にダイアフラムによって2つの室 に分割される。通常運転動作においてブレーキペダルを踏むと、圧縮空気が常用 ブレーキアクチュエータの1つに導入され、これがダイアプラムに作用して1反 対の室内の常用ブレーキの押杆を伸長させ、常用ブレーキアクチュエータ内の空 気圧に比例した適用力でブレーキを働かせる。
空気圧が消失したりスプリングブレーキアクチュエータからの空気を意図的に消 失させた場合には、強力な圧縮スプリングがスプリングブレーキアクチュエータ 杆に作用し、これが次に常用ブレーキ押杆に作用してブレーキをかける。こうし てスプリングブレーキ部分はパーキングブレーキとしても緊急ブレーキとしても 使える。
直列アクチュエータ組立体において、スプリングブレーキ押杆は典型的にスプリ ングブレーキ部分の1つの室からスプリングブレーキアクチュエータを常用ブレ ーキアクチュエータから隔てている壁の孔を通って常用ブレーキ部分の中へ延び ている。結合している室の少なくとも一方が通常加圧されているから、孔のとこ ろで押杆の周りには孔を取り巻く壁内の環状溝に配した1個又はそれ以上のOリ ングから成るシールが設けられる。
スプリングブレーキアクチュエータから圧が解放されると。
スプリングとダイアプラムは著しく延びて、スプリングを入れているスプリング ブレーキアクチュエータ室の容積を膨張させる。この膨張した室の容積に空気を 入れさせる手段を設けなければならない。逆に、スプリングが後退させられて室 の容積が収縮したときには、この室から空気を排出せる手段を設けなければなら ない。多くの従来のブレーキアクチュエータにおいて、スプリングを含んでいる 室は室ハウジングのポートを通じて単に大気に開いている。しかし、これは、塵 、塩、水分、その他望ましくない物質をボートから室内に入れさせてしまう。ケ ージング(caging)工具を含んでいる中空アクチュエータ杆の出現で、ア クチュエータ杆の内に異物が存在することはブレーキ設計者の大きな関心事とな ってきた。
成る従来の設計は、米国特許第4,960,036号(ガンマ−ほか)における ように、常用ブレーキアクチュエータの押杆室とスプリングブレーキアクチュエ ータのスプリング室との間に給気管を設けることによりこの問題に対処しようと 試みた。この設計において、常用ブレーキアクチュエータの押杆室はブレーキの 通常適用のためには大気に通気させなければならない、押杆室の通気は別個の通 気孔が又は押杆を支持している外部の開口かのいずれかを通じて行なわれる。こ うしてスプリングブレーキアクチュエータのスプリング室は大気に開放したまま となり、完全に通気しているスプリング室よりは長い通路を経るとはいえ、依然 として水分、塵及びよごれに曝されることになる。この長い通路はまたシールさ れた、又はより完全に通気しているスプリング室と同様に有効に乾燥するのを妨 げることになる。
発明の概要 本発明のブレーキアクチュエータはこれら制約を克服するものである。
車両用ブレーキアクチュエータは常用プレハウジングと直列なスプリングブレー キハウジングとから成る。常用ブレーキハウジング内に配置された第1の可動部 材がその内部を第1常用ブレーキ室と第2常用ブレーキ室とに区分している。
この部材は第1常用ブレーキ室への加圧流体の送給と排出とに応答してその中を 往復運動できる。ブレーキアクチュエータ押杆が第2常用ブレーキ室から延びて 、ブレーキの作動のため第1可動部材とともに働くように連結している。第2の 可動部材がスプリングブレーキハウジング内に配置され、その内部を第1スプリ ングブレーキ室と第2スプリングブレーキ室とに分けている。第2部材は第2ス プリングブレーキ室への加圧流体の送給と排出に応答してその中で往復運動する ことができる。スプリングブレーキハウジングは第1スプリングブレーキ室と大 気との間の連通を設定する孔を有している6第1スプリングブレーキ室に配置さ れた強力スプリングが、第2スプリングブレーキ室から流体が排出されると第2 可動部材を移動させる。中空アクチュエータ杆が第2可動部材と共に伸長位置と 後退位置との間を往復運動するように第2可動部材に取付けられその中に延びる 近端を有している。
アクチュエータ杆の遠端は、第2可動部材が動いたとき第1可動部材を動かす位 置で第1常用ブレーキ室の中に配置されている。
本発明によれば、一方向弁がスプリングブレーキハウジングの孔に取付けられる から、大気から第1スプリングブレーキ室への流体の流れは拘束される。アクチ ュエータ杆はその近端と遠端で開いているから、第1スプリングブレーキ室はア クチュエータ杆を通じて第1常用ブレーキ室と流体連通している。制御弁がアク チュエータ杆の中に取付けてあって、その開放モードでは第1スプリングブレー キ室が第1常用ブレーキ室と開通する。制御弁の閉鎖モードでは、第1スプリン グブレーキ室は第1常用ブレーキ室とは連通しない、アクチュエータ杆が後退位 置にあるとき、閉鎖手段が制御弁を閉鎖モードにする。流体は、アクチュエータ 杆が排出位置に動いたとき第1常用ブレーキ室から第1スプリングブレーキ室へ 送り出され、第1スプリングブレーキ室は大気からの流体の進入から隔離される 。
好適に一方向弁は、孔の中に配した軸部と、軸部についていて孔より大きくスプ リングブレーキハウジングの外にある頭部とをもつプラグから成る。強圧手段が 頭部をスプリングブレーキハウジングの外表面と所定の力でシール当接するよう に弾力押圧しているので、第1スプリングブレーキ室内の圧が所定の力を越えた 時、プラグの頭部は外表面から離れるように動き、流体が孔から大気へ逃げる。
強圧手段は好適に第1スプリングブレーキ室の中の成る点で軸部から延びスプリ ングブレーキハウジングの内表面に当接する少なくとも1個の可撓性突起から成 る。可撓性突起は変形されて、その変形がプラグの頭部をスプリングハウジング にシール係合させるように弾力押圧しようとする。好適に、所定の力は1〜2p sigである。頭部の環状リングがスプリングブレーキハウジングと接触してシ ールを形成する。
好適に、制御弁がアクチュエータ杆の遠端の中に取付けられる。ケージング工具 がアクチュエータ杆の中へその近端を経て延び、ケージング工具の端部のバルブ ピンから成る閉鎖手段がアクチュエータ杆が後退位置にある時制御弁の部分を押 圧するようにされている。
制御弁は好適にアクチュエータ杆の遠端内に配置した筒状本体から成る。この本 体内のピストン室は開放した第1端と開放した第2端を有する。主ピストンがピ ストン室内に往復運動するように配置されている。主ピストンは開放位置におい てピストン室の第1端をピストン室の第2端と連通させ、閉鎖位置においてはピ ストンがピストン室の第1端と第2端の間の連通をブロックする。開放位置及び 閉鎖位置はそれぞれ弁の開放及び閉鎖モードに対応する。
スプリングが主ピストンをその開放位置へ押圧する。主ピストンは、開放遠端及 び閉鎖近端と同軸の内孔を有する。遠端はピストン室の第1端に向いている。少 なくとも1個の径方向通路が内孔から径方向外方へ主ピストンを通って出口開口 へ延びている。出口開口は開放位置にあるピストン室の外側で、閉鎖位置にある ピストン室の内側にある。バルブピンはピストン室の中へその第2端を経て延び 、アクチュエータ杆が後退位置にある時主ピストンをその閉鎖位置に保持する。
ピストン室第1端はピストン内孔と径方向通路を通じてピストン室第2端と連通 する。この連通は開放制御弁が開放位置にある時だけ起る。
過圧停止弁を設けることができる。停止弁は主ピストン第2室の中を開放位置と 後退位置の間で動くことができる圧力板から成る。圧力板強圧手段が圧力板を開 放位置の方へ押圧している。圧力板は内室のシールリップと当接して後退位置に ある内室を通る流れを制限する。圧力板は開放位置でシールリップから離される 。
好適に、圧力板は浮動ピストンから成り、強圧手段は浮動ピストンと内室の閉鎖 端との間のスプリングから成り、シールリップは内室の内側表面上の環状肩から 成る。浮動ピストンには小さい限流孔を設けることができる。
これと異なる態様では、圧力板が流通孔を貫通させであるバネ金属ダイアフラム から成る。シールリップは内室の中の同軸小柱の端部上の環状リップから成る0 強圧手段はダイアフラムから成り、その休止形状では流通孔が環状リップから離 れる。ダイアフラムはまたダイアフラムを通じる所定圧力勾配の下で変形形状を とり、その時ダイアフラムは環状リップと接触し、ダイアフラム流通孔は小柱に より閉鎖される。
好適に、アクチュエータ杆はその遠端に外側面をもち、少なくとも1個の溝がア クチュエータ杆の遠端の開口から径方向縁部へ径外方に延びている。第1常用ブ レーキ室は加圧空気源に接続されるようにしたエアポートをもつ。常用ブレーキ ハウジング内のチャネルがエアポートから溝に延びていて、第1可動部材がアク チュエータ杆の遠端の開口とエアポートの間でスプリングブレーキハウジングの 部分と接触しているなら、アクチュエータ杆の遠端の開口がエアポートと連通し たままであるようにする。
図面の簡単な説明 第1図は本発明に係る空気抜きと制御弁をもつ空気作動式ブレーキアクチュエー タの断面図である。
第2図は第1図の空気抜きの拡大部分断面図である。
第3図は第1図の制御弁の部分拡大断面図である。
第4図は第1図4−4線における横断面図である。
第5図は第3図の制御弁の正常動作条件における拡大部分断面図である。
第6図は第3図の制御弁の追加動作条件における拡大部分断面図である。
第7図は本発明に係る制御弁の第2実施例の拡大部分断面図である6 第8図は第7図の制御弁の正常動作条件における拡大部分断面図である。
第9図は第7図の制御弁の追加動作条件における拡大部分断面図である。
第1Q図は本発明に係る制御弁の第3実施例の拡大部分断面図である。
の な1 第1図は公知の一般的な形状を有する流体作動式ブレーキアクチュエータ10を 示している。流体作動式ブレーキアクチュエータ10は常用ブレーキアクチュエ ータ14と直列に取付けられたスプリングブレーキ又は緊急ブレーキアクチュエ ータ16とから成る。常用ブレーキ押杆12が常用ブレーキアクチュエータ14 から後退位置と伸長位置との間で往復運動するように延び、標準方式で普通のブ レーキシステム(図示せず)に結合するようにした二股17を備えている。
常用ブレーキ押杆12の往復運動によりブレーキは交互に作動と解放を行う。
常用ブレーキアクチュエータ14はカップ状常用ハウジング18及び二重カップ 状アダプタハウジング2oをクランプ22で連結して常用ブレーキ室23を形成 して成る。アダプタハウジング2oはフランジケースとしても知られる。
第1のエラストマーダイアフラム24(常用ブレーキダイアフラムとしても知ら れる)が常用ブレーキ室23内に吊り下げられ、その周縁でカップ状常用ハウジ ング18をアダプタハウジング20の間にクランプ22により流体密に固着され ている。第1エラストマーダイアフラム24はこうして常用ブレーキ室23を2 つの部分、すなわち第1常用室部分26と第2常用室部分28に分ける。第1常 用室部分26はアダプタハウジング20の常用エアポート42を介して加圧空気 源(図示せず)に連通している。第2常用室部分28はカップ状常用ハウジング 部分18の少なくとも1個の開口30を介して大気に通じている。第1図におい て第1常用室部分26は排気されたものとして示されていて、第1エラストマー ダイアフラム24は第2常用室部分28内のスプリング46からの力でアダプタ ハウジング20に対し押しつけられている。
常用ブレーキ押杆12はカップ状常用ハウジング部分18の中央開口3oを通し て延び、第2常用室部分28内でその端部に圧力板44を有している。圧力板4 4は第1ニジストマーダイアフラム24に当接する。圧力板44とカップ状常用 ハウジング部分18の内表面との間に圧縮スプリング46が延びている。環状座 部40をもつ押杆ガイド34が中央開口30内に配置されて、中央開口30内の 常用ブレーキ押杆12の往復運動を案内すると共に、圧縮スプリング46の端部 を受け入れて、これを中央開口30の周りの位置に保持する。こうして圧縮スプ リング46は圧力板44と常用ブレーキ押杆12を第1図に示すような完全に後 退した位置に押圧する。
常用ブレーキを作動させるため、圧縮空気が常用エアポート42を通って第1常 用室部分26内へ導入され、圧縮スプリング46の力に打ち勝つのに十分な第1 エラストマーダイアフラム24と圧力板44とに対する力を造出し、それにより 常用ブレーキが作動される時に下方常用室区間32からの急速な空気の排出を可 能にしている。流体作動式ブレーキアクチュエータ10を車両(図示せず)に取 付けるため取付はボルト47が設けられている。
スプリング室又は緊急ブレーキアクチュエータ16はアダプタハウジング20の スプリング側とほぼ円筒形のヘッド48又はスプリング室により区画され、これ はクランプ50によりアダプタハウジング20のスプリング側に締結されてスプ リングブレーキ室51を形成する。第2のエラストマーダイアフラム52(スプ リングダイアフラムともいう)がスプリングブレーキ室51の中に吊るさね、そ の周縁は円筒形ヘッド48とアダプタハウジング20のスプリング側の間にクラ ンプ50により流体密に固着される。こうして第2エラストマーダイアフラム5 2はスプリングブレーキ室51を2つの部分、すなわち第1スプリング室部分6 2と第2スプリング室部分63とに分ける。第2スプリング室部分63は緊急ブ レーキが第1図に示すようにその正常解放位置にある時アダプターハウジング2 oの常用エアポート54から供給される加圧空気で満たされる。
アダプターハウジング20は、結合している常用スプリング室23とスプリング ブレーキ室51を分けている分割壁35を有している。スプリングブレーキアク チュエータ杆56は常用ブレーキ押杆12と軸線一致していて、その一端はスプ リングブレーキ室51から分割壁35の中央開口38を通って後退位置と作動位 置との間で中央開口38を通る往復運動をするように延びている。1個又はそれ 以上の○リングシール37が中央開口38に設けられ、これを通じてスプリング ブレーキアクチュエータ杆56が往復する。
スプリングブレーキアクチュエータ杆56の遠端55は第1常用室部分26内の 反動板66で終わっており、この反動板66はスプリングブレーキアクチュエー タ杆56が第1図に示すように後退位置にある時環状座部40内に受け入れられ ている。アクチュエータ杆56の反対端(近端)57は第2エラストマーダイア フラム52の開口53を通って延び、強力圧縮スプリング60の端部に当る圧力 板58で終わっている。圧力板58の筒状部分61は圧縮スプリング60の軸線 に沿ってはゾ軸方向に延びる。圧力板58の筒状部分61は、スプリングブレー キアクチュエータ杆56の近端にプレス嵌めされ、圧力板58とスプリングブレ ーキアクチュエータ杆56とがそれらの間に固着された第2エラストマーダイア フラム52と一体ユニットを形成する。
流体作動式ブレーキアクチュエータ1oの正常動作中、スプリングブレーキアク チュエータ杆56は、第2スプリング室部分63内に維持される圧縮空気によっ て第1図に示すような完全に後退した位置にある6圧縮空気が第2スプリング室 部分63から排気されると、圧縮スプリング60は、その一端が円筒形ヘッド4 8の外端壁に当接していて、一体的な圧力板58とスプリングブレーキアクチュ エータ杆56とを常用ブレーキ押杆12の方向へ強圧する。圧縮スプリング60 の力はスプリングブレーキアクチュエータ杆56を中央開口38を通って伸長さ せるから、反動板66が第1エラストマーダイアフラム24とブレーキアクチュ エータ14の圧力板44とに力を加えるようになる。この作用により常用ブレー キ押杆12は作動位置の方へ伸長され、ブレーキ(図示せず)をかける。スプリ ングブレーキアクチュエータ16を解放すべき時は、再び圧縮空気が第2スプリ ング室部分63に導入され、圧縮スプリング60の力を克服するのに十分な圧と される。第2エラストマーダイアフラム52に対する圧縮空気の力により圧力板 58、スプリングブレーキアクチュエータ杆56、そして圧縮スプリング60は 第1図に示した位置に戻される。
図示の実施例において、スプリングブレーキアクチュエータ杆56は中空管又は ロンドであって、中にブレーキ解放杆又はケージング工具70を収容する中央内 孔68を備えている。スプリングブレーキアクチュエータ杆56の中央内孔68 は、円筒形ヘッド48.圧力板58、及びスプリングブレーキアクチュエータ杆 56それぞれの整列した孔69.73及び75を通って延びるケージング工具7 0を受け入れる。
ケージング工具70はネジを切った細長いシャフト71から成り、その一端は拡 大頭部72となり、バルブピン74で終わっている。ケージング工具70の反対 端は円筒形ヘッド48に固定的に取付けたヘッドナツト76にネジ込まれ、それ に六角ヘッドナツト78が固着される。
ケージング工具70は主として強力圧縮スプリング6oの手動後退を可能にする のに役立つ。六角ヘッドナツト78を回すと、シャフト71がヘッドナツト76 の中で回り、工具70が円筒形ヘッド48に対し軸方向に移動する。拡大頭部7 2はアクチュエータ杆56の内孔68内で自由に滑動し、それでもアクチュエー タ杆近端57で内向き環状フランジ80により拘束されている。こうして、六角 ヘッドナツト78を回してケージング工具70を引き抜くと、拡大頭部72がフ ランジ80に当接し、圧力板58とスプリング60を後退させる。安全のため、 スプリング60はブレーキアクチュエータ10の修繕中及び出荷中は典型的に後 退させておく。
円筒形ヘッド48は、第1スプリング室部分62と大気の間に連通を設定する1 個又はそれ以上のポート(又は孔)65を有している。各ボート65に嵌め込ん だ一方向空気抜き100がボートを通る空気の流れを制御する。
第2図に移ると、空気抜き100は、第1スプリング室部分62の外にあるキノ コ形キャップ102と、ポート65内に受け入れられる軸部104と、第1スプ リング室62の内側の地点からキャップ102の方へ外向きに開いている多数の jNf撓性タブ106とから成ることが見られる。タブ106は円筒形ヘッド1 18の内表面108に当接し、空気抜きキャップ102を円筒形ヘッド718の 外表面110に対し強圧させている。
こうして空気抜き100は空気や大気中の汚染物がボー1−65から第1スプリ ング室部分62に入るのを防いでいる。
1個又はそれ以上のキャップの同心リング112が円筒形ヘッド48の外表面1 10に接触して、キャップ102とヘッド48の間のシールを強めている。第1 スプリング室部分62内の圧が高まるとタブ106と空気抜きキャップ102の 強圧力に打ち勝って、第1スプリング室部分62内の空気がポート65を通って 排気されるのを許す。好適に、タブ106の強圧力は第1スプリング室部分内の 圧が1〜2 psigを越えるまでは空気抜き100が開くのを防ぐものとし、 それにより第1スプリング室部分62内にわずかにプラスの圧を維持するように する。スプリング60の解放により第1スプリング室部分62内の容積が膨張し た時、ポート65を通って大気から室へ流入しようとする空気空気抜き100に よりブロックされることは明かであろう。
第1図に戻って、スプリング60及びダイアフラム52の伸長に応じた第1スプ リング室部分62への空気流入はアクチュエータ杆56を通じてくるもので、こ れはアクチュエータ杆56の遠端55内の制御弁120により制御される。制御 弁120は第1常用室部分26から第1スプリング室部分62への空気の流れを 後に詳しく説明するように制御する。
第3図を参照すると、制御弁120は反動板66と一体に形成された円筒形本体 122から成り、その中に円筒形外室124がある。反動板66は弁室の閉端1 26を形成する。
反対端は開いている。制御弁本体122はアクチュエータ杆56の遠端55にプ レス嵌めされ、本体122の周りの円周溝132内にある○リングシール130 によりシールされている。
主ピストン134が弁室124の中に軸方向往復運動するように取付けられてい る。反動板66と主ピストン134の間に配したスプリング136が主ピストン 134を反動板66から遠ざける方向へ強圧する。主ピストン134の外方運動 は弁室開放端128にある多数の径内向き突起138により拘束される。突起1 38のすぐ近くで弁室140の壁に環状溝140が設けられる。
主ピストン134を構成する円筒形本体142は、第1円筒形内壁143と端壁 146とを有し、円筒形内室144を形成している。第2円筒形内壁147は大 径の円筒形外室148を形成している。外室148は一端で弁室124に開いて 、反対端で内室144に開いている。円錐形つなぎ壁150が第1内壁143と 第2内壁147とを分けてし)る。
台形円盤状の浮動ピストン152が外室148内で往復運動するように配置され 、これは円錐形つなぎ壁150と合わさる面取り環状溝154と、軸方向に延び る小さい中央孔156を有している。内室端壁146と浮動ピストン152の間 に入れたスプリング158が浮動ピストン152を端壁146から離す方向へ強 圧する。多数の内向き突起160、又はスナップリング又はワッシャが浮動ピス トン152の外方運動を拘束する6 主ピストン本体142の外表面の一対の環状溝162が一対の○リングシール1 64を保持している。多数の通路166が内室144から第1円筒壁143を通 って径外方へ延び。
環状シール164の間の地点165でピストン本体142力1ら出る。主ピスト ン134が第3図に示すように突起138に当接している時、通路166は環状 溝140と揃ってアクチュエータ杆56の中央内孔68を主ピストン134の内 室144と流体連通させる。
浮動ピストン152の外室148内における位置しこかかわらず、内室144は 弁室124と流体連通し、弁室閉端126を形成する反動板66の中央孔168 を経て最終的には第1常用室部分26(第3図には示してない)に連通ずる。浮 動ピストン152の面取り縁部154が円錐形つなぎ壁150と当接してこれを シールする時(第6図参照)、外室148を経て内室144への流体流入は中央 孔156経由でのみ可能である。しかし、浮動ピストン152が第3図に示すよ うに内向き突起160に当っている時は浮動ピストン152の周りを通っても流 体は流れ得る。制御弁120、弁ピストン134及び浮動ピストン152の作用 は後に詳述する。
第4図を参照すると、反動板66の面内の多数の径方向溝170は中央孔168 から周縁172に通じている。壁35の面内の別の溝174はアダプタハウジン グ20の環状座部40から常用エアポート(第1図)へ通じている。こうして第 1常用室部分が排気され、第1エラストマーダイアフラム24が第1図にしめす ようにアダプタハウジング2oに押圧された時でも、弁室124は溝170.1 74を通じて常用エアポート42と流体連通したままである。
第1図に戻ると、制御弁120は常用エアポート42力)らアクチュエータ杆5 6の中央内孔68、及びアクチュエータ杆56の近端57と圧力板58の孔75 .73を通って第1スプリング室62への空気の流れを制限する。制御弁120 は成る動作条件では流れを制限又はブロックし、他の条件では流れを許容する。
スプリングブレーキが作動していない正常動作条件は第1図に示され、この条件 の時の制御弁120の詳細は第5図に示されている。この条件においてケージン グ工具70はスプリング室51内へ完全に延びている。しかし、第2スプリング 室部分63は加圧されているからダイアフラム52と圧力板58はスプリング6 0とアクチュエータ杆56を後退に保つ。第1常用室26へ加圧空気を選択的に 適用すると、押杆12を伸長させブレーキ(図示せず)を正常にかけることにな る。
スプリング60とダイアフラム52が後退したままであるから、第1スプリング 室部分62は静止であり、制御弁120を通じての空気の流入を要しない。従っ て制御弁120は第5図に示すような閉じた位置にある。開いた制御弁120だ と、ブレーキ(図示せず)をかけるため加圧空気を第1常用室部分26へ導入す るたびに、中央孔168、制御弁120、アクチュエータ杆56の中央内孔68 を経て第1スプリング室部分62へ、そして空気抜き100を経て大気へと排気 することにより、空気を抜いてしまうであろう。
ケージング工具70のバルブピン74は弁室開放端128の中へ延びていて、弁 ピストン134を反動板66の方へ押しているから、径方向通路166はもはや 弁室環状溝140と一致しない。径方向通路166は弁室124の壁と当接しシ ール164がピストン内室144から弁室124の上部へ空気が逃げるのを防止 している。こうして制御弁120は閉じ、それを通じる空気の流れを防止する。
第2の条件、すなわちスプリングブレーキがかかる時は、第2スプリング室部分 63も第1常用室部分26も加圧されていない時に起る。システムの故障か又は 手動解放かのいずれかにより第2スプリング室部分63内の圧が失われると。
スプリング60とアクチュエータ杆56が伸長し、アクチュエータ杆56の端部 の内の制御弁120をバルブピン74から離すように動かす。この条件は第3図 に示しである。バルブピン74が制御弁120の端壁146から離れると、スプ リング136が弁ピストン134を押して径内向き突起138に当接させ、径方 向通路166を環状溝140に合致させる。開いた制御弁120は、空気を常用 エアポート42から制御弁120を通り中空アクチュエータ杆56を通り第1ス プリング室62の膨張した容積内へ流入させる。スプリング158は浮動ピスト ン152を内向き突起160と当接に保ち、浮動ピストン152を通って自由に 空気を流れさせる。
第3の条件は、スプリングブレーキを作動又は解放する前に常用ブレーキがかか っている時に起こる。この第3条件(詳細は第6図に示す)において、圧は第1 スプリング室部分62内の方が第1常用室部分26内より低い(運転者が常用ブ レーキをかけたまま第2スプリング室63を減圧してパーキングブレーキをセン トすることにより第1常用室部分26を加圧したような時)。その結果の浮動ピ ストン152を通じる圧力差が浮動ピストン152の面取り縁部154を円錐形 つなぎ壁150にシール係合させるので、浮動ピストン152の周りの流れは阻 止される。
円錐形弁120を通る流れは浮動ピストン152の小さい中央孔156を通過し なければならない。この孔156は。
例えばスプリングブレーキがかかっている時などに第1スプリング室部分62の 膨張した容積を満たす成る流れを許容するが、そうではなくて空気抜き100か ら大気へ排気されるような過剰な流れは制限する。もちろん、常用ブレーキが解 放されていて、第1常用室部分26から圧が除かれ、浮動ピストン152を通じ る圧力差が解消されている時、浮動ピストン152は第3図の位置へ戻る。
第2図に関し前述したように、ダイアフラム52とスプリング60が後退して第 1スプリング室部分62の容積を減少させている時は空気抜き100が過剰な空 気の大気への排出を許容する。第1スプリング室部分62内の1〜2 psig の正圧がブレーキアクチュエータの常用環境から異物がポート65を経て第1ス プリング室62へ入るのを禁止する。
本発明に係る第2の実施例の制御弁200が第7図から第9図に示されている。
同じ部品は同じ数字の符合を付しである。まず第7図を参照すると、制御弁20 0は第1の実施例120について前述した弁本体122と実質的に同様な弁本体 122aを使用している。弁本体122a内に往復運動するように受け入れられ たピストン200を構成する円筒形本体204の円筒形内室206は端壁208 と、弁室124aに開く開放端210とを有する。内室206の短い円錐形部分 211は開放端210へ向かって外方へ延び、ピストン200が内向き突起13 8aと当接する時環状溝140aと一致する所でピストン本体204から出る。
径方向通路216の両側のピストン外壁の周りの一対の環状溝212は環状シー ル214を有している。ピストン200は前述した第1実施例のピストン134 と同様に機能する。
内室206の開放端210における環状溝218はやシ凸のバネ金属ダイアフラ ム220を保持し、これは中央孔222を有している。小柱224が内室206 内を端壁208から金属ダイアフラム220の方へ同軸に延びている。小柱22 4の自由端へ同軸に延びる内孔226が軸方向に延びる環状リップ228を形成 している。
第1図及び第7〜9図の各々を参照してブレーキアクチュエータ10の3つの動 作条件における制御弁200の作用を説明する。ブレーキアクチュエータが第8 図に示すように第1の条件(正常動作、第2スプリング室部分63加圧)にある 時は、ケージング工具71aのバルブピン74aがピストン202を弁本体12 2aの中へ押し込むから、径方向通路216とシール214は環状溝140aよ り内側になる。この位置でピストン202は制御弁200を閉じる。
ブレーキアクチュエータが第7図に示すように第2の条件(第2スプリング室部 分63、第1常用室部分26とも加圧)にある時、ピストン202は内側の径方 向突起138aと当接し、その結果内室206はアクチュエータ杆56aの中央 内孔68aと連通ずる。内室206は金属ダイアフラム220の中央孔222を 通じて第1常用室部分26へ開いている。
金属ダイアフラム220と小柱224は前述した浮動ピストン152と実質的に 同じ機能を行う。ブレーキアクチュエータ10が第9図に示すように第3の条件 にある時(第2スプリング室部分63減圧、第1常用室部分26加圧)、金属ダ イアフラム220はこれに係る圧力差で小柱224の方へ変形し、リップ228 と係合する。金属ダイアフラム220の中央孔222は小柱内孔226と一致す るから、この位置における孔222を通る流れは大いに減少する。金属ダイアフ ラム220のバネ定数は大きいから、第1常用室部分26内で約35psig以 上の圧力差がダイアフラム220を変形させて小柱224と接触させる。
主ピストン134又は134aの運動を拘束する手段の変形例が第10図に示さ れている。第1、第2実施例の径内力へ向いた突起138又は138aはスナッ プリング300に代えられている。スナップリング300は環状溝140bの環 状スナップリング溝302内に受け入れられて、その溝302から主ピストン1 34bの端壁146bに当接するのに十分な距離だけ径内力へ突出している。主 ピストン134bがスナップリング300に当接すると、内室144bは径方向 通路166bを通じて環状溝140bと連通する。環状溝304はその最上縁部 で制御弁本体122bの外側を取り巻いている。環状溝140bは、そこから環 状溝304へ通じている多数の軸方向通路306を経てアクチュエータ杆56b の中央内孔68bへ常時流体連通している。
好適に、弁本体122、反動板66、主ピストン134.202、及び浮動ピス トン152はプラスチック製とする。
以上の開示の範囲内において合理的な変形及び修正が請求の範囲に規定する本発 明の趣旨を逸脱することなく可能である。例えば本発明は上述した可撓性プラグ (空気抜き)100に限定されるものではなく、第1スプリング室部分62から 大気へ空気を通すが、動作環境から第1スプリング室への空気の流れを遮断する その他の手段、例えばフラップ弁などを設けることもできる。
同様に、上述の制御弁120,200の代わりにアクチュエータ杆56が後退位 置にある時それを通じる空気流を阻止する変形手段を設けることができる。例え ば、アクチュエータ杆56が後退している時ヘッド48の端部に対しシールする ようにアクチュエータ杆56を作ることができるし、或いはアクチュエータ杆5 6の遠端55にケージング工具70のヘッド部分72を受け入れる狭い径の受け 入れ体を形成し、それによりヘッド部分72がアクチュエータ杆56を有効にシ ールするようにすることができる。本発明は例示の目的でのみダイアフラム形の スプリングブレーキアクチュエータに関して説明してきたが、本発明はピストン 形ブレーキアクチュエータにも同じく適用し得るであろう。
2り 補正書の写(翻訳文)提出書 (特許法第184条の7第1項)(至) 平成6年12月19日

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.内部空間をもつ常用ブレーキハウジングと、これに直列をなして内部空間を もつスプリングブレーキハウジングと、 常用ブレーキハウジング内に配置され、その内部空間を第1常用ブレーキ室と第 2常用ブレーキ室とに分ける第1の可動シール部材と、 スプリングブレーキハウジング内に配置され、その内部を第1スプリングブレー キ室と第2スプリングブレーキ室とに分ける第2の可動シール部材と、第1スプ リングブレーキ室内でスプリングブレーキハウジングと第2シール部材との間に 配置され、第2シール部材を常用ブレーキハウジングの方へ強圧する強力スプリ ングと、 遠端と近端を有し、近端が第2シール部材を貫いて延び.それと共に伸長位置と 後退位置の間を往復運動し、遠端が第1常用ブレーキ室内に配置されている中空 アクチュエータ杆とから成る車両用ブレーキアクチュエータにおいて、 アクチュエータ杆がその近端と遠端で開いていて、第1スプリングブレーキ室が 第1常用ブレーキ室にアクチュエータ杆を通じて流体連通するアクチュエータ杆 と、アクチュエータ杆を通じる流体の流れを制御するためアクチュエータ杆に取 付けられ、第1スプリングブレーキ室を第1常用ブレーキ室に開通させる開放モ ードと、第1スプリングブレーキ室と第1常用ブレーキ室の間の流体の流れを閉 じる閉鎖モードとをもつ制御弁と、アクチュエータ杆が後退位置にある時制御弁 を閉鎖モードにし、アクチュエータ杆が後退位置から伸長位置へ動いたら制御弁 を開放モードにするため制御弁に機能的に連結した弁アクチュエータとから成り 、これにより流体はアクチュエータ杆が伸長位置の方へ動くと第1常用ブレーキ 室から第1スプリングブレーキ室へ送り出されるようにした改良。
  2. 2.スプリングブレーキハウジングがさらに、大気に曝されている外表面、第1 スプリングブレーキ室に曝されている内表面及びそれらを通じる孔をもつ壁と、 この壁に孔の所で取付けられ、第1スプリングブレーキ室から大気への流体の流 れを前記第1スプリングブレーキ室内の流体圧が所定の値を越えた時だけ許容す る一方向逆止弁と を有する請求の範囲1に記載のブレーキアクチュエータ。
  3. 3.逆止弁が、孔の中に配置された軸部と、この軸部の上にあって孔より大きく スプリングブレーキハウジングの外にあるヘッドとを有するプラグと、このプラ グに結合し第1スプリングブレーキ室内の流体圧が所定の値よリ小さい時ヘッド を外表面にシール係合させるよう強圧する強圧手段とから成る請求の範囲2に記 載のブレーキアクチュエータ。
  4. 4.軸部が第1スプリングブレーキ室内に延びていて、強圧手段がこの軸部から スプリングブレーキハウジングの内表面に向けて延び変形しながら当接する少な くとも1つの可撓性突起から成り、突起の変形がプラグのヘッドをスプリングブ レーキハウジングにシール係合させるように押圧する請求の範囲3に記載のブレ ーキアクチュエータ。
  5. 5.所定の圧が2psigである請求の範囲3に記載のブレーキアクチュエータ 。
  6. 6.ヘッドがスプリングブレーキハウジングと接触してシールを形成する環状リ ングを有する請求の範囲3に記載のブレーキアクチュエータ。
  7. 7.制御弁がアクチュエータ杆の遠端内に取付けられている請求の範囲1に記載 のブレーキアクチュエータ。
  8. 8.さらにアクチュエータ杆の中へその近端を通じて延びるゲージング工具を有 し、弁アクチュエータは、アクチュエータ杆が後退位置にある時制御弁の部分と 係合するようにしたゲージング工具の端部から成る請求の範囲7に記載のブレー キアクチュエータ。
  9. 9.請求の範囲1による空気作動式ブレーキであって、制御弁が、 アクチュエータ杆の遠端内に配置されてその中にピストン室を有し、ピストン室 が開放第1端と開放第2端を有する筒状本体と、 ピストン室の中に往復運動するように配置され、ピストン室の第1端がピストン 室の第2端に連通する開放位置と、ピストンがピストン室の第1端とピストン室 の第2端の間の連通を阻止する閉鎖位置とを有し、これら開放及び閉鎖位置はそ れぞれ開放及び閉鎖モードに相当する主ピストンと から成る空気作動式ブレーキ。
  10. 10.さらに、主ピストンをその開放位置の方ヘ押圧するスプリングを有し、 主ピストンは開放遠端及び閉鎖近端と同軸の内孔を有し、遠端はピストン室の第 1端の方へ向き、少なくとも1個の径方向通路が内孔から主ピストン本体を通じ て径外方へ出口開口まで延び、出口開口は開放位置にあるピストン室の外側で、 閉鎖位置にあるピストン室の内側にあり、 弁アクチュエータがピストン室の中へその第2端を通じて延び、アクチュエータ 杆が後退位置にあるとき閉鎖位置にある主ピストンを保持し、 これによりピストン室第1端は、ピストン内孔と開放位置にある時だけの少なく とも1個の径方向通路とを通じてピストン室第2端に連通する請求の範囲9に記 載のブレーキアクチュエータ。
  11. 11.主ピストンが内孔の遠端にシールリップを有し、さらに過圧停止弁から成 り、この停止弁が ピストン室内を開放位置と後退位置の間で可動なシール素子と、 シール素子を開放位置の方へ押圧するスプリングとから成り、 これによりシール素子がシールリップと当接して後退位置にある内孔を通じる流 れを制限し、シール素子は開放位置のシールリップから隔てられるようにした請 求の範囲10に記載のブレーキアクチュエータ。
  12. 12.シール素子が浮動ピストンから成り、スプリングが浮動ピストンと内孔の 閉鎖近端の間に取付けられ、シールリップが環状肩から成る請求の範囲11に記 載のブレーキアクチュエータ。
  13. 13.浮動ピストンがそれを貫通する小さい軸孔を有する請求の範囲12に記載 のブレーキアクチュエータ。
  14. 14.内孔の中に近端から同軸に小柱が延び、シール素子がそれを貫通する流孔 をもつスプリング金属ダイアフラムから成り、ダイアフラムの休止形状において はダイアフラムの流孔が小柱から離れ、ダイアフラムにかかる所定の圧の下で変 形可能であり、そこでダイアフラムが小柱と接触するからダイアフラム流孔を通 じる流体の流れが小柱により遮断される請求の範囲12に記載のブレーキアクチ ュエータ。
  15. 15.アクチュエータ杆がその遠端に外表面を有し、少なくとも1つの溝がアク チュエータ杆遠端の開口からその径方向縁部へ径外方へ延び、そして 第1常用ブレーキ室が加圧空気源に接続できるようにしたエアポートと、常用ブ レーキハウジング内にエアポートから少なくとも1つの溝に至るチャネルとを有 し、これによりアクチュエータ杆の遠端の開口は第1可動部材がアクチュエータ 杆の遠端の開口とエアポートの間でスプリングブレーキハウジングの部分と接触 するときエアポートと連通したままである請求の範囲1に記載のブレーキアクチ ュエータ。
  16. 16.各々内部空間を有する常用ブレーキアクチュエータハウジング及びスプリ ングブレーキアクチュエータハウジングと、 スプリングブレーキアクチュエータハウジング内に配置され、内部空間を第1ス プリングブレーキアクチュエータ室と第2スプリングアクチュエータ室とに分割 する第1可動シールと、 常用ブレーキアクチュエータハウジング内に配置され、内部空間を第1常用ブレ ーキアクチュエータ室と第2常用ブレーキアクチュエータ室とに分割する第2可 動シールと、 第1可動シールに機能的に連結され、それと共に第1位置(アクチュエータ杆が 本質的にスプリングブレーキアクチュエータハウジングの内部空間の中にある) と第2位置(アクチュエータ杆常用ブレーキアクチュエータハウジングの内部空 間の中に延びている)の間を往復運動できるアクチュエータ杆とから成る車両用 のブレーキアクチュエータにおいて、 アクチュエータ杆がそれを通じて延びる通路を有し、第1スプリングブレーキア クチュエータ室がアクチュエータ杆を通じて第2スプリングブレーキアクチュエ ータ室に連通し、 アクチュエータ杆が第1位置から第2位置の方へ動く時だけアクチュエータ杆通 路を通る流体の流れを設定するようにしたアクチュエータ杆通路内の第1弁とか ら成る改良。
  17. 17.第1可動シールがダイアフラムから成る請求の範囲16に記載のブレーキ アクチュエータ。
  18. 18.第1弁の開放モードでは弁が通路を通じる流体の流れを許容し、閉鎖モー ドでは弁が通路を通じる流体の流れを禁止し、そしてアクチュエータ杆が第1位 置にある時弁を閉鎖モードにし、アクチュエータ杆が第1位置から離れた時弁を 開放モードにするための制御手段を有する請求の範囲17に記載のプレアクチュ エータ。
  19. 19.制御手段が第1弁内の弁内孔を画成する内孔壁と、弁内孔内を滑動できる ピストンと、ピストンを通じるチャネルと、スプリングブレーキハウジングに結 合された当接表面とから成り、アクチュエータ杆が第1位置にある時当接表面が ピストンと当接しピストンを弁内孔から内方へ押して内孔壁がキャビティを遮断 する請求の範囲18に記載のブレーキアクチュエータ。
  20. 20.さらに第1スプリングブレーキ室でスプリングブレーキアクチュエータハ ウジングを通じる孔と、この孔にある一方向逆止弁とから成り、この逆止弁が第 1スプリングブレーキ室からの流体の流出を許容し、孔を通じる第1スプリング ブレーキ室への流体の流入を阻止する請求の範囲19に記載のブレーキアクチュ エータ。
  21. 21.さらに第1スプリングブレーキ室でスプリングブレーキアクチュエータハ ウジングを通じる孔と、この孔における逆止弁とから成り、この逆止弁が第1ス プリングブレーキ室からの流体の流出を許容し、この孔を通る第1スプリングブ レーキ室への流体の流入を阻止する請求の範囲16に記載のブレーキアクチュエ ータ。
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